JPS62278457A - 血液型判定方法 - Google Patents
血液型判定方法Info
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- JPS62278457A JPS62278457A JP12130686A JP12130686A JPS62278457A JP S62278457 A JPS62278457 A JP S62278457A JP 12130686 A JP12130686 A JP 12130686A JP 12130686 A JP12130686 A JP 12130686A JP S62278457 A JPS62278457 A JP S62278457A
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は血液型の判定方法、特に血球試料を用い、免疫
反応に基いて血液型を判定する方法に関するものである
。
反応に基いて血液型を判定する方法に関するものである
。
現在、病院や血液検査センタ等で行なわれている血液型
の判定は用手法および自動法共に血球凝集反応によって
いる。例えばABO式の血液型の判定を行なう場合には
、血球試料を2本の試験管またはマイクロプレートの2
つのウェルに分注した後、A型血球と特異的に反応する
抗A抗体試薬と、B型血球と特異的に反応する抗B抗体
試薬とをそれぞれ分注して混合し、混合後1〜2時間静
置した後、血球の凝集の存無を肉眼若しくは顕微鏡下で
観察したり、光電装置により自動的に検出している。こ
の場合、抗A抗体または抗B抗体を加えることにより血
球が凝集する試料はA型またはB型であり、抗A抗体お
よび抗B抗体を加えることにより血球が共に凝集する試
料はAB型であり、両者とも凝集しない試料は0型であ
ると判定する。
の判定は用手法および自動法共に血球凝集反応によって
いる。例えばABO式の血液型の判定を行なう場合には
、血球試料を2本の試験管またはマイクロプレートの2
つのウェルに分注した後、A型血球と特異的に反応する
抗A抗体試薬と、B型血球と特異的に反応する抗B抗体
試薬とをそれぞれ分注して混合し、混合後1〜2時間静
置した後、血球の凝集の存無を肉眼若しくは顕微鏡下で
観察したり、光電装置により自動的に検出している。こ
の場合、抗A抗体または抗B抗体を加えることにより血
球が凝集する試料はA型またはB型であり、抗A抗体お
よび抗B抗体を加えることにより血球が共に凝集する試
料はAB型であり、両者とも凝集しない試料は0型であ
ると判定する。
上゛述した従来の血液型判定方法では、血球試料と抗体
試薬とを混合した後、浮遊状態にある血球が沈澱して凝
集パターンが形成されるまで長時間静置する必要がある
ため、判定に1時間以上と云った長時間を要する欠点が
ある。また、凝集パターンが時間とともに見分けにくく
なったり、僅かな振動によって崩れたりするため、凝集
パターンから凝集であるか非凝集であるかを判断するこ
とが困難となり、判定精度が低下し、信頼性が損われる
欠点もある。特に、自動判定を行なうような場合、反応
容器やマイクロプレートを振動を抑えながら搬送する必
要があり、設計が面倒となったり、構成が複雑となった
りする欠点がある。さらに従来の判定方法では血球試料
を2つの反応容器に分け、それぞれに特定の抗体試薬を
分注する必要があるため、必要な反応容器の個数が多く
なるとともに試薬分注作業も面倒となる。このことは特
に自動血液型判定装置を実現する場合に不利となる。
試薬とを混合した後、浮遊状態にある血球が沈澱して凝
集パターンが形成されるまで長時間静置する必要がある
ため、判定に1時間以上と云った長時間を要する欠点が
ある。また、凝集パターンが時間とともに見分けにくく
なったり、僅かな振動によって崩れたりするため、凝集
パターンから凝集であるか非凝集であるかを判断するこ
とが困難となり、判定精度が低下し、信頼性が損われる
欠点もある。特に、自動判定を行なうような場合、反応
容器やマイクロプレートを振動を抑えながら搬送する必
要があり、設計が面倒となったり、構成が複雑となった
りする欠点がある。さらに従来の判定方法では血球試料
を2つの反応容器に分け、それぞれに特定の抗体試薬を
分注する必要があるため、必要な反応容器の個数が多く
なるとともに試薬分注作業も面倒となる。このことは特
に自動血液型判定装置を実現する場合に不利となる。
本発明の目的は上述した欠点を除去し、血球試料と複数
