JPS6227346Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6227346Y2
JPS6227346Y2 JP1981130990U JP13099081U JPS6227346Y2 JP S6227346 Y2 JPS6227346 Y2 JP S6227346Y2 JP 1981130990 U JP1981130990 U JP 1981130990U JP 13099081 U JP13099081 U JP 13099081U JP S6227346 Y2 JPS6227346 Y2 JP S6227346Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
back bar
plate
leading
trailing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981130990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5838391U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981130990U priority Critical patent/JPS5838391U/ja
Publication of JPS5838391U publication Critical patent/JPS5838391U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6227346Y2 publication Critical patent/JPS6227346Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はレーザ溶接に供せられる裏当て装置に
係り、詳しくは、広範囲の板厚や、ギヤツプ程度
に差があつても、レーザ溶接時に安定かつ良好な
品質の溶接部が得られるレーザ溶接に供せられる
裏当て装置に係る。
通常、鋼板の処理・製造ラインにおいて、先行
の鋼板ストリツプ(以下、先行材という。)と後
行の鋼板ストリツプ(以下後行材という。)とを
レーザビームによつて突合わせ溶接をする場合、
まず、先行板と後行板の対向端部をレーザ切断や
機械切断等によつて切断し、これら両切断端面を
正確に突合わせ、この突合わせ線に沿つてレーザ
溶接トーチを走行させることによりレーザビーム
を照射して突合わせ面を溶融して溶接されてい
る。
すなわち、第1図aに示す如く、先後行板5,
6はそれぞれ入・出側各クランプ1,2でクラン
プされ、続いて、上刃3を下降させ、先後行板
5,6のそれぞれ各端部を同時に切断する(第1
図b参照)。
次に、上刃3を上昇させる一方、下刃4を下降
させてから、これらをオフラインに退避させて、
第1図cに示す状態として、入側クランプ1を切
断間隔だけ前進させ、先後行板5,6の各端部を
突合わせる。そして、その突合わせ線に沿つてレ
ーザトーチ7を板巾方向に走行させて溶接する
(第1図d参照)。
この溶接において、レーザビームによつて開先
が十分に溶かされて裏側に良好な裏波ビードが形
成されるよう溶接する必要がある。しかし、レー
ザビームはレンズ等で絞るとエネルギー密度を高
められるが、それに応じてスポツト径が非常に小
さくなり、このため、主として鋼板ストリツプの
板厚によつて突合わせ部を裏側から支持するバツ
クバーは表面に溝を持つもの、溝を持たないもの
等を使い分ける必要がある。すなわち、切断精度
や突合わせ精度等によつて板巾方向に僅かなギヤ
ツプが発生しても、スポツト径が0.1mm前後の如
くきわめて小さいため、ビームが開先を貫通し、
溶接不良が発生する。また、この傾向は例えば板
厚0.4mm以下の薄板には顕著にあらわれ、厚いも
のより薄いものの方がより厳しい突合わせ精度が
必要となるが、薄板になればなるほど突合わせ精
度を高めることはきわめてむずかしい。このた
め、板厚0.4mm以上のものではビーム焦点を鋼板
ストリツプ表面近くにして最大のスピードで溶接
しているが、このときはビーム走行部のバツクバ
ーが溶かされるため、その部分に溝を持つバツク
バーが使用される。これに対し、板厚0.4mm以下
のものではビーム焦点を鋼板ストリツプ表面から
上方又は下方にずらしてスポツト径を拡大し、板
巾方向にギヤツプが発生してもビームが貫通する
ことがないようにして広範囲に溶融する。この場
合は表面から熱を与えて順次に板厚方向に溶込み
を与えるため、溝のないフラツトなバツクバーで
ないと、溶融金属が落下し、溶接ができない。し
かし、通常、冷間圧延工場の一つのラインにおい
ては処理すべき板厚の範囲は0.2〜3.2mmと非常に
高範囲にわたり、板巾の範囲も508〜1270mmと広
く、一つのラインにおいて板厚に応じて溝つきと
フラツトのバツクバーが同時に使用できることが
要求されるが、このような裏当て装置が未だ提案
されていない。
