JPS62292269A - 水平開先溶接方法 - Google Patents
水平開先溶接方法Info
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- JPS62292269A JPS62292269A JP13522186A JP13522186A JPS62292269A JP S62292269 A JPS62292269 A JP S62292269A JP 13522186 A JP13522186 A JP 13522186A JP 13522186 A JP13522186 A JP 13522186A JP S62292269 A JPS62292269 A JP S62292269A
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- JP
- Japan
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- welding
- passes
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- groove
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- 238000003466 welding Methods 0.000 title claims abstract description 92
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 13
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 11
- 239000010953 base metal Substances 0.000 claims abstract description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 15
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 4
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
この発明は水平開先溶接方法に関するものである。
(従来の技術)
第5図に示すように、水平に配置した第1母材51に、
開先53を形成した第2母材52を直角に突合せ、上記
開先53表面、第1母材51表面及び溶着金WIk54
表面にて形成される略断面三角形のし形水平開先継手5
5を、ロボット溶接装置等の自動溶接装置によりて多層
盛溶接する場合には、各パスト・・15毎に溶接トーチ
のねらい位置(溶接ワイヤ先端ねらい位置)を予め上記
自動溶接装置に教示しておく必要があるが、従来におい
ては、溶接作業者が各パスト・・15毎に前パスのビー
ドの状況を見て、当該パスにおける溶接トーチねらい位
置を教示するようにされている。
開先53を形成した第2母材52を直角に突合せ、上記
開先53表面、第1母材51表面及び溶着金WIk54
表面にて形成される略断面三角形のし形水平開先継手5
5を、ロボット溶接装置等の自動溶接装置によりて多層
盛溶接する場合には、各パスト・・15毎に溶接トーチ
のねらい位置(溶接ワイヤ先端ねらい位置)を予め上記
自動溶接装置に教示しておく必要があるが、従来におい
ては、溶接作業者が各パスト・・15毎に前パスのビー
ドの状況を見て、当該パスにおける溶接トーチねらい位
置を教示するようにされている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら上記のように、溶接作業者が前パスのビー
ドの状況を見て当該パスにおける溶接トーチねらい位置
を教示するのでは、その教示に時間がかかり、また連続
して溶接を行なうことができないため、作業能率を向上
することができないという欠点がある。
ドの状況を見て当該パスにおける溶接トーチねらい位置
を教示するのでは、その教示に時間がかかり、また連続
して溶接を行なうことができないため、作業能率を向上
することができないという欠点がある。
そこで本発明者等は、熟練溶接作業者の行なった多層盛
溶接継手の積層パターンを観察し、この積層パターンが
