JPS62273082A - 耐酸塗膜形成方法 - Google Patents

耐酸塗膜形成方法

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JPS62273082A
JPS62273082A JP11468386A JP11468386A JPS62273082A JP S62273082 A JPS62273082 A JP S62273082A JP 11468386 A JP11468386 A JP 11468386A JP 11468386 A JP11468386 A JP 11468386A JP S62273082 A JPS62273082 A JP S62273082A
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JP
Japan
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epoxy resin
tar
resin paint
vinylidene chloride
chloride resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP11468386A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Matsubara
泰 松原
Minoru Miyagawa
宮川 稔
Masanori Takahashi
正則 高橋
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TOHOKU DOUTETSU KK
Original Assignee
TOHOKU DOUTETSU KK
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は耐酸塗膜形成方法に関するものである。
[従来の技術] 従来から耐酸性を目的とする塗膜形成方法が種々提案さ
れているが、酸に耐える塗料は少なく、しいて挙げると
すれば、僅かにエポキシ樹脂塗料、タールエポキシ樹脂
塗料あるいはシリコン樹脂塗料等を挙げることができる
特に酸を多用する精錬工場の電極板では、銅板、アルミ
ニューム板、ステンレス板等が使用されており、これら
の電極板は電解槽に入れられた強酸の電解液につけて使
用される0強酸の電解液としては、例えば、銅の製錬工
場では硫酸20%。
亜鉛の製錬工場では硫酸15%の強酸が使用されている
、従来は、ピカピカにみがいた電極板の周囲に、表裏と
も額縁状に塩化ビニール樹脂等の電気を通さない絶縁体
のシートを接着して、ピカピカにみがいた電極板の表面
にだけ電解された銅等の金属が付着するようにしている
が、シートは補修に手間を要し、寿命が短い。
[発明が解決しようとする問題点] 前記エポキシ樹脂塗料は塗膜が硬く剥離し易いという問
題点があり、その塗装面は長期の使用に耐えるものでは
ない、また前記タールエポキシ樹脂塗料は、剥離につい
てはエポキシ樹脂塗料より優れているが、塗膜面にター
ルの黒いニジミがあられれるという問題点がある。
上記のように従来の、鉄、銅、アルミニウム、ステンレ
ス等の基材面に対する塗膜形成方法は。
硫酸、塩酸等の強酸に長期間耐えるものでないので、酸
に対して耐久性のある塗膜形成方法が要望されていると
いう問題点がある。
また、シリコン樹脂は高価であるという問題点がある。
更にまた、電極板におけるような、シート接着において
も、寿命が長く、しかも補修が簡単な塗膜形成方法が要
望されているという問題点がある。
本発明はこのような問題点を解決し、強酸に長期間耐え
る塗膜形成方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 電極板については、本発明者等は既に特願昭fio −
277937号及び特願昭81−79242号を出願し
ているが1本発明は電極板に限定せず、更に耐酸塗膜形
成方法にまで発展させたものである。
本発明に係る耐酸塗膜形成方法は、前記のような従来の
問題点を解決し、本発明の目的を連成するために1次の
ように構成したことを特徴とする。
すなわち、第1の発明は、基材面にエポキシ樹脂塗料を
下塗塗装し、その上に塩化ビニリデン系樹脂エマルジョ
ンを0.5%乃至10%含有するエポキシ樹脂塗料を上
塗塗装することを特徴とするものであり、第2の発明は
基材面にタール・を5%乃至30%含有するタールエポ
キシ樹脂塗料を下塗塗装し、その上に央化ビニリデン系
樹脂エマルジョンを0.5%乃至10%含有するエポキ
シ樹脂塗料を上塗塗装することを特徴とするものである
[実施例] 以下本発明に、係る耐酸塗膜形成方法について実施例を
挙げて詳細に説明する。
基材としては、各種の素材を挙げることができるが、特
に広く使用されている鉄、銅、アルミニウム、ステンレ
ス等およびこれらの合金を挙げることができる。
実施例1 第1の発明における下塗塗装は、市販のエポキシ樹脂塗
料を下塗塗装してなされる。当該エポキシ樹脂塗料は顔
料等を含有していても差つかえないが、出来得ればクリ
ヤーが望ましい、使用に占っては硬化剤を加えて常法に
より塗装する。うすめる場合、はエポキシシンナーを使
