JPS6328229Y2 - - Google Patents

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JPS6328229Y2
JPS6328229Y2 JP1987027512U JP2751287U JPS6328229Y2 JP S6328229 Y2 JPS6328229 Y2 JP S6328229Y2 JP 1987027512 U JP1987027512 U JP 1987027512U JP 2751287 U JP2751287 U JP 2751287U JP S6328229 Y2 JPS6328229 Y2 JP S6328229Y2
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fibers
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/40Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
    • D04H1/44Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling
    • D04H1/46Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling by needling or like operations to cause entanglement of fibres
    • D04H1/492Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling by needling or like operations to cause entanglement of fibres by fluid jet
    • D04H1/495Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling by needling or like operations to cause entanglement of fibres by fluid jet for formation of patterns, e.g. drilling or rearrangement
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/70Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres
    • D04H1/74Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres the fibres being orientated, e.g. in parallel (anisotropic fleeces)

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、不織布の製造装置に関し、さらに詳
しくは、繊維質ウエブのような繊維質材料の層か
らつくられる模様不織布であつて、個々の繊維要
素が加えられる流体の力の影響の下で移動できる
ものの製造装置に関する。布はく中の模様は、繊
維部分の集合の模様である。1つの模様は、繊維
部分の扇のかなめ状の充填部(packing)、すな
わちより糸状の繊維束と共に布はくの平面から突
起したこぶであつて、そこから延びる整列した繊
維の群により該繊維束に結合されたものからな
る。
第2の模様は、繊維の高度にからみ合つた領域
であつて、繊維が布はくの縦と横方向および厚さ
方向に相互にからみ合つた領域からなる。該第2
の模様は、連続的で、布はく全体に延びており、
上記の不連続的な模様につながる。
多年にわたり、出発ウエブすなわち繊維層中の
繊維の再配列を含む方法により製造される種々の
型の小孔を有する不織布が知られてきた。これら
の布はくと製造方法のいくつかは、米国特許第
2862251;3081500および3081515号に図示され、
記載されている。ここに挙げた特許に開示され、
特許請求された布はくは、すき間すなわち孔また
は繊維質要素の相互につながつた束により縁取ら
れた繊維密度の低い他の領域であつて、該束の中
の繊維部分が緊密に結びつけられて平行であり、
糸のような形状を有するものを含んでいた。
他の型の孔を有する不織布が、米国特許第
3033721号に図解により示され、記述されている。
その特許に開示されている布はくは、繊維の突起
した扇のかなめ状充填部を含むが、このかなめ状
