JPS62291845A - 画像記録システム - Google Patents

画像記録システム

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JPS62291845A
JPS62291845A JP61136770A JP13677086A JPS62291845A JP S62291845 A JPS62291845 A JP S62291845A JP 61136770 A JP61136770 A JP 61136770A JP 13677086 A JP13677086 A JP 13677086A JP S62291845 A JPS62291845 A JP S62291845A
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photoreceptor
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良 藤本
Yoshiro Udagawa
善郎 宇田川
Takayoshi Tsutsumi
孝義 堤
Tsutomu Toyono
豊野 勉
Shuzo Kaneko
金子 修三
Tatsuo Takeuchi
達夫 竹内
Fumitaka Kan
簡 文隆
Akihiko Tojo
明彦 東條
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は原稿或は風景等の被写体による光学像を記録す
る画像記録システムに関わり、特に上記光学像を軽量簡
易に記録し更にこれを電気信号として記録又は出力する
画像記録システムに関する。
〔従来技術〕
画像を記録する手段としては従来より電子写真により原
稿を光学系を介して複写媒体に静電潜像として記録後液
式あるいは乾式のトナー(インク)により、顕画像とし
、これを紙等の記録媒体に転写する方式、あるいは画像
をCCD (チャージカップリングデバイス)等を用い
たデジタル光電変換素子により読み取り、これを電気信
号に変換して出力する方式等多種ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが前者の電子写真によれば高密度の画像が多階調
に鮮明に記録される一方、通常、複写媒体に直接トナー
を付与し顕画化するため、所望の大きさの記録画像を得
るためには装置が大がかりとなりまた重量化、大型化し
てしまう欠点がある。
一方後者のCOD等のデジタル光電変換素子で画像を読
み取る場合、これが−次元的に配列した素子であれば原
稿をメカニカルに走査したり、あるいは二次元配列素子
に形成すると高密度の画像を鮮明に読み取るために、相
応に素子を多数微細に加工しなければならずコスト高を
招く。さらに画像をメモリする場合は外部メモリを有し
ていなければならないなど難点があった。
一方イメージオルシコンやビジコンに代表される真空管
方式により画像を電気信号に変換する場合は、非常に高
速また微細加工なしに高密度に画像を読み取れる反面、
やはりこれを蓄積する外部メ゛モリ(たとえばビデオテ
ープ等)が必要である。
したがって、携帯用の記録装置を構成する場合において
上記メモリ手段あるいは真空管駆動用電源によりある程
度の大きさが必要となるため、携帯用として最適とは言
えない。
さらに一方銀塩写真は高密度記録が可能であり、またフ
ィルムでの画像の保存が効くため、カメラ部および現像
を分離独立しており、カメラだけ持ち運べば良いため非
常に便利である反面フィルムを繰り返し使用できないこ
とや、現像において化学薬品を使用しなければならない
ために、この処理が煩雑になる欠点があった。
本発明は上記欠点に鑑み、携帯に便利な装置により、高
密度の画像を保持することのできる繰り返し使用可能な
媒体を用いて画像を記録し、さらに保持された画像を電
気信号化して出力あるいは再保存し得る画像記録システ
ムを提供すること等を目的としている。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明の画像記録システムは、夫々異なる位置に複数の
画像パターンを記録可能な感光体、前記感光体を移動さ
せる駆動手段、前記感光体をビームで走査することによ
り前記感光体上の記録情報を電気信号に変換して読み出
す読み出し手段、少なくとも前記感光体及び読み出し手
段を密封内蔵する容器、前記感光体の一部を前記容器の
内壁に選択的に押圧するよう前記駆動手段を制御する制
砲手段、 を有する。
〔作用〕
密封容器に感光体とビームによる読み出し手段とを内蔵
させ、上記感光体を制御手段により選択的に容器内壁に
押圧する。
これにより感光体の位置を容器内壁の位置を利用して正
確に出すことができる。
又、露光時等に感光体の一部に不要な光が入射する惧れ
かない。
〔実施例〕
第1図および第2図は本発明の画像記録システムの代表
的構成例を示す図であり、第1図は上側透視図、第2図
は正面透視図である。
本実施例の画像記録システムの基本構成は画像を電子的
に蓄積するフィルム状の画像蓄積体4、該画像蓄積体4
に画像を記録するため、原稿画像を露光する光学系露出
部材等を含む画像記録部11蓄積体4に蓄積された画像
を読出すため前記画像蓄積体4を電子ビームで走査する
画像読出部2、および該続出部2を駆動するための外部
電源や集束偏向信号を入力する為の外部駆動回路に接続
する入力端子、外部メモリ等に出力するための出力端子
から成るコネクタ部3等から成る。
更に詳述すると、記録部l内には光学系11、絞りシャ
ッタ等を含む露出部材EMが内蔵されており、光学系1
1による光学像の通過量及び時間を制御し得るよう構成
されている。
102は保持容器であって画像蓄積体4が巻取り軸41
.42に巻付けられた状態で張設されている。この巻取
り軸41.42の一端にはローターマグネット501.
