JPS62276124A - 上げ底ケ−ソンの据え付け工法 - Google Patents
上げ底ケ−ソンの据え付け工法Info
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- JPS62276124A JPS62276124A JP12042986A JP12042986A JPS62276124A JP S62276124 A JPS62276124 A JP S62276124A JP 12042986 A JP12042986 A JP 12042986A JP 12042986 A JP12042986 A JP 12042986A JP S62276124 A JPS62276124 A JP S62276124A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
「産業上の利用分野」
本発明は、例えば港湾構造物である護岸、防波堤等に使
用されるケーソンの据え付け工法に係り、特にケーソン
の高さないし水平度の調整を容易にした上げ底ケーソン
の据え付け工法に関するしのである。
用されるケーソンの据え付け工法に係り、特にケーソン
の高さないし水平度の調整を容易にした上げ底ケーソン
の据え付け工法に関するしのである。
「従来の技術」
近海、海洋空間の高度有効III用から、大水深海域に
も多くの重力式港湾施設が計画されるようになった。
も多くの重力式港湾施設が計画されるようになった。
大水深下の巨体な港湾施設として、従来のケーソン式混
成堤の主な問題点としては、端支圧に対する捨て石マウ
ントの許容支持力の不足とマウント均しの困難性にある
。
成堤の主な問題点としては、端支圧に対する捨て石マウ
ントの許容支持力の不足とマウント均しの困難性にある
。
これらの問題点を解決するために、底版を上げ底に形成
したケーソンを用いろ上げ底ケーソン工法が開発されて
いる。この工法は、上げ底空間部に水中コンクリートを
充填して、捨て石と噛み合わせを造り、これによって従
来におけるケーソンの捨て石マウントとの滑動抵抗係数
を0.6から捨て石どうしの係数と同じ0.8に引き上
げたものである。また、この工法では、上げ底空間部に
対応するマウント部分の本均しは行わないため、マウン
ト均しの簡略化が図れ、大水深に適合したケーソン工法
と言えるらのである。
したケーソンを用いろ上げ底ケーソン工法が開発されて
いる。この工法は、上げ底空間部に水中コンクリートを
充填して、捨て石と噛み合わせを造り、これによって従
来におけるケーソンの捨て石マウントとの滑動抵抗係数
を0.6から捨て石どうしの係数と同じ0.8に引き上
げたものである。また、この工法では、上げ底空間部に
対応するマウント部分の本均しは行わないため、マウン
ト均しの簡略化が図れ、大水深に適合したケーソン工法
と言えるらのである。
「発明が解決しようとする問題点」
しかしながら、このようなケーソンを用いた工法におい
ても、その上げ底部の周縁壁部に対応する捨て石マウン
ト部分の本均しは依然として残ることになる。
ても、その上げ底部の周縁壁部に対応する捨て石マウン
ト部分の本均しは依然として残ることになる。
現在、大水深下における捨て石マウント均しは潜水士に
よる人力作業では非常に困難な状況である。例えば、1
日当たりの潜水作業の標準時間は、深度50mでわずか
75分である。これでは自然条件の厳しい海洋工事では
実質的に不可能である。
よる人力作業では非常に困難な状況である。例えば、1
日当たりの潜水作業の標準時間は、深度50mでわずか
75分である。これでは自然条件の厳しい海洋工事では
実質的に不可能である。
そこで、捨て石マウントの機械化均しの開発が進められ
ているが、均しの精度が障害となっている。
ているが、均しの精度が障害となっている。
このため、大水深下のマウント均しの問題は未だ十分に
解決されていない。ここで、均しの精度が障害になると
いう意味は、均しの精度が悪いと、これに関連してケー
ソン据え付け精度が悪くなることを意味するものである
。
解決されていない。ここで、均しの精度が障害になると
いう意味は、均しの精度が悪いと、これに関連してケー
ソン据え付け精度が悪くなることを意味するものである
。
「問題点を解決するための手段」
そこで、本発明では、ケーソン本体の底面に上げ底空間
部を形成してなるケーソンをマウント上に据え付けた後
、前記上げ底空間部にモルタル等の固結材を注入充填し
