JPS62272923A - 多孔質体による栽培容器を用いた水耕栽培装置 - Google Patents

多孔質体による栽培容器を用いた水耕栽培装置

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JPS62272923A
JPS62272923A JP61116183A JP11618386A JPS62272923A JP S62272923 A JPS62272923 A JP S62272923A JP 61116183 A JP61116183 A JP 61116183A JP 11618386 A JP11618386 A JP 11618386A JP S62272923 A JPS62272923 A JP S62272923A
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JP
Japan
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cultivation
nutrient solution
cultivation tank
porous
pot
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JP61116183A
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English (en)
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大塚 秀光
正昭 古川
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Ebara Corp
Kyowa KK
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Ebara Corp
Kyowa KK
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Publication date
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、植物の根が貫通しない程度の孔径をもつ多孔
質体の鉢又は袋に培地をつめ、播種を行い、これを水耕
栽培槽に浸漬して栽培するようにした水耕栽培装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来の水耕栽培装置において、果菜類用と葉菜類用では
若干栽培方式が異なっている。すなわち、果菜頻用では
一般に育苗鉢と称する、すのこ状に孔のあいた鉢にウレ
タン、れき、口・ツクウール等の培地を入れ、その培地
に種子を播種し、養液が循環する栽培槽に浸漬させ発芽
・育苗させ、一定期間育苗後、やはり養液が循環する栽
培槽に定植させるものである。
この場合、栽培槽は一定間隔で孔のあいたパネルで蓋を
され、育苗鉢の定植はこのパネルの開口部に育苗鉢を挿
入して栽培槽の養液に浸漬される。
このようにして植物が生育してくると根は育苗鉢から長
く伸び、栽培槽一杯にマット状にまで広がることが多い
一方、葉菜頻用では一般にウレタン、ロックウール等の
焙他用のマントに種子を播種し、養液に浸される。この
培地用マットは、あらかじめ、−辺が20〜30@−角
程度になるよう格子状に切れ目が入れられており、容易
にちぎりとることができる。
種子は、格子の1個1個に播種される。一定期間このマ
ットは発芽室に入れられ、発芽後に取り出して栽培槽に
定植される。
この場合、栽培槽は果菜類と同様に孔のあいたパネルで
蓋をされ、その孔に発芽した稚苗をマントから1個1個
ちぎりとり、パネルの孔に挿入し、下部の養液に根が浸
漬するようにする。パネルの孔は、当然のことなから果
菜類用よりは小さくピンチも密である。
また葉菜類では、しばしば栽培の面積効率を上げるべく
、生育初期は株が小さいので栽植密度を大きくし、生育
が進み株が大きくなるにしたがい、植え替えて栽植密度
を小さくするようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
果菜類は一般に根の量が多く、栽培槽−面にマット状に
根が繁茂する場合が多いが、従来の栽培装置では、この
ような状態になるとしばしば養液の通路を閉塞してしま
い、養液、酸素の十分な供給や養液レベルのコントロー
ルができなくなるという問題点があった。
一方、葉菜類は果菜類に比較して、根の量は少ないとは
言え、トラフ状の細長い栽培槽では、やはり果菜類と同
様な問題点があった。
また、葉菜類では栽培の面積効率を上げるために、生育
初期から後期にかけて栽植密度を小さくするよう何回か
植え替えることがあるが、この植え替えの際、根が切れ
ることがあり、このために後の生育を悪くするという問
題点もあった。
以上のような栽培上の問題点のほかに、一般に水耕栽培
で育てた苗は、土耕用や他の水耕用の苗として販売でき
ない問題点があった。これは、水耕用苗は培地部分が少
ないので、流通過程で萎ちょうしてしまうからである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、従来のものの上記の如き問題点を解決するた
めの手段として、通水性かつ通気性であり、しかも植物
の根が貫通しない程度の孔径を有する多孔質体でできた
栽培容器すなわち、鉢又は袋に培地を入れ、播種して、
