JPS58126214A - 車両用冷房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両用冷ｊ！装置に係冬）、特に通勤車両用
として好適な車両用冷ＩＩｊｌＩ装置に関するものであ
る。

従来、鉄道車両またはパス等に設けられた冷房装置にお
いては、車体屋根上に単数または複数の冷房装置本体を
塔載し、天井面に設置され複数の吐出しグリルを有した
大型配属ダクトまたは異なる位置に設置された複数のダ
クトに前記冷房装置本体の冷風吐出口を接続して、客室
内に冷風を供給する構成となっている。これらの構成に
ついて、第１図ないし第３図により説明する。第１図は
パスにおける冷房装置を示す平面図、第２図は鉄道車両
における冷Ｍｌｉ装置を示す側面図、第３図は第２図の
アーア部断面図である。ＩＪ１図において、パス車体６
の後部天井には冷房ユニット】が埼載され、両等坂部に
は冷風吐出ダクト２および２′が設置されており、前記
冷房ユニットｌからの冷風は前記冷風吐出ダクト２によ
り客室内中央部に向けて供給される。このような構成に
おいては、複数の冷風吐出ダクト２および２′を設けな
ければならず、構成が複雑であるとともに１部品点数も
多く、製作時においても作業が煩雑であるという欠点が
あった。また、該冷風吐出ダクト２．２′は冷風を客室
中央部へ供給する構成となっているため、冷風吐出ダク
ト２．２’の下部への冷風の供給が良好に行なえないと
いう欠点があった。

次に、第２図および第３図において、＃這車両の屋根７
上に搭載された冷Ｎ！ｉｔ３で発生した冷風は、天井面
１Ｇに設けられ、複列に吐出グリル８および８′を配置
した大型のダクト４により通風孔１１を経て客室内へ供
給される構成となっている。

なお、冷房能力の不足分を補い、かつ、涼風感をより向
上するため、送風器５を設け、該送風器５で室内空気を
攪拌する構成となっている。したがって、このような構
盛においては、前記送風器５を設けなければならないと
ともに、ダクト４においても複列の吐出グリル８．８′
を役け、構成が複雑で重量および部品点数の増加、全体
形状が大型になる等の欠点があった。また、冷房装置３
全体が屋根７上に設けられているため、各部に腐食が発
生するとともに、保守点検時に高所作業となる等の欠点
があった。

上記の点に鑑み本発明は、冷風を速い速度で広範囲に供
給し、比較的近距離乗車の乗客が求める涼風感を向上す
るとともに、ダクトの構造を簡単にし、かつ、冷房装置
全体を天井内に配置して、腐食の防止および保守作業に
おける安全性の向上を図ることを目的としたものである
。

本発明は、通勤車両等車内が比較的満員状態となる車両
において、定員数に見合った冷房能力では満足な涼風感
は得がたく、特に湿度の高い国内風土にあっては比較的
高い風速で涼風感の向上を図ることが必要であるという
点に着目し、構造の簡単なダクト構成で客室内への、供
給Ｘ速を高（して涼風感の向上および軽量化を図り、か
つ、冷房装置全体を天井部に収納する構成として該！［
４こおける腐食の防止および保守作業の安全性の向上を
図ることを特徴とするものである。

次に、第４図ないし第１０図により本発明の一実施例を
説明する。第４図は本発明による冷房装置の一実施例の
平面図、第５図は第４図のイーイ部断面図、第６図は第
４図のウーウ部断面図、第７図は第４図のエーエ断面図
、第８図は第４図のエバポレータユニット部の拡大斜視
図、第９図は第８図のエバポレータユニットの横方向断
面図。

１１１０図は第８図のオーオ断面図である。図において
、旦は車体Ｘの長手中央の天井１４内に配置されたエバ
ポレータユニットで、単列ダクト認とはぼ同一平面部に
設けられている。１３は前記単列ダクト校とエバポレー
タユニット９の冷風を吐出する横吐出口るとを連結する
ための接続ダクトである。１６は前記単列ダクト校の下
面に設けられエバポレータユニット９より供給されゐ冷
気を吐出する吐出しグリルδは客室内の空気をエバポレ
ータユニット９へ戻す環気口である。空気の流れは第５
図、第６図および第７図に矢印で示すように、単列ダク
ト校の吐出しグリル１６から吐出し、エバポレータユニ
ット！下面の環気口へ戻る。この時、から吐出する冷気
は、広範囲に行渡るように流速を高めている。なお、前
記エバポレータユニット９は、ＨＳ図および第９図に示
すように、冷却器２０（蒸発器）冷却送風機鱒、前記冷
却送ｌＩＬ機Ｗを駆動するモータｎから構成され、上面
はクーラ部屋機巧によって覆われている。また、該エバ
ポレータユニット！は、２組の独立したユニットが組合
されている。次に、第１０図は前記単列ダクト認の詳細
を示しており、天井板Ｗには点検蓋４に畝 嵌込まれ広域吐出し型の吐しグリル１６が取付けられて
おり、ダクト内側にはスリット為な有した風量調整板１
７が連続または断続して設けられている。

