JPH0640989B2 - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPH0640989B2
JPH0640989B2 JP13137686A JP13137686A JPH0640989B2 JP H0640989 B2 JPH0640989 B2 JP H0640989B2 JP 13137686 A JP13137686 A JP 13137686A JP 13137686 A JP13137686 A JP 13137686A JP H0640989 B2 JPH0640989 B2 JP H0640989B2
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Japan
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coating
conveyor
coated
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zone
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鈴木  忠
幸治 太田
則夫 佐藤
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塗装方法、更に詳しくは車輌などの被塗物にメ
タリック塗装例えば2コート1ベーク(2C1B)タイ
プのメタリック塗装を行なう場合の塗装方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
自動車などの車輌や機械部品、構造材等の各種被塗物に
メタリック塗装例えばアルミ粉末顔料を用いた2C1B
タイプの塗料を自動塗装機によって塗装する場合、従来
はベースコート2ステージに続いてクリヤコート1ステ
ージを配置する3ステージ配置が一般的である。この際
ベースコートを2回に分けて(2ステージにて)塗装す
るのはメタルムラ等の塗装欠陥を低減又は解消せんとす
るためである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来技術は下記に例示するような種
々の問題点を有していた。即ち、 1)長尺の塗装ブースを必要とする。即ち、3ステージ分
の自動塗装機を配置する必要があり、通常使用される空
気霧化式静電塗装機と回転霧化式静電塗装機とを組み合
せた連続1本コンベア方式の場合、全長がおおよそ50m
以上となり、設置スペースの確保の点でも保全面等でも
問題がある。
2)ブース空調運転費及びランニングコストが高い。即
ち、例えば上記1)の長尺ブース(幅5mとする)を通常
の運転条件であるダウンフロー0.3〜0.5m/sで運転する
場合、4500〜5400m3/分の空調された(通常温度及び湿
度をコントロールされた)風量が必要である。そしてこ
の風量はブース長に比例して増大する。
3)設備コストが高い。即ち先のベース塗料用静電塗装機
の場合、通常数千万円/セットを必要とし極めて高価で
ある。
4)小規模ラインの場合、塗料吐出量コントロールが難し
い。即ち、自動塗装装置への塗料供給は要求膜厚に応じ
て吐出量コントロール装置により定量的に行われるが、
極端に生産量の少ない(コンベア速度の遅い)ラインに
於いてはこの吐出量が少量過ぎて安定するように調整す
るのが非常に難しい。
5)更に従来の方式においては連続した1本のフロアコン
ベアを用いるため、ベースコート後のフラッシュオフの
間も被塗物は移動し、より長尺且つ運転費の高いブース
とならざるをえない。
本発明は上記従来技術における問題点を解決するための
ものであり、その目的とするところは従来の塗装ブース
よりも短かい塗装ブースを使用することができ、設備
費、運転費及び保全費が安く、塗装条件の調整が容易で
あり且つ塗装被膜の品質が向上した塗装方法を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本第1の発明の塗装方法は、コンベアに載置した
被塗物の移動方向に沿ってベースコートゾーン及びクリ
ヤコートゾーンを順に設け、各ゾーンにベース塗装装置
及びクリヤ塗装装置を各々配置して前記被塗物にベース
塗装及びクリヤ塗装を順に行なうにあたり、 ベースコートゾーンのコンベアを独立して動かすことが
でき且つその上に載置した被塗物をその移動方向に沿っ
て往復して動かすことができる独立コンベアとなし、 該独立コンベアに載置した被塗物を往復運動させること
