JPS62283158A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPS62283158A
JPS62283158A JP12768686A JP12768686A JPS62283158A JP S62283158 A JPS62283158 A JP S62283158A JP 12768686 A JP12768686 A JP 12768686A JP 12768686 A JP12768686 A JP 12768686A JP S62283158 A JPS62283158 A JP S62283158A
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polymer
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reactive silicon
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Toshibumi Hirose
広瀬 俊文
Katsuhiko Isayama
諌山 克彦
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬化性組成物に関する。さらに詳しくは、室温
でのポットライフが長く、かつ高温ではすみやかに硬化
する組成物に関する。
〔従来の技術〕
分子中に反応性ケイ素含有基を有する有機重合体はよく
知られており、たとえば空気中の湿分などによって分子
間でシロキサン結合を形成して架橋硬化する、次のよう
な湿分硬化性重合体を例示することができる。
(式中、Rは有機基、Xはカルボキシル基などの加水分
解性基、nは0.1または2の整数を示す。) 通常、このような重合体の硬化には硬化触媒が使用され
、硬化触媒としてすでに多くのものが知られている。た
とえば、テトラ−n−ブトキシチタネートのようなチタ
ン酸エステル化合物、ジブチルスズジラウレートやジオ
クチル酸スズのようなスズカルボン酸塩化合物、さらに
はアミン類などがあげられる。
反応性ケイ素含有基を有する有機重合体は粘着テープや
粘着ラベルなどの粘着剤(感圧接着剤)として用いるこ
とができることが知られている。この粘着剤は、通常、
テープやシートなどの基材上に室温で上記有機重合体を
塗工し、高温で空気中の湿分などによって架橋硬化させ
ることによって製造される。この製造工程において上記
有機重合体は基材への塗工中はほとんど硬化せず(ボ1
ノドライフが長いという表現をする)、高温での架橋硬
化時にはできるだけすみやかに硬化することが、塗工作
業の容易さ、製造時間の短縮などの点から重要である。
粘着剤に限らず高温で硬化させる硬化物として上記重合
体を使用するばあい、室温でのポットライフが長く、硬
化はすみやかに進行することが重要な性質となる。
上に例示した硬化触媒は目的・用途に応じて使いわけら
れているが、室温でのポットライフが長く、かつ高lH
ですみやかに硬化することが要求されているばあいに用
いられる硬化触媒で、充分な性能を示す触媒はこれまで
知られていない。すなわち、これまでの硬化触媒では、
室温で充分なポットライフをえようとすると実際に硬化
させる高温状態での硬化速度も遅(なり、一方、高温状
態での硬化を速めようとすると、室温でのポットライフ
が短かくなり、ポットライフと速硬化性を両立させるこ
とが困難である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前記のごとき実情に鑑み、室温でのポットラ
イフが長く、かつ、高温では速硬化性を発現しうる硬化
触媒を見出し、この性質を有する硬化性組成物をうろこ
とを目的としてなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、分子中に少なくとも1つの反応性ケイ素含宵
基を有する有機重合体(A)100部(重;部、以下同
様)に対し、硬化触媒(I3)として一般式: %式% (式中、Qは炭素数1〜20の1価の炭化水素基の中か
ら選ばれた基であり、それぞれのQは同一であってもよ
(、異なっていてもよい)で表わされる化合物を0.1
〜10部用いることを特徴とする硬化性組成物に関し、
このような硬化性組成物にすることにより、室温での長
いポットライフと高温時の速硬化性という相反する性質
を兼備せしめることができるという顕著な効果を奏しう
ることか見出されたことによりなされたものである。
〔実施例〕
本発明に用いる分子中に少なくとも1つの反応性ケイ素
含有基を有する有機重合体(A)とは、分子中の末端あ
るいは側鎖に反応性ケイ素含育基を1分子当り少なくと
