JPS62294280A - 多様表示用薄膜形エレクトロルミネツセンス素子 - Google Patents

多様表示用薄膜形エレクトロルミネツセンス素子

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JPS62294280A
JPS62294280A JP61138760A JP13876086A JPS62294280A JP S62294280 A JPS62294280 A JP S62294280A JP 61138760 A JP61138760 A JP 61138760A JP 13876086 A JP13876086 A JP 13876086A JP S62294280 A JPS62294280 A JP S62294280A
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transparent electrode
layer
color
layers
luminescent
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JP61138760A
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隆三 深尾
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明はディスプレイ装置などに使用される薄膜形エ
レクトロルミネッセンス(以下、ELという)素子、と
くに交流駆動方式において発光色および表示パターンを
ともに変化させうる多様表示用のEL素子に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、任意の表示パターンが得られるEL素子としてマ
トリックス駆動方式のものが知られている。しかしなが
ら、このようなEL素子は、電極のパターンニングおよ
び取出しの面で極めて高度な技術を必要とし、かつ駆動
回路が非常に複雑となる難点がある。とくに、表示パタ
ーンの変化と同時に発光色をも変化させて表示機能の増
大を図る目的で従来より研究されてきた3端子型の可変
色発光EL素子では、電極形成およびマトリックス駆動
がより一層困難になる。
したがって、目的とする表示パターンが数種程度に限定
される場合は、上記マトリックス駆動方式のものではな
く、電極形成および駆動がともに簡単なEL素子が望ま
れる。
一方、交流駆動により発光色を可逆的に変化させること
が可能なEL素子として、第9図に示すような3端子構
造のものが提案されている(特開昭58−30093号
公報)。
同図において、21はガラス基板であり、このガラス基
板21上に第1の透明電極22を介して第1および第2
の絶縁層23.25ならびにこれら両絶縁層23.25
に挾み込まれた第1の発光体層24を積層状に形成し、
さらに第2の絶縁層25上に第2の透明電極26を介し
て第3および第4の絶縁層27.29ならびに第1の発
光体層24とは異なる発光色を有し、上記両絶縁層27
゜29に挾み込まれた第2の発光体層28を積層状に形
成して、その上に背面電極30を形成しである。
この構成のEL素子においては、第1の透明電極22と
第2の透明電極26との間に第1の交流電源31を、第
2の透明電極26と背面電極3゜との間に第2の交流電
源32をそれぞれ接続し、各電極間に独立に電圧を印加
させることにより、たとえば第1の発光体層24によっ
て赤色に発光させることができ、また第2の発光体層2
8によって緑色に発性させることができるとともに、上
記2色の混合色を表示させることも可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記提案の3端子構造のEL素子では、
表示領域全体として表示パターンが1種類である場合に
は上述のように発光色を変化できるが、表示領域全体を
異なる表示パターンに変化させる場合には各表示パター
ンごとに上記の発光色の変化を行うことが不可能であり
、また表示パターンの変化も2種のみとなり、表示の多
様性に乏しい。
すなわち、たとえば第1の透明電極22と背面電極30
とを相互に異なる表示パターンとなるようにそれぞれパ
ターン化するとともに、第2の透明電極26をこれらの
表示領域全体を覆う形とした場合、第1の透明電極22
の表示パターンは第1の発光体層24の発光色に、また
背面電極30の表示パターンは第2の発光体層28の発
光色にいずれも限定される。また、パターン化する2電
極と表示領域全体を覆う形とする1電極とを上記以外の
組み合わせとしても、やはり各表示パターンごとに前記
の発光色変化を行うことはできない。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、表示
