JPS62297080A - マスタスレ−ブマニピユレ−タ - Google Patents

マスタスレ−ブマニピユレ−タ

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JPS62297080A
JPS62297080A JP13602086A JP13602086A JPS62297080A JP S62297080 A JPS62297080 A JP S62297080A JP 13602086 A JP13602086 A JP 13602086A JP 13602086 A JP13602086 A JP 13602086A JP S62297080 A JPS62297080 A JP S62297080A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、種々の工業分野で遠隔操作を行なうために用
いられるマニピュレータに関し、特にマスタアームとス
レーブアームとの間に力感覚の伝達機能を備えたパイラ
テラル制御方式のマスタスレーブマニピュレータに関す
る。
[従来の技術] 従来のパイラテラル制御方式のマスタスレーブマニピュ
レータとしては、第13図に示す3つの方式、すなわち
(A)の対称形、(B)の力逆送形、及び(C)の力帰
還形が知られている(中野栄二著「ロボット工学入門」
 〈発行者:オーム社1発行1]:閉和58年9月10
日〉第74〜7B頁参照)。
なお、第13図においてMはマスタアームの関節軸、S
はスレーブアームの関節軸を示す。
まず、第13図(A)の対称形は、マスク側及びスレー
ブ側の位置検出器lにより得られた各軸の角度位m61
.02の偏差θ1−02をそれぞれの側の化21211
m器2に導き、スレーブ側にはO2を01に一致させる
向きにトルクを与え、マスク側には、01が02よりも
進んでいるとき、Olを抑えて02がOlに一致するよ
うにその偏差に比例したトルクをマスク側に発生させる
ものであり、特別なトルク検出装置などが不要なため、
最も簡便な方式である。
しかし、この対称形は、比較的小型で摩擦も小さいマニ
ピュレータでなければ、偏差を正確に取り出すことがで
きないため1重負荷用のマニピュレータには向いていな
いという問題がある。
次に、第13図(B)の力逆送形は、マスク側とスレー
ブ側の軸位置の偏差o1−o2をスレーブ側の位置調節
器2に導くと共に、スレーブ側に加わる力をトルク検出
層3で検出し、トルク伝達器4を介してマスク側に伝達
する方式であり、大型のマニピュレータにもそのまま適
用することができる。
しかしながら、この形式では、例えば動作開始時やクイ
ック動作時にスレーブの慣性力が直接的りこ玲出雪台で
マスク411じ債1情14プlスト島 ス17−ブ側の
重付が大きい場合は特にマスク側の操作が改くてやりに
くいという欠点がある。
この欠点をなくしたのが第13図(C)の力帰還形であ
り、これは、マスク側とスレーブ側のそれぞれのトルク
をトルク検出器3で検出し、両方のトルクの偏差Tl−
T2をトルク調節器5を介して小さくする向きにマスク
側に加えるようにしている。従って、例えば動作開始時
には、スレーブ側と同時にマスク側にもマスクの重量に
応じた慣性力が働き、これによってスレーブ側の慣性力
がキャンセルされることになり、操作がし易くなってい
る。
以ヒのように、従来の技術によれば、力感覚の伝達機能
を有するマスタスレーブマニピュレータの制御は、マニ
ピュレータの大きさや伝達系の長さ等に応じて上記の方
式から選定されるが、力感覚の伝達という点で、第13
図(C)の力帰還形が最も好ましいものとされている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、」二足のような従来のマスタスレ−ブマ
ニビュレータにあっては、第13図(C)の力帰還形に
おいても、マスクとスレーブの各関節軸は対応して位置
すると共に同期連動をなすものであり、スレーブ側のあ
