JPS6228219B2 - - Google Patents

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JPS6228219B2
JPS6228219B2 JP53048272A JP4827278A JPS6228219B2 JP S6228219 B2 JPS6228219 B2 JP S6228219B2 JP 53048272 A JP53048272 A JP 53048272A JP 4827278 A JP4827278 A JP 4827278A JP S6228219 B2 JPS6228219 B2 JP S6228219B2
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JP
Japan
Prior art keywords
fibers
web
graticules
support material
fibrous web
Prior art date
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Expired
Application number
JP53048272A
Other languages
English (en)
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JPS54142378A (en
Inventor
Masaru Uehara
Hiroshi Kitagawa
Osami Kato
Toshio Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP4827278A priority Critical patent/JPS54142378A/ja
Publication of JPS54142378A publication Critical patent/JPS54142378A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特定の接着剤を用いることなく優れ
た物理特性を有する開孔不織布の製法に関するも
のである。
従来より、繊維間の交絡、摩擦抵抗等による不
織布の製造方法は特公昭36−7274、44−22230、
44−23909、47−18069、48−13749及び49−20823
等によつて提案されているが、これらによつて提
案されている開孔不織布の製造方法として用いら
れている支持材は、大別して各種の型孔に穿孔さ
れた模様板と、金網の如き網状構造物とがあり、
前者の模様板を用いた場合は模様板の開孔部に繊
維が集まり、開孔形状に繊維が充填され、繊維間
交絡している区域とこの交絡区域間を連結してい
る繊維束区域と、繊維がほとんど存在しない区域
の3区域から成る開孔不織布が得られるが、繊維
が移動するプレート面がフラツトであることによ
り、繊維の移動が円滑でなく、又開孔部に繊維が
充填され、そこで繊維間交絡を行なう為、得られ
る不織布の目付が狭い範囲に限定されてしまう等
の欠点を持つていた。又、通常の平織金網あるい
は綾織金網等を用いる場合は、比較的表面がフラ
ツトである為、不織布の開孔部が不鮮明になる等
の欠点を持つていた。
本発明者等は、これらの問題点を解消すべく鋭
意検討した結果、本発明に到達したものであつ
て、その発明の要旨とするところは、表面に凹凸
のない直径300mm以下のロール状支持材上に載置
した繊維ウエブに高圧流体流を噴射して繊維ウエ
ブの密度と繊維間交絡度を上げ、次いで該繊維ウ
エブを線径0.1mm以上の経緯線の平織構造を有
し、且つ経緯線のいずれか一方がナツクル状態に
ある網状支持材上に載置して、該繊維ウエブに再
度高圧流体流を噴射することにより開孔部を形成
すると共に繊維間交絡度を更に上げることを特徴
とする開孔不織布の製法にある。本発明に云う高
圧流体流とは、噴射圧力5Kg/cm2以上で小さなオ
リフイスから射出される微細な柱状流、スプレー
ノズルから粒子状で飛散される噴霧状流、狭い間
隔のスリツトから噴出される膜状流であり、これ
らを単独で用いても、あるいは組み合せた状態で
用いても良い。
又、用いるノズル口の形態は、被処理物との相
対速度、噴射圧力、被処理ウエブの繊維繊度、繊
維長等を考慮して決定されるが、柱状流噴射ノズ
ルは、その径は0.005〜0.03cmの範囲のものが望
ましく、噴霧状流噴射ノズルでは噴射角度45゜以
下の扁平状噴霧状流を噴出する楕円形状をもつた
ものが望ましい。又、膜状流噴射ノズルでは、そ
のスリツト幅が0.002〜0.07cmの範囲のものが望
ましいが、これらは本発明を特に限定するもので
はない。
本発明は上記の様に高圧流体を支持材上の繊維