502が固設されており、上記軸41.42はステージ
101の不図示の軸受けによりマグネット501゜50
2と共に回転可能に取り付けられている。
又、第1図ではステージ101は省略されているが、こ
のステージ101上にビーム走査部21が固定されてい
る。このビーム走査部は電界又は磁界を形成し、しかも
これを変化させることにより電子銃23から射出される
電子ビームを偏向し、前記蓄積体の所定画面を電子ビー
ムで走査する。
23は電子銃で該電子銃から射出されたビームはビーム
走査部21により集束偏向された後メツシュ電極200
を介して蓄積体4に照射され、この蓄積体から放出され
る2次電子をメツシュ電極200で検出するよう構成さ
れている。メツシュ電極200からは不図示のリード線
が保持容器102内の壁面を伝わりコネクタ3の出力端
子に接続されているものである。
又、このメツシュ電極には上記リード線を介して所定の
正のバイアス電圧を印加することが好ましい。
以上の巻取り軸41,42、マグネット501,502
、ステージ]、 01 、ビーム走査部21.電子銃2
3等は保持容器102内に収容されており、容器102
内は真空に保たれている。
電子銃23、ビーム走査部21の電源端子、信号入力端
子、出力端子はコネクタ3に設けられており、このコネ
クタ3はカメラ100外に露出可能になっており、通常
は蓋201により覆われている。202は記録再生装置
204からケーブル203を介してカメラ100に対し
て電源ビーム集束偏向信号を供給すると共に、カメラ1
00から出力される画像信号を入力する為のコネクタで
、このコネクタ202とコネクタ203は蓋201を開
いた状態で接続可能となる。207は外部電源入力端子
でコネクタ3に設けられており、このコネクタ3にコネ
クタ202を接続したとき記録再生装置204からの電
源がこの端子2071ζも供給されるよう構成されてい
る。この端子はスイッチ205の一端に接続されている
スイッチ205のもう一端にはバッテリーパック5から
の内部電源が接続されており、この2種類の−a源は選
択的にコイル503及び504やその他の電気回路をド
ライブする為のドライブ回路208に供給される。又、
206はシステムコントローラであり、シャッタスイッ
チ13、蓋201の開閉信号等が入力されており、蓋2
01が開くとスイッチ205を端子207側に接続する
。又、蓋20+が閉じているとバッテリーパック5側に
接続するよう切換える。
尚、210,211は発光ダイオード(LED)で蓄積
体4に対し後述する如く光を照射する為のものである。
14はファインダである。
このように構成されているのでカメラ100による画像
記録時はカメラ内のバッテリーパックによりドライブ回
路208に給電が為され、所定のタイミングで蓄積体4
の間欠的移動が行なわれ1画面ずつ蓄積体に光学像を潜
像として記録することができる。
又、読み出し時にはカメラ100のコネクタ3に記録再
生装置204のコネクタ202を接続すると、これに先
立つ蓋201の開成に伴って電源ラインがスイッチ20
5により切換わり、記録再生装置204からの電源の供
給が可能となる。
従ってカメラ携帯時は電源がコンパクトとなるのでカメ
ラを小型化できる。
又、コネクタ3とコネクタ202の接続動作に関連して
内部電源と外部電源を切換えているので画像を蓄積体か
ら読み出す際にカメラ内の限られた電源を消耗すること
がない。
又、実施例では画像蓄積体4を真空室内に封入すると共
にこれを外部より移動可能としているので高解像度の画
像情報を多量に蓄積することができる。
しかも読み取りもワンタッチででき従来の様に特別な大
型の読み出し装置を必要としない。
又、蓄積体4を移動させる為の駆動軸を真空の保持容器
外からの電磁力で駆動できるようにしたので、モーター
を保持容器内に封入する場合に比べて真空度を保°ち易
い。
尚、本発明において画像蓄積体4に記録するものは電子
的な潜像パターン、たとえば静電潜像や、電子的なトラ
ップの分布による潜像で良い。
上記の様な潜像パターンを電子ビームで走査すると、潜
像に対応して画像担持体から放出される二次電子量の大
小により蓄積体に記録された画像のコントラストが検出
されるため、これにより上記潜像を電気信号に変換して
読出すことができる。
尚、蓄積体4をテープ状とせずガラスを基板とする回転
ディスクの上にこの蓄積体を設けても良い。こうすれば
蓄積体の平面性を安定に出すことができる。
尚、上記実施例ではメツシュ電極で2次電子を検出した
が後述の如く電子ビームの反射による戻りビームを検出
するようにしても良い。
以下、本発明画像記録装置各部について順次詳細説明す
る。
先ず本実施例の画像蓄積体と画像記録方法について詳述
する。
第3図は第1.2図実施例に用いる画像蓄積体4の縦断
面図であって、全体はフィルム形状をなしており、56
の透明な基体フィルム上にバリア層50゜透明導電層5
1. N型光導電体層52、透明絶縁層53、半導電層
55を積層したものである。以下各層について述べると
、基体56は、十分な屈曲性と透光性があり、かつフィ
ルムローディング時の張力によって切断することない材
質からなる。たとえばポリエチレンテレフタレート、ポ
リイミド等の高分子フィルムが好ましい。また、上記特
性を満足させる為フィルムの厚みは、ポリエチレンテレ
フタレートの場合10〜50μmが望ましく、ポリイミ
ドフィルムでは5〜50μmが望ましい。透明導電層5
1は、酸化スズあるいは酸化インジウム又はこれに若干
の酸化スズを含むものが用いられる。この層は公知のス
パッタ等の方法により成膜されたものであり、透光性及
び十分な導電性が得られる厚みで数10〜数1100n
が望ましい。
N型光導電体層52は、CdS、CdSe、ZnO等の
Nタイプの光導電体を蒸着あるいはスパッタによって形
成したものであって光の受容により十分な電子・正孔ペ
アを発生し、かつ暗部の絶縁性が確保され、光の内部拡
散が無視できる程度の厚さに成膜されている。例えば1
100n〜数μmの範囲が望ましい。次に絶縁層53は
、5i02.MgO等の高絶縁性の薄膜で、スパッタ等
の方法により成膜される。膜の厚みは十分な絶縁性を持
たせる為に、数百nm−数10μmが望ましい。次に、
半導電性漠55は、ビームから導電層を保護する為にガ
ラス等の膜あるいは、KCi(塩化カリウム)等の多孔
質膜で膜面方向の抵抗が膜厚方向よりも高(十分な絶縁
性を示すのもであり、膜の厚さが記録画像の解像度幅に
比べ十分薄いものが良く、たとえば1000本/m’m
の解像度の画像とする為に膜厚を数1100p〜数百n
mにすることが望ましい。また、光導電層52と透明導
電層51の間に設けたバリア層50は暗減衰並びに暗部
における負電荷の注入を防止する為の層でありCdSO
3,CdSeO3等をスパッタにより成膜したものであ
る。この膜厚は2〜数10nmが望ましい。
次に上記画像蓄積体への光記録について第4図(a)〜
<c>を用いて述べる。
暗所において透明導電層51をアース又は負として半導
電層55に例えば導電性ブラシ又はロール57゜57′
等を用いて正電荷を第4図(a)のように付与する。こ
の付与された正電荷はただちに半導電層55を通して注
入される。次に第1図の露出部材EMが開き画像露光が
行なわれ、光りの当った部分は光導電層52の抵抗が下
がり透明導電層51から負電荷がバリア層を抜は光導電
層52へ注入され第4図(b)の状態となる。次に露出
