JPH06105956B2 - 画像記録再生システム - Google Patents

画像記録再生システム

Info

Publication number
JPH06105956B2
JPH06105956B2 JP61143880A JP14388086A JPH06105956B2 JP H06105956 B2 JPH06105956 B2 JP H06105956B2 JP 61143880 A JP61143880 A JP 61143880A JP 14388086 A JP14388086 A JP 14388086A JP H06105956 B2 JPH06105956 B2 JP H06105956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording
storage medium
film
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61143880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS631163A (ja
Inventor
善郎 宇田川
孝義 堤
良 藤本
勉 豊野
修三 金子
達夫 竹内
文隆 簡
明彦 東條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP61143880A priority Critical patent/JPH06105956B2/ja
Priority to DE19873712473 priority patent/DE3712473A1/de
Priority to US07/038,337 priority patent/US4786971A/en
Priority to GB8708901A priority patent/GB2189965B/en
Publication of JPS631163A publication Critical patent/JPS631163A/ja
Priority to GB8927605A priority patent/GB2226155B/en
Priority to GB8927602A priority patent/GB2226148B/en
Priority to GB8927603A priority patent/GB2226210B/en
Priority to GB8927600A priority patent/GB2226154B/en
Priority to GB8927606A priority patent/GB2226212B/en
Priority to GB8927604A priority patent/GB2226211B/en
Priority to GB8927601A priority patent/GB2226209B/en
Priority to GB8927607A priority patent/GB2226213B/en
Publication of JPH06105956B2 publication Critical patent/JPH06105956B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は原稿あるいは風景等の被写体による光学像をカ
ラーで記録する画像記録システムにかかわり、特に上記
光学像を軽量簡易に記録しさらにこれを電気信号として
記録又は出力する画像記録システムに関する。
〔従来技術〕
画像を記録する手段としては従来より電子写真により原
稿を光学系を介して複写媒体に静電潜像として記録後液
式あるいは乾式のトナー(インク)により、顕画像と
し、これを紙等の記録媒体に転写する方式、あるいは画
像をCCD(チヤージカツプリングデバイス)等を用いた
デジタル光電変換素子により読み取り、これを電気信号
に変換して出力する方式等多種ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが前者の電子写真によれば高密度の画像が多階調
に鮮明に記録される一方、通常、複写媒体に直接トナー
を付与し顕画化するため、所望の大きさの記録画像を得
るためには装置が大がかりとなりまた重量化、大型化し
てしまう欠点がある。
一方後者のCCD等のデジタル光電変換素子で画像を読み
取る場合、これが一次元に配列した素子であれば原稿を
メカニカルに走査したり、あるいは二次元配列素子に形
成すると高密度の画像を鮮明に読取るために、相応に素
子を多数微細に加工しなければならずコスト高を招く。
さらに画像をメモリする場合は外部メモリを有していな
ければならないなど難点があった。
一方イメージオルシコンやビジコンに代表される真空管
方式により画像を電気信号に変換する場合は、非常に高
