JPS62290532A - 積層体 - Google Patents

積層体

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JPS62290532A
JPS62290532A JP13526686A JP13526686A JPS62290532A JP S62290532 A JPS62290532 A JP S62290532A JP 13526686 A JP13526686 A JP 13526686A JP 13526686 A JP13526686 A JP 13526686A JP S62290532 A JPS62290532 A JP S62290532A
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邦彦 中島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 発明の目的 (産業上の利用分野) 木筆−および第二発明はポリオレフィン系加硫ゴムある
いはポリオレフィン系合成樹脂などのポリオレフィン系
ポリマーと、極性ポリマーとを接着層を介して積層して
なる積層体に関するものである。
(従来の技術) 工業用ゴム製品には多くの種類があるが、とりわけエチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム(EPDM)
やエチレン−プロピレン共重合ゴム(EPM)などのポ
リオレフィン系加硫ゴムは耐候性、耐老化性、耐オゾン
性などに卓越した性能を示し、さらに使用温度範囲も一
50℃〜150℃と広範囲であるなど、優秀な特長を備
えたゴムであるため、各種積層体や成形体の基材として
多方面で使用されている。また、用途に応じて上記EP
DMやEPMに天然ゴム(N R)やスチレン−ブタジ
ェン共重合ゴム(SBR)、ブタジェンゴム(BR)、
イソブチレン−イソプレン共重合ゴム(I IR) 、
クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリル−ブタジ
ェン共重合ゴム(NBR)、イソプレンゴム(IR)、
クロロスルフォン化ポリエチレン(C3M)、アクリル
ゴム(ACM)などの合成ゴムをブレンドしたゴム、あ
るいはABS樹脂、スチレン樹脂(PS)、ポリエチレ
ン(PE)、ポリプロピレン(PP)などの樹脂をブレ
ンドしたゴムも多くの分野で使用されている。
一方、上記PPやPRなどのポリオレフィン系合成樹脂
も、ポリオレフィン系加硫ゴムと同様、耐候性、耐老化
性、耐オゾン性などに卓越した性能を示し、かつ、安価
でもあることから車両用各種部品や電気製品など、各種
積層体や成形体の基材として広範囲の用途に使用されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記EPDMやEPMなどのポリオレフィン
系加硫ゴムあるいはPPやPRなどのポリオレフィン系
合成樹脂はその分子の主鎖中に極性基を含まないことか
ら、極性ポリマーすなわち前記NR,SBR,,BRS
 I IR,CR,NBR。
IR,C3M、ACMなどの合成ゴム、あるいはABS
樹脂、ps、塩化ビニル樹脂(P V C)、ナイロン
樹脂などの合成樹脂に比べて反応性に乏しい。
従って、前記ポリオレフィン系ポリマーからなる成形体
をインサートとして前記極性ポリマーを押出成形あるい
は射出成形して積層体を製造しても、両者の熱収縮率の
相違やポリマーに配合された可塑剤の移行などが原因で
接合面に剥離が生じてしまうという問題点があった。
また、上記接合面の密着力を強化するために塗料や接着
剤を塗布しても前述した理由から、生じた塗膜が剥離し
、ひいては接合面が剥離してしまうという問題点があっ
た。
そして、上記問題点に対しては従来から数々の対応策が
試みられているにも係わらず、いまだ満足な解決策が見
出されていないのが現状である。
本発明者らは上記問題点に鑑みて研究を重ねた結果、ポ
リオレフィン系ポリマーと極性ポリマーとのいずれに対
しても強固な密着力を備えた接着剤を見出すことにより
、本発明に到達したものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) すなわち、木筆−発明はポリオレフィン系ポリマーと極
性ポリマーとが積層されてなる成形体において、前記両
ポリマーの接合面には塩素化ポリプロピレンとポリウレ
タンの混合物からなる接着層が塗布形成されていること
を特徴とする積層体を採用したものである。
また、本第二発明はポリオレフィン系ポリマ−と極性ポ
リマーとが積層されてなる成形体において、前記両ポリ
マーの接合面には塩素化ポリプロピレンとポリウレタン
とハロゲン化剤との混合物からなる接着層が塗布形成さ