部材EMが閉じた後透明導電層51をアースに落とし、
このアースと短絡された導電性ブラシまたはロール59
 、59’にて半導電層55を通して暗部の正電荷と透
明導電層51の負電荷を短絡して消去するとともに、明
部の表面電位が0になるように第4図(C)の如(正電
荷を、半導電層55と透明導電層51へ分布させる。次
に透明導電層51をアースとしておき、画像蓄積体4を
前述のLED210,211で全面露光すると、光電導
層52の電気抵抗が下がり、この層の両端の正負電荷が
消去され、絶縁層53をはさむ電荷のみが第4図(d)
の如く残ることとなり、表面を正電位とする記録が行わ
れる。
前記、画像蓄積体と、記録方法によれば、画像蓄積体を
スパッター法を用いて一括作成する為、蓄積体を非常に
均一に作成することが可能であり、蓄積画像にムラ等を
発生する要因が減少した。また、薄層の感光体(光導電
体)を用いる為、光の吸収率が高く高感度が達成できる
。さらに該光導電体の薄膜化は画像の解像度を従来に比
べ10倍以上引き上げられることになった。
第5図(a)、(b)および第6図に上記記録方法を適
用した実施例の構成における記録部1の詳細を示しこの
動作1例について第1図、第2図を用いて述べる。
第5図(a)中ローラ59,59’ 、57.57’は
スライド板511に回転可能に軸支されている。511
′はスライド板511に設けた長穴でステージ101に
植設されたピン512が嵌入しており、スライド板51
1は図中矢印520方向に長穴511′  に沿ってス
ライド可能となっている。
513はプランジャでアーマチャー514を有し、この
アーマチャー514はレバー515を介してスライド板
511と連結している。516はアーマチャーに植設し
たピン、517はこのピンが嵌入されるスライド板51
1側の穴である。
尚、アーマチャー514がプランジャ513により図中
最も上方に移動した第1の状態ではローラ59゜59’
 、57.57’は保持容器102の内壁を離れている
また、プランジャ513によりアーマチャー514が図
中最も下方に移動した第2の状態ではローラ59゜59
’ 、57.57’は蓄積体4を保持容器102の内壁
に押し付けるよう構成されている。又、プランジャ51
3は内部にマグネットを有し、通電を断っても第1又は
第2の状態で保持される。
又、SMはシールド部材であり、保持容器表面に厚さd
3だけコーティングされており、第6図(a)に示す有
効画面EFに対応する窓部のみ光の通過を可能とし、そ
れ以外は遮光している。又容器102の光学系11に臨
む面は精度良(平面が形成されている。又容器102の
光学系11に臨む面の厚みd2はその他の部分の厚みd
lよりも薄く形成されている。
先ず、初期状態ではプランジャは第]の状態にあり、被
写体を決め、第2図におけるシャッタスイッチ13をハ
ーフスイッチングの状態にすることにより第5図、第6
図における帯電ブラシローラ57と接地ブラシ57′と
の間で電圧印加するとともに駆動コイル503,504
を作動しフィルムを図示矢印60方向に送る。
これにより、まず画像蓄積体4上を一様に帯電テる。
又、このときはプランジャは第1の状態にあるので蓄積
体はローラ59,59’ 、57.57’に接してはい
るが容器102に接していないので負荷が小さくなり矢
印60方向の移動をし易い。
蓄積体を所定量(1画面分)送るとコイル503゜50
4に対する通電が断たれると共に、プランジャ513に
所定の通電が成されて第2の状態となり、ローラ59,
59’ 、57.57’が蓄積体4を容器102の内壁
に押しつける。
これによりブレーキがかかると共に、蓄積体が容器内壁
に押し付けられ平面度が高精度に出る。
次にンヤツタスイッチ13をフルスイッチングの状態に
することにより露出部材EMを作動し、光学系11を通
して画像蓄積体4を必要光量露光し、第4図(b)の状
態で画像を記録する。
このとき、本実施例によれば露出部材の開口部分と蓄積
体4との距離は容器102の厚さd2及びシールド部材
SMの厚さd3の分しか離れていないので光の回り込み
を最小限に留めることができる。従って蓄積体の他の部
分に光ががぶる事がなく画質を向上できる。
次にシャッタスイッチ13を解除するとプランジャ51
3に通電が成され第1の状態に復帰する。
又、再度駆動コイル503,504が作動し、フィルム
を矢示60方向に1画面分移動するとともに接地ブラシ
59 、59’により全面除電を行ない第4図(c)の
状態で画像が保持蓄積状態となる。この後矢示60と反
対方向にフィルムを1画面分戻すことにより、次画面の
画像記録の上記一様帯電のプロセスに都合の良い位置に
保持する。
尚第1図、第5図において保持容器102はガラス等に
より形成するが該保持容器102は少なくとも画像記録
部1においては充分に透明でありしかも画像露光の光路
となる部分においては像光にひずみ干渉等の悪影響を及
ぼさない平坦面であり、かつ画像蓄積体面と平行である
ことは前述の通りである。又、遮光用のシールド部材S
Mは容器102の内表面(第5図(b))にあった方が
光の回り込みが少な(フレア等が少ない。
または上記保持容器102の光路部分を直接レンズとし
て加工することも可能である。
尚、第5図、第6図の実施例においてブラシローラ57
,57’ 、59.59’は前記した帯電又は除電の為
の電圧印加を行なうとともに画像蓄積体4を選択的に容
器内壁102に押し付けるように為されているので容器
102の前面部を画像露光の光路の軸に対して直角とな
るよう平面度を出しておくだけで蓄積体の平面度、光軸
に対する直角度も安定に得ることができ、画像記録、読
出しに対しての解像度が良好に保てる。
尚、このように蓄積体4に対する帯電、除電の為のロー
ラ又はブラシを蓄積体4の記録部1の平面性を出す為の
駆動手段と兼用することにより、構成を簡略化すること
ができる。
又、第6図(a、 )のように帯電又は除電の為のロー
ラ又はブラシの内の接地された一方のローラ又はブラシ
を有効画面EF(電子ビームによる走査画面範囲)の外
側、かつフィルム状蓄積体4の巾方向の端部に設け、又
、これに対応してフィルム状の蓄積体4の層の構造を第
6図(b)の如くしたので構成がより簡略化される効果
を有する。
尚、ここで前記画像蓄積体4での記録画像の保持は前記
第4図(C)のプロセス終了状態での保存が望ましい。
前記第4図(C)に示す様に画像蓄積体4の表面を外部
に電界が生じない(接地)電位にしておくことで、画像
蓄積体4をフィルムにして保存する為に巻取るとき、他
の重なりあった画像と互いに影響を及ぼさず、良好な画
像の保持がなされるからである。特に後述するように、
基体56および導電層51を合わせた導電基体を使用す
る場合にはこの良好な保持効果が大きい。
もちろん第4図(d)に示す状態での保持も可能である
さて、上記においては、画像蓄積体表面を一様帯電させ
て画像形成させる例を特に挙げたが、その他の記録方法
を用いても良いことは言うまでもない。
又、以上述べて来た画像蓄積体4の記録方法において、
該蓄積体4の除、帯電に導電性プラン、ロールを用いて
いたが、別途手段として本発明の画像記録シス乎ムに内
蔵する電子銃23を用いることもできる。この場合の帯
電方法を第3図を用いて述べる。
電子銃23を用いた場合は、導電層51を背面電極とす
ることになり加速電圧により画像蓄積体4の半導電層5
5に付与される電荷の極性が変化する。
