JPS62278538A - 液晶素子の駆動方法 - Google Patents
液晶素子の駆動方法Info
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- JPS62278538A JPS62278538A JP12157686A JP12157686A JPS62278538A JP S62278538 A JPS62278538 A JP S62278538A JP 12157686 A JP12157686 A JP 12157686A JP 12157686 A JP12157686 A JP 12157686A JP S62278538 A JPS62278538 A JP S62278538A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
本発明は、電子写真方式のプリンタ用ヘッドやディスプ
レイ等に用いられる液晶素子の駆動方法に関する。
レイ等に用いられる液晶素子の駆動方法に関する。
(従来の技術)
液晶素子は従来、直視型の表示素子として精力的に研究
開発が行われ、現在では広く用いられている。一方で液
晶を用いた光変調素子も利用されている。例えば、感光
体への照射光を光変調素子を用いて強度変調し、この結
果得られる感光体上の潜像をトナーを用いて普通紙上に
現像する方式のプリンターが知られている。プリンター
の光源や光変調素子および結像光学系等を含めた部分は
プリンターヘッドと呼ばれている。プリンターヘッドに
用いられる液晶光変調素子は液晶光シャッターとして機
能する。この他にも液晶光変調素子は光学論理素子等に
広く応用されるが、いずれも入射光強度を空間的に変調
する機能を用いるものであり、以下では液晶光変調素子
をプリンターヘッドに用いる場合を例に挙げて説明する
。
開発が行われ、現在では広く用いられている。一方で液
晶を用いた光変調素子も利用されている。例えば、感光
体への照射光を光変調素子を用いて強度変調し、この結
果得られる感光体上の潜像をトナーを用いて普通紙上に
現像する方式のプリンターが知られている。プリンター
の光源や光変調素子および結像光学系等を含めた部分は
プリンターヘッドと呼ばれている。プリンターヘッドに
用いられる液晶光変調素子は液晶光シャッターとして機
能する。この他にも液晶光変調素子は光学論理素子等に
広く応用されるが、いずれも入射光強度を空間的に変調
する機能を用いるものであり、以下では液晶光変調素子
をプリンターヘッドに用いる場合を例に挙げて説明する
。
近年、プリンターに対しては高速・高解像度・低価格・
低騒音・コンパクトさ等の要求が高まりつつあり、それ
に答えてレーザビームプリンター等のノンインパクトプ
リンターが広く使われつつある。このような状況におい
て液晶シャッターアレイを用いた液晶プリンターは特に
その低価格性の故に大きな需要が見込まれ、活発に開発
が進められている。従来、液晶はその応答速度がせいぜ
い数ミリ秒であり、これではA4版で1分間に数枚程度
しかプリントできず、実用とはほど遠いものであった。
低騒音・コンパクトさ等の要求が高まりつつあり、それ
に答えてレーザビームプリンター等のノンインパクトプ
リンターが広く使われつつある。このような状況におい
て液晶シャッターアレイを用いた液晶プリンターは特に
その低価格性の故に大きな需要が見込まれ、活発に開発
が進められている。従来、液晶はその応答速度がせいぜ
い数ミリ秒であり、これではA4版で1分間に数枚程度
しかプリントできず、実用とはほど遠いものであった。
近年、応答速度が速い液晶として強誘電性液晶が開発さ
れ、高速化が図られている。ここで強誘電性液晶の動作
について説明する。強誘電性液晶の高速応答動作はノー
エル・ニー・クラーク(Noel A。
れ、高速化が図られている。ここで強誘電性液晶の動作
について説明する。強誘電性液晶の高速応答動作はノー
エル・ニー・クラーク(Noel A。
C1ark)とスベン・チー・ラゲルバル(Sven
T、 Lagerwall)によって確認された(アプ
ライド・フィツクス・レターズ(Appl、 Phys
、 Lett、 36(1980)899)。すなわち
、強誘電性を示すカイラルスメクチック液晶は第7図に
示すように自発分極121をもった液晶分子122が層
