JPS62272430A

JPS62272430A - カラ−ブラウン管

Info

Publication number: JPS62272430A
Application number: JP11464686A
Authority: JP
Inventors: Fujio Tominaga; 冨永　二次雄; Fumio Shibata; 文男柴田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-05-21
Filing date: 1986-05-21
Publication date: 1987-11-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は、ゲッターの取付方法を改良したカラーブラ
ウン管に関する。

（従来の技術）第２図に示すように、シャドウマスク形カラーブラウン
管は、外囲器（１）の一端部を構成する球面状のパネル
（２）内面に蛍光面（３）が形成され、この蛍光面（３
）に対向してその内側に球面状のシャドウマスク（４）
が配設されている。また、外囲器（１）の他端部ネック
（５）内には、電子銃（６）が配設され、さらに、シャ
ドウマスク（４）の電子銃（６）側には、インナーシー
ルド（７）が配設されている。

かかるカラーブラウン管において、最近、画面を見やす
くするために、パネル（２）のフェース面の曲率を小さ
くしてフラット化したものが開発されている。このよう
なカラーブラウン管は、当然シャドウマスク（４）もフ
ラット化されている。

ところで、このカラーブラウン管のシャドウマスク（４
）の透孔面積すなわち電子ビーム透過率は小さく、電子
銃（６）から放出された電子ビームの大部分は、シャド
ウマスク（４）に射突し、これを加熱して凸面側に膨出
するいわゆるドーミングを起し１画面の色純度を劣化さ
せる。特にこの現象は、フラット化されたシャドウマス
ク（４）で大きく呪われる。

このドーミングを抑制する一手段として、従来より、シ
ャドウマスク（４）の電子銃（６）と対向する面に鉛は
う酸系ガラスなどを塗布する方法がある。

この鉛はう酸系ガラスを塗布すると、シャドウマスク（
４）の熱膨張に対する抗張力を高めることができ、それ
によるドーミングの抑制と、塗布された鉛はう酸系ガラ
スの帯電による電子ビームの制御とにより、画面の色純
度劣化を防止することができる。

この鉛はう酸系ガラス塗布面の帯電効果を有効にするた
め、従来のカラーブラウン管においては。

ゲッター（８）をインナーシールド（７）と外囲器（１
）内面との間に配設して、上記鉛はう酸系ガラス塗布面
上に導電性のゲッター膜ができないように、インナーシ
ールド（７）の外側面上にゲッター物質を被着している
。

しかし、上記のようにカラーブラウン管を形成すると、
第３図に示すように、鉛はう酸系ガラス塗布部に絶縁性
物質（１０）が付着すると、この絶縁性物質（１０）の
帯電により、その付近の鉛はう酸ガラス塗布面（１１）
の帯電電位が変化し、電子ビーム（１２）の軌道を変化
させる。すなわち、カラーブラウン管は、電子銃（６）
から放出された電子ビームがシャドウマスク（４）のす
べての透孔（１３）に対して、蛍光面（３）の対応蛍光
体に正しく入射するように調整されるが、絶縁性物質（
１０）が帯電すると、これが異方向に曲げられ、所定の
蛍光体に入射せず１画面に局部的な色ずれを生ずるよう
になる。

しかもその色ずれは、数ミクロン程度の絶縁性物質（１
０）で発生する。

（発明が解決しようとする問題点）上記のように従来のシャドウマスクに鉛はう酸系ガラス
などを塗布してドーミングを防止したカラーブラウン管
は、その塗布部に絶縁性物質が付着すると、その絶縁性
物質が微小であっても、その帯電のために、局部的な色
ずれを生ずるという問題点がある。

この発明は、かかる問題点を解決して、局部的な色ずれ
を生じないカラーブラウン管を構成することを目的とす
る。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）外囲器の一端部内側に形成された蛍光面に対向してシャ
ドウマスク、このシャドウマスクに隣接して他端部電子
銃側にインナーシールドが配設されてなるカラーブラウ
ン管において、インナーシールドに開孔を形成してその
開孔部にゲッターを取付け、このゲッターによりシャド
ウマスクの電子銃と対向する面にゲッター物質を被着さ
せるようにした。

（作　用）上記のようにインナーシールドに開孔を形成してその開
孔部にゲッターを取付け、シャドウマスクの電子銃と対
向する面にゲッター物質を付着させると、シャドウマス
クに絶縁性物質が付着していても、導電性をもたせるこ
とができ、帯電による局部的な色ずれを防止することが
できる。

