JPS62284009A - 溶湯の出湯方法 - Google Patents

溶湯の出湯方法

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JPS62284009A
JPS62284009A JP12762286A JP12762286A JPS62284009A JP S62284009 A JPS62284009 A JP S62284009A JP 12762286 A JP12762286 A JP 12762286A JP 12762286 A JP12762286 A JP 12762286A JP S62284009 A JPS62284009 A JP S62284009A
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JP
Japan
Prior art keywords
slag
cylindrical member
molten steel
tapping
tap
Prior art date
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Pending
Application number
JP12762286A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Hirano
稔 平野
Koji Toyoda
豊田 剛治
Hiroaki Ishikawa
博章 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP12762286A priority Critical patent/JPS62284009A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] この発明は、転炉等の出湯口を有する容器から溶湯を出
湯する溶湯の出湯方法に関し、特に、スラグの流出を防
止することができる溶湯の出湯方法に関する。
[従来の技術] 例えば、転炉製鋼においては、転炉内で溶鋼の精錬が終
了した後に、転炉を傾動させて出鋼口から溶鋼を出鋼す
る。この場合に、転炉内の溶鋼の上には転炉吹錬により
生成されたスラグが浮遊しているので、出鋼未明に、こ
のスラグが出鋼流に巻込まれて出鋼流に混在する虞が大
きい。このスラグが取鍋内に流出すると、取鋼内の溶鋼
に添加する合金の一部がスラグ中に移行して合金歩留が
低下してしまい、また、スラグからの復燐により溶鋼中
の燐濃度が上昇してしまうので、脱酸剤及び脱燐剤等の
添加剤の使用量が増加してしまう。
また、このスラグは取鍋レンガを著しく溶損さゼてしま
う。このため、スラグが取鋼内に流出することを防止す
るために、種々の技術がlfi!案されている。
このような技術としては、スラグカットボールを使用す
るものがある。この技術は、第6図に示すように、スラ
グ2と溶vA1の中間の比重を有するボール3を出鋼の
後半に炉内に装入し、スラグが流出する前にこのボール
3により出鋼口4を閉塞させるものである。
また、出鋼口にスライディングノズルを使用Jる技術が
ある。この技術においては、第7図に示すように、出鋼
口4にスライディングノズル5を設け、スライディング
ノズル5を開にして溶鋼1を出鋼し、溶鋼流と共にスラ
グ2が流出し始めた時点でスライディングノズル5を閉
にしてスラグの流出を防止する。
更に、出鋼口をサイフオンにする技術がある。
この技術においては、第8図に示すように、出鋼口6を
サイフオン型にすることにより、流体力学的にスラグの
流出を防止する。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、スラグカットボールを使用する技術の場
合(第6図)には、スラグの流出を完全に防止すること
が困難であり、信頼性に乏しい。
また、スライディングノズルを使用する技術の場合(第
7図)には、使用する耐火物がスライディングノズルの
分だけ増加するため耐火物コストが上昇し、スライディ
ングノズルを着脱する必要があるため製品の生産能力が
低下してしまう。また、スラグが出鋼流と共に流出し始
めた時点でスライディングノズルを閉じて出鋼を終了す
るので、転炉内に多聞の溶鋼が残留して溶鋼が無駄にな
ってしまう。
更に、出鋼口をサイフオン型にする場合(第8図)には
、出鋼口の内壁に溶鋼流が衝突し、出鋼口の寿命が短く
なるため、出鋼口を取替える頻度が増加し、製品の生産
能力が低下してしまう。また、出鋼口の中に溶鋼が残留
して、溶鋼が無駄になってしまう。
この発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、