る軸で検出された力(信号)は、対応するマスク側の軸
に一定の比率で伝達されるようになっている。従って、
スレーブ側に加えられる外力や外乱なとは全て、そのま
まマスク側に作用する。このため、例えばマニピュレー
タの動作中スレーブアームが予期しない衝撃力等を受け
ると、それがマスク側に及んで操作者に不快な操作感と
なって伝わるという問題があり。
また、スレーブ7−ムに障害物等を迅速に回避したり精
密部品を挿入したりする等の高度な動作を行なわせたい
場合、マスク側からの微動作にわたる指示でそれらの動
作を実現することは非常に困難であった。
[問題点を解決するための手段] 第1の発明によれば、マスタアームとスレーブアームと
の間に力感覚の伝達機能を有するマスタスレーブマニピ
ュレータにおいて、前記マスタアーム及びスレーブアー
ムの各々に加えられる力を検出する力検出器と、該力検
出器により検出された力を入力とし、該入力に応じた前
記マスタアーム及びスレーブアームの変位を出力とする
ように予め定めた仮想力学モデルに従って演算する仮想
力学モデル演算部と、前記仮想力学モデル演算部からの
出力を指令値として前記マスタアーム及びスレーブアー
ムを制御するサーボ制御系とを備えたマスタスレーブマ
ニピュレータが提供される。
また、第2の発明によれば、マスタアームとスレーブア
ームとの間に力感覚の伝達機能を有するマスタスレーブ
マニピュレータにおいて、前記マスタアーム及びスレー
ブアームの各々に加えられる力を検出する力検出器と、
前記マスタアームに加えられた力及び前記スレーブアー
ムに加えられた力を入力とし、該入力に応じた前記マス
タアームの変位を出力とするように予め定めたマスク仮
想力学モデルに従って演算するマスク仮想力学モデル演
算部と、前記スレーブアームに加えられた力及び前記マ
スタ仮想力学モデル演算部からの変位を入力とし、該入
力に応じた前記スレーブアームの変位を出力とするよう
に予め定めたスレーブ仮想力学モデルに従って演算する
スレーブ仮想力学モデル演算部と、前記スレーブアーム
に加えられた力及び前記スレーブ仮想力学モデル演算部
からの出力を指令値として前記マスタアーム及びスレー
ブアームを制御するサーボ制御系とを備えたマスタスレ
ーブマニピュレータが提供される。
更に、第3の発明によれば、マスタアームとスレーブア
ームとの間に力感覚の伝達機能を有するマスタスレーブ
マニピュレータにおいて、前記マスタアーム及びスレー
ブ7−ムの各々に加えられる力を検出する力検出器と、
該力検出器により検出された力を入力とし、該人力に応
じた前記マスタアーム及びスレーブアームの位置、速度
及び加速度を出力とするように予め定めた仮想力学モデ
ルに従って演算する仮想力学モデル演算部と、前記マス
タアーム及びスレーブアームの各々の位mを検出する位
置検出器と、前記マスタアーム及び器と、前記仮想力学
モデル演算部、前記位ご検出器及び前記速度検出器から
の出力に基づいて前記マスタアーム及びスレーブアーム
を制御するサーボ制御系とを備えたマスタスレーブマニ
ピュレータが提供される。
[作用] 上記第1、第2及び第3の発明において、マスタアーム
に加えられた力は力検出器によって検出され、仮想力学
モデル演算部に入力される。この仮想力学モデル演算部
には、マスタアームからスレーブアームへの位置及び力
の伝達特性を予め格納しておき、その特性に従って入力
に応じた位置出力を演算し、変位としてスレーブアーム
のサーボ制御系に与える。また、スレーブアームに加え
られた力も力検出器によって検出され、仮想力学モデル
演算部に入力されることでマスタアーム側に伝達される
[実施例] 以下、図面に基づいて説明する。
:t’、 l Iヅ1−)−1−巻1羅l小IL+1暉
^ルモ+17プ訊六 IJにおいて、11はマスタアー
ムM及びスレーブアームSの各々の軸位置θs、Oe、
を検出する位置検出器、12はマスタアーム及びスレー
ブアームの各々に加えられた力をトルクTM 、 ”r
Sとして検出する力検出器、13は後述の仮想力学モデ