構造をとると同時にら線構造を形成している。このまま
では自発分極121はらせん軸123のまわりに均一に
分布して打消しあっているが、このような液晶を、その
らせん軸と平行な2枚の基板で挾み、がつその間隔、す
なわち液晶の厚さを少なくともらせん構造のピッチ長以
下に薄くする午、液晶分子は自発分極121が基板に対
して垂直となるような2つの配向状態のいずれかに強制
的に配向させられる。°第8図はその様子を示す図であ
り領域Aは自発分極121が下側の基板131に向いた
状態、領域8は自発分極121が上側の基板132に向
いた状態である。
T、 Lagerwall)によって確認された(アプ
ライド・フィツクス・レターズ(Appl、 Phys
、 Lett、 36(1980)899)。すなわち
、強誘電性を示すカイラルスメクチック液晶は第7図に
示すように自発分極121をもった液晶分子122が層
構造をとると同時にら線構造を形成している。このまま
では自発分極121はらせん軸123のまわりに均一に
分布して打消しあっているが、このような液晶を、その
らせん軸と平行な2枚の基板で挾み、がつその間隔、す
なわち液晶の厚さを少なくともらせん構造のピッチ長以
下に薄くする午、液晶分子は自発分極121が基板に対
して垂直となるような2つの配向状態のいずれかに強制
的に配向させられる。°第8図はその様子を示す図であ
り領域Aは自発分極121が下側の基板131に向いた
状態、領域8は自発分極121が上側の基板132に向
いた状態である。
第9図は、基板の上面からみた図であり、領域Aと領域
Bとでは141,142で示すように液晶分子が異なる
配向状態をとっている。例えば、このような状態を2枚
の互いに偏光方向が直交する偏光板で挾み、かつ1枚の
偏光板の偏光方向143を液晶分子142の方向に一致
させて観察すると、領域Aは暗くみえ、領域Bは明るく
みえる。このように、強誘電性を示すカイラルスメクチ
ック液晶を間隙の狭い2枚の基板で挾むと、液晶分子は
光学的に識別される2つの配向状態のいずれかをとるよ
うになる。しかも、強誘電性液晶はその自発分極が外部
電界に直接的に応答して配向する。従って外部から基板
と直交する方向の直流電界を印加して、その向きを反転
すると、それに応じて自発分極の向きが反転する。すな
わち、第9図の領域Aと領域Bとが電気的にスイッチン
グされる訳で、これは2枚の基板の内面に透明電極の類
を形成しておくことによって容易に実現できる。さらに
、この電気的スイッチング現象が自発分極と外部電界と
の直接的な応答によるものであるために、極めて高速で
あり、前述の論文によるとマイクロ秒台の応答速度が確
認されている。
Bとでは141,142で示すように液晶分子が異なる
配向状態をとっている。例えば、このような状態を2枚
の互いに偏光方向が直交する偏光板で挾み、かつ1枚の
偏光板の偏光方向143を液晶分子142の方向に一致
させて観察すると、領域Aは暗くみえ、領域Bは明るく
みえる。このように、強誘電性を示すカイラルスメクチ
ック液晶を間隙の狭い2枚の基板で挾むと、液晶分子は
光学的に識別される2つの配向状態のいずれかをとるよ
うになる。しかも、強誘電性液晶はその自発分極が外部
電界に直接的に応答して配向する。従って外部から基板
と直交する方向の直流電界を印加して、その向きを反転
すると、それに応じて自発分極の向きが反転する。すな
わち、第9図の領域Aと領域Bとが電気的にスイッチン
グされる訳で、これは2枚の基板の内面に透明電極の類
を形成しておくことによって容易に実現できる。さらに
、この電気的スイッチング現象が自発分極と外部電界と
の直接的な応答によるものであるために、極めて高速で
あり、前述の論文によるとマイクロ秒台の応答速度が確
認されている。
また、電圧を除去した後も、電圧印加時の配向状態が、
保持されるという特性が、強誘電性液晶にはある。これ
は通常双安定性と呼ばれる。強誘電性液晶の駆動方法は
この双安定性を利用した時分割駆動が有利であり、種々
の提案がなされている。
保持されるという特性が、強誘電性液晶にはある。これ
は通常双安定性と呼ばれる。強誘電性液晶の駆動方法は
この双安定性を利用した時分割駆動が有利であり、種々
の提案がなされている。
例えば、液晶印加電圧と応答時間との間にはある電圧を
境にして、それ以下では応答時間は電圧の逆数の2乗に
