JPS6229521A - 浅在性真菌症の治療剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は水虫（汗庖性白言、跳間白癖）、ぜにたむしく
斑状水泡性白石）、いんぎんたむしく頑癖）等の浅在性
真菌症の治療剤に関するものである。

［従来の技術］ 水虫、ぜにたむし、いんぎんたむし等の残在、性真菌症
の治療剤としては、ピロールニドリン、サリチル酸、塩
化ベンザルコニウム、シツカニン、グリチルリチン酸、
塩酸ジブカイン、クロタミトン、２，４．６−ドリブロ
ムフエニールカプロン酸エステル、トリナフテート（ナ
フチオメートＴ）、フェニールヨード、ウンデンシノエ
ート、尿素、クロルヘキシジン、本僅皮チンキ、Ｆｌジ
フェンヒドラミン、チアントール、イオウ、酸化亜鉛、
１−メントール、ｄｌ−カンフル、イソプロピルメチル
フェノール、クロトリマゾール、ウンデシレン酸、リド
カイン、コンスタゾール、塩酸クロルヘキシジン、安息
香酸等が従来から使用されている。

一方、二酸化ゲルマニウム（ＧｅＯ２）、下２式（Ｄ （ＧｅＣＨ２ＣＨ２Ｃ０ＯＨ＞２０３　”・（Ｉ）で表
わされる有機ゲルマニウムセスキオキサイド、下記式（
ＩＤ （ＧｅＣＨ２ＣＨ２ＧＯＯＲ＞２０３　”（Ｉｆ）［Ｒ
はＣ１〜ＣＩ２のアルキル基を表わす］で表わされる有
機ゲルマニウムセスキオキサイド誘導体は、浴剤として
神経痛、リュウマチの治療に使用され又各種の癌の治療
効果も認められ、医学者により浴剤、癌治療剤としての
効果も発表されるようになってきており、神経痛、癌治
療用の医薬品として認知されることも遠くないものと思
われる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、これらの従来の治療剤は、いずれも治療に長期
間を要し、完治しないため再発を繰り返したり、或は著
しい痛みを伴うなど、満足すべきものは見られない。

又、前記ゲルマニウム化合物の薬効に対する諸文献、諸
発表にも、水虫、いんきんたむし、ぜにたむしに対する
効能は未だ発表されたことはなく、その効果は全く知ら
れていない。

［問題点を解決するための手段］ 本発明者はこれらのゲルマニウム化合物が飲む酸素と言
われ、溶液又はクリーム状の状態に於て皮膚より浸透し
、体内の老廃物質である水　・素イオン（Ｈ＋）と反応
し、これを水（ト１２０）として体外に排泄することに
より、ト１＋をＨ２Ｏとして排泄するために通常必要と
される体内の酸素の消費団が抑制される結果、塗布局所
の酸素量が増加し、これが酸素に対する抵抗性が極めて
弱い嫌気性菌である白廚菌等に抑制的に作用することを
見出し本発明を完成した。

すなわち、本発明はゲルマニウム化合物を含有すること
を特徴とする浅在性真菌症の治療剤にかかるものである
。

ここで、使用するゲルマニウム化合物は、二酸化ゲルマ
ニウム、前記式＜Ｉ）で表わされる有機ゲルマニウムセ
スキオキサイド或は前記式０で表わされる有機ゲルマニ
ウムセスキオキサイド誘導体等があげられる。

剤型としては、液剤、ゲル剤、クリーム等種々の剤型が
可能であり、これらはいずれも日本薬局方等に記載され
ている通常の製剤手段により調製することができる。

これらのゲルマニウム化合物の使用濃度は、剤型によっ
て異なるが、二酸化ゲルマニウムの場合は１０００ｒ１
１１（又は３）中１０ｍ１〜１０９であり、式＜Ｉ＞の
有機ゲルマニウムセスキオキサイド又は式＜ｎ＞の有機
ゲルマニウムセスキオキサイド読導体の場合は１０００
ｄ　（又はｇ）中２０ｍ９〜２０９である。

いずれも、これ以下の１１１度では効果が少なく、又こ
れ以上の濃度ではコストが高くなって経済的でない。

［作　　用］ 本発明のゲルマニウム化合物を含有する浅在性真菌症の
治療剤を溶液又はクリーム状で患部塗布しても無痛であ
り、しかも通常の水虫、たむし、いんぎんたむしならば
１５００ｐｐｍの濃度の溶液で１日２〜３回つけるだけ
で３〜４日で完全に治癒する。

又、指の股がじゆくしゆくにただれている状態或は頑固
ないんきんたむしの場合では、１５００ｐｐｍの濃度の
溶液で１日２〜３回つけることにより３日目位からしゆ
くしゆくがとれ、かゆみがなくなり１週間から１０日で
完治する。

すなわち、これらのゲルマニウム化合物は、溶液又はク
リーム状の状態に於て皮膚に塗布されると、皮膚より体
内に浸透し、体内の老廃物質であるト１＋と反応しこれ
をト１２０として体外に排泄する。

従って、ト１＋をト１２０として排泄するために通常消
費される体内の酸素の消＠子が抑制される。

この結果、ゲルマニウム化合物の塗布局所の体細胞に酸
素を充分与えることとなり、体細胞が活性化され、白堺
菌等に対する抵抗性が強まる。

更に、白屏菌等は嫌気菌であるため酸素に対する抵抗性
が極めて弱いので、白疵菌生存部位における酸素の量が
多い場合、酸素により白癖菌そのものが自滅することに
なる。