充填部は、布はくの平面から突起した繊維の整列
した部分であつて、該充填部と繊維の整列した部
分の間の繊維密度の低い領域の形状を定める部分
の偏平なリボン状の集合により相互に結びつけら
れている。このような布はくは、一般に“バラの
つぼみ”不織布と称される。
他の型の孔を有する不織布が、米国特許第
3485706号に図示され、記述されている。その特
許中に開示された布はくは、繊維の高度にからみ
合つた領域を含む。繊維が、“バラのつぼみ”型
または類似した形状で高度にからみ合つているの
で、該布はくは結合剤の添加を要することなく強
い。
さらに別の型の布はくが、米国特許第3682756
と3681183号に開示されている。これらの特許は
独得の模様の不織布をつくるために、糸状の繊維
束と突起した扇のかなめ状充填部すなわち“バラ
のつぼみ”型模様との種々の組み合せを開示して
いる。これらの再配列不織布のほとんどは、繊維
質ウエブすなわち繊維の層を透過性の支持部材上
に支持しながら、該層に幾組かの向かい合つた流
体力を加えることによりつくられる。それにより
力が加えられる流体は、支持部材上の層を通り、
支持部材を通過して、繊維質要素の種々の集合を
圧縮し、これらの要素をより緊密に接近させて実
質的に平行にし、繊維部分の束を形成する。“バ
ラのつぼみ”布はくをつくるために、該層を孔を
あけられた支持部材上に支持し、そこに支持しつ
つ該層の上に再び流体を適用する。真空または吸
引手段を、該層を通して孔から流体を吸うために
孔あき部材の背後におく。
本考案者は、複数の模様の形を定めるために、
配列された繊維を有する混合された繊維の層から
なる新規な不織布を見出した。第1の模様は、不
連続的な領域の1つである。これらの領域の各々
は、繊維部分の扇のかなめ状充填部を少なくとも
1個有し、該かなめ状充填部は布はくの平面から
突起している。該かなめ状充填部は、相互にから
み合い、乱雑な配列の繊維部分からなる。また不
連続的な領域は、糸状の繊維束を含有する。該糸
状の繊維束は、繊維部分を含み、該断片は緊密に
結びつけられ、一般に繊維束の縦軸に平行であ
る。該繊維束とかなめ状充填領域は、かなめ状充
填部からでて繊維束に向かつて延びる整列した繊
維の偏平なリボン状の集合により、相互に結びつ
けられる。不連続模様は、繊維の高度にからみ合
つた部材からなる1個の連続模様により、布はく
中で相互に結びつけられる。この連続模様の中の
繊維は、布はくの縦方向、横方向および布はくの
厚さ全体にわたつて高度にからみ合わされて、か
なり美的な魅力を有する強い布はくをつくる。
本装置によつて製造される新規な布はくは、模
様領域の実質的な均一性と優れた強度特性を有
し、いかなる結合剤も添加することなく使用して
もよい。添加結合剤が要求されるならば、非常に
柔軟で、良好な吸収容量を有する製品をつくるた
めには少量の使用が必要であるのみである。ま
た、上記不織布は、予想外にも、多重層の布はく
に見えるようにする厚さ、すなわち三次元の外観
を有する。好ましい態様において、上記布はく
は、布はくの一方の表面上で非常に緻密な領域に
より形成されて広い直径を有し、布はくの厚さを
通して延びる円錐にみえるものを有し、それは布
はくの他方の表面上の扇のかなめ状の突起まで延
びる。この予想外の三次元すなわち多重平面形状
は、布はくに“密着性(cling)”と優れた柔軟特
性を付与する。
上記不織布の製造において、その個々の要素が
加えられる流体力の影響下で移動可能な出発繊維
材料層は、該層が透過性支持部材上に支持されて
いる間に流体再配列力、好ましくは水流が加えら
れる。該支持部材は、予め定められた形状を有す
る。流体は、表面を越え、該支持部材を通り抜け
て流れる。流体は繊維質層が支持部材上にある間
に孔があけられた部材を通り、該繊維質層に対し
て向けられる。繊維質層は、支持部材上に置か
れ、孔あき部材は該繊維質層の表面上に置かれ、
流体は該繊維質層に作用するように該孔あき部材
を通り、次に透過性支持部材を通過して外へで
る。孔あき部材が取り去られ、その上に繊維質材
料を有する支持部材が、少しの間孔あき部材の下
に置かれる。実際は、第1回目と同じ孔あき部材
でもよいが、第2回目には繊維質層と支持部材お
よび孔の領域の間で相互の位置にずれが生じる。
該繊維質層は、孔あき部材と繊維質層を通り、透
過性支持部材から抜ける流体により再び処理され
る。流体の流れは、孔あき部材中の島領域の下で
作用し、繊維を糸状の束に再配列する力の消去成
分を生じる。また、流体の流れは、繊維質層に作
用し、支持部材中の透過性領域の模様に従がい繊
維部分を扇のかなめ状充填部の集合に充填する別
の力の成分を生じる。流体の流れは、繊維質層に