により2回以上ベース塗装を行なうことを特徴とする。
又、本第2の発明の塗装方法は、コンベアに載置した被
塗物の移動方向に沿ってベースコートゾーン及びクリヤ
コートゾーンを順に設け、各ゾーンにベース塗装装置及
びクリヤ塗装装置を各々配置して前記被塗物にベース塗
装及びクリヤ塗装を順に行なうにあたり、 ベースコートゾーンのコンベアを独立して動かすことが
でき且つその上に載置した被塗物をその移動方向に沿っ
て往復して動かすことができる独立コンベアとなし、 ベースコートゾーンとクリヤコートゾーンとの間にフラ
ッシュオフゾーンを設け、該フラッシュオフゾーンのコ
ンベアを独立して動かすことができる第2の独立コンベ
アとなし、 前記独立コンベアに載置した被塗物を往復運動させるこ
とにより2回以上ベース塗装を行ない、 次いで、前記第2の独立コンベアに載置した被塗物を一
時停止させてフラッシュオフした後前記クリヤコートゾ
ーンに送ることを特徴とする。
塗装装置は通常使用されているものでよく、例えばベー
ス塗装装置としては空気霧化式静電塗装機、クリヤ塗装
装置として回転霧化式静電塗装機を用いることができ
る。
独立コンベア(第1)及び第2の独立コンベアの長さや
幅等の性状は被塗物や塗装装置、外のコンベア等の性状
に応じて選択する。又、第1及び第2の独立コンベアは
外のコンベアとは独立して運転及び停止ができるものと
する。しかして、第1の独立コンベアを用いてその上に
載置した被塗物をその移動方向に沿って任意の回数往復
して動かすことにより前記被塗物に2回以上ベース塗装
を行なう。又、更に第2の独立コンベアを設けた場合に
は所定回数ベース塗装を行なった被塗物を第2の独立コ
ンベアに載置し、所定時間停止させてフラッシュオフし
た後クリヤコートゾーンに送って被塗物にクリヤ塗装を
行なう。
被塗物を移動させるためのコンベア(フロアコンベア)
から独立コンベアへの被塗物の移動又は逆方向への被塗
物の移動を迅速且つ確実に行なうために、各コンベアの
接合部近傍に被塗物の移動手段を設けるとよい。
移動手段の形態は特に限定されないが、例えば被塗物を
押したり、引いたり、持ち上げたり、落としたりするこ
と等により被塗物を一方のコンベア端から他方のコンベ
ア端に移動し得る装置であってよい。
本発明の方法に使用する装置全体をコンピュータを用い
て自動制御すると便利である。又、所望により手動に切
り換えられるようしても勿論よい。
〔実施例〕
以下の実施例において従来例と比較して本発明を更に詳
細に説明する。なお、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。
実施例1: 第1図は本発明の塗装方法(本第1の発明の塗装方法)
に用いる装置の一例の概略構成図である。図中、1は上
塗ブースの吹付室であり、通常空調されたエアーが天井
部より下部ベンチュリーへ流れる構造となっている。2
は準備室を示す。3及び6は通常のブース内フロアコン
ベア、4a及び46は5の往復コンベアへの被塗物の乗り移
りを行なうためのプッシャーを示す。7a,7b及び7dは被
塗物(本実施例では自動車車体及び塗装台車)を示す。
8は被塗物7bの左右で一対となったサイドレシプロケー
タで各々1〜2丁の空気霧化式静電ガン9(後記RE
A)を上下動させる。10はベースコート用水平レキプケ
ータで11の空気霧化式静電ガン(REA:ランズバーグ
エレクトロスタティック エアースプレーガン,商品
名,ランズバーグ社製,通常2丁セット)を水平動させ
且つ被塗物形状に合わせて昇降させる。12はクリヤコー
ト用水平レシプロケータで13の回転霧化式静電塗装装置
(ミニベル,商品名,ランズバーグ社製,通常2丁セッ
ト)を水平動させ且つ昇降させる。14は被塗物側面塗装
用の回転霧化式静電塗装装置(ミニベル)であり、通常
被塗物形状に合わせて固定スタンド(図示せず)にて固
定されている。
被塗物は7aから7dに移動する間に次の手順で2C1Bメ
タリック塗装が実施される。即ち、7bにおいて5の往復
コンベアで最適な速度で1.5往復する間にREAでメタ
リックベース塗料が2回塗布(塗り重ね)され、フラッ
シュオフ後7dにミニベルでクリヤ塗料が一回塗り重ねら
れる。
実施例2: 第2図に本発明の方法(本第2の発明の塗装方法)に用
いる装置の別の例の概略構成図を示す。図中、4cはプッ
シャー、7cは被塗物、15はフラッシュオフ用コンベア、
16はフロアコンベアを示し、他の数字は第1図と同じ意