れていることを特徴とする積層体を採用したものである
(作用) 前記第一発明における塩素化ポリプロピレンとポリウレ
タンとの混合物からなる接着層、および第二発明におけ
る塩素化ポリプロピレンとポリウレタンとハロゲン化剤
との混合物からなる接着層はポリオレフィン系ポリマー
と極性ポリマーのいずれに対しても強固な密着力を備え
ていることから、かかる組成の接着層が塗布形成された
積層体の接合面は長期間に渡って強固に密着される。
(実施例) 実施例の説明に先立ち、前記積層体の各構成を説明する
まず、ポリオレフィン系ポリマーとは前述したEPDM
、EPMなどのポリオレフィン系加硫ゴムやPP、PH
などのポリオレフィン系合成樹脂である。さらにまた用
途に応じて上記EPDMやEPMに前記天然ゴムや各種
合成ゴム、あるいはABS樹脂、PS、PE5PPなど
の樹脂をブレンドした加硫ゴムも包含される。
一方、極性ポリマーとは前記NR,SBR,BR,I 
IR,CR,NBR,IRACMなどのように分子中に
極性基を含有する各種ゴム、あるいはABS樹脂、ps
Spvc、ナイロン樹脂などのように分子中に極性基を
含有する各種合成樹脂である。
そして、木筆−発明および第二発明の積層体はいずれも
上記ポリオレフィン系ポリマーと極性ポリマーとが積層
されてなる成形体であって、押出成形、射出成形、プレ
ス成形あるいは真空成形など、各種の成形方法によって
所望の形状が付与される。
次に、木筆−発明の接着層は塩素化ポリプロピレンとポ
リウレタンとの混合物を溶剤で希釈した接着剤を上記ポ
リオレフィン系ポリマーおよび/または極性ポリマーの
表面に塗布した後、自然乾燥または加熱乾燥することに
より得られる。
ここで使用する塩素化ポリプロピレンとしては、ポリオ
レフィン系ポリマーに対する密着性やポリウレタンとの
相溶性を考慮すると、塩素化度5〜60%の塩素化ポリ
プロピレンが好ましい。
また、ポリウレタンとはポリオールとイソシアネートを
モル比でイソシアネートが過剰となるように重合し、つ
いで鎖延長剤を加えてさらに重合反応を行うことにより
得られる分子末端にNCO基またはOH基を含有する二
液硬化型のポリウレタンが好ましい。
上記ポリオールとしてはポリエステルポリオールまたは
ポリエーテルポリオールのいずれを採用してもよく、ポ
リエステルポリオールのグリコール成分としてはエチレ
ングリコール、1.2−プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2.3−
ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、1.6−
ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、トリエチレングリコール、トリメチロー
ルプロパンヲ例示することができる。
上記グリコール成分と反応させる有機酸成分としてはコ
ハク酸、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、マレ
イン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸などの
ジカルボン酸を例示することができる。
他方、ポリエーテルポリオールとしてはポリオキシプロ
ピレンジオール、ポリテトラメチレングリコールエーテ
ル、ポリオキシエチレンジオールを例示することができ
る。
鎖延長剤としては上記ポリエステルポリオールのグリコ
ール成分として例示されたものを使用すればよい。
なお、ポリオールとしては上記例示のもの以外にもクロ
ロプレンゴムやアクリル樹脂など、種々のものが利用可
能であるが、極性ポリマー中に含有された可塑剤が接合
面に移行すると密着力が低下し易いことから、この可塑
剤の影響を受は難いポリエステルポリオールを使用する
ことが特に好ましい。
次に、ポリイソシアネートとは2.4−)リレンジイソ
シアネート、水添2.4− )リレンジイソシアネート
、4.4゛−ジフェニルメタンジイソシアネート、水添
4,4゛−ジフェニルメタンジイソシアネート、1.5
−ナフタレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネ
ート、水添キシレンジイソシアネート、1.6−へキサ
メチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
トなどのジイソシアネート、あるいは4.4’、4’−
)リフェニルメタントリイソシアネート、トリス−(p
−イソシアネートフェニル)−チオフォスフェートなど
の多官能イソシアネートを重合して得られるポリマーで
ある。
上記塩素化ポリプロピレンとポリウレタンとの好ましい
配合比は塩素化ポリプロピレン100重量部に対してポ
リウレタンが1〜250重量部の割合であって、ポリウ