規則正しい一定のパターンを描くことを知見し、本発明
をなすに至ったのであり、その目的は、各パス毎の溶接
トーチねらい位置を正確にかつ自動的に設定することの
できると共に、連続して溶接を行なうことのできる水平
開先溶接方法を提供することにある。
溶接継手の積層パターンを観察し、この積層パターンが
規則正しい一定のパターンを描くことを知見し、本発明
をなすに至ったのであり、その目的は、各パス毎の溶接
トーチねらい位置を正確にかつ自動的に設定することの
できると共に、連続して溶接を行なうことのできる水平
開先溶接方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
そこでこの発明の水平開先溶接方法においては、水平に
配置した第1母材に、開先を形成した第2母材を略直角
に突合せ、上記開先表面、第1母材表面及び溶着金属表
面にて形成される略断面三角形のし形水平開先継手を溶
接する方法であって、上記開先継手の溶着断面積を該開
先継手の形状因子に基づいて求める一方、上記溶着断面
積を溶接電流値と溶接速度とによって定まる1パス当り
の溶着断面積にて除して上記開先継手の溶接に必要なパ
ス数を算出し、予め各種溶着層数に対応して設定したパ
ス数の中から上記必要とするパス数に近い設定パス数を
選択し、この選択した設定パス数に上記1パス当りの溶
着断面積を乗じて予想溶着断面積を求め、この予想溶着
断面積にて上記開先継手の略三角形の溶着断面と同一も
しくは相似形の予想溶着断面を設定し、この予想溶着断
面の上記開先に対応する辺を上記選択した設定パス数に
対応する溶接層数にて分割すると共に、各分割点から上
記溶着金属表面と平行な線及び水平線をそれぞれ延ばし
て、上記開先に対応する辺、第1母材に対応する辺及び
上記各線の交差点を各パスにおける上記溶接トーチのね
らい位置とするようにしである。
配置した第1母材に、開先を形成した第2母材を略直角
に突合せ、上記開先表面、第1母材表面及び溶着金属表
面にて形成される略断面三角形のし形水平開先継手を溶
接する方法であって、上記開先継手の溶着断面積を該開
先継手の形状因子に基づいて求める一方、上記溶着断面
積を溶接電流値と溶接速度とによって定まる1パス当り
の溶着断面積にて除して上記開先継手の溶接に必要なパ
ス数を算出し、予め各種溶着層数に対応して設定したパ
ス数の中から上記必要とするパス数に近い設定パス数を
選択し、この選択した設定パス数に上記1パス当りの溶
着断面積を乗じて予想溶着断面積を求め、この予想溶着
断面積にて上記開先継手の略三角形の溶着断面と同一も
しくは相似形の予想溶着断面を設定し、この予想溶着断
面の上記開先に対応する辺を上記選択した設定パス数に
対応する溶接層数にて分割すると共に、各分割点から上
記溶着金属表面と平行な線及び水平線をそれぞれ延ばし
て、上記開先に対応する辺、第1母材に対応する辺及び
上記各線の交差点を各パスにおける上記溶接トーチのね
らい位置とするようにしである。
(作用)
上記のように、予め各種溶接層数に対応して設定したパ
ス数の中から開先継手の溶接に必要とするパス数に近い
設定パス数を選択し、この設定パス数を基準に予想溶着
断面積を求めて予想溶着断面を設定するようにすると、
以後上記のように所定の手順を経ることにより、熟練作
業者が行なうのと同様に各パス毎の溶接トーチねらい位
置を正確にかつ自動的に設定することが可能となる。し
たがって従来、溶接作業者が要していた教示のための時
間を削減して作業能率を向上することが可能となる。
ス数の中から開先継手の溶接に必要とするパス数に近い
設定パス数を選択し、この設定パス数を基準に予想溶着
断面積を求めて予想溶着断面を設定するようにすると、
以後上記のように所定の手順を経ることにより、熟練作
業者が行なうのと同様に各パス毎の溶接トーチねらい位
置を正確にかつ自動的に設定することが可能となる。し
たがって従来、溶接作業者が要していた教示のための時
間を削減して作業能率を向上することが可能となる。
(実施例)
次にこの発明の水平開先溶接方法の具体的な実施例につ
き、図面を参照しつつ詳細に説明する。
き、図面を参照しつつ詳細に説明する。
この実施例方法においては、上記第5図に示した多層盛
水平開先溶接を行なうに際し、まず次のようにして各パ