パターンが固定された複数種に限られる場合において、
該表示パターンの変化とともに発光色の変化も可能であ
り、表示の多様性に富み、しかも電極形成および駆動の
容易な交流駆動方式のEL素子を提供することを目的と
している。
〔問題点を解決するための手段1 この発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討す
る過程において、交流駆動するこの種のEL素子では素
子に流れる電流が変位電流と導電電流からなり、発光開
始しきい値電圧(以下、vthと称す)に達するまでは
変位電流のみが流れ、Vth以上になると導電電流が流
れ始めて発光が開始すること、また電圧(あるいは電流
)の増加にしたがって発光輝度が増して電圧(あるいは
電流)がある一定値に達すると飽和することから、vt
hの異なる2種のEL素子を2端子間に直列に接続すれ
ば、各EL素子を流れる電流が常に等しくなることを利
用して印加電圧の値に応じて発光色を変化させることが
可能になるという考察を得た。
これを、発光体層としてZnS :TbF3を用いた緑
色のEL素子とZnS :SmF3を用いた赤色のEL
素子とを例にとると、赤色EL素子のVthは緑色EL
素子のvthよりも低く、また赤色EL素子は緑色EL
素子に比して電流に対する輝度の増加の割合が緩やかで
あって到達輝度が低いことから、2種のEL素子の電流
−電圧特性は第2図、輝度−電流特性は第3図に示すと
おりになる。すなわち、2種のEL素子が直列に接続さ
れた形態における発光挙動は、印加電圧値に応じて第3
図に示すように、赤色EL素子のvth以下で発光が全
く生じない領域■、赤色EL素子のvth以上であって
緑色EL素子のvth以下の赤色の発光を生じる領域■
、緑色EL素子のvth以上であって赤と緑の輝度が等
しくなる電圧値以下の赤橙色から黄色までの発光を生じ
る領域■、および赤と緑の輝度が等しくなる電圧値以上
で黄から黄緑色までの発光を生じる領域■に分かれるこ
とになる。
したがって、対向する電極間に発光色およびvtbの異
なるCもちろん、輝度−電圧特性も異なる)複数の発光
体層をこれら相互間ならびに上記両電極との間に絶縁層
を介して配設した構造、つまり上記特性を有する複数の
EL素子が直列接続した2端子構造のEL素子では、対
向する電極間に交流電圧を印加することにより、その印
加電圧の大小によってVthの最も低い発光体層の固有
色から順次vihの高い発光体層の発光色を加えた合成
色まで発光色を可逆的に変化できる。
この発明者らは、上記知見に基づいて、さらに表示の多
様性を高めるために種々の検討を行った結果、上記の如
く発光色およびvthの異なるEL素子が直列接続した
交流駆動方式の2端子構造のEL素子において、対向す
る両電極を特定構造とした場合に、表示パターンの変化
が単なる接点の切り換えのみで可能となり、しかも各表
示パターンごとに発光色を上述の如く印加電圧の大小に
よってvthの最も低い発光体層の固有色から順次Vt
hの高い発光体層の発光色を加えた合成色まで可逆的に
変化でき、表示の多様性に極めて富むとともに駆動容易
でかつ電極形成も簡単に行いうるEL素子が得られるこ
とを知り、この発明をなすに至った。
すなわち、この発明は、少なくとも一方が透明である対
向する電極間に、発光色およびV t hの異なる複数
の発光体層がこれら相互間ならびに上記両電極との間に
絶縁層を介して配設されてなる交流駆動方式の薄膜形E
L素子において、上記の対向する一方の電極が表示領域
全体を覆う形であり、他方の電極が相互間に絶縁層を介
在して積層された異なる表示パターンを有する複数の電
極層から構成されていることを特徴とする多様表示用薄
膜形EL素子に係る。
〔発明の構成・作用] 第1図はこの発明に係る多様表示用薄膜形EL素子の一
例を示すものである。
図において、■は無アルカリガラスなどの透光性材料か
らなる基板であり、この基板1上にスパッタ法などによ
って第1の透明電極層2aが形成され、この第1の透明
電極層2a上に電子ビーム蒸着法などによって順次、第
1の絶縁層3、第2の透明電極層2b、第2の絶縁@4
、第3の透明電極層2cが形成され、さらに第3の透明
電極層2c上に電子ビーム蒸着法などによって順次、第
3の絶縁層5、第1の発光体層6、第4の絶縁層7、第
2の発光体層8、第5の絶縁層9が形成され、第5の絶
縁層9上には抵抗加熱蒸着法などによって背面電極10
が形成されている。
そして、第1〜3の透明電極層2a〜2cは、いずれも
In2O3−5nO2膜すなわちITO膜にて構成され
ており、相互に異なる表示パターンとなるようにそれぞ
れパターン化されている。また、背面電極10は、Al
なとからなり、対向する透明電極2つまり第1〜3の透
明電極層2a〜2cによる表示領域全体を覆う形に構成
されている。
一方、第1の発光体層6と第2の発光体層8は、その発
