JPS62274142A - 油圧式オ−トテンシヨナ - Google Patents

油圧式オ−トテンシヨナ

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JPS62274142A
JPS62274142A JP11485486A JP11485486A JPS62274142A JP S62274142 A JPS62274142 A JP S62274142A JP 11485486 A JP11485486 A JP 11485486A JP 11485486 A JP11485486 A JP 11485486A JP S62274142 A JPS62274142 A JP S62274142A
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JP
Japan
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adjuster
hydraulic
tensioner
plunger
coil spring
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JP11485486A
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English (en)
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Nobuaki Furuta
古田 信昭
Haruo Echigo
越後 治夫
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Honda Motor Co Ltd
Tanaka Seimitsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Tanaka Seimitsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62274142A publication Critical patent/JPS62274142A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/0806Compression coil springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/0812Fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • F16H2007/0859Check valves

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、駆動輪と被動輪との間に無端状に掛け渡され
るベルトあるいはチェーン等の無端帯に所定の張力を付
与するテンショナに関するもので、特に、無端イ1)か
ら加えられる荷重を油圧によって支持するようにした、
油圧式オートテンショナに関するものである。
(従来の技術) 例えば自動車用エンジンにおいては、カムシャフトをフ
ランジシャフトに連動して回転させる心安があるので、
カムシャフト及びフランジシャフトにそれぞれカムブー
り及びフランジプーリを取り付け、それらのプーリにタ
イミングベルトを無端状に掛け渡して、フランジシャフ
トからカムシャフトへの回転伝達を行わせるようにする
ことが多い。その場合、オーパヘッドカL、式エンジン
ではタイミングベルトの長さがかなり長いものとなるの
で、温度変化や経時変化等によってそのベルトに伸びが
生じることがある。そのようにタイミングベルトが伸び
ると、タイミング位相がずれたり異音が発生したりして
しまう。
そこで、通常、このようなベルトあるいはチェーン等の
無端帯による巻掛伝動機構には、無端帯に一定の張力を
付与し得るテンショナが設けられている。
一股に、そのようなテンショナは、無端帯のゆるみ側を
背面側から押圧することにより、内側に湾曲させてゆる
みを除去するようになっている。
ところで、このような巻掛伝動機構においては、無端帯
の長さの誤差やトルク変!PIl1等により、fi端帯
のゆるみ側が強く緊張されることがある。その場合には
、無端帯からテンショナに大きな荷重が加えられること
になる。したがって、タイミングベルトのように特に正
確な回転伝達が求められるものでは、そのテンショナは