こうして、ゲルマニウム化合物の溶液又はクリームを直
接白瘤菌につけることにより、白言菌を自滅させること
ができるのである。

又、二酸化ゲルマニウム、有機ゲルマニウムセスキオキ
サイド及びその誘導体の急性毒性は、いずれもラットに
経口投与した場合のＬＤ５０が雄性ラット及び雌性ラッ
トのいずれの場合にも体重Ｉ　Ｋｇ当りで１０９よりも
高い値を示し、毒性は極めて少ない。

［製造例及び実施例］ 以下、本発明を製造例及び使用例により、更に具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない
。

製造例１ ゲルマニウムセスキオキリ”イド　　　２５０ｍ３エタ
ノール（変性＞　　　　　　　　　　３５０ｄ精製水を
加えて加温し、１０１００Ｏとする。

製造例２ ゲルマニウムセスキオキ°量ナイド　　　３ｇエタノー
ル（変性＞　　　　　　　　　３００ｒｎｌ精製水を加
えて加温し、１０００ｄとする。

製造例３ ゲルマニウムセスキオサイド　　　　６ｇエタノール（
変性）　　　　　　　　　３００ｄ精製水を加えて加温
し、１０００ｒｎ１とする。

製造例４ 二酸化ゲルマニウム　　　　　　　　３ｇエタノール（
変性）　　　　　　　　　３００ｄ精製水を加えて加温
し、１０１００Ｏとする。

製造例５ ステアリンｌ　　　　　　　　　　　　１５ｇ乳化剤　
　　　　　　　　　　　　　２ｇプロピレングリコール
　　　　　　　１０５Ｊ精製水　　　　　　　　　　　
　　　７３ｇゲルマニウムセスキオキサイド　　０．３
ｇ精製水にゲルマニウムセスキオキサイドを溶解し、プ
ロピレングリコールを加えて加熱し、７０℃に保ち他の
成分を徐々に添加して乳化した後、３０℃に冷却しクリ
ーム状とする。

使用例１ ４８才　男性　会社員　健康良 使用前　足の踵の部分と土ふまずの部分に水虫の湿疹あ
り 製造例２で製造した液剤を患部に１日３回筆で塗布する
ことにより、１日でかゆみが取れ４日で全治した。

使用例２ ４２才　男性　会社員　健康良 使用前　足の小指と薬指の間が水虫でぐし１ｂぐしやに
ただれている。毎日性をは いていて、何をつけても全熱よくな らない。

患部を水で良く洗い、タオルでよくふき、乾いたところ
で、製造例３で製造した液剤を筆で毎日３回つけた。２
日目から痛みがとれ、３日目から見違えるようによくな
り、かゆみもとれ始め、１週間で全治した。

使用例３ ２８才　男性　銀行員　健康良 使用前　１年位前からいんぎんたむしが悪くなり、猛烈
にかゆくて、かくと痛い 状態で、市販の薬を種々つけたがど うしてもよくならない。

製造例３で製造した液剤を１日４回筆にて塗布したとこ
ろ、３日目から患部が改善され、４日目からかゆみもと
れ始め、８日間で全治した。

使用例４ ３３才　女性　事務員　健康良 使用前足の指の間に数ケ所水虫ができ、湿疹があり非常
にかゆい状態で、何を つけてもよくならない。

患部を水でよく洗い、タオルでふき、乾いたところで、
製造例４で製造した液剤を筆にて毎日３回想部に塗布し
た。１日で湿疹がなくなり、２日目からかゆみがなくな
り、４日で完治した。

使用例５ ５２才　男性　農業　健康良 使用前　腹部にぜにたむしができて色々な薬をつけたが
なかなかよくならない。

お腹が冷えると下痢をするので、い つも腹巻をつけている。

患部を水で洗ってから、製造例５で製造したクリームを
１日２回患回想塗布したところ、２日目からかゆみがと
れ、４日で全治した。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の浅在性真菌症の治療剤によ
れば、二酸化ゲルマニウム、有機ゲルマニウム化合物等
のゲルマニウム化合物を配合したので、塗布局所の皮膚
及び皮下細胞の体内酸素の消費が抑制される結果、酸素
が充分に供給されることとなり、細胞を活性化すること
により白廚菌に対する抵抗性が増加し、更に酸素に対す
る抵抗性が極めて弱い白屏菌等に対し殺菌的に作用する
ため、水虫、いんきんたむし、ぜにたむし等の浅在性真
菌症に優れた治療効果が期待できる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ゲルマニウム化合物を含有することを特徴とする浅
   在性真菌症の治療剤。 ２）ゲルマニウム化合物が二酸化ゲルマニウムである特
   許請求の範囲第１）項に記載の浅在性真菌症の治療剤。 ３）ゲルマニウム化合物が下記式（ I ） （ＧｅＣＨ＿２ＣＨ＿２ＣＯＯＨ）＿２Ｏ＿３・・・（
   I ） で表わされる有機ゲルマニウムセスキオキサイド又は下
   記式（II） （ＧｅＣＨ＿２ＣＨ＿２ＣＯＯＲ）＿２Ｏ＿３・・・（
   II） ［ＲはＣ＿１〜Ｃ＿１＿２のアルキル基を表わす］で表
   わされる有機ゲルマニウムセスキオキサイド誘導体であ
   る特許請求の範囲第１）項に記載の浅在性真菌症の治療
   剤。