ウエブに射出衝突させ繊維同志を交絡させるもの
であるが、本発明に云う効果を十分発揮させる為
には、まず直径300mm以下のロール状支持体上で
繊維ウエブを高圧流体噴射処理し、更に線経0.1
mm以上の経緯線の平織構造を持ち且つ経緯線のい
ずれか一方がナツクル状態にある網状支持材上で
高圧流体噴射処理する必要がある。
即ち、まず直径300mm以下のロール状支持材上
で繊維ウエブを高圧流体により処理して、密度と
繊維間交絡度を上げておき、更に線径0.1mm以上
の経緯線の平織構造をもち且つ経緯線のいずれか
一方が、ナツクル状態にある網状支持材上で繊維
ウエブを処理して、開孔部の形成及び繊維間交絡
度を更に上げるのである。
ここで云うロール状支持材上の処理は、第1図
に示す様な状態で行なわれ、単なる網状体で処理
を行なうものと違つて、流体の動きは一方向のみ
ではなく、繊維ウエブ2上方から射出された流体
1は繊維ウエブ表面で交絡を進め、更に繊維ウエ
ブを通過した流体がロール上で反射されて該反射
流体1′が繊維ウエブ2の裏面を交絡させる為密
度及び交絡度を著しく向上させることができる。
この場合ロール状支持材の直径が300mmを越え
ると4面に沿うて矢印3の如く流出せず、そのほ
とんどが反射される為流体が繊維ウエブ衝突面で
たまり洪水状態となり、処理安定性と交絡を行な
う結果となる。
又特開昭49−26578号公報に記載されている如
き、表面に凹凸を有するローラの場合も、該凹凸
によつて流体の流出が紡げられるので同様の問題
が生じる。
尚ロール状支持材としては、高圧流体の衝突力
に耐えるものであれば、ゴム製、金属製、プラス
チツク製等のいずれのものであつてもよい。
又、本発明に云う経緯線平織構造を有する支持
材(第2図)に於て線径0.1mm未満の経緯線を用
いる場合は、経緯線のいずれか一方がナツクル状
態となつていても網状体の表面はフラツトなもの
となり不織布の開孔部が不鮮明となるので望まし
くない。又、線径0.01cm以上の経緯線の平織構造
を持つものであつても、経緯線の双方がナツクル
状態にあるものでは開孔が不鮮明で効率が悪い。
ここに云うナツクル状態とは第3図の破線Cで
示す様に線がわん曲し、網状体表面にとび出した
状態のものを云い経線a、緯線bのどとらか一方
がナツクル状態になつて立体構造を作り出すこと
により、支持材上に載置された繊維ウエブはナツ
クル部から容易に移動し、効果的に繊維を集中さ
せ、繊維交絡を効率良く行なわせることが出来る
ものである。
経緯線のいずれか一方をナツクル状態とするに
は、用いる素材、線径、経緯の織り込み本数、素
材の柔軟性等を考慮する必要があり、例えばステ
ンレス素材を用いた場合、線径0.1〜0.6mmの経緯
線で織り込み10/7以上にすることによつて経緯線
の一方のみがナツクル状態を持つた平織金網を得
ることが出来る。
又網状支持材に用いる素材はステンレス、銅等
の金属、あるいはナイロン、ポリエステル、ポリ
プロピレン等のいかなるものであつても良い。
又、本発明に云う繊維ウエブの構成繊維はレー
ヨン、アセテート、ナイロン、ビニロン、ポリエ
ステル、アクリル、ポリオレフイン等の人造繊維
及び天然繊維のいかなるものであつても良く、
又、その混合であつても良い。
又、繊維形態はいかなるものであつても良い
が、単繊維繊度は15デニール以下、望ましくは6
デニール以下で、又繊維長については特に限定な
く短繊維ウエブから連続フイラメントウエブ、あ
るいはその組み合せでも良い。
本発明で云う流体は、望ましくは水である。
又、この流体は必要に応じて粘剤、糊剤等を溶存
しても良く更に可及的細粒を含んでも良い。
上述のように本発明においては、先ずウエブを
表面に凹凸のない直径300mm以下の特定のロール
状支持材上に載置して高圧流体処理するので、特
開昭49−26578号公報に記載された表面に凹凸を
有するローラや特公昭44−23909号公報に記載さ
れた網状物を支持材に用いた場合よりはるかに繊
維ウエブの密度と繊維間交絡度を向上させること
ができ、しかもその後、線径0.1mm以上の経緯線
の平織構造を有し且つ経緯線のいずれか一方がナ
ツクル状態にある特定の網状支持材上で交絡ウエ
ブを高圧流体処理するので、すでに前工程で高度
に交絡されたウエブであるにもかかわらず非常に
鮮明な開孔模様を付与することができるのであつ
て、結果的には上記二工程を組合せることにより
従来法では得られない高度の繊維間交絡度と鮮明
な開孔模様との両特性を具備した開孔不織布が得
られるという格別の効果を奏するものである。
実施例 1 レーヨン短繊維(1.5デニール、51mm)85重量
%とポリプロピレン短繊維(1.5デニール、51
mm)15重量%とからなる目付39g/m2の混合短繊