ルに基づいて演算する仮想力学モデル演算部、14はマ
スタアーム及びスレーブアームを制御するサーボ制御系
である。なお、位置検出器としては、例えばエンコーダ
が用いられ、力検出器としては例えばストレンゲージが
用いられる。
仮想力学モデル演算部13には、マスク及びスレーブの
力検出器12により検出された力TM。
Tsが入力され、それらの入力に応じたマスク及びスレ
ーブの各アームの変位Xs、Xsが出力される。そして
、各変位信号XM、XSは、それぞれ対応する位置検出
器11からの出力OM+θ。
と共にサーボ制御系14に入力され、各サーボ制御系1
4では、これらの入力xHとOH,x5とO5に基づい
てマスタアーム及びスレーブアームをそれぞれ駆動する
信号を出力する。
サーボ制御系14は、マスク及びスレーブの先端の連動
が仮想力学モデルに追従するように制御するための手段
であり、例えば後述の(13)式で表わされる演算を行
なうように構成される。また、仮想力学モデル演算部1
3からサーボ制御系14への指令は、各アームを移動さ
せる位こないし変位XM、XSだけでなく、必要に応じ
て速度や加速度をも含み、各アームが仮想力学モデル演
算部13からの指令に遅れることなく追従するようにサ
ーボ制御系14が構成される。
ここで、本発明における仮想力学モデルとサーボ制御系
14の構成例について説明する。
まず、マスタアームを追従させる仮想力学モデルとして
、 Mv  iv  +Dv  iv  +Kv XV =
 fM+ fs  (1)を考える。但し、 Mv:仮想質量 DV:仮想粘性定数 Kv:仮想弾性定数 xv:作業座標系で表わされた仮想力学モデルの位置 fM:操作者がマスタアームに加えた力fs ニスレー
プアームに加えられた力また、スレーブアームに偏差を
生じさせる内部モデルとして。
M、Δi+DHΔ*+に、Δx=f5   (2)を考
える。但し、 Ml :仮想質量 DN =仮想粘性定数 Ki :仮想弾性定数 ΔX =X HX v これら2式を整理して、マスクおよびスレーブの仮想力
学モデルは、 と表わされる。但し、 I 2nは2nX2nの単位行列であり、一方、マニピ
ュレータの遅動方程式は、一般にτ=M(θ)g+f(
θ、白)+τF(4)と表わされる。但し、 τは関節駆動トルク、 θは関節座標で表わした角度、 M(θ)は慣性行列、 f(θ、白)はコリオリカ及び慣性力、τFはマニピュ
レータが受ける重力等を表わす。
一方、作業座標系のXと関節座標系の8との関係は、一
般に非線形な関数 x=T (θ) で表わされ、これを時間tについて奈分すると、i=J
白               (5)i=j白+J
υ           (8)となる、ここで、Jは で定義されるnXn行列で、ヤコビ行列と呼ばれる0通
常、ロボットの作業空間内ではヤコビ行列の逆行列J−
1が存在するから、 (5)、 (8)式はそれぞれ 白=J−1ic                  
 (7)υ=J−1(i−j合)(8) と変形できる。従って1作業座標系でのマニピュレータ
の軌道の加速度kが与えられれば、そのときの関節座標
θとその速度白を用いて関節座標での望ましい加速度O
を計算することができる。そして、この望ましい加速度
Oが関節で発生するような入力トルクτは、マニピュレ
ータの動特性を表わす式(4)を用いて計算できる。
かくして、マニピュレータを作業座標系で制御すること
は1作業座標系での加速度兄を求めることになり、これ
は なるシステムへの入力Uを求める問題と考えることがで
きる。これをマスクとスレーブに拡張し、それぞれを添
え字m、sで表わすと、 を得る。但し、 次に、式(3)で表わされる仮想力学モデルにおけるマ
ニピュレータの軌道(位置)xviと実際の軌道(位1
1)xmsとの誤差を e = x:vi −xms            
(11)とすれば、 (3)および(lO)式から但し
、 u@ = u@5−ivi = ums−(K1 xvi+に2 交vi+Guvi
)と表わされる誤差システムが得られる。