用する。当該下塗塗装は1回の塗装で充分な場合もある
が、数回塗り重ねてもよい。
上記下塗塗装面の上に、塩化ビニリデン系樹脂エマル−
ジョンを0.5乃至10%含有するエポキシ樹脂塗料を
塗装する。当該塗装は1回の塗装で充分な場合もあるが
、数回塗り重ねる方が耐久性が向上する。エポキシ樹脂
塗料は前記のように顔料等を含有していても差つかえな
いが、出来得ればクリヤーが望ましい、塩化ビニリデン
系樹脂エマルジョンとしては、例えば、旭化成工業株式
会社製のサランラテックスRタイプL321(商標)を
挙げることができる。当該塩化ビニリデン系樹脂エマル
ジョンをエポキシ樹脂塗料と混合して塗装に使用する。
使用に当っては硬化剤を加えて常法により塗装する。う
すめる場合は1,4ジオキサン(ジエチレンジオキシド
)を使用する。
電極板−に使用した場合、塩化ビニリデン系樹脂エマル
ジョンの添加量が多くなるに従、づて高温の電解液にも
耐えるようになる0例えば、添加量が3%では約50度
Cに充分耐えるが、約70度Cでは添加量を6〜8%と
しないと耐久性が充分でない、添加量が10%を越える
と、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンとエポキシ樹I
18塗料との混和性が悪くなり、また添加量が0.5%
未満では、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンの効果が
充分でない、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンは、酸
によるダメージを防止することと、温度による伸縮耐久
性を向上させる効果があるものと考えられる。塩化ビニ
リデン系樹脂エマルジョンを添加することにより、電極
板の温度による伸縮と塗装部の温度による伸縮とが同程
度となり、密着力が保持されて、剥離が起きないことと
なるものと考えられる。
上記のようにして電極板の周囲に下塗を1回、上塗を5
回塗装(膜厚800ル)して製造したアルミニウム製の
電極板を使用して、亜鉛の製錬を行なった。硫酸濃度は
15%、電解液の温度は約45度C1電流は20KAの
条件である。結果は、従来の塩化ビニールシートを接着
した場合よりも寿命が長く、良い結果が得られた。
実施例2 第2の発明における下塗塗装として、タールエポキシ樹
脂塗料(塗膜はタールを約10%含有)を塗装する。当
該タールエポキシ樹脂塗料は市販のタールエポキシ樹脂
塗料(塗膜はタールを約25%含有)と市販のエポキシ
樹脂塗料とを略等量混合したものである。タールエポキ
シ樹脂塗料の塗装は、前記した第1の発明の場合と同様
、使用に当って硬化剤を加え常法により塗装する。うす
める場合はタールエポキシシンナーを使用する。
上記下塗塗装面の上に、塩化ビニリデン系樹脂エマルジ
ョンを0.5乃至10%含有するエポキシ樹脂塗料を塗
装する。塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンとしては、
例えば、前述の旭化成工業株式会社製のサランラテック
スRタイプL321(商標)を挙げることができる。当
該塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンをエポキシ樹脂塗
料と混合して塗装に使用する。実施例1と同様に、使用
に当っては硬化剤を加えて常法により塗装する。うすめ
る場合は1,4ジオキサン(ジエチレンジオキシド)を
使用する。
鉄板、銅板、アルミニウム板をそれぞれ脱脂。
目荒らし後、上塗−回、下塗−回してテストピースを作
成し、沸騰させた12%塩酸に浸漬し、一定時間後に塗
膜の剥離等の性状を調べ、カッターナイフにより切込ん
で膜の硬さを調べ、基板目試験により密着性を調べた。
鉄板=150分の浸漬に耐え、膜の硬さは強靭で、基板
目試験を行なったところ、 100/ 100で密着性
も非常に良かった。
銅板:180分の浸漬に耐え、膜の硬さは強靭で、基板
目試験を行なったところ、 100/ 100で密着性
も非常に良かった。タールエポキシ樹脂塗料(塗膜がタ
ールを約25%含有)を下塗塗装に使用した場合も良好
で、180分の浸漬に耐え、膜の硬さは強靭で、基板目
試験を行なったところ、1007100で密着性も非常
に良かった。
アルミニウム板:180分の浸漬に耐え、膜の硬さは強
靭で、基板目試験を行なったところ、 100/100
で密着性も非常に良かった。
実施例3 第2の発明における実施例3の下塗塗装は、前記した第
1の発明の場合と同様の市販のタールエポキシ樹脂塗料
(塗膜はタールを約25%含有)を下塗塗装してなされ
る。使用に当っては硬化剤を加えて常法により塗装する
。うすめる場合はタールエポキシシンナーを使用する。
上記下塗塗装面の上に、塩化ビニリデン系樹脂エマルジ
ョンを1乃至10%含有するタールエポキシ樹脂塗料を
塗装する。塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンとしては
、例えば、前述の旭化成工業株式会社製のサランラテッ
クスRタイプL321(商標)が挙げられる。当該塩化
ビニリデン系樹脂エマルジョンを市販のタールエポキシ
樹脂塗料(塗膜はタールを約25%含有)と混合して塗
装に使用する。実施例1と同様に、使用に当っては硬化