作用して、布はくの厚さ方向だけでなく布はくの
縦横方向においても高度にからみ、より合わされ
た繊維の連続的な相互に結びついた模様を形成す
るさらに別の力の成分を生じる。
上記布はくをつくる基礎的な方法と装置は、
1958年12月2日発行の米国特許第2862251号に示
され、記述されている。この特許に開示された基
礎的な発明の詳細は、それらの詳細のいくつかが
本明細書でくり返されるが、本明細書中に引用さ
れる。その上に、本考案の布はくをつくるための
装置に特有の具体的な特徴が、本明細書において
詳細に記載される。
上記布はくをつくるための装置に使用される出
発材料は、配向カードウエブ、イソウエブ
(isoweb)、空気漉きウエブ(air laidweb)また
は液体沈でんにより形成されるウエブのような標
準的繊維質ウエブのいずれでもよい。ウエブは単
一層に形成されるか、または複数のウエブを一緒
に積層することにより形成されてもよい。ウエブ
中の繊維は、乱雑に配列されるか、またはカード
ウエブにおけるように多少配向されてもよい。
個々の繊維は、比較的直線的であるか、または多
少曲がつていてもよい。繊維は、種々の角度で相
互に交差するので隣接する繊維は、交差する点に
おいてのみ接触するようになる。繊維は、水、空
気などのような流体により加えられる力の下で移
動できる。
織物の特徴的な手ざわりとドレーブ(垂れ性)
を有する布はくを製造するために、本考案の装置
で使用される出発材料は、綿、亜麻などのような
天然繊維;ガラスのような鉱物繊維;ビスコース
レーヨン、酢酸セルロースなどのような人造繊
維;またはポリアミド、ポリエステル、アクリ
ル、ポリオレフインなどのような合成繊維の単独
または相互に組み合わせたものを含む。使用され
る繊維は、紡織繊維、すなわち一般に約1/4″
(0.64cm)から約2ないし2(1/2)″(5.08ないし
6.35cm)の長さを有する紡織繊維と通常考えられ
るものである。満足な製品は、平方ヤード当り80
ないし2000グレン(6.2〜108.4g/m2)またはそ
れ以上の重量の出発ウエブから、本考案に従つて
製造される。
本考案の布はくをつくるための装置で使用され
る孔あき成形手段は、その表面に縦横に配置され
た孔を、該孔の間にある島の領域と共に有する。
成形用の孔は、あらゆ所望の形状、すなわち丸、
正方形、ひし形、長方形、自由形状などを有し、
成形手段の表面上に所望のいかなる模様に配列さ
れてもよい。
成形用の孔の間にあつて、該孔を相互に結びつ
けている孔あき成形手段の島の面積は、所望のよ
うに成形用の孔に比べて狭くても広くてもよい。
本装置において2種類の孔あき成形手段が使用
されるとき、孔あき成形手段は、大きさ、形状、
模様が同一または相違していてもよいし、または
孔のそのいかなる組み合わせでもよい。
支持部材は、孔を有する部材であり、通常針金
が交差する所で丘と谷を有する編んだ針金の網で
ある。針金またはフイラメントは、支持部材中に
すき間すなわち孔をつくるために、かなりゆるく
編まれ、使用されるフイラメントまたは針金の性
質に依存して、一本の針金が他の針金と交わる所
の形状は、深さと傾斜が共に変化する。
本考案に使用するための再配列流体は、好まし
くは水または類似の液体であり、または米国特許
第2862251号に記載されているように気体のよう
な他の流体でもよい。
本考案は、添付図面に関連してさらに詳細に説
明されるが、ここにおいて、 第1図は、本装置により製造される布はくの16
倍の拡大率の顕微鏡写真; 第2図は、本装置により製造される他の布はく
の4倍の拡大率の顕微鏡写真; 第3図は、本考案に係る装置の1つの型の立面
図; 第4図は、第3図の装置に使用できる支持手段
の一部の斜視図; 第5図は、第4図の線5−5にそつた断面図; 第6図は、第4図と第5図の線6−6にそつた
断面図である。
第1図の顕微鏡写真を見ると、本装置により製
造される不織布10が示されている。該布はく
は、布はくの不連続部分において、規則的なすな
わち予かじめ定めた模様の領域からなる。各領域
11は円形で、少なくとも1つの繊維部分のかな
め状の充填部12を有する。かなめ状充填部中の
繊維部分は相互にからみ合い、乱雑に配列されて
いる。かなめ状充填部は、糸状の束13につなが
つている。該糸状の束は、実質的に平行で、きわ
めて接近した繊維部分からなる。該充填部と束
は、かなめ状充填部から糸状の束に向つてのびる
直線状繊維14の群により連結させられている。
第1図において、円形領域は、高度にからみ合つ
た繊維質領域15により、布はく中いたる所で結
合され、相互に連結させられている。高度にから
み合い、より合わされた繊維質領域は、布はくの
