JPS62295716A - 車両の屋根上搭載型空調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の屋根上搭載型空調装置（こ係り、特に
客室長手方向にダクトを配置した構造のものに好適な車
両の屋根上搭載型空調装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の鉄道車両において、屋根上に搭載され客室長手方
向にダクトを配置し調和空気を供給する空調装置は、該
空調装置を車体長手方向中央部あるいは両端部に設置し
て前記ダクトに調和空気を供給し客室内へ送風する構成
となっている。（例えば、実公昭５２−６０９３号、実
公昭５３−４５６９号） 〔発明が解決しようとする問題点〕 前述の構成においては、空調装置下部にもダクとを形成
しており、該空調装置の車体長手方向端面あるいは一部
下面から前記ダクトに調和空気を供給するものとなって
いるが、該調和空気の送風方向とダクトにおける送風方
向とが急激な変化を伴う構成であり、調和空気の流れに
ついて十分な配慮がなされていない。したがって、ダク
ト全長に亘る均一な調和空気の送風が期待できず、客室
内の温度が不均一になる恐れがあった。

また、前述の構成において調和空気の均一な供給を達成
するには、空調袋５７下部のダクトを大型化して通路抵
抗を低減するか、あるいは、案内板等を設ける必要があ
る。ところが、前者においては該ダクト設置スペースを
確保するために客室内の天井部高さが低くなる恐れがあ
り、また、後者においてはダクト内に抵抗体を設けるこ
とになり不利である。

本発明の目的とするところは、客室天井面高さを確保し
、かつ、空調装置下部からも均一に調和空気が客室内へ
供給できる車両の屋根上搭載型空調装置を提供すること
にある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、空調装置本体からの調和空気の吐出方向を
該装置の斜め下方とし、かつ、主ダクトの空調装置本体
への接続端を該空調装置側方下部へ重なるよう（こ配置
し、さらに、該主ダクトの接続端部分の車体幅方向に接
続された分岐ダクトによって空調装置下部へ調和空気を
送風する構成としたことにより達成される。

〔作　　用〕

前述の空調装置において、調和空気は空調装置本体から
水平方向に対して所定の角度をなして下方へ送風され、
該調和空気の一部が車体幅方向に流れを変化させ、さら
に、該流れが車体長手方向に変化して独立ダクトに達す
ることになり、調和空気が独立ダクトに円滑に供給され
る。したがって、各ダクトを客室内側へ突出させて設け
ることな（調和空気を円滑に独立ダクトに供給でき、該
独立ダクトの調和空気吐出量な十分なものとすることが
できるため、客室内への調和空気の均一な供給が行なえ
る。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図によって
説明する。同図において、ｌは車両の屋根の部分に設置
された空調装置本体で、室内送風機２．室内熱交換器３
．室外送風８２４等（他の構成機器については図示およ
び説明を省略）によって構成されている。該空調！Ｊ異
本体１は車体長手方向端部側に設置されており、車端側
に室外部すなわち室外送１１Ｌ機４等が位置し、車体中
央側に前記室内送風１１１２．室内熱交換器３が設置さ
れた室内部が位置している。前記室内送風機２は調和空
気を水平方向に対し所定の角度をもって下方へ吐出する
ように設けられている。また、室内熱交換器３は傾斜し
て配置されており、その垂直高さを可能な限り押えて取
付けられている。６は前記空調装置本体１の室内送風機
２から吐出される調和空気を客室内へ分配する主ダクト
である。該主ダクト６は空調装置本体ｌＩこおける室内
送風１！２２の吐出部に対向して配置されその接続端に
形成される加圧室５を介して前記空調装置本体１の下方
隅部に接続されている。すなわち、該主ダクト６の接続
端は、該空調装置本体ｌの隅部に重なるように形成され
配置されている。７は前記主ダクト６の接続端すなわち
加圧室５に接続された分岐ダクトで、該加圧室５の車体
幅方向両側に連結され、主ダクト６と反対方向すなわち
空調装置本体ｌの車体幅方向両側に位置するよう）こ設
置されている。

８および９は車体長手方向１こ設置された縦逸材で、前
記主ダクト６は該縦通材８および９を側壁として形成さ
れている。１２および１３は前記縦通材８゜９のそれぞ
れ車体幅方向両側に配置された別の縦逸材で、これらは
屋根面（こ設置される吊革１０あるいは螢光灯１１等を
支持するためのものであり、これら各縦逸材８．　９．
１２．１３によって天井部が構成されている。なお、天
井板も前記縦通材によって支持される。１４は前記主ダ
グトロ下面に形成された調和空気吐出用の連続溝で、客
室長手方向に形成されている。１５は該連続溝１４に設
けられた前記調和空気な分配するための分流片である。