大荷重にriiJえ得るものとしなければならない。
そのように大荷重に耐え得るテンショナとしては、実開
昭57−155350号公報に示されているような油圧
式オートテンショナがある。この油圧式オートテンショ
ナは、シュー等の押圧部材をベルトあるいはチェーン等
の無端4itに押圧させるプランジャを、シリングボデ
ィ内に摺動[1在に嵌合させ、そのプランツヤによって
区画される圧力室内にリザーバから作動油を導入するよ
うにした油圧アジャスタを備えたものである。リザーバ
と圧力室とを結ぶ連通路には逆止jCが設けられている
このような油圧式オートテンショナにおいては、ベルト
あるいはチェーン等の無端帯から加えられる荷重は、油
圧アジャスタの圧力室内の油圧によって支持される。
ところで、従来の油圧式オートテンショナにおいては、
押圧部材を無端帯に押圧させた状態で保持するものとし
ては、一般に油圧アジャスタのみが用いられていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、油圧アジャスタには、粘性のために作動
油の流れに時間遅れが生じ、多少ながら応答が遅れると
いう問題がある6例えば無端帯に伸びが生じたとき、プ
ランジャが直ちにはその伸びに追随できず、無端帯の張
力が瞬間的に低下してしまうことがある。そのように無
端帯がゆるむと、振動等が生じてしまう。
また、温度が上昇すると作動油の粘性が小さくなるので
、プランジャとシリンダボディとの間の摺合部からリー
クする作動油量が増大し、無端?iFを緊張状態で保持
する支持力が低下してしまうという問題もある。
このような問題に対処するためには、スプリングを付加
し、そのばね力によって押圧部材を無端帯に押圧させる
ようにすることが考えられる。そのようにすれば、油圧
式オートテンショナの15答性を向上させ、温度変化に
よる影響を軽減させることができる。
しかしながら、その場合には、エンジン本体笠の固定体
と押圧部材との間に、油圧アジャスタとスプリングとの
両方を配設することが必要となる。そのために、それら
の取り付けが難しくなってしまう。例えば特開昭58−
121344号公報には、コイルスプリングと油圧ダン
パとを備えたオートテンショナが示されている。その第
3図に示されたオートテンショナでは、コイルスプリン
グとダンパとは、それぞれ別個に固定体と押圧部材とに
係1トされている。すなわち。
その押圧部材には、コイルスプリングとダンパとの二つ
の支点を設けることが必要となっている。したがって、
このような取り付は方で油圧アジャスタとスプリングと
を取り付けるようにしようとすると、押圧部材を大形の
ものとすることが必要となり、テンショナ全体が大形の
ものとなってしまう、また、油圧アジャスタとスプリン
グとをそれぞれ別個に取り付けなければならないので、
その取り付は作業も煩雑なものとなってしまう。
木9:明は、このような問題に鑑みてなされたものであ
って、その主な目的は、油圧アジャスタとコイルスプリ
ングとによって押圧部材を無端?tiに押圧させた状態
で保持するようにし、それによって、大荷重に耐え得る
とともに、応答性がよく、温度変化に対しても影響を受
けることの少ないオートテンショナが得られるようにす
ることである。
また、本発明の他の目的は、油圧アジャスタとコイルス
プリングとを一つの部品にまとめ、それによって、小形
の押圧部材にも取り付けられるようにするとともに、そ
の取り付は作業も容易になされるようにすることである
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明では、互いに対向す
るフランジ部を有する第1及び第2取付金具と、そのフ
ランジ部間に装着されるコイルスプリングと、両端が各
フランジ部の中心部に固着され、コイルスプリングの軸
線上に配設される油圧アジャスタとによって、押圧部材
を無端帯に押圧させた状態で保持するアジャスタ装置を
構成するようにしている。そのアジャスタ装置は、7f
S1及び:tS2取付金具にそれぞれ設けられた係IL
部によって、固定体と押圧部材とにそれぞれ係+Lされ
るようになっている。
(作用) このように構成することにより、無端帯から押圧部材に
加えられる荷毛は、その押圧部材に係1ヒされた取付金
具を介して油圧アジャスタとコイルスプリングとに伝え
られ、大荷重に耐え(1)る油圧アジャスタによって確
実に支持されるようになる。また、無端帯に伸びが生じ
