JPS62279373A - 電子写真現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３６　　発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発枦は電子写真現像装置に関するものであり、更に詳
しくは現像剤搬送部材上にトナーを担持・搬送し静電潜
像を可視化する電子写真現像装置に関するものである。

〔従来の技術〕

円筒状スリーブに近接して磁性体ブレードを設け、また
該スリーブ内の磁性体ブレードに対向する位置に磁石を
設け、磁性体ブレードと磁石との間の磁界によってスリ
ーブ上に形成されるトナー層厚を制御することは特開昭
５３−１２５’　８４４号公報から公知である。この公
知技術によれば、スリーブ上に例えば厚さ３０へ６０μ
ｍのような薄いトナー層を形成することができるが、磁
性体ブレードと円筒状スリーブの円筒軸方向の平行度を
厳密に保護しないとトナー層厚が不均一になり。

また団塊化したトナー、紙粉等の異物によってトリマ一
部で目詰まりを生じ易く、かつスリーブ上に筋状のトナ
ー層欠落部分が発生し、満足な現像の行われなくなる欠
点がある。また１円筒スＩＪ−プの表面に金属等の板状
ブレードを圧接してスリーブ上にトナー薄層を形成する
方法が例えば特開昭５４−３３０３３号公報等に開示さ
れているが、この方法では円筒スリーブの軸方向に均一
な圧接力が得られずトナー層厚にムラが発生し、また圧
接力が高いためにスリーブ上に形成されたトナー層の穏
の凝集度が高くなり過ぎて荒れた画像しか得られず、か
つプレードが経時的に変形し圧接力が変化する欠点があ
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は上記のような従来技術の欠点を排除し、現像剤
搬送部材の表面上に常に均一な厚さのトナー薄厚が形成
され、憂れた品質の画像を与える電子写真現像装（ｔｔ
−提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段・作用〕上記の問題点は
、現像剤搬送部材上にトナーを担持・搬送し、静電潜像
を可視化する電子写真現像装置において、現像剤搬送部
材の外側に設けた磁石薄板と、現像剤搬送部材の内側の
前記磁石薄板と対向する位置に設けた磁石または磁性体
とを有し、磁石薄板の一端を回転可能に軸支しかつ磁石
薄板の中間＠を現像剤搬送部材に接触可能に配設し、磁
石薄板と現像剤搬送部材との接触部にトナーを通過させ
ることにより現像剤搬送部材上に一定厚さのトナー層を
形成するようにしたことを特徴とする電子写真現像装置
によって達成される。

以下に本発明の構成を詳細【説明する。

第１図は本発明による電子写真現像装置の概念図である
。図中、（１）は感光体、（２）は固定された磁石ロー
ル、（３）は磁石ロールの外側で回転する非磁性スリー
ブ、（４）は磁性トナー（５）を収容したホッパ１−・
（６）ｕ（“）″″回転１能′軸支さ１１磁石薄板７あ
る。本発明の現像装置によれば、複数個の磁石を内蔵す
る固定された磁石ロール（２）の外周を矢印方向に非磁
性スリーブ（３）が回転し、ホッパ”　−（４）　Ｋ収
容されている磁性トナー（５）はスリーブ上に薄層とな
って供給される。ホッパ”−（４）には磁石薄板（６）
が（７）で回転自在に軸支されていて、磁石薄板が磁石
ロールの磁石によって吸引されて常にスリーブ表面と接
触するようになっている。従ってホッパーからスリーブ
上に供給されたトナーはスリーブの回転につれて磁石薄
板とスリーブとの接触部（８）　Ｋ：達し、磁石の吸引
力に抗して磁石薄板をスリーブ表面から遠道けながら該
接触部を通過する。このときに磁石薄板の作用によりス
リーブ表面に一定厚さの均一なトナー薄層が形成され、
こうして得られたトナー層はスリーブの回転と共に現像
領域に達し、感光体（１）上の静電潜像を現像可視化す
る。

本発明の現像装置の磁石薄板はプラスチック磁石または
ゴム磁石のような合成樹脂またはニジストマー中にフェ
ライト等の磁性粉を分散したシートあるいは強磁性体の
薄板であり、好ましくは軸方向に撓み変形可能な弾性磁
石薄板である。この磁石薄板は、例えば第１図に示した
ように、スリーブの上方に一端を回転可能に軸支（力し
、自重とスリーブ内の磁石ロールによる吸引力とによっ
て、現像剤搬送部材としてのスリーブに密着可能になっ
ている。磁石薄板の厚さは５０μｍへ１ｍｍ、好ましく
は５０〜３００μｍであり、巾は現像剤搬送部材の有効
長さよりも大きくし、長さは磁石薄板の中間部で１〜５
ｆｉの巾で現像剤搬送部材に接触できるようにするのが
よい。磁性体は磁石によって誘導磁化可能な強磁性材料
、例えば四三酸化鉄、γ−三二酸化鉄、ＭｎＺｎフェラ
イト、ＮｉＺｎフェライト、Ｂ５Ｌフェライト、　ｕｉ
−Ｉ’ｓ合金（パーマロイ）、二酸化クロム、金属Ｎ１
、　　金属コバルト等の粉末を合成樹脂、例えば中に分
散させて所望の厚さに成型したフィルム、または強磁性
金属板である。磁石薄板はその中間部が現像剤搬送部材
、例えば非磁性スリーブの表面に接触するように設ける
ことが必要であるが、磁石薄板の先端は現像剤搬送部材
に接触しないようにしなければならない。何故ならば磁
石薄板の先端が搬送部材に接触すると、該先端の形状（
すなわち、搬送部材表面との平行度、直朦性など）によ
って搬送部材上に形成されるトナーの厚さにムラを生じ
るからである。磁石薄板はトナーホッパξ−（４）と現
像部との間でその一端を回転可能に軸支されるので、薄
板自体の変形能に加えて更に現像剤搬送部材に対して相
対的に変位可能となるので現像剤搬送部材上に一層均一
なトナー層を形成することができる。