厚さ方向を含めて布はくのあらゆる方向にのびて
いる。
第2図の顕微鏡写真をみると、本装置により製
造される他の不織布20が示されている。この態
様では、繊維のかなめ状充填部22を含む領域2
1は形状が実質的に正方形である。正方形の領域
は、からみ合い、乱雑な繊維配列のかなめ状充填
部22と繊維部分がきわめて接近し、実質的に平
行であるより糸状繊維束23を含む。該かなめ状
充填部22と繊維束23は、リボン状繊維部分2
4の群により相互に連結されている。正方形の領
域は、繊維が布はくの厚さ方向を含めてあらゆる
方向により合わされて、高度にからみ合い、より
合わされた繊維部分25により布はく中のいたる
所で結合され、相互に連結させられている。
第1,2図ともに、繊維の一部が不連続領域中
へ、また多くの場合、不連続領域を通つてのびて
いることが見出される。
第3図によれば、本考案に係る装置の1形態が
示されている。本装置の新規な面の詳細を除き、
装着、回転などの方法を含めたこの装置の詳細
は、1958年12月2日発行の米国特許第2862251号
に十分記載されている。第3図の装置は、本質的
な要素が今述べた特許におけるのと同一である限
りは一般的用語で説明され、本装置の新規な要
素、すなわち、裏うちつまり支持部材の取り外し
置きかえは、より詳細に記述される。
本装置は、フランジ案内車31と32上に適当
にすえつけられた回転穴あきドラム30を含む。
該ドラムは、その全体の表面上に均一に間隔をと
つた孔33を有する。案内車は、回転のために軸
34と35の上に取りつけられている。ドラムの
内側に、管37を通して流体が供給されるドラム
の全長にそつて固定された集合管36がある。集
合管の一方の側に、ドラムの内側表面に対して流
体を向けるためのノズルの列38がある。示され
た態様には、ドラムの内側の周囲にそつた他の部
分でドラムの内側に対して流体を向けるために第
2の集合管36aがある。裏うち、すなわち支持
部材40は、以下に記載されるようにドラム30
と共に移動するように配置されている(裏うち部
材と支持部材という用語は、本記載中で互換的に
使用される)。
第4,5および6図の態様に示されるように、
支持部材は孔を有するものである。支持部材40
は、粗い編まれた網、好ましくは金属で形成され
る。または、該部材は一方向が金属で、他方向が
繊維フイラメントであるか、または他の粗い編ま
れた網でもよい。該網は、針金を有し、第4図に
おいて縦方向に走る針金51は直線状で、一方、
水平方向に走る針金52は針金51の上下を交互
にくねりながら進む。突起部53は、ストランド
がそれに対して垂直におかれるストランド51の
上下をくねりながら進むにつれて形成される網の
特定のストランド52の各“ひざ”の頂部(屈曲
点)として、孔を有する網にくまなく存在する。
特定のストランド52が下方へ傾き、それに垂
直なストランド51の下を通るとき、該特定のス
トランドはその両側に配列された2本の他のスト
ランド52と交わる。なぜなら、これらの2本の
ストランドは上方に傾き、該特定のストランドが
下を通る同じ垂直なストランドの上を通るからで
ある。このような“交差点”54の各列は、第4
および5図において、隣接する突起部53の間に
ある交差点54により形成される谷55のような
谷を形成する。谷55の有効な形状は、第5図
(これは、第4図に平面図が与えられている要素
40の断面を示す)において最も良く見られるよ
うに、実質的に逆三角形である。
より深い谷56の列は、隣接する突起部53の
間に形成されるが、谷55に対して直角にのびて
いる。第6図において最も良く見られるように、
各谷56の底は直線状のストランド51の一部に
より形成され、該谷の両側の連続的な突起部53
が谷の頂部を形成する。第6図に見られるよう
に、谷56の有効な形状は浅い“U”形として特
徴づけられる。
第4図に示されるように、多数の谷55と多数
の突起部53は、支持手段の表面を横切つて、一
方向に互い違いになつている。第4図は、また、
多数の谷56と多数の突起部53が、谷55に対
して垂直方向に互い違いになつていることを示し
ている。したがつて、多数の谷と多数の突起部
が、支持手段40の縦方向と横方向の両方で交互
になつている。
支持部材40は、ドラムの周囲を通り、軸42
の上で回転するガイドロール41においてドラム
から別れる。支持部材は、軸44上で回転するガ
イドロール43をまわつて下方向に通り、軸46
上で回転する垂直方向に調整できる張力軌道ガイ
ドロールの上を裏向きに通り、次に軸48上のガ
イドロール47のまわりを通る。該部材は上方向
に通り、軸50の上で回転するガイドロール49
