JPS6227545Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6227545Y2
JPS6227545Y2 JP1983010942U JP1094283U JPS6227545Y2 JP S6227545 Y2 JPS6227545 Y2 JP S6227545Y2 JP 1983010942 U JP1983010942 U JP 1983010942U JP 1094283 U JP1094283 U JP 1094283U JP S6227545 Y2 JPS6227545 Y2 JP S6227545Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jack
oil chamber
box
jacks
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983010942U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59116438U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1094283U priority Critical patent/JPS59116438U/ja
Publication of JPS59116438U publication Critical patent/JPS59116438U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6227545Y2 publication Critical patent/JPS6227545Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は海底基礎の簡略化と据付精度の向上な
らびに函体の軽量化を可能ならしめるケーソンに
関するものである。
従来の技術 従来のケーソンは比較的小さいので、海底に捨
石マウンドをつくり、その上に曳航してきたケー
ソンをクレーンで吊り、バラスト水を入れて沈め
る方式がとられてきた。
考案が解決しようとする問題点 この方式は次の問題点を有している。
(1) 捨石マウンドは水中に造成するので、上面全
体を平にするのが難しい。従つて、函体が大き
くなればなるほど函体に大きな偏荷重がかか
り、函体の破損、ひび割れが起こる可能性が大
きくなる。
(2) 一度函体を沈設すると、函体のレベル調整が
できない。第6図において、101は捨石マウ
ンド、102は函体である。
問題点を解決するための手段 本考案は、函体の底部に互いに間隔を隔てて、
ピストンに区画されて支承反力を受ける第1油室
とその反対側に第2油室とを有して函体の自重を
保持する少なくとも6本の油圧ジヤツキを設け、
これら油圧ジヤツキを、各群が少なくとも2個の
油圧ジヤツキを含むように3つの群に分割すると
共に、各群内の油圧ジヤツキの第1油室相互及び
第2油室相互を夫々連結して構成される。
作 用 本考案の作用について述べると、函体の自重を
保持する油圧ジヤツキを3群に分割することによ
り、個々の群に独立に圧油の給排を可能として函
体のレベル調整等を群相互の間で効率良く且つ精
度高く行うことができると共に、各群内において
第1油室相互及び第2油室相互を連通させること
により、各群内における支承反力の平均化を図る
ことができるようになつている。
実施例 次に、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
第1図は本考案の1実施例の断面図、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は第1図のa部群
細図、第4図は第1図の実施例における油圧回路
図、第5図は第4図の油圧回路における油の流れ
を示す説明図である。
図において、函体1の自重を支持する少くとも
6本の支持ロツド2を互いに間隔を隔てて函体1
の底部に上下動可能に貫通して取付けてあり、支
持ロツド2の貫通部には海水が侵入しないよう
に、シール4を備えてある。支持ロツド2の頂部
には支持ロツド2を出し入れし、また函体1の自
重を保持するための仮支承油圧ジヤツキ5があ
る。ケーソンの海中における自重を均等に分担す
るように仮支承油圧ジヤツキ5を、第2図に示す
ように配置する。油圧ジヤツキ5は、第5図に示
すように、ピストン21に区画されて支承反力を
受ける第1油室22とその反対側に第2油室23
とを有している。このように、配置された少くと
も6個の油圧ジヤツキ5を第2図に示すように3
つの群に分割し、分割された各群内の油圧ジヤツ
キ5の第1油室22相互及び第2油室23相互を
連通させるようになつている。更に詳しくは第5
図に示すように、ケーソン着底作業中に油圧ジヤ
ツキ5a側に函体1が傾くか或いはジヤツキ5a
が油圧ジヤツキ5bより抵抗が少なく先に着底し
た状態で函体1が揺れ、ジヤツキ5aを突上げた
場合、ジヤツキ5aとジヤツキ5bを連通してお
くとジヤツキ5aの第1油室22の油はまず最も
近いジヤツキ5bの第1油室22に入り、又ジヤ
ツキ5bの第2油室23の油はジヤツキ5aの第
2油室23に入り、ジヤツキ5aは縮みジヤツキ
5bは伸びる。これによりジヤツキ5aにかかる
衝撃荷重が大巾に軽減される。このようにジヤツ
キの第1油室22相互並びに第2油室23相互に
連通することにより、各ジヤツキ5a,5bにか
かる衝撃は軽減され、函体1を軟着陸させること
ができる。またこれにより、支承反力の平均化も
達成することができる。
このような各群ごとに油圧ユニツトを設け、A
群のジヤツキ個数は、B,C群のジヤツキ個数の
2倍であるのでポンプの吐出量も2倍とし、群ご
とのジヤツキの出を同じくする。
曳航時にはケーソンの重心が中心になるよう、
バラスト水で調整する。
以上の構成によつて、群内のジヤツキ5で先に
仮支承12に着いたジヤツキ5は静止し、その支
承反力で第1油室22の油は群内の他の油圧ジヤ
ツキ5の第1油室22に流れるようになる。この
際、第2油室23相互間では、逆の流れが起こ
る。また、外力によりケーソンが動揺し、先に着
いたジヤツキ5が突上げられても、突上げられた
ジヤツキ5内の油は押し出されて群内の他のジヤ
ツキ5を押し下げることになり、安全に沈設でき
る。すなわち、ジヤツキ5相互間における油の授
受により、少数のジヤツキが片当りして大きな荷
重をうけることがない。
沈設予定地の海底にあらかじめ仮支承ジヤツキ
の当る位置に仮支承を設けた基礎マウンドを造成
しておく。
次に、沈設方法を説明する。
(1) 完成したケーソンを、あらかじめ沈設地に造
