JPS62289265A - 塗装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は塗装方法、更に詳しくは車輌などの被塗物にメ
タリック塗装例えば２コートｌベーク（２ＣＩＢ）タイ
プのメタリック塗装を行なう場合の塗装方法に関するも
のである。

〔従来の技術〕

自動４ｐなどの車輌や機械部品、構造材等の各種被塗物
にメタリック塗装例えばアルミ粉末顔料を用いたＺＣＩ
Ｂタイプの塗料を自動塗装機によって塗装する場合、従
来はベースコート２ステージに続いてクリヤコート１ス
テージを配置する３ステージ配置が一般的である。この
際ベースコートを２回に分けて（２ステージにて）塗装
するのはメタルムラ等の塗装欠陥を低減又は解消せんと
するためである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、前記従来技術は下記に例示するような種
々の問題点を有していた。即ち。

Ｉ）長尺の塗装ブースを必要とする。即ち、３ステ一ジ
分の自動塗装機を配置する必要があり、通常使用される
空気吉化式静′ＦＦ、ｐ′！ｉ装機と回転劣化式静電塗
装機とを組み合せた連続１未コンベア方式の場合、全長
がおおよそ５０ｍ以−ヒとなり、設置スペースの確保の
点でも保全面等でも問題がある。

２）　ブース空調運転費及びランニングコストが高い、
即ち１例えば上記ｌ）の長尺ブース（幅５ｍとする）を
通常の運転条件であるダウンフロー　０．３〜０．５　
ｍ／ｓで運転する場合、４５００〜５４００ｍ”７分の
空調された（通常温度及び湿１■をコントロールされた
）風量が必要である。そしてこの風量はブース長に比例
して増大する。

３）　設備コストが高い。即ち先のベース塗料用静電塗
装機の場合１通常数千万円／セットを必要とし極めて高
価である。

４）小規模ラインの場合、塗料吐出量コントロールが難
しい。即ち、自動塗装装置への塗料供給は要求膜厚に応
じて吐出にコントロール装置により定量的に行われるが
、極端に生産Ｍ：の少ない（コンベア速度の遅い）ライ
ンに於いてはこの吐出量が少量過ぎて安定するように調
整するのが非常に難しい。

５）　更に従来の方式においては連続した１本のフロア
コンベアを用いるため、ベースコート後のフラッシュオ
フの間も被塗物は移動し。

より長尺几つ運転費の高いブースとならざるをえない。

本発明は上記従来技術における問題点を解決するための
ものであり、その目的とするところは従来の塗装ブース
よりも短かい塗装ブースを使用することができ、設備費
、運転費及び保全費が安く、塗装条件の調整が容易であ
り且つ塗装被膜の品質が向上した塗装方法を提供するこ
とにある。

〔問題点を解決するための手段〕

叩ち本発明の塗装方法は、コンベアに載置した被塗物の
移動方向に沿ってベースコートゾーン及びクリヤコート
シーンを順に設け、各シー〉′にベース塗装装置及びク
リヤ塗装装置を各々配置して前記被塗物にベース塗装及
びクリヤ塗装を順に行なうにあたり、ペースコートゾー
ンのコンベアを独立して動かすことができ且つそのＬに
、代置した被塗物をその移動方向に沿って往復して動か
すことができる独立コンベアとなし、　ｌｉ’ｊ：独立
コンベアに載置した被塗物を往復運動させることにより
２回以上ベース塗装を行なうことを特徴とする。

更にｌ１ｉｉ記ペースコートゾーンとクリヤコートシ−
ンとの間にフラッシュオフゾーンを設け。

１にフラッシュオフゾーンのコンベアを独立して動かす
ことができる第２の独）“ｌコンベアとなし、１懐第２
の独立コンベアに載置した被塗物を一時停止させてフラ
ッシュオフした後ＯＩＮ記クワクリヤコートゾーンるよ
うにしてもよい。