も1個、好ましくは1.2〜6個有する有機重合体で、
該有機重合体の主鎖として、たとえばアルキレンオキシ
ド系重合体、エーテル−エステルブロック系共重合体、
ビニル系重合体、ビニル系共重合体、ジエン系重合体な
どが含まれるものが例示されつる。
前記有機重合体の主鎖としてアルキレンオキシド系重合
体あるいはエーテル−エステルブロック系共重合体を有
する有機重合体は、たとえば特公昭45−36319号
、同4B−12154号、同49−32873号、特開
昭50−156599号、同51−73581号、同 
54−8096号、同55−13788号、同55−8
2123号、同55−123620号、同55−125
121号、同55−131021号、同 55−131
022号、同 55−135135号、同55−137
129号などの各公報に提案されている方法でうろこと
ができる。
また主鎖としてビニル系重合体あるいはビニル系共重合
体を有する有機重合体は、たとえば特公昭512830
1号、特開昭57−179210号などの各公報に提案
されている方法でうろことができる。
さらに主鎖としてジエン系重合体を有する有機重合体は
、たとえば特公昭45−17553号や特開昭47−1
389号などの各公報に提案されている方法でうろこと
ができる。
前記反応性ケイ素含有基とは、たとえばケイ素原子と結
合した加水分解性基ををする加水分解性ケイ素含有基や
シラノール基のように湿気や架橋剤の存在下、必要に応
じて触媒などを使用することにより縮合反応を起こす基
のことであり、代表的には一般式(1): (式中、R2は炭素数が1〜20の1価の炭化水素基ま
たは一般式:  (R’ )3310−(式中、R′は
炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、それぞれの
R′は同じであってもよく、異なっていてもよい)で示
されるトリオルガノシロキシ基、Xは水酸基または加水
分解可能な基であり、2個以上結合しているばあいには
、それらは同じであってもよく、異なっていてもよい、
aは0,1.2または3、bは0゜1または2、mはO
または1〜18の整数である)で表わされる基である。
一般式(1)にR2が2個以上含まれているばあいには
、それらは同じでもよく、異なっていてもよい。
R2が炭素数1〜20の炭化水素基であるばあいの具体
例としては、たとえばメチル基、エチル基などのアルキ
ル基;シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;フェ
ニル基などのアリール基;ベンジル基などのアラルキル
基などがあげられる。さらにR2は前記のように一般式
:(R’ )isio − で示されるトリオルガノシロキシ基であってもよい。前
記のごときR2のうちでは、原料人手の容易さからメチ
ル基またはフェニル基であることが好ましい。
一般式(1)におけるXとしては、水酸基のほかに加水
分解可能な基である、たとえばハロゲン基、ハイドライ
ド基、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキンメート
基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト
基、アルケニルオキシ基などが例示されうる。これらの
うちでは取扱い易いなどの点からアルコキシ基が好まし
い。
本発明において、有機重合体(A)としてアルキレンオ
キシド系重合体を含む有機重合体を使用するばあい、有
機重合体の主鎖が本質的に一般式: %式% (式中、R1は炭素数1〜8の2価の炭化水素基である
が、その大部分が炭素数1〜4の炭化水素基であるとき
最も好ましい)で示される繰返し単位を有するものが好
ましい。炭素数1〜8の2価の炭化水素基である R1
の具体例としでは、−CH2−1−CH2CH2−1C
H3 −C)+2 C112CR2CI+2−などがあげられ
る。前記アルキレンオキシド系重合体を含む有機重合体
の主鎖はIPIIだけの繰返し単位からなっていてもよ
く、2種以上の繰返し単位よりなっていても?II3 よいが、R1としてはとくに一〇〇〇)12−が好まし
い。該アルキレンオキシド系重合体を含む有機重合体の
分子量としては500〜30000のものが好ましく 
、3000〜15000のものがさらに好ましく、とく
に加水分解性ケイ素含有基を分子の末端に有し、分子m
 3000〜15000のものが好ましい。
本発明においては、アルキレンオキシド系重合体のかわ
りに、ビニル系重合体、ビニル系共重合体またはジエン
系重合体を主鎖とする有機重合体を使用してもよい。こ
のような分子中に少なくとも1つの反応性ケイ素含有基
を有する有機重合体の具体例としては、ポリブタジェン