レタンの配合比が上記以下では密着力の向上に寄与しな
い、また、ポリウレタンが250重量部を超えても密着
力の向上は期待できず、しかも可使時間が短縮されてし
まう。
なお、上記塩素化ポリプロピレンとポリウレタンとの混
合物中には、必要に応じてさらに上記例示のジイソシア
ネートや多官能イソシアネートあるいはトリメチロール
プロパン、グリセリン、ペンタエリスリトールなどの低
分子ポリオールを塩素化ポリプロピレン100重量部に
対して50重量部を超えない範囲で添加することにより
、密着力を一層向上させることができる。
次に、本第二発明の接着層は塩素化ポリプロピレンとポ
リウレタンとハロゲン化剤との混合物を溶剤で希釈した
接着剤を前記ポリオレフィン系ポリマーおよび/または
極性ポリマーの表面に塗布した後、自然乾燥または加熱
乾燥することにより得られる。
ここで使用する塩素化ポリプロピレンおよびポリウレタ
ンは前記第一発明において使用するものと同一である。
また、ハロゲン化剤とは分子中に含有する化合物、アル
キルハイポハライドあるいは次亜塩素酸塩などが代表例
であるが、その他にも塩素、臭素またはこれらの水溶液
;次亜塩素酸塩と有機酸とからなる混合物(特公昭57
−52216);五フッ化アンチモン(特公昭5O−2
3483);フルカリ金属またはアルカリ土類金属の水
溶液;フッ化イオウと臭素とからなる混合溶液(特公昭
53−27751);ヨウ素とヨウ化カリウムとからな
る混合物(特公昭53−27751);ハロゲン酸素酸
塩と濃塩酸とからなる混合水溶液(特公昭46−221
03);臭化アルカリとベルオキソニ硫酸とからなる混
合水溶液など、各種のハロゲン化合物を使用することが
できる。
前記分子中に を含有する化合物とは具体的にはN−ブロムスクシンイ
ミドのようなハロゲン化スクシンイミド;ジクロロイソ
シアヌル酸、トリクロロイソシアヌル酸などのイソシア
ヌル酸ハライド;ジクロロジメチルヒダントインのよう
なハロゲン化ヒダントインを例示することができる。
また、アルキルハイポハライドとはノルマル、第二級あ
るいは第三級の各種アルキルハイポハライドであるが、
とりわけ安定な第三級アルキルハイポクロライドや第三
級アルキルハイポブロマイドを使用することが好ましい
さらに、次亜塩素酸塩とは次亜塩素酸ナトリウム、次亜
塩素酸カリウムあるいは次亜塩素酸カルシウムを例示す
ることができるが、これらの水溶性ハロゲン化剤を使用
する場合は乳化剤を加えてエマルジツンとして使用する
必要がある。
なお、これらの各種ハロゲン化合物は単独で使用しても
よいし、二種以上を混合して使用してもよい。
また、塩素化ポリプロピレンとポリウレタンとハロゲン
化剤との好ましい配合比は塩素化ポリプロピレン100
重量部に対してポリウレタンが1〜250重量部、ハロ
ゲン化剤が0.002〜40重量部の割合であって、ハ
ロゲン化剤がO,OO2重量部以下では密着力の向上に
寄与しない、また、その配合比を40重量部以上にして
も密着力の向上は期待できない。
なお、第一および第二発明において使用する有機溶剤は
n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの飽和炭化水素;ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;ジ
オキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;酢酸
エチル、酢酸プロピルなどの酢酸エステル類;アセトン
、シクロヘキサノン、メチルエチルケトンなどのケトン
類;メチレンクロライド、トリクロルエチレン、1.1
.1−トリクロルエタンなどの塩素系炭化水素;ジメチ
ルスルフオキシド、ジメチルホルムアミドなどから適宜
選択された溶剤もしくはこれらを二種以上配合してなる
混合溶剤であるが、ハロゲン化剤やイソシアネートと反
応しないものであれば、他の有機溶剤を使用してもよい
〔実施例−1〕 1.1.1− トリクロルエタン/ジメチルフォルムア
ミド=100/60の混合溶剤中にポリエステルポリオ
ール(またはポリエーテルポリオール)とイソシアネー
トを固形分が35%となるように溶解し、乾燥窒素ガス
中で80℃、3時間反応させた後、鎖延長剤を加えてさ
らに80’C13時間反応させてポリウレタン−〇〜■
を調整した。
使用したポリエステルポリオール(またはポリエーテル
ポリオール)、イソシアネートおよび鎖延長剤の組成お
よび配合比(重量比換算)を下記の表−1〜7に示す、
(以下、表中の部は全て重量部である。) 表−1:ポリウレタン−■ 表−2:ポリウレタン−〇 表−3:ポリウレタン−〇 表−4:ポリウレタン−■ 表−5:ポリウレタン−■ 表−6:ポリウレタン−〇 表−7:ポリウレタン−■ 次に、上記ポリウレタンと塩素化ポリプロピレンヲ1.