スト・・15毎の溶接トーチねらい位置を設定する。こ
の場合、第3図に示すように、まず開先53表面、第1
母材51表面及び溶着金属54表面にて形成される断面
三角形のし形水平開先継手55の溶着断面積を求めるが
、この溶着断面積は該し形水平開先継手55の形状因子
に基づいて求める。例えば第1母材51の表面と第2母
材52の表面との交点dと継手ルー)aとの間の距離す
なわち開先深さDと、上記交点dと溶着金属表面下端C
との間の距離すなち脚長りと、上記開先53の開先角度
α等に基づいて求める。つまり底辺ac、高さbdの三
角形の面積を求める訳である。なお上記脚長りは開先深
さD以下の適当な長さに予め設定される。次に上記によ
って求めたし形水平開先継手55の溶着断面積を溶接電
流値及び溶接速度によって定まる1パス当りの溶着断面
積にて除して上記し形水平開先継手の溶接に必要なパス
数を算出する。そして第1表に示すように、予め各種溶
接層数に対応して設定したパス数の中から上記必要とす
るパス数と同数のものか、同数のものがなければ上記必
要とするパス数よりも多い設定パス数であって最も近い
パス数を溶接パス数として選択する。次いで選択した設
定パス数に上記1パス当りの溶着断面積を乗じて予想溶
着断面積を求める。上記において、必要とするパス数以
上の設定パス数を選択するのは、脚長が不足して継手強
度が不十分となるのを防止するためである。なお、上記
溶接層数と設定パス数との関係は、例えば熟練溶接作業
者の積層パターン等を参考にして決定する。
水平開先溶接を行なうに際し、まず次のようにして各パ
スト・・15毎の溶接トーチねらい位置を設定する。こ
の場合、第3図に示すように、まず開先53表面、第1
母材51表面及び溶着金属54表面にて形成される断面
三角形のし形水平開先継手55の溶着断面積を求めるが
、この溶着断面積は該し形水平開先継手55の形状因子
に基づいて求める。例えば第1母材51の表面と第2母
材52の表面との交点dと継手ルー)aとの間の距離す
なわち開先深さDと、上記交点dと溶着金属表面下端C
との間の距離すなち脚長りと、上記開先53の開先角度
α等に基づいて求める。つまり底辺ac、高さbdの三
角形の面積を求める訳である。なお上記脚長りは開先深
さD以下の適当な長さに予め設定される。次に上記によ
って求めたし形水平開先継手55の溶着断面積を溶接電
流値及び溶接速度によって定まる1パス当りの溶着断面
積にて除して上記し形水平開先継手の溶接に必要なパス
数を算出する。そして第1表に示すように、予め各種溶
接層数に対応して設定したパス数の中から上記必要とす
るパス数と同数のものか、同数のものがなければ上記必
要とするパス数よりも多い設定パス数であって最も近い
パス数を溶接パス数として選択する。次いで選択した設
定パス数に上記1パス当りの溶着断面積を乗じて予想溶
着断面積を求める。上記において、必要とするパス数以
上の設定パス数を選択するのは、脚長が不足して継手強
度が不十分となるのを防止するためである。なお、上記
溶接層数と設定パス数との関係は、例えば熟練溶接作業
者の積層パターン等を参考にして決定する。
第1表
次に、上記予想溶着断面積にて、第1図に示すように、
し形水平開先継手55の三角形の溶着断面と同一もしく
は相憤形の予想溶着断面を設定する。
し形水平開先継手55の三角形の溶着断面と同一もしく
は相憤形の予想溶着断面を設定する。
図は第1表において溶接層数5、設定パス数15を選択
した場合の予想溶着断面を示しているが、溶着金属54
表面よりも予想溶着断面がはみ出して描かれているのは
、上記において算出した必要とするパス数が設定パス数
15よりも少なかったことを示している。次に上記予想
溶着断面の上記開先53に対応する辺を上記選択した設
定パス数に対応する溶接層数にて分割(この例では5分
割)すると共に、各分割点イ、口、ハ、二から上記溶着
金属54表面と平行な線及び水平線をそれぞれ延ばして
、上記開先53に対応する辺、第1母材51に対応する
辺及び上記各線の交差点を各パスト・・15における溶
接トーチのねらい位置56とする。例えば第1番目のパ
ス1の場合であれば二辺の交点つまり継手ルー)aを溶
接トーチねらい位置56とし、第8番目のパス8の場合
であれば分割点イから水平方向に延びる線と分割点ハか
ら斜め下方に延びる線との交点を溶接トーチねらい位置