光色およびVthかともに相互に異なる、もちろん発光
輝度−工圧持住も異なる発光体材料から構成されている
上記構成のEL素子を駆乃するには、第1図で示すよう
に透明電極2の各透明電極層2a〜2cより導出される
リード端子11a〜llcに切換えスイッチ12を介し
て接続するリード線11と、背面電極10より導出され
るリード端子13との間に交流電源14にて交流電圧を
印加すればよく、切換えスイッチ12の位置によって接
続状態にある透明電極層2a〜2cの1つと背面電極1
0との間に印加される電界によって該透明電極層の表示
パターンが印加電圧に対応する発光色でもって基板1の
表面側から視認される。
ここで、透明電極層2a〜2cのいずれが接続状態にあ
る場合でも、その表示パターンの発光色は、両発光体層
6,8のうちV t hの低い方の固有色からこれに他
方の°発光体層の発光色が低ないし高濃度で加わった合
成色まで、交流電源14による印加電圧の大小によって
可逆的かつ連続的に変化させることができる。すなわち
、たとえば第1の発光体層6として赤色発光体材料であ
るZnS:SmF3、第2の発光体層8として緑色発光
体材料であるZnS:TbF3をそれぞれ用いた場合、
既述した第2図および第3図の特性に基づいて、発光色
は印加電圧を増大させるにしたがって赤−橙一黄一黄緑
と連続的に変化し、また印加電圧を減少させるにしたが
って上記とは逆に連続的に変化する。なお、これは両発
光体層6,8に用いる発光体材料を上記とは逆にしても
同じである。
一方、表示パターンの変化は切換えスイッチ12の切換
え操作にて簡単に行えるが、交流電源14の印加電圧を
一定に保持した状態下で単に上記切換え操作を行うだけ
で表示パターンの変化と同時に発光色をも変化させるこ
とが可能である。
すなわち、透明電極層2a〜2Cは相互間に絶縁層3,
4を介在した積層構造であることから、各透明電極層と
背面電極10との電極間距離が異なり、交流電源14の
印加電圧が一定であっても両発光体層6,8に加わる電
界強度が異なる、つまり第1の透明電極層2aの接続状
態で最も弱く、第3の透明電極層2Cの接続状態で最も
強くなるため、この電界強度(発光体材料に加わる電圧
)に応じて発光色は2種の発光体層6,8の発光輝度−
電圧特性の違いに基づいて変化する。
したがって、介在する絶縁層3,4の厚みならびに各透
明電極層2a〜2C自体の厚みを調整して上記電極間距
離を適当に設定することにより、たとえば再発光146
.8として前記の赤色用および緑色用発光体材料を用い
た場合に、交流電源14による印加電圧を一定に保持し
た状態下で切換えスイッチ12を単に切換え操作するこ
とにより、たとえば第1の透明電極層2aの表示パター
ンが赤色、第2の透明電極層2bの表示パターンが黄色
、第3の透明電極層2Cの表示パターンが黄緑色となる
ように変化させることが可能である。
ところで、上述のような発光色の変化、つまり交流電源
14の印加電圧の大小による発光色変化ならびに切換え
スイッチ12の切換え操作のみによる発光色変化のいず
れにおいても、同時に輝度変化を伴う。すなわち、たと
えば両発光体層6,8として前記の赤色用および緑色用
発光体材料を用いた場合、第4図で示すように、低電圧
側の赤色の輝度が低く、高電圧側の黄緑色の輝度が高く
なる。
このような発光輝度の変化は、表示パターンおよび発光
色の変化とともにEL素子の表示の多様性を増大させる
目的で利用することもできるが、用途によっては輝度レ
ベルの均等化が要望される場合がある。この点につき、
この発明のEL素子では、交流駆動方式として通常の交
流正弦波を印加する代わりに交流パルス電圧を印加して
上記輝度レベルを一定にすることが可能である。
すなわち、EL素子の輝度を変化させる方法として、交
流パルス電圧では電圧変調の他にパルス数変調やパルス
幅変調がある。したがって、上記2端子構造のものでは
2種の発光体層6,8に等しい電流が流れることから、
印加電圧の変化もしくは切換えスイッチ12の切換え操
作と同時に印加パルスのパルス数もしくはパルス幅を変
化させれば、電圧による色変化とは別に輝度を変化させ
ることができ、これによって輝度を一定のレベルにして
色変化をさせることができる。つまり、印加パルスのパ
ルス数もしくはパルス幅を減少させれば、輝度が低下す
ることから、パルス数もしくはパルス幅を適当に選択す
ることにより、各発光色調ごとの輝度レベルを一定にさ
せることが可能となる。
上記のパルス数の変調は、たとえば第5図で示すように
交流パルスのサイクル単位で変化させるようにしてもよ
いし、第6図で示すように半サイクル単位で変化させる
ようにしてもよい。また、パルス幅の変調も、上記同様
に、たとえば第7図で示すようにサイクル単位で行って
もよいし、第8図で示すように半サイクル単位で行って
もよい。
なお、この発明に係る多様表示用薄膜形EL素子は、上