たときには、コイルスプリングのばね力によって、押圧
部材が無端ipを押圧する方向に移動する。したがって
、応答性に優れたものとなる。更に。
温度変化等によって油圧アジャスタの支持力が低下した
としても、コイルスプリングのばね力によってそれが補
償される。したがって、温度変化による影響も少ないも
のとなる。
そして、そのアジャスタ装置は、固定体及び押圧部材に
それぞれ1点で係1トされるので、小形の押圧部材にも
容易に取り付けることができるようになる。しかも、一
つの部品として構成されるので、その取り付は作業や部
品管理等も容易となる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
図中、第1図は本発明による油圧式オートテンショナを
エンジンのカムシャフト駆動装置に適用した一実施例を
示す正面図であり、第2図はその油圧式オートテンショ
ナの断面図、第3図はそのテンショナに用いられている
アジャスタ装置の縦断面図である。
第1図から明らかなように、このエンジン1はタプルオ
ー八へラドカム式エンジンであり、エンジン本体2の−
・端面には、一対のカムシャフト3.3をフランジシャ
フト4によって駆動するカムシャフト駆動装置5が設け
られている。このカムシャフト駆動装2t5は、フラン
ジシャフト4に取り付けられた駆動輪であるフランジブ
ー96とカムシャフト3.3に取り付けられた被動輪で
あるカムプーリ7.7との間にタイミングベルト8を無
端状に掛け渡したもので、フランジシャフト4の回転に
よってタイミングベルト8が図で左回りに回転駆動され
るようになっている。タイミングベルト8の張り側、す
なわち図で左側のカムプーリ7とフランジプーリ6との
間の部分の背面には、他の被動プーリ9が圧接されてお
り、この被動プーリ9によってウォータポンプ等の補機
が駆動されるようになっている。この被動プーリ9は、
エンジン本体2のシリンダブロック2aによって支持さ
れている。
タイミングベルト8のゆるみ側、すなわち図で右側のカ
ムプーリ7とフランジプーリ6との間には、油圧式オー
トテンショナ10が設けられている。このオートテンシ
ョナ10は、押圧部材であるテンショナプーリllと、
アジャスタ装置12とを有するもので、これらはエンジ
ン本体2のシリングヘッド2bによって支持されている
it、2図から明らかなように、テンショナプーリ11
は、タイミングベルト8の背面に圧接される円環状の外
筒13と、この外筒13をベアリング14を介して回転
自在に支持する内筒15とによって構成されている。内
筒15は、外筒13の回転中心から偏心した位とにベア
リング16を介して挿通され、固定体であるシリンダヘ
ッド2bの端面にねじ17aによって固着される偏心軸
17により、回転自在に支持されている。こうして、テ
ンショナプーリ11は、偏心軸17を中心として、第1
図で左右方向に揺動させ得るようにされている。
テンショナプーリ11とシリンダヘッド2bとの間には
、中央部を貫通する偏心軸17によって回転自在に支持
された長円形状の駆動板18が取り付けられている。こ
の駆動板18には、テンショナプーリ11の内nlS側
に向けて突出する複数個のボス19.19が一体に設け
られており、このボス19.19に内筒15側からポル
)20,20が締め付けられ、それによって内筒15と
駆動板18とが一体的に結合されている。
駆動板18の長手方向一端部には、シリンダヘッド2b
側の面に、ボルト21によってベアリング22が取り付
けられている。このベアリング22は、偏心+h17に
対してテンショナプーリ11の外筒13の回転中心とは
反対側に位置するようにされている。すなわち、このベ
アリング22は、偏心軸17から更に偏心した位置にお
いて、テンショナプーリ11に取り付けられている。
アジャスタ装置12は、テンショナプーリ11を含むモ
面、すなわちタイミングベルト8が掛け渡される平面と
、シリンダヘッド2bの端面との間に設けられ、タイミ
ングベルト8を横切って延びるようにされている。そし
て、そのアジャスタ装置12の両端は、第1取付金具2
3及び第2取付金具24として構成されている。これら
第1及び第2取付金具23.24は、それぞれリング状
の係止部23a 、24aと円板状のフランジ部23b
、24bとヲ有スるもので、これらのフランジ部23b
、24bが互いに対向するようにされている。第1取付
金几23の係止部23aは、固定体であるシリンダヘッ
ド2bにボルト25によって取り付けられるベアリング
