JPS62271617A - 金属帯材面取り方法及びその方法に使用する案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は金属帯材の面取り方法、より詳しくは面取り装
置を用いた方法及びその方法に使用される案内装置に関
する。

（従来の技術） この様な面取り装置は従来より知られており、金属製帯
材のエツジのトリミング及び面取りに用いられて来た。

この様な面取り装置の作動時における問題点は、案内部
材の案内面と金属帯材の表面との間に、軒りくずが容易
にひっかかることである。このひっかかりは帯材の移動
の障害となり、しかもその表面に損傷をあたえるおそれ
もある。

更に、案内面と帯材表面との間の摩擦により、金属帯材
を移動させるために非常に大きな力が必要とされるとい
う問題もある。帯材の移動速度が極めて制限されてしま
うのは特にこれらの理由によるものである。摩擦を減少
させるためにテフロン・コーティングを用いることも試
みられてきたが、この様なコーティングは極めて摩耗速
度が速く、間組解決には至らなかった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明の目的は、切りくずの接触領域への侵入による障
害がなく、帯材の摩擦及び移動力を最小限にとどめるこ
とが可能な、金属帯材面取り方法及びその方法に用いる
案内装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上述の目的゛を達成するために、本発明による方法は、
金属帯材と案内部材との間において、これら案内部材の
中心部から端部にかけて、しがも前記金属帯材の移動線
に沿ったそれぞれの箇所において、流体（気体もしくは
液体）を圧力強制注入することを特徴とする。

また、本発明による方法に使用する案内装置は、その案
内部材の金属帯材に対面する案内面に複数の縦溝が形成
され、これら縦溝が流体注入用の注入口に連通している
ことを特徴とする。

（発明の作用及び効果） 前述の流体としては例えばオイル・エマルジョンあるい
は圧縮空気を用いることができ、これにより前記金属帯
材はほぼ摩擦なしに案内され、しかも、金属切りくずも
、接触領域から側方に流れるこの流体とともに直接取り
除くことができるのである。

面取り装置にこの方法を用いることにより、帯材を移動
させるのに必要な力は著しく減少し、案内部材もしぐは
帯材に損傷を与えることなく、しかも帯材を極めて高速
に移動させることが可能になる。更に、長手方向におい
て互いに間隔を置いた地点で正確に前記オイルを注入す
れば、装置全体の作業を非常に能率的に行なうことがで
きる。

また、前記案内部材の案内面における清のない部分も、
帯材と広い範囲で係合することで帯材のより良い案内に
役立つようになっている。

本発明の発展例として、前記渭の幅を比較的広くとり、
これを隣接する案内面の幅の少なくとも３分の１の大き
さにすれば、金属帯材に比較的大きな範囲で圧力を加え
ることができ、極めて効率的な圧力緩衝を実現すること
が可能になる。Ｆｊｌ接する溝間の長手方向の間隔も前
述の清の幅と同程度に重要である。この間隔は、良好な
帯材案内作業及び効果的な浮遊動作を得るのに十分なも
のであれば良く、余り大きなものであってはならない。

前記案内部材の第１実施例において、線形案内部材及び
前記′縦溝の幅はこれらの長さにほぼ等しい。この実施
例は特に簡単ではあるが、極めて効果的である。前記注
入口の領域における前記案内部材の案内面に更に浅い横
溝を形成すれば摩擦力はさらに大幅に減少し、金属帯材
と案内部材との間の隙間から切りくずを極めて効果的に
締め出すことができる。

本発明のもう一つの発展例として、前記縦溝のそれぞれ
の注入口を、帯材の移動方向に対して常にその先端部に
位置する様に構成することができる。これらの注入口は
案内部材の内側でその長さ方向に形成された通路と連通
している。そしてそれぞれの注入口を、ネジ・ボア内で
回転し断面積を変化させることによって前記流体の流率
を制御する絞ぼりネジと連結することが望ましい。

（実施例） 次に本発明の実施例を第１ないし第９図を参照しながら
詳述する。

第１図において、金属帯材１４は上方に位置する線形の
案内゛部材１０と下方に位置する線形の案内部材１２と
の間に位置している。これら上方及び下方の線形案内部
材は事実上同じものであり、その詳しい構成を次に述べ
る。前記金属帯材１４は、これら線形案内部材１０．１
２の案内面の間において僅かな隙間を置いて案内され、
この第１図の平面に対して直角をなす角度で移動される
。

前記両線形案内部材１０．１２及び前記金属帯材１４の
側方には、一連の旋削装置（図示せず）が前記案内部材
１０．１２の長さ方向に沿って配置され、前記帯材１４
エツジのトリミングや面取り作業等を行なう、前記線形
案内部材１０及び１２のそれぞれの案内面には、縦溝１
６．２０が形成されている。これらの渭１６．２０に、
それぞれ連通部１８．２２を介して、同図中矢印で示さ
れた方向に切断用のオイル・エマルジョンや圧縮空気な
どの各種の流体が注ぎ込まれる。そして、この流体が前
記縦溝１６．２０に圧力強制注入されることにより、側
方に形成された切りくずが前記隙間に入り込まないよう
になっている。この構成により、摩擦力゛を極めて少な
くすると同時に良好な案内作業が行なえるのである。金
属切りくずが帯材１４の移動及び案内される隙間に決し
て入り込むことがないので、金属帯材１４は損傷を受け
ることがない。