維ウエブを、直径12cmの表面に凹凸のない硬質ク
ロムメツキされたローラ上に載せて17m/分の速
度で移動させると共に該ローラ表面から8cm上方
に1mm間隔でローラ軸方向に多数配列された直径
0.13mmの柱状流ノズルより25Kg/m2の圧力でロー
ラ上のウエブに常温水を噴射した。
引続いてSUS304からなる線経0.46mm、25/18
(1インチ間のたて線25本、よこ線18本の打込み
規格)メツシユ、及び緯線にナツクルが形成され
た17m/分で走行する平織エンドレスベルト上に
上記処理ウエブを載置し、ベルト表面から16cm上
方に4cm間隔で配列した噴射角度30゜の扁平状扇
形ノズルより、24Kg/cm2の圧力で常温水をウエブ
上に噴射した。
得られた開孔不織布は開孔模様が鮮明で、破断
強力は4.0〜4.5Kg/5cmであつた。
比較例 1 実施例1において、前半のローラ上での流体噴
射処理を行なわず、後半のメツシユ上での流体処
理を2回行なう以外は実施例1と同じ条件で処理
したところ、得られた不織布は開孔模様は形成さ
れたが、破断強力は1.0〜1.8Kg/5cmであつた。
比較例 2 実施例1において後半のメツシユ上での流体処
理は行なわず、且つ実施例1で用いたローラの代
りに、該ローラ周面に前記メツシユを巻付けた支
持材を用いて該支持材上で2回流体処理を行なう
以外は実施例1と同じ条件で処理したところ、得
られた不織布は開孔模様が不鮮明で破断強力は
2.0〜2.8Kg/5cmであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるロール状支持材上での
高圧流体処理の状態を示す縦断側面図、第2図は
本発明で使用する網状支持材の部分平面図、第3
図はその側面図で、第1図〜第3図において、1
は繊維ウエブの上方から射出された流体流、1′
はロール上で反射された流体流、2は繊維ウエ
ブ、3はロール面に沿うて流出する流体流、4は
ロール、aは経線、bは緯線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面に凹凸のない直径300mm以下のロール状
    支持材上に載置した繊維ウエブに高圧流体流を噴
    射して繊維ウエブの密度と繊維間交絡度を上げ、
    次いで繊維ウエブを線径0.1mm以上の経緯線の平
    織構造を有し、且つ経緯線のいずれか一方がナツ
    クル状態にある網状支持材上に載置して、繊維ウ
    エブに再度高圧流体流を噴射することにより開孔
    部を形成すると共に繊維間交絡度を更に上げるこ
    とを特徴とする開孔不織布の製法。
JP4827278A 1978-04-21 1978-04-21 Production of porous nonwoven fabric Granted JPS54142378A (en)

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JP4827278A JPS54142378A (en) 1978-04-21 1978-04-21 Production of porous nonwoven fabric

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JP4827278A JPS54142378A (en) 1978-04-21 1978-04-21 Production of porous nonwoven fabric

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JPS54142378A JPS54142378A (en) 1979-11-06
JPS6228219B2 true JPS6228219B2 (ja) 1987-06-18

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JPS58132155A (ja) * 1982-01-31 1983-08-06 ユニ・チヤ−ム株式会社 模様を有する不織布の製造方法
JPH0762300B2 (ja) * 1986-03-20 1995-07-05 日本バイリ−ン株式会社 水流絡合不織布およびその製法
JP2817057B2 (ja) * 1989-06-13 1998-10-27 旭化成工業株式会社 開孔模様を有する不織布及びその製造方法

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4926578A (ja) * 1972-06-12 1974-03-09

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