通常の水耕栽培装置の栽培槽で養液に浸漬させることを
特徴とする、多孔質体による栽培容器を用いた水耕栽培
装置を提供しようとするものである。
本発明では、前記法としては例えばll!l磁製、金属
製、プラスチック製、木製のものなどが適用でき、前記
袋としてはプラスチックフィルム製のものが好ましいが
、網袋や布袋などを使用することもできる。
〔作 用〕
本発明においては、根が貫通しない程度の孔径をもつ多
孔質体でできた栽培容器(鉢、又は袋)に培地を詰めて
これに播種し、栽培槽の養液に浸漬させて栽培するので
、根は鉢又は袋からはみ出ないため、栽培槽内で養液流
路が確保でき、ひいては根に対する養液や酸素の均一か
つ十分な供給及び養液レベルのコントロールが行いやす
く、生育によい。
また、葉菜類の植え替え時には根が切れることがないの
で、後の成育を悪くしない利点もある。
さらに、水耕栽培でありながら、培地の量を増やすこと
により培地の保水性が高くなるので、従来の水耕栽培で
できた苗よりも長期間、養液に浸漬させなくても枯れな
いし、培地が乾燥してくればかん木することで、更に長
くもつ。従って、水耕栽培でできた苗を一般の苗と同一
に流通ルートを通って販売することも可能となるなど多
大の実益がある。
〔実施例〕 本発明の各実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、多孔質体の鉢に果菜類を栽培した場合の断面
を示したもので、1は多孔質体林(本体)2はその鉢蓋
を示し、この鉢蓋の中央部には凹部3が形成されており
、この凹部にウレタンやロックウール等の培11!!4
が入れられ、ここに植物5が植えられる。この多孔質棒
体1は、栽培槽6に配置され、養液7に浸漬される。養
液7は、多孔質棒体lの(多孔質)壁を通り内部に入り
、植物5の根8によって吸収される。同時に、壁を通っ
て空気も入り根8と接触し、空気中の酸素も十分に吸収
される。なお、多孔質棒体lのないところは、栽培槽蓋
9でおおわれる。
さらに、本発明の水耕栽培装置の全体構造を明確にする
ためにその横断面を第2図に、そのA−A″ft1Aに
よる断面を第3図にそれぞれ示した。
多孔質棒体lは、第2図及び第3図かられかるように断
面長方形の栽培槽6にいくつも置かれる。
栽培槽6の長手方向の端部の給液ノズルlOにより養?
&7が供給され、多孔質体林の間を通りながら栽培槽6
の長手方向反対側の端部でオーバーフロー口11より排
出される。
本発明では、栽培容器として上記多孔質体の鉢のかわり
に多孔質膜の袋(以下、多孔質膜袋という)を用いても
よい、第4図は多孔質膜袋を用い 。
た場合の断面を示すもので、先ず、多孔質膜袋12に培
地の支持体13を入れ、該支持体の上部に植物体を播種
、保持するための培地4を入れて使用される。培地4は
ウレタンやロックウール等でできているものとする。こ
の支持体は、この例では円筒型のものであるが、培地4
の保持を主目的とした機能をもてばよく、下部は底なし
で、根が自由に出入りできるようになっている。
栽培槽6への定植の仕方としては、支持体13に培地4
を入れ、これに種子を播種して多孔質膜袋12のない育
苗用の栽培槽に浸漬して発芽、育苗させたのち、定植用
の栽培槽6に植物の入る開口部のついた栽培槽蓋9を乗
せ、開口部に先ず多孔質膜袋12を袋の開口部が蓋の上
部に少し出るように入れ、そこに、支持体13に育苗し
た苗をさし込む、多孔質膜袋12は、栽培槽M9と支持
体13の上部の間にはさまれるので、ずり落ちることは
ない。
第5図は、水耕栽培法で育苗した苗を一般に販売をする
場合の多孔質棒体14の断面を示したものである。この
鉢は土を入れる一般の鉢と同様、鉢から苗を取り出し易
いように、上から下に向かって多少テーパー状に細くな
っていると共に、鉢の上部には種子が播種し易く稚苗1
5を保持できる培Il!!16が入っている。なお、こ
の培地としては、ロックウールやウレタン等が好ましい
。さらに、この鉢の下部(ここには稚苗15の根17が
繁茂する)には鉢を栽培槽から引き上げたとき一定時間
、水分の保持ができるような培地18が入っている。こ
の培地としては、例えばロックウール片、ビート、おが
くず、砂、れきなどが使用できる。
この第5図例では上部と下部で培地の種類を分けである
が、上部に必要な機能と下部に必要な機能の両方が満足
されれば、培地を分ける必要はない0例えばロックウー
ル、ビート、おがくずなどでは上部と下部を分ける必要
はない。しかし、この場合多孔質体鉢14の開孔径およ
び開孔率は、培地の種類との関係で変える必要がある。
第6図は、葉菜類を栽培槽で栽培する場合の断面を示し
たものである。すなわち、多孔質棒体19は上部につば
20が付いており、栽培槽蓋21の開口部よりさし込む
と、つば20が栽培槽lI21に引っかかり、この鉢を
支えることができる。しかし、このことはさして重要で
はなく、栽培槽22の底面に置くような形のものでもよ
い。
鉢の上部には種子が播種でき植物23を支えられるよう
な培地24が入れであるが、この培地としてはロックウ
ール、ウレタンなどがよい。植物23の根は鉢の壁を通
って養液25を吸収することができる。この場合、鉢の
下部は何ら培地を入れなくてもよいが、もし、できた植
物を鉢ごと出荷して家庭まで鮮度を高く維持しようとす
るときには、第5図で説明したのと同様に、鉢の下部に
も水分保持用の培地を入れるのが好ましい。同時に第5
図で説明したように、一つの培地で上部と下部で必要な