比例しているのに対し、それ以上では電圧の逆数に比例
するという関係があることに注目し、駆動電圧として適
切な電圧を選びその場合の応答に必要な最小時間をパル
ス幅として、パルス状の電圧を液晶に印加して、駆動さ
せる。より具体的には1つの走査時間を書き込み走査と
、消去走査に分け、選択時には書き込み走査と、消去走
査では逆極性の駆動電圧が印加されるようにする。一方
非選択時には、5Vの交流電界を印加する方法に提案さ
れている。
境にして、それ以下では応答時間は電圧の逆数の2乗に
比例しているのに対し、それ以上では電圧の逆数に比例
するという関係があることに注目し、駆動電圧として適
切な電圧を選びその場合の応答に必要な最小時間をパル
ス幅として、パルス状の電圧を液晶に印加して、駆動さ
せる。より具体的には1つの走査時間を書き込み走査と
、消去走査に分け、選択時には書き込み走査と、消去走
査では逆極性の駆動電圧が印加されるようにする。一方
非選択時には、5Vの交流電界を印加する方法に提案さ
れている。
また、第6図に示すような方法も提案されている。これ
は、印加波形の電圧による応答時間の違いを利用したも
のである。つまり印加電圧が低い場合にはパルス幅の時
間内では液晶が十分に応答せず、スイッチングは起らな
い。この性質を利用して第6図に示す走査信号、選択信
号により第6図の口で図んだ波形の電圧を液晶に印加す
る。すなわち、走査時において選択時には電圧の高いパ
ルスを印加し、非選択時にはスイッチングが起こらない
ような電圧の低いパルスを印加する。一方、非走査時に
は、パルスの後半に走査時よりもパルス幅が短く、電圧
の低いパルスを印加して液晶を駆動する方法が提案され
ている。
は、印加波形の電圧による応答時間の違いを利用したも
のである。つまり印加電圧が低い場合にはパルス幅の時
間内では液晶が十分に応答せず、スイッチングは起らな
い。この性質を利用して第6図に示す走査信号、選択信
号により第6図の口で図んだ波形の電圧を液晶に印加す
る。すなわち、走査時において選択時には電圧の高いパ
ルスを印加し、非選択時にはスイッチングが起こらない
ような電圧の低いパルスを印加する。一方、非走査時に
は、パルスの後半に走査時よりもパルス幅が短く、電圧
の低いパルスを印加して液晶を駆動する方法が提案され
ている。
(発明が解決しようとする問題点)
強誘電性液晶を時分割で駆動する場合、駆動させていな
い(走査信号が印加されていない)液晶部分に逆極性の
電界が印加され、選択した状態が保持出来ず、完全な双
安定性が実現出来な(なってしまう。特に、高デユーテ
イの時分割駆動を行おうとする逆極性電界印加の影響が
顕著になり、コントラストの低下をまねき、強誘電性液
晶の利点を十分生かしきれなくなる。
い(走査信号が印加されていない)液晶部分に逆極性の
電界が印加され、選択した状態が保持出来ず、完全な双
安定性が実現出来な(なってしまう。特に、高デユーテ
イの時分割駆動を行おうとする逆極性電界印加の影響が
顕著になり、コントラストの低下をまねき、強誘電性液
晶の利点を十分生かしきれなくなる。
本発明の目的は、上記の欠点を除去して簡単で安価な回
路構成で駆動可能な液晶素子の駆動方法を提供すること
にある。
路構成で駆動可能な液晶素子の駆動方法を提供すること
にある。
(問題点を解決するための具体的手段)本発明は、強誘
電性液晶を用いた液晶素子の駆動方法において、走査時
の選択画素には、第1の時間t1には絶対値が強誘電性
液晶が第1の状態をとる閾値電圧71以上の電圧v1を
印加、あるいは実効値の絶対値が71以上のパルス列を
印加し、第2の時間t2には絶対値が強誘電性液晶が第
2の状態をとる閾値電圧V2以上の電圧v2を前記v1
とは逆の極性にして印加、あるいは実効値の絶対値が7
2以上のパルス列を印加し、走査時の非選択画素には時
間t1に絶対値が71以上の電圧v1を印加し、時間t
2には絶対値がv2より小さい電圧v3を直流的又はt
2よりも短いパルス幅のパルス列として印加し、非走査
時の画素には選択、非選択を問わず両閾値電圧V1、V
2よりも小さい電圧でパルス幅がtlおよびt2より短
い高周波のパルス列を印加する構成とした。
電性液晶を用いた液晶素子の駆動方法において、走査時
の選択画素には、第1の時間t1には絶対値が強誘電性
液晶が第1の状態をとる閾値電圧71以上の電圧v1を