速また微細加工なしに高密度に画像を読み取れる反面、
やはりこれを蓄積する外部メモリ(たとえばビデオテー
プ等)が必要である。したがって、携帯用の記録装置を
構成する場合において上記メモリ手段あるいは真空管駆
動用電源によりある程度の大きさが必要となるため、携
帯用として最適とは言えない。
さらに一方銀塩写真は高密度記録が可能であり、またフ
イルムでの画像の保存が効くため、カメラ部および現像
を分離独立しており、カメラだけ持ち運べば良いため非
常に便利である反面フイルムを繰り返し使用できないこ
とや、現像において化学薬品を使用しなければならない
ために、この処理が煩雑になる欠点があった。
本発明は上記欠点に鑑み、携帯に便利な装置により、高
密度の画像を保持することのできる繰り返し使用可能な
媒体を用いて画像を記録し、さらに保持された画像を電
気信号化して出力あるいは再保存し得る画像記録システ
ムを提供することを目的とし、さらにそのカラー化に際
して重要となるカラーバランスを良好に得ることを目的
とする。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明は被写体像をカラー像として蓄積する蓄積手段、
光源の光を複数の異なる分光特性を有するカラーフイル
タを介して前記蓄積手段上に蓄積させる基準色形成手段
を有する画像記録システムを有する。
〔作用〕
このようにしているので、蓄積手段は被写体像をカラー
像として蓄積すると共に、これに伴って基準色形成手段
による光源光情報が蓄積手段上に記憶され色バランスの
調整を後で容易に行なうことができる。
〔実施例〕
第1図および第2図は本発明の画像記録システムの代表
的構成例を示す図であり、第1図は上側透視図、第2図
は正面透視図である。
本実施例の画像記録システムの基本構成は画像を電子的
に蓄積するフイルム状の画像蓄積体4、該画像蓄積体4
に画像を記録するため、原稿画像を露光する光学系露出
部材等を含む画像記録部1、蓄積体4に蓄積された画像
を読出すため前記画像蓄積体4を電子ビームで走査する
画像読出部2、および該読出部2を駆動するための外部
電源や集束偏向信号を入力する為の外部駆動回路に接続
する入力端子、外部メモリ等に出力するための出力端子
から成るコネクタ部3、カラーフイルターアレイ8、光
源光を導くフアイバーガラス部9から成る。
更に詳述すると、記録部1内には光学系11、絞りシヤツ
タ等を含む露出部材EMおよびカラーフイルターアレイ、
フアイバーガラス等が内蔵されており、光学系11による
光学像の通過量及び時間を制御しカラー化できるよう構
成されている。
102は保持容器であって画像蓄積体4が巻取り41,42に巻
付けられた状態で張設されている。この巻取り軸41,42
の一端にはローターマグネチト501,502が固設されてお
り、上記軸41,42はステージ101の不図示の軸受けにより
マグネツト501,502と共に回転可能に取り付けられてい
る。
又、第1図ではステージ101は省略されているが、この
ステージ101上にビーム走査部21が固定されている。こ
のビーム走査部は電界又は磁界を形成し、しかもこれを
変化させることにより電子銃23から射出される電子ビー
ムを偏向し、前記蓄積体の所定画面を電子ビームで走査
する。
23は電子銃で該電子銃から射出されたビームはビーム走
査部21により集束偏向された後メツシユ電極200を介し
て蓄積体4に照射され、この蓄積体から放出される2次
電子をメツシユ電極200で検出するよう構成されてい
る。メツシユ電極200からは不図示のリード線が保持容
器102内の壁面を伝わりコネクタ3の出力端子に接続さ
れているものである。
又、このメツシユ電極には上記リード線を介して所定の
正のバイアス電圧を印加することが好ましい。
以上の巻取り軸41,42、マグネツト501,502、ステージ10
1、ビーム走査部21、電子銃23等は保持容器102内に収容
されており、容器102内は真空に保たれている。
電子銃23、ビーム走査部21の電源端子、信号入力端子、
出力端子はコネクタ3に設けられており、このコレクタ
3はカメラ100外に露出可能になっており、通常は蓋201
により覆われている。202は記録再生装置204からケーブ
ル203を介してカメラ100に対して電源ビーム集束偏向信
号を供給すると共に、カメラ100から出力される画像信
号を入力する為のコネクタで、このコネクタ202とコネ
クタ203は蓋201を開いた状態で接続可能となる。207は
外部電源入力端子でコネクタ3に設けられており、この
コネクタ3にコネクタ202を接続したとき記録再生装置2
04からの電源がこの端子207にも供給されるよう構成さ
れている。この端子はスイツチ205の一端に接続されて
いる。スイツチ205のもう一端にはバツテリーパツク5
からの内部電源が接続されており、この2種類の電源は