剤を加えて常法により塗装する。うすめる場合は1.4
ジオキサン(ジエチレンジオキシド)を使用する。
電極板に使用した場合、第2の発明の場合にも第1の発
明の場合と同様に、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョン
の添加量が多くなるに従って高温の電解液にも耐えるよ
うになる6例えば、添加量が3%では約50度Cに充分
耐えるが、約70度Cでは添加量を6〜8%としないと
耐久性が充分でない、添加量が10%を越えると、塩化
ビニリデン系樹脂エマルジョンとタールエポキシ樹脂塗
料との混和性が悪くなり、また添加量が0.5%未満で
は、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンの効果が充分で
ない、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンは、酸による
ダメージを防止することと、温度による伸縮耐久性を向
上させる効果があるものと考えられる。塩化ビニリデン
系樹脂エマルジョンを添加することにより、電極板の温
度による伸縮と塗装部の温度による伸縮とが同程度とな
り、密着力が保持されて、剥離が起きないこととなると
考えられる。
上記のようにして下塗を1回、上塗を5回塗装(膜厚8
00 %) l、て製造したアルミニウム製の電極板を
使用して、至鉛の製錬を行なった。硫酸濃度15%、電
解液の温度45度C1電流は20KAの条件である。結
果は、従来の塩化ビニールシートを接着した場合よりも
寿命が長く、良い結果が得られた。
実施例4 第2の発明における下塗塗装として、タールエポキシ樹
脂塗料(塗膜はタールを約10%含有)を塗装する。当
該タールエポキシ樹脂塗料は市原のタールエポキシ樹脂
塗料(塗膜はタールを約25%含有)と市販のエポキシ
樹脂塗料とを略等量混合したものである。タールエポキ
シ樹脂塗料の塗装は、前記した第1の発明の場合と同様
、使用に当って硬化剤を加え常法により塗装する。うす
める場合はタールエポキシシンナーを使用する。
上記下塗塗装面の上に、塩化ビニリデン系樹脂エマルジ
ョンを0.5乃至10%含有するエポキシ樹脂塗料を塗
装する。塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンとしては1
例えば、前述の旭化成工業株式会社製のサランラテック
スRタイプL321(商Ja)を挙げることができる。
実施例1と同様に、使用に当っては硬化剤を加えて常法
により塗装する。うすめる場合は1,4ジオキサン(ジ
エチレンジオキシド)を使用する。
ステンレス板を脱脂、目荒らし後、上塗−回、下塗−回
してテストピースを作成し、沸騰させた12%塩酸に浸
漬し、一定時間後に塗膜の剥離等の性状を調べ、カッタ
ーナイフにより切込んで膜の硬さを調べ、基板目試験に
より密着性を調べた。
結果二80分の浸漬に耐え、膜の硬さは強靭で。
基板目試験を行なったところ、 IQQ/ 10Gで密
着性も非常に良かった。タールエポキシ樹脂塗料(塗膜
がタールを約25%含有)を下塗塗装に使用した場合も
良好で、80分の浸漬に耐え、膜の硬さは強靭で密着性
も非常に良かった。
[発明の効果] 本発明に係る耐酸塗膜形成方法は上記のように構成され
ているので、鉄、銅、アルミニウム、ステンレス等の基
材面に、容易に剥離することがなく、硫酸、塩酸等の強
酸に長期間耐える塗装面を形成することができ、しかも
安価に形成することができるという効果を有する。
また電極板に利用した場合、従来の塩化ビニールシート
を接着した場合よりも寿命が長く、良い結果が得られる
という効果を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材面にエポキシ樹脂塗料を下塗塗装し、その上
    に塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンを0.5%乃至1
    0%含有するエポキシ樹脂塗料を上塗塗装することを特
    徴とする耐酸塗膜形成方法。
  2. (2)基材面にタールを5%乃至30%含有するタール
    エポキシ樹脂塗料を下塗塗装し、その上に塩化ビニリデ
    ン系樹脂エマルジョンを0.5%乃至10%含有するエ
    ポキシ樹脂塗料を上塗塗装することを特徴とする耐酸塗
    膜形成方法。
  3. (3)上塗塗装における、塩化ビニリデン系樹脂エマル
    ジョンを0.5%乃至10%含有するエポキシ樹脂塗料
    のエポキシ樹脂塗料が、タールを5%乃至30%含有す
    るタールエポキシ樹脂塗料であることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の耐酸塗膜形成方法。
  4. (4)下塗塗装における、タールを5%乃至30%含有
    するタールエポキシ樹脂塗料が、塩化ビニリデン系樹脂
    エマルジョンを0.5%乃至10%含有することを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の耐酸塗膜形成方法。
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