JPS62285317A - 表面潤滑化絶縁電線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自己潤滑性に優れ、耐加工劣化性が向上し
九衣面潤滑化絶縁電腺に関する。

〔従来技術とその問題点］ 電気、通信機器等の機器コイルの巻線加工≦：際しては
、近年その迅速化を図る目的で、高速自動捲線機が広く
使用てれるようになっている。このため、絶縁電線の絶
縁層表面には、高度の耐早耗注、耐加工劣化性が要求で
れる、 従来、絶縁電線の絶縁層に耐摩耗性、耐加工劣化性を付
与する方法として、ナイロン６やナイロン６６を主成分
とする塗料を絶縁層上に塗布、焼付けする方法が知られ
ている、このものはナイロン６、ナイロン６６が低摩擦
係数を持つことから耐摩耗性の向上はある程度達成され
るものの次のような問題点が残されていた。

（イ）潤滑層をなすナイロン６、ナイロン６６はその耐
熱性が低いため、絶ｉｔ線としての耐熱寿゛　命が低下
する２ （ｃｆｆ）　　潤滑層がやわらかぐ、そのなめ傷がつき
やすぐ、耐加工劣化性の改善が不十分である。

（ハ）潤滑層をなすナイロン６、ナイロン６６は、比較
的軟化点が低く、絶＊ｉ線の耐軟化性が低い。

に）ナイロン６、ナイロン６６の耐熱性が低いため、・
列えはポリウレタンなどからなる絶縁層上（二重布焼付
けする場合、ポリウレタン絶縁塗料とナイロン６、ナイ
ロン６６塗料とを同じ焼付Ｐで同時焼付を行うと、ナイ
ロン６、ナイロン６６は耐熱性が不足するため、熱劣化
を起し、目的とする表面潤滑効果が得られない。この丸
め、絶縁石と潤滑層を別々Ｃ：形成する必要があり、連
続化ができなかつｆｃ、。

［問屋点を解決するための手段〕 そこで、この発明にあっては、絶縁層上にナイロン４６
を主成分とＴる塗料を塗布、焼付けＺことによシ上記問
題点を解決Ｔるようにした。

図面は、この発明の表面潤滑化絶縁電線の一例を示すも
ので、図中符号１は導体である。この導体１は、その材
質、線径等に限定シするものではないが、線径が０．０
５〜０．５ｊＬＩＥの細径のものが本発明において好適
である。導体１上には絶縁／ｉｉ２が設けられている。

この絶縁層２は、ポリウレタン、ポリビニルホルマール
、ポリエステル、エポキシ、ポリエステルイミド、ボリ
イばド、ポリアミドイミドなどのエナメル塗料を塗布し
、焼付けてなるもので、そのｒ！ｉでか通常１〜２０μ
ｍの範囲のものである。

絶縁ＫＯ２上には、潤滑層３が設けられている。

この潤滑層３は、ナイロン４６を主成分とする塗料を塗
布、焼付して形成されたものである７ナイロン４Ｇは、
ジアミノブタンとアジピン酸とを共重合して得られる新
しいタイプのナイロン樹脂であり、ナイロン６６Ｃ；比
べて＠京が２９０”Ｃ１熱変形温室が１５０℃と高く、
耐熱性が良好であり、また衝撃強要、引張強度が大きい
と云う特注を有するものである。このナイロン４６をク
レゾール、クレゾール／ナフサ、クレゾール／キシレン
ナトの溶剤に溶解し、ナイロン４６を主成分とする塗料
とする。この塗料中のナイロン４６の含有率は３〜３０
　Ｍ　ｆｔ’　４程度とてれる。この塗料に二は、必要
に応じて６−．６．６−．６１０−．６１２−。

１１−．１２−ナイロンの単独または適宜組合せたもの
が溶解、含有されていてもよい。６−１６．６−．６１
０−．６１２−．１１−．１２−ナイロンの息独または
適宜組合せ念ものの添加率は、ナイロン４６．１００ｉ
ｉ量部に対して５〜１００重量部とされる。これらナイ
ロンの添加は、絶縁電線としたときのクレージング発生
防止に効果がある。これらナイロンの添加量が５重量部
未満ではクレージング発生防止効果が得られず、１００
ｉｌ量部を越えると、潤滑層３が軟らかくなｔ）機械的
強度等が低下し、耐加工劣化性の改善が行われな（なる
いこのような組成の塗料を常法により絶縁／ｉ１２上に
塗布し、焼付炉に送り込んで焼付け、潤滑層３とする。

焼付温度条件は、概略２２５〜３７５℃とされ、ナイロ
ン１１およびナイロン１２等を含有する塗料では、これ
よりも約１０〜５０℃程度低く設定される。潤滑層３の
厚きは、０．５〜３μｍの範囲とされ、０．５μｍ未満
では十分な表［１潤滑化効果が得られず、３μｍを越え
ると不経済で表面潤滑化効果の増大を期待できない。　
　　　　゛ 〔作用〕 このような表面潤滑化絶縁電線（二あっては、潤滑層３
が高耐熱性のナイロン４６から形成てれているので、絶
縁￥ｉｔ線としての耐熱寿命が向上する。