塗装装置は通常使用されているものでよく、例えばベー
ス塗装装置としては空気露化式静電塗装機、クリヤ塗装
装置としては回転劣化式静電塗装機を用いることができ
る。

独立コンベア（第１）及び第２の独立コンベアの長さや
幅等の性状は被塗物や塗装装置、外のコンベア等の性状
に応じて選択する。又、第１及び第２の独立コンベアは
外のコンベアとは独立して運転及び停止Ｆができるもの
とする。しかして、第１の独立コンベアを用いてその上
に１成置した被塗物をその移動方向に沿って任意の回数
往復して動かすことにより前記被塗物に２回以上ベース
塗装を行なう、又、更に第２の独立コンベアを設けた場
合には所定回数ベース塗装を行なった被塗物を第２の独
立コンベアに載置し、所定時間停屯させてフランシュオ
フした後クリヤコートゾーンに送って被塗物にクリャ塗
装を行なう。

被塗物を移動させるためのコンベア（フロアコンベア）
から独立コンベアへの被塗物の移動又はこの逆方向への
被塗物の移動を迅速且つ確実に行なうために、各コンベ
アの接合部近傍に被塗物の移動手段を設けるとよい。

移動手段の形態は特に限定されないが、例えば被塗物を
押したり、引いたり、持ち上げたり、落としたりするこ
と等により被塗物を一方のコンベア端から他方のコンベ
ア端に移動し得る装置であってよい。

本発明の方法に使用する装置全体をコンピュータを用い
て自動制御すると便利である。

又、所望により手動に切り換えられるようにしても勿論
よい。

〔実施例〕

以下の実施例において従来例と比較して本発明を更に詳
細に説明する。なお１本発明は下記実施例に限定される
ものではない。

実施例１： 第１図は本発明の塗装方法に用いる装置の一例の概略構
成図である０図中、ｌは上塗ブースの吹付室であり、通
常空調されたエアーが天井部より下部ベンチュリーへ流
れる構造となっている。２は準備室を示す、３及び６は
通常のブース内フロアコンベア、４ａ及び４６は５の往
復コンベアへの被塗物の乗り移りを行なうためのプッシ
ャーを示す、？ａ、７ｂ及び７ｄは被塗物（未実施例で
は自動車車体及び塗装台車）を示す。

８は被塗物７ｂの左右で一対となったサイドレシプロケ
ータで各々１〜２丁の空気霧化式静電ガン９（後記ＲＥ
Ａ）を上下動させる。１０はベースコート用木平しキプ
ケータで１１の空気霧化式静電ガン（ＲＥＡ　：ランズ
バーグ　エレクトロスタティック　エアースプレーガン
、商品名。

ランズバーグ社製９通常２丁セット）を水平動させ且つ
被塗物形状に合わせて昇降させる。１２はクリヤコート
用水平レシプロケータで１３の回転猫化式静電塗装装近
（ミニベル、商品名、ランズバーグ社製１通常２丁セッ
ト）を水平動させ且つ昇降させる。　１４は被塗物側面
塗装用の回転霜化式静電塗装装２１（ミニベル）であり
、通常被塗物形状に合わせて固定スタンド（図示せず）
にて固定されている。

被塗物は７ａから７ｄに移動する間に次の手順で２ＣＩ
Ｂメタリツク塗装が実施される。即ち。

７ｂにおいて５の往復コンベアで最適な速度で１．５往
復する間にＲＥＡでメタリックベース塗料が２回塗布（
塗り重ね）され、フラッシュオフ後７ｄにミニベルでク
リヤ塗料が一回塗り重ねられる。

実施例２： 第２図に本発明の方法に用いる装置の別の例の概略構成
図を示す０図中、　４ｃはブツシャ−１７ｃはｔａ物、
　１５はフラッシュオフ用コンベア。

１８はフロアコンベアを示し、他の数字は第１図と同じ
意味を表わす０本実施例ではベース塗装をした被塗物７
ｃをフラッシュオフ用コンベア１５で所定時間停止させ
てフラッシュオフを行なうので実施例１に比べて塗装ブ
ースｌの全長が短かくてすむ。