て固定する上げ底ケーソンの据え付け工法において、前
記ケーソンとして、上げ底空間部の周縁壁の内側に形成
した下面開口の曳数の小隔室と、これら小隔室内に装填
した柔軟性素材よりなる袋状カバーと、これら袋状カバ
ー内にそれぞれ連通させた固結材用注入管とを装備して
なるものを用い、該ケーソンをマウント上に返り据え付
けする工程と、前記各々の小隔室の少なくとも1つに固
結材を注入充填して袋状カバーをその小隔室から膨張突
出させることによりケーソンを押し上げる工程と、この
ケーソン押し上げ工程において前記固結材の注入圧力及
び注入量を制御しながらケーソンの高さ、水平度等の調
整を行う工程とを有することを特徴としたものである。
部を形成してなるケーソンをマウント上に据え付けた後
、前記上げ底空間部にモルタル等の固結材を注入充填し
て固定する上げ底ケーソンの据え付け工法において、前
記ケーソンとして、上げ底空間部の周縁壁の内側に形成
した下面開口の曳数の小隔室と、これら小隔室内に装填
した柔軟性素材よりなる袋状カバーと、これら袋状カバ
ー内にそれぞれ連通させた固結材用注入管とを装備して
なるものを用い、該ケーソンをマウント上に返り据え付
けする工程と、前記各々の小隔室の少なくとも1つに固
結材を注入充填して袋状カバーをその小隔室から膨張突
出させることによりケーソンを押し上げる工程と、この
ケーソン押し上げ工程において前記固結材の注入圧力及
び注入量を制御しながらケーソンの高さ、水平度等の調
整を行う工程とを有することを特徴としたものである。
「作用 」
注入管を介して小隔室に固結材を注入充填すると、その
固結材によって袋状カバーが膨張して小隔室内から突出
し、ケーソンを押し上げる。したがって、各小隔室にそ
れぞれ注入充填する固結材の注入圧力および注入量の制
御を行うだけで、ケーソンの高さや水平度の調整をする
ことができ、しから注入された固結材はケーソンのマウ
ントに対する滑動抵抗を増大さ仕る作用を発揮する。
固結材によって袋状カバーが膨張して小隔室内から突出
し、ケーソンを押し上げる。したがって、各小隔室にそ
れぞれ注入充填する固結材の注入圧力および注入量の制
御を行うだけで、ケーソンの高さや水平度の調整をする
ことができ、しから注入された固結材はケーソンのマウ
ントに対する滑動抵抗を増大さ仕る作用を発揮する。
「実施例」
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明ずろ
。第1図ないし第3図は、本発明による工法を実施する
際に用いられて好適なケーソンの構造説明図である。
。第1図ないし第3図は、本発明による工法を実施する
際に用いられて好適なケーソンの構造説明図である。
図において、符号Aはコンクリート環のケーソンであり
、このケーソンAは、全体として上面が開口した箱形に
形成されていると共に、中央に内部仕切りを兼ねろ補強
隔壁aを備えている。そして、このケーソンAの主体を
構成するケーソン本体lの底面は、下面開口の上げ底空
間部2に形成されている。上げ底空間部2は、この実施
例では、ケーソン本体lの底部周囲に突設された址版部
3及びこの址版部3から下方に向けて突設された上げ底
周縁壁4部分によって形成されている。上げ底周縁壁4
の内側には、上げ底空間部2と同じ下面開口となった復
数の小隔室5がその周縁壁、tに沿って一周する形態で
形成されている。これら小隔室5は、第3図に示す如く
ケーソンの底面側からみると矩形状であって、図示例で
は規則的に設けられた綱板製仕切り板6によって連続的
に形成されている。まrここれら小隔室5の外側面を形
成する前記周縁壁4の内面は下方に向かうにiiLい外
方へ広がるテーパ而に形成され、これによって、各小I
Xa室5は、その下面間口部分に向かうに従い拡開する
形状に構成されている。
、このケーソンAは、全体として上面が開口した箱形に
形成されていると共に、中央に内部仕切りを兼ねろ補強
隔壁aを備えている。そして、このケーソンAの主体を
構成するケーソン本体lの底面は、下面開口の上げ底空
間部2に形成されている。上げ底空間部2は、この実施
例では、ケーソン本体lの底部周囲に突設された址版部
3及びこの址版部3から下方に向けて突設された上げ底
周縁壁4部分によって形成されている。上げ底周縁壁4
の内側には、上げ底空間部2と同じ下面開口となった復
数の小隔室5がその周縁壁、tに沿って一周する形態で
形成されている。これら小隔室5は、第3図に示す如く
ケーソンの底面側からみると矩形状であって、図示例で