の抗体試薬とを一つの反応容器に入れて混合して免疫反
応を行なわせ、凝集パターンを形成することなく血球に
結合した標識物質を検知して血液型の判定を行なうこと
により、判定時間を大幅に短縮することができ、しかも
必要とする反応容器の個数も少なくすることができ、さ
らに判定の精度および信頬度を向上することができる血
液型の判定方法を提供しようとするものである。
の抗体試薬とを一つの反応容器に入れて混合して免疫反
応を行なわせ、凝集パターンを形成することなく血球に
結合した標識物質を検知して血液型の判定を行なうこと
により、判定時間を大幅に短縮することができ、しかも
必要とする反応容器の個数も少なくすることができ、さ
らに判定の精度および信頬度を向上することができる血
液型の判定方法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決すべき手段および作用〕本発明による血
液型判定方法は、血液型を判定すべき血球試料に、それ
ぞれ異なる標識物質で標識された複数の抗体試薬を加え
て抗原−抗体反応を行なわせ、血球に結合していない抗
体試薬を除去して得られる血球浮遊液をカラムまたはフ
ローセルに導き、血球に結合した標識物質を検知するこ
とにより血液型を判定することを特徴とするものである
。
液型判定方法は、血液型を判定すべき血球試料に、それ
ぞれ異なる標識物質で標識された複数の抗体試薬を加え
て抗原−抗体反応を行なわせ、血球に結合していない抗
体試薬を除去して得られる血球浮遊液をカラムまたはフ
ローセルに導き、血球に結合した標識物質を検知するこ
とにより血液型を判定することを特徴とするものである
。
第1図は本発明による血液型判定方法の順次の工程を示
す概念図である。先ず反応容器l内に血液型を判定すべ
き血球試料2を収容し、これに第1の標識物質で標識し
た抗A抗体試薬3および第2の標識物質で標識した抗B
抗体試薬4を分注して混合し、抗原−抗体反応を行なわ
せる。今、血球試料2がA型であるとすると、その血球
表面に抗A抗体が結合する。すなわち第1図に模式的に
示すようにこの抗A抗体は第1の標識物質しで標識され
ているので、この第1標識物質が抗原−抗体複合体Cを
介して血球Rに選択的に結合されることになる。次にB
−F分離を行なって血球に結合しない抗B抗体試薬およ
び血球に結合しなかった抗A抗体試薬を取り除く。この
B−F分離は、例えば遠心操作で行なうことができる。
す概念図である。先ず反応容器l内に血液型を判定すべ
き血球試料2を収容し、これに第1の標識物質で標識し
た抗A抗体試薬3および第2の標識物質で標識した抗B
抗体試薬4を分注して混合し、抗原−抗体反応を行なわ
せる。今、血球試料2がA型であるとすると、その血球
表面に抗A抗体が結合する。すなわち第1図に模式的に
示すようにこの抗A抗体は第1の標識物質しで標識され
ているので、この第1標識物質が抗原−抗体複合体Cを
介して血球Rに選択的に結合されることになる。次にB
−F分離を行なって血球に結合しない抗B抗体試薬およ
び血球に結合しなかった抗A抗体試薬を取り除く。この
B−F分離は、例えば遠心操作で行なうことができる。
このようにして結合していないフリーな抗体試薬を除去
して得られる血球浮遊液5を次にフローセル6に供給し
、ここで標識物質の同定を行なう。第1図では標識物質
として異なる吸収波長を有する色素をそれぞれ抗A抗体
および抗B抗体に結合した場合を示し、それぞれ前記具
なる色素の吸収波長を有する2つの光源7および8から
放射される光ビームをフローセル6に投射し、その透過
光を2つの受光器9および10でそれぞれ受光する。例
えば血球に抗A抗体が結合されている場合にはその標識
色素は光源7から放射される光ビームを吸収するが、光
tA8から放射される光ビームは吸収しない。
して得られる血球浮遊液5を次にフローセル6に供給し
、ここで標識物質の同定を行なう。第1図では標識物質
として異なる吸収波長を有する色素をそれぞれ抗A抗体
および抗B抗体に結合した場合を示し、それぞれ前記具
なる色素の吸収波長を有する2つの光源7および8から
放射される光ビームをフローセル6に投射し、その透過
光を2つの受光器9および10でそれぞれ受光する。例
えば血球に抗A抗体が結合されている場合にはその標識
色素は光源7から放射される光ビームを吸収するが、光
tA8から放射される光ビームは吸収しない。
したがって受光器9からの出力信号は小さく、受光器1