第２ないし第５図に示した本発明の第１実施例において
、一つの独立した線形案内部材２４は、案内面２６、及
び、この案内面２６の後方において取り付はスロット３
０を備えた取り付はフランジ２８を有している。前記案
内面２６には、半円形状の終端部３４を有する縦溝３２
が形成されている。これらの縦溝３２は、前記案内面２
６の幅方向のほぼ中央部に位置し、これに対して長手方
向にしかも互いに間隔を置いて形成されている。

前記縦溝３２のそれぞれの先端部には、前記帯材１４の
移動方向に沿って、前記流体のための注入口３８が設け
られている。これらの注入口３８は、それぞれ、前記線
形案内部材２４内のその長さ方向に形成された通路３６
と連通している。前記流体の流率は、ネジ・ボア４０に
ねじ込み可能な絞ぼりネジ４１に゛よって制御可能であ
る。前記流体は外部から連通部３７を介して前記通路３
６に注ぎ込まれる。そしてこの通路３６は、前記案内部
材２４の他端部において、プラグ３９により閉じられて
いる。

第４図及び第５図に示されている様に、前記案内面２６
の前記注入口３８の所に、前記溝３２に対して横方向に
、もう一つの渭４２を形成することができる。この渭４
２は前記溝３２よりも幅が狭く、深さの浅いものである
０本実施例において、この渭４２は前記案内面２６のほ
ぼ全幅に渡って形成され、前記案内部材２４の横方向の
端部にも流体を行き渡らせる働きをする。

次に本発明の第２の実施例を第６図ないし第９図を参照
しながら説明する。この実施例においても前実施例にお
いてと同様に、線形案内部材５０は、案内面５２、及び
、これとは反対側に取り付はスロット５６を備えた幅狭
の取り付はフランジ５４を有している。前記案内面５２
には、縦溝５８が間隔を置いてこの案内面５２の長さ方
向に形成されている′、シかし、これら縦溝５８は、前
述の実施例とは異なり、その幅が長さ方向で変化してい
る。

第７図において、前記＃１１消５８は長く狭い中央部６
０を有し、これはその一端部において円形端部６２と合
流している。前記中央部６０の領域において、前記案内
面５２は幅狭になり、ポケット状の領域６４を形成して
いる。そして、これらの領域６４の端部は円くなってい
る。

前記円形端部６２の反対側の前記中央部６０の端部には
、流体の注入口６８が設けられ、これは前記線形案内部
材５０内で長さ方向に形成された通路６６と連通してい
る。この実施例の線形案内部材５０も、前記注入路６６
から前記縦溝６０に流れ込む流体の流率は、ネジ・ボア
７０にねし込まれて前記注入口６８の断面積を変化させ
る絞ぼりネジ７１により調整することができる。

前述の二つの実施例は縦溝及び案内面の形状において異
なっている。即ち、第２図ないし第５図に示されたこれ
らの部材はその長さ方向においてほぼ一定の幅を有して
いるのに対し、第６図ないし第９図に示されているもの
はこれらよりも多少複雑な形状を有している。しかし、
いずれのタイプを用いても摩擦力は極めて少なく、線形
案内部材と金属帯材との隙間への切りくずの侵入を効果
的に防ぐことができる。第１実施例による構造は主とし
て肉厚の帯材に適しているのに対し、第２実施例による
構造は肉薄の帯材（例えば、厚さ１０分の数ミリのもの
）に特に適している。詳述すれば、肉厚の帯材が線形案
内部材の幅よりも大きな幅を有しているのに対し、肉薄
の、即ち、より不安定な帯材の場合には、前記ポケット
状開口部に配設された旋削装置の領域以外における全領
域で帯材を案内させる必要がある。従って、本発明にお
いては、いかなる帯材においても効率良く前述の作業が
できる様に、２種類の線形案内部材が提供されているの
である。