は規則的に設けられた綱板製仕切り板6によって連続的
に形成されている。まrここれら小隔室5の外側面を形
成する前記周縁壁4の内面は下方に向かうにiiLい外
方へ広がるテーパ而に形成され、これによって、各小I
Xa室5は、その下面間口部分に向かうに従い拡開する
形状に構成されている。
ケーソン本体1の縦壁1aには、各小隔室5内及び上げ
底空間部2内に水中コンクリート等の固結材Cを注入充
填するための複数の注入管7がケーソン本体lの軸方向
(上下方向)に延びる形態で埋設されている。即ち、一
部の注入管7の下端は上げ底空間部2内に臨まされ、残
りの注入管7の下端は各小隔室5に臨まされ、また全て
の注入管7の上端は縦壁1aの上端面にそれぞれ臨まさ
れた状態で埋設されている。
底空間部2内に水中コンクリート等の固結材Cを注入充
填するための複数の注入管7がケーソン本体lの軸方向
(上下方向)に延びる形態で埋設されている。即ち、一
部の注入管7の下端は上げ底空間部2内に臨まされ、残
りの注入管7の下端は各小隔室5に臨まされ、また全て
の注入管7の上端は縦壁1aの上端面にそれぞれ臨まさ
れた状態で埋設されている。
そして、上記の各小隔室5内には、第7図に示す如く、
ケーソンの沈設前において布等の柔軟性および透水性素
材よりなる袋状カバー8がそれぞれ装着され、それら小
隔室5内に臨まされた注入管7と連通させられる。この
袋状カバー8は、これを収容している小隔室5の容積よ
りも十分に大きくなる程度の余裕を持つ大きさに形成さ
れる。
ケーソンの沈設前において布等の柔軟性および透水性素
材よりなる袋状カバー8がそれぞれ装着され、それら小
隔室5内に臨まされた注入管7と連通させられる。この
袋状カバー8は、これを収容している小隔室5の容積よ
りも十分に大きくなる程度の余裕を持つ大きさに形成さ
れる。
この袋状カバー8と注入管7との連通手段としては、袋
状カバー8の口部周縁を小隔室5の内縁部に固着する方
法、あるいは注入管7の下端を小隔室5内へ若干突出さ
せておいてその突出部外周に袋状カバー8の口部周縁を
固着する方法などかある。また、上げ底空間部2内にも
固結材流出防止用のシート9が装着される。このシート
9としてらやはり、袋状カバー8と同様な素材からなる
乙のが用いられ、その周縁部を上げ底空間部2の内縁部
に固着するとともに中央部を上げ底空間部2内にたたみ
込んでおく構成とされる。なお、袋状カバー8およびシ
ート9は第6図および第7図においてのみ図示している
。
状カバー8の口部周縁を小隔室5の内縁部に固着する方
法、あるいは注入管7の下端を小隔室5内へ若干突出さ
せておいてその突出部外周に袋状カバー8の口部周縁を
固着する方法などかある。また、上げ底空間部2内にも
固結材流出防止用のシート9が装着される。このシート
9としてらやはり、袋状カバー8と同様な素材からなる
乙のが用いられ、その周縁部を上げ底空間部2の内縁部
に固着するとともに中央部を上げ底空間部2内にたたみ
込んでおく構成とされる。なお、袋状カバー8およびシ
ート9は第6図および第7図においてのみ図示している
。
次に、このように構成されたケーソンAを用いての据え
付け工法について述べる。
付け工法について述べる。
第4図は海底地盤上に捨て石を投入して捨て石基礎のマ
ウントMを築造するとともに、ケーソン据え付けのため
、ケーソン上げ底部の周縁壁に対応するマウント部分の
表面均しを機械化施工にて完了させた状態の側面図であ
る。ここで、マウントMの天端仕上げ高さの精度は+0
とする。即ち、天端高が高すぎないように低めに仕上げ
る。
ウントMを築造するとともに、ケーソン据え付けのため
、ケーソン上げ底部の周縁壁に対応するマウント部分の
表面均しを機械化施工にて完了させた状態の側面図であ
る。ここで、マウントMの天端仕上げ高さの精度は+0
とする。即ち、天端高が高すぎないように低めに仕上げ
る。
第5図はこのマウントM上に仮据え付け(単に載置)し
たケーソンAを示している。ここで、マウントAの機械
化施工による均し作業は精度が悪いためにケーソンA自
体は傾斜している。
たケーソンAを示している。ここで、マウントAの機械
化施工による均し作業は精度が悪いためにケーソンA自
体は傾斜している。
しかるに、ケーソンAがこのように傾斜した仮据え付け
状態となる場合には、まず、各々の小隔室5内にこれに
連通ずる注入管7を利用して水中コンクリート等の固結
材Cを注入する。そして、この固結材Cの注入工程にお
いて、その固結材Cの注入圧力と注入量を制御しながら