印加、あるいは実効値の絶対値が71以上のパルス列を
印加し、第2の時間t2には絶対値が強誘電性液晶が第
2の状態をとる閾値電圧V2以上の電圧v2を前記v1
とは逆の極性にして印加、あるいは実効値の絶対値が7
2以上のパルス列を印加し、走査時の非選択画素には時
間t1に絶対値が71以上の電圧v1を印加し、時間t
2には絶対値がv2より小さい電圧v3を直流的又はt
2よりも短いパルス幅のパルス列として印加し、非走査
時の画素には選択、非選択を問わず両閾値電圧V1、V
2よりも小さい電圧でパルス幅がtlおよびt2より短
い高周波のパルス列を印加する構成とした。
(作用)
基板上に高分子を塗布したり、ラビング処理、斜方蒸着
等の適切な配向処理を行った2枚の電極基板により形成
された液晶素子中の強誘電性液晶は、第9図に示したよ
うに印加した電圧の極性により2つの状態をとる。強誘
電性液晶ではその状態は電圧除去後も保持され、いわゆ
る双安定性動作を行う。この双安定状態を得るためには
、ある時間である値以上の電圧を印加しなければならず
、閾値電圧が存在する。第9図Aの状態を得るための閾
値電圧をvl、 Bの状態を得るためのそれをv2とす
ると、液晶素子においてAまたはBの状態を得るために
は、それぞれ絶対値がvl、72以上の電圧を液晶に印
加しなければならない。
等の適切な配向処理を行った2枚の電極基板により形成
された液晶素子中の強誘電性液晶は、第9図に示したよ
うに印加した電圧の極性により2つの状態をとる。強誘
電性液晶ではその状態は電圧除去後も保持され、いわゆ
る双安定性動作を行う。この双安定状態を得るためには
、ある時間である値以上の電圧を印加しなければならず
、閾値電圧が存在する。第9図Aの状態を得るための閾
値電圧をvl、 Bの状態を得るためのそれをv2とす
ると、液晶素子においてAまたはBの状態を得るために
は、それぞれ絶対値がvl、72以上の電圧を液晶に印
加しなければならない。
一般に液晶素子を時分割駆動法で駆動しようとする場合
、従来、非走査時には走査時の選択画素に印加された電
圧と逆極性の電圧が印加される。
、従来、非走査時には走査時の選択画素に印加された電
圧と逆極性の電圧が印加される。
これは、双安定動作には、悪影響を与え、選択した状態
が保持されなくなり、光の透過率に変化をきたす。この
悪影響は逆極勢の電圧値及び印加される時間に大きく依
存する。電圧値が大きいほど、印加時間が長いほど悪影
響が現わ−れる。今、走査時の選択画素の状態を第9図
のBの状態とすると、非走査時にはV2と反対極性の電
圧Vが印加される場合があるが、この電圧Vが印加され
る時間が短ければ、液晶素子の応答時間が、印加時間よ
りずっと長くなるため、電圧印加に対して、液晶素子が
十分応答出来ず反対極性の電圧が印加されてもBの状態
が保持される。
が保持されなくなり、光の透過率に変化をきたす。この
悪影響は逆極勢の電圧値及び印加される時間に大きく依
存する。電圧値が大きいほど、印加時間が長いほど悪影
響が現わ−れる。今、走査時の選択画素の状態を第9図
のBの状態とすると、非走査時にはV2と反対極性の電
圧Vが印加される場合があるが、この電圧Vが印加され
る時間が短ければ、液晶素子の応答時間が、印加時間よ
りずっと長くなるため、電圧印加に対して、液晶素子が
十分応答出来ず反対極性の電圧が印加されてもBの状態
が保持される。
本発明では、第2図に示すような液晶素子の駆動方法に
おいて、走査時には、第1図にその一例を示すように、
tlの時間に絶対値がvlより大きいVllを印、加し
て強誘電性液晶をAの状態にする。次のt2の時間にB
の状態を選択する場合は絶対値がv2より大きいV22
をVUとは逆の極性にして印加し、選択しない場合は絶
対値がv2より小さなり3を印加する。ノさらに、非走
査時の場合は選択、非選択を問わず絶対値がvl、v2
よりも小さい電圧の高周波のパルス列を印加する事によ
り、走査時のAまたはBの状態を非走査時も保持出来て
、双安定動作が実現出来る。このような駆動方法を電子
写真方式のプリンターヘッドとして用いれば、非走査時
も走査時の状態を保持しているために、もし走査時が光
を透過する状態に選べば、非走査時にも感光体は感光さ
れている。従って、画素の選択時間t2を短くしても十
分な感光が行われ、時分割駆動をする場合、一つのフレ