すなわち帯電時に画像蓄積体4付近にあらかじめコレク
タ電極を設けるか、又は除帯電時のみコレクタ電極を設
け、この電極の電圧を十分高くすると共に、電子ビーム
を低速電子ビームとすれば、初期に該半導電膜55の表
面がOvとすると、ある電圧VΔ以下の加速電圧迄は電
子銃から半導電層55に向う1次電子の量が、衝突によ
って発生する2次電子の量よりも多いため、半導電層を
負に帯電することとなる。又、加速電圧がVAの場合、
1次電子と2次電子の量がほぼ拮抗しており、該半導電
層の表面はOvの状態となる。さらに加速電圧を上でV
Aより太き(なると、入力1次電子よりも2次電子の方
が多く放出するため、該半導電層の表面は正に帯電する
ことになる。このVAの値は材料によって異なるが該半
導電層の下部が絶縁層53からなるため約20〜50V
の値である。また、上記方法はあくまでもコレクタ電圧
が正で十分高いことにより2次電子がほとんど捕集され
る為に可能な方法である。
又、画像蓄積体4への帯電が負である場合は、前述の如
く電子銃を用いるだけでなく内部にタングステンフィラ
メントを別途に設置し、このフィラメントからの熱電子
放出を利用することも可能である。
上記帯電方法において、帯電電位をコントロールするに
は、2次電子放出が1次電子注入を上まわっている領域
で、コレクター電圧を制御することで可能となる。該画
像蓄積体の半導電層の表面電位が概略Ovとして、これ
を+Vcボルトに帯電する場合、電子銃側の加速電圧の
陰極に−(VA+α)の電圧を印加し、さらにコレクタ
電極に所望の帯電電圧子Vcを印加してお(、さらに該
画像蓄積体の導電層51をアースに落しておく。このよ
うに電圧を設定することにより、該画像蓄積体上の半導
電層55に1次電子ビームが入射すると上記設定では2
次電子放出が1次電子入力よりも多く、かつ、放出した
2次電子がコレクター電極に全て取り込まれる為、半導
電層は徐々に正帯電されて行(。帯電が進み表面電位が
コレクター電位を越えると2次電子はコレクター電極へ
移動できなくなり、半導電層に戻り、−次電子の入力分
だけ!位が下がり一定の表面電位VCが保たれることと
なる。
次に、半導電層55を負に帯電する場合について述べる
。この場合帯電電位を−Vcボルトとすると、陰極電位
は=(VA十VC+α)ボルトに設定する。
但し、半導電層55の表面電位は概略Ovであるとする
。この場合、放出される2次電子は全て半導電層に戻る
為1次電子の入力分だけ半導電層は負に帯電していく。
そして−vC,ボルトよりも低い電位になると、コレク
ター電極の電位が半導電層の表面電位に対し相対的に正
になる為、2次電子が捕集され、正に半導電層が帯電さ
れることとなる。よって−VCボルトに安定帯電される
以上のように電子銃を用いて帯電を行なうと、ブ貴 ・
/    l−1−1+7 竺 I+ 隆 ベ ト ハ
 セーー佇 xt雪驚猶(〒J台粋 l−汁ると共に、
帯電時間も短く、また帯電位の制御も容易になる。
次に除電方法につい述べる。上述したようにコレクター
電極の電位によって帯電が制御できることから、コレク
ター電位をOvに設定すれば除電は可能となる。又、半
導電層が正に帯電している場合のみコレクター電位を十
分高くして放出2次電子が全て捕集されるようにし、半
導電層の帯電電位を+Vsとし、陰極の電位をVKとす
ると(Vs−VK)<VAとなる条件で電子ビームの照
射を行ないVsを徐々にOvに近づけることにより除電
することも可能である。但しVS<VAの場合はVK=
Oとして十分な除電が可能である。当然上記除電におい
て導電層51はアースに落されている。3このように本
実施例の除帯電方法によればブラシ、ロール等に比べよ
り均一な除帯電が可能となる、他に帯電電位を可変に制
御できる等の効果を有し、メカニカルな手段を使わずに
除帯電できるので構成が簡単となる。
除帯電時の電流が少なく低電圧で行うことが可能な為電
源が小型になるなどの効果も有る。
尚、画像蓄積体4の画像消去は、前述のように全面露光
を行いつつ透明導電層をアースに落とし、アースに落と
された導電性ブラシ又はロールを半導電層55に接触さ
せて移動するか、前述除電手段を用いることで行なわれ
る。他の画像蓄積体についても、それぞれの画像蓄積体
の有する半導電層を除電用ブラシ又ロールあるいは電子
ビームでOvとし透明導電層をOVとして光を全面照射
することで可能となる。
次に本発明記録装置における画像読出し部2について説
明する。静電潜像を電子ビームにより走査して読み出す
ものとして本出願人が先に出願した特開昭54−299
15号にその1例の詳細が記述されているのでここでは
簡単に説明する。
第1図においてコネクタ3に外部より読み出し部駆動電
源および外部メモリ部を内蔵した記録再生装置からのケ
ーブル203が接続されると、画像読み出しが可能とな
る。なおビーム偏向を制御する為の続出部駆動制御回路
は本実施例の如く記録再生装置に設けてあっても良いし
、カメラ100内に設ける様にしても良い。
読み出し動作について簡単に説明すると電子ビームが画
像蓄積体4に入射すると2次電子が発生するが画像蓄積
体の外部に放出されるものはこの表面から高々0.1μ
以内の深さの領域で発生したものである。ところが、そ
の外部に放出する2次電子は画像蓄積体の表面電位に影
響される。即ち、表面電位が正であれば前記2次電子は
それにより引きつけられるため放出され難く、又、電位
がマイナスであれば逆に反発され2次電子量は増加する
。従って、画像担持体に電子ビーム5を入射する時、前
記感光板近傍に2次電子集束用のメツシュ電極200を
設ければ電極200の出力は電子ビームの当っている個
所の表面電位に対応したものとなる。即ち、この出力は
画像蓄積体に記録された画像情報を時系列電気信号に変
換したものとなる。電子ビームを読み出し手段に使用す
ることは、ビームの走査が電子レンズにより純電気的に
行なわれること、ビーム径が数μ以下に容易に絞れるこ
とから高分解能である事など多数の利点を有する。
又、電子ビーム強度を弱(することで画像蓄積体上の潜
像をほとんど破壊することな(読み出すことが可能であ
る。
第7図は別の読み出し方法を本発明装置に適用した構成
例である。第7図適用例のものは特に従来よりイメージ
オルシコンに代表される静電荷読取り方法と同様であり
、簡単に説明する。電子銃301から電子ビーム5が出
ると図示の集束用コイル302、集束電極303によっ
て集束され、偏向用コイル304により偏向され、画像
蓄積体4上の電荷像を走査するが電子ビームが前記電荷
像にあたるとこのうち一部のビームが上記電荷像のうち
正電荷を中和し、残りの電子が戻りビーム5′となり、
電子銃の方へ戻る。したがってこの戻りビーム5′は電
荷像に対応して強弱のコントラストをもっているため、
これをダイノード305で受けることによりここから発
生する二次電子を多段で増巾した後、コレクタ306か
ら電気信号として取り出すことが出来る。
本発明に適用しうる電子ビームにより潜像を読出す方法
はその他にも考え得るが説明の便宜上、以上に留どめる
次に前記の第3図、第4図で説明した画像記録方法を本
発明に適用した場合の読取り部2の動作について第1図
〜第4図を用いて説明する。
前記記録部lの動作説明で述べた様に、ここでは画像蓄
積体4は、第4図(C)に示した記録プロセス終了後、
巻き取られ保持されているものとする。
ここで記録再生装置204への接続がコネクタ3.20