充填し、袋状カバー8を小隔室5から膨張突出させるこ
とにより、ケーソンA底面の周縁部を押し上げるように
作用させ、ケーソン自体の高さや水平度の調整を行う(
第6図参照)。この点について説明を加えると、例えば
、ケーソンが傾斜している側(第5図においては右側)
の1つ以上の小隔室5に対してまず固結材Cを注入充填
して袋状カバー8を徐々に突出させろことによりケーソ
ンのその傾斜側を上方へ押し上げて水平度の調整を行い
、次に、残りの小隔室5にらコンクリートを注入充填し
てケーソンの据え付け状態の安定化を図る。ここで、ケ
ーソンの高さ位置が目的とする予定位置に達していない
場合には、例えば四隅の各小隔室5にのみ、さらに固結
材を注入してケーソン全体を一様に上昇させるか、−隅
ずつ順番に上昇させるなどの方法を採れば良い。
状態となる場合には、まず、各々の小隔室5内にこれに
連通ずる注入管7を利用して水中コンクリート等の固結
材Cを注入する。そして、この固結材Cの注入工程にお
いて、その固結材Cの注入圧力と注入量を制御しながら
充填し、袋状カバー8を小隔室5から膨張突出させるこ
とにより、ケーソンA底面の周縁部を押し上げるように
作用させ、ケーソン自体の高さや水平度の調整を行う(
第6図参照)。この点について説明を加えると、例えば
、ケーソンが傾斜している側(第5図においては右側)
の1つ以上の小隔室5に対してまず固結材Cを注入充填
して袋状カバー8を徐々に突出させろことによりケーソ
ンのその傾斜側を上方へ押し上げて水平度の調整を行い
、次に、残りの小隔室5にらコンクリートを注入充填し
てケーソンの据え付け状態の安定化を図る。ここで、ケ
ーソンの高さ位置が目的とする予定位置に達していない
場合には、例えば四隅の各小隔室5にのみ、さらに固結
材を注入してケーソン全体を一様に上昇させるか、−隅
ずつ順番に上昇させるなどの方法を採れば良い。
ケーソンの据え付け高さや水平度の調整作業を終えたら
、次いで、上げ底空間部2内にもコンクリートを注入充
填し、コンクリート流出防止用のシート9を膨張させて
マウント表面の凹凸に添ね仕る。この場合、注入圧力を
かけ過ぎてケーソンを押し上げないように注意する必要
かある。
、次いで、上げ底空間部2内にもコンクリートを注入充
填し、コンクリート流出防止用のシート9を膨張させて
マウント表面の凹凸に添ね仕る。この場合、注入圧力を
かけ過ぎてケーソンを押し上げないように注意する必要
かある。
このような工法によれば、大水深下においては非常に困
難とされろ人力(潜水士)作業による捨て石マウント均
しか全く不要となる。人力(潜水士)による均しは、仕
上げ精度の範囲において石の噛み合わせを配慮して並べ
る作業であり、1日当たりの潜水作業の標準時間は深度
10 mでは480分であるが、深度50 mでは僅か
75分である。このため、自然条件の厳しい大水深の海
洋工事では作業を進めることは非常に困難である。従っ
て、その均し方法も捨て石基礎の不陸を小粒の石で埋め
て均し精度のみを確保しがちである。これはケーソンの
不同沈下の原因となる。
難とされろ人力(潜水士)作業による捨て石マウント均
しか全く不要となる。人力(潜水士)による均しは、仕
上げ精度の範囲において石の噛み合わせを配慮して並べ
る作業であり、1日当たりの潜水作業の標準時間は深度
10 mでは480分であるが、深度50 mでは僅か
75分である。このため、自然条件の厳しい大水深の海
洋工事では作業を進めることは非常に困難である。従っ
て、その均し方法も捨て石基礎の不陸を小粒の石で埋め
て均し精度のみを確保しがちである。これはケーソンの
不同沈下の原因となる。
これに対して、機械化施工はなんらかの方法で捨て布表
面に衝撃、振動を与え、石の噛み合わせを増す工法の開
発が主流になっている。均しの精度は低いが、本実施例
によるケーソンの据え付け工法では、ケーソン自体が高
さおよび水平度調整機能を持つことになるので、自然条
件の厳しい大水深の海洋工事でも確実に作業を進めるこ
とができる。
面に衝撃、振動を与え、石の噛み合わせを増す工法の開
発が主流になっている。均しの精度は低いが、本実施例
によるケーソンの据え付け工法では、ケーソン自体が高
さおよび水平度調整機能を持つことになるので、自然条
件の厳しい大水深の海洋工事でも確実に作業を進めるこ
とができる。
また、据え付けられたケーソンの据え付け状態について
も、固結材が袋状カバーやンートを介してマウント表面
の凹凸に馴染むように圧接するため、当然の結果として