1.1− )ジクロルエタン/ジメチルフォルムアミド
=100/60の混合溶剤中で混合して接着剤を調整し
た。
使用したポリウレタンと塩素化ポリプロピレンの混合割
合(重量比換算)を表−8に示す。
次に、ポリプロピレン樹M1を押出成形して樹脂板を製
造し、その表面に前記表−8の接着剤−1〜9を塗布し
た後、その表面に80℃の熱風をlO秒間吹きつけて塗
膜を指触乾燥させた。
次いで、この樹脂板と下記の表−9に示す組成の塩化ビ
ニル樹脂を同時押出成形して板状の積層体を製造した。
表−9 上記ポリプロピレン樹脂、接着層および塩化ビニル樹脂
からなる積層体を製造後、室温で7日間放置し、さらに
80℃の恒温槽中に1時間放置した後、接合面の密着力
を調べるため下記の方法で剥離試験を行った。
試験方法: テンシロン万能引張り試験器 (東洋ボールドウィン社製) 引張り速度   30n/分 その結果、前記接着剤−1〜9からなる接着層はいずれ
もポリプロピレン樹脂と塩化ビニル樹脂に対して良好な
密着力を示し、大きな引張り剪断強度を得ることができ
た。
なお、表−8に掲げた比較例−1は塩素化ポリプロピレ
ンのみからなる接着剤を使用したものであって、上記接
着剤−1〜9と比較するとその引張り剪断強度は小さか
った。また、比較例−2は塩素化ポリプロピレンに対す
るポリウレタンの混合割合が過剰であったため、さらに
比較例−3は塩1化ポリプロピレンに対するイソシアネ
ートの混合割合が過剰であったため、いずれも上記接着
剤−1〜9と比較するとその引張り剪断強度は小さかっ
た。
次に、以下の比較例−4〜12の組成物は従来、ポリオ
レフィン系ポリマー用の接着剤として用いられているも
のである。
比較例−4 「ベッコゾールJ−534J  (大日本インキ化学工
業社製、アマニ油変性長油アルキド樹脂)をミネラルベ
ースで希釈し、さらに乾燥剤としてナフテン酸コバルト
を添加した組成物を調整した。
比較例−5 「エステルレジン−20」 (東洋紡績社製、飽和ポリ
エステル樹脂)をメチルエチルケトン/トルエン=1/
9 (重量比)の混合溶剤で希釈した組成物を調整した
比較例−6 「ビニライト−VMCHJ  (ユニオンカーバイド社
製、塩ビー酢ビ共重合体)をメチルエチルケトン/トル
エン=L/1  (重量比)の混合溶剤で希釈した組成
物を調整した。
比較例−7 「エスレックBM−2J  (積木化学社製、ブチラー
ル樹脂)をブタノール/キシレン=1/1  (重量比
)の混合溶剤で希釈した組成物を調整した。
比較例−8 「オレスターM55−80AJ  (三井東圧社製、湿
気硬化型ポリウレタン樹脂)をトルエンで希釈した組成
物を調整した。
比較例−9 「デスモフェン−100J  (バイエル社製、ポリヒ
ドロキシ化合物)と「デスモジュール−R」(同社製、
ポリイソシアネート)の1/1.5(重量比)からなる
混合物をメチレングリコール/酢酸ブチル/酢酸エチル
/トルエン= 1/1/1/1 (重量比)の混合溶剤
で希釈した組成物を調整した。
比較例−10 「ベッコゾール・J−524J  (大日本インキ化学
工業社製、アマニ油変性長油アルキド樹脂)および「ス
ーパーベッカミン・J−820J  (同社製、ブチル
化メラミン樹脂)の4/1混合物をキジロールで希釈し
た組成物を調整した。
比較例−11 「アクリロイド・C−110VJ  (ローム及ハース
社製、熱可塑性アクリル樹脂」とニトロセルロースの9
971混合物をトルエンで希釈した組成物を調整した。
比較例−12 「アクリディック・47−712J  (大日本インキ
化学工業社製、熱硬化性アクリル樹脂)および「スーパ
ーベッカミン・47−508Jの4/1混合物をトルエ
ン、酢酸ブチルの混合溶剤で希釈した組成物を調整した
そこで、上記比較例−4〜12の各接着剤を前記ポリプ
ロピレン製樹脂板の表面にそれぞれ塗布して指触乾燥後
、前記表−9の塩化ビニル樹脂を同時押出成形して板状
の積層体を製造した。
そして、各積層体の接合面の密着力を調べるため前述し
た条件で剥離試験を行ったが、前記接着剤−1〜9を使
用した場合に比較すると、いずれもその密着力は弱く、
極めて小さな引張り剪断強度しか得られなかった。
〔実施例−2〕 植毛布の裏面に30倍に発泡されたウレタン樹脂からな