述の例のように対向する1対の電極のうち基板側つまり
視認側の電極が相互間に絶縁層を介在して積層された異
なる表示パターンを有する複数の電極層に分割構成され
た構造のもの以外に、これとは逆に背面側つまり非視認
側の電極が上記同様に異なる表示パターンを有する複数
の電極層に分割構成されるとともに視認側の電極が表示
領域全体を覆う形の一層より構成されたものでもよい。
そして、分割構成される一方の電極が上記前者の如く視
認側にあるEL素子および上記後者の如く非視認側にあ
るEL素子のいずれにおいても、発光体層の発光を支障
なく造渦させる必要から視認側の電極がITO膜などの
透明性導電材料にて形成される必要があるが、非視認側
の電極はAlなどの不透明材料であっても差し支えない
また、分割構成される一方の電極は上述の例の如く3層
とする以外に、2層あるいは4層以上とすることも可能
である。さらに発光体1gも発光色およびvthの異な
る3層以上の多層としてもよい。
発光体層に使用する発光体材料としては、従来よりEL
素子用として知られるものをいずれも使用可能であり、
通常、ZnSなどの母体に少量の発光付活剤を加えたも
の、たとえば前記したZnS :TbF3(緑色発光用
)およびZnS:SmF3(赤色発光用)のほか、Zn
S:Mn(黄橙色発光用)、ZnS:TmF3(青色発
光用) 、ZnS : PrF3(白色発光用)、Zn
S : DYF3 (黄色発光用)などが好適に使用さ
れる。
また絶縁層に使用する材料としては、既存の絶縁材料を
いずれも使用でき、たとえばY2O3、AI!203、
S io2、S i3N、、 T iO,、、T a2
05 、B aT iO3,5rTi03、PbTiO
3などが挙げられ、これらは2種以上併用してもよく、
また各絶縁層で異なるものを使用してもよい。
各層の厚さは、発光体層では2,000〜4,000人
程度、発光体層相互間ならびに両電極間に介在する絶縁
層では2,000〜4,000人程度、分割構成される
一方の電極の各電極層間に介在する絶縁層では500〜
2,0OOA程度とするのがよい。
また分割構成される一方の電極の各電極層の厚さは50
0〜3,0OOA程度、他方の表示領域全体を覆う形の
電極の厚さは1,000〜3.oooX程度である。な
お、これら発光体層、絶縁層、電極の形成手段としては
、スパッタ法、電子ビーム蒸着法、抵抗加熱蒸着法など
の既存の種々の薄膜形成法を使用材料種に応じて適宜採
用できる。
〔発明の効果〕
この発明に係る多様表示用薄膜形EL素子は、対向する
電極間に発光色およびvthの異なる複数の発光体層が
これら相互間ならびに上記両電極との間に絶縁層を介し
て配設されるとともに、上記両電極の一方が表示領域全
体を覆う形であり、かつ他方の電極が相互間に絶縁層を
介して積層された異なる表示パターンを有する複数の電
極層から構成された交流駆動方式のものであるから、上
記の対向する電極を端子とする2端子構造において他方
の電極側の端子接続をその複数の電極層間で切換えるこ
とによって表示パターンを変化させることが可能であり
、しかも印加電圧の大小によって各表示パターンごとに
発光色を変化させることができ、さらに印加電圧を一定
に保持した状態下で単に上記切換えを行うだけで表示パ
ターンの変化と同時に発光色の変化を行うことも可能で
ある。
したがって、表示の多様性に極めて富み、また交流パル
ス電圧にて駆動させてパルス数変ンあないしパルス幅変
調を行うことによって各発光色ごとの輝度レベルを一定
にさせることもてき、加えて電極形成および駆動がとも
に容易であるという太きな利点がある。
〔実 施 例〕
以下、この発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例 厚さ11朋の無アルカリガラスからなる基板上にスパッ
タ法にてITOからなる厚さ2.0OOAの第1の透明
電極層を形成し、この透明電極層上に電子ビーム蒸着法
によって順次、Y2O,からなる厚さ500Aの第1の
絶縁層、ITOからなる厚さ1.oooXの第2の透明
電極層、Y2O3からなる厚さ500人の第2の絶縁層
、ITOからなる厚さ1,0OOAの第3の透明電極層
を積層形成し、かつ第1の透明電極層にはアルファベッ
トの’A %第2の透明電極層には同’Bu、第3の透
明電極層には同rcヨの表示パターンをそれぞれ形成し
た。
つぎに、第3の透明電極層上に電子ビーム蒸着法によっ
て順次、Y2O3からなる第3の絶縁層、ZnS:Sm
F3からなる第1の発光体層(赤色発色、Y2O3力)
らなる第4の辛色縁層、ZnS:TbF3からなる第2
の発光体層(緑色発光) 、Y2O3からなる第5の絶
縁層を各層の厚みがいずれも2,5ooXとなるように
積層形成し、さらに第5の絶縁層上に抵抗加熱蒸着法に
よってAlからなる厚さ2,000人の背面電極を第1