前述のサーボ制御系14は、この誤差システムを安定化
させるueを生ずるようにWI&される。
そのようなueは、例えば次式で与えられる。
第2図は、上記の(3)式で表わされる仮想力学モデル
の演算部13と、(13)式で表わされるUeを生ずる
サーボ制御系14と、(lO)式のuwasを入力とす
る線形化されたマスタスレーブアームM。
Sとで構成されるシステムのブロック線図である。
次に、第3図は第1の発明の構成例を示す図である。こ
れは、第1図の基本構成において、仮想力学モデル演算
部13からマスク、スレーブ各々のサーボ制御系14へ
の変位指令Xを同一(x=xH=xs)  としたもの
である。
第3図のマスタスレーブマニピュレータにおいて、マス
タアームM及びスレーブアームSは、例えば第8図に示
すような垂直多関節型ロボットで構成され、各関節はサ
ーボモータによって駆動される。また、各関節の角度位
置oM、os及び角速度OM+Osがそれぞれ位置検出
器Mll、 Sll及び速度検出器M21.321によ
って検出される一方、マスタアームM及びスレーブアー
ムSの各先端部に取り付けられた力検出器M12,51
2により各アームM、Sに加えられた力が検出されるよ
うになっている。
各力検出器M12、S12からの出力は、アーム先端の
座標系(例えば第8図のxw、yw、2w)で表現され
た値であるため、これを力座標変換演算部M15.51
5によりマニピュレータの基準直交座標系(例えば第8
図のXo、yo、zo)に変換して、仮想力学モデル演
算部13に入力するようにしている。
仮想力学モデル演算部13では、これらの変換された外
力fM+fsの値を入力とし、マスタアームM及びスレ
ーブアームSの先端が移動すべき軌道Xをマニピュレー
タの基準直交座標系で表現された値で出力する。
その出力Xは1位置座標変換演算部16により各関節の
角度0に変換されてマスク及びスレーブのサーボ制御系
M14. Si2に与えられる。
サーボ制御系M14. S14は、それぞれ、位置座標
変換演算部16からの角度信号θと位置検出器Mll、
 Sllからの角度フィードバック信号θ閾。
O5との偏差θ−θM+0 05を求める減算器Ml?
、S17と、その角度偏差を入力する位置制御補償器M
18.318と、位置制御補償器M18.818からの
出力を増幅して各アームの7クチユエータに供給するサ
ーボアンプM19.319とで構成されるが、ここでは
更に、速度検出器M21.321からの角速度フィード
バック信号OM*f)sが位置制御補償器M18.31
8に入力されるようになっている。なお、速度検出器と
しては、例えばタコジェネレータが用いられる。
第4図は、仮想力学モデル演算部13における仮想力学
モデルの一例を示す、この仮想力学モデルは、仮想質量
Mと仮想粘性りと仮想弾性定数にとで構成され、外力Δ
fが加えられたときの変位をXとすれば1次式で表わさ
れる。
M x + D 交+ K x =Δf       
(14)これは、変位Xが入力Δfに対する質量M、ダ
ンパ定数り及びバネ定数Kから成る機械系の出力として
生成されることを意味する。
ここで。
Δf = fM+ fs              
(15)とすれば前掲の(1)式と同様になり、第3図
の仮想力学モデル演算部13への入力f M * f 
Sに応じて、マスタアームM及びスレーブアームSの先
端が移動すべき軌道(位11) Xが出力される。
第4図に示された仮想力学モデルによる仮想力学モデル
演算部13は、上記(14)式を次のように変形するこ
とにより、第5図のブロック線図で示すように構成され
る。
すなわち、入力Δfはマスタアームに加えられた力fM
とスレーブアームに加えられた力fsとの和であり、こ
れに粘性抵抗によるフィードバラ位Xが演算される。な
お、仮想力学モデル演算部13からの出力は、上記仮想
力学モデルの出力Xにアームの初期位21xoを加えた
ものである。
次に、第6図は仮想力学モデルの別の例を示す。