謳は矩形断面を有したダクト板で、前記天井板１８と接
金されて単列ダクト認な形成するものである。

Ｉｆｆ記構成においては、吐出しグリル１６より吐出さ
れた冷気を客室内の広域に行渡らせるため、第６図中矢
印の、長さによって示すような速度分布を得る必要があ
る。このため、吐出しグリル１６の風案内板は車体横方
向の両側へ傾きを有したものとしており、かつ、風量調
整板１７も図示のようにＭ字型でダクト中央部の管路抵
抗を高くして両側への風速を高くし、中央部への風速を
低くした構成としている。また、車体長手方向の各部に
おける冷風吐出量を均一にするため、スリット必の８寸
法を変化させている０次に、冷風吐出量を増すため、エ
バポレータユニット９には大型の送風器を使用せずに小
型のものを数多く使用して低騒音化を図るものとしてい
る。１！た、エバポレータユニット９の制御は１客室内
のサーモスタットの働きによって強弱の運転を行なうも
のとしている。すなわち１強の場合には２組のエバポレ
ータユニット９の同時運転１弱の場合には一方のエバポ
レータユニット旦のみの運転とする。

このような構成によれば、エバポレータユニット９の冷
却送風′ａ１９として小型の送風機を複数個設けた構成
となっており、！１１１Ｆ全体の小型化および低騒音化
が図れるａｔた、該エバポレータユニット旦は、天井部
に設は上面をクーラ部屋機巧によって覆う構成であるた
め、雨水等による腐食を防止でｌ＃）つ、保守点検作業
は客室内側から行ない屋根上にお１量る高所作業をなく
して作業時における安全性の向上が図れる。さらに、ダ
クト構造は単純な矩形断面とした単列のものとし、内部
には連続または断続して風量調整板１７を設けた構成と
なっており、車体横方向両側への風速を高め、広域に冷
風を行渡らせることができる。また、吐出グリル１６か
らの風速を高めたことにより、乗客における涼風感も向
上できる。

以上説明したよう本発明によれば、冷気の吐出しを比較
的高い風速によって行なえるとともに。

客室内の側面方向に高く、中央部においては低い風速分
布を得ることができるので、冷気攪拌用の送風機が不要
であるとともに、満員時においても乗客に対して涼風感
を与えることができる。鵞た。

装置全体を小型でかつ半部な構成とすることができるた
め、軽量化および製作作業の容易化が図れる。さらに、
！ｉ？置装体を天井部に設けているため。

雨水等による腐食が防止できる。

【図面の簡単な説明】

１１１図はパスにおける冷Ｎ装置を示す平面図。 第２図は鉄道車両における冷房装置を示す側面図、第３
図は第２図のアーア部断面図、第４図は本発明による冷
房装置の一実施例を示す平面図、第５図は第４図のイー
イ部断面図、第６図は第４図のウーウ部断面図、第７図
は第４図の二−二断面図、第８図は第４図のエバ４レー
タユニツト部の拡大斜視図、第９図は第８図のエバｌレ
ータユニットの横方向断面図、第１０図は第８図のオー
オ断面図である。 旦・・・・・・エバポレータユニット、１２・・・・・
・単列ダクク上、１６・・・・・・吐出しグリル、１７
・・曲風量調整板、ｎ・・・・・・横吐出口、２４・・
・・・・ダクト板、５・・・・・・環気口、−６′ 才１０ 才４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、車体の天井部に設けられ、底面に環気口を。 側面部に冷風吐出し口を有し、炉つ、複数の冷気送風機
   により冷気を送風するエバポレータユニットと、該エバ
   ポレータユニットの冷風吐出し口に接続ダクトを介して
   連結され、天井部の車体長手方向に配置され、かつ、＊
   記エバポレータユニットと同一平面部に位置した単列の
   ダクトとから成る車両冷冷Ｎ装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記エバがレータ
   ユニットの冷風吐出口を該エバポレータユニット車体横
   方向両側に配置し、Ｗ記接続ダクトを冷風吐出し口に対
   応させ、かつ、エバポレータユニット外周を囲むように
   配置したことを特徴とする車両用冷ｊ！装置。 ３　特許請求の範囲第１項において、前記単列ダクト下
   部に広域に冷風を分配するように傾斜を付けたグリルを
   設け、内部に断面がＭ字型の風量調整用スリットを有し
   た風量調整板を設けたことを特徴とする車両用冷ｊ！装
   置。