をまわり、ドラムの外周付近へもどる。
ドラムと支持ベルトは、その間に再配列帯域を
提供する。この再配列帯域を通り、繊維出発材料
は、加えられる流体力の影響の下で全体に複数の
模様を有する不織布に再配列されるべく移動す
る。支持部材上の張力は、張力軌道ガイドロール
により制御、調整される。ガイドロールは、該支
持部材の適当な張力の保持を補助するために調整
可能なすべり移動できるブラケツト中に置かれ
る。要求される張力は、処理される繊維ウエブの
重量、再配列の総量および最終製品の所望の模様
づけに依存する。
支持手段、孔あき成形手段および繊維質層の
縦、横両方向の相互の並進運動を避けるように、
孔あきドラム30は、矢の示す方向に回転し、支
持部材40はドラムと同じ方向に同じ外周速度
で、指示されたガイドの溝の中を動く。再配列さ
れるべき繊維質材料60は、点Aでドラムと支持
部材の間に供給され、流体再配列力がそれに加え
られる第1の繊維再配列帯域を通る。次に支持部
材は繊維質材料と共に、点Bでドラムから離さ
れ、点Cでドラム上に戻される。したがつて、今
やドラム内の孔と繊維質材料と支持部材の間の関
係が新しくなり(ずらされ)、第2の再配列のた
めに第2の再配列帯域を通る。新しい形態の布は
くは、点Dで支持部材と孔あきドラムの間から取
り外される。繊維質材料が繊維再配列帯域を通る
と、ドラムの内側に取りつけられたノズルを通し
て液体(例えば、水)が、回転する孔あきドラム
の内表面に対して向けられる。液体は、ドラムの
孔と繊維質ウエブ、したがつて支持手段を通り、
その結果、ウエブの繊維の再配列に影響を与え
る。第1の再配列帯域において孔、繊維および支
持部材の一定の様式および一定の関係において液
体が透過し、第2の再配列帯域においては、孔、
繊維および支持部材の関係が変化し、別の型の再
配列を得る。
真空補助箱64と65は、支持手段の外側表面
に面して設けられる。真空箱は、ベルトの外側表
面に接近して設けられる細長い穴のあいた表面を
有し、そこから吸引がウエブ上に作用するように
させる。このようにして使用される吸引は、ウエ
ブ材料が再配列帯域を通るときに繊維の再配列を
補助する。その上、吸引は、ウエブの脱水を助
け、繊維の再配列中の水のあふれを防ぐのに役立
つ。
ドラム30の孔を通つて出てくる再配列流体の
流れが繊維質ウエブの中へ入り、通り抜けるとき
にとる方向は、繊維にかかる力の型を決定し、そ
してそれが繊維の再配列の程度を決定する。再配
列流体の流れが孔33を通り抜けた後にとる方向
は孔あき支持部材により決定されるので、得られ
る布はく中の孔と繊維密度の低い地の領域の模様
を少なくとも一部分決定するのは、ドラムと支持
部材における模様の組み合わせであることにな
る。
本装置において再配列ウエブまたは布はくは、
接着性染料または含浸捺染すなわち被覆材料によ
り、従来の方法で処理してもよい。例えば、再配
列されたウエブを強化するために、再配列流体と
して使用される水性または非水性媒体の中に、あ
らゆる適する粘着性結合材料すなわち結合剤を含
有させてもよい。または、所望ならば、粘着性結
合剤を再配列されたウエブ上に印捺し、必要な布
はく強度を与えてもよい。所望ならば、再配列の
前、最中または後に、熱可塑性結合剤を繊維質ウ
エブに粉末の形態で施こし、次に溶解させて繊維
を結合させてもよい。
特定の布はくに対する最適な結合剤含有量は、
結合剤材料の性質、結合剤の大きさと形状および
布はく中でのその配列、繊維の性質と長さ、繊維
の合計重量などを含めた多くの要素に依存する。
ある場合には、使用される繊維の強度または不連
続部分につながる相互にからみ合つた領域の堅さ
(tightness)の故に、有用な布はくを提供するた
めに全く結合剤を使用する必要がない。
また木材パルプ繊維を紡織繊維と混合し、紡織
繊維と共に再配列させてもよい。
ドラムからベルトを離し、次にそれをドラム上
に戻す唯1台のドラムとベルトすなわち支持手段
の単位について述べたが、同り目的を達成するた
めに直列の2台またはそれ以上のドラムとベルト
を使用してもよい。ベルトが一方のドラムの外周
の実質的部分をまわり、そこから離され、次に第
2のドラムの外周の実質的部分をまわるような2
個のドラムと1本のベルトも使用できる。孔あき
手段からベルトとウエブを外し、該ベルトとウエ
ブを孔あき手段に置き直す回数に依存して、最終
的な布はくの極限強度が決まる。
流体は、材料に対してどこでも約30b/in2
(2.1Kg/cm2)から200ないし250b/in2(14.1な
いし17.6Kg/cm2)または必要ではないが一層高い
圧力で使用してもよい。
以下は、上記模様つき不織布を製造するための