現像剤搬送部材の内側で磁石薄板と対向する位置に設け
られる磁石は第１図に示したような磁石ロールまたは第
２図に示した固定磁石００の形をとることかできる。本
発明の他の態様によれば、第２図の１１は磁性体で形成
される。磁石薄板とスリーブの接触部の磁界の強さは現
像剤搬送部材表面で６００〜１３００Ｇの値となるよっ
て選択するのがよく、６００Ｇ以下では磁石薄板と搬送
部材表面との密着度が悪くなり搬送部材表面に形成され
るトナー層の厚さにムラを生じ、また１３００Ｇ以上に
なると密着度が大きくなジ過ぎてトナー粒子間の固着そ
して更には搬送部材へのトナーの固着が発生する。現像
剤搬送部材表面に形成されるトナー層の厚さは５〜１０
０μｍ１すなわち通常トナー粒子が約１〜８細状層され
たトナー層を形成するのが好ましい。

本発明の電子写真現像装置は電子写真感光体に帯電・像
露光の操作によって形成された静電潜像および誘電体上
に電極によって像状に電荷を付与して形成された静電潜
像を可視化するための現像操作において使用することが
できる。

本発明の現像装置に使用するトナーは結着樹脂中に磁性
粉末を含有している公知の磁性トナーおよび結着樹脂中
に着色剤のみを含有している公知の非磁性トナーであっ
て、何れもキャリアーを使用することなくトナー単独で
使用される粒径５〜３５μｍのもので、導電性、高抵抗
性または絶縁性の何れであってもよい。

本発明の現像装置に使用する現像剤搬送部材はその表面
にトナーを担持して現像領域に搬送するためのもので、
ロールの形（第１図参照）またはエンドレスベルトの形
のものなどがある。例えば第１図に示したようなロール
の形の現像剤搬送部材により磁性トナーを使用して現像
全行う場合には、非磁性スリーブ（３）はその表面が導
電性、絶１縁性または高抵抗性の平滑面または粗面の何
れであってもよい。ま九磁石ロール（２）を磁石薄板に
対向する磁石として使用することができるａまた、第２
図に示したような、導電性基体ロール（９）と絶縁性ま
たは高抵抗性の弾性または剛性ａ−ルａｏ）とからなる
ロールの形の現像剤搬送部材により非磁性トナー（５’
ｌ　　’ｅ使用して現像を行うこともできる。

本発明の現像装置釦よれば、現像剤搬送部材上に形成さ
れたトナー層を感光体の静電潜像に直接接触させるかま
たは接触させないで静電潜像の可視化を行うことができ
るが、現像のためのトナーへの電荷付与は摩擦帯電、電
荷誘導、電荷注入などによって行われ、トナー粒子に電
荷注入する場合には磁石薄板を電荷注入電極として使用
してもよい。

〔発明の効果〕

本発明の電子写真現像装置によれば、磁石薄板と現像剤
搬送部材とが磁気力によって容易かつ確実に接触状態に
保たれ、両者の間には均一な接触圧力分布が得られ、従
来の金属ブレード、ビムプレード等を押し当てるものと
比較してソフトなトナー層が形成される。また、磁性体
の透磁率や磁石薄板および該磁石薄板を吸引するための
磁石の磁力を適宜選択することにより、金属ブレード、
コ゛ムブレード等を押し当てる従来のものと比較してよ
りソフトなトナー層が得られると共にトナーのブロッキ
ングや現像剤搬送部材へのトナーの固着が防止できる。

本発明の磁石薄板は磁気力でその中間部が現像剤搬送部
材に密着するようになっているので、現像操作中に磁石
薄板と現像剤搬送部材との平行性の喪失、歪の発生、ト
ナー層への異物の侵入等の外的条件の変動があってもこ
のような変動を磁石薄板が吸収し、また磁石薄板と現像
剤搬送部材との圧接状態が磁気力によって常に保持され
るので、磁石薄板の軸方向のトナー層の厚さを常に一定
に維持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子写真現像装置の一実施例を示す図
、第２図は他の実施例を示す図である。 図中符号： １・・・感光体、　　　　　２・・・磁石ロール、３・
・・非磁性スリーブ、４・・・トナーホッパー、５・・
・磁性トナー、　　　５′・・・非磁性トナー、６・・
・磁石薄板、　　　　８・・・接触部、９・・・基体ロ
ール、 １０・・・弾性または剛性ロール、 １１・・・磁石または磁性体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 現像剤搬送部材上にトナーを担持・搬送し、静電潜像を
   可視化する電子写真現像装置において、現像剤搬送部材
   の外側に設けた磁石薄板と、現像剤搬送部材の内側に前
   記磁石薄板と対向する位置に設けた磁石または磁性体と
   を有し、磁石薄板の一端を回転可能に軸支しかつ磁石薄
   板の中間部を現像剤搬送部材に接触可能に配設し、磁石
   薄板と現像剤搬送部材との接触部にトナーを通過させる
   ことにより現像剤搬送部材上に一定厚さのトナー層を形
   成するようにしたことを特徴とする電子写真現像装置。