ーム周期で、多くの画素を駆動することが可能になり、
デユーティ−比が上がり、駆動のための回路数も少なく
てすくようになる。
おいて、走査時には、第1図にその一例を示すように、
tlの時間に絶対値がvlより大きいVllを印、加し
て強誘電性液晶をAの状態にする。次のt2の時間にB
の状態を選択する場合は絶対値がv2より大きいV22
をVUとは逆の極性にして印加し、選択しない場合は絶
対値がv2より小さなり3を印加する。ノさらに、非走
査時の場合は選択、非選択を問わず絶対値がvl、v2
よりも小さい電圧の高周波のパルス列を印加する事によ
り、走査時のAまたはBの状態を非走査時も保持出来て
、双安定動作が実現出来る。このような駆動方法を電子
写真方式のプリンターヘッドとして用いれば、非走査時
も走査時の状態を保持しているために、もし走査時が光
を透過する状態に選べば、非走査時にも感光体は感光さ
れている。従って、画素の選択時間t2を短くしても十
分な感光が行われ、時分割駆動をする場合、一つのフレ
ーム周期で、多くの画素を駆動することが可能になり、
デユーティ−比が上がり、駆動のための回路数も少なく
てすくようになる。
尚、走査時で非選択の場合の印加電圧波形は第1図Aに
示した以外に第1図B、C,Dのようなものでも原理的
には同じである。又非走査時の印加電圧波形のパルス列
も第1図A以外に第1図Eに示したようなものでもよい
。要はパルス列の電圧の平均値をとると0になるように
パルス列を選んであればよい。
示した以外に第1図B、C,Dのようなものでも原理的
には同じである。又非走査時の印加電圧波形のパルス列
も第1図A以外に第1図Eに示したようなものでもよい
。要はパルス列の電圧の平均値をとると0になるように
パルス列を選んであればよい。
また、走査時の選択画素に印加する電圧がパルス列、あ
るいはt入時間(tA < tx)だけ電圧を印加する
のでもよい。但しこれらの場合は実効値(又は平均値)
が基準を満すようにする必要がある。
るいはt入時間(tA < tx)だけ電圧を印加する
のでもよい。但しこれらの場合は実効値(又は平均値)
が基準を満すようにする必要がある。
以下、本発明の実施例を挙げて、詳細に説明する。
(実施例1)
第2図は本発明の駆動方法を用いて駆動する液晶素子の
図で、A−A’ の位置での断面図が第3図になってい
る。配向膜19としてポリイミドを塗布した電極基板を
ラビングし、スペーサー18を介して2pmの間隔で基
板11.20を接着し、液晶材13としてチッソ社C8
−1013を充填しである。走査電極15は1mmあた
り16本形成されていて、1ノ4デユーティ−の時分割
駆動で駆動するため、選択電極14は1本で4本の走査
電極と対向する形状になっている。さらに、素子は2枚
の偏光板12で挾まれている。
図で、A−A’ の位置での断面図が第3図になってい
る。配向膜19としてポリイミドを塗布した電極基板を
ラビングし、スペーサー18を介して2pmの間隔で基
板11.20を接着し、液晶材13としてチッソ社C8
−1013を充填しである。走査電極15は1mmあた
り16本形成されていて、1ノ4デユーティ−の時分割
駆動で駆動するため、選択電極14は1本で4本の走査
電極と対向する形状になっている。さらに、素子は2枚
の偏光板12で挾まれている。
この素子に第4図に示す信号の様な電圧波形でVo=1
0とした波形を走査電極駆動回路17、および信号電極
駆動回路16で発生し、走査電極15、信号電極14に
印加して駆動した。すると液晶には走査時の選択画素に
は一30V、30Vでパルス幅tl=t2=62゜51
18の矩形波が、走査時の非選択画素には一30■。
0とした波形を走査電極駆動回路17、および信号電極
駆動回路16で発生し、走査電極15、信号電極14に
印加して駆動した。すると液晶には走査時の選択画素に
は一30V、30Vでパルス幅tl=t2=62゜51
18の矩形波が、走査時の非選択画素には一30■。
10Vでパルス幅tl=t2=62.5¥15の矩形波
が、非走査時の選択画素にはtlの時間に0.−20V
のパルス列が、t2の時間に0,20Vのパルス列が、
非走査時の非選択画素には0.−20Vのパルス列が印
加される(第4図の口で図まれな部分の波形である)。
が、非走査時の選択画素にはtlの時間に0.−20V
のパルス列が、t2の時間に0,20Vのパルス列が、
