JPS62278457A - 血液型判定方法 - Google Patents

血液型判定方法

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JPS62278457A
JPS62278457A JP12130686A JP12130686A JPS62278457A JP S62278457 A JPS62278457 A JP S62278457A JP 12130686 A JP12130686 A JP 12130686A JP 12130686 A JP12130686 A JP 12130686A JP S62278457 A JPS62278457 A JP S62278457A
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JP
Japan
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antibody
blood cell
blood
reaction
type
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Pending
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JP12130686A
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English (en)
Inventor
Sachiko Karaki
幸子 唐木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は血液型の判定方法、特に血球試料を用い、免疫
反応に基いて血液型を判定する方法に関するものである
〔従来の技術〕
現在、病院や血液検査センタ等で行なわれている血液型
の判定は用手法および自動法共に血球凝集反応によって
いる。例えばABO式の血液型の判定を行なう場合には
、血球試料を2本の試験管またはマイクロプレートの2
つのウェルに分注した後、A型血球と特異的に反応する
抗A抗体試薬と、B型血球と特異的に反応する抗B抗体
試薬とをそれぞれ分注して混合し、混合後1〜2時間静
置した後、血球の凝集の存無を肉眼若しくは顕微鏡下で
観察したり、光電装置により自動的に検出している。こ
の場合、抗A抗体または抗B抗体を加えることにより血
球が凝集する試料はA型またはB型であり、抗A抗体お
よび抗B抗体を加えることにより血球が共に凝集する試
料はAB型であり、両者とも凝集しない試料は0型であ
ると判定する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上゛述した従来の血液型判定方法では、血球試料と抗体
試薬とを混合した後、浮遊状態にある血球が沈澱して凝
集パターンが形成されるまで長時間静置する必要がある
ため、判定に1時間以上と云った長時間を要する欠点が
ある。また、凝集パターンが時間とともに見分けにくく
なったり、僅かな振動によって崩れたりするため、凝集
パターンから凝集であるか非凝集であるかを判断するこ
とが困難となり、判定精度が低下し、信頼性が損われる
欠点もある。特に、自動判定を行なうような場合、反応
容器やマイクロプレートを振動を抑えながら搬送する必
要があり、設計が面倒となったり、構成が複雑となった
りする欠点がある。さらに従来の判定方法では血球試料
を2つの反応容器に分け、それぞれに特定の抗体試薬を
分注する必要があるため、必要な反応容器の個数が多く
なるとともに試薬分注作業も面倒となる。このことは特
に自動血液型判定装置を実現する場合に不利となる。
本発明の目的は上述した欠点を除去し、血球試料と複数
の抗体試薬とを一つの反応容器に入れて混合して免疫反
応を行なわせ、凝集パターンを形成することなく血球に
結合した標識物質を検知して血液型の判定を行なうこと
により、判定時間を大幅に短縮することができ、しかも
必要とする反応容器の個数も少なくすることができ、さ
らに判定の精度および信頬度を向上することができる血
液型の判定方法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決すべき手段および作用〕本発明による血
液型判定方法は、血液型を判定すべき血球試料に、それ
ぞれ異なる標識物質で標識された複数の抗体試薬を加え
て抗原−抗体反応を行なわせ、血球に結合していない抗
体試薬を除去して得られる血球浮遊液をカラムまたはフ
ローセルに導き、血球に結合した標識物質を検知するこ
とにより血液型を判定することを特徴とするものである
第1図は本発明による血液型判定方法の順次の工程を示
す概念図である。先ず反応容器l内に血液型を判定すべ
き血球試料2を収容し、これに第1の標識物質で標識し
た抗A抗体試薬3および第2の標識物質で標識した抗B
抗体試薬4を分注して混合し、抗原−抗体反応を行なわ
せる。今、血球試料2がA型であるとすると、その血球
表面に抗A抗体が結合する。すなわち第1図に模式的に
示すようにこの抗A抗体は第1の標識物質しで標識され
ているので、この第1標識物質が抗原−抗体複合体Cを
介して血球Rに選択的に結合されることになる。次にB
−F分離を行なって血球に結合しない抗B抗体試薬およ
び血球に結合しなかった抗A抗体試薬を取り除く。この
B−F分離は、例えば遠心操作で行なうことができる。