56とし、第15番目のパス15であれば分割点二を溶
接トーチねらい位置56とするのである。第2図は上記
第1表において溶接層数8、設定パス数36を選択した
場合の予想溶着断面を示しているが、第1図との対比に
おいて明らかなように、いずれの溶接層数の場合にも、
溶接トーチねらい位置56が幾何学的図形により、画一
的に導出されることが分かる。そこで上記のようにして
設定した各溶接トーチねらい位置に溶接トーチを位置さ
せるに際しては、第4図に示すように、タッチセンサー
等にて予め記憶した溶接線つまり上記両母材51.52
の表面の交点dを原点とし、上記各ねらい位置56・・
56でのX軸とY軸との座標に対応した距離だけ記憶位
置を位置修正するようにする。
した場合の予想溶着断面を示しているが、溶着金属54
表面よりも予想溶着断面がはみ出して描かれているのは
、上記において算出した必要とするパス数が設定パス数
15よりも少なかったことを示している。次に上記予想
溶着断面の上記開先53に対応する辺を上記選択した設
定パス数に対応する溶接層数にて分割(この例では5分
割)すると共に、各分割点イ、口、ハ、二から上記溶着
金属54表面と平行な線及び水平線をそれぞれ延ばして
、上記開先53に対応する辺、第1母材51に対応する
辺及び上記各線の交差点を各パスト・・15における溶
接トーチのねらい位置56とする。例えば第1番目のパ
ス1の場合であれば二辺の交点つまり継手ルー)aを溶
接トーチねらい位置56とし、第8番目のパス8の場合
であれば分割点イから水平方向に延びる線と分割点ハか
ら斜め下方に延びる線との交点を溶接トーチねらい位置
56とし、第15番目のパス15であれば分割点二を溶
接トーチねらい位置56とするのである。第2図は上記
第1表において溶接層数8、設定パス数36を選択した
場合の予想溶着断面を示しているが、第1図との対比に
おいて明らかなように、いずれの溶接層数の場合にも、
溶接トーチねらい位置56が幾何学的図形により、画一
的に導出されることが分かる。そこで上記のようにして
設定した各溶接トーチねらい位置に溶接トーチを位置さ
せるに際しては、第4図に示すように、タッチセンサー
等にて予め記憶した溶接線つまり上記両母材51.52
の表面の交点dを原点とし、上記各ねらい位置56・・
56でのX軸とY軸との座標に対応した距離だけ記憶位
置を位置修正するようにする。
次に各溶接トーチねらい位置56における溶接トーチの
ねらい角度を設定するが、このねらい角度としては、例
えば第4図に示すように、し形水平開先継手55に向け
て溶接トーチ57を配置し、その先端を水平線に接触さ
せた際におけるトーチと上記水平線とのなす角度θを基
準とする。上記第1図及び第2図中のカッコ内に表示す
る数値は、開先角度50°における各パス毎の溶接トー
チねらい角度θの一例を示しているが、これらは熟練溶
接作業者が実際に行なった作業を観察することによって
導き出したものであり、次のような特徴を有している。
ねらい角度を設定するが、このねらい角度としては、例
えば第4図に示すように、し形水平開先継手55に向け
て溶接トーチ57を配置し、その先端を水平線に接触さ
せた際におけるトーチと上記水平線とのなす角度θを基
準とする。上記第1図及び第2図中のカッコ内に表示す
る数値は、開先角度50°における各パス毎の溶接トー
チねらい角度θの一例を示しているが、これらは熟練溶
接作業者が実際に行なった作業を観察することによって
導き出したものであり、次のような特徴を有している。
すなわち第1図と第2図との比較において明らかなよう
に、いずれの場合も終りから2層目の各パス群は、それ
ぞれその溶接トーチねらい角度が前層よりも大きい角度
55.5°に設定されると共に、最終層の各パス群の溶
接トーチねらい角度はそれぞれ上記路りから2N目の各
パス群の場合よりも小さく、かつ終りから3層目以前の
各パス群の角度よりも大きい角度50°に設定され、ま
た上記2層における開先53に対応する辺上の各パス1
0.15.28.36の溶接トーチねらい角度は、それ
ぞれ同一層のパス群の溶接トーチねらい角度よりも小さ
い角度33.3°、44.4°に設定されている。また
上記開先53に対応する辺上の他の各パス群1.3.6
.10.15.21は、それぞれ最も小さい角度27.