選択的にコイル503及び504やその他の電気回路をドライ
ブする為のドライブ回路208に供給される。又、206はシ
ステムコントローラであり、シヤツタスイツチ13、蓋20
1の開閉信号等が入力されており、蓋201が開くとスイツ
チ205を端子207側に接続する。又、蓋201が閉じている
とバツテリーパツク5側に接続するように切換える。
尚、210,211は発光ダイオード(LED)で蓄積体4に対し
後述する如く光を照射する為のものである。14はフアイ
ンダである。9は後述する光源光を導くためのフアイバ
ーガラスである。
このように構成されているのでカメラ100による画像記
録時はカメラ内のバツテリーパツクによりドライブ回路
208に給電が為され、所定のタイミングで蓄積体4の間
欠的移動が行なわれ1画面ずつ蓄積体に光学像を潜像と
して記録することができる。
又、読み出し時にはカメラ100のコネクタ3に記録再生
装置204のコネクタ202を接続すると、これに先立つ蓋20
1の開成に伴って電源ラインがスイツチ205により切換わ
り、記録再生装置204からの電源の供給が可能となる。
従ってカメラ携帯時は電源がコンパクトとなるのでカメ
ラを小型化できる。
又、コネクタ3とコネクタ202の接続動作に関連して内
部電源と外部電源を切換えているので画像を蓄積体から
読み出す際にカメラ内の限られた電源を消耗することが
ない。
又、実施例では画像蓄積体4を真空室内に封入すると共
にこれを外部より移動可能としているので高解像度の画
像情報を多量に蓄積することができる。
しかも読み取りもワンタツチででき従来の様に特別な大
型の読み出し装置を必要としない。
又、蓄積体4を移動させる為の駆動軸を真空の保持容器
外からの電磁力で駆動できるようにしたので、モーター
を保持容器内に封入する場合に比べて真空度を保ち易
い。
尚、本発明において画像蓄積体4に記録するものは電子
的な潜像パターン、たとえば静電潜像や、電子的なトラ
ツプの分布による潜像で良い。
上記の様な潜像パターンを電子ビームで走査すると、潜
像に対応して画像担持体から放出される二次電子量の大
小により蓄積体に記録された画像のコントラストが検出
されるため、これにより上記潜像を電気信号に変換して
読出すことができる。尚、蓄積体4をテープ上とせずガ
ラスを基板とする回転デイスクの上にこの蓄積体を設け
ても良い。こうすれば蓄積体の平面性を安定に出すこと
ができる。
尚、上記実施例ではメツシユ電極で2次電子を検出した
が後述の如く電子ビームの反射による戻りビームを検出
するようにしても良い。
以下、本発明画像記録装置各部について順次詳細説明す
る。
先ず本実施例の画像蓄積体と画像記録方法について詳述
する。
第3図は第1,2図実施例に用いる画像蓄積体4の縦断面
図であって、全体はフイルム形状をなしており、56の透
明な基体フイルム上にバリア層50、透明導電層51、N型
光導電体層52、透明絶縁層53、半導電層55を積層したも
のである。以下各層について述べると、基体56は、十分
な屈曲性と透光性があり、かつフイルムローデイング時
の張力によって切断することない材質からなる。たとえ
ばポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等の高分子
フイルムが好ましい。また、上記特性を満足させる為フ
イルムの厚みは、ポリエチレンテレフタレートの場合10
〜50μmが望ましく、ポリイミドフイルムでは5〜50μ
mが望ましい。透明導電層51は、酸化スズあるいは酸化
インジウム又はこれに若干の酸化スズを含むものが用い
られる。この層は公知のスパツタ等の方法により成膜さ
れたものであり、透光性及び十分な導電性が得られる厚
みで数10〜数100nmが望ましい。
N型光導電体層52は、CdS,CdSe,ZnO等のNタイプの光導
電体を蒸着あるいはスパツタによって形成したものであ
って光の受容により十分な電子・正孔ペアを発生し、か
つ暗部の絶縁性が確保され、光の内部拡散が無視できる
程度の厚さに成膜されている。例えば100nm〜数μmの
範囲が望ましい。次に絶縁層53は、SiO2,MgO等の高絶縁
性の薄幕で、スパツタ等の方法により成膜される。膜の
厚みは十分な絶縁性を持たせる為に、数百nm〜数10μm
が望ましい。次に、半導電性膜55は、ビームから導電層
を保護する為にガラス等の膜あるいは、KCl(塩化カリ
ウム)等の多孔質膜で膜面方向の抵抗が膜厚方向よりも
高く十分な絶縁性を示すものであり、膜の厚さが記録画
像の解像度幅に比べ十分薄いものが良く。たとえば1000
本/mmの解像度の画像とする為に膜圧を数100pm〜数百nm
にすることが望ましい。また、光導電層52と透明導電層
51の間に設けたバリア層50は暗減衰並びに暗部における
負電荷の注入を防止する為の層でありCdSO3,CdSeO3等を