、スチレン−ブタジェン共重合体、アクリロニトリル−
ブタジェン共重合体、アクリル酸エステル−ブタジェン
共重合体、エチレン−ブタジェン共重合体、ビニルピリ
ジン−ブタジェン共重合体、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸エステル共重合体、ポリイソプレン、スチレン−
イソプレン共重合体、イソブチレン−イソプレン共重合
体、ポリクロロプレン、スチレン−クロロブレン共重合
体、アクリロニトリル−クロロブレン共重合体、ポリイ
ソブチレン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル
酸エステルなどのゴム的性質を有する重合体に反応性ケ
イ素含有基を導入した重合体であればいずれのものを用
いてもよい。これらのなかではとくにアクリル酸エステ
ルまはメタクリル酸エステルを主成分とする有機重合体
(A)、すなわち有機重合体(八)中に50%(重量%
、以下同様)以上アクリル酸エステルまたはメタクリル
酸エステルを重合させた部分を含有する有機重合体(A
)、具体的にはローブチル(メタ)アクリレ−) (n
−ブチルアクリレートとn−ブチルメタクリートの2つ
をこのように記す、以下同じ)、2−エチルヘキシル(
メタ)アクリレート、エチルアクリレート、プロピルア
クリレート、インブチル(メタ)アクリレート、アミル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート
、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル
(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレー
トなどの炭素数が2〜12の直鎖状、分岐状、脂環式な
どのアルコールの(メタ)アクリル酸エステル類を主成
分とする重合体あるいは共重合体から製造された有機重
合体(A)が好ましい。
反応性ケイ素含有基を有するビニル系重合体などの分子
量としては、500〜1000000のものを用いるこ
とができ、2(IQQ〜50(1000のものが好まし
く、とくに分子末端に加水分解性ケイ素含有、基を有す
るばあいには分子量が3000〜15000のものが好
ましい。
本発明に用いる有機重合体(A)は1種の有機重合体で
あってもよく、2種以上の有機重合体の混合物であって
もよい。たとえば前記のアルキレンオキシド系重合体を
含む有機重合体とアクリル酸アルキルエステル系重合体
などのビニル系重合体などに反応性ケイ素含を基を結合
せしめた有機重合体とを併用してもよいし、また前記ア
ルキレンオキシド系重合体を含む有機重合体の存在下で
アクリル酸アルキルエステルなどのビニル系重合体を重
合してえられる反応性ケイ素含有基を有する重合体であ
ってもよい。
本発明に用いる硬化触媒(B)は、本発明に用いる有機
重合体(A)の反応性ケイ素含有基を水分の存在下で速
かに縮合反応させ、硬化を促進するものであり、その合
成方法としては、たとえばQ2Sn−0とQ3SIOH
とを反応させてうろことができる。なおQは前述の基と
同じ基であり、具体的にはメチル基、エチル基、1−プ
ロピル基、n−プロピル基、n−ブチル基、1−ブチル
基、n−アミル基、l−アミル基、ローヘキシル基、シ
クロヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル
基、ラウリル基、ステアリル基、フェニル基などがあげ
られる。
Q2Sn−0の具体例としては、たとえば(CH3)2
5n−0、(C2R5)2 Sn”Ol(C4R9)2
 SrrO1(CIIH17)xSn−0、(Cs )
ls )25n−0などがあげられるが、これらに限定
されるものではない。
また、(hsiOHの具体例としては、たとえば(CH
x)3siOH,(C2H5)3SIOH,(i−C3
H7)xsloHl(C489)J 5IO11、(C
eH+3)s 5iOH,(CaH17)35IOI+
、(CsHs)(Cti)zsioll 、  (Ce
Hs)2(CHx)SiOl(、(Cs )+5 )3
81011などがあげられるが、これらに限定されるも
のではない。
Q2Sn−0とQ3SiOHとの反応は、たとえばチッ
素置換した4つロフラスコにスズ化合物を入れ、これに
シラノール化合物を有機溶媒の存在下で滴下し、50〜
180℃で1〜lO時間撹拌することによって行なわし
めることができる。
これ以外にもQ2S+1−0と03SiOQとの反応や
Q2SIIY2とQ3S!Zとの反応によってもう−る
ことができる。なお、Qは前述と同じ基、Y、Zはアル
コキシ基、ハロゲン基、アシロキシ基、ヒドロキシル基
などから選ばれた基である。