非走査時の非選択画素には0.−20Vのパルス列が印
加される(第4図の口で図まれな部分の波形である)。
液晶素子は30Vが印加された場合に、光を透過させる
状態になるように偏光板の角度を選ぶと、非走査時にも
光を透過させる状態が保持されており、良好な双安定性
動作が得られた。
状態になるように偏光板の角度を選ぶと、非走査時にも
光を透過させる状態が保持されており、良好な双安定性
動作が得られた。
この素子をプリンターヘッドに用いた周知の構成の電子
写真方式のプリンターを構成すると、良好な双安定動作
を行う素子なので、非走査時にも感光体が感光されて、
コントラストの良い鮮明な印刷が毎分12枚可能である
。本発明の液晶素子は1/4デユーティ一時分割駆動な
ので、回路数も少なくてすみ、低価格のプリンターが実
現される。
写真方式のプリンターを構成すると、良好な双安定動作
を行う素子なので、非走査時にも感光体が感光されて、
コントラストの良い鮮明な印刷が毎分12枚可能である
。本発明の液晶素子は1/4デユーティ一時分割駆動な
ので、回路数も少なくてすみ、低価格のプリンターが実
現される。
(実施例2)
実施例1と同じ素子構成して第5図に示す様な電圧波形
でVo=10とした波形を走査電極、信号電極に印加し
て駆動した。この駆動波形は、実施例1と比較すると、
信号電極14、走査電極15に印加される信号波形は違
うが、液晶に印加される波形(第5図口で図まれだ波形
)は第1の実施例と全く等しくなり、実施例1と同様に
安定な双安定性動作を行うことが確認できた。
でVo=10とした波形を走査電極、信号電極に印加し
て駆動した。この駆動波形は、実施例1と比較すると、
信号電極14、走査電極15に印加される信号波形は違
うが、液晶に印加される波形(第5図口で図まれだ波形
)は第1の実施例と全く等しくなり、実施例1と同様に
安定な双安定性動作を行うことが確認できた。
(実施例3)
第2図に示した液晶素子と同様な素子構成で、1/32
デユーティ一時分割駆動用の液晶素子(1つの信号電極
に対し、16個の走査電極が対向する)を作製し実施例
1の駆動波形を高周波にした電圧波形を用いて1132
デユーティ−で動作させると良好な双安定動作が得られ
る。具体的に述べると、走査電極15、信号電極14に
印加されるパルス幅を6.25psにすると、(ただし
、非走査時は62.5μs)液晶にも非走査時には同じ
パルス幅の電圧波形が印加され、デユーティ−比を11
32にしても、非走査時の光透過率のレベルは走査時の
レベルを保持しており、コントラミドの低下を生じない
。
デユーティ一時分割駆動用の液晶素子(1つの信号電極
に対し、16個の走査電極が対向する)を作製し実施例
1の駆動波形を高周波にした電圧波形を用いて1132
デユーティ−で動作させると良好な双安定動作が得られ
る。具体的に述べると、走査電極15、信号電極14に
印加されるパルス幅を6.25psにすると、(ただし
、非走査時は62.5μs)液晶にも非走査時には同じ
パルス幅の電圧波形が印加され、デユーティ−比を11
32にしても、非走査時の光透過率のレベルは走査時の
レベルを保持しており、コントラミドの低下を生じない
。
比較のために従来知られている第6図に示す駆動波形を
用いて、1132デユーティ一時分割駆動を行った。具
体的には、液晶には、走査時の選択画素にバーv66=
−30V、V44=30Vでパルス幅62.5psの矩
形波を非選択画素には−v66 = −30V、V55
: 20Vでパルス幅62−5psの矩形波を、また
非走査時の選択画素にはt2に相当する時間(V44−
V55)== IOV、62.5psのパルス列を、
非選択画素にはt2に相当する時間(V55−V44)
=−10V、6.25psノパルス列を印加して時分割
駆動を行った。すなわち、tlに相当する時間には、マ
イナス極性の高周波パルスの代りに電圧を0とする方法
である。このような従来の駆動方法では、コントラスト
の低下がみられる。これは、電圧Oにおいては非選択画
素(第7図Aの配向領域)の透過光レベルがV22印加
時のレベルに比べてわずかながらも上昇するためである
。
用いて、1132デユーティ一時分割駆動を行った。具
体的には、液晶には、走査時の選択画素にバーv66=
−30V、V44=30Vでパルス幅62.5psの矩