スパツタにより成膜したものである。この膜厚は2〜数
10nmが望ましい。
次に上記画像蓄積体への光記録について第4図(a)〜
(c)を用いて述べる。
暗所において透明導電層51をアース又は負として半導電
層55に例えば導電性ブラシ又はロール57,57′等を用い
て正電荷を第4図(a)のように付与する。この付与さ
れた正電荷はただちに半導電層55を通して注入される。
次に第1図示の露出部材EMが開き画像露光が行なわれ、
光Lの当った部分は光導電層52の抵抗が下がり透明導電
層51から負電荷がバリア層を抜け光導電層52へ注入さ
れ、第4図(b)の状態となる。次に露出部材EMが閉じ
た後透明導電層51をアースに落とし、このアースと短絡
された導電性ブラシまたはロール59,59′にて半導電層5
5を通して暗部の正電荷と透明導電層51の負電荷を短絡
して消去するとともに、明部の表面電位が0になるよう
に第4図(c)の如く正負電荷を、半導電層55と透明導
電層51へ分布させる。次に透明導電層51をアースとして
おき、画像蓄積体4を前述のLED210,211で全面露光する
と、光電導層52の電気抵抗が下がり、この層の両端の正
負電荷が消去され、絶縁層53をはさむ電荷のみが第4図
(d)の如く残ることとなり、表面を正電位とする記録
が行われる。
前記、画像蓄積体と、記録方法によれば、画像蓄積体を
スパツター法を用いて一括作成する為、蓄積体が非常に
均一に作成することが可能であり、蓄積画像にムラ等を
発生する要因が減少した。また、薄層の感光体(光導電
体)を用いる為、光の吸収率が高く高感度が達成でき
る。さらに該光導電体を薄膜化は画像の解像度を従来に
比べ10倍以上引き上げられることになった。
第5図および第6図に上記記録方法を適用した実施例の
構成における記録部1の詳細を示しこの動作1例につい
て第1図,第2図を用いて述べる。
被写体を決め、第2図におけるシヤツタスイツチ13をハ
ーフスイツチングの状態にすることにより第5図,第6
図における帯電ブラシローラ57と接地ブラシ57′との間
で電圧印加するとともに駆動コイイル503,504を作動し
フイルムを図示矢印60方向に送る。
これにより、まず画像蓄積体4上を一様に帯電する。次
にシヤツタスイツチ13をフルスイツチングの状態にする
ことにより露出部材EMを作動し、光学系11およびカラー
フイルターアレイ8を通して画像蓄積体4を必要光量露
光し、第4図(b)の状態で画像を記録する。
同時にフアイバーガラス9によって前記光学像の記録画
面部分EFの近傍に例えばR,G,Bに3分割された3色の記
録が行なわれる。
第7図にカラーフイルターアレイの一例を示す。
本例では色フイルターの種類として、赤(R),緑
(G),青(B)を例として示した。配列方法としては
ベイヤーパターンで示している。またその画素数は多い
ほどよいのはいうまでもない。
本例では、モアレの除去のために通常用いられる水晶フ
イルターを省略したが、もちろん使用してもよいのはい
うまでもない。その場合には水晶フイルターはカラーフ
イルターアレイの直前に置かれる。
第8図にカラーフイルターの分光感度特性について示
す。なおこのフイルターの特性はNTSC方式であればNTSC
で規定されたR,G,B各色の分光感度特性に近づけられれ
ばよいことはいうまでもない。
第9図は光源光を導くフアイバーガラスである。光源光
はフアインダー横位置に露出したフアイバーガラスの一
方の断面9aから入光し、もう一方の断面9bに導かれる。
もう一方の断面9bはフイルム形状の画像蓄積体の近くま
で導かれており、露出部材EMを介して画像蓄積体に3色
の光を基準光として与える。
第10図に出力端の形状を示す。図示の如く断面9a側には
夫々R,G,BのフイルタCFR,CFG,CFBが貼付けられており、
このフイルタの分光特性はカラーフイルタアレイ8の各
色フイルタR,G,Bの分光特性と等しくなるように設定さ
れている。又、フイルタCFR,CFG,CFBの更に前には窓9c
に白色拡散板90が嵌っており、この拡散板により光源の
光が検出される。
第11図に画像蓄積体上での記録例を示す。光学像による
記録部EFに隣接して、フアイバーガラスによって導かれ
た光源光がR,G,B3枚のフイルターを透過した後に基準部
分REFに記録される。
次にシヤツタスイツチ13を解除すると、再度駆動コイル
503,504が作動し、フイルムを矢示60方向に1画面分移
動するとともに接地ブラシ59,59′により全面除電を行
ない第4図(c)の状態で画像が保持蓄積状態となる。
この後矢示60と反対方向にフイルムを1画面分戻すこと
により、次画面の画像記録の上記一様帯電のプロセスに
都合の良い位置に保持する。
尚第1図,第5図において保持容器102はガラス等によ
り形成するが該保持容器102は少なくとも画像記録部1
においては充分に透明でありしかも画像露光の光路とな