これらの硬化触媒の使用量は、有機重合体(A)100
部に対し 0.01〜IO部、好ましくは 0.1〜8
部であり、咳量が0.01部未満になるとポットライフ
は長いが、硬化が遅く好ましくなく、10部をこえると
耐熱性などの物性に悪影響がでるので好ましくない。
本発明の硬化性組成物は、粘着剤、接着剤、塗料、コー
ティング剤、バインダー、型取り機などの成形品、防震
剤、発泡体あるいはシーリング材などとして広く使用し
うる。また、粘着剤組成物としてテープ、シート、ラベ
ル、箔などに使用しうる。すなわち、たとえば合成樹脂
製または変性天然物源のフィルム、紙、布、金属箔、金
属化プラスチック箔、アスベストまたはガラス繊維布な
どの基材に無溶剤液状型、溶剤型、エマルジョン型また
はホットメルト型などの形で前記粘着剤組成物を塗布し
、湿気または水分に暴露し、加熱硬化させればよい。
本発明の組成物を粘着剤に使用するばあいには、粘着特
性の調節のために本発明の組成物100部に対して40
〜120の範囲で粘着付与樹脂を添加して用いてもよい
。粘着付与樹脂にはとくに限定はなく、たとえばロジン
エステル樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、キシレ
ンフェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂などの極性
基を有する樹脂、比較的極性の小さい芳香族系、脂肪族
−芳香族共重合体系または脂環式系などの各種石油樹脂
、さらにはクマロン樹脂、低分子量ポリスチレン樹脂、
テルペン樹脂などの通常の粘着付与樹脂を使用しつる。
これらの樹脂の具体例としては、ベトロジン80(三片
石油化学■製)、ネオポリマーS(日本石油化学■製)
、タックエース A100 (三片石油化学■製)、フ
ィントン1500 (日本ゼオン■製)、FTR610
0(三片石油化学■製)、ピコラスチックA75(バー
キュリーズ社製)、クマロンG−90(日鉄化学■製)
などの比較的極性の小さい・樹脂や、ysポリスターT
−115、YSポリスターS−145(以上、安原油脂
■製)、ステベライトエステル7(バーキュリーズ社製
)、ネオポリマーE−100(日本石油化学■製)など
の極性基を有する樹脂などがあげられるが、これらに限
定されるものではない。
本発明の硬化性組成物には上記以外にも必要に応じて可
塑剤、充填剤、補強剤、垂れ防止剤、着色剤、老化防止
剤、接着促進剤、物性調整剤などを配合してもよい。
上記可塑剤としては物性の調節、性状の調節などの目的
応じて、ジブチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ
(2−エチルヘキシル)フタレート、ブチルベンジルフ
タレートなどのフタル酸エステル類;ジオクチルアジペ
ート、ジオクチルセバケートなどの非芳香族2塩基酸エ
ステル類;ジエチレングリコールジベンゾエート、トリ
エチレングリコールジベンゾエートなどのポリアルキレ
ングリコールのエステル類;トリブチルホスフェート、
トリブチルホスフェートなどのリン酸エステル類;塩化
パラフィン類:アルキルジフェニル、部分水添ターフェ
ニルなどの炭化水素系油などが単独または2種以上混合
して使用されうる。なお、これらの可塑剤は重合体製造
時に配合してもよい。
また充填剤、補強材としては、重質および軽質炭酸カル
シウム;脂肪酸、樹脂酸、陽イオン界面活性剤、陰イオ
ン界面活性剤などで表面処理を行なった炭酸カルシウム
;炭酸マグネシウム:タルク;酸化チタン;硫酸バリウ
ム;アルミナ;アルミニウム、亜鉛、鉄などの金属粉;
ベントナイト;カオリンクレー;ヒユームドシリカ;石
英粉:カーボンブラックなどの通常のものを使用するこ
とができ、これらは単独で用いてもよく、2 FJt以
上併用してもよい。とくにヒユームドシリカなどを用い
ると、透明性に優れた組成物をうることも可能である。
垂れ防止剤としては、水添ヒマシ油誘導体;ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン
酸バリウムなどの金属石ケン類などがあげられるが、使
用目的または充填材、補強材などの配合により、要すれ
ば適宜使用すればよい。
若色剤とし−は、必要に応じて通常の無機顔料、を機顔
料、染料などを使用しうる。
物性調整剤としては、各種シランカップリング剤、たと
えばメチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、トリメチルメトキシシラン、n−プロピルトリメ
トキシシランなどのアルキルアルコキシシラン類;ジメ
チルジイソプロペノキシシラン、メチルトリイソプロペ
ノキシシラン、γ−グリシドキシブロピルメチルジイソ