この仮想力学モデルは、仮想質量Mと仮想粘性りとで構
成されるもので、外力Δfが加えられたときの変位をX
とすれば、次式で表わされる。
M ’i + D M =Δf=fx+fs    (
17)すなわち 従って、この場合の仮想力学モデル演算部13は、第7
図のブロック線図で示すように構成される。
このような第1の発明に係るマスタスレーブマニピュレ
ータによれば、マスタアームからスレーブアームへの力
の伝達特性等を予め格納した仮想力学モデル演算部から
各アームの望ましい変位を与えるようにしたので、マス
クとスレーブ間にフレキシビリティを持たせ、例えば不
測の衝撃力を受けた場合等には、その力を両アームに吸
収させることができる。また、スレーブ側の力検出信号
を仮想力学モデルの入力としたことにより、スレーブ側
の受けた力をマスク側に合理的に伝達することができ、
各アームの無理な動作をなくして操作性を向上させるこ
とができる。
次に、第9図は第2の発明の構成例を示す、これは、第
1図の基本構成において仮想力学モデル>すhN1!l
u464− −−fm−p−h ITIMノr; il
 −h 8 工+? 11゜演算部M13とスレーブア
ーム用の仮想力学モデル演算部513とで構成し、マス
タアーム用の仮想力学モデル演算部M13には、マスタ
アームMに加えられた力及びスレーブアームSに加えら
れた力を入力し、スレーブアーム用の仮想力学モデル演
算部313には、スレーブアームSに加えられた力とマ
スタアーム用の仮想力学モデル演算部M13で演算され
た変位とを入力するようにしたものであり、マスク及び
スレーブの仮想力学モデル演算部M13及び513では
、それぞれ変換されて入力された力の値fMsfsに応
じて、マスタアームM、スレーブアームSの先端が移動
すべき軌道XM、Xsをマニピュレータの基準直交座標
系で表現された値で出力する。そして、各出力xH1x
5は、それぞれ対応する位置座標変換演算部M18.5
18により各関節の角度ON、O3に変換され、マスク
及びスレーブのサーボ制御系M14.514に与えられ
る。
なお、サーボ制御系M14.314を含む他の構成は、
第3図に示されたマスタスレーブマニピュレータと同様
である。
第10図は、第9図に示された仮想力学モデル演算fi
M13及びS13の構成を示すブロック線図である。こ
の場合、マスタアーム用の仮想力学モデルは、仮想質量
MMと仮想粘性DMと仮想弾性定数KMとで構成され、
第5図と同様に Ms xIII+Dp4 交m +KMXm=Δf= 
fM+ fs               (19)
すなわち と表わされ、マスク仮想力学モデル演算部M13への入
力fs+fsに応じて、マスタアームMの先端が移動す
べき軌道xM=xm+xMoが出力される。
一方、スレーブアーム用の仮想力学モデルは、スレーブ
アームSに偏差を生じさせる内部モデルを示す前掲の(
2)式より MsΔx+DsΔ”x+KsAx= fH(21)但し
Ms :仮想質量 Ds :仮想粘性定数 Ks:仮想弾性定数 Δx=xn−x、。
で表わされる。そして、スレーブ仮想力学モデノい演算
部513では、入力fsに応じて上記内部モデルの出力
ΔXが演算され、マスタアームMの先端が移動すべき軌
道Xs =X11 +XSOが出力される。
このような第2の発明に係るマスタスレーブマニピュレ
ータによれば、マスク及びスレーブの各アームに別個の
動作特性を与えることで1例えばスレーブアームが何ら
かの障害物に触れたとき。
マスタアームではマニュアル操作を!I続していても、
スレーブアームはその障害物を回避しながらマスタアー
ムに追従するように動作を修正することができる。また
、スレーブが検出した力に従ってマスクとスレーブの間
に選択的に偏差を生じさせる内部モデルを付加したこと
により、スレーブにコンプライアンス機能を持たせて、
スレーブが衝撃力等を受けた際に操作者に不快な操作感
が伝わるのを阻止すると共に、マスク何で指示しきれな
い高度な作業を、作業対象から受ける反力を利用しなが