る部分においては像光にひずみ干渉等の悪影響を及ぼさ
ない平坦面であり、かつ画像蓄積体面と平行であること
が望ましい。
または上記保持容器102の光路部分を直接レンズとして
加工することも可能である。
尚、第5図,第6図においていブラシローラ57,57′,5
9,59′は前記した電圧印加を行なうとともに画像蓄積体
4に対し軽いテンシヨンをかけるように為されており画
像露光、あるいは後述の電子ビーム走査に対して常に一
定角、好ましくは光路の軸に対して直角に保つようにす
る。このようにすることで画像記録、読出しに対しての
解像度が良好に保てる。
尚、このように蓄積体4に対する帯電、除電の為のロー
ラ又はブラシを蓄積体4の記録部1の平面性を出す為の
テンシヨンローラと兼用することにより、構成を簡略化
することができる。
又、第6図(a)のように帯電又は除電の為のローラ又
はブラシの内の接地された一方のローラ又はブラシを有
効画面EF(電子ビームによる走査画面範囲)の外側、か
つフイルム状蓄積体4の巾方向の端部に設け、又、これ
に対応してフイルム状の蓄積体4の層の構造を第6図
(b)の如くしたので構成がより簡略化される効果を有
する。
尚、ここで前記画像蓄積体4で記録画像の保持は前記第
4図(c)のプロセス終了状態での保存が望ましい。前
記第4図(c)に示す様に画像蓄積体4の表面を外部に
電界が生じない(接地)電位にしておくことで、画像蓄
積体4をフイルムにして保存する為に巻取るとき、他の
重なりあった画像と互いに影響を及ぼさず、良好な画像
の保持がなされるからである。特に後述するように、基
体56および導電層51を合わせた導電基体を使用する場合
にはこの良好な保持効果が大きい。
もちろん第4図(d)に示す状態での保持も可能であ
る。
上記においては、画像蓄積体表面を一様帯電させて画像
形成させる例を特に挙げたが、その他の記録方法を用い
ても良いことは言うまでもない。
次に本発明記録装置における画像読出し部2について説
明する。静電潜像を電子ビームにより走査して読み出す
ものとして本出願人が先に出願した特開昭54−29915号
にその1例の詳細が記述されているのでここでは簡単に
説明する。
第1図においてコネクタ3に外部より読み出し部駆動電
源および外部メモリ部を内蔵した記録再生装置からのケ
ーブル203が接続されると、画像読み出しが可能とな
る。なおビーム偏向を制御する為の読出部駆動制御回路
は本実施例の如く記録再生装置に設けてあっても良い
し、カメラ100内に設ける様にしても良い。
読み出し動作について簡単に説明すると電子ビームが画
像蓄積体4に入射すると2次電子が発生するが画像蓄積
体の外部に放出されるものはこの表面から高々0.1μ以
内の領域で発生したものである。ところが、その外部に
放出する2次電子は画像蓄積体の表面電位に影響され
る。即ち、表面電位が正であれば前記2次電子はそれに
より引きつけられるため放出され難く、又、電位がマイ
ナスであれば逆に反発され2次電子量は増加する。従っ
て、画像担持体に電子ビーム5を入射する時、前記感光
板近傍に2次電子集束用のメツシユ電極200を設ければ
電極200の出力は電子ビームの当っている個所の表面電
位に対応したものとなる。即ち、この出力は画像蓄積体
に記録された画像情報を時系列電気信号に変換したもの
となる。電子ビームを読み出し手段に使用することは、
ビームの走査が電子レンズにより純電気的に行なわれる
こと。ビーム径が数μ以下に容易に絞れることから高分
解能である事など多数の利点を有する。
又、電子ビーム強度を弱くすることで画像蓄積体上の潜
像をほとんど破壊することなく読み出すことが可能であ
る。
本発明に適用しうる電子ビームにより潜像を読出す方法
はその他にも考え得るが説明の便宜上、以上に留どめ
る。
次に前記の第3図,第4図で説明した画像記録方法を本
発明に適用した場合の読取り部2の動作について第1図
〜第4図を用いて説明する。
前記記録部1の動作説明で述べた様に、ここでは画像蓄
積体4は、第4図(c)に示した記録プロセス終了後、
巻き取られ保持されているものとする。
ここで記録再生装置204への接続がコネクタ3、202によ
りなされ不図示のスイツチにより読出し動作を開始す
る。
これにより上記の状態で保持されたフイルムの画像は、
長時間の保存により、第4図(d)に示す全面露光がな
くとも、感光層の暗減衰により第4図(d)に示す潜像
の状態になっていることもありうるが、本実施例では、
画像読出しの為の電子ビーム走査に先立って読出す画像
面をLED210,211一定時間全面露光し、より良好な表面電
位パターン(第4図(d))としての静電潜像にする。
次にフアイバーガラス部の記録をどのようにして読み出
し時に、位置決め、および色バランス合わせに使用する
かについて述べる。
第12図に画像読出しにおける電子ビームの走査方向例お