また、ナイロン４６は引張強度が高いので、潤滑層３の
機械的強度が大きくなり、導体１が０．５　ｕ以下の細
径のものでは潤滑層３の強度が大きく反映して絶縁電線
としての引張強度、耐荷重などが高くなる。また、この
表面潤滑化絶縁′ε線を製造する場合、ナイロン４６が
高い耐熱性を持つことから、絶縁層２と潤滑層３との同
時焼付（同じ焼付炉を用い、同じ炉温、同じ線速で焼付
ける。）が可能である、ざら１二、６−．６．６−．６
１０−．６１２−．１１−．１２−ナイロンの単独もし
くは適宜組合せたものを含む塗料を用いたものでは、ｔ
５縁電線が伸びを受けた場合のクレージングの発生が抑
えられ、巻線加工時Ｃ絶縁電線が伸びを受けてもクレー
ジング（二起因するピンホールの発生が確実に防止され
る。１之さらＩユ、潤滑層３の表面の硬さが硬く、受傷
性が改善され、耐加工劣化性がよ（なる。

〔実施例〕

以下、実施例を示してこの発明の作用効果を明確Ｃ：す
る。

径ｎ、　ｌ　ａｘの軟鋼線上にポリウレタンからなる厚
さ６μｍの絶縁層を設けた絶縁’ｒｉｔａを用意した。

またナイロン４６（日本合成ゴム（株）契）１００重量
部をクレゾール／キシレン混合溶剤（混合比５０　／　
３０　）　５００重量部に溶解した塗料。

ナ・ｆロン４６％　１００重量部にナイロン６（東し熊
）５０重量部を加え、これを、クレゾール／キシレン混
合溶剤６００重量部にｍ屏した塗料。

ナイロン４６，１００重量部にナイロン６．６（東し梨
）５０重量部を加え、これをクレゾール／キシレン混合
溶剤６００重量部（：溶解した塗料。

ナイロン４６．１００重Ｊｉ部にナイロン６１０（東し
製）５０重量部を加え、これをクレゾール／キシレン混
合溶剤６００重量部ｌ；浴鱗した塗料。

ナイロン４６，１００重量部にナイロン６１２（ダイセ
ル・ヒュルス與）５０重量部を加え、これをクレゾール
／キシレン混合溶剤６００重量部に溶解したユ料。

ナイロン４６、ＩＱＯｉｉ部にナイロン１１（東し＃）
５０ｔ１部を加え、これをクレゾール／キシレン混合溶
剤６ｎ０１ｉｆｉ部Ｃ：溶沸し九塗料。

ナイロン４６、ｌ　（１０１景部（：ナイｅｆｆ／１２
（４″イセル・ヒュルス型）５０重量部を加え、これを
、クレゾール／キシレン混合溶剤６００″４ｉ量部に溶
解しな塗料。

ナイロン６．１（１０ｔ、ＩＬＪＳをクレゾール／＝１
−シレン混合溶剤５００重量部Ｉ：溶解した塗料６ナイ
ロン６．６．１００重量部をクレゾール／キシレン混合
溶剤５００：ｉｉ量部に溶解１−た全科、をそれぞれ作
成した。

これらの塗料およびポリウレタン絶ａｔ線を用い、第１
表に示すような構成の表面潤滑化絶縁電線を層造し、こ
の表面潤滑化絶縁′！１！線の諸特注を検討し九、結果
を第１表Ｃ：併せて示す。

第１表から明らかなように、この発明の表面潤滑化絶縁
電線は、摩擦係数が低くかつ往復摩耗回数が大きく、耐
摩耗性、耐加工劣化性が良好であることかわかる。また
、機械的強度ならびに耐電圧４優れていることがわかる
。

〔発明の効果コ 以上説明したようＣ：、この発明の表面潤滑化肥緑Ｍ￥
線は、導体上に絶ｔ＃、層を介してナイロン４６を主成
分とする塗料を塗布、焼付してなるものであるので、耐
摩耗性、耐加工劣化性が良好であり、かつ耐熱寿命が長
（、耐軟化性も高い、憶た、この表面Ｖ消化絶縁電線を
製造する際には、絶縁層と潤滑だとの同時焼付が可能で
あり、絶縁層焼付工程と潤滑層焼付工程とを連続して行
うこと（タンデム化〕が可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の表面潤滑化絶縁を線の一例を示す概
略断面図である。 １・・・・・・導体、２・・・・・・Ｐ！静層、３・・
・・・・潤滑層、出節人　藤倉１！腺株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）導体上に絶縁層を介してナイロン４６を主成分と
   する塗料を塗布、焼付けしてなる表面潤滑化絶縁層電線
   。
2. （２）ナイロン４６を主成分とする塗料には、ナイロン
   ４６、１００重量部に対して６−、６，６−、６１０−
   、６１２−、１１−、１２−ナイロンの単独または適宜
   組合わせたものが５〜１００重量部含まれる特許請求の
   範囲第１項記載の表面潤滑化絶縁電線。