本考案は上記欠点の解決を目的とし、具体的に
は、溝つきバツクバーと溝無しのフラツトなバツ
クバーとが所望に応じて使用でき、広範囲の板厚
のものでも、ややギヤツプ差があつても良好にレ
ーザ溶接でき、併せて設備費も軽減できる裏当て
装置を提案する。
以下、図面によつて本考案の実施態様について
説明する。
まず、第2図は本考案の一つの実施例に係る裏
当て装置を取付けた鋼板ストリツプの切断・レー
ザ溶接装置の側面図であり、第3図はその裏当て
装置の平面図であり、更に、第4図aならびにb
は第2図ならびに第3図に示す裏当て装置の作動
態様の説明図である。これら第2図、第3図なら
びに第4図において、符号10は入側クランプ、
11は出側クランプ、12は上刃、13は下刃、
14は先行板、15は後行板、16はレーザトー
チを示し、更に、符号17は本考案の一つの実施
例に係る裏当て装置を一般的に示す。
この裏当て装置17においては、そのバツクバ
ー18の表面には第3図に示す如く通常は何れか
一方に片寄せられて溝19が形成され、他部は後
記の如く溝なしのバツクバーとして用いるため、
平坦に形成する。このバツクバー18では板厚に
応じて溝19の部分と他のフラツトな部分とを使
い分け、更に、先行板14や後行板15の各端部
切断時に障害にならないために、バツクバー18
は水平レベルで移動自在に構成し、その上で、切
断時にバツクバーは退避できるよう構成する。す
なわち、上記例においては、バツクバー18はブ
ラケツト20に取付け、ブラケツト20は軸21
にキー等で固定され、軸21は軸受22によつて
回転自在に支承されている。また、軸21には歯
車23が取付けられ、この歯車23は歯車23a
に噛合し、歯車23aは回転シリンダ24(これ
はベース25に取付けられている。)によつて回
転される。また、ベース25はシリンダ26等の
水平移動装置に連結され、ベース25は一対のガ
イド27に案内されて水平移動できるよう構成さ
れている。このように構成されると、ブラケツト
20の旋回によつてバツクバー18は先行板14
ならびに後行板15の裏面に当接してレーザ溶接
時にバツクバーとして働き、上刃12ならびに下
刃13の切断には先行板14ならびに後行板15
から離間して退避し、切断の障害にならない。ま
た、シリンダ24の作動によつて溶接時にはベー
ス25とともにバツクバー18が先行板14なら
びに後行板15の裏面に当接したままで水平移動
できる。このため、板厚が例えば0.4mm以上のと
きには溝19を突合わせ線と一致させて溶接し、
例えば、板厚0.4mm以下のときには溝19を突合
わせ線からずらせて突合わせ線はバツクバー18
の他部の上として溶接する。
また、第5図は本考案の他の実施例に係る裏当
て装置を具える切断・レーザ溶接装置の正面図で
あり、第6図はそのX−X線上の断面図である。
第5図において、メインフレーム30は図示しな
いシリンダによつて鋼板のパスラインと直角方向
に移動自在に構成され、メインフレーム30を移
動させて、切断時には上刃33ならびに下刃34
から成るシヤーの基準線AをX−Xラインに一致
させ、溶接時には溶接部の基準線BをX−Xライ
ンに一致させて、交互に切断と溶接を行なう。ま
た、第6図ならびに第5図において符号31は入
側クランプ、32は出側クランプ、35はレーザ
トーチを示し、36は本考案の他の実施例に係る
裏当て装置を示し、更に、37が先行板、38は
後行板を示す。この裏当て装置36においてもそ
のバツクバー39の表面には第6図に示す如く一
方に片寄らせて溝40が形成され、バツクバー3
9はホルダー41によつて支持されている。この
ホルダー41は案内枠42内で水平レベルで案内
自在に構成され、この水平移動はシリンダ43に
よつて行なわれている。この案内枠42は先行板
37ならびに後行板38の裏面に当接若しくは離
間するよう昇降自在に構成され、この昇降はシリ
ンダ44、ガイドロツド46によつて行なわれ
る。従つて、案内枠42と共にバツクバー39が
昇降して先行板37ならびに後行板38に対し当
接若しくは離間し、シリンダ43によつてバツク
バー39は当接状態で水平に移動するため、バツ
クバー表面の溝と溝無しの他部とを板厚に応じて
使い分けできる。
また、第7図ならびに第8図はそれぞれ本考案
の他の実施例に係る裏当て装置の端部切断時とレ
ーザ溶接時の各正面図であつて、この装置ではバ
ツクバーの水平移動装置ならびに先行板などへの
当接離間装置はともにシリンダから構成されてい
る。すなわち、第7図ならびに第8図において5
0は入側クランプ、51は出側クランプ、52a
が入側下刃、52bは出側下刃、53は上刃、5
4はレーザトーチ、55は先行板、56は後行板
であつて、本考案に係る裏当て装置57が取付け
られ、バツクバー58の表面の一部に溝59が形
成されている。このバツクバー58はガイドプレ
ート60に案内されて水平シリンダ61によつ
て、鋼板ストリツプの送給方向、つまり、水平移
動でき、更に、バツクバー58を案内するガイド
プレート60もシリンダ62によつて昇降自在に
