JPS62279252A - デイ−ゼルエンジン用燃料噴射装置の噴射率制御方法および装置 - Google Patents

デイ−ゼルエンジン用燃料噴射装置の噴射率制御方法および装置

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JPS62279252A
JPS62279252A JP12023886A JP12023886A JPS62279252A JP S62279252 A JPS62279252 A JP S62279252A JP 12023886 A JP12023886 A JP 12023886A JP 12023886 A JP12023886 A JP 12023886A JP S62279252 A JPS62279252 A JP S62279252A
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electrostrictive
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Masayuki Abe
誠幸 阿部
Toshihiko Ito
猪頭 敏彦
Yasuyuki Sakakibara
榊原 康行
Akihiro Izawa
井沢 明宏
Masahiro Takigawa
滝川 昌宏
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明はディーゼルエンジン用燃料噴射装置の噴射率制
御方法および装置に関する。
〔関連技術と問題点〕
ディーゼルエンジンにおいて、各噴射サイクル毎に主噴
射に先行してパイロット噴射を行えば燃焼騒音やNOx
を低減させる上で有効であることが知られている。
そこで、本出願人は、燃料噴射装置の噴射率を制御して
バイロフト噴射を実施することの可能な噴射率制御装置
を提案したく昭和59年7月16日付の特願昭59−1
47788号)。この装置は噴射ポンプのポンプ室に接
続した可変容積室と電歪式アクチュエータを有し、ポン
プの圧送によりポンプ室圧力が上昇するに伴いアクチュ
エータの電歪素子に圧電効果により電圧を発生させ、噴
射開始後にこの電圧を放電させることにより電歪素子を
収縮させて可変容積室の容積を増大させ、ポンプ室圧力
を一時低下させるというものである。
更に、昭和59年11月13日付の特願昭59−239
664号では、放電に際して電歪素子の電荷をコンデン
サに蓄えておき、噴射行程でない時にこの電荷を予め電
歪素子に戻しておくことにより、電歪素子の収縮量を増
大させてアクチュエータの性能を高める様になった駆動
回路を提案した。
これらの噴射率制御装置では、電歪素子の放電時期を最
適時期に制御しなければ最適のパイロット噴射を行うこ
とができない。そこで、ポンプ圧力に比例してアクチュ
エータの電歪素子に発生する電圧を検出し、この電圧が
所定値になった時に放電を行うことを特願昭59−14
7788号では提案した。しかし、この方法では、電歪
素子の出力電圧は温度に応じて変化する特性があるので
、温度特性を補正するためには最も低い電圧を検出する
サンプルホールド回路が必要となる。
最適の放電時期を設定する他の方法は、間欠的に制御を
オーブン状態にし、オーブン時の電歪素子の最大発生電
圧を予め検出しておき、制御時の電歪素子発生電圧が最
大値の例えば315になった時期に放電を行うというも
のである(昭和61年2月6日付の特願昭61−229
31号)。しかし、この方法では、噴射率制御の途中で
間欠的に制御をオーブン状態にする必要があり、その時
に燃料噴射量が急増するのでエンジン出力が急変すると
いう難点があった。
これらの問題点は図面を参照して詳細に後述する。
c問題点を解決するための手段および作用]本発明は、
アクチュエータの電歪素子とポンプ室圧力検出用の電歪
素子とを電気的に分離し、可変容積室の容積増減と電圧
の検出とを夫々分担させる様にしたものである。
(実施例〕 第1図から第4図に従って全体構成を説明する。
第1図において1はディーゼルエンジンの燃料噴射ポン
プの圧送部である。周知の様に、噴射ポンプのポンプ室
16を燃料噴射弁に接続することにより燃料噴射装置が
構成される。噴射ポンプ圧送部はディストリビュータハ
ウジング2、シリンダ3、プランジャ4から構成される
。プランジャ4はシリンダ3内貫通穴部を往復回転運動
する。一般にVE型と呼ばれる分配型ポンプである。そ
の右端部のネジ5によって噴射率制御用の可変容積装置
6を取り付は噴射率を制御する。
可変容積装置6はハウジング7、ピストン8、圧電素子
を用いたアクチュエータ9、バネ10より構成される。
ポンプ室16と可変容積室6Aは連通している。さらに
本発明に従いアクチュエータ9の直列方向にセンサ部1
1を一体的に積層しであるゆ 12は制御回路、13は
駆動回路である。
これらはリード線14 、15でセンサ部11及びアク
チュエータ9と結ばれている。
可変容積装置のハウジング7は、ディストリビュータハ
ウジング4に締結する為のネジ7A、ピストン8が油密