、ケーソンの滑動抵抗が増大し、より安定した状態とな
る。
も、固結材が袋状カバーやンートを介してマウント表面
の凹凸に馴染むように圧接するため、当然の結果として
、ケーソンの滑動抵抗が増大し、より安定した状態とな
る。
なお、実施例においては、袋状カバー8を収納しておく
小隔室5を、ケーソン本体の上げ底周縁壁の内側に沿っ
て1周する如く多数設けた例を示したが、例えば第8図
に示す如く、小隔室5をケーソン本体の四隅にだけ設け
た構造としても良い。
小隔室5を、ケーソン本体の上げ底周縁壁の内側に沿っ
て1周する如く多数設けた例を示したが、例えば第8図
に示す如く、小隔室5をケーソン本体の四隅にだけ設け
た構造としても良い。
このようにした場合、小隔室5およびそれに付随する注
入管8等の数を減らした分だけ、゛ケーソン製作費を低
減し得るだけでなく、注入管を介しての固結材注入作業
の管理ら容易になる利点がある。
入管8等の数を減らした分だけ、゛ケーソン製作費を低
減し得るだけでなく、注入管を介しての固結材注入作業
の管理ら容易になる利点がある。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明にあっては、ケーソン本体
の底面に上げ底空間部を形成してなるケーソンをマウン
ト上に据え付けた後、iり記上げ底空間部にモルタル等
の固結材を注入充填して固定する上げ底ケーソンの据え
付け工法において、前記ケーソンとして、上げ底空間部
の周縁壁の内側に形成した下面開口の複数の小隔室と、
これら小隔室内に装填した柔軟性素材よりなる袋状カバ
ーと、これら袋状カバー内にそれぞれ連通させた固結材
用注入管とを装備してなるものを用い、該ケーソンをマ
ウント上に返り据え付けする工程と、面記各々の小隔室
の少なくとも1つに固結材を注入充填して袋状カバーを
その小隔室から膨張突出させることによりケーソンを押
し上げる工程と、このケーソン押し上げ工程において前
記固結材の注入圧力及び圧入景を制御しながらケーソン
の高さ、水平度等の調整を行う工程とを有するので、以
下のような優れた効果を奏する。
の底面に上げ底空間部を形成してなるケーソンをマウン
ト上に据え付けた後、iり記上げ底空間部にモルタル等
の固結材を注入充填して固定する上げ底ケーソンの据え
付け工法において、前記ケーソンとして、上げ底空間部
の周縁壁の内側に形成した下面開口の複数の小隔室と、
これら小隔室内に装填した柔軟性素材よりなる袋状カバ
ーと、これら袋状カバー内にそれぞれ連通させた固結材
用注入管とを装備してなるものを用い、該ケーソンをマ
ウント上に返り据え付けする工程と、面記各々の小隔室
の少なくとも1つに固結材を注入充填して袋状カバーを
その小隔室から膨張突出させることによりケーソンを押
し上げる工程と、このケーソン押し上げ工程において前
記固結材の注入圧力及び圧入景を制御しながらケーソン
の高さ、水平度等の調整を行う工程とを有するので、以
下のような優れた効果を奏する。
ケーソン据え付け時の高さ、水平度の調整を、固結材の
注入圧力および注入量の制御によって行えるので、その
作業が極めて容易かつ自在なものとなる他、ケーソンの
据え付け安定性も固結材の動きによって良好なしのとな
る。
注入圧力および注入量の制御によって行えるので、その
作業が極めて容易かつ自在なものとなる他、ケーソンの
据え付け安定性も固結材の動きによって良好なしのとな
る。
このようにケーソンの高さ、水平度の調整を容易かつ自
在に行えるので、捨て石マウントの表面均し精度が低く
てら据え付けることが可能となり、この結果、マウント
の均し作業を機械化施工にて実施できる。従って、これ
らのことから、大水深に適合した合理的でしかも経済的
な据え付け工法となる。
在に行えるので、捨て石マウントの表面均し精度が低く
てら据え付けることが可能となり、この結果、マウント
の均し作業を機械化施工にて実施できる。従って、これ
らのことから、大水深に適合した合理的でしかも経済的
な据え付け工法となる。
図は本発明の詳細な説明するためのもので、第1図はケ
ーソンの断面図、第2図はケーソンの平面図、第3図は
ケーソンの底面図、第4図ないし第6図は工程を示す乙
ので、第4図はマウントの断面図、第5図はケーソンの
仮据え付け状態を示す断面図、第6図はケーソン据え付
け完了状態を示す断面図、第7図はケーソン底部の拡大
図、第8図はケーソンの他の実施例を示めす底面図であ
る。 A・・・・・・ケーソン、M・・・・・・マウント、!