ところで、前記空調装置本体１は前記縦通材１３の間層
こ設置されており、前記縦通材８を除去し、かつ、縦通
材９および丘の上部を除去して設置空間を確保している
。また、前記分岐ダクト７は縦通材１３の車体幅方向外
側に設置されており、該縦通材１３゜１２．９に通風穴
１７を設けることにより空調装置本体１の下方に形成さ
れた独立ダクト１６に、前記加圧室５からの調和空気を
供給するものである。なお、前記独立ダクト１６は空調
装置本体ｌの下面等を利用して形成されている。また、
該独立ダクト１６の下面に形成され配置される連続穴１
４および分流片１５は、前記主ダクト６のそれと連続す
るよう唾こ形成されている。１８は該独立ダクト１６の
度をこ設けられたリターン空気取入口である。１９は独
立ダクト１６とリターン空気取入口１８との間を仕切る
ための仕切板である。（９）およびｎは前記空調装置本
体１底面と独立ダクト１６との間の気密を保持するため
に設けられるパツキンである。

このような構成において、客室内からリターン空気取入
口１８を介して吸込まれるリターン空気と室外から吸込
まれる新鮮空気を室内熱交換器３を通すこと瘉こより熱
交換して最適温度に＠整し、送風機２から加圧室５へ調
和空気として供給する。

前調和空気は該加圧室５へ送風されることによる容積の
拡大化によってその動圧が静圧化され、主ダグトロおよ
び分岐ダクト７に供給される。そして、主ダクト６に供
給された調和空気は前記連続溝１４から分流片１５で分
流されて伝室内へ供給される。また、加圧室５から分岐
ダクトフに供給された調和空気はその通風方向を段階的
に開化させ円滑に通風穴１７を介して独立ダクト１６に
送風される。

該独立ダクト１６でも前記主ダクト６と同様に連続溝１
４から分流片１５で分流されて調和空気が客室内へ供給
される。

このような構成によれば、調和空気は空調装置本体１か
ら下方に所定の角度で加圧室５内へ吐出され、その一部
が分岐ダクト７を経て送風方向を段階的に変化させ、円
滑に独立ダクト１６１こ供給される。したがって、通風
抵抗も少なく効率的に該独立ダクト１６への調和空気の
供給が行なえる。また、室内熱交換器３および室内送風
機２の配置により、その高さ寸法を低く押え、かつ、前
述のように送風でき、天井高さを低（することなく効率
的な調和空気の供給が行なえる。また、車体長手方向に
配置した縦逸材８．　９．１２．１３を主ダクト６およ
び分岐ダクト７、独立ダクト１６の一部として用いるこ
とにより、天井内部の部品点数の削減および構成の簡略
化、工数の低減が図れる。さらに、分岐ダグドアは空調
装置本体１０車体幅方向両側位置に配置されるため、天
井面を下げることなく十分な通路面積が確保でき、独立
ダクト１６の通風が良好に行なえる。

なお、前原実施例においては、主ダクト６および独立ダ
クト１６に２本の連続溝１４を形成しているが、本発明
はこれに限定されるものでなく、１本あるいは他の複数
本でもよく、また、吐出口が連続でなくスポット吐出の
構成でもよい。

〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、客室の天井面高さ
を確保し、かつ、空調装置下部を含めて均一に調和空気
を供給できるもので、客室内の居住性を大幅に向上でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は木登明番こよる屋根上搭載型空調装置の一実施
例を示す車体長手方向の断面図、第２図は第１図の低面
図、第３図は第１図の主ダクト部分の車体幅方向断面図
、第４図は第１図の独立ダクト部分の車体幅方向断面図
である。 １・・・・・・空調装置本体、２・・・・・・室内送風
機、３・・・室内熱交換器、４・・・・・・室外送風機
、５・・・・・・加圧室、６・・・・・・主ダクト、７
・・・・・・分岐ダクト、８，９，１２゜＋１図 ４３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．調和空気を斜め下方へ吐出する空調装置本体と、該
   空調装置本体の下方隅部に接続された主ダクトと、該空
   調装置本体下面に形成された独立ダクトと、前記主ダク
   トの側面に接続され空調装置本体の側方位置に対応して
   配置され前記独立ダクトに調和空気を供給する分岐ダク
   トとから構成したことを特徴とする車両の屋根上搭載型
   空調装置。