でしかも軸方向摺動可能に嵌合されたシリンダ部7B、
アクチュエータ9を収納する為の空間部7C、リード線
を取り出す為の4つの穴7Dを有する。ピストン8は凹
部形状で、凹部にはアクチュエータ9が収納される。可
変容積室6A内には板バネ10が設置され、ピストン8
をアクチュエータ9側に押圧している。
アクチュエータ9は多数の円盤状の圧電素子17を電極
板18を介して機械的に直列、電気的に並列に積層して
なる。端部には電気絶縁部材19を形成する。電極板1
8は圧電素子17より外径の小さな金属板であり、一部
にアクチュエータ9用リード20と溶接等で接合する為
の取手状部分18Aを設けている。
センサ部11は電気絶縁部材I9によりアクチュエータ
部9と隔離され、1枚の圧電素子9Aが両端の電極板2
1 、22にはさまれる様に形成し、22側は電気絶縁
部材23によりハウジング7から絶縁されている。又、
電極板21 、22からはリード24 、25が伸びて
いる。リード24 、25はリード線14に接続され、
リード20はリード線15に接続される。アクチュエー
タ9及びセンサ部11は一体的にチューブ26によって
固定される。
第1図から6図を参照して作動原理を説明する。
この装置は噴射率制御、特にパイロット噴射を実現する
のであるが、ポンプの圧送行程の進行に伴い可変容積室
6A内の圧力は上昇する。この時アクチュエータ部9に
は圧電素子の特性の為、その圧力に見合った電圧が発生
する。この電圧は噴射開始時には300■以上にもなる
。この時、この電圧をショートしてやればやはり圧電素
子の特性により、その電圧に見合った縮み量が得られる
。この縮みはピストン8に伝わり可変容積室6Aの体積
を増加させる為、ポンプ室16内の圧力は低下する。こ
の圧力は噴射ノズルの開弁圧力を下回るので噴射は一時
停止する。よって少量のパイロット噴射が出来る。その
後はポンプがまだ圧送を継続している為、圧力が上昇し
、再び噴射される。
これが特願昭59−147788号で提案した装置の作
動原理である。
本出願人はアクチュエータ9の性能を高める為特願昭5
9−239664号に提案したような駆動回路を用いて
いる。第6図(B)にその制御電圧を示しであるが、噴
射後7丁□なる電圧で急に電圧を降下させアクチュエー
タ9を縮める。その時の電荷放出分を他のコンデンサに
蓄えておく。その後噴射行程でない回転位置でコンデン
サに蓄えた電荷をアクチュエータ9に戻してやるのであ
る。その戻された分が■、で示した電圧である。VGが
あることによりVT)lがより大きくとれ、アクチュエ
ータの縮みも大きくとれるのである。
さてこの時、最適なパイロット状態(アイドル騒音の低
減、及びNoXの低減効果が大きい)を得る為には■T
、lを降下させる時期を適切に選ばなければならない。
本出願人は、先に、所定の電圧VTHになった時電圧を
降下させる方法、及び基準信号(TDC)からθ、ずれ
た角度で電圧を降下させる方法等を考えた。しかし前者
は■アイの絶対値で制御する為、アクチュエータ温度特
性あるいは固体間のバラツキ等で広い条件下で満足な効
果が得られないといった欠点があった。即ち、第5図に
示すようにアクチュエータの出力電圧は温度に応じて変
化するので、最適なパイロ7)状態を得る為には低温は
ど■Tイを大きくとらなければならない。後者のものは
温度特性の心配はないが、エンジンの噴射時期は各条件
で異なるのでエンジン側基準信号を基準とすることはで
きない。ポンプの圧送開始がエンジンの基準信号と一敗
しないのである。このため、圧送開始を検出するセンサ
が必要となる。そこで、圧電素子を用いたアクチュエー
タであることに着目し、ポンプの圧送開始を検出し、そ
こを基準位置としてθ2なる角度で制御することも考え
られる。この方式であれば噴射時期が変わっても、温度
特性があっても充分な効果が得られる。しかし、■oの
電圧はVTHによって高くも、低くもなる。よって、や
はり絶対値で圧送開始を検出することは出来ず、■、を
所定期間サンプルホールドし、最小の電圧を測定し、そ
こからポンプの圧送開始により若干電圧プラスの電圧に
なったところを基準位置としなければならない。よって
サンプルホールド回路が必要となりコスト高となるとい
う問題があった。
これはアクチュエータ部9をそのままセンサとして使っ
ている為におこる問題である。そこで、本発明は、セン
サ部だけ別に設け、センサ部を伸び縮みさせずに(即ち
、外部からの電荷補充あるいは外部への電荷放出を行う
ことなく)、センサ部の発生電圧が0■から生じる様に
しようというものである。即ち、第6図(C)のA点を
センサ部11の発生電圧による圧送開始時期として捕え
、そこからθ2なるクランク角度でポンプ室圧力を制御
するのである。よってサンプルホールド回路は不要であ
る。積層型アクチュエータ9の一枚の圧電素子9Aを他
の圧電素子17と隔離し、リード24 、25を設ける
だけでそれが実現できる。しかも同一ハウジング7内に
納められるので大型化、あるいは別のものを付加すると
いったマイナス面が無い。上記制御を行うための制御回
路については、第11図および第12図を参照して後述