るシートを裏打ちした。
一方、前記実施例−1で使用したポリプロピレン樹脂製
押出成形板の表面に前記接着剤−1〜9を塗布後、その
表面に80℃の熱風を10秒間吹きつけて塗膜を指触乾
燥させた。
さらに、この樹脂板と上記ウレタン樹脂からなるシート
を重ね合わせ、10ksr/cnlの圧でプレス成形し
て板状の積層体を製造した。
次に、この積層体を室温で7日間放置し、さらに80℃
の恒温槽中に1時間放置した後、接合面の密着力を調べ
るため前記実施例−1のテンシロン万能引張り試験器を
使用して同様の条件で引張り剪断強度を測定した。
その結果、前記接着剤−1〜9からなる接着層はいずれ
もポリプロピレン樹脂とウレタン樹脂に対して良好な密
着力を示し、大きな引張り剪断強度を得ることができた
他方、前記比較例−4〜12の各接着剤を前記ポリプロ
ピレン製樹脂板の表面にそれぞれ塗布し、上記ウレタン
樹脂からなるシートを重ね合わせ、10kg/cJの圧
でプレス成形して板状の積層体を製造した。
そして、各積層体の接合面の密着力を調べるため前述し
た試験器を使用して同様の条件で引張り剪断強度を測定
したが、前記接着剤−1〜9を使用した場合に比較する
と、いずれもその密着力は弱く、極めて小さな引張り剪
断強度しか得られなかった。
次に、前記ポリプロピレン樹脂製押出成形板の表面に接
着剤−1〜9をそれぞれ塗布後、シートの基材を上記ウ
レタン樹脂発泡体からクロロプレンゴム発泡体に代え、
プレス成形により板状の積層体を製造した。
また、上記ポリプロピレン樹脂製押出成形板に代えてA
BS樹脂およびポリアミド樹脂にて押出成形板を製造し
、その表面に接着剤−1〜9をそれぞれ塗布後、シート
の基材をポリエチレン樹脂発泡体に代えてプレス成形に
より板状の積層体を製造した。
そして、これらの積層体についても同様の条件で引張り
剪断強度を測定した結果、いずれの場合も良好な密着力
を示し、大きな引張り剪断強度を得ることができた。
〔実施例−3〕 前記実施例−1,2で使用したポリウレタンと塩素化ポ
リプロピレンを1.1.1−トリクロルエタン/ジメチ
ルフォルムアミド=100/60の混合溶剤中で混合し
、さらにハロゲン化剤を加えて混合することにより接着
剤を調整した。
使用したポリウレタン、塩素化ポリプロピレン、ハロゲ
ン化剤の混合割合(重量比換算)を表−10に示す。
次に、前記実施例−1で使用したポリプロピレン樹脂製
押出成形板の表面に表−10の接着剤−10〜19を塗
布し、その表面に80℃の熱風を10秒間吹きつけて塗
膜を指触乾燥させた後、この樹脂板をインサートとして
前記表−9に示す組成の塩化ビニル樹脂を射出成形して
板状の積層体を製造した。
次に、この積層体を室温で7日間放置し、さらに80℃
の恒温槽中に1時間放置した後、接合面の密着力を調べ
るため前記テンシロン万能引張り試験器を使用して同様
の条件で引張り剪断強度を測定した。
その結果、前記接着剤−10〜19からなる接着層はい
ずれもポリプロピレン樹脂と塩化ビニル樹脂に対して良
好な密着力を示し、大きな引張り剪断強度を得ることが
できた。
他方、前記比較例−4〜12の各接着剤からなる接着層
を有する積層体の場合には、いずれもその密着力は弱く
、極めて小さな引張り剪断強度しか得られなかった。
なお、表−10に掲げた比較例−13は塩素化ポリプロ
ピレンに対するハロゲン化剤の混合割合が過剰であった
ため、その引張り剪断強度は小さかった。
〔実施例−4〕 1.5鶴厚のポリプロピレン樹脂製シートの表面に前記
接着剤−10〜19を塗布後、その表面に80℃の熱風
を10秒間吹きっけて塗膜を指触乾燥させた後、1.5
鶴厚のポリアミド樹脂製シートを貼り合わせ、真空成形
により積層シートを製造した。
次に、この積層シートを室温で7日間放置し、さらに8
0℃の恒温槽中に1時間放置した後、接合面の密着力を
調べるため前記テンシロン万能引張り試験器を使用して
同様の条件で引張り剪断強度を測定した。
その結果、前記接着剤−1O〜19からなる接着層はい
ずれもポリプロピレン樹脂とポリアミド樹脂に対して良
好な密着力を示し、大きな引張り剪断強度を得ることが
できた。
なお、前記比較例−4〜12の各接着剤からなる接着層