形波を非選択画素には−v66 = −30V、V55
: 20Vでパルス幅62−5psの矩形波を、また
非走査時の選択画素にはt2に相当する時間(V44−
V55)== IOV、62.5psのパルス列を、
非選択画素にはt2に相当する時間(V55−V44)
=−10V、6.25psノパルス列を印加して時分割
駆動を行った。すなわち、tlに相当する時間には、マ
イナス極性の高周波パルスの代りに電圧を0とする方法
である。このような従来の駆動方法では、コントラスト
の低下がみられる。これは、電圧Oにおいては非選択画
素(第7図Aの配向領域)の透過光レベルがV22印加
時のレベルに比べてわずかながらも上昇するためである
。
このようにして、非走査時に高周波のパルス列が印加さ
せるようにして、0を含む一定の電圧が印加される時間
が長時間続かないようにした本発明の駆動方法では、双
安定動作が改善されることが確認される。
せるようにして、0を含む一定の電圧が印加される時間
が長時間続かないようにした本発明の駆動方法では、双
安定動作が改善されることが確認される。
なお、非走査時の高周波パルス列は印加電圧が自発分極
に作用して液晶分子配向を変化させることがないように
するためのものであり、従来知られている様な液晶の誘
電異方性との作用によって液晶分子を配向させるもので
はないので、本発明の駆動方法が液晶の誘電異方性の正
負にかかわらず有効であることは言うまでもない。
に作用して液晶分子配向を変化させることがないように
するためのものであり、従来知られている様な液晶の誘
電異方性との作用によって液晶分子を配向させるもので
はないので、本発明の駆動方法が液晶の誘電異方性の正
負にかかわらず有効であることは言うまでもない。
(発明の効果)
以上述べたように、本発明によれば良好な双安定動作で
、高デユーティ−の時分割駆動が行える。更に、回路数
が少なくなり、駆動回路の安価な液晶素子が得られる。
、高デユーティ−の時分割駆動が行える。更に、回路数
が少なくなり、駆動回路の安価な液晶素子が得られる。
第1図は本発明の駆動方法の印加電圧波形を示す図、第
2図は本発明の方法を適用した装置を示す部分破断斜視
図(回路16.17はブロック図で表わしである)、第
3図は第1図の線A−A’ を通り偏光板12の上面
に垂直な面における第2図の断面図であり、第2図及び
第3図において11.20は対向基板、12は偏光板、
13は強誘電性液晶、14は信号電極、15は走査電極
、16は信号電極駆動回路、17は走査電極駆動回路、
18はスペーサ、19は配向膜である。第4図、第5図
、第6図は実施例の液晶素子駆動波形を示す図、第7図
は強誘電性液晶分子のらせん配列状態を示す模式図であ
る。第8図および第9図は2枚の基板間の強誘電性液晶
分子の配向状態を模式的に示す側面図および平面図であ
り、これらの図において121は自発分極、122,1
41,142は液晶分子、123はらせん軸、131,
132は基板である。 ゛ノ踵、5・: \−〜 第1図 第1図 ■2−−−−−−−−−−−−−−− V2−−−−−−−−−−−−−−− V2−−−−−−−−−−−−−−−−V2−−−−−
−m−−−−−−−− V、−−−−−−一−−−−−−−− 第2図 走査電極 第3図 スペーサー 13液晶材 第7図 第8図 基板 第9図
2図は本発明の方法を適用した装置を示す部分破断斜視
図(回路16.17はブロック図で表わしである)、第
3図は第1図の線A−A’ を通り偏光板12の上面
に垂直な面における第2図の断面図であり、第2図及び
第3図において11.20は対向基板、12は偏光板、
13は強誘電性液晶、14は信号電極、15は走査電極
、16は信号電極駆動回路、17は走査電極駆動回路、
18はスペーサ、19は配向膜である。第4図、第5図
、第6図は実施例の液晶素子駆動波形を示す図、第7図
は強誘電性液晶分子のらせん配列状態を示す模式図であ
る。第8図および第9図は2枚の基板間の強誘電性液晶
分子の配向状態を模式的に示す側面図および平面図であ
り、これらの図において121は自発分極、122,1
41,142は液晶分子、123はらせん軸、131,
132は基板である。 ゛ノ踵、5・: \−〜 第1図 第1図 ■2−−−−−−−−−−−−−−− V2−−−−−−−−−−−−−−− V2−−−−−−−−−−−−−−−−V2−−−−−