26の外周に嵌合されて係止されるようになっている。
また、第2取付金具24の係止部24aは、押圧部材で
あるテンショナプーリ11に取り付けられる上述のベア
リング22の外周に嵌合されて係止されるようになって
いる。
第1及び第2取付金具23.24の各フランジ部23b
、24b間には、比較的強力なコイルスプリング27が
装置され、各フランジ部23b、24bに互いに離れる
方向のばね力が加えられるようにされている。このコイ
ルスプリング27の内部には、その軸線上に、油圧アジ
ャスタ28が配設されている。この油圧アジャスタ28
の両端は、第1及び第2取付金具23.24に固着され
ている。
第2.3図から明らかなように、この油圧アジャスタ2
日は、後端面が密閉され先端側が開放された中空円筒状
のシリンダボディ29と。
そのシリンダボディ29内に摺動自在に嵌合されるプラ
ンジャ30とを備えている。シリングボディ29の後端
面には、ピン挿通孔を有する取付部29aが突設されて
おり、第1取付金具23のフランジ部23bの中心部l
こ設けられた係合孔にその取付部29aを嵌め込み、ピ
ン挿通孔に固定ピン31を挿通ずることによって、シリ
ングボディ29が第1取付金具23に固nされるように
なっている。また、プランジャ30の先端に固着される
プランジャキャップ32にも、ピン挿通孔が1没けられ
ており、第2取付金具24のフランジ部24bの中心部
番こ設けられた係合孔にそのキャップ32を嵌め込み、
ピン挿通孔に固定ピン33を挿通することによって、プ
ラノジャ3oが第2取付金具24に固着されるようにな
っている。
シリンダボディ29内には、プランジャ30の後端面に
よって区画された圧力室34が形成されている。この圧
力室34内には、プランジャ30をシリンダボディ29
から突出させる方向に付勢するスプリング35が圧縮状
態で収容されている。また、プランジャ30には、軸方
向に貫通する油路36が設けられている。その油路36
の先端側は、プランジャキャップ32によって油密に密
封されている。一方、この油路36の後端側は、プラン
ジャ30の後端面に開口している。そして、その開口が
、プランジャ30の後端面に取り付けられた逆止弁37
によって開閉されるようになっている。この逆止弁37
は、油路36内の圧力より圧力室34内の圧力の方が高
いときには、その油路36を閉じるものとされている。
シリンダボディ29の先端部とプランジャ30の先端部
との間は、ゴム等の柔軟な材料からなるダイヤフラム3
8によって、油密に密封されている。こうして、プラン
ジャ30の先端側の小径部の外11間にリザー/へ39
が形成されている。このリザーバ39は、給油孔40を
介してプランジャ30内の油路36に連通ずるようにさ
れている。すなわち、リザーバ39とJE力密室34は
、給油孔40及び油路36からなる連通路によって連通
し、その連通路が逆1ト弁37によって開閉されるよう
になっている。また、プランジャ30内には、その大径
部の外周面、すなわちシリンタボディ29との摺合面に
開口し、油路36に連通ずる排油孔41が設けられてい
る。
このようにして、油圧アジャスタ28の内部は、シリン
ダボディ29.プランジャ30、及びタイヤフラム38
によって、完全に密封されている。そして、その内部に
は、作動油が充填されている。
プランジャ30の最大突出量は、シリンダボディ29の
先端部内周面に取り付けられたストッパリング42によ
って制限されるようになっている。
次に、このように構成された油圧式オートテンショナ1
0の作用について説明する。
アジャスタ装置12は、コイルスプリング27を圧縮さ
せ、油圧アジャスタ28を収縮させた状態で、シリンダ
ヘッド2b及びテンショナプーリ11にそれぞれ係にさ
れる。したがって、テンショナプーリ11には、コイル
スプリング27のばね力によって、偏心軸17を中心と
して第1図で右方向に回動させようとする力が加えられ
る。それによって、タイミングベルト8は内側に向けて
押圧され、所定の張力が加えられる。
エンジン1の作動時には、フランジシャフト4の回転に
よってフランジプーリ6が回転し、その回転がタイミン
グベルト8を介してカムプーリ7.7に伝えられる。し
たがって、カムシャフト3,3がフランジシャフト4に
連動して回転駆動される。その間において、タイミング
ヘルド8には、その背面側から被動プーリ9及びテンシ
ョナプーリ11が圧接され、そのタイミングベルト8は
緊張状態に保持されているので、その回転伝達は確実に