2によりなされ不図示のスイッチにより読出し動作を開
始する。
これにより上記の状態で保持されたフィルムの画像は、
長時間の保存により、第4図(d)に示す全面露光がな
(とも、感光層の暗減衰により第4図(d)に示す潜像
の状態になっていることもありうるが、本実施例では、
画像読出しの為の電子ビーム走査に先立って前記第5図
(a)、(b)で説明した如く、プランジャ513に通
電をして第2の状態とし、蓄積体を容器102の内壁に
押しつけた後、読出す画像面をLED210,211一
定時間全面露光し、より良好な表面電位パターン(第4
図(d))としての静電潜像にする。
次に電子ビーム主走査をなすことにより、前述の二次電
子あるいは戻りビームの検知により、時系列的に画像が
前記外部メモリを内蔵した記録再生装置に送られ電気信
号として出力あるいは再保存される。このとき、蓄積体
4のビーム走査部に対する位置決めが正確に為される。
したがって画像をCRTで確認したり、または゛プリン
タで出力することが可能となると共に、画質を安定に維
持できる。
なお読み出し時において、画像蓄積体から放出される二
次電子あるいは戻りビームを検知して画像を読み出す場
合、前記で示した像形成方法において、光導電層はP型
あるいは両極性のものを用いても良く、また第4図(a
)における表面全面帯電を負帯電としても良い。
第8図は記録再生装置204の構成例を示す図で、40
0はACコード、401はAC/DCコンバータ、40
2は電源回路、403は集束、偏向回路4Q4は同期信
号発生回路、405はプロセス処理回路、406は変調
回路、407は記録再生切換スイッチ、408は記録再
生ヘッド、409はディスクモーター、410は復調回
路、411はエンコーダー、412は映像出力端子、4
13はディスク状記録媒体である。
コード400より供給されるAC電源はAC/DCコン
バータで直流に変換された後頁に電源回路402で適当
な電圧に変換されて各回路に供給される。
又、ケーブル203を介してコネクタ202にも電源を
導いている。集束偏向回路403は同期信号発生装置4
04からの水平、垂直同期信号に基づきビーム偏向用の
鋸波を形成し、これをやはりケーブル203を介してコ
ネクタ202に導く。
コネクタ202よりケーブルを介して得られた画像信号
はプロセス処理回路405でα補正、アパーチャ補正、
黒レベルクランプ、ホワイトクリップ等の各種補正を加
えたのち変調回路406において記録に適した変調を加
えスイッチ407、ヘッド408を介して媒体413に
1トラツクに1フイ一ルド分記録される。再生時はヘッ
ド408から読み出された信号は復調回路で再び元の信
号に戻された後、エンコーダで標準テレビジョン信号(
例えばNTSC信号)に変換した後出力端子412に導
かれる。
従ってこのNTSC出力端子412にTV受像機を接続
することにより画像を1フイールドずつモニターできる
勿論ディスク状媒体に2フイールドずつ記録しておけば
これをフレーム画像として読み出しモニターすることも
できる。
尚、ここでエンコーダーはPALやSECAM方式に対
応したものであっても良いことは言うまでもない。
第9図、第10図は、本発明の実施例の構成変形例であ
り、画像記録のための像露光面と電子ビーム走査面を画
像記録体4の同一側の面としたものである。図示する構
成は画像蓄積体4が潜像パターンを記憶出来、かつ容器
102内に複数画像性の蓄積部を有していることと相俟
って大きな効果を出すものである。
箪 q 口 1寸   肖せ!2箪 ら Ml−千 1
、た 画Q貢2参1古烙ル適用したもので、画像記録の
ための像露光面を前記の電子ビーム走査面と同一とした
ために第3図における基体56、導電層51を透明にす
る必要がなく、たとえば基体56および導電層51を合
わせて金属薄体等の導電基体で形成することが出来るの
で摩擦帯電を防止できる。又、走査読み取り部を横に持
ってこれるのでカメラの光軸方向の構成をコンパクトに
することができる。尚この場合前記像露光時にフレアや
干渉が越えられない様に導電基体上にブラストや反射防
止膜蒸着等の処理を施すことが望ましい。又、図におい
てアースをとる為のブラシ、ローラー59’ 、57’
はどちらか一方でも良い。
第10図は、第9図に示した構成の更なる変形例であり
、記録部の説明は省略する。この実施例の場合にはカメ
ラの撮影光軸方向の厚みは減らないが、上述のような蓄
積体の構造を簡単化することがでる。
第9図(b)は前記した様な電子ビーム走査による潜像
に応じた2次電子を検出する例として挙げ、2次電子を
検出するコレクターCEDをメツシュ電極の代わりに設
けた例を示した。
また記録部においては画像蓄積体に電圧を印加するため
に透明電極600および接地電極57′の一構成例を示
した。尚、700は交換レンズである。
第11図はフィルムローディング手段の他の実施例を示
す。第11図例では第2図に示したローディング手段に
おけるマグネット501.502と駆動コイル503,
504の取りつけ位置を逆にしたもので、真空容器10
2内に駆動コイル601を容器102外の支持フレーム
605にマグネット602を設けたものである。駆動コ
イル601は第11図に示す通電ブラシ603により電
流が供給される。第2図及び第11図に示す構成は通常
のDCモータ構成と同様であり、公知の方法で駆動する
ことが出来る。
ここで第11図実施例に対して更に以下の様にすること
で本発明画像記録システムに改良を与えることができる
。すなわち前記マグネット602を画像読取り時には、
容器102より離間し得る構成にするものである。この
様にすることで読取り時に走査する電子ビームにマグネ
ット602が磁気的に影響を与えない様にすることがで
きる。
第12図に上記マグネット602を離間させるための手
段の一例を示す。第12図例では、マグネット602を
取りつけた支持フレーム605をコネクター3の蓋20
1′と兼ねた構成にしたものである。画像担持体4への
画像記録終了後、読出し時においてコネクター3に外部
からのコネクター202を接地する為に前記蓋201′
を開けるがこのとき、第12図に矢示するように支持フ
レーム605全体を装置外装に対して下にスライドする
ことにより、前記マグネット602も同時に容器102
より離間する様にするものである。又、支持フレーム6
05はマグネットの離間時紛失しないように例えば紐な
どで本体につないでおくことが望ましい。
第20図はフィルム巻き取りを手動にした1例を示す。
図示例においては巻き上げレバー700によりマグネッ
ト701を回転させ、これにともない画像蓄積体4の巻
き取り軸702に固定したマグネット702を回転させ
る様にしたものである。
本例の様に手動巻き上げレバー700を設けたことによ
り第1、第2図の例で示した記録部の動作のうち、たと
えば前述ハーフスイッチング状態における動作を手動巻
き上げレバーに連動させて行えば良(、シャッタスイッ
チと分離することで誤動作等を少な(することも出来る
尚、実施例では磁気シールド板704をマグネット70
1,703と少なくともビーム走査部21の間に設けて
いるのでビーム走査に障害を与えることがない。勿論容
器102外に設けても良い。
第20図においては読取り時においては巻き上げレバー
全体を上に引き上げる様にすることでマグネット701
を前記と同様、容器102より離間することが出来る。