機能の両方を持ち合せている場合は、上部と下部に分け
る必要はない。この場合の培地の条件としては、汚れな
いものが好ましい。
第7図は、上記多孔質棒体19を用いてトラフ栽培を行
う場合の水耕栽培装置の全体を示した横断面図で、多孔
質棒体19が1列にトラフ26に挿入されていることを
示す、この%iWではトラフ26の片側端部より給液ノ
ズル27で養液が供給され、トラフ内の液レベルを多孔
質棒体19が浸漬する程度に保持しながら、反対側の端
部より養液が排出される。
通常このトラフ栽培は、このトラフを何本も使−用し、
連続的な植物生産を行う植物工場に使用される。
第8図は、第6図の多孔質棒体のかわりに多孔質膜袋を
用いた栽培装置の断面を示したものであり、多孔’nn
q袋28の上部にウレタン、ロックウールなどでできた
培地24をさし込み、これを栽培槽22の栽培槽!!2
1の開口部にさし込む、この場合、培地24を入れた袋
28の保持は、蓋21と培地部分の摩擦抵抗だけである
から、この蓋は第6図のそれより厚くする必要がある。
〔発明の効果〕
本発明により、栽培槽−面に根が繁茂し、養液の通路を
閉塞することがなくなり、植物の位置に拘らず均一な養
分供給、酸素供給ができ、従って栽培槽の長さを従来の
ものより長くすることが可能となった。特に葉菜類では
、細長いトラフ型栽培槽を用いた植物工場用の栽培がで
きるようになった。
また、本発明により水耕栽培で育てた稚苗を流通ルート
にのせて販売することも可能となった。
さらに、葉菜類では何回かの移植に際して根切れを起こ
すことがなく、成育が均一に保持される。
以上のように、本発明の水耕栽培装置は実用上、掻めて
大なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例に関するものであり、第1図は
果菜頻用の栽培容器としての多孔質体林の断面図、第2
図はこの鉢を用いた水耕栽培装置の横断面図、第3は第
2図A−A線による断面図、第4図は栽培容器としての
多孔質膜袋の断面図、第5図は水耕栽培で育苗した苗の
販売用の多孔質棒体の断面図、第6図は葉菜類用の多孔
質棒体の断面図、第7図はこれを用いたトラフ型の水耕
栽培装置の横断面図、第8図は葉菜類用の多孔質膜袋の
断面図である。 1・・・多孔質体林、2・・・鉢蓋、3・・・凹部、4
・・・培地、5・・・植物、6・・・栽培槽、7・・・
養液、8・・・根、9・・・栽培4!!蓋、10・・・
給液ノズル、11・・・オーバーフロー口、12・・・
多孔質膜袋、13・・・支持体、14・・・多孔質棒体
、15・・・稚苗、16・・・培地、17・・・根、1
8・・・培地、19・・・多孔質棒体、20・・・つば
、21・・・栽培槽蓋、22・・・栽培槽、23・・・
植物、24・・・培地、25・・・養液、26・・・ト
ラフ、27・・・給液ノズル、28・・・多孔質膜袋。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)養液を貯留させた栽培槽と、底部がこの栽培槽の
    養液に浸漬された栽培容器とを備えてなり、この栽培容
    器は通水性、通気性であり、かつ培地に播種された植物
    の根が容器外に貫通露出しない大きさの径の孔を多数有
    する多孔質体により構成されていることを特徴とする、
    多孔質体による栽培容器を用いた水耕栽培装置。
  2. (2)前記栽培容器は、鉢または袋である特許請求の範
    囲第(1)項記載の水耕栽培装置。
  3. (3)前記栽培槽をトラフ状に形成し、この栽培槽に、
    その長手方向に沿って前記栽培容器を複数直列に配置す
    ると共に、この栽培槽の長手方向一端部に養液の供給部
    を、他端部に養液の排出部を設けた特許請求の範囲第(
    1)項又は第(2)項記載の水耕栽培装置。
JP61116183A 1986-05-22 1986-05-22 多孔質体による栽培容器を用いた水耕栽培装置 Pending JPS62272923A (ja)

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JP61116183A JPS62272923A (ja) 1986-05-22 1986-05-22 多孔質体による栽培容器を用いた水耕栽培装置

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ID=14680861

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JP (1) JPS62272923A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01144909A (ja) * 1987-12-02 1989-06-07 Kiyohara Masako プラントパーティション
JP2013215175A (ja) * 2012-04-12 2013-10-24 Daiko Kennetsu Kk 水耕栽培用培地

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01144909A (ja) * 1987-12-02 1989-06-07 Kiyohara Masako プラントパーティション
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