0からの出力信号は大きい。これらの出力信号を信号処
理回路spcに供給して適当に処理することにより、血
液型を判定することができる。
0からの出力信号は大きい。これらの出力信号を信号処
理回路spcに供給して適当に処理することにより、血
液型を判定することができる。
この判定のアルゴリズムを次表に示す。
H:受光器出力レベル高
L:受光器出力レベル低
以上のように本発明によれば、沈降した血球粒子によっ
て凝集パターンを作り、これを検出して血液型を判定す
るものではないので、判定時間を大幅に短縮することが
できるとともに判定精度を向上することができる。
て凝集パターンを作り、これを検出して血液型を判定す
るものではないので、判定時間を大幅に短縮することが
できるとともに判定精度を向上することができる。
第2図は本発明の血液型判定方法の一実施例の構成を示
すものである。本例ではABO式の血液型判定を行なう
ものとし、血球試料12を収容する反応容器11に、A
型の抗原を有する血球と特異的に抗原−抗体反応を起こ
す抗A抗体に標1に物質として488nmの光を吸収し
て緑色の螢光を発するF I T C(fluores
cein 1sothiocyanate)色素(螢光
物質)を結合した第1の試薬13を分注器14により所
定量分注するとともにB型血球と特異的に反応する抗B
抗体に標i物質として582nmの光を吸収して赤色螢
光を発するT R(texas red)色素(螢光物
質)を結合した第2試薬15を分注器16により所定量
分注し、攪拌混合して抗原−抗体反応を行なわせる。こ
の反応時間は例えば30分とすることができる。次に反
応容器12を遠心装置17に導き遠心を行なって、血球
に結合した標識抗体と血球に結合していない標識抗体と
を分離して、B−F分離を行なう。このようにしてフリ
ーな標識抗体を除去した血球浮遊液18を作成し、これ
を次にポンプ19によりフローサイトメータ20に供給
する。
すものである。本例ではABO式の血液型判定を行なう
ものとし、血球試料12を収容する反応容器11に、A
型の抗原を有する血球と特異的に抗原−抗体反応を起こ
す抗A抗体に標1に物質として488nmの光を吸収し
て緑色の螢光を発するF I T C(fluores
cein 1sothiocyanate)色素(螢光
物質)を結合した第1の試薬13を分注器14により所
定量分注するとともにB型血球と特異的に反応する抗B
抗体に標i物質として582nmの光を吸収して赤色螢
光を発するT R(texas red)色素(螢光物
質)を結合した第2試薬15を分注器16により所定量
分注し、攪拌混合して抗原−抗体反応を行なわせる。こ
の反応時間は例えば30分とすることができる。次に反
応容器12を遠心装置17に導き遠心を行なって、血球
に結合した標識抗体と血球に結合していない標識抗体と
を分離して、B−F分離を行なう。このようにしてフリ
ーな標識抗体を除去した血球浮遊液18を作成し、これ
を次にポンプ19によりフローサイトメータ20に供給
する。
このフローサイトメータ20そのものは既知のものであ
るので単にブロックとして示すが、上述したように標識
物質としてFITCとTRを用いる場合には光源として
波長488nmのレーザビームを放射するレーザと、5
B2nmのレーザビームを放射するレーザとを用い、緑
色螢光および赤色螢光をそれぞれ別々の螢光検出器で検
出するものである。
るので単にブロックとして示すが、上述したように標識
物質としてFITCとTRを用いる場合には光源として
波長488nmのレーザビームを放射するレーザと、5
B2nmのレーザビームを放射するレーザとを用い、緑
色螢光および赤色螢光をそれぞれ別々の螢光検出器で検
出するものである。
このようにしてフローサイトメータ20の2つの螢光検
出器から得られる出力信号を信号処理回路21に供給し
て血液型の判定を行ない、判定結果をプリンタ22で出
力したりモニタ23上に映出したりする。この場合の血
液型判定のアルゴリズムを次表に示す。
出器から得られる出力信号を信号処理回路21に供給し
て血液型の判定を行ない、判定結果をプリンタ22で出
力したりモニタ23上に映出したりする。この場合の血
液型判定のアルゴリズムを次表に示す。
H:検出器出力レベル高
L:検出器出力レベル低
上述した実施例では標識物質としてFITCとTRを用
いたが、2種類の色素としてFITCとP E (ph
ycoerythrin)を用い、シングルレーザで分