する。
以上には、制御電圧の中でvGをサンプルホールドしな
くても、センサ部11の発生電圧の立ち上がりA点を検
出することにより、圧送開始を知ることができ、噴射時
期、温度特性の影響等を受けずに最適パイロット時期が
得られることを説明した。しかし、噴射ノズルのブレフ
シヤスプリングのばね力の経時変化によりノズルの開弁
圧が漸減する場合には噴射時期が進角方向にずれてい(
為、第6図のA点からθ2の角度を正確なものとしても
最適なバイロンドが得られないという問題がある。これ
については、既に提案した特願昭61−22931号に
詳細を説明しであるが、オーブン時(制御無での圧送圧
に対応)発生電圧に特定の比(たとえば315)を乗じ
た点を制御時期とするという方法がある。この方法は最
適に制allできるが制御途中で一瞬、オープン状態を
作ってやらねばならず、その瞬間、噴射量が増減し、運
転者に不快感を与えてしまうという問題があった。
本発明の他の態様においては、1枚のセンサによってオ
ーブン状態を作らずにオーブン時のピーク電圧を測定し
、最適制御状態を得ようというものである。
本発明の方法と特願昭61−22931号の方法を対比
説明するに、第7図において、破線で示したのはオーブ
ン(制御無)の状態で、実線が制御有の状態である。制
御時の(H)のカーブにおいて制御時期はオーブン電圧
(破線で示した)のVilに相当し、vslは■。I(
オープンビーク電圧)の特定比倍(たとえば315)に
なっている。しかし、この制御時期を決める際、−瞬オ
ープン状態としなければならず(I)の噴射率に示した
襟にqの噴射量が増減する為、アイドル時においてはエ
ンジン回転数の上昇を招く。これは−瞬ではあるが不快
感をもたらす。
そこで本発明の様に一枚のセンサを用いた場合、(G)
の発生電圧に示す様にオーブン時、制御時ともにセンサ
部11のピーク電圧■。2はほとんど変化しない。(た
だし制御時期後はポンプ室内圧(F)の減少に伴い一旦
電圧は低下する。)よって、V、2/V。2の比を例え
ば315にとることにより、制御を一瞬中断することな
く最適な制御時期を選択することができる。
この比は、エンジン冷却水温に応じて変え、冷間時には
パイロット噴射量を増大させることも可能であるし、回
転数に応じて変えて高回転時にはパイロット噴射量を減
じることも可能である。即ち、第8図はエンジン冷却水
温によって■、2/■。2比を変えた例である。(1)
の線の様に段階的に変えても良いし、(2)の線の様に
連続的に変えても良い。第9図はエンジン回転数によっ
てV5□/v02比を変えた例である。(3)の様に段
階的に変えても良いし、(4)の様に連続的に変えても
良い。
第10図に従ってセンサ部11の変形例を説明する。第
1実施例においてはセンサ部11をアクチュエータ本体
9と一体的に構成したが、この変形例ではセンサ部11
を分離し、ケーシング7の凹部27に設置した。これに
よりセンサ部11のみ、あるいはアクチュエータ部のみ
の交換ができる。センサ部11は、センサ用圧電素子9
A、正電極板28、負電極板29、両端の電気絶縁部材
30をチューブ31でユニット化することにより構成し
である。また、外周をシリコンゴム等の電気絶縁性樹脂
でコーティングしても良い。ユニット化しているので組
付等の取扱いが容易になる。
作動は第1実施例と同様である。
次に第6図の制御を行うための制御回路について第11
図を参照して説明する。第11図は制御回路12の構成
を示す図である。センサ部11の圧電素子の信号はダイ
オード101を経て抵抗102゜103によりたとえば
1/300に分圧されてコンパレータ105の非反転入
力に接続される。ダイオード101はセンサ部11の圧
電素子に逆電圧が加わるのを防止するとともに、その発
生信号をOVにクランプするためのものである。コンパ
レータ105の反転入力には所定の微少基準電圧104
が接続されており、非反転入力がこの基準電圧より高く
なった時点でコンパレータ105の出力は1”レベルと
なる。この信号はワンショットマルチ106のトリガ入
力に接続されており、コンデンサ107、抵抗108で
決まる約10μsecのパルス幅の信号をそのQ端子に
出力する。すなわちワンショットマルチ106により、
コンパレータ105の出力の立上りエツジを検出してい
る。この信号は第1プリセフタプルダウンカウンタ11
0、および第2プリセツタブルダウンカウンタ111の
ロード端子に接続されており、′1”レベルのときP端
子に設定されたデータがプリセットされる。この設定デ
ータとして、第1プリセツタブルダウンカウンタ110
に対してはθ2の値が、第2プリセツタブルダウンカウ
ンタ111に対してはコンデンサに蓄えた電荷をアクチ
ュエータに戻してやる時期θ3に設定しである。詳細は
後述する。50は図示しないエンジンクランク軸に取り
つけられた角度信号検出用パルサーで所定の角度毎に外
周上に突起またはスリットを有している。51はこのパ
ルサー50の角度を検出する角度センサで前記パルサー
の突起またはスリットを、マグネットピックアップまた