このようにして結合していないフリーな抗体試薬を除去
して得られる血球浮遊液5を次にフローセル6に供給し
、ここで標識物質の同定を行なう。第1図では標識物質
として異なる吸収波長を有する色素をそれぞれ抗A抗体
および抗B抗体に結合した場合を示し、それぞれ前記具
なる色素の吸収波長を有する2つの光源7および8から
放射される光ビームをフローセル6に投射し、その透過
光を2つの受光器9および10でそれぞれ受光する。例
えば血球に抗A抗体が結合されている場合にはその標識
色素は光源7から放射される光ビームを吸収するが、光
tA8から放射される光ビームは吸収しない。
したがって受光器9からの出力信号は小さく、受光器1
0からの出力信号は大きい。これらの出力信号を信号処
理回路spcに供給して適当に処理することにより、血
液型を判定することができる。
この判定のアルゴリズムを次表に示す。
H:受光器出力レベル高 L:受光器出力レベル低 以上のように本発明によれば、沈降した血球粒子によっ
て凝集パターンを作り、これを検出して血液型を判定す
るものではないので、判定時間を大幅に短縮することが
できるとともに判定精度を向上することができる。
〔実施例〕
第2図は本発明の血液型判定方法の一実施例の構成を示
すものである。本例ではABO式の血液型判定を行なう
ものとし、血球試料12を収容する反応容器11に、A
型の抗原を有する血球と特異的に抗原−抗体反応を起こ
す抗A抗体に標1に物質として488nmの光を吸収し
て緑色の螢光を発するF I T C(fluores
cein 1sothiocyanate)色素(螢光
物質)を結合した第1の試薬13を分注器14により所
定量分注するとともにB型血球と特異的に反応する抗B
抗体に標i物質として582nmの光を吸収して赤色螢
光を発するT R(texas red)色素(螢光物
質)を結合した第2試薬15を分注器16により所定量
分注し、攪拌混合して抗原−抗体反応を行なわせる。こ
の反応時間は例えば30分とすることができる。次に反
応容器12を遠心装置17に導き遠心を行なって、血球
に結合した標識抗体と血球に結合していない標識抗体と
を分離して、B−F分離を行なう。このようにしてフリ
ーな標識抗体を除去した血球浮遊液18を作成し、これ
を次にポンプ19によりフローサイトメータ20に供給
する。
このフローサイトメータ20そのものは既知のものであ
るので単にブロックとして示すが、上述したように標識
物質としてFITCとTRを用いる場合には光源として
波長488nmのレーザビームを放射するレーザと、5
B2nmのレーザビームを放射するレーザとを用い、緑
色螢光および赤色螢光をそれぞれ別々の螢光検出器で検
出するものである。
このようにしてフローサイトメータ20の2つの螢光検
出器から得られる出力信号を信号処理回路21に供給し
て血液型の判定を行ない、判定結果をプリンタ22で出
力したりモニタ23上に映出したりする。この場合の血
液型判定のアルゴリズムを次表に示す。
H:検出器出力レベル高 L:検出器出力レベル低 上述した実施例では標識物質としてFITCとTRを用
いたが、2種類の色素としてFITCとP E (ph
ycoerythrin)を用い、シングルレーザで分
析することもできる。この場合のフローサイトメータの
構成を第3図に線図的に示す。
カラム31を垂直に配置し、B−F分離した血球浮遊液
をこのカラムを経て流下させる(第3図では紙面の上方
から下方)。このカラム31にはアルゴンレーザ32か
ら放射される488nmの励起用レーザビームを集光レ
ンズ33を介して投射する。
FITCは488nraのレーザビームで励起されて緑
色の螢光を発し、PEは488na+のレーザビームで
励起されて568rvを中心波長とする橙色の螢光を発
する。これらの螢光を各別に検出するために、カラム3
1からの螢光を520na+以上の波長の光を通すフィ
ルタ34を経てグイクロイックミラー35に入射させる
。このグイクロイックミラーは560na以上の波長の
螢光を反射し、それ以下の波長の螢光を透過するものと
する。FITCによる螢光の波長は520〜550nm
であるので、このダイクロインクミラー35を透過し、
520〜550nn+の波長の光を選択的に通すフィル
タ36を透過してFITC検出器37に入射する。一方
、PEによる螢光の中心波長は568nmであるので、
グイクロイックミラー35で反射され、560nm以上
の波長を有する光を透過するフィルタ38を経てPE検
出器39に入射する。
したがって、血球試料がA型であり、FITCで標識し
た抗A抗体が血球試料と結合している場合にはF IT
C検出器37からの出力信号は高レベルとなるが、PE
で標識した抗B抗体は血球に結合されていないとともに
血球浮遊液中にも存在していないのでPE検出器39の
出力信号は低レベルとなる。したがって上述した実施例
と同様のアルゴリズムにしたがって血液型の判定を行な
うことができる。
本発明は上述した実施例にのみ限定されるものではなく
、幾多の変形が可能である。例えば上述した実施例では
標識物質として特定の波長を吸収して特定の波長の螢光
を発する螢光物質を用いたが、特定の波長の光を吸収す
る色素、放射性物質または酵素反応に関係する物質を使
用することもできる。
次に標識物質として酵素反応と関連する基質を用いる本
発明の血液型判定方法の一例を説明する。