〜3の透明電極層の表示パターン全体を覆う形で形成し
、第1図で示す構成の多様表示用薄膜形EL素子を作製
した。
かくして作製したEL素子の分割構成された透明電極2
および背面電極10を第1図の如く交流電源に接続し、
5 KHz交流パルス駆動によって250Vの電圧を印
加したところ、切換えスイッチ12が第1の透明電極層
2aの接続状態にあるとき文字1AJが赤色で表示され
た。次に切換えスイッチ12の操作にて第2の透明電極
層2bを接続状態にすると文字Bヨが黄色で表示され、
また同様に第3の透明電極層2Cを接続状態にすると文
字1C,4が黄緑色で表示された。これによって上記E
L素子は透明電極2の各透明電極層2a〜2cの接続を
切換えるだけで表示パターンの変化と同時に発光色の変
化を行えることが確認された。
つぎに、上記EL素子を駆動する5KHzの交流パルス
電圧のパルス数を8ビット単位で変化させ、透明電極2
の接続の切換えとともにパルス数を第1の透明電極層2
aでは8/8、第2の透明電極層2bでは5/8、第3
の透明電極層2Cでは3/8となるように設定したとこ
ろ、赤色の1A1、黄色の′Bヨ、黄緑色のrclの表
示の発光輝度がいずれもほぼ80cd/m”となった。
さらに、切換えスイッチ12が第1の透明電極層2aの
接続状態にあるとき、5KHzの交流パルス電圧を25
0Vから次第に増大させたところ、文字1Aヨを表示す
る発光色は初期の赤色から260Vで橙色、265Vで
黄色、275V以とで黄緑色と連続的に変化したつまた
、このような印加電圧の増大による発光色の変化は第2
および第3の透明電極層2b、2cの接続状態でも確認
された。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る多様表示用薄膜形エレクトロル
ミネッセンス素子の一例を示す断面図、第2図は発光色
および発光開始しきい値電圧の異なる2種の発光体層の
電流−電圧特性図、第3図は同2種の発光体層の輝度−
電流特性図、第4図は同2種の発光体層を適用した第1
図のエレクトロルミネッセンス素子における輝度−電圧
特性図、第5図は交流パルス電圧のパルス数をサイクル
単位で変化させたときの波形図、第6図は同じく半サイ
クル単位で変化させたときの波形図、第7図は交流パル
ス電圧のパルス幅をサイクル単位で変化させたときの波
形図、第8図は同じく半サイクル単位で変化させたとき
の波形図、第9図は従来の三端子構造の薄膜形エレクト
ロルミネッセンス素子を示す断面図である。 2・・透明電極、2a、2b、2c・電極層、3,4゜
5.7.9・・・絶縁層、6,8・・・発光体層、10
・・背面電極、14・・・交流電源 特許出願人  日立マクセル株式会社 第1 図 碇ミ −シ 第2区 を化

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも一方が透明である対向する電極間に、
    発光色および発光開始しきい値電圧の異なる複数の発光
    体層がこれら相互間ならびに上記両電極との間に絶縁層
    を介して配設されてなる交流駆動方式の薄膜形エレクト
    ロルミネツセンス素子において、上記の対向する一方の
    電極が表示領域全体を覆う形であり、他方の電極が相互
    間に絶縁層を介在して積層された異なる表示パターンを
    有する複数の電極層から構成されていることを特徴とす
    る多様表示用薄膜形エレクトロルミネツセンス素子。
JP61138760A 1986-06-13 1986-06-13 多様表示用薄膜形エレクトロルミネツセンス素子 Pending JPS62294280A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500731A (ja) * 2006-08-14 2010-01-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 可変カラーポイントを有するエレクトロルミネセントデバイス

Cited By (2)

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JP2010500731A (ja) * 2006-08-14 2010-01-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 可変カラーポイントを有するエレクトロルミネセントデバイス
US9155157B2 (en) 2006-08-14 2015-10-06 Koninklijke Philips N.V. Electroluminescent device having a variable color point

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