第21図は本発明において更にカメラ]、00と読取部
2000とを取り外し可能としたもので、両者を夫々の
接合部材1001.1002を用いて合体可能としたも
のである。ここでカメラ100および読取部2000の
合体は交換レンズ部1010を取り外して行f)  ろ
 − このようにすることで記録部(カメラ)のもち運びは更
に便利になる。カメラ(記録部)100には前述までの
記録方法に示したような必要な帯電手段、フィルム駆動
手段、その他の手段を有する。
また読取部2000とフィルム面との密着を行ない、か
つ平面性を保つ為に押え板1005を設けた。カメラ1
00により画像記録後、読取時にはレンズ部1010を
取り外し、代わりに読取部2000と結合するが、この
ときフィルムと、読取部2000の多列ピン電極102
0を有する接合プレート1021と密着させる。弾性部
材1030はこの密着を確実とするために設けたもので
ある。多列ピン電極1020はそれぞれのピン同志が互
いに横方向に接触せずに、高密度に配列され、それぞれ
独立して接合プレート1021の表裏で電気的導通をと
るもので、これにより前記フィルム上の潜像を、前記電
子ビームで読取ることが出来る。
この実施例の如く、本発明は記録部と読取り部とが切り
離し可能なものも含む。このように本発明の実施例では
記録部と読取り部とは互いにそれぞれの状態を変化させ
ることなく独立に駆動可能とした点に最大の特徴を有し
ている。
すなわち、記録部において記録された蓄積体をカメラ1
00から取り出して読取り部の容器102内に何らかの
方法で封入し真空状態としてから読み出すような方法で
はカメラとしての記録再生が極めて複雑化し商品として
成り立ちにくいが、本発明によれば記録部における記録
動作と読み出し部における読み出し動作とを夫々独立さ
せ、かつ、夫々の動作を夫々記録部、読み出し部の状態
を変えることなくそのまま(第1図示実施例のように初
めから容器内に入っているものも含む)蓄積体の記録情
報を読み出せるようにしたので記録と読み出しを夫々即
時にできる。
次に本発明に用い得る画像蓄積体と画像記録方法の他の
例について詳述する。
第13図は本発明に用いる画像蓄積体4の縦断面図であ
って、全体はフィルム形状をなしており、56の透明な
基体フィルム上に透明導電層51、N型光導電体層52
、透明絶縁層53、P型光導電体層54、半導電層55
を積層したものである。以下各層について述べると、基
体56は十分な屈曲性と透光性があり、かつフィルムロ
ーディング時の張力によって切断することない材質から
なる。たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリイミ
ド等の高分子フィルムが好ましい。また、上記特性を満
足させる為フィルムの厚みはポリエチレンテレフタレー
トの場合】0〜50μmが望ましく、ポリイミドフィル
ムでは5〜50μmが望ましい。透明導電層51は酸化
スズあるいは酸化インジウム又はこれに若干の酸化スズ
を含むものが用いられる。この層は公知のスパッタ等の
方法により成膜されたものであり、透光性及び十分な導
電性が得られる厚みで数10〜数1100nが望ましい
N型光導電体層52は、CdS、CdSe、ZnO等の
Nタイプの光導電体を蒸着あるいはスパッタによって形
成したものであって光の受容により十分な電子・正孔ペ
アを発生し、かつ暗部の絶縁性が確保され、光の内部拡
散が無視できる厚さに成膜されている。例えば1100
n〜数μmの範囲が望ましい。次に絶縁層53は5i0
2.MgO等の高絶縁性の薄膜で、スパッタ等の方法に
より成膜される。膜の厚みは十分な絶縁性を持たせる為
に、数μm〜数100μmが望ましい。次に、P型光導
電体層54は無定形Se、同5eTe無定形Si等のN
タイプの光導電体を蒸着あるいはスパッタによって形成
したものであり、成膜条件等はN型光導電体52のそれ
に準じる。
次に、半導電性膜55は、ガラス等の膜あるいは、KC
j!(塩化カリウム)等の多孔質膜で膜面方向の抵抗が
膜厚方向よりも高く十分な絶縁性を示すものであり、膜
の厚さが記録画像の解像度幅に比べ十分薄いものが良く
。たとえば1000本/mmの解像度の画像であれば膜
厚を数1100p〜数10nmにすることが望ましい。
次に上記画像蓄積体への光記録について第14図(a)
〜(C)を用いて述べる。
暗所において透明導電層51をアース又は負として半導
電層55に導電性ブラシ又はロール257を用いて正電
荷を第14図(a)のように付与する。この付与された
正電荷はただちに半導電層55を通して注入され第14
図(b)の様になる。次に第1図示装置の露出部材EM
による所定量の画像露光が行なわれ、光りの当った部分
は光導電層52.54の抵抗が下がり透明導電層51か
ら負電荷が光導電層52へ注入され、さらに正電荷が光
導電層54へ注入されて、第14図(c)の状態となる
。次に露出部材EMにより遮光をし、更に透明導電層5
1をアースに落とし、これと短絡された導電性ブラシ又
はロール259にて半導電層55を通して暗部の半導電
層55の正電荷と透明導電層51の負電荷を消去すると
共に、明部の表面電荷がOになる様に第14図(b)の
如(正負電荷を半導電層55と透明導電層51へ注入す
る。次に透明導電層51をアースとしておき、画像蓄積
体4をLED210.21 ]で全面露光すると、光導
電層52.54の電気抵抗が下がり、この層の両端の正
負電荷が消去され、絶縁層53をはさむ電荷のみが第1
4図(b)の如く残ることとなり、表面を正電位とする
記録が行われる。
この記録方法によれば蓄積された電荷像が、第14図(
e)に示される様に、画像蓄積体内部に保持されるため
暗所で放置する限り、その保存性が向上される。
次に第15図を用いて第13図にて説明した画像蓄積体
4の変形例と記録方法について説明を加える。
第15図に示す画像蓄積体4は第13図示の画像蓄積体
4のうち、半導電層55の代りにP型光導電体層54に
接する面を導電層とした電極プレート59に置き変えた
ものであり、他の構成は画像蓄積体32と同じものであ
る。電極プレート59はガラス等の基板に酸化スズ、酸
化インジウム、あるいはこれらの混合体をスパッタ等に
より成膜した導電層を持つものである。
この場合の記録法について第15図(a)〜(d)を用
いて説明する。
透明導電層51の負、電極プレート59を正としてパル
ス状の電圧を印加し同時に露出部材EMによる画像露光
を行なうと、第15図(a)のように、光りの当った部
分は光導電体52.54の抵抗が下がり、透明導電層5
1から負電荷が光導電層52へ注入され、さらに正電荷
が光導電層54へ注入される。次いで露出部材EMによ
る露光を停止してからパルス電圧を除去すると第15図
(b)に示すように画像蓄積体4の外部への電位がOに
なるように露光部に当る各導電層の各々逆電荷が注入さ
れる。
次のこの画像蓄積体4に接触している電極プレート59
を該蓄積体4から剥離され第15図(C)のような状態
になる。この状態でも十分画像蓄積体として保存が可能
であるが、さらに該蓄積体4をLED210゜211で
全面露光し第15図(d)のように絶縁層の両端にのみ
電荷を保持する状態にして保存することも可能である。
この記録方法によれば帯電及び除電時にブラシ、ロール
等を用いる為フィルムのローディング時のムダな動きが
なく、機械的構成がシンプルになるという効果が得られ
る。