ブロペノキシシランなどのアルキルイソプロペノキシシ
ラン類;γ−グリシドキシプロビルメチルジメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β
−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ −メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ
 −メルカプトプロピルメチルジメトキシシランなどの
官能基を有するアルコキシシラン類;シリコーンワニス
類;ポリシロキサン類などが必要に応じて添加される。
これら物性調整剤を用いることにより、本発明の組成物
を硬化させたときの硬度をあげたり、硬度をさげて伸び
を出したり調整することができる。
なお、作業性の改善、粘度の低下などのために溶剤を配
合してもよく、この目的に使用する溶剤としては、たと
えばトルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤;
酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸セロソルブ
などのエステル系溶剤:メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、ジイソブチルケトンなどのケトン系溶
剤などがあげられる。
以下、実施例をあげて本発明の硬化性組成物をさらに詳
細に説明する。
合成例1 全末端のうちアリルエーテル基を98%の割合で末端に
をする平均分子m goooのポリプロピレンオキシド
(ポリプロピレングリコールを出発原料として製造した
もの)  800gを撹拌機付き耐圧反応器に入れ、メ
チルジメトキシシラン20gを加え、続いて塩化白金酸
の触媒溶液(H2Pt C1s  ・8H208Aag
をイソプロピルアルコール18m1およびテトラヒドロ
フラン180m1に溶かした溶液) (1,34m1を
加えたのち、80℃で6時間反応させた。
反応率をしるためガスクロマトグラフィーおよび赤外線
分析法により未反応シラン量を定量したところ、末端の
84%が反応しており、(i:ll3 (CIIxO)2 Si −CH2C112CH20−
基を末端にもつポリプロピレンオキシドかえられた。
合成例2 チッ素置換した300 ml 4つロフラスコにBu2
SnOを24.9g (0,1moΩ)およびトルエン
24.9gを入れて攪拌した。このスラリーにMc3S
iOIIを9.0 g (0,11Ilog)滴下し、
100℃のオイルバス中で3時間加熱攪拌するとスラリ
ーは完全に消失し、均一透明溶液かえられた。
濾紙を通過させて生成した水を除いたのち、溶媒を除去
して白色固体の Bu2Sn −O3IMe3  をえた。
〉0 Bu2Sn  −O3IMe3 合成例3 %633i011のかわりにPbz MeSIOt(を
21.4g(0,1moΩ)用いたほかは合成例2と同
様にして、白色固体のBu2S n −OSiMePl
tz  をえた。
ン0 Bu2S n −O3iMePt+z 3g例4 Me3SjOHを合成例2と比較して2倍量である18
.0g (0,2IIIoN )用いたほかは、合成例
2と同様にして白色固体のBu2S n (031M+
33 )2をえた。
合成例5 0−プチルアクリレート 128g (1,0alol
)、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン 3.48 g (0,OL5mol)、γ−メルカ
プトプロピルメチルジメトキシシラン 2.48 g 
(0,015a+ol)およびα、α′−アゾビスイソ
ブチロニトリル(1,25gを混合して溶解した。この
混合液30gを窒素ガスで置換した300m14つロフ
ラスコに入れ、70℃の油浴につけて撹拌しながら徐々
に加熱した。まもなく重合が開始し、発熱と増粘現象が
みられたが、撹拌を続けながら滴下ロートから残りの混
合液を 2.5時間かけて徐々に滴下した。滴下終了後
、そのまま1時間撹拌して重合を完了させると、重合率
97%、粘度350P(23℃)の無色透明な粘稠物か
えられた。
実施例1〜3および比較例1〜3 合成例1でえたシリル末端ポリプロピレンオキシド10
0部に、粘着付与樹脂として軟化点115℃のテルペン
フニノール樹脂(安原油脂■製のYSポリスターT−1
15) 80部とトルエン53部の混合溶液を加え、均
一溶液とした。これに第1表に示す硬化触媒を5部加え
、均一に混合した。
えられた溶液をポリエステルフィルム(厚さ25μ)の
上に乾燥後の糊厚が25μになるように塗布し、加熱機
内で加熱処理し、硬化に必要な温度と時間を求めた。ま
た1律に120℃で5分間加熱処理し、室温で5日放置