成された基礎マウンドまで曳航する。
(2) 位置決め後、仮支承ジヤツキを伸ばし(同時
に引潮を利用しても可)ケーソンをジヤツキで
支持する。
(3) 各群のジヤツキのストロークを調整し、ケー
ソンを所定のレベルにする。
(4) ジヤツキが引込まないよう、ナツト6を締
め、メカロツクする。
(5) 函底外周部にモルタルストツパ10を設置し
た後、函底7と基礎マウンド9との間にモルタ
ルを注入し、この注入モルタル11が硬化した
後、支持ロツドを若干引き上げ、全荷重をモル
タルで受けるようにする。
考案の効果 本考案の効果は次の通りである。
(1) 沈設直後のケーソン自重はジヤツキで受ける
ので、基礎マウンド全面を平に施工する必要が
なく、またケーソンの平面精度も高精度を必要
としない。
(2) 従来の方式では基礎マウンドの施工精度が悪
いと、ケーソンに偏荷重がかかり、破損、クラ
ツク等の発生が起きるが、本考案方式ではそれ
らを防止できるので、ケーソンの軽量化ができ
る。
(3) 沈設後のレベル調整ができるので、自然流下
式下水処理施設用ケーソンのように、レベルの
精度が要求される場合に適用できる。
(4) 各群内のジヤツキは連通しているので、ケー
ソンの沈下時にケーソンの傾斜やマウンドの高
さの不揃いにより、少数のジヤツキが先に接地
しても、それらのジヤツキに大きな荷重がかか
ることはない。すなわち、ジヤツキ群がクツシ
ヨンの役目を果たすのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の断面図、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は第1図のa部詳
細図、第4図は第1図の実施例における油圧回路
図、第5図は第4図の油圧回路における油の流れ
を示す説明図、第6図は従来のケーソンの1例の
正面断面図である。 図において、1はケーソン(函体)、5は油圧
ジヤツキたる仮支承油圧ジヤツキ、21はピスト
ン、22は第1油室、23は第2油室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 函体の底部に互いに間隔を隔てて、ピストンに
    区画されて支承反力を受ける第1油室とその反対
    側に第2油室とを有して該函体の自重を保持する
    少なくとも6本の油圧ジヤツキを設け、これら油
    圧ジヤツキを、各群が少なくとも2個の油圧ジヤ
    ツキを含むように3つの群に分割すると共に、各
    群内の油圧ジヤツキの第1油室相互及び第2油室
    相互を夫々連結したことを特徴とするケーソン。
JP1094283U 1983-01-28 1983-01-28 ケ−ソン Granted JPS59116438U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1094283U JPS59116438U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 ケ−ソン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1094283U JPS59116438U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 ケ−ソン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59116438U JPS59116438U (ja) 1984-08-06
JPS6227545Y2 true JPS6227545Y2 (ja) 1987-07-15

Family

ID=30142371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1094283U Granted JPS59116438U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 ケ−ソン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59116438U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59116438U (ja) 1984-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103015455B (zh) 桥梁桩桶组合基础及其施工方法
JPS6149029A (ja) 水中基礎固定装置
JP3603193B2 (ja) 水中基礎の構築方法
JP6105044B2 (ja) 海上風力、橋および海上建造物用部分浮体式海上プラットホーム、および施工方法
CN113235515A (zh) 分舱隔舱设计可回填吸力式钢圆筒岛壁结构及安装方法
JPS6227545Y2 (ja)
KR100254703B1 (ko) 연착저구조물 및 그 설치방법
CN109518674A (zh) 一种人工岛节段、装配式人工岛及装配式人工岛的建造方法
US4064700A (en) Marine engineering structure with wide base using a truss
JPS6143493B2 (ja)
JPH0598651A (ja) 海中基礎の圧入方法
JP2739508B2 (ja) 人工島の構築方法
CN212506192U (zh) 一种桩桶组合式导管架支撑结构
CN215669410U (zh) 一种上下隔舱且各自分舱设计的吸力式钢圆筒成岛结构
KR100374177B1 (ko) 깊은 수심의 방파제 구조
SU1664968A1 (ru) Способ возведени наплавного сооружени
JP4588821B2 (ja) 海上人工地盤及びその構築工法
JPS58207410A (ja) プレハブ鋼矢板セル組立方法
JP2024092597A (ja) ケーソン基礎の撤去方法
SU981505A1 (ru) Способ извлечени из грунта глубоко погруженных опорных колонн самоподъемной плавучей установки
JPH0742162A (ja) ケーソン護岸工法
JP2953818B2 (ja) 大水深用構造物の建造方法
Baerheim et al. Skirt-plate foundations for offshore jackets
CN110617183A (zh) 海上逆作法安装装配式风力发电机施工方法
JPH0588326B2 (ja)