はフォトインタラプタ等で検出し角度信号に変換する。
この角度センサ51からの角度信号は整形回路112に
よりデジタル値に整形され、前述の第1、第2プリセツ
タブルダウンカウンタ110 、111のクロック端子
に接続される。第1プリセフタプルダウンカウンタ11
0はクロック信号に同期してカウントダウンしていきそ
の内容がOになった時点でキャリーアウト端子に“1”
レベルの信号を発生する。すなわち、コンパレータ10
5の出力が立上がってからθ2パルス(θ2°CA)後
キャリーアウト信号が発生する。同様に第2プリセツタ
ブルダウンカウンタ111のキャリーアウト端子には、
コンパレータ105の出力が立上がってからθ3パルス
(θ3°CA)後にキャリーアウト信号が発生する。1
3は駆動回路である。その構成作動に関しては特願昭5
9−147788号に詳述しであるが簡単に説明する。
前述の第1プリセツタブルダウンカウンタ110のキャ
リーアウト信号は抵抗131 、132を介してトラン
ジスタ133のp接続されている。トランジスタ133
のエミッタは接地されており、コレクタはパルストラン
ス134の1次コイルが接続されている。パルストラン
ス134の2次側は第1サイクリスタ135のゲート端
子に接続されており、前記第1プリセツタブルダウンカ
ウンタ110のキャリアウド信号が“1”レベルになっ
た時点でトランジスタ133が“ON″となり第1サイ
リスタ135がトリガされ導通する。
第1サイリスタ135のアノードは第1のコイル136
が直列に接続されアクチュエータ9に接続される。第1
サイリスタ135のカソードはコンデンサ137に接続
される。同様に、前述の第2プリセツタブルダウンカウ
ンタ111のキャリーアウト信号は抵抗138 、13
9を介してトランジスタ140のベースに接続されてい
る。トランジスタ140のコレクタにはパルストランス
141が接続され第2サイリスタ142をトリガする。
第2サイリスタ142のアノードは、前記コンデンサ1
37に接続され、カソードは第2のコイル143が直列
に接続されアクチュエータ9に接続される。144はダ
イオードでアクチュエータ9に並列に接続されている。
このダイオードは、アクチュエータ9に逆電圧がかかる
のを防止すると共に、アクチュエータ9が伸張する際の
電荷を供給するためのものである。
上記構成における制御回路12の作動について第12図
に基いて次に説明する。第12図は作動説明に供する各
部波形図である。プランジャがリフト開始し、圧送が始
まるとポンプ室内圧力は上昇し始め、その圧力により押
圧されてセンサ発生電圧も第12図(B)のようにO■
から上昇していく。この電圧が所定の基準電圧104よ
りも高くなった時点でコンパレータ105の出力は“1
”レベルとなり、ワンショットマルチ106のQ出力に
第12図(C)のパルスを発生する。この信号により、
プリセッタブルダウンカウンタ110および111には
予め台上試験等で求められた設定値θ2およびθ、がロ
ードされる。このロードされた値は角度信号(第12図
(D))によりカウントダウンされていき、カウンタの
内容がOになった時点でキャリーアウト信号を発生する
。すなわち第12図(E)および(F)に示したように
、圧送開始後θ2およびθ3後に各々トリガ信号が発生
することになる。
θ2の第1トリガ信号により第1サイリスタ135が導
通し、アクチュエータ9の電荷がコンデンサ137へ吸
収される。このためアクチュエータ9の電圧は第12図
(G)のように低下し、アクチュエータ9は収縮するこ
とになる。このため噴射が中断し、パイロット噴射を実
現できることは前述した通りである。その後アクチュエ
ータの電圧はポンプの圧送とともに変化していくがやが
てO■に戻る。この後所定の時間θ3に第2サイリスタ
142のトリガ信号が発生しく第12図(F))、コン
デンサ137に蓄電されていた電荷がアクチュエータ9
へ戻される。このためアクチュエータ9の電圧は第12
図(G)のように上昇する。この上昇分は、アクチュエ
ータ9の再分極による劣化防止および、制御時の電圧振
幅を大きくして、収縮量を多くシ、パイロット噴射の効
果を高めると共に、さらに、θ、の時間をポンプの吸入
行程終了後に設定することによりポンプ室内圧を予圧し
、アクチュエータを付加したことによる噴射時期の遅れ
、噴射量の減少を改善する作用がある。
上記説明で、制御時期θ2.θ、の信号を得るために、
角度信号を用いたが、この角度信号の分解能が不足する
場合には、角度信号間をエンジン回転数から補間計算に
より時間として求めてやればよい。
次に第7図の制御を行うための制御回路について第13
図を参照して説明する。第13図は制御回路12′の構
成を示す。センサ部11の圧電素子の信号はダイオード
201を経て抵抗202 、203により、例えば1/
300に分圧されてオペレーションアンプ(以下、オペ
アンプと略称する)204の非反転入力に接続されてい
る。ダイオード201はセンサ部11の圧電素子に逆電
圧が加わるのを防止すると共に、その発生信号をO■に
クランプするためのものである。オペアンプ204の反