析することもできる。この場合のフローサイトメータの
構成を第3図に線図的に示す。
いたが、2種類の色素としてFITCとP E (ph
ycoerythrin)を用い、シングルレーザで分
析することもできる。この場合のフローサイトメータの
構成を第3図に線図的に示す。
カラム31を垂直に配置し、B−F分離した血球浮遊液
をこのカラムを経て流下させる(第3図では紙面の上方
から下方)。このカラム31にはアルゴンレーザ32か
ら放射される488nmの励起用レーザビームを集光レ
ンズ33を介して投射する。
をこのカラムを経て流下させる(第3図では紙面の上方
から下方)。このカラム31にはアルゴンレーザ32か
ら放射される488nmの励起用レーザビームを集光レ
ンズ33を介して投射する。
FITCは488nraのレーザビームで励起されて緑
色の螢光を発し、PEは488na+のレーザビームで
励起されて568rvを中心波長とする橙色の螢光を発
する。これらの螢光を各別に検出するために、カラム3
1からの螢光を520na+以上の波長の光を通すフィ
ルタ34を経てグイクロイックミラー35に入射させる
。このグイクロイックミラーは560na以上の波長の
螢光を反射し、それ以下の波長の螢光を透過するものと
する。FITCによる螢光の波長は520〜550nm
であるので、このダイクロインクミラー35を透過し、
520〜550nn+の波長の光を選択的に通すフィル
タ36を透過してFITC検出器37に入射する。一方
、PEによる螢光の中心波長は568nmであるので、
グイクロイックミラー35で反射され、560nm以上
の波長を有する光を透過するフィルタ38を経てPE検
出器39に入射する。
色の螢光を発し、PEは488na+のレーザビームで
励起されて568rvを中心波長とする橙色の螢光を発
する。これらの螢光を各別に検出するために、カラム3
1からの螢光を520na+以上の波長の光を通すフィ
ルタ34を経てグイクロイックミラー35に入射させる
。このグイクロイックミラーは560na以上の波長の
螢光を反射し、それ以下の波長の螢光を透過するものと
する。FITCによる螢光の波長は520〜550nm
であるので、このダイクロインクミラー35を透過し、
520〜550nn+の波長の光を選択的に通すフィル
タ36を透過してFITC検出器37に入射する。一方
、PEによる螢光の中心波長は568nmであるので、
グイクロイックミラー35で反射され、560nm以上
の波長を有する光を透過するフィルタ38を経てPE検
出器39に入射する。
したがって、血球試料がA型であり、FITCで標識し
た抗A抗体が血球試料と結合している場合にはF IT
C検出器37からの出力信号は高レベルとなるが、PE
で標識した抗B抗体は血球に結合されていないとともに
血球浮遊液中にも存在していないのでPE検出器39の
出力信号は低レベルとなる。したがって上述した実施例
と同様のアルゴリズムにしたがって血液型の判定を行な
うことができる。
た抗A抗体が血球試料と結合している場合にはF IT
C検出器37からの出力信号は高レベルとなるが、PE
で標識した抗B抗体は血球に結合されていないとともに
血球浮遊液中にも存在していないのでPE検出器39の
出力信号は低レベルとなる。したがって上述した実施例
と同様のアルゴリズムにしたがって血液型の判定を行な
うことができる。
本発明は上述した実施例にのみ限定されるものではなく
、幾多の変形が可能である。例えば上述した実施例では
標識物質として特定の波長を吸収して特定の波長の螢光
を発する螢光物質を用いたが、特定の波長の光を吸収す
る色素、放射性物質または酵素反応に関係する物質を使
用することもできる。
、幾多の変形が可能である。例えば上述した実施例では
標識物質として特定の波長を吸収して特定の波長の螢光
を発する螢光物質を用いたが、特定の波長の光を吸収す
る色素、放射性物質または酵素反応に関係する物質を使
用することもできる。
次に標識物質として酵素反応と関連する基質を用いる本
発明の血液型判定方法の一例を説明する。
発明の血液型判定方法の一例を説明する。
この場合には、抗A抗体にOPD
(orthophenilenediamine)基質
を結合し、抗B抗体にABTS (PODに構造の類似
した基質)を結合した試薬をそれぞれ用いる。これらの
試薬を血球試料とともに反応容器に分注し、混合して抗
原−抗体反応を行なわせる。次にB−F分離して得られ
る血球浮遊液を、内壁にp Q D (peroxid