ら容易に行なえるようにしている。
次に、第11図は第3の発明の構成例を示す。
これは、第1図の基本構成における仮想力学モデル演算
部13からの出力として、変位Xだけでなく速度士と加
速度蔓も生じさせるようにしたものであり、仮想力学モ
デル演算部13では、それぞれ変換されて入力された力
fM、fSに応じて、マスタアームMとスレーブアーム
Sの先端が移動すべき軌道Xのほか、速度k及び加速度
薫をマニピュレータの基準直交座標系で表現された値で
出力する。そして、これらの出力は、マスクとスレーブ
の各アームM、Sを移動させる位置、速度及び加速度の
データXM、iM、;iM、Xs、i5 。
isとして、サーボ制御系M14. S14の位ご制御
補償器M18.518に与えられる。また、位置制御補
償器M18. S18には、位置検出器Mll、 Sl
l及び速度検出器M21.321の出力OM、θS及び
OM+Osも入力きれる。
il1図に示されたマスク及びスレーブの位置制御補償
器M18.318は、位を検出器Mll、 311と速
度検出器M’l、S21の出力をそれぞれ各アーム先端
の座標系でのデータXfs、x(、とXfM。
交fsに変換する位置座標変換病B部M31.531と
速度座標変換演算部M32. S32とを備えている。
位置座標変換演算部M31. S31からの位はデータ
X fM* X fsは、引算器M33. S33によ
り、仮想力学モデル演算部13からの位置入力X M 
+ X Sから引算され、両者の偏差が伝達関数要素M
34゜S34に入力される。この伝達関数要素M34.
334は、a分補償の機能を有する。
速度座標変換演算部M32. S32からの速度データ
ンfMt 畏fsも同様に、引算器M35. S35に
より仮想力学モデル演算部13からの速度入力XM+交
Sから引算され、両者の偏差が伝達関数要素M3B、 
3311に入力される。
上記仮想力学モデル演算部13からの加速度入力X M
 + X Sと、伝達関数要素M34.334及びM2
O,53Bからの偏差データは、加算塁M3?、 33
?。
により加算され、それらの和が各アームに対する加速度
指令にとなるが、これは基準直交座標系の値で表わされ
ているため、加速度座標変換演算部M38.338によ
り各関節の角加速度6に変換されて非線形補償演算部M
39.339に入力される。
非線形補償演算部M39. S39では、前掲の(0式
に含まれる重力、慣性力、コリオリカ等の非線形要素の
補償演算を行ない、各関節軸のトルクτH1τSを出力
する。
第12図は、第11図に示された仮想力学モデル演算部
13の構成を示すブロック線図である。
これはf55図と同様であるが、出力として速度交と加
速度にも取り出されるようになっている。
このような第3の発明に係るマスタスレーブマニピュレ
ータによれば、仮想力学モデルの演算部から速度と加速
度の指令(iを取り出し1位置の指令とは別に補償する
ことで、例えばマスタアームのクイック動作や加減速動
作にスレーブアームを忠実に追従させることができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明は、マスタスレーブマニピュレー
タのアームが直面し得る種々の状態に対し望ましい動作
を決める仮想力学モデルを想定し、モデル追従形サーボ
制御系を用いて、各アームがその仮想力学モデルに追従
するように制御するものであり、仮想力学モデルへの入
力として、操作者によりマスクに加えられたカと、スレ
ーブが物に触れて検出した力とを与えることにより、全
体としてパイラテラルサーボ系を有するマスタスレーブ
マニピュレータを構成し、スレーブアームに衝撃吸収、
コンプライアンス機能及びフェールセーフ機能等を与え
る一方、マスク側では操作感を向上させるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本概念を示す図、 第2図は第1図のシステムの構成例を示すブロック線図
。 第3図は第1の発明の構成例を示す図、第4図は仮想力