前述実施例では外部から電荷を付与するタイプについて
述べたが内部発生電荷を記録に用いるタイプについて以
下に詳述を加える。
第16図は電荷発生層として圧電材料を用いた画像蓄積
体4である。記録体の層構成は、透明基体フィルム67
上にこれも透明な導電層61、次に透明絶縁膜62、P
型光導電体63、圧電体層68、N型光導電体64、透
明絶縁膜65、半導電層66の各層を積層したものであ
る。透明基体フィルム67は前述の基体フィルム56と
同じものであって、十分な透光性と強度・屈曲性を有し
ており、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等の
高分子フィルム等が好ましい。透明導電層61は厚さ数
10〜数1100nの酸化インジウム、あるいはこれに
若干の酸化スズが含まれた層であり、十分な透光性を有
する。次に透明絶縁膜62.65はSiO□、MgO等
の高抵抗物質を蒸着あるいは、スパッタリング等により
薄層に形成したものである。この絶縁膜の厚みは十分な
透光性と絶縁性が保持される範囲から適宜調整される。
望ましくは数100〜数1000人である。
次に、半導電性膜66は、ガラス等の膜、あるいはKC
j!(塩化カリウム)等の多孔質膜で膜面方向の抵抗が
膜厚方向よりも高く十分な絶縁性を示すものであり、膜
の厚さが記録画像の解像度幅に比べ十分薄いものが良く
、たとえば1000本/mmの解像度の画像であれば膜
厚を数100 pm〜数10nmにすることが望ましい
次に圧電体層68はPb (Zr、Ti) 03セラミ
ツクスあるいはBaTiO3セラミックスの薄層であり
、それぞれ10μm以下の厚みであれば十分な透光性を
有する。又、十分な圧電性を保障する為5000Å以上
の厚みがあれば良い。又、この圧電体層は成膜後電荷発
生方向を考慮して十分ポーリングされている。P型光導
電層63は無定形5eTe合金、あるいは無定形Si等
からなるポジタイプの光導電体でN型光導電層64は、
CdS、CdSe、ZnO等からなるネガタイプの光導
電体で、ともに蒸着法によって成膜される。また、膜厚
は十分な透光性と光電子が発生する厚さであれば良く、
望ましくは1000人〜数μmの範囲で適宜調整されて
いる。次に記録方法について以下に詳述する。簡単のた
め基体フィルム67を除いたもので第17図(a)〜(
d)を用いて説明する。まず第17図(a)に示すよう
に矢印Aの方向に記録体4全体に張力Fを加えるか、又
は記録体4の積層方向に圧力Fを加える。この時、加え
られる力Fによって圧電体層68にあらかじめポーリン
グしておいた方向に正負の電荷が図のように発生する。
次に、暗所において透明導電層61をアース又は負とし
、半導電層66は導電性ブラシ又はロール57を用いて
導電層61が負、半導電層66が正になるようにバイア
ス電圧をかけた後に像露光58を行う。この時、圧電体
層68の両端の正負電荷は光の当った部分の光導電体の
抵抗が下がり、バイアス電圧により同図(b)に示すご
とく、各々の光導電体層と絶縁層の界面迄移動する。次
にこの記録体にかかっている圧力を除去すると非露光部
の圧電体層にのこっている電荷がなくなり露光部には逆
電荷が発生し同図(c)に示す状態となる。次の導電層
61と66を半導電層側は導電ブラシ又はロール57′
 を用いて短絡してアースに落とすことで前述の光が当
った部分のみ電荷が保持され記録材上に同図(d)に示
す静電像が保存されしかも表面電位はゼロボルトとする
ことができる。
以上のように内部発°生電荷により記録を行なう為蓄積
体の膜厚全体に記録電位がかかることになり、他のタイ
プに比べ表面電位が高くとれる。更に感光体が電極と触
れない為に接触抵抗等による問題を防ぐこともできる。
次に、他の実施例として画像蓄積体が圧電体よりなる場
合の他の例について詳述する。CdS、CdSe。
ZnO,ZnTe等の光導電体は通常バインダーと混合
して、光導電体として用いることが多いが、スパッタ等
の方法により結晶性を高めて成膜し、ポーリングを行う
か又は結晶性が悪い場合でも強電界により強くポーリン
グさせておくことにより圧電性光半導体として用いるこ
とが可能となる。第18図にこの圧電性光導電体を用い
た画像蓄積体4の縦断面図を示す。画像蓄積体4の構成
は、透明基体フィルム75上に透明導電層74、N型の
圧電性光導電層73、絶縁層72、半導電層71を積層
したものである。以下各層について述べると、基体73
は十分な屈曲性と透光性があり、かつフィルムローディ
ング時の張力によって切断することない材質からなる。
たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等の
高分子フィルムが好ましい。また、上記特性を満足させ
るためフィルムの厚みはポリエチレンテレフタレートの
場合10〜50μmが望ましく、ポリイミドフィルムで
は5〜50μmが望ましい。透明導電層74は酸化スズ
あるいは酸化インジウムまたはこれに若干の酸化スズを
含むものが用いられる。この層は公知のスパッタ等の方
法により成膜されたものであり、透光性および十分な導
電性が得られる厚みで数10〜数1100nが望ましい
圧電性N型光導電体層73は、CdS、CdSe、Zn
O等のNタイプの光導電体をスパッタ等の例えばuSP
4゜363.711に示される公知の方法によって形成
したものであって、M Hzオーダーの周波数の外場中
で上記CdS等の単分子層をRFスパッタによって積層
したものである。さらにこの成膜した感光層は成膜後強
い直流電場中において所望する向きに第1圧電性を示す
様にポーリングされる。また光の受容により十分な電子
・正孔ペアを発生し、かつ暗部の絶縁性が確保され、光
の内部拡散を無視できる程度の厚さに成膜されている。
例えば100〜数μmの範囲が望ましい。次に絶縁層7
2は、5i02 。
MgO等の高絶縁性の薄膜で、スパッタ等の方法により
成膜される。膜の厚みは十分な絶縁性を有する為に、数
μm〜数10μmが望ましい。次に、半導電性膜71は
、ガラス等の膜あるいは、KCj2(塩化カリウム)等
の多孔質膜で膜面方向の抵抗が膜厚方向よりも高(十分
な絶縁性を示すものであり、膜の厚さが記録画像の解像
度幅に比べ十分薄いものが良く、例えば1000本/ 
m mの解像度の画像であれば膜厚を数1100p〜数
10nmにすることが望ましい。
次に画像蓄積体36への記録方法について第19Iff
l (a)〜(d)を用いて述べる。記録に際しては第
19図(C)に示す、ガラス基板77上に、酸化スズ等
の導電体を蒸着した補助電極80が用いられる。
記録はまず同図(a)に示すように画像蓄積体4を矢印
の方向に力Fで引っ張りながらLED210,211で
前面に光を与えてその後光を遮断し圧力をなくす。これ
により同図(b)に示すようにあらかじめポーリングさ
れた方向に圧電性の正負電荷が発生する。次に第19図
(C)に示すように補助電極8゜を半導電層71に導電
層76が接するように接触させ、導電層76と74を短
絡しアースに落とし、第1図示装置の露出部材EMによ
り所定量の露出を行なう。この露光により光の当った部
分の圧電性光導電層73の抵抗が下がり、この部分の蓄
積電荷が消去される。光の当たらなかった部分は(c)
図に示すように、該蓄積体4の表面電位が0になるよう
に各導電層76.74に正負電荷が注入される。そして
導電層76に注入された正電荷は、ただちに半導電層7