この場合には、抗A抗体にOPD (orthophenilenediamine)基質
を結合し、抗B抗体にABTS (PODに構造の類似
した基質)を結合した試薬をそれぞれ用いる。これらの
試薬を血球試料とともに反応容器に分注し、混合して抗
原−抗体反応を行なわせる。次にB−F分離して得られ
る血球浮遊液を、内壁にp Q D (peroxid
ase)酵素を固相化したカラムまたはフローセルに供
給する。この場合、血球にOPDが結合されていると1
1□0□の存在下でPODと酵素反応し、492nmの
吸収波長を有する発色反応が行なわれる。また、血球に
ABTSが結合している場合には410nmの吸収波長
を有する発色反応が行なわれる。さらに血球にOPDお
よびABTSの双方が結合されている場合には、410
nraおよび492nmの2つの吸収ピークを有する発
色反応が行なわれ、いずれの酵素も結合していない場合
には発色反応は起らない。
したがってカラムまたはフローセル内での発色反応を比
色測定することにより血液型の判定を行なうことができ
る。この場合の判定アルゴリズムを次表に示す。
o  −・ 発色反応有り × −・・ 発色反応無し 酵素反応を利用する血液型判定においては上述したよう
に吸収波長の異なる発色反応を行なう酵素で標識した試
薬を用いるが、上述したOPDおよびABTSの他に4
36nmの吸収波長を呈するグアイアコール(guai
acol)酵素を用いることもできる。
また、標識物質として酵素を用いる代りに基質を用いる
こともでき、この場合には酵素を加えて酵素反応を行わ
せた後、比色測定を行なえばよい。
さらに上述した例では抗A抗体と抗B抗体とを試薬とし
て用いたが、抗体として同種の血液型に対するものを複
数種混合して用いることで感度が上がることが知られて
おり、凝集反応では不安定であった亜型も高い精度で判
定することができる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明によれば、それぞれ異なる標識物
質で標識した複数種の抗体試薬を血球試料と混合して抗
原−抗体反応を行なわせ、B−F分離後の血球浮遊液を
カラムまたはフローセルに供給し、血球に結合された標
識物質を検出することによって血液型の判定を行なうも
のであるから、不安定な凝集パターンを形成し、これを
検出する従来の方法に比べ反応時間は大幅に短縮される
とともに判定誤差が減少し、判定精度および信頼性が向
上することになる。また、1つの反応容器に血球試料と
全試薬とを分注するため反応容器の個数は少なくて足り
るとともに判定装置を構成する場合に反応系の構成を節
潔とすることができる。
さらに同一の血液型に対して複数種の抗体試薬を用いる
場合には感度の増強が図れる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による血液型判定方法の基本的構成を示
す概念図、 第2図は本発明による血液型判定方法の一実施例の構成
を示す線図、 第3図は同じくそのフローサイトメータの構成を示す線
図である。 1−反応容器     2−血球試料 3−抗A抗体試薬   4−・・抗B抗体試薬5・−・
血球浮遊液    6・−フローセルフ、8−・・光源
     9.10−受光器5pc−m−信号処理回路
 1 t−・反応容器12−血球試料     13−
・抗A抗体試薬14−・−・分注器      15−
・−抗B抗体試薬16−・−分注器      17−
遠心機18・−血球浮遊液    19・・−ポンプ2
0−・フローサイトメータ 21−・−信号処理回路   22−・・プリンタ23
・・・モニタ      31・−カラム32−  レ
ーザ光*     33−・−集光レンズ34.36.
38・−フィルタ 35・−ダイクロイックミラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、血液型を判定すべき血球試料に、それぞれ異なる標
    識物質で標識された複数の抗体試薬を加えて抗原−抗体
    反応を行なわせ、血球に結合していない抗体試薬を除去
    して得られる血球浮遊液をカラムまたはフローセルに導
    き、血球に結合した標識物質を検知することにより血液
    型を判定することを特徴とする血液型判定方法。
JP12130686A 1986-05-28 1986-05-28 血液型判定方法 Pending JPS62278457A (ja)

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ID=14807983

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JP (1) JPS62278457A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441663U (ja) * 1990-08-02 1992-04-08
JP2003521689A (ja) * 2000-01-31 2003-07-15 エモリー・ユニバーシティ 免疫学的なアッセイシステム及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0441663U (ja) * 1990-08-02 1992-04-08
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