7°に設定されており、その他残りのパス群はそれぞれ
所定の角度44.4゜に設定されている。上記のように
最終層における溶接トーチねらい角度が終りから2層目
における溶接トーチねらい角度よりも小さく設定されて
いるのは、ビード表面外観を向上するためであり、また
開先53に対応する辺上の各パス群の溶接トーチねらい
角度が、他よりも小さく設定されているのは、開先角度
αによる制限を受ける等の理由によるものである。上記
のことから、いずれの予想溶着断面においても、その各
パス毎の溶接トーチねらい角度θの変化のパターンは共
通していることが明らかである。なお開先角度αの異な
るし形水平開先継手55の溶接を行なうに際しては、θ
−k・αというように開先角度αに比例して各パス毎の
溶接トーチねらい角度θを増減することにより、即座に
修正することが可能となる。なおkはパス数による定数
を示す。
に、いずれの場合も終りから2層目の各パス群は、それ
ぞれその溶接トーチねらい角度が前層よりも大きい角度
55.5°に設定されると共に、最終層の各パス群の溶
接トーチねらい角度はそれぞれ上記路りから2N目の各
パス群の場合よりも小さく、かつ終りから3層目以前の
各パス群の角度よりも大きい角度50°に設定され、ま
た上記2層における開先53に対応する辺上の各パス1
0.15.28.36の溶接トーチねらい角度は、それ
ぞれ同一層のパス群の溶接トーチねらい角度よりも小さ
い角度33.3°、44.4°に設定されている。また
上記開先53に対応する辺上の他の各パス群1.3.6
.10.15.21は、それぞれ最も小さい角度27.
7°に設定されており、その他残りのパス群はそれぞれ
所定の角度44.4゜に設定されている。上記のように
最終層における溶接トーチねらい角度が終りから2層目
における溶接トーチねらい角度よりも小さく設定されて
いるのは、ビード表面外観を向上するためであり、また
開先53に対応する辺上の各パス群の溶接トーチねらい
角度が、他よりも小さく設定されているのは、開先角度
αによる制限を受ける等の理由によるものである。上記
のことから、いずれの予想溶着断面においても、その各
パス毎の溶接トーチねらい角度θの変化のパターンは共
通していることが明らかである。なお開先角度αの異な
るし形水平開先継手55の溶接を行なうに際しては、θ
−k・αというように開先角度αに比例して各パス毎の
溶接トーチねらい角度θを増減することにより、即座に
修正することが可能となる。なおkはパス数による定数
を示す。
そこで上記のようにして設定した溶接トーチねらい位置
及びねらい角度に基づいてし形水平開先継手55の自動
開先溶接を行なうが、上記実施例方法によれば、開先の
形状因子及び使用するアーク溶接電流値、溶接速度を入
力すれば、当該し形水平開先継手55に最適の溶接トー
チねらい位置及びねらい角度を略正確にかつ自動的に設
定できることとなる。
及びねらい角度に基づいてし形水平開先継手55の自動
開先溶接を行なうが、上記実施例方法によれば、開先の
形状因子及び使用するアーク溶接電流値、溶接速度を入
力すれば、当該し形水平開先継手55に最適の溶接トー
チねらい位置及びねらい角度を略正確にかつ自動的に設
定できることとなる。
なお、上記実施例においては溶接トーチねらい位置を設
定するに際し、設定パス数の中から必要とするパス数以
上のものを選択する例を挙げたが、これに限られるもの
ではなく、必要とするパス数以下の設定パス数を選択し
てもよい0例えば必要パス数が設定パス数を僅かに越え
ているような場合には、大幅に多い設定パス数を選択す
るより、僅かに少ない設定パス数を選択した方が経済性
等の点で優れていることがあるからである。
定するに際し、設定パス数の中から必要とするパス数以
上のものを選択する例を挙げたが、これに限られるもの
ではなく、必要とするパス数以下の設定パス数を選択し
てもよい0例えば必要パス数が設定パス数を僅かに越え
ているような場合には、大幅に多い設定パス数を選択す
るより、僅かに少ない設定パス数を選択した方が経済性
等の点で優れていることがあるからである。
(発明の効果)
この発明の水平開先溶接方法においては、各パス毎の溶
接トーチねらい位置を正確にかつ自動的に設定すること
ができ、この結果、連続した溶接を行なうことが可能と
なる。したがって従来、溶接作業者が要していた教示の
ための時間を削減して作業能率を向上させることが可能
となる。
接トーチねらい位置を正確にかつ自動的に設定すること
ができ、この結果、連続した溶接を行なうことが可能と
なる。したがって従来、溶接作業者が要していた教示の
ための時間を削減して作業能率を向上させることが可能
となる。
第1図ないし第4図はこの発明の水平開先溶接方法の一