構成されている。従つて、この裏当て装置も同様
に、バツクバー58が鋼板ストリツプに当接若し
くは離間し、板厚に応じて、バツクバー58は溝
59の形成部分と溝が形成されていないところを
使い分けることができる。
そこで、上記構成に係る本考案裏当て装置の使
用態様を通じて、その効果を説明すると次の通り
である。
まず、第2図、第3図ならびに第4図に示す場
合は、先後行の両板14,15が所定位置に停止
し、入側ならびに出側の両クランプ10,11に
よつて先行板14と後行板15の両対向端部がク
ランプされ、そこで、上刃12が下降し、先後行
の両板14,15の各端部は切断され、その後、
上刃12は上昇、下刃13は下降して、これらは
シヤー本体とともにオフラインに退避させる。続
いて、入側クランプ10を前進させ、先後行の両
板14,15の各切断端部を突合わせ、板巾方向
に突合わせ開先を形成する。
次に、板厚に応じて、例えば、0.4mm以上のと
きには、バツクバー18の溝19と突合わせ開先
線とを一致させる必要があり、当接離間装置の回
転シリンダ24を駆動させ、バツクバー18を旋
回上昇させてその表面が先後行の両板14,15
の裏面に当接する。続いて、水平移動装置のシリ
ンダ26によつて突合わせ開先線が溝19のほぼ
中央に一致するような位置にバツクバー18を移
動させ、この状態でレーザトーチ16をそのビー
ム焦点が両板14,15の表面付近に保つて板巾
方向に速い溶接速度で走行させレーザ溶接を行な
う。
なお、板厚が例えば0.4mm以下の如く薄いとき
には、バツクバー18は溝19が形成されていな
い他部で使用することになり、このときは、突合
わせ開先線から溝19がはずれるよう、水平移動
装置のシリンダ26によりバツクバー18を水平
移動させる。
また、第5図ならびに第6図に示す場合も同様
であつて、この場合は、先後行板37,38の端
部を切断した後にメインフレーム30を移動させ
て、そこで、両切断端部を突合わせ、上記の如
く、当接離間装置のシリンダ44、水平移動装置
のシリンダ43を作動させてバツクバー39を上
昇させかつ突合わせ開先線が溝40のほぼ中央に
一致するよう位置から外れる位置までの間で移動
させる。
また、第7図ならびに第8図に示す場合は、先
後行板55,56の両対向端部を切断したのち
に、上刃53等のシヤーラインをオフラインに退
避させ、その後、先後行板55,56を突合わせ
て突合わせ開先を形成する。続いて、当接離間装
置のシリンダ62、水平移動装置のシリンダ61
を作動させ、バツクバー58を、突合わせ開先線
が溝59のほぼ中央部に一致するか、溝59がは
ずれる位置に保つ。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cならびにdは従来のレーザ溶
接の際の各工程の説明図、第2図は本考案の一つ
の実施例に係る裏当て装置を取付けた鋼板の切
断・レーザ溶接装置の側面図、第3図はその裏当
て装置の平面図、第4図aならびにbは第2図な
らびに第3図に示す裏当て装置の作動態様の各説
明図、第5図は本考案の他の実施例に係る裏当て
装置を具える切断・レーザ溶接装置の他の例の正
面図、第6図は第5図のX−X線上の断面図、第
7図ならびに第8図はそれぞれ本考案の他の実施
例に係る裏当て装置の使用態様を示す説明図であ
る。 符号1……入側クランプ、2……出側クラン
プ、3……上刃、4……下刃、5……先行板、6
……後行板、7……レーザトーチ、10……入側
クランプ、11……出側クランプ、12……上
刃、13……下刃、14……先行板、15……後
行板、16……レーザトーチ、17……裏当て装
置、18……バツクバー、19……溝、20……
ブラケツト、21……軸、22……軸受、23…
…歯車、23a……歯車、24……回転シリン
ダ、25……ベース、26……シリンダ、27…
…ガイド、30……メインフレーム、31……入
側クランプ、32……出側クランプ、33……上
刃、34……下刃、35……レーザトーチ、36
……裏当て装置、37……先行板、38……後行
板、39……バツクバー、40……溝、41……
ホルダー、42……案内棒、43……シリンダ、
44……シリンダ、46……ガイドロツド、50
……入側クランプ、51……出側クランプ、52
a……入側下刃、52b……出側下刃、53……
上刃、54……レーザトーチ、55……先行板、
56……後行板、57……裏当て装置、58……
バツクバー、59……溝、60……ガイドプレー
ト、61……シリンダ、62……シリンダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先行ならびに後行の両鋼板ストリツプの各対向
    端部を切断して形成された両切断端面を突合わ
    せ、この突合わせ開先をレーザ溶接する際に供せ
    られて、しかも、前記突合わせ開先を裏側からバ
    ツクバーによつて支持する裏当て装置において、 このバツクバーの表面に一方の側縁に片寄らせ
    て溝を形成する一方、この溝の形成されていない