転入力は出力に接続されており、オペアンプ204はバ
ッファアンプとして作動する。オペアンプ204の出力
はコンパレータ205の非反転入力に接続されている。
コンパレータ205の反転入力には制御時期を決定する
ためのスレッシュホールドレベルの信号が入力されるが
、このことについては後述する。オペアンプ204の出
力はピーク値検出回路220、230.240.250
に接続されている。ピーク値検出回路220,230,
240,250は、本実施例を4気筒エンジンを例にと
って説明しているためであり、本来気筒数分だけ用意す
ればよい。ピーク値検出回路220,230,240,
250はその構成は同じであるため、第1のピーク値検
出回路220についてのみ説明し、他は省略する。22
1はアナログスイッチで、前記オペアンプ204の出力
(センサ信号)をオペアンプ223の非反転入力に接続
するか否かを行う。アナログスイッチ221のSli入
力が“1”レベルのときONとなり、オペアンプ204
の出力信号はオペアンプ223の非反転入力に伝わる。
222は人力抵抗で、アナログスイッチ221がOFF
のとき、オペアンプ223の非反転入力が解放状態にな
らないために設けである。オペアンプ223の出力はダ
イオード224を介してピークホールド用コンデンサ2
25に接続されている。このコンデンサ225の電圧は
オペアンプ223の反転入力にフィードバックされてい
る。コンデンサ225に並列にアナログスイッチ226
が接続されている。アナログスイッチ226のR1人力
が11”レベルになるとアナログスイッチ226はON
となり、コンデンサ225をショートし、その電圧をO
■にする。227はオペアンプで、前記コンデンサ22
5の電荷を逃がさないようにハイインピーダンスのバッ
ファとして働(ように構成しである。前記アナログスイ
ッチ221、入力抵抗222、オペアンプ223、ダイ
オード224、コンデンサ225、アナログスイッチ2
26、オペアンプ227でピークホールド回路を構成し
ている。
すなわち、信号R1を“1”にしてコンデンサ225を
O■にクリアし、信号R1を“O”に戻す。
信号S1を1”にするとセンサ信号はオペアンプ223
に入力される。コンデンサ225の電圧よりもセンサ信
号の方が高ければ、ダイオード224が順方向に導通し
、コンデンサ225の電圧をセンサ信号に追従させる。
コンデンサ225の電圧よりセンサ信号が低くなるとダ
イオード224は非導通となるため、コンデンサ225
の電荷は保存される。
所定の期間後信号S1を“0”に戻すとセンサ信号は遮
断されるため、以後コンデンサ225の電圧はホールド
されることになる。ピーク値検出回路220の出力は後
述のセレクタ266に接続されている。オペアンプ20
4の出力であるセンサ信号はコンパレータ261の非反
転入力にも接続されている。
コンパレータ261の反転入力には微少な基準電圧V*
262が接続されており、センサ信号の立上りを検出す
るようになっている。コンパレータ261の出力はバイ
ナリカウンタ263のクロック人力に接続されており、
クロック人力の立上りでバイナリカウンタ263はカウ
ントアツプする。バイナリカウンタ263は本実施例で
は4気筒を考えているため4進カウンタとなっている。
バイナリカウンタ263の出力Q、、Q2はセレクタ2
64,265.266のセレクト人力Δ、Bにそれぞれ
接続されており、セレクタ264 、265.266は
セレクト人力A、[3の値に応じて所定のセレクトを行
なう。セレクタ264は例えば東芝製TC40528P
を用いたもので、セレクト入力A、Bの値が0.Oのと
きコモンと$1が、0.1のときS2が、1,0のとき
S3が、l。
1のときS4が接続される。セレクタ264のコモンは
電源に接続されており、すなわち“1”レベルとなって
いるため、セレクト入力A、Hの値に応じて、Slから
84のいずれかが“1”レベルとなる。81〜S4は前
述のピーク値検出回路の31〜S4へ接続されている。
セレクタ265 もセレクタ264と同様であるが、コ
モン端子は後述のディケードカウンタ(東芝製TC40
17BP)のQ、出力に接続されている。この信号はセ
レクタ265によりR1−R4に分配されて、前述のピ
ーク値検出回路のR1−R4に接続される。
60は図示しないエンジンクランクシャフトあるいはカ
ムシャフト等と同期して回転する角度信号検出用パルサ
ーであり、所定の角度毎に外周上に突起またはスリット
を有している。本実施例ではたとえばカムシャフト1回
転あたり32パルス発生するようにしである。61は前
記バルサー60の角度を検出する角度センサで、前記パ
ルサー60の突起またはスリットを、マグネットピック
アップまたはフォトインクラブタ等で検出し、角度信号
に変換する。この角度センサ61からの角度信号は整形
回路270によりデジタル信号に整形される。整形回路
270からの角度信号は、エンジン回転数検出回路27
1に接続される。エンジン回転数検出回路271は所定
の時間内に発生した角度信号のパルス数をカウントし、
例えば8ビツトのエンジン回転数データを出力する。こ