耐火物コストを増加させず、製品の生産能力を低下させ
ず、溶渇を無駄にせずに、スラグが流出することを確実
に防止することができる溶渇の出涸方法を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る溶渇の出湯方法は、出潮口を有する容器
を傾動させて出潮口から溶湯を出湯する溶渇の出涸方法
であって、溶渇の出涸時に出潮口直上域のスラグに出鋼
口の開口面積以上の内部面積を有する筒状部材を浸漬さ
せ、この筒状部材で囲まれた領域のスラグに硬化剤を添
加してこの領域のスラグを硬化させ、溶湯を出潮するこ
とを特徴とする。
[作用] この発明においては、溶湯の出潮時に出湯口直上域のス
ラグに筒状部材を浸漬させ、この筒状部材で囲まれた領
域のスラグに硬化剤を添加する。
そうすると、この筒状部材で囲まれた領域のスラグが硬
化するので、この領域内のスラグが出潮口に向けて流れ
込むことが阻止される。また、この筒状部材はスラグに
浸漬されており、その内部面積が出湯口の開口面積以上
であるので、出湯末期に筒状部材の外側に存在するスラ
グが出潮口に向かって流れ込むことが阻止される。従っ
て、スラグが溶瀾流と共に流出することが防止される。
[実施例] 以下、添付図面を参照してこの発明の実施例について具
体的に説明する。
第1図は、この実施例により転炉から溶鋼を出鋼する時
点の転炉を示す断面図である。図中参照符号11は転炉
を示し、この転炉11は耐火物で内張すされ、外側は鉄
皮で覆われており、その側方には出鋼口12が設けられ
ている。この転炉11内には溶鋼13が貯留されており
、この溶鋼13の上にはスラグ14が浮遊している。こ
の転炉11から溶鋼13を出鋼する際には、出鋼口12
が真下になるように転炉11が傾動されるようになって
いる。転炉11がこのように傾動された状態において、
出鋼口12の直上域のスラグには、出鋼口12の内径と
同等か、またはそれよりも若干大きい内径を有し、スラ
グ14よりも若干大きな比重を有する円筒状の浸漬部材
16が浸漬されている。この浸漬部材16は、スラグ1
4よりも若干大きな比重を有しているので、その下部が
僅かに溶鋼13に浸漬された状態で静止している。転炉
11の側方には、浸漬部材16よりも高い位置にホッパ
18が設置されており、このホッパ18内にはスラグ1
4を硬化させる硬化剤19として炭酸カルシウム粉が貯
蔵されている。供給管17は、その一端がホッパ18に
連結されておリ、その他端は浸漬部材16の上方に位置
している。そして、硬化剤19は、ホッパ18から供給
管17を介して浸漬部材16に囲まれた領域のスラグに
供給されるようになっており、このfR域のスラグに硬
化剤19が供給されると、そのスラグが固化して流動し
なくなる。
次に、この実施例の動作について説明する。先ず、転炉
吹錬終了後、転炉11を傾動させて出鋼口12から溶鋼
13を出鋼しつつ、浸漬部材16を出鋼口12の直上域
のスラグに浸漬さける。そして、ホッパ18から供給管
17を介して浸漬部材16の内側の領域に存在するスラ
ブに硬化剤19を供給する。そうすると、その領域のス
ラグが固化して流動性を失うため、この固化スラグは転
炉11内に残存し、出鋼口12に向かって流動すること
が阻止される。また、浸漬部材16の内径が出鋼口12
の内径と同等か、または出鋼口12の内径よりも若干大
きいので、出鋼末期には、第2図に示すように、浸漬部
材16の下端が出鋼口12の周囲の転炉11の内壁に当
接する。このため、浸漬部材16の外側に存在するスラ
グが出鋼口12に向かって流れ込むことが阻止される。
従って、出鋼口12にスラグが流れ込むことが阻止され
るので、スラグ14が溶鋼13と共に出鋼口12から流
出することを防止する確実性を著しく高めることができ
る。このようにしてスラグの流出を防止するので、耐火
物使用量が増加することがなく、製品の生産能力が低下
することもない。
また、この場合に、浸漬部材16はスラグ14よりも若
干比重が大きいので、溶1i113が転炉11内に僅か
に残存している状態で浸漬部材16が転炉11の内壁に
当接して溶鋼13の出鋼が終了する。このように僅かに
溶鋼13を残存させることによりスラグの流出を防止す
る効果が一層大きくなり、また、残存させる溶鋼の量が
僅かであるので溶鋼の無駄が少ない。
次に、この実施例による効果について具体的に説明する
。第3図は、横軸に取鋼内のスラグの厚みをとり、縦軸
に溶…のチャージ数をとって、取鍋内のスラグ厚みの分
布を示すグラフ図である。
図中上半部は従来例を示し、下半部は実施例を示す。溶
鋼のチャージ数は、従来例を172チヤージ、実施例を
72チヤージとした。これによれば、従来、取鋼内のス
ラグ厚みが各溶鋼チャージの平均で145IIl+nで
