JPS62296894A - コレステロ−ルエステルの製造法 - Google Patents

コレステロ−ルエステルの製造法

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JPS62296894A
JPS62296894A JP14230886A JP14230886A JPS62296894A JP S62296894 A JPS62296894 A JP S62296894A JP 14230886 A JP14230886 A JP 14230886A JP 14230886 A JP14230886 A JP 14230886A JP S62296894 A JPS62296894 A JP S62296894A
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JP
Japan
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cholesterol
lipase
enzyme
catalyst
acid
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Pending
Application number
JP14230886A
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English (en)
Inventor
Akira Koshiro
小城 暁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS62296894A publication Critical patent/JPS62296894A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) l明はコレステロールエステルの製造法に関する。
(従来の技術) コレステロールエステルは例えば化粧品の基剤、液晶等
に使用される化合物で、動物性油脂等の天然物から分離
可能であるが量が少ないという問題7αを有する。また
合成法ではコレステロールとカルボン酸クロライドの反
応(G、W、Gray+ J 。
CItem、 S oc、 * 1956.3733)
も知られているが、原料の合成、反応、精製等の多段階
操作及び反応に高温加熱が必要であるという欠点を有す
る。一方、コレステロールエステラーゼ酵素を用いる合
成法もあるが、一般にこの酵素は高価であるという欠点
を有する。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の口約は安価な触媒を用い、常温付近の低温で、
且つ1段階反応という簡単な工程によりコレステロール
エステルを高収率で得る方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明はコレステロールと脂肪酸のエステル化反応にお
いて、微生物由来のリパーゼ活性を有する酵素を触媒と
して使用することを特徴とするコレステロールエステル
の製造法に係る。
リパーゼ活性を有する酵素はトリグリセライドを段階的
にグリセリンと脂肪酸に加水分解する反応を接触する酵
素で、本発明のようなコレステロールのエステル化反応
を接触することについてはこれまで全く知られでいなか
った。本発明ではこのリパーゼ活性を有する酵素が通常
のコレステロールエステラーゼ酵素と同様の反応に使用
でき、しかもその際のエステルの収率が同等もしくはよ
り優れることを見い出した。
本発明において脂肪酸としては例えば炭素数2〜26の
飽和もしくは不飽和の脂肪族カルボン酸を挙げることが
でき、例えば酢酸、アクリル酸、メタクリル酸、プロピ
オン酸、エナント酸、ペラルゴン酸、ラワリン酸、バル
ミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、イソステアリ
ン酸、オレイン酸等を例示できる。
脂肪酸とコレステロールの反応割合は広い範囲から選択
できるが、通常はコレステロール1モルに対して脂肪酸
を約0.5〜2モル、好ましくは約0.9〜1.1モル
使用するのが良い。
本発明において触媒である微生物由来のリパーゼ活性を
有する酵素としでは例えば糸状菌、酵母、#l薗等から
の由来のもので、市販品としてはリパーゼ0F−360
(名糖産業9I)、リパーゼAY、F−AP、AP、Y
、P、GC,GT(以上、大野製薬製)等を挙げること
ができ、微生物由来でないすい臓リパーゼ等は不適当で
ある9尚、上記酵素は精製品であっても、或いは未精製
の微生物を含んだものであっても良い。触媒の使用量は
適宜決定すれば良いが、通常はコレステロールに対して
約1〜200時間%、好ましくは約20〜100重量%
用いるのが良い。
本発明の反応は有機溶媒系で行うことが好ましくtn−
ヘキサン、シクロヘキサン、インオクタン等の低極性溶
媒が好適で、また相分離しない程度の少量の水を共存さ
せることも好適である。更に本発明では使用する酵素を