よび順序について示す。
第13図に記録再生装置の処理ブロツク図を示す。
501はAC/DCコンバータ、502は電源回路、503は集束偏向
回路、504は同期信号制御回路、505はA/Dコンバータ、5
06はプリ/(R,G,B)切換スイツチでA/Dコンバータ505
の出力をラインメモリー507に入力するか、後述のテー
ブル508〜510に入力するかを切換える。
508〜510は夫々R,G,B補正テーブルで後述の補正を行な
うROMテーブルである。511〜513は夫々R,G,Bメモリー、
514〜516はD/Aコンバータであり夫々の出力は不図示の
モニターに入力される。
尚、517はCPU、518はROMである。
以下、第13図に従って、処理回路の動作を説明する。
第12図に示す方向で電子ビームによる走査が始まり、A/
Dコンバータ505を経てデータの取り込みが行なわれる。
そのときは、プリ/(R,G,B)切換スイツチはプリ位置
にある。従ってラインメモリー507には縦の1走査方向
分のデータが書き込まれる。CPUはラインメモリーをス
キヤニングしてデータがあるかないかの判別を行なう。
走査がフアイバーガラスによる記録部REFにかかると、
ラインメモリーにデータが存在するので、CPUはこれを
判別して走査アドレスに従って、R,G,Bのフイルターに
より透過したデータを格納する。そのデータの状態を第
14図に示す。
CPUは走査密度に応じてその後の数ライン分を飛越した
後に切換スイツチ506をR,G,Bの各補正テーブル508〜510
側に接続し、カラフイルターアレイを透過して記録され
た光電変換記録部EFのRGBパターンを互いに120゜ずつ位
相のずれたゲート信号に同期して切り換え、R信号はR
補正テーブル、G信号はG補正テーブル、B信号はB補
正テーブルに入力する。
各補正テーブルはフアイバーガラスによって導かれ、R,
G,Bフイルターを透過して、切換スイツチがプリ位置に
あった時に格納された光源光のR,G,Bの信号レベルと、
実際に走査して得られた光学像によって記録された部分
の信号とを夫々入力とするROMテーブルである。
画像のカラーバランスを合わせるためには光源光による
基準色記録部REFの3色の信号レベルが互いに等しくな
るように色毎のゲインを定め、そのゲインに従って以下
画像信号を各ゲインの分だけ変化させてやればよい。
出力信号をそれぞれR′,G′,B′、基準色記録部REFか
らの信号レベルを夫々LR,LG,LB、入力信号をR,G,B、基
準色記録部における各色の信号レベルの上限をMA×R,MA
×G,MA×Bとすると、R′,G′,B′は次式であらわされ
る。
なおCは定数で、R′,G′,B′の式すべてに共通の値で
あり、全体のレベル調整に使用する目的で用いられてい
る。上式に従って、各RとLR、GとLG、BとLBの組み合
せにおけるR′,G′,B′の値がROMテーブル508〜510に
格納されている。第15図にRについてのデータの特性の
一例を示す。
画像記録部EFの走査が始まるとあらかじめ格納されてい
たLR,LG,LBの値によってテーブル508〜510の各補正テー
ブルのうちのどれかの変換テーブルが選択されることに
より補正がおこなわれ、R,G,Bの各メモリー511〜513に
夫々書き込まれる。
その後D/Aコンバーター514〜516によってアナログ信号
に変換して不図示のモニターに供給できる。
尚、本実施例では容器102の中に画像蓄積体を密封収納
しているが容器102のビームランデイング面を充分薄く
し、この面に容器102の外側から蓄積体を密着させるこ
とによりビームを蓄積体に照射し蓄積体内の電荷潜像を
読み出すようにしたものも含む。
又、蓄積体自身も光導電体に限らず光学像パターンに応
じて化学的に像を蓄積するものであっても良い。
又、基準色を蓄積体上に蓄積させる場合にこの基準とな
る色は実施例の如くR,G,Bでなくても良い。例えばR,Bだ
けでも色温度情報を表現できるのでこのような2色だけ
でも良いし、補色の組み合わせで色温度情報を形成し、
蓄積体上に蓄積させても良い。
又、実施例ではビームの走査方向はフイルム状の蓄積体
の移動方向と直角であるが、同一方向であっても構わな
い。
〔本発明の効果〕
本発明によれば高解像度のカラー画像記録が行なえるだ
けでなく、光源光の情報を記録できるので従来むずかし
かったカラーバランス(ホワイトバランス)を撮影後で
も良好に補正することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の上側透視図、 第2図は本発明の第1実施例の正面透視図、 第3図は蓄積体の構成の第1実施例図、 第4図(a)〜(d)は第3図示蓄積体への記録方法の
説明図、 第5図は第3,第4図示の実施例を用いた場合の記録部の
構成例の上部より見た図、 第6図(a)は第5図を正面側から見た図、 第6図(b)は第6図(a)の側面から見た要部説明