あったのが27mmに減少し、ばらつきも標準偏差にし
て従来の311111Ilから10mmに減少すること
がわかる。
第4図は、横軸に取鍋内のスラグ厚みをとり、縦軸に溶
u41トン当りのAa量をとって、取鋼内のスラグ厚み
と溶鋼へのA℃供給量との関係を示すグラフ図である。
図中白丸は従来例を示し、黒丸は実施例を示す。これに
よれば、従来例の場合には、取鍋内のスラグ厚みが厚く
、脱酸剤としてのAffが多量に必要であり、これに対
し、実施例の場合には、取鋼内のスラグ厚みが薄く、A
nが少量でよいことがわかる。これは、実施例のほうが
取鍋に流出するFe01Mn01P205等の酸化性ス
ラグ吊が少ないからである。これに伴い、実施例のほう
が合金歩留が高くなる。
第5図は、横軸に取鍋内のスラグ厚みをとり、縦軸に復
燐量をとって、取鍋内のスラグ厚みと復燐量との関係を
示すグラフ図である。図中白丸は従来例を示し、黒丸は
実施例を示す。これによれば、従来例に比較して実施例
のほうが復燐量も少ないことがわかる。
なお、この実施例においては、容器として転炉を使用す
る場合について示したが、これに限らず、例えば、AO
D炉等他の精錬容器を使用することもできる。また、こ
の実施例においては、溶鋼の場合について示したが、こ
れに限らず他の金属にも適用することができる。更に、
硬化剤として炭酸カルシウムを使用したが、これに限ら
ずスラグを硬化することができるものであればよい。
[発明の効果] この発明によれば、溶湯の出湯時に出湯口の直上域のス
ラグにその内部面積が出湯口の開口面積以上の筒状部材
を浸漬し、この筒状部材の内部に存在するスラグに硬化
剤を添加してこのスラグを固化させ、出湯口から溶湯を
出湯する。このため、筒状部材内部のスラグは流動性を
失っているので出湯口に向かって流動することがなく、
筒状部材は出湯口の開口面積以上の内部面積を有してい
るので出湯末期には筒状部材の外側のスラグは筒状部材
により出湯口に流れ込むことが閉止される。
従って、耐火物コストを増加させず、製品の生産能力を
低下させず、溶湯を無駄にせずに転炉内のスラグが溶湯
と共に流出することを防止することができる。このため
、スラグの流出に伴う合金鉄の歩留低下、脱酸剤の増加
、復燐による脱燐剤の増加及び取鍋レンガの溶損等を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例により転炉から溶鋼を出鋼す
る時点の転炉を示す断面図、第2図はこの発明の実施例
における出鋼末期の出鋼口を示す断面図、第3図乃至第
5図はこの発明の実施例の11:転炉、12;出鋼口、
13:溶鋼、14ニスラグ、16;浸漬部材、17:供
給管、18;ホッパ、19;硬化剤 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 61 図 瘍2図 鵞又/r@用 スラグへ   (mm)第3図 Aズ本戦丙スウ7パ、    (mm)第4 図 1rS「−L肩−m−■ 第6図 第7図 煎機貞ス忰、ル  (mm) 第5図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 出湯口を有する容器を傾動させて出湯口から溶湯を出湯
    する溶湯の出湯方法において、溶湯の出湯時に出湯口直
    上域のスラグに出鋼口の開口面積以上の内部面積を有す
    る筒状部材を浸漬させ、この筒状部材で囲まれた領域の
    スラグに硬化剤を添加してこの領域のスラグを硬化させ
    、溶湯を出湯することを特徴とする溶湯の出湯方法。
JP12762286A 1986-06-02 1986-06-02 溶湯の出湯方法 Pending JPS62284009A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12762286A JPS62284009A (ja) 1986-06-02 1986-06-02 溶湯の出湯方法

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JP12762286A JPS62284009A (ja) 1986-06-02 1986-06-02 溶湯の出湯方法

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JPS62284009A true JPS62284009A (ja) 1987-12-09

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ID=14964638

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