種々の方法で固定化して用いろこともでき、この場合は
触媒の反復使用が可能で、また目的物の分離精製も容易
である。
その方法と宣7ては、例えば担体結合法、架橋法、包括
法及び、これらを複合して用いる複合法等があり、本発
明の有機溶媒系では、特に有機溶媒不溶の合成樹脂担体
で酵素を包括する方法が好ましい。更にセライト、シリ
カゾル等の担体に酵素を結合させた後、合成樹脂担体で
包括する事も任意である。合成!31脂としては各種の
ものを使用でき、例えばポリアクリルアミド、ポリウレ
タン、ポリビニルアルコール、光架橋性樹脂、感光性U
(脂等を例示できる。ポリウレタンを例にとると、ウレ
タンエマルジョン、ウレタンプレポリマー等ヲ用いる方
法、ウレタン7オームに付着させる方法等を挙げること
ができる。
反応温度は通常的20〜45℃、好適には約30〜40
℃であり、反応時間は固定化触媒を用いる場合は約1〜
200時間、好ましくは約1〜200時間程度であるが
、触媒を固定化しない場合は約10分〜50時間、好ま
しくは約5〜10時間程度である。
本発明において目的のコレステロールエステルは例えば
、シ濾過、晶析、再結晶、カラムクロマトグラフィー、
抽出等の方法に上り単離、精製することができ、特に固
定化触媒を使用した場合は、シ濾過の過程が省略でき、
他は上記と同様である。
(実 施 例) 以下に実施例を挙げる。反応混合物の分析は薄層クロマ
トグラフィーによった。プレートとしてメルク社製のキ
ーゼルデル60、展開液としてn −ヘキサン/エーテ
ル/酢酸=70/30/1  (容量比)ヲ用い、ステ
アリン酸、コレステロール、コレステリルステアンート
をF準として展開したところ、各々のRr値が0.27
〜0.31.0.12〜0.14.0.69〜0.75
のスポットを得た(5〜6回繰り返し)、尚、これらは
展開後、ヨウ素で発色させた。
また目的物の収率は高速液体クロマトグラフィー(ウォ
ーターズ社製)を使用して下記の条件により求めた。
使用7> ラムN0VA PAK C+s (ウォータ
ーズ社製)溶  媒  メタ/−ル/りaaホルム=7
/3(V/v) 流  量  1m1/分 検出器  示差屈折計 (昭和電工製、5E−51型) 実施例1 コレステロール0.38g及びステアリン酸0.28g
を水飽和シクロヘキサン15瞳1に溶かし、リパーゼO
F −360(Candida cylindrace
a由米) 0.1gを水由来2gに溶解し、セライト5
35(0,5g)に吸着した触媒酵素を加え、30°C
で160回/分で往復振とうしrこ。18時間後、上記
の方法で薄層クロマトグラフィーを行ったところ、Rr
値が0.13.0.30゜O,フ3のスポットを得、各
々コレステロール、ステアリン酸、フレステリルステア
レートの冬ポットと判定した。目的物の収率は94%で
あった。
実施例2 コレステロール0.19g及びステアリン酸0.14g
を水飽和イソオクタン10曽1に溶かし、リパーゼAY
(Candida cylindracea由゛米) 
0.1gを実施例1のリパーゼ0F−380の代りに用
い、同様の操作を行った0反応18時間後、実施例1と
同様のTi層クりマトグラフイーを行ったところ、[値
が0.12゜0.29.0.73のスポットを得、各々
コレステロール、ステアリン酸、コレステリルステアレ
ートと判定した。収率は94%であった。
実施例3 実施例2のリパーゼAYの代りにリパーゼP(P se
udomonas sp、由来)を用いた他は実施例2
と同様に行った。Rf値が0.14.0.31.0.7
4のスポットが得られ同様の判定を行った。収率は82
%であった。
実施例4 実施例2のリパーゼAYの代りにリパーゼAP(ASp
erHilus Sly、由来)を用いた他は実施例2
と同様に行った。Rr値がO6】2.0.28.0.6
9のスポットが得られ、同様の判定を行った。収率は7
9%であった。
実施例5 実施例2のリパーゼAYの代りにリパーゼF−A P 
(Rhizopus javanicus由米)を用い
た他由来施例2と同様に行った。Rr値が0.12.0
.27.0.70のスポットが得られ、同様の判定を行
った。
収率は37%であった。
比較例1 実施例2のリパーゼAYの代りにブタすい臓リパーゼ(
シグマ社製)を用いた他は実施例2と同様に行った。R
f値が0.14.0.31のスポットのみが得られ、エ
ステル合成は生起していないとfQ定された。
実施例6 実施例1のステアリン酸0.28gの代りにマルがリン
酸0.27.を用いた以外は同様に行った。Rf値デカ
013.0.29.0.70ノスホツ) 751得ラレ
、)LzXチロール、マル〃リン酸、コレステロルマル
がレートと判定された。収率は95%であった。
実施例7 実施例1のステアリン酸O,ZSgの代りにエナント酸
0.13gを用いた以外は同様に行った。[値が0.1
2.0.30%0.69のスポットが得られ、コレステ
ロール、エナント酸、コレステリルへブタ/エートと判
定された。収率は93%であった。
実施例8 実施例1の例ステアリン酸0.28g代りに酢酸O,O
Sgを用いた以外は同様に行った。Rf値が0.12.