行われる。そして、テンショナプーリ11には、タイミ
ングベルト8から、偏心軸17を中心として第1図で左
方向に回動させようとする力が加えられる。
したがって、アジャスタ装置12には圧縮力が加えられ
る。その力は、油圧アジャスタ28及びコイルスプリン
グ27によって支持される。
タイミングベルト8に伸びが生ずると、コイルスプリン
グ27によって押圧力が加えられているテンショナプー
リ11が、偏心軸17を中心として第1図で右方向に回
動する。それによって、タイミングベルト8がより大き
く湾曲するようになり、その伸びが補償され、緊j張状
態に保持される。
そして、テンショナプーリ11の回動によってアジャス
タ装置12が伸長し、第1及び第2取付金具23.24
の各フランジ部23b。
24b間の距離が増大すると、油圧アジャスタ28のプ
ランジャ30が圧力室34内のスブリング35によって
押し出され、シリンダボディ29から更に突出して伸長
する。したがって、そのプランジャ30は、第2取付金
几24の移動に追随する。また、ダイヤフラム38はプ
ランジャ30の伸長に柔軟に追随する。そして、このと
き、シリンダボディ29内の圧力室34の容積が増大す
るので、その圧力室34内の油圧が低下する。その結果
、逆止弁37が開き。
リザーバ39内の作動油が給油孔40及び油路36を通
して圧力室34に供給される。こうして、圧力室34内
は、常に作動油が充満した状態に保たれる。
このようにして、タイミングベルト8にゆるみが生じた
ときには、コイルスプリング27のばね力によって直ち
にテンショナプーリ11が回動し、そのゆるみが除去さ
れる。したがって、応答性に優れたものとなる。
タイミングベルト8の作動中、カムシャフト3あるいは
フランジシャフト4等に作用するトルクの変動によって
、タイミングベルト8のゆるみ側に大きな引張力が加わ
ると、テンショナプーリ11には第1図で左方向に回動
させようとする力が作用することになる。その力は、ア
ジャスタ’A M l 2のコイルスプリング27によ
っても対抗されるが、その力が大きいときにはコイルス
プリング27は圧縮変形しようとする。そのようなとき
には、テンショナプーリ11からアジャスタ装置12の
第2取付金具24を介して、油圧アジャスタ28のプラ
ンジャ30に押圧力が加えられる。その結果、圧力室3
4内の油圧が上昇して、逆止弁37が閉じられる。した
がって、圧力室34内に作動油が閉じ込められることに
なり、その油圧によってテンショナプーリ11の左方向
への回動が阻I卜される。
このようにして、タイミングベルト8から大きな荷重が
加えられたときにも、テンショナプーリ11が逆方向に
揺動することは、油圧アジャスタ28によって確実に防
止されるようになる。すなわち、大荷重にも耐え得るも
のとなる。
なお、タイミングベルト8から加えられる荷重によって
プランジャ30が押圧されるとき。
実際には、圧力室34内の作動油は、シリンダボディ2
9とプランジャ30との摺合部を通して多少リークする
。それによってプランジャ30が徐々に後退し、タイミ
ングベルト8の張力が過大となるのを防IFする。そし
て、そのリークした作動油は、排油孔41を通してリザ
ーバ39に戻される。
タイミングベルト8のゆるみ側に加えられていた引張力
が除去されると、テンショナプーリ11にはコイルスプ
リング27によってif図で右方向に回動する力が加え
られ、タイミングベルト8には所定の張力が付与される
。そして、油圧アジャスタ28のプランジャ30は再び
押し出され、圧力室34内に作動油が充満した状態に保
たれる。
このように、アジャスタ装置12を、第1及び第2取付
金具23.24の各フランジ部23b、24b間にコイ
ルスプリング27と油圧アジャスタ28とが同軸上に配
設されたものとすることにより、油圧アジャスタ28の
、大荷重に対しても強いという長所が発揮されるととも
に、応答性が低いという欠点が解消されるようになる。
また、コイルスプリング27と油圧アジャスタ28とに
よってタイミングベルト8からの荷重が支持されるので
、温度変化等によって油圧アジャスタ28の支持力が多
少低下したとしても、アジャスタ装置12全体による支
持力は十分確保される。したがって、温度変化に対して
も影響を受けることの少ないものとなる。
そして、アジャスタ装置12が、コイルスプリング27
と油圧アジャスタ28とをともに組み込んだ一つの部品
とされるので1部品管理が容易となり、また、その取り
付は作業も容易となる。更に、そのアジャスタ装置12