ase)酵素を固相化したカラムまたはフローセルに供
給する。この場合、血球にOPDが結合されていると1
1□0□の存在下でPODと酵素反応し、492nmの
吸収波長を有する発色反応が行なわれる。また、血球に
ABTSが結合している場合には410nmの吸収波長
を有する発色反応が行なわれる。さらに血球にOPDお
よびABTSの双方が結合されている場合には、410
nraおよび492nmの2つの吸収ピークを有する発
色反応が行なわれ、いずれの酵素も結合していない場合
には発色反応は起らない。
を結合し、抗B抗体にABTS (PODに構造の類似
した基質)を結合した試薬をそれぞれ用いる。これらの
試薬を血球試料とともに反応容器に分注し、混合して抗
原−抗体反応を行なわせる。次にB−F分離して得られ
る血球浮遊液を、内壁にp Q D (peroxid
ase)酵素を固相化したカラムまたはフローセルに供
給する。この場合、血球にOPDが結合されていると1
1□0□の存在下でPODと酵素反応し、492nmの
吸収波長を有する発色反応が行なわれる。また、血球に
ABTSが結合している場合には410nmの吸収波長
を有する発色反応が行なわれる。さらに血球にOPDお
よびABTSの双方が結合されている場合には、410
nraおよび492nmの2つの吸収ピークを有する発
色反応が行なわれ、いずれの酵素も結合していない場合
には発色反応は起らない。
したがってカラムまたはフローセル内での発色反応を比
色測定することにより血液型の判定を行なうことができ
る。この場合の判定アルゴリズムを次表に示す。
色測定することにより血液型の判定を行なうことができ
る。この場合の判定アルゴリズムを次表に示す。
o −・ 発色反応有り
× −・・ 発色反応無し
酵素反応を利用する血液型判定においては上述したよう
に吸収波長の異なる発色反応を行なう酵素で標識した試
薬を用いるが、上述したOPDおよびABTSの他に4
36nmの吸収波長を呈するグアイアコール(guai
acol)酵素を用いることもできる。
に吸収波長の異なる発色反応を行なう酵素で標識した試
薬を用いるが、上述したOPDおよびABTSの他に4
36nmの吸収波長を呈するグアイアコール(guai
acol)酵素を用いることもできる。
また、標識物質として酵素を用いる代りに基質を用いる
こともでき、この場合には酵素を加えて酵素反応を行わ
せた後、比色測定を行なえばよい。
こともでき、この場合には酵素を加えて酵素反応を行わ
せた後、比色測定を行なえばよい。
さらに上述した例では抗A抗体と抗B抗体とを試薬とし
て用いたが、抗体として同種の血液型に対するものを複
数種混合して用いることで感度が上がることが知られて
おり、凝集反応では不安定であった亜型も高い精度で判
定することができる。
て用いたが、抗体として同種の血液型に対するものを複
数種混合して用いることで感度が上がることが知られて
おり、凝集反応では不安定であった亜型も高い精度で判
定することができる。
上述したように本発明によれば、それぞれ異なる標識物
質で標識した複数種の抗体試薬を血球試料と混合して抗
原−抗体反応を行なわせ、B−F分離後の血球浮遊液を
カラムまたはフローセルに供給し、血球に結合された標
識物質を検出することによって血液型の判定を行なうも
のであるから、不安定な凝集パターンを形成し、これを
検出する従来の方法に比べ反応時間は大幅に短縮される
とともに判定誤差が減少し、判定精度および信頼性が向
上することになる。また、1つの反応容器に血球試料と
全試薬とを分注するため反応容器の個数は少なくて足り
るとともに判定装置を構成する場合に反応系の構成を節
潔とすることができる。
質で標識した複数種の抗体試薬を血球試料と混合して抗
原−抗体反応を行なわせ、B−F分離後の血球浮遊液を
カラムまたはフローセルに供給し、血球に結合された標
識物質を検出することによって血液型の判定を行なうも
のであるから、不安定な凝集パターンを形成し、これを
検出する従来の方法に比べ反応時間は大幅に短縮される
とともに判定誤差が減少し、判定精度および信頼性が向
上することになる。また、1つの反応容器に血球試料と
全試薬とを分注するため反応容器の個数は少なくて足り
るとともに判定装置を構成する場合に反応系の構成を節
潔とすることができる。
さらに同一の血液型に対して複数種の抗体試薬を用いる
場合には感度の増強が図れる利点もある。
場合には感度の増強が図れる利点もある。