・・・・・ケーソン本体、2・・・・・・上げ底空間部
、4・・・・・・上げ底周縁壁、5・・・・・・小隔室
、7・・・・・・注入管、8・・・・・・袋状カバー、
9・・・・・・ンート、
ーソンの断面図、第2図はケーソンの平面図、第3図は
ケーソンの底面図、第4図ないし第6図は工程を示す乙
ので、第4図はマウントの断面図、第5図はケーソンの
仮据え付け状態を示す断面図、第6図はケーソン据え付
け完了状態を示す断面図、第7図はケーソン底部の拡大
図、第8図はケーソンの他の実施例を示めす底面図であ
る。 A・・・・・・ケーソン、M・・・・・・マウント、!
・・・・・ケーソン本体、2・・・・・・上げ底空間部
、4・・・・・・上げ底周縁壁、5・・・・・・小隔室
、7・・・・・・注入管、8・・・・・・袋状カバー、
9・・・・・・ンート、
Claims (1)
- ケーソン本体の底面に上げ底空間部を形成してなるケー
ソンをマウント上に据え付けた後、前記上げ底空間部に
水中コンクリート等の固結材を注入充填して固定する上
げ底ケーソンの据え付け工法において、前記ケーソンと
して、上げ底空間部の周縁壁の内側に形成した下面開口
の複数の小隔室と、これら小隔室内に装着した柔軟性素
材よりなる袋状カバーと、これら袋状カバー内にそれぞ
れ連通させた固結材用注入管とを装備してなるものを用
い、該ケーソンをマウント上に仮り据え付けする工程と
、前記各々の小隔室の少なくとも1つに固結材を注入充
填して袋状カバーをその小隔室から膨張突出させること
によりケーソンを押し上げる工程と、このケーソン押し
上げ工程において前記固結材の注入圧力及び注入量を制
御しながらケーソンの高さ、水平度等の調整を行う工程
とを有する上げ底ケーソンの据え付け工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61120429A JPH0784740B2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 上げ底ケ−ソンの据え付け工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61120429A JPH0784740B2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 上げ底ケ−ソンの据え付け工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62276124A true JPS62276124A (ja) | 1987-12-01 |
JPH0784740B2 JPH0784740B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=14785994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61120429A Expired - Lifetime JPH0784740B2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 上げ底ケ−ソンの据え付け工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0784740B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2597206A1 (en) * | 2011-11-22 | 2013-05-29 | Ceteal | Foundation and method of manufacture |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5576237U (ja) * | 1978-11-21 | 1980-05-26 | ||
JPS57184108A (en) * | 1981-05-06 | 1982-11-12 | Kimitaka Kondo | Caisson work with raised bottom |
-
1986
- 1986-05-26 JP JP61120429A patent/JPH0784740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5576237U (ja) * | 1978-11-21 | 1980-05-26 | ||
JPS57184108A (en) * | 1981-05-06 | 1982-11-12 | Kimitaka Kondo | Caisson work with raised bottom |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2597206A1 (en) * | 2011-11-22 | 2013-05-29 | Ceteal | Foundation and method of manufacture |
WO2013076133A3 (en) * | 2011-11-22 | 2013-11-21 | Ceteal | Foundation and method of manufacture |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0784740B2 (ja) | 1995-09-13 |
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