JPS6229280Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、塗料バケツに係る。

杷手付きの塗料缶（塗料バケツ）は、底が水平
であり、勾配のある屋根上等には直接置くことが
できない。従つて、斯様な屋根等の塗装の際に
は、専ら缶を手に下げるか、或いは、水平な置場
を設ける必要があり、甚だ不都合である。

本案は、斯る従来の不都合を解消しようとする
ものである。

以下、図示の実施例について説明する。

図示のものは、合成樹脂製のバケツ本体１の底
１１を屋根の勾配の1/2の角度に傾斜させ、ま
た、上面を該傾斜に合わせて傾斜させ且つ下面を
水平に形成した合成樹脂製の脚体２を設けて、該
脚体をそのバケツ本体の底１１に回動自在に装着
している。

バケツ本体１は、周壁１２を円筒状に形成し、
底１１の下面に短く且つ大きな径の係合筒１３を
一体に突設し、周壁１２の上部に把手３を枢着３
１，３１し、該杷手の中途を側面視Ｌ字状に折曲
している。

脚体２は、周壁２１を円筒状に形成すると共
に、バケツ本体の周壁１２と同径に形成し、上端
内縁に上記係合筒１３と回動自在に係合する係合
突縁２２を周設している。

如上の構成であるから、脚体２を180度回動さ
せると、第２図に示すように、脚体２の下面が屋
根の勾配に適合し、屋根上へ直接に支障なく載置
させることができる。また、把手３の折曲は、刷
毛の出し入れを容易にする。

本案によれば、傾斜させたバケツ本体１の底１
１に、上面が等しく傾斜し下面が水平の脚体２を
回動自在に装着しているので、脚体２を180度回
動させることにより脚体の下面を屋根等の勾配に
適合させることができ、該屋根上等へ支障なく直
接載置でき、頗る便利である。

しかも、底１１が傾斜しているので、収容した
塗料が少なくなつたときに、その少ない塗料が一
箇所に集まり、作業上極めて好都合である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案実施例で、第１図は、截断側面
図、第２図は、使用状態を示す側面図である。 １……バケツ本体、２……脚体、３……把手。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バケツ本体１の底１１を傾斜させ、また、上面
   を該傾斜に合わせて傾斜させ且つ下面を水平に形
   成した脚体２を設けて、該脚体をそのバケツ本体
   の底１１に回動自在に装着したことを特徴とする
   塗料バケツ。