のエンジン回転数データはROM272のアドレスに入
力される。
70は水温センサで、図示しないエンジンのウォータジ
ャケットに設置され、エンジン冷却水温を検出する。本
実施例ではサーミスタを示したが他に熱電対、ダイオー
ド等でもよい。水温センサの信号は抵抗275のプルア
ップにより電圧に変換される。この電圧信号はAD変換
回路276に入力され、例えば6ビツトの水温データと
して出力される。AD変換回路27Gからの水温データ
も先のROM272のアドレスに人力されている。RO
M272は予め台上試験等で、所定のエンジン回転数、
所定の水温における最適分圧比に対応したバイナリデー
タが記憶しである。したがって、エンジン回転数検出回
路271からのエンジン回転データおよび、AD変換回
路からの水温データをアドレス情報として、最適分圧比
データを出力する。この分圧比データは乗算型DA変換
回路278のデジタル人力に接続されている。乗算型D
A変換回路278は、そのデジタル入力信号に応じて、
人力信号を所定の比に分圧した信号を出力する。この乗
算型DA変換回路278は、例えばディチル社製DAC
−HAIOBとオペアンプを組み合わせたもので、デジ
タル入力信号に応じてR−2Hのラダー抵抗が切り換わ
り、リファレンス入力に接続された電圧を所定の比に分
圧した電圧が出力されるように構成されている。
セレクタ266により所定の気筒の対応するピーク電圧
信号は、乗算型DA変換回路で所定の比に分圧されて、
前述のコンパレータ205の反転入力に接続される。コ
ンパレータ205の出力はリトリガラブルなワンショッ
トマルチ280の立上りトリガ入力に接続されている。
ワンショットマルチ280の出力パルス幅はコンデンサ
281と抵抗282により決定され、この値は後述の誤
動作を回避するため約2m5ecとしである。ワンショ
ットマルチ280の出力信号はワンショットマルチ28
3の立上り入力に接続されている。ワンショットマルチ
283の出力パルス幅はコンデンサ284、抵抗285
によって決定され、この値はサイリスクのトリガ信号パ
ルスとして使うため約30μsecとしである。ワンシ
ョットマルチ283の出力は駆動回路13のTRIG 
1人力に接続されている。駆動回路13に関しては第1
1図に関して説明したので省略する。
ワンショットマルチ283の出力はディケードカウンタ
(例えば東芝製TC40178P> 290.291の
リセット人力に接続されている。ディケードカウンタ2
90のクロック入力には例えば10KHzの一定周波数
のクロック信号が入力されている。ディケードカウンタ
290のQ2出力はクロックイネーブル入力に接続され
ている。クロックイネーブル入力は“1″レベルになる
とクロックによるカウントを禁止するため、次のリセッ
ト入力が来るまでQ2信号を出力し続ける。すなわち、
リセット人力に同期してQl比出力100μseCのパ
ルスを発生するワンショットマルチとして作動している
ことになる。このQ1出力は前述のセレクタ265によ
り所定の気筒に分配され、ピーク値ホールド用のコンデ
ンサ223をショートするためのアナログスイッチ22
6をONする。ディケードカウンタ291 のクロック
入力には前記整形回路270からの角度信号が接続され
ており、Q、(nは角度信号の1回転当りのパルス数に
よって定まる。例えば本実施例の32パルス/力ム1回
転においては、n=5とすればQ、の発生するタイミン
グは、ポンプ吸入行程後となる。)はクロックイネーブ
ル入力に接続されている。この回路も前と同様デジタル
的なワンショットマルチとして作用する。すなわちリセ
ット入力にパルスが入力されてから角度信号nパルス発
生?&Q、、出力が“1”レベルとなる。このQ7出力
はワンショットマルチ292の立上り人力に接続されて
いる。ワンショットマルチ292の出力パルス幅はコン
デンサ293、抵抗294によって決定され、実施例で
は約30μsecとしである。
ワンショットマルチ292の出力は駆動回路13のTR
IG 2人力に接続されており、サイリスクのトリガ信
号となる。駆動回路13の出力にはアクチュエータ9が
接続されている。
上記構成による制御回路12′の作動について第14図
により次に説明する。第14図は作動説明に供する各部
波形の状態を示すグラフである。
ポンププランジャがリフト開始し圧送が始まるとポンプ
室内圧は上昇し始め、その圧力により押圧されて、セン
サ発生電圧も第14図(A)のように0■から上昇して
いく。このセンサ発生電圧は抵抗202 、203によ
り分圧されオペアンプ204によりバッファされてコン
パレータ261に入る。コンパレータ261の出力は第
14図(B)のような圧送期間中“1”レベルとなる信
号となる。この信号の立上りエツジにより、バイナリカ
ウンタ263はカウントアツプし、そのQ、、Q2出力
が気筒毎に切りかわる。このQ、、QZ出力により、ア
ナログスイッチ264 、265 、266がそれぞれ
切りかわる。
アナログスイッチ164のS1〜S4信号は第14図(
C)〜(F)のようになり、ピーク値検出回路220〜