味を表わす。本実施例ではベース塗装をした被塗物7cを
フラッシュオフ用コンベア15で所定時間停止させてフラ
ッシュオフを行なうので実施例1に比べて塗装ブース1
の全長が短かくてすむ。
比較例: 第3図に従来の塗装方法に用いる装置の一例の概略構成
図を示す。図中の数字は第1図と同じ意味を表わす。従
来は被塗物が連続したフロアコンベア3によって移動
し、目的とするベース塗装の数に相当するベース塗装装
置を設けなければならず、又、フラッシュオフの場合に
も被塗物7cが移動していたため塗装ブースの全長が非常
に長いものとなっていた。
〔発明の効果〕
上述のように本発明の塗装方法はコンベアに載置した被
塗物を該コンベアによって移動させて該被塗物にベース
塗装及びクリヤ塗装を順に行なうにあたり、ベースコー
トゾーンのコンベアを独立して動かすことができ且つそ
の上に載置した被塗物をその移動方向に沿って往復して
動かすことができる独立コンベアとなし、該独立コンベ
アに載置した被塗物を往復運動させることにより2回以
上ベース塗装を行なうか(本第1の発明の塗装方法)、
更にベースコートゾーンとクリヤコートゾーンとの間に
フラッシュオフゾーンを設け、該フラッシュオフゾーン
のコンベアを独立して動かすことのできる第2の独立コ
ンベアとなし、該第2の独立コンベアに載置した被塗物
を一時停止させてフラッシュオフした後前記クリヤコー
トゾーンに送るものであるため(本第2の発明の塗装方
法)、従来の塗装ブースよりも短かい塗装ブースを使用
することができるので従来に比べて設備費、運転費及び
保全費の大幅低減が可能である。
又、ベースコートゾーンやフラッシュオフゾーンに独立
したコンベアを設けることにより塗装条件の調整が容易
となり、必要ならベース塗装を何回でも行なうことがで
きるので塗装被膜の品質が向上する。
更に小型(短尺)上塗ブースしか持たない既存工場にお
いても既存設備の簡単な改造のみで2C1Bメタリック
塗装を自動化して行なうことが可能となったので従来よ
りも更に高品質の商品を一般使用者に広く供給すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本第1の発明の塗装方法に用いる塗装装置の一
例の概略構成図、 第2図は本第2の発明の塗装方法に用いる塗装装置の一
例の概略構成図、 第3図は従来の塗装方法に用いる塗装装置の一例の概略
構成図である。 図中、 1……上塗ブース、3,6,16……フロアコンベア、5
……往復コンベア、7a,7b,7c,7d……被塗物、9,11…
…空気霧化式静電ガン、13,14……回転霧化式静電塗装
装置、15……フラッシュオフ用コンベア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンベアに載置した被塗物の移動方向に沿
    ってベースコートゾーン及びクリヤコートゾーンを順に
    設け、各ゾーンにベース塗装装置及びクリヤ塗装装置を
    各々配置して前記被塗物にベース塗装及びクリヤ塗装を
    順に行なうにあたり、 ベースコートゾーンのコンベアを独立して動かすことが
    でき且つその上に載置した被塗物をその移動方向に沿っ
    て往復して動かすことができる独立コンベアとなし、 該独立コンベアに載置した被塗物を往復運動させること
    により2回以上ベース塗装を行なうことを特徴とする塗
    装方法。
  2. 【請求項2】コンベアに載置した被塗物の移動方向に沿
    ってベースコートゾーン及びクリヤコートゾーンを順に
    設け、各ゾーンにベース塗装装置及びクリヤ塗装装置を
    各々配置して前記被塗物にベース塗装及びクリヤ塗装を
    順に行なうにあたり、 ベースコートゾーンのコンベアを独立して動かすことが
    でき且つその上に載置した被塗物をその移動方向に沿っ
    て往復して動かすことができる独立コンベアとなし、 ベースコートゾーンとクリヤコートゾーンとの間にフラ
    ッシュオフゾーンを設け、該フラッシュオフゾーンのコ
    ンベアを独立して動かすことができる第2の独立コンベ
    アとなし、 前記独立コンベアに載置した被塗物を往復運動させるこ
    とにより2回以上ベース塗装を行ない、 次いで、前記第2の独立コンベアに載置した被塗物を一
    時停止させてフラッシュオフした後前記クリヤコートゾ
    ーンに送ることを特徴とする塗装方法。
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