この様に、本発明に関する面取り方法及びこれに用いる
案内部材は、前述の目的及び利点をすべて達成したもの
である。この明細書及びこれに添付の図面を参゛照する
ことにより、当業者は様々な変形や他の利用法に想到す
るであろうことが予想されるが、これらの変形及び利用
法も又、本発明の本質から離脱しない限りにおいて、本
発明の範囲内に属するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は金属帯材をその間に挟んだ状態における面取り
装置の二つの対面する線形案内部材を示す横断面図、第
２図は線形案内部材（前記面取り装置には二つ必要）の
第１実施例を示す側面図、第３図は縦溝を示した状態に
おける第２図に示した線形案内部材の案内面の平面図、
第４図は縦溝を示した状態における第２図に示した線形
案内部材の拡大切断平面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線
に沿った横断面図、第６図は線形案内部材の第２実施例
を示す側面図、第７図は縦溝を示した状態における第６
図に示した線形案内部材の案内面を示す平面図、第８図
は第７図のＶＩ　Ｉ　Ｉ−ＶＩ　ＩＩ線に沿った横゛断
面図、そして第９図は第７図のＩ　Ｘ−Ｉ　Ｘ線に沿っ
た横断面図である。 （１０）、　（１２）、　（２４１、（５０１・・・案
内部材、（１４）・・・金属帯材、　（１６１、（２０
）　（３２）、（６Ｇ）　　・′・・−縦溝、（３ｇ）
　、　（６８）・・・注入口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、金属帯材を上方及び下方案内部材間で移動及び案内
   しながら、前記帯材のエッジを旋削する方法であって、
   前記金属帯材とそれぞれの前記案内部材との間に、この
   案内部材の中央部から、しかも前記帯材の移動方向にお
   いて互いに離れた箇所において流体を強制圧力注入しな
   がら旋削する金属帯材面取り方法。 ２、前記流体が、循環される切断用オイル・エマルジョ
   ンである特許請求の範囲第１項に記載の方法。 ３、前記流体が、圧縮空気である特許請求の範囲第１項
   に記載の方法。 ４、金属帯材の上方及び下方に位置して、この金属帯材
   を案内する案内部材を有する案内装置であって、前記案
   内部材の金属帯材に対面する案内面に互いに間隔を置い
   て形成された複数の縦溝を有し、かつ、前記縦溝に流体
   を供給するように連通された流体注入口を有する金属帯
   材面取り方法に使用する案内装置。 ５、前記縦溝が少なくともその一部の領域において、前
   記案内面の隣接する幅の少なくともほぼ３分の１に相当
   する幅を有する特許請求の範囲第４項に記載の案内装置
   。 ６、前記縦溝の長手方向の間隔が、前記縦溝の主幅とほ
   ぼ同じ長さを有する特許請求の範囲第４項に記載の案内
   装置。 ７、前記縦溝がその長さ方向においてほぼ一定の幅を有
   する特許請求の範囲第４項に記載の案内装置。 ８、前記縦溝の端部が半円状に形成されている特許請求
   の範囲第７項に記載の案内装置。 ９、前記案内部材の幅が一定かつ約５７ｍｍであり、前
   記縦溝は幅、約２０ｍｍ、長さ、約３２２ｍｍ、長手方
   向の間隔、約２７ｍｍそして深さ、約２ｍｍである特許
   請求の範囲第７項に記載の案内装置。 １０、前記案内面内の前記流体注入口のそれぞれの領域
   に、深さの浅い横溝が形成されている特許請求の範囲第
   ７項に記載の案内装置。 １１、前記横溝が前記線形案内部材の幅よりも僅かに長
   い長さを有している特許請求の範囲第１０項に記載の案
   内装置。 １２、前記横溝が幅、約５２ｍｍ、そして深さ、約０．
   ５ｍｍである特許請求の範囲第１１項に記載の案内装置
   。 １３、前記縦溝の幅がこれらの縦溝の長さ方向において
   変化している特許請求の範囲第４項に記載の案内装置。 １４、前記案内部材の幅が少なくとも前記縦溝に対応す
   る前記案内面の領域において、前記案内部材の長さ方向
   で変化可能な幅を有する特許請求の範囲第１３項に記載
   の案内装置。 １５、前記縦溝が長細く形成され、その一端部において
   円形状に広がり、前記案内面が狭溝幅の領域におけるそ
   の幅において先細り状に形成されている特許請求の範囲
   第１４項に記載の案内装置。 １６、前記案内面の先細り領域の長手方向の端部が、前
   記案内面の普通幅部分と円みを帯びながら徐々に合流す
   る特許請求の範囲第１５項に記載の案内装置。 １７、前記縦溝の狭幅部分が、前記案内面の先細り部の
   幅が約５ｍｍである場合、約２ｍｍの幅を有すると同時
   に、前記案内面の通常部分の幅が約１５ｍｍの場合には
   、約１０ｍｍ以下の幅、約２ｍｍの深さを有する特許請
   求の範囲第１３項に記載の案内装置。 １８、前記縦溝が、前記線形案内部材の通常幅が１５ｍ
   ｍである場合に、約７０ｍｍの長さ、約５ｍｍの間隔を
   有する特許請求の範囲第１３項に記載の案内装置。 １９、前記流体注入口が、前記帯材の移動方向から見て
   、前記縦溝の開始部に位置している特許請求の範囲第４
   項に記載の案内部材。 ２０、前記流体注入口が、前記案内部材の内方にこの部
   材の長さ方向に形成された通路を有している特許請求の
   範囲第１９項記載の案内装置。 ２１、前記流体注入口が、ネジ・ボアにねじ込まれ前記
   流体注入口の断面積を変化させることによって前記流体
   の流率を制御することができる絞ぼりネジを有する特許
   請求の範囲第１９項に記載の案内装置。