1に注入される。この状態で導電層74をアースとして
補助電極80を除去し、次に該蓄積体を再びLED21
0,211で全面露光すると同図(d)に示す記録保持
状態となる。
この実施例によれば感光体自体が電荷を発生させるタイ
プの為、外部帯電手段をもつ必要がなく、機構、プロセ
スと簡単化できる効果を有する。
〔効果〕
本発明においては上記の様に画像蓄積体を用い、画像記
録と画像読取りを同一容器に密封内蔵し、両者の駆動を
独立しかつ状態を変えることなく行なうことが出来るた
め、高密度の画像を携帯に便利な装置により記録するこ
とが可能となり、これまでの画像記録システムを太き(
改善することができた。′しかも駆動手段により蓄積体
を容器内壁に選択的に押圧するようにしているので蓄積
体の平面性を安定に保つことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の上側透視図、第2図は本
発明の第1実施例の正面透視図、第3図は蓄積体の構成
の第1実施例図、第4図(a)〜(d)は第3図示蓄積
体への記録方法の説明図、 第5図(a)、(b)は第3、第4図示の実施例を用い
た場合の記録部の夫々異なる構成例を示す図、第6図(
a)は第5図を正面側から見た図、第6図(b)は第6
図(a)の側面から見た要部説明図、 第7図は本発明の第2実施例図、 第8図は記録再生装置の構成例図、 第9図(a)は記録部の他の実施例図、第9図(b)は
第9図(a)の実施例の更に他の実施例図、 第10図は記録部の更に他の異なる実施例図、第11図
は蓄積体の駆動構成例を示す図、第12図は第11図示
の構成の側面図、第13図は蓄積体の第2の例を示す図
、第14図(a)〜(e)は第13図示例の記録方法を
説明する図、 第15図(a)〜(d)は蓄積体の第3の実施例の記録
方法を示す図、 第16図は蓄積体の第4実施例の構成例図、第17図(
a)〜(d)は第1図示装置例の記録方法を示す図、 第18図は蓄積体の第5実施例図、 第19図は第5実施例の記録方法を説明する図、第20
図は蓄積体の駆動構成の実施例を示す図、第21図は本
発明の画像記録システムの他の構成例を示す図である。 100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カ
メラ、1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・画像記録部、2・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・画像読取り部、3・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コネクタ、4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・蓄積体。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)夫々異なる位置に複数の画像パターンを記録可能
    な感光体、 前記感光体を移動させる駆動手段、 前記感光体をビームで走査することにより前記感光体上
    の記録情報を電気信号に変換して読み出す読み出し手段
    、少なくとも前記感光体及び読み出し手段を密封内蔵す
    る容器、 前記感光体の一部を前記容器の内壁に選択的に押圧する
    よう前記駆動手段を制御する制御手段、を有する画像記
    録システム。
  2. (2)前記感光体に対して帯電又は除電をする為の手段
    を有する特許請求の範囲第(1)項記載の画像記録シス
    テム。
  3. (3)前記帯電又は除電手段は前記電子ビームを使うも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項記
    載の画像記録システム。
  4. (4)前記帯電手段は感光体に対する圧力を変化させる
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項
    記載の画像記録システム。
  5. (5)前記帯電又は除電手段は前記駆動手段に含まれる
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項
    記載の画像記録システム。
  6. (6)前記制御手段は前記帯電又は除電手段により前記
    感光体を容器の内壁に選択的に押圧することを特徴とす
    る特許請求の範囲第(5)項記載の画像記録システム。
  7. (7)前記帯電又は除電手段は前記感光体に対し所定の
    テンションを与えるよう為されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第(6)項記載の画像記録システム。
  8. (8)前記感光体のうちの像を記録する為の面と前記読
    み出し手段により電子ビームで走査される面とを同一と
    したことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
    画像記録システム。
  9. (9)前記面の裏面に感光体の平面を維持する為の押え
    手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第(8)
    項記載の画像記録システム。
  10. (10)前記記録駆動手段は手動で感光体を移動させる
    為の手段を含むことを特徴とする特許請求の範囲第(1
    )項記載の画像記録システム。
  11. (11)前記感光体は回転可能なディスクに設けられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
    画像記録システム。
  12. (12)前記ディスクはガラスを含むことを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項記載の画像記録システム。
  13. (13)前記感光体は光導電層を含むと共に、前記ビー
    ムが直接該光導電層を照射しないように保護する為の保
    護層とを有することを特徴とする特許請求の範囲第(1
    )項記載の画像記録システム。
  14. (14)前記容器の表面に所定の窓部を除き遮光部を設
    けたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
    画像記録システム。
  15. (15)前記遮光部を前記容器の内表面に設けたことを
    特徴とする特許請求の範囲第(14)項記載の画像記録
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01289975A (ja) * 1988-05-17 1989-11-21 Dainippon Printing Co Ltd トナー画像形成方法
JPH01293360A (ja) * 1988-05-20 1989-11-27 Dainippon Printing Co Ltd 音声情報入力機能を備えた静電カメラ
JPH01293358A (ja) * 1988-05-20 1989-11-27 Dainippon Printing Co Ltd 電荷保持媒体露光記録方法

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