を有する積層体の場合には、いずれもその密着力は弱く
、極めて小さな引張り剪断強度しか得られなかった。
このように、各種のポリオレフィン系ポリマーと、極性
ポリマーとが積層されてなる成形体において、前記両ポ
リマーの接合面に接着剤−1〜9(実施例−1,2)あ
るいは接着剤−1θ〜19(実施例−3,4)からなる
接着層を塗布形成することにより、接合面が長期間にわ
たって強固に密着された積層体を得ることができる。
発明の効果 以上詳述したように、ポリオレフィン系ポリマーと極性
ポリマーとからなる成形体の接合面に塩素化ポリプロピ
レンとポリウレタンとの混合物からなる接着層(第一発
明)、あるいは塩素化ポリプロピレンとポリウレタンと
ハロゲン化剤との混合物からなる接着層(第二発明)が
塗布形成されてなる積層体は、いずれもその接合面が長
期間に渡って強固に密着されるという優れた効果を発揮
する。
従って、木筆−発明および第二発明の積層体は自動車用
ウェザ−ストリップ、グラスラン、植毛製品あるいは裏
面に樹脂テープが貼着されたモールなど、ポリオレフィ
ン系ポリマーと極性ポリマーとから構成される各種の積
層体に具体化することのできる優れた発明である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリオレフィン系ポリマーと極性ポリマーとが積層
    されてなる成形体において、前記両ポリマーの接合面に
    は塩素化ポリプロピレンとポリウレタンとの混合物から
    なる接着層が塗布形成されていることを特徴とする積層
    体。 2、前記塩素化ポリプロピレンの塩素化度が5〜60%
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の積
    層体。 3、前記ポリウレタンが分子末端にNCO基またはOH
    基を含有するポリエステルポリウレタンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の積層体。 4、前記接着層が塩素化ポリプロピレン100重量部に
    対して、ポリウレタン1〜250重量部の割合で混合さ
    れたものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の積層体。 5、ポリオレフィン系ポリマーと極性ポリマーとが積層
    されてなる成形体において、前記両ポリマーの接合面に
    は塩素化ポリプロピレンとポリウレタンとハロゲン化剤
    の混合物からなる接着層が塗布形成されていることを特
    徴とする積層体。 6、前記塩素化ポリプロピレンの塩素化度が5〜60%
    であることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の積
    層体。 7、前記ポリウレタンが分子末端にNCO基またはOH
    基を含有するポリエステルポリウレタンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第5項記載の積層体。 8、前記ハロゲン化剤が、 (イ)分子中に ▲数式、化学式、表等があります▼(イ)(式中、Xは
    ハロゲン) を含有する化合物、 (ロ)アルキルハイポハライド、 (ハ)次亜ハロゲン酸塩、 からなる群より選択された少なくとも一種であることを
    特徴とする特許請求の範囲第5項記載の積層体。 9、前記接着層が塩素化ポリプロピレン100重量部に
    対して、ポリウレタン1〜250重量部、ハロゲン化剤
    0.002〜40重量部の割合で混合されたものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の積層体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006336015A (ja) * 2005-06-05 2006-12-14 Natl Starch & Chem Investment Holding Corp ウェザーストリップコーティング

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