を係止するテンショナプーリ11の支点も1ぜ工でよく
なるので、その支点による+、I;f右面積は小面積な
リ、テンショナプーリ11の面植内に設けることが可ス
鍾となる。したがって、オートテンショナlO全体をコ
ンパクト化することができる。
また、油圧アジャスタ28を一ヒ述のような密封式のも
のとすることにより、メンテナンスがほとんど不要とな
るとともに、コンパクトに構成することができ、コイル
スプリング27内に配設することが可能となる。
なお、上記実施例においては、アジャスタ装ご12の一
端側の第2取付金具24を、偏心支持されるテンショナ
プーリ11に係止し、タイミングベルト8がそのアジャ
スタ装置12のストロークより大きく湾曲変形するよう
にしているが、その第2取付金具24にンユーを取り付
け、そのシューによってタイミングベルト8を押圧する
ようにすることもできる。
また、エンジン1のカムシャフト駆動装置5に適用した
油圧式オートテンショナ10の実施例について説明した
が1本発明はこれに限らず、補機のベルト駆動装置や他
のチェーン伝動装置等、種々の無端帯による巻掛伝動機
構にも適用することができる。
(発明の効果) 以1−の説明から明らかなように、本発明によれば、無
端帯に押圧部材を押圧させた状態で保持するアジャスタ
装置を、コイルスプリング及び油圧アジャスタをともに
備えたものとして構成するようにしているので、油圧ア
ジャスタの欠点が解消され、大荷重に耐え得るとともに
、応答性に優れ、更に温度変化に対しても影響の少ない
油圧式オートテンショナとすることができる。
そして、そのコイルスプリング及び油圧アジャスタを、
一対の取付金具の各フランジ部間に同軸−ヒに配設する
ようにしているので、それらがコンパクトにまとめられ
るとともに、固定体及び押圧部材に係止する支点がそれ
ぞれ1点でよくなり、小形の押圧部材を用いることがで
きるようになる。したがって、テンショナ全体をコンパ
クトなものとすることが可能となる。
また、コイルスプリング及び油圧アジャスタを備えたア
ジャスタ装置が一つの部品とされるので、その取り付は
作業及び部品管理等も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による油圧式オートテンショナを適用
したエンジンのカムシャフト駆動装置の一実施例を示す
正面図、 第2図は、そのオートテンショナを、第1図のII−■
線に沿って切断して示す断面図、第3図は、そのオート
テンショナに用いられているアジャスタ装はの縦断面図
である。 l・・・エンジン 2・・・エンジン本体(固定体) 6・・・フランジプーリ(駆動輪) 7・・・カムプーリ(被動輪) 8・・・タイミングベルト(無端帯) 10・・・油圧式オートテンショナ 11・・・テンショナプーリ(押圧部材)12・・・ア
ジャスタ装置 23・・・第1取付金具 23a・・・係止部     23b・・・フランジ部
24・・・第2取付金具 24a・・・係止部     24b・・・フランジ部
27・・・コイルスプリング 28・・・油圧アジャスタ 29・・・シリンダボディ  29a・・・取付部30
・・・プランジャ    31・・・固定ピン32・・
・プランジャギャップ 33・・・固定ビン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  駆動輪と被動輪との間に掛け渡された無端帯に押圧さ
    れることによってその無端帯に張力を加える押圧部材と
    、 その押圧部材を前記無端帯に押圧させた状態で保持する
    アジャスタ装置とからなり、 前記アジャスタ装置が、 固定体に係止される係止部とフランジ部とを有する第1
    取付金具と、 前記押圧部材に係止される係止部と前記第1取付金具の
    フランジ部に対向するフランジ部とを有する第2取付金
    具と、 これら第1及び第2取付金具の各フランジ部間に装着さ
    れるコイルスプリングと、 そのコイルスプリングの軸線上に配設され、両端が前記
    第1及び第2取付金具の各フランジ部の中心部にそれぞ
    れ固着される油圧アジャスを備えている、油圧式オート
    テンショナ。
JP11485486A 1986-05-21 1986-05-21 油圧式オ−トテンシヨナ Pending JPS62274142A (ja)

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