図、 第7図はカラーフイルターパターンの例を示す図、 第8図はカラーフイルターの分光特性図、 第9図はフアイバーガラスの配置の実施例図、 第10図はフアイバーガラスの実施例図、 第11図は基準色の蓄積体上の記録位置の例を示す図、 第12図はビームの走査方向の例を示す図、 第13図は記録再生装置の構成例を示す図、 第14図は基準色記録部の出力を説明する図、 第15図は補正テーブルの特性例を示す図、 100……カメラ、 1……画像記録部、 2……画像読取り部、 3……コネクタ、 4……蓄積体。
フロントページの続き (72)発明者 豊野 勉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社 (72)発明者 金子 修三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社 (72)発明者 竹内 達夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社 (72)発明者 簡 文隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社 (72)発明者 東條 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社 (56)参考文献 特開 昭59−126392(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空容器内に収納され、被写体像を電気的
    画像信号として蓄積するフィルム状の蓄積媒体(4)
    と、 前記真空容器内に収納され、前記フィルム状蓄積媒体を
    巻き取る巻き取り手段(41、42)と、 前記巻き取り手段を前記真空容器外から非接触で電磁的
    に駆動する駆動手段(503、504)と、 前記真空容器外から前記フィルム状の蓄積媒体の所定部
    分に選択的に像を露光する露光手段(11、EM)と、 該露光手段と前記蓄積媒体の間に設けられ複数の色フィ
    ルターから成る色分離手段(8)と、 前記真空容器内に設けられ前記蓄積媒体を読取走査する
    読取走査手段(23)と、 前記露光手段による選択的な露光に伴って前記蓄積媒体
    の対応する部分の近傍に前記色分離手段と同じ特性の色
    フィルターを介して白色光を導くことにより前記蓄積媒
    体に複数の画像を記録する際に各画像の近傍にそれぞれ
    色温度情報を記録する導光手段(9)と、 を有することを特徴とする画像記録再生システム。
JP61143880A 1986-04-14 1986-06-19 画像記録再生システム Expired - Lifetime JPH06105956B2 (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61143880A JPH06105956B2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19 画像記録再生システム
DE19873712473 DE3712473A1 (de) 1986-04-14 1987-04-13 Bildaufzeichnungs- und/oder bildwiedergabeeinrichtung
US07/038,337 US4786971A (en) 1986-04-14 1987-04-14 Image recording and/or reproducing apparatus
GB8708901A GB2189965B (en) 1986-04-14 1987-04-14 Image recording and/or reproducing apparatus
GB8927607A GB2226213B (en) 1986-04-14 1989-12-06 Image recording and/or reproducing apparatus
GB8927603A GB2226210B (en) 1986-04-14 1989-12-06 Image recording and/or reproducing apparatus
GB8927602A GB2226148B (en) 1986-04-14 1989-12-06 Image recording and/or reproducing apparatus
GB8927605A GB2226155B (en) 1986-04-14 1989-12-06 Image recording and/or reproducing apparatus
GB8927600A GB2226154B (en) 1986-04-14 1989-12-06 Image recording and/or reproducing apparatus