−m−−−−−−−− V、−−−−−−一−−−−−−−− 第2図 走査電極 第3図 スペーサー 13液晶材 第7図 第8図 基板 第9図
Claims (1)
- 強誘電性液晶を用いた液晶素子の駆動方法において走査
時の選択画素には、第1の時間t_1には絶対値が強誘
電性液晶が第1の状態をとる閾値電圧V_1以上の電圧
v_1を印加、あるいは実効値の絶対値がV_1以上の
パルス列を印加し、第2の時間t_2には絶対値が強誘
電性液晶が第2の状態をとる閾値電圧V_2以上の電圧
v_2を前記v_1とは逆の極性にして印加、あるいは
実効値の絶対値がV_2以上のパルス列を印加し、走査
時の非選択画素には時間t_1に絶対値がV_1以上の
電圧v_1を印加し、時間t_2には絶対値がV_2よ
り小さい電圧v_3を直流的又はt_2よりも短いパル
ス幅のパルス列として印加し、非走査時の画素には選択
、非選択を問わず両閾値電圧V_1、V_2よりも小さ
い電圧でパルス幅がt_1およびt_2より短い高周波
パルス列を印加することを特徴とする液晶素子の駆動方
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12157686A JPS62278538A (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 液晶素子の駆動方法 |
US07/054,386 US4859035A (en) | 1986-05-26 | 1987-05-26 | Ferroelectric liquid crystal light shutter device and method of controlling the driving of the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12157686A JPS62278538A (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 液晶素子の駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62278538A true JPS62278538A (ja) | 1987-12-03 |
Family
ID=14814655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12157686A Pending JPS62278538A (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 液晶素子の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62278538A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60156046A (ja) * | 1984-01-23 | 1985-08-16 | Canon Inc | 液晶装置 |
JPS6122325A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-01-30 | Canon Inc | 光学変調素子の駆動法 |
JPS61246723A (ja) * | 1985-04-24 | 1986-11-04 | Canon Inc | 液晶装置 |
-
1986
- 1986-05-26 JP JP12157686A patent/JPS62278538A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60156046A (ja) * | 1984-01-23 | 1985-08-16 | Canon Inc | 液晶装置 |
JPS6122325A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-01-30 | Canon Inc | 光学変調素子の駆動法 |
JPS61246723A (ja) * | 1985-04-24 | 1986-11-04 | Canon Inc | 液晶装置 |
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