学モデルの一例を示す図、第5図は第4図の仮想力学モ
デル演算を示すブロック線図、 i6図は仮想力学モデルの別の例を示す図、第7図は第
6図の仮想力学モデル演算を示すブロック線図、 第8図はマスタスレーブマニピュレータを構成する垂直
多関節型ロボットの例を示す図、第9図は第2の発明の
構成例を示す図、第1θ図は第9図の仮想力学モデル演
算部のブロック線図、 第11図は第3の発明の構成例を示す図、第12図は第
11図の仮想力学モデル演3I部のブロック線図。 第13図は従来のマスタスレーブマニピュレータの制御
方式を示す図である。 M−一一一マスタアーム、 5−−−−スレーブアーム、 11−−−一位置検出塁。 12−一−−力検出器、 13−−−一仮想力学モデル演算部、 14−−−−サーボ制御系、 15−一−−力座標変換演算部、 16−−−−位置座標変換演算部、 MlB、 318−−−一位置制御補償器、Ml!3.
519−−−−サーボアンプ、M21.521−−−一
速度検出器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マスタアームとスレーブアームとの間に力感覚の
    伝達機能を有するマスタスレーブマニピュレータにおい
    て、 前記マスタアーム及びスレーブアームの各々に加えられ
    る力を検出する力検出器と、 該力検出器により検出された力を入力とし、該入力に応
    じた前記マスタアーム及びスレーブアームの変位を出力
    とするように予め定めた仮想力学モデルに従って演算す
    る仮想力学モデル演算部と、該仮想力学モデル演算部か
    らの出力を指令値として前記マスタアーム及びスレーブ
    アームを制御するサーボ制御系と を備えたことを特徴とするマスタスレーブマニピュレー
    タ。
  2. (2)マスタアームとスレーブアームとの間に力感覚の
    伝達機能を有するマスタスレーブマニピュレータにおい
    て、 前記マスタアーム及びスレーブアームの各々に加えられ
    る力を検出する力検出器と、 前記マスタアームに加えられた力及び前記スレーブアー
    ムに加えられた力を入力とし、該入力に応じた前記マス
    タアームの変位を出力とするように予め定めたマスタ仮
    想力学モデルに従って演算するマスタ仮想力学モデル演
    算部と、 前記スレーブアームに加えられた力及び前記マスタ仮想
    力学モデル演算部からの変位を入力とし、該入力に応じ
    た前記スレーブアームの変位を出力とするように予め定
    めたスレーブ仮想力学モデルに従って演算するスレーブ
    仮想力学モデル演算部と、 前記マスタ仮想力学モデル演算部及び前記スレーブ仮想
    力学モデル演算部からの出力を指令値として前記マスタ
    アーム及びスレーブアームを制御するサーボ制御系と を備えたことを特徴とするマスタスレーブマニピュレー
    タ。
  3. (3)マスタアームとスレーブアームとの間に力感覚の
    伝達機能を有するマスタスレーブマニピュレータにおい
    て、 前記マスタアーム及びスレーブアームの各々に加えられ
    る力を検出する力検出器と、 該力検出器により検出された力を入力とし、該入力に応
    じた前記マスタアーム及びスレーブアームの位置、速度
    及び加速度を出力とするように予め定めた仮想力学モデ
    ルに従って演算する仮想力学モデル演算部と、 前記マスタアーム及びスレーブアームの各々の位置を検
    出する位置検出器と、 前記マスタアーム及びスレーブアームの各々の速度を検
    出する速度検出器と、 前記仮想力学モデル演算部、前記位置検出器及び前記速
    度検出器からの出力に基づいて前記マスタアーム及びス
    レーブアームを制御するサーボ制御系と を備えたことを特徴とするマスタスレーブマニピュレー
    タ。
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