比較例： 第３図に従来の塗装方法に用いる装置の一例の概略構成
図を示す０図中の数字は第１図と同じ意味を表わす、従
来は被塗物がｉ！！続したフロアコンベア３によって移
動し、目的とするベース塗装の数に相当するベース塗装
装置を設けなければならず、又、フラッシュオフの場合
にも被塗物７ｃが移動していたため塗装ブースの全長が
非常に長いものとなっていた。

〔発明の効果〕

」−述のように本発明の塗装方法はコンベアに載置した
被塗物を該コンベアによって移動させて該被塗物にベー
ス塗装及びクリヤ塗装を順に行なうにあたり、ベースコ
ートゾーンのコンベアを独立して動かすことができ［Ｌ
つその上に載置した被塗物をその移動方向に沿って往復
して動かすことができる独立コンベアとなし、該独立コ
ンベアにａ置した被塗物を往復圧動させることにより２
回以上ベース塗装を行なうか、更にベースコートゾーン
とクリヤコートラーンとの間にフラッシュオフゾーンを
設け、該フラッシュオフゾーンのコンベアを独立して動
かすことのできる第２の独立コンベアとなし、該第２の
独立コンベアに載置した被塗物を一時停止させてフラッ
シュオフした後前記クリヤコートゾーンに送るものであ
るため、従来の塗装ブースよりも短かい塗装ブースを使
用することができるので従来に比べて設備費、運転費及
び保全費の大幅低減が可能である。

又、ベースコートゾーンやフラッシュオフゾーンに独立
したコンベアを設けることにより塗装条件の調整が容易
となり、必要ならベース塗装を何回でも行なうことがで
きるので塗装被１１りの品質が向上する。

更に小型（短尺）上塗ブースしか持たない既ｔイ・丁二
場においても既存設備の簡単な改造のみで２ＣＩＢメタ
１１ツク塗装を自動化して行なうことが可能となったの
で従来よりも更に高品質の商品を一般使用者に広く供８
合することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の塗装方法に用いる塗装装置の一例の概
略構成図、 第２図は本発明の塗装方法に用いる塗装装置の別の例の
概略構成図、 第３図は従来の塗装方法に用いる塗装装置の一例の概略
構成図である。 図中。 １・・・上塗ブース　３　、６　、１８・・・フロアコ
ンベア５・・・往復コンベア　？ａ、　７ｂ、　７ｃ、
　７ｄ・・・被塗物９．１１・・・空気霧化式静電ガン
　１３．１４・・・回転省化式静’ｉｌｉ塗装装￥１１
５・・・フラッシュオフ川コンベア 特許出願人　トヨタ自動＋ｌｊ株式会社（ほか１名）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コンベアに載置した被塗物の移動方向に沿ってベ
   ースコートゾーン及びクリヤコートゾーンを順に設け、
   各ゾーンにベース塗装装置及びクリヤ塗装装置を各々配
   置して前記被塗物にベース塗装及びクリヤ塗装を順に行
   なうにあたり、 ベースコートゾーンのコンベアを独立して 動かすことができ且つその上に載置した被塗物をその移
   動方向に沿って往復して動かすことができる独立コンベ
   アとなし、 該独立コンベアに載置した被塗物を往復運 動させることにより２回以上ベース塗装を行なうことを
   特徴とする塗装方法。
2. （２）ベースコートゾーンとクリヤコートゾーンとの間
   にフラッシュオフゾーンを設け、該フラッシュオフゾー
   ンのコンベアを独立して動かすことができる第２の独立
   コンベアとな し、 該第２の独立コンベアに載置した被塗物を 一時停止させてフラッシュオフした後前記クリヤコート
   ゾーンに送ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の塗装方法。