JPS6227344Y2 - - Google Patents

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JPS6227344Y2
JPS6227344Y2 JP1982040298U JP4029882U JPS6227344Y2 JP S6227344 Y2 JPS6227344 Y2 JP S6227344Y2 JP 1982040298 U JP1982040298 U JP 1982040298U JP 4029882 U JP4029882 U JP 4029882U JP S6227344 Y2 JPS6227344 Y2 JP S6227344Y2
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JP
Japan
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bracket
slag
welding
air cylinder
cylinder type
Prior art date
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JP1982040298U
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JPS58143093U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、溶接スラグ自動除去装置に関するも
のである。自動溶接肉盛には広巾薄板を電極とし
て用いたバンド溶接法、ワイヤーを電極材として
用いたサブマージド溶接法がある。又、後者に属
する方法として、シールドガスの違いにより、炭
酸ガスアーク溶接、ミグ溶接がある。本考案は後
者の不活性シールドアーク溶接によつて発生する
表面スラグの除去に関するものである。
従来、バンド溶接、サブマージド溶接等で発生
する溶接ビード上の表面スラグは厚く、スラグ表
面と内部の温度差に依り、自然剥離する場合が多
い。又、被施工物の温度が高く、表面スラグの剥
離性が悪い場合でも自動タガネ方式、爪方式、お
よびチエーンによる回転打撃方式等で表面スラグ
の除去が可能であり実用に供されていた。
然るに、炭酸ガスアーク溶接、および、ミグ溶
接等の不活性ガスアーク溶接では、溶接ビード表
面に発生するスラグが非常に薄く、又、溶着金属
との密着性が高く、前記のバンド溶接、サブマー
ジド溶接の様な自然剥離を期待する事が出来な
い。とりわけ充填剤を捲きこんだ複合ワイヤー電
極を用いた場合は、スラグの剥離性が極めて悪
い。従来、かかる問題に対して、手持ちサンダ
ー、グラインダー等で表面スラグを除去する方
法、表面スラグに冷剤を塗布する方法、および、
タガネによる打撃法等が採用されている。
しかしこれらの従来技術の方法では作業従事者
の身体的疲労が大きく、作業能率を向上する事が
出来ない。又、タガネを用いる方法では溶接ビー
ドの継目部の凹部がタガネにより打撃されないた
め、この部分のスラグ除去は困難であり面積除去
率では約50%のスラグ除去率しかない。
本考案はこの様な問題点を解決するために考案
されたものであり、被溶接円筒部材の表面全面に
付着した溶接スラグを瞬時に除去でき、円筒部材
表面の溶接ビードの凸凹に係わりなく、完全にス
ラグを除去出来ることがその特徴である。
次に本考案を図により詳しく説明する。第1図
は本考案になるスラグ除去装置の側面図であり、
第2図は上面図である。第1図、第2図に於て、
1は針状線材で焼入れした線材を多数束ねて用い
ブラケツト2にその一端を埋め込み固定する。3
はブラケツトホルダーであり、ブラケツト2を取
り付け、取り外し自在の構造とする。取り付け時
はブラケツト2をボルト止め、ネジ込みなどの方
法で強固に固定するものとする。4は軸で一端を
ブラケツトホルダー3に固着する。5はエアーシ
リンダー型振動機で軸4の一端と連結し、受台6
に固定する。該受台6にはその下部にメネジを内
蔵した支持脚7,7を固着する。支持脚7,7に
内蔵されたメネジに螺合してエアーシリンダー型
振動機の長手方向にスクリユー8を設ける。スク
リユー8の一端は支持部材9で支持し、他端はス
クリユー駆動源10に接続する。
更に支持部材9、スクリユー駆動源10は台1
1に載置され、該台11は適宜の手段例えば図に
示す様な軌道上を車輪により、エアーシリンダー
型振動機5の長手方向と直角方向に移動可能とす
る。12は被溶接材である。又第3図はブラケツ
ト2の拡大図であり、図に示すごとくブラケツト
2の内部で針状線材1の埋込み端部に硬質ゴムな
どの緩衝材13を敷設することにより針状線材の
長さ方向の動きに対処させることにより、溶接表
面の凹凸に追随出来るものとする。
次にこのような本考案装置を用いた溶接スラグ
の除去作業について説明する。第1図、第2図に
於て、被溶接部材12の表面に付着したスラグを
除去する際、針状線材1を被溶接材12に当接し
エアーシリンダー型振動機5を作動させる。振動
は軸4、ブラケツトホルダー3、ブラケツト2を
介して伝達され、被溶接材表面のスラグを除去す
る。溶接スラグが被溶接材12の長手方向に生成
する場合は台11を図示しない駆動力により移動
させ位置合せを行ない、又大きさの異なる被溶接
材の表面スラグ除去の時はスクリユー駆動源10
によりスクリユー8を回転させ、支持脚7、受台
6、エアシリンダー型振動機5、軸4、ブラケツ
トホルダー3、ブラケツト2、針状線材1をエア
ーシリンダー型振動機5の長手方向に移動させて
位置合せを行う。
このような本考案による効果は、不活性ガスア
ーク溶接に於いて発生する、表面スラグを完全
に、かつ瞬時に自動的に除去出来ると共に溶接ビ
ード表面の凹部に於てもスラグが完全に除去でき
る。下記に本考案のスラグ除去時間を従来と比較
して示す。
従来のスラグ除去時間1個のロール平均1回 30′×2回=60′ 本考案によるスラグ除去時間1個のロール平均
1回 3′×2回=6′ その結果作業従事者のスラグ除去に伴う身体的
疲労負荷を解消した。又、実質アークタイムが低
下していた問題に関しても、本考案により著しく
スラグ除去時間を短縮でき、作業能率の向上が図
られた。更に、本考案によつて容易に溶接スラグ
を完全に除去出来るため、ブローホール、スラグ
捲き込み等の溶接欠陥の発生も低下し、溶接金属
の品質が向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の側面図、第2図は同じく
上面図、第3図はブラケツトの詳細図である。 1……針状線材、2……ブラケツト、3……ブ
ラケツトホルダー、4……軸、5……エアシリン
ダー型振動機、6……受台、7……支持脚、8…
…スクリユー、9……支持部材、10……スクリ
ユー駆動源、11……台、12……被溶接材、1
3……緩衝材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 針状線材を束ねて一端をブラケツトに埋め込
    み、埋め込んだ針状線材の端部とブラケツト間に
    緩衝材を介在させて保持し、該ブラケツトを着脱
    自在にブラケツトホルダーで保持し、該ブラケツ
    トホルダーを軸を介してエアーシリンダー型振動
    機と連結すると共にエアシリンダー型振動機をそ
    の長手方向前後、左右に移動可能とした溶接スラ
    グ自動除去装置。
JP4029882U 1982-03-24 1982-03-24 溶接スラグ自動除去装置 Granted JPS58143093U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4029882U JPS58143093U (ja) 1982-03-24 1982-03-24 溶接スラグ自動除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4029882U JPS58143093U (ja) 1982-03-24 1982-03-24 溶接スラグ自動除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58143093U JPS58143093U (ja) 1983-09-27
JPS6227344Y2 true JPS6227344Y2 (ja) 1987-07-13

Family

ID=30051529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4029882U Granted JPS58143093U (ja) 1982-03-24 1982-03-24 溶接スラグ自動除去装置

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JP (1) JPS58143093U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54143346U (ja) * 1978-03-29 1979-10-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58143093U (ja) 1983-09-27

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