JPS62292676A - 窒化ケイ素焼結体の製造方法 - Google Patents

窒化ケイ素焼結体の製造方法

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JPS62292676A
JPS62292676A JP61135057A JP13505786A JPS62292676A JP S62292676 A JPS62292676 A JP S62292676A JP 61135057 A JP61135057 A JP 61135057A JP 13505786 A JP13505786 A JP 13505786A JP S62292676 A JPS62292676 A JP S62292676A
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JP
Japan
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silicon nitride
slip
sintered body
casting
nitride sintered
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JP61135057A
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慎二 辻
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野〕 本発明は窒化ケイ素焼結体の製造方法に係り、より詳し
く述べると、有機溶剤を分散媒として窒化ケイ素粉末の
スリップを鋳込成形し、焼成する高温強度の高い窒化ケ
イ素焼結体の製造方法に係る。
〔従来の技術〕
鋳込成形法(スリップキャスティング法)は、粉体を溶
媒中に分散・解膠させて泥漿を作り、吸水性のある石こ
う型に流し込み、型に目的の厚みになるまで泥漿を放置
して固化させてグリーン成形体を作る方法であるが、近
時のファインセラミックスにおいても、特に、大型製品
を作るとか、複雑な形状の製品を作る場合、あるいは試
作的に少数個製造する場合に、広く利用されるようにな
ってきた。
最近、自動車エンジン部品等の構造用セラミックスとし
て開発が盛んに進められている窒化ケイ素焼結体は、鋳
込成形法で成形する場合、水を分散媒として窒化ケイ素
粉末および焼結助剤を分散したスリップを用いている。
そして、これらの固形粉末、特に窒化ケイ素粉末の分散
を促進するための解膠剤として、水ガラス、アンモニア
水、ジエチルアミン、アルギン酸ナトリウム、ポリアク
リル酸アンモニウム(分子jt3000〜12000:
たとえば東亜合成A6114)などが知られ、用いられ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
大量生産で炉内で発生する水蒸気を十分に排除するのは
難しいので、焼成時に窒化ケイ素の一部が残留水分と反
応してアンモニアガスを発生し、同時にシリカが生成す
る。窒化ケイ素焼結体中にシリカが存在すると高温強度
が低下する。特に高純度の窒化ケイ素を用いる場合、水
を分散媒とするスリップで鋳込成形し、焼成すると、焼
結体の800℃以上での高温強度が著しく低下する。ま
た、水系スリップでは、そのほかに、気泡が残留し易く
、高強度の製品を得るのが難しい、乾燥速度が遅く、沸
点が高いので乾燥に長時間を要する、乾燥時に媒体であ
る水が液体から気体に大きな体積変化を示すために成形
体にひび割れが発生し易い、などの問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決するために、鋳込成形法を
利用した窒化ケイ素焼結体の製造において、窒化ケイ素
の鋳込成形用スリップの分散媒として有機溶剤を用い、
かつ解膠剤としてポリオキシエチレンラウリルアミンを
添加したスリップを用いる。
本発明により窒化ケイ素粉末の分散媒として有機溶剤を
用いれば分散媒が窒化ケイ素と反応しないので上記の問
題点は解消され、かつ解膠剤としてポリオキシエチレン
ラウリルアミンを用いることによって鋳込成形用スリッ
プとして必要な特性、粘性を獲得することができる。
解膠剤とじLのポリオキシエチレンラウリルアミンは界
面活性剤としても用いられる典型的には分子1,000
〜20.000の液状物質である。ポリオキシエチレン
ラウリルアミンの添加量は特に限定されないので鋳込の
実施の態様に応じて選択すればよい。解膠剤が5重量%
を越えると脱脂処理が必要となり問題であるが、脱脂処
理を行なえば解膠剤の量は5重量%以下に限定されない
。しかし、一般的には固形分を基準に0.2〜3.0重