250を制御する。たとえばSlが1”レベルのときに
は、ピーク値検出回路220のアナログスイッチ221
がONとなる。したがってオペアンプ204の出力であ
るセンサ信号がオペアンプ223の非反転入力に接続さ
れる。この電圧はダイオード224を介してコンデンサ
225を充電する。オペアンプ223の入力電圧がコン
デンサ224の電圧より低いとダイオード224は非導
通となりコンデンサ225の電圧はホールドされる。し
たがってコンデンサ225には人力信号のピーク値がホ
ールドされる。このピーク値信号はオペアンプ227か
ら成るパフファアンプにより低インピーダンスでとり出
され(第14図(L))、アナログスイッチ266へ入
る。他の気筒のピーク値信号(第14図(M)、(N)
 、(0))もアナログスイッチ266へ接続されてお
り、先のカウンタ263のQl、Qz信号により所定の
気筒の信号が同期して出力される。この信号は乗算型A
D変換回路278により、エンジン回転、水温に応じた
所定の分圧比に分圧され、基準電圧としてコンパレータ
205へ入る(第14図(P))。コンパレータ205
はセンサ信号が、この基準信号より高くなると出力が“
1”レベルとなり、ワンショットマルチ280をトリガ
する(第14図(Q))。ワンショットマルチ280は
リトリガラブルであり、コンパレータ205の出力は短
パルスのノイズ等が混入しても、除去できる。ワンショ
ットマルチ280のQ出力の立上りでワンショットマル
チ283がトリガされ、そのQ出力は約30μSecの
パルスを発生する。このパルスは第1サイリスクのトリ
ガ信号として駆動回路13へ入る(第14図(G) 、
(R))。さらに、ワンショットマルチ283のQ出力
は、ディケードカウンタ290 、291のリセット端
子に入る。これらディケードカウンタ290 、291
はデジタル的なワンショットマルチで、リセット端子の
信号が“0”レベルになった直後、クロック端子中に人
力されたクロック信号の立上りに同期してパルスを出力
するように作動する。
すなわち、ディケードカウンタ290のQ、出力は第1
サイリスクトリガ信号が発生した直後に短かいパルスを
出力する。この信号は前記アナログスイッチ265によ
り各気筒に分配され(第14図(H)〜(K))、アナ
ログスイッチ226をONL、ピークホールド用コンデ
ンサ225の電荷をショートし、初期状態にする(第1
4図(L)〜(O))。一方、ディケードカウンタ29
1のQ7出力は、第14図(S)のように、リセット端
子の信号(第1サイリスク用トリガ信号)が“0”レベ
ルによってから、角度信号がnだけ(本実施例ではn=
5)人力された時点で1”レベルとなる。すなわち、第
1サイリスタがトリガされてから、角度信号5パルス後
、いいかえるとクランク角で112.5°CA後にディ
ケードカウンタ291のQ、、出力が“1”レベルとな
る。このQ、、信号によりワンショットマルチ292が
トリガされそのQ出力は約30μsecのパルスを発生
する。このQ出力信号は第2サイリスクトリガ信号とし
て駆動回路13に接続されており (第14図(T))
、コンデンサ137の電荷をアクチュエータ9へ戻す(
第14図(U))。駆動回路の作動については先の実施
例で詳述したので省略する。
以上の説明のように、本実施例においては、センサ11
の発生電圧のピーク値を各気筒毎にピークホールドし、
各気筒に同期したそのピーク値を所定の比に分圧した値
を基準電圧として用い、センサ発生電圧と比較して、ア
クチュエータ9の制御信号を発生させているため、ノズ
ル開弁圧の変動、個体間の特性バラツキ、アクチュエー
タの温度特性等を補償でき、常に最適なパイロット噴射
を実現できるという優れた効果を有する。
〔発明の効果〕
以上に説明した様に、本発明の噴射率制御方法および装
置は、要するるこ、アクチュエータの電歪素子とは電気
的に独立したセンサ部11によりポンプ室圧力に応じて
電圧を発生させ、これに基いてアクチュエータの電歪素
子の放電時期を制御する様にしたので、アクチュエータ
の温度特性の影響を受けること無く、サンプルホールド
回路を要すること無(、最適時期にパイロット噴射が行
われる様に噴射率を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃料噴射ポンプに本発明の噴射率制御装置を取
付けたところを示す部分断面図、第2図は電歪アクチュ
エータの圧電素子積層体の斜視図、 第3図は第2図のA−A矢視断面図、 第4図は第2図のB−B矢視断面図、 第5図はアクチュエータの温度特性を示すグラフ、 第6図は制御の一態様を示すダイアグラム、第7図は制
御の他の態様を示すダイアグラム、第8図および第9図
は制御の変化形を示し、第10図はセンサ部11の構成
の変化形を示す部分断面図、 第11図は第6図のB様で制御を行うための制御回路の
構成を示すブロック図、 第12図は第11図の制御回路による各部の作動を示す
ダイアグラム、 第13図は第7図の態様で制御を行うための制御回路の
構成を示すブロック図、 第14図は第13図の制御回路による場合の各部の作動