後の粘着物性を測定した。
一方、残りの溶液を室温(約20℃)に放置し、ポット
ライフを求めた。結果を第1表に示す。
(硬化性) 所定温度で所定時間加熱処理した粘着シートを直ちにス
テンレス板に貼合わせると同時に、直ちに180°剥離
を行なう。充分硬化が進行し、凝集力が発現し、糊残り
がないばあいをO1硬化が不充分で全面に糊料れが生じ
るばあいをX、中間の状態を△として評価。
(ポットライフ) 室温(約20℃)に放置し、増粘して僧工できなくなる
までの時間を測定。
(結石物性) (i)タック: J、Dow法傾斜式ポールタック法で
測定。
(I粘着カニ粘着シートをステンレス板に貼り、60分
後に300IIIIIZ分の速度で180@剥離強度を
23℃で測定。
■保持力;粘着シートを25mm X 251111面
積でステンレス板に貼り、その粘着シートの端に1贈の
重りを80°Cで60分間つり下げ、粘着シートのずれ
た距離を測定。
〔以下余白〕
実施例4および比較例4〜5 合成例5でえたシリル基含有アクリル系重合体100部
にトルエンを10部加えて均一溶液とした。これに合成
例2でえた化合物を3部加えて均一に混合した。この溶
液をポリエステルフィルム(厚さ25μ)の上に乾燥後
の糊厚が25μとなるように塗布し、加熱機内で加熱処
理したところ、90℃X1分で硬化してゴム弾性体とな
った。また実施例1〜3と同様にしてM1定したポット
ライフは8時間であった。
比較例として硬化触媒にBu2Sn(ラウレート)2を
3部用いたばあいには、120℃×3分加熱処理してよ
うやくゴム弾性体となった。また、比較例として硬化触
媒にBu2S n (OMe) 2を3部用いたばあい
には、90℃×1分でゴム弾性体となったが、ポットラ
イフは30分であった。
[発明の効果] 本発明の硬化性組成物は高温ですみやかに硬化し、ポッ
トライフも充分に長く、粘着剤(感圧接着剤)に用いた
ばあいには作業性が良好で、粘着物性も良好である。
特許出願人  鐘淵化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分子中に少なくとも1つの反応性ケイ素含有基を有
    する有機重合体(A)100重量部に対し、硬化触媒(
    B)として一般式: Q_2Sn−OSiQ_3または (式中、Qは炭素数1〜20の1価の炭化水素基の中か
    ら選ばれた基であり、それぞれのQは同一であってもよ
    く、異なっていてもよい)で表わされる化合物0.1〜
    10重量部を用いることを特徴とする硬化性組成物。 2 有機重合体(A)が、主鎖として本質的に一般式:
    −R^1−O−(式中、R^1は炭素数が1〜8である
    2価の炭化水素基を表わす)で示される繰返し単位を有
    するアルキレンオキシド系重合体を含む有機重合体であ
    る特許請求の範囲第1項記載の硬化性組成物。 3 有機重合体(A)が、反応性ケイ素含有基を分子の
    末端に有し、かつ分子量が3000〜15000である
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の硬化性組成物
    。 4 反応性ケイ素含有基がアルコキシシリル基である特
    許請求の範囲第1項記載の硬化性組成物。 5 硬化触媒(B)がBu_2Sn(OSiMe_3)
    _2または▲数式、化学式、表等があります▼である特
    許請求の範囲第1 項記載の硬化性組成物。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58149912A (ja) * 1981-12-30 1983-09-06 ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン シロキシル化有機金属触媒の製造方法
US4459384A (en) * 1981-11-09 1984-07-10 Union Carbide Corporation Process for preparing polyesters or poly(ester carbonates) in the presence of a processing aid

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS58149912A (ja) * 1981-12-30 1983-09-06 ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン シロキシル化有機金属触媒の製造方法

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