本考案の装置を用いた製造例である。
実施例 第3図に示される装置において、空気積層
(air laying)装置により得られるようなゆるく
集められた繊維のウエブを、孔あき成形ドラムと
支持手段の間に供給する。ウエブの重量は、約
620グレン/平方ヤード(48.1g/m2)で、その
繊維配向比は約1:1である。ウエブは、長さ約
11/2インチ(3.8cm)、1.5デニールのビスコース レーヨン繊維でつくられる。
孔あきの成形手段は、平方インチ当り約120個
(18.6個/cm2)の実質的に丸い孔を有し、各々の
孔は直径約0.065インチ(0.17cm)である。孔は、
成形手段上に互い違いの模様に配列される。各孔
は、ドラムの外周まわりおよび横軸方向の両方
共、すぐ隣の孔から約0.09インチ(0.23cm)の間
隔を有する。
支持部材は、約23×23メツシユすなわち実質的
に529個の孔/平方インチ(82個/cm2)のポリエ
ステルの織つた網である。
ウエブを支持部材上に置き、水をノズルから孔
あきドラム中の孔を通し、その結果、繊維質ウエ
ブと支持部材を通して真空補助箱の中へ射出す
る。孔あき成形手段、ウエブおよび支持手段は、
50フイート/分(15m/分)の線速度を有する。
約180ガロン/分(680/分)の110〓(43℃)
で190psi(1.34Kg/cm2)の圧力の温水をドラムに
向かつて噴出させる。その上に再配列されたウエ
ブを有する支持部材を、図に示されるようにドラ
ムから離し、次に再びドラム上に戻す。水を再び
ノズルから孔あきドラム中の孔と繊維質ウエブを
通し、支持部材を透過して真空補助箱の中へ噴射
させる。約180ガロン/分(680/分)の約
190psi(1.34Kg/cm2)の圧力の水を第2の処理で
使用する。
両方の処理に使用されるノズルは、中心部の1
インチ上の4列からなる。ノズルを各列の中で互
い違いにして、列当り14個のノズルを使用する。
各ノズルは75ミル(1.9mm)の直径を有する。
示された条件で、良好な繊維再配列とからみ合
いをえて、第1図の顕微鏡写真に示したような不
織布をつくる。
つくられた布はくを、最終的な布はくの機械方
向と横方向の両方の引張強度を試験する。機械方
向の引張強度は5ポンド(2268g)で、横方向の
引張強度は4.25ポンド(1927.8g)である。該布
はくは、めぐい布、吸収性製品用カバーとしてま
たは類似の最終用途に使用してもよい。布はく
は、非常に柔らかく、吸収性である。
以上の詳細な記載は、明確な理解のためだけに
与えられた。変形は当業者にとつて明らかである
から、不必要な限定は以上の記載から理解される
べきでない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本装置により製造される布はくの16
倍の拡大率の顕微鏡写真;第2図は、本装置によ
り製造される他の布はくの4倍の拡大率の顕微鏡
写真:第3図は、本考案に係る装置の1つの型の
立面図;第4図は、第3図の装置に使用できる支
持手段の一部分の斜視図;第5図は、第4図の線
5−5にそつた断面図;第6図は、第4図と第5
図の線6−6にそつた断面図。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 連続した高密度にからみ合つた部分と、不連続
    な低密度の開口部分であつて少なくとも1つのコ
    ブを有する部分から形成される模様を有する不織
    布の製造装置であつて; 上記模様に対応するノズル孔を外周に有する一
    つの回転ドラムと; 上記ノズル孔を通じてドラム内側から流体を噴
    射して第1繊維再配列帯域を形成する第1流体噴
    射手段と; 上記ノズル孔を通じてドラム内側から流体を噴
    射して第2繊維再配列帯域を形成する第2流体噴
    射手段と; 繊維質材料の層を上記ドラム外周面に押圧し、
    該ドラム外周面に沿つて該ドラムと同時に移動す
    る多孔質な可撓性の支持部材と; 上記多孔質な可撓性支持部材を上記繊維層と共
    にドラム外周面に沿つて上記第1再繊維配列帯域
    から第2再繊維配列帯域に移動する駆動手段と; 第1繊維再配列帯域と第2繊維再配列帯域との
    間で、繊維の形成された模様が上記ノズル孔の配
    列とずれるように該繊維層を支持部材と一体にド
    ラム外周面から引離す手段と; を有することを特徴とする製造装置。
JP1987027512U 1977-06-13 1987-02-27 Expired JPS6328229Y2 (ja)

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