を示すダイアグラムである。 1・・・噴射ポンプのポンプ部、 3・・・ポンプシリンダ、 4・・・ポンププランジャ、 6・・・可変容積装置、
7・・・ハウジング、     8・・・ピストン、9
・・・電歪式アクチュエータ、 10・・・ばね、       11・・・センサ部、
12・・・制御回路、     13・・・駆動回路。 4・・・ポンププランツヤ 6・・・可変容積装置 6A・・・可変容積室 8・・・ ピストン 9・・・電歪式アクチュエータ 11°°゛センサ部 第2図 第4図 第5図 第6図 夷 7図 −20020406080旬 エンノン冷却水温1 ”Cl 第8図 江    7美    8CX)     γ℃1α℃
エンジン回転数(rρm) 第9図 第10図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.電歪式アクチュエータにより容積変化する可変容積
    室にディーゼルエンジンの燃料噴射装置の燃料噴射ポン
    プのポンプ室を接続し、噴射装置の噴射行程でない時に
    アクチュエータの電歪素子を予め帯電しておき、ポンプ
    室圧力上昇に伴い発生する電荷により電歪素子の電荷を
    増大させ、噴射開始後に電歪素子の電荷を放電させて電
    歪素子を収縮させて可変容積室を膨張させることにより
    パイロット噴射を形成することからなるディーゼルエン
    ジン用燃料噴射装置の噴射率制御方法において、 アクチュエータの電歪素子とは別個の電歪式センサによ
    りポンプ室圧力に応じて電圧を発生させ、前記発生電圧
    に基く所定時期にアクチュエータの電歪素子の電荷を放
    電することを特徴とする噴射率制御方法。
  2. 2.前記放電は、電歪式センサの発生電圧の立上り点か
    ら所定クランク角で行われる特許請求の範囲第1項記載
    の噴射率制御方法。
  3. 3.前記放電は、電歪式センサの発生電圧がそのピーク
    電圧の所定比の値になった時に行われる特許請求の範囲
    第1項記載の噴射率制御方法。
  4. 4.エンジンの冷却液温度に応じて前記比を変えること
    からなる特許請求の範囲第3項記載の噴射率制御方法。
  5. 5.エンジン回転数に応じて前記比を変えることからな
    る特許請求の範囲第3項記載の噴射率制御方法。
  6. 6.燃料を周期的に加圧するポンプ室を有する燃料噴射
    ポンプを備えたディーゼルエンジン用燃料噴射装置にお
    いて、パイロット噴射を行うべく燃料噴射率を制御する
    装置であって、 (イ)噴射ポンプのポンプ室に連通した可変容積室と、 (ロ)電圧変化に応じて伸縮する電歪素子を備え、該電
    歪素子の伸縮に応じて前記可変容積室の容積を増減する
    電歪式アクチュエータと、 (ハ)前記電歪素子と同軸的に配置されポンプ室の圧力
    変化に応じて電圧を出力する電歪式圧力センサと、 (ニ)前記電歪素子の電圧を制御する駆動回路と、(ホ
    )前記駆動回路を制御して噴射行程でない時に予め電歪
    素子を帯電させておき、噴射開始後に前記圧力センサか
    らの出力に基いて所定時期に電歪素子の電荷を放電させ
    る制御回路、とを備えてなる、ディーゼルエンジン用燃
    料噴射装置の噴射率制御装置。
  7. 7.前記制御装置は、圧力センサからの出力電圧の立上
    り点から所定クランク角で電歪素子を放電させる特許請
    求の範囲第6項記載の噴射率制御装置。
  8. 8.前記制御装置は、圧力センサの出力電圧がピーク電
    圧の所定比になった時に電歪素子を放電させる特許請求
    の範囲第6項記載の噴射率制御装置。
  9. 9.前記電歪式圧力センサはアクチュエータの電歪素子
    から独立して交換自在に配置されている特許請求の範囲
    第6項記載の噴射率制御装置。
  10. 10.前記圧力センサは可変容積室のハウジングおよび
    アクチュエータから電気絶縁されている特許請求の範囲
    第9項記載の噴射率制御装置。
JP12023886A 1986-05-27 1986-05-27 デイ−ゼルエンジン用燃料噴射装置の噴射率制御方法および装置 Expired - Lifetime JPH0759912B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992006286A1 (en) * 1990-10-05 1992-04-16 Nippondenso Co., Ltd. Pilot-injection control device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1992006286A1 (en) * 1990-10-05 1992-04-16 Nippondenso Co., Ltd. Pilot-injection control device

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