0.54のスポットが得られ、コレステロール、コレス
テロールアセテートと?り定された。酢酸は揮発し、ス
ポットは得られなかった。収率は89%であった。
実施例9 リパーゼOF −360(0,Ig)を水0.2gに溶
解し、セライト535に吸着後、ウレタンプレポリマー
P U −3(東洋ゴム製)1gで包括固定化した触媒
酵素を泪いた池は実施例1と同様に行った。44時間反
応させた後、実施例1と同様の薄層クロマトグラフィー
を行ツタとコロ、Rr値デカ013.0.30.0.7
1のスポットが得られ、同様の判定を行った。
収率は9096であった。
実施例10 実施例9のP U −3の代りにPU−6(東洋ゴム製
)を用いた以外は同様に行ったところ、Rf値が0.1
3.0.30.0.70のスポットが得られ、同様の判
定を行った。収率は82%であった。
実施例11 リパーゼOF−360(0,1g)を水0.2gに溶解
して反応系へ供した池は実施例1と同様に行った。44
時間反応後、実施例1と同様の薄層クロマトグラフィー
を行ったところ、Rf値が0.12.0.29.0.7
0のスポットが得られ、同様の判定を行った。
収率は27%であった。
尚、上記で使用したPU−3及びPU−6は次のような
NCO末端プレポリマーである。
(a)PU−3 トリレンジイソシアネート(TDI)とポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンボリオールから得られたNC
O末端プレポリマーであり、ポリエーテルポリオールの
平均分子112529、ポリエーテルポリオール中のエ
チレングリコール含量は57%である。
(b)PU−6 ポリエーテルポリオールの平均分子量2627、エチレ
ングリフール含量91%の、池はPU−3と同様の親水
性のNCO末端プレポリマー。
(以 上)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コレステロールと脂肪酸のエステル化反応におい
    て、微生物由来のリパーゼ活性を有する酵素を触媒とし
    て使用することを特徴とするコレステロールエステルの
    製造法。
  2. (2)反応を有機溶媒系で行う特許請求の範囲第1項の
    製造法。
  3. (3)酵素を合成樹脂担体で固定化した特許請求の範囲
    第1項記載の製造法。
JP14230886A 1986-06-17 1986-06-17 コレステロ−ルエステルの製造法 Pending JPS62296894A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012219196A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Okamura Seiyu Kk 飽和脂肪酸ステロールエステル

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JPS61204197A (ja) * 1985-03-06 1986-09-10 Yoshikawa Seiyu Kk ステロ−ル脂肪酸エステルの製造方法
JPS6248391A (ja) * 1985-08-29 1987-03-03 Yoshikawa Seiyu Kk 脂肪酸エステル類の製造法
JPS62166895A (ja) * 1986-01-16 1987-07-23 Yoshikawa Seiyu Kk 脂肪酸エステル類の製造法

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