実施例を説明するためのもので、第1図及び第2図はそ
れぞれし形水平開先継手の予想溶着断面図、第3図及び
第4図はそれぞれし形水平開先継手部の模式図、第5図
は溶接作業者による水平開先溶接の積層パターン図であ
る。 1〜36・・・パス、51・・・第1母材、52・・・
第2母材、53・・・開先、54・・・溶着金属、55
・・・し形水平開先継手、56・・・溶接トーチねらい
位置、57・・・溶接トーチ、イ、口、ハ、二、ホ、へ
、ト・・・分割点。 特許出願人 川崎重工業株式会社] 第3図 第4図 丁 ] 第5図
実施例を説明するためのもので、第1図及び第2図はそ
れぞれし形水平開先継手の予想溶着断面図、第3図及び
第4図はそれぞれし形水平開先継手部の模式図、第5図
は溶接作業者による水平開先溶接の積層パターン図であ
る。 1〜36・・・パス、51・・・第1母材、52・・・
第2母材、53・・・開先、54・・・溶着金属、55
・・・し形水平開先継手、56・・・溶接トーチねらい
位置、57・・・溶接トーチ、イ、口、ハ、二、ホ、へ
、ト・・・分割点。 特許出願人 川崎重工業株式会社] 第3図 第4図 丁 ] 第5図
Claims (1)
- 1、水平に配置した第1母材に、開先を形成した第2母
材を略直角に突合せ、上記開先表面、第1母材表面及び
溶着金属表面にて形成される略断面三角形のレ形水平開
先継手を溶接する方法であって、上記開先継手の溶着断
面積を該開先継手の形状因子に基づいて求める一方、上
記溶着断面積を溶接電流値と溶接速度とによって定まる
1パス当りの溶着断面積にて除して上記開先継手の溶接
に必要なパス数を算出し、予め各種溶接層数に対応して
設定したパス数の中から上記必要とするパス数に近い設
定パス数を選択し、この選択した設定パス数に上記1パ
ス当りの溶着断面積を乗じて予想溶着断面積を求め、こ
の予想溶着断面積にて上記開先継手の略三角形の溶着断
面と同一もしくは相似形の予想溶着断面を設定し、この
予想溶着断面の上記開先に対応する辺を上記選択した設
定パス数に対応する溶接層数にて分割すると共に、各分
割点から上記溶着金属表面と平行な線及び水平線をそれ
ぞれ延ばして、上記開先に対応する辺、第1母材に対応
する辺及び上記各線の交差点を各パスにおける上記溶接
トーチのねらい位置とすることを特徴とする水平開先溶
接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13522186A JPS62292269A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 水平開先溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13522186A JPS62292269A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 水平開先溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62292269A true JPS62292269A (ja) | 1987-12-18 |
JPH0429473B2 JPH0429473B2 (ja) | 1992-05-19 |
Family
ID=15146651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13522186A Granted JPS62292269A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 水平開先溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62292269A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6099484A (ja) * | 1983-11-02 | 1985-06-03 | Hitachi Ltd | すみ肉継手の多層溶接法 |
-
1986
- 1986-06-10 JP JP13522186A patent/JPS62292269A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6099484A (ja) * | 1983-11-02 | 1985-06-03 | Hitachi Ltd | すみ肉継手の多層溶接法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0429473B2 (ja) | 1992-05-19 |
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