量%が好適である。この範囲内の量の解膠剤により鋳込
成形のために特に最適のスリップ粘度が達成されるから
である。
窒化ケイ素のいずれのものでもよいが、焼結性を高める
ためには粒度1μm以下が好ましい。また焼結助剤とし
ては、イツトリア、アルミナ、マグネシア、スピネル、
窒化アルミニウムなどがある。焼結助剤の量は一般的に
固形分(窒化ケイ素と焼結助剤)の1〜20重量%、通
常3〜12重量%である。
分散媒としての有機溶剤としてはベンゼンが好ましい。
固形物と有機溶剤との割合は一般的には68 : 32
〜81 : 19の範囲内、好ましくは70 : 30
〜80 : 20の範囲内である。
本発明の方法によれば、スリップの粘度は十分に低いの
で、鋳込成形に当って、圧力鋳込法のみならず、振動鋳
込法、排泥鋳込法等も通用可能である。鋳込成形自体は
慣用的に行なうことができ、その後の焼成も慣用法に従
うことができる。因みに各種の鋳込成形法に適するスリ
ップの粘度は一般には以下の通りである。
圧力鋳込    5,000 cp以下振動鋳込   
 3,000 cp以下排泥鋳込    1,000 
cp以下本発明によれば、5,0OOcp以下のスリッ
プが得られる。
スJ1舛 (実施例1) 主原料としての窒化ケイ素(東洋曹達製、TS−8、平
均粒径0.6μm)91重量部と焼結助剤としてのイツ
トリア(三菱化学製、セラミックグレード)5重量部と
窒化アルミニウム(徳山曹達製、平均粒径1.5μm)
4重量部との均一混合物を作成し、溶媒としてベンゼン
を用いた。セラミック原料とベンゼンの割合は70 :
 30重量比としてプラスチック製ボールミルに入れ、
これに解膠剤としてポリオキシエチレンラウリルアミン
(和光純薬製、液体状)を表1に示す組成にして混合し
、スリップを3円型した。
各スリップの粘度をブルックフィールド粘度計で回転数
1100rpで常法により測定した。その結果を表1に
示した。
(比較例1) ポリオキシエチレンラウリルアミンを使用せず実施例1
と同様にして製作したスリップは50.000cpの粘
度となり、鋳込成形用に不適当なものとなった・ 表  1 (実施例2) 石膏型(鋳込み容積中60mm x長さ80ffiII
Ix厚さ8 mm)に表1の患5のスリップを鋳込んだ
。着肉後説型し一1乾燥させてから、窒化ガス雰囲気中
、1750℃、2時間で焼成した。焼結体の密度は3.
22g/calであった。この板状焼結体から巾4mm
X厚さ3mmX長さ40mmの供試体を切り出し、3点
曲げ強度を測定した。供試体の表面仕上げは、1/4μ
mのダイヤモンドペーストで行った。
強度は、試験数10本の平均で93kg/w2(最高1
01kg/m” 、最低75kg/鶴”)であった。ま
た、1000℃での高温3点曲げ試験でも試験数3本で
、各々、88kg/ m++” 、80kg/ mm2
.77kg / **2の強度であった。
(比較例2) ポリオキシエチレンラウリルアミンを使用しなかった場
合は、室温の3点曲げ強度は、平均65kg / mm
 ”で、1000℃での高温3点曲げ強度で3木の平均
値で35 kg / n+ ”であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば窒化ケイ素粉末鋳込成形用スリップの分
散媒として非水溶媒を用いることが可能にされる結果、
焼成体の高温強度の向上と損傷の防止、また鋳込成形体
の乾燥時間の短縮などの効果が奏せられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、有機溶剤を分散媒とする窒化ケイ素粉末のスリップ
    を作成するために解膠剤としてポリオキシエチレンラウ
    リルアミンを添加し、得られるスリップを鋳込成形し、
    そして焼成することを特徴とする窒化ケイ素焼結体の製
    造方法。
JP61135057A 1986-06-12 1986-06-12 窒化ケイ素焼結体の製造方法 Granted JPS62292676A (ja)

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JP61135057A JPS62292676A (ja) 1986-06-12 1986-06-12 窒化ケイ素焼結体の製造方法

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JPS62292676A true JPS62292676A (ja) 1987-12-19
JPH0555471B2 JPH0555471B2 (ja) 1993-08-17

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