    他部の表面を平坦に形成し、更に、前記鋼板スト
    リツプの裏面に対して当接若しくは離間させるよ
    う、前記バツクバーを移動させる当接離間装置を
    設けると共に、前記バツクバーを、前記鋼板スト
    リツプの裏面に当接した状態のままで前記溝に前
    記突合わせ開先が一致する位置から前記溝の形成
    されていない平坦な前記他部上に前記突合わせ開
    先が存在する位置まで水平移動させる水平移動装
    置を設けることを特徴とするレーザ溶接に供せら
    れる裏当て装置。
JP1981130990U 1981-09-04 1981-09-04 レ−ザ溶接に供せられる裏当て装置 Granted JPS5838391U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981130990U JPS5838391U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 レ−ザ溶接に供せられる裏当て装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981130990U JPS5838391U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 レ−ザ溶接に供せられる裏当て装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5838391U JPS5838391U (ja) 1983-03-12
JPS6227346Y2 true JPS6227346Y2 (ja) 1987-07-13

Family

ID=29924592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981130990U Granted JPS5838391U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 レ−ザ溶接に供せられる裏当て装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5838391U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5838391U (ja) 1983-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4840303A (en) Method and apparatus for cutting and welding steel strips
US4854493A (en) Method and apparatus for cutting welding steel strips
EP0151848B2 (en) An apparatus for butt welding steel strips by using a laser beam in a steel strip-processing line
JP2857011B2 (ja) 薄板をレーザ溶接して二次加工素材を形成する際に薄板エッジに準備加工を施す方法と装置
US4623777A (en) Apparatus for butt welding steel strips by using a laser beam in a steel strip-processing line
JP3666682B2 (ja) 圧延材接合装置
JPS6227346Y2 (ja)
JP3087600B2 (ja) レーザー溶接機
JPS6116926Y2 (ja)
JPS591093A (ja) 帯板突合せ溶接方法及びその装置
JPS629791A (ja) 広幅で薄い鋼板ストリツプ間の突合わせ方法
JP3758065B2 (ja) フラッシュバット溶接方法およびスパッタ除去装置を持つフラッシュバット溶接装置
JPS6243686Y2 (ja)
CA1217237A (en) Apparatus for butt welding steel strips by using a laser beam in a steel strip-processing line
KR100816792B1 (ko) 회전식 커터를 이용한 용접부위 트리밍 장치
JPS6227347Y2 (ja)
JP3789683B2 (ja) 突き合わせ溶接方法およびその溶接装置
JPS6355396B2 (ja)
JPH0641747Y2 (ja) 突き合わせ溶接装置
JP2885026B2 (ja) レーザビーム溶接方法及びレーザビーム溶接装置
JPS61176490A (ja) 溶接機における突合わせ方法
JPH0142800B2 (ja)
JPS6228096A (ja) レ−ザ溶接時の金属ストリツプの突合わせ方法
JPS61276794A (ja) 金属ストリツプの突合わせレ−ザ溶接方法
JPH0250831B2 (ja)