第1図は本発明による血液型判定方法の基本的構成を示
す概念図、 第2図は本発明による血液型判定方法の一実施例の構成
を示す線図、 第3図は同じくそのフローサイトメータの構成を示す線
図である。 1−反応容器 2−血球試料 3−抗A抗体試薬 4−・・抗B抗体試薬5・−・
血球浮遊液 6・−フローセルフ、8−・・光源
9.10−受光器5pc−m−信号処理回路
1 t−・反応容器12−血球試料 13−
・抗A抗体試薬14−・−・分注器 15−
・−抗B抗体試薬16−・−分注器 17−
遠心機18・−血球浮遊液 19・・−ポンプ2
0−・フローサイトメータ 21−・−信号処理回路 22−・・プリンタ23
・・・モニタ 31・−カラム32− レ
ーザ光* 33−・−集光レンズ34.36.
38・−フィルタ 35・−ダイクロイックミラー
す概念図、 第2図は本発明による血液型判定方法の一実施例の構成
を示す線図、 第3図は同じくそのフローサイトメータの構成を示す線
図である。 1−反応容器 2−血球試料 3−抗A抗体試薬 4−・・抗B抗体試薬5・−・
血球浮遊液 6・−フローセルフ、8−・・光源
9.10−受光器5pc−m−信号処理回路
1 t−・反応容器12−血球試料 13−
・抗A抗体試薬14−・−・分注器 15−
・−抗B抗体試薬16−・−分注器 17−
遠心機18・−血球浮遊液 19・・−ポンプ2
0−・フローサイトメータ 21−・−信号処理回路 22−・・プリンタ23
・・・モニタ 31・−カラム32− レ
ーザ光* 33−・−集光レンズ34.36.
38・−フィルタ 35・−ダイクロイックミラー
Claims (1)
- 1、血液型を判定すべき血球試料に、それぞれ異なる標
識物質で標識された複数の抗体試薬を加えて抗原−抗体
反応を行なわせ、血球に結合していない抗体試薬を除去
して得られる血球浮遊液をカラムまたはフローセルに導
き、血球に結合した標識物質を検知することにより血液
型を判定することを特徴とする血液型判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12130686A JPS62278457A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 血液型判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12130686A JPS62278457A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 血液型判定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62278457A true JPS62278457A (ja) | 1987-12-03 |
Family
ID=14807983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12130686A Pending JPS62278457A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 血液型判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62278457A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0441663U (ja) * | 1990-08-02 | 1992-04-08 | ||
JP2003521689A (ja) * | 2000-01-31 | 2003-07-15 | エモリー・ユニバーシティ | 免疫学的なアッセイシステム及び方法 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP12130686A patent/JPS62278457A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0441663U (ja) * | 1990-08-02 | 1992-04-08 | ||
JP2003521689A (ja) * | 2000-01-31 | 2003-07-15 | エモリー・ユニバーシティ | 免疫学的なアッセイシステム及び方法 |
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