GB8927606A GB2226212B (en) 1986-04-14 1989-12-06 Image recording and/or reproducing apparatus
GB8927604A GB2226211B (en) 1986-04-14 1989-12-06 Image recording and/or reproducing apparatus
GB8927601A GB2226209B (en) 1986-04-14 1989-12-06 Image recording and/or reproducing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61143880A JPH06105956B2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19 画像記録再生システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS631163A JPS631163A (ja) 1988-01-06
JPH06105956B2 true JPH06105956B2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=15349165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61143880A Expired - Lifetime JPH06105956B2 (ja) 1986-04-14 1986-06-19 画像記録再生システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06105956B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2835368B2 (ja) * 1988-09-29 1998-12-14 大日本印刷株式会社 画像形成方法及び画像形成装置
JP2696803B2 (ja) * 1989-03-17 1998-01-14 大日本印刷株式会社 カラーフィルタを用いた画像記録装置
JP2716042B2 (ja) * 1988-05-17 1998-02-18 大日本印刷株式会社 高解像度静電カメラ
JP2891462B2 (ja) * 1988-05-20 1999-05-17 大日本印刷株式会社 電荷保持媒体露光記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS631163A (ja) 1988-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5638103A (en) Method for recording and reproducing information, apparatus therefor and recording medium
US4786971A (en) Image recording and/or reproducing apparatus
EP0444663B1 (en) Color imaging system
JPH06105956B2 (ja) 画像記録再生システム
JPH0233273A (ja) 撮像装置
JPH07104632B2 (ja) 画像記録システム
JPS62291845A (ja) 画像記録システム
JPS62241475A (ja) 画像記録システム
JPS62263763A (ja) 画像再生装置
JPH07104631B2 (ja) 画像記録システム
JPS62291846A (ja) 画像記録システム
JPS62241465A (ja) 画像記録システム
US4801956A (en) Image recording system
JPS62241478A (ja) 画像記録システム
JPS62241477A (ja) 画像記録システム
JPS62241476A (ja) 画像記録システム
JPS63946A (ja) 画像記録システム
JPS62263762A (ja) 画像記録システム
JPS63947A (ja) 画像記録再生方法並びに画像記録又は再生装置
US5299153A (en) System and medium for recording/reproducing charge latent image
JP2623894B2 (ja) 電磁放射線情報の記録方法
JP3964080B2 (ja) 画像情報記録読取方法および装置
JP2659935B2 (ja) カートリッジ
JPH0278387A (ja) 画像記録再生装置
KR940001978B1 (ko) 칼라영상 기록 장치