（実施例）以下、図面を参照して、この発明を実施例に基づいて説
明する。

第１図にこの発明の一実施例カラーブラウン管の要部構
成を示す、このカラーブラウン管の構造は、インナーシ
ールド（２０）およびこのインナーシールド（２０）に
対するゲッタ一部材（２１）の取付は構造を除いて、従
来のカラーブラウン管（第１図示）と同じであるので、
同一部分に同一番号を付してその詳細な説明を省略する
。

ところで、このカラーブラウン管においては。

断面はぼ矩形筒状のインナーシールド（２０）の両組側
面中央部に、ゲッター（２１）のリング外径よりやや径
大な開孔が形成され、ゲッター（２１）は、そのフラッ
シュ面が上記開孔からインナーシールド（２０）の内側
に突出する如く、支持体（２２）により開孔と同軸に取
付けられている。このインナーシールド（２０）に取付
けられるゲッター（２１）は、インナーシールド（２０
）の磁気特性を乱さないように、リング容器およびその
支持体（２２）を非磁性体で構成するとよい。

このゲッター（２１）のフラッシングは、排気装置によ
り外囲器（１）内を所定の真空度に排気し、電子銃（６
）のカソードを活性化したのち、外囲器（１）外から高
周波加熱することによりおこなわれる。

この加熱によりゲッター物質は、フラッシュ面から広角
度にシャドウマスク（４）の電子銃（６）と対向する面
方向に飛散する。

このゲッター物質の飛散により、シャドウマスク（４）
に絶縁性物質が存在すると、ゲッター物質は、シャドウ
マスク面ばかりでなく、この絶縁物質にも被着してその
表面を導電性にする。このように導電性にされると、た
とえ絶縁物質が付着していても、電子ビームの異常向り
はなくなり、従来シャドウマスクに絶縁物質が付着した
ために発生した局部的な色ずれを防止することができる
。

しかし、このゲッター物質の飛散は、鉛はう酸系ガラス
などを塗布したシャドウマスク（４）の本来の作用の一
つである帯電による電子ビームの制御を低下させないよ
うに、被着量を必要最小限にすることが望ましい。実験
結果では、シャドウマスク（４）への被着量を１００■
程度にすることで局部的な色ずれ発生を完全に防止する
ことができた。

また、上記のようにシャドウマスク面にゲッターを飛散
させると、ゲッター物質を広面積に被着させることがで
きるので、従来のインナーシールドの外側面に被着した
カラーブラウン管にくらべて、少い個数のゲッターで痔
命特性を低下させないカラーブラウン管とすることがで
きる。

〔発明の効果〕

カラーブラウン管のシャドウマスクに隣接してその電子
銃側に配設されるインナーシールドに開孔を形成し、そ
の開孔部にゲッターを取付けて、シャドウマスクの電子
銃と対向する面にゲッター物質を被着させると、シャド
ウマスクに絶縁性物質が付着したために生ずる局部的な
色ずれを防止することができ、また、ゲッター物質が広
面積に被着することから、従来より少い個数のゲッター
で、所要の寿命特性をもつカラーブラウン管とすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）および（Ｅｌ）図はそれぞれこの発明の一
実施例カラーブラウン管の要部構成を断面で示した正面
図および平面図、第２図（Ａ）および（［３）図はそれ
ぞれ従来のカラーブラウン管の要部構成を断面で示した
正面図および平面図、第３図はシャドウマスクに付着し
た絶縁性物質の影響を説明するための図である。（１）・・・外囲器　　　　　　　　（２）・・・パネ
ル（３）・・・蛍光面　　　　　　　　（４）・・・シ
ャドウマスク（５）・・・ネック　　　　　　　　（６
）・・・電子銃（２０）・・・インナーシールド　　　
（２１）・・・ゲッター（２２）・・・支持体

Claims

【特許請求の範囲】

（１）外囲器の一端部内側に形成された蛍光面と他端部
内に配設された電子銃との間に上記蛍光面に対向してシ
ャドウマスクおよびこのシャドウマスクに隣接して上記
電子銃側にインナーシールドが配設されてなるカラーブ
ラウン管において、上記インナーシールドに開孔を形成してその開孔部にゲ
ッターを取付け、このゲッターにより上記シャドウマス
クの電子銃と対向する面にゲッター物質を被着したこと
を特徴とするカラーブラウン管。
（２）ゲッターは非磁性体からなる支持体を有し、この
支持体によりインナーシールドの開孔部に取付けられて
いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のカラ
ーブラウン管。