JPS62271324A - 陰極線管の製造方法 - Google Patents

陰極線管の製造方法

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JPS62271324A
JPS62271324A JP11306886A JP11306886A JPS62271324A JP S62271324 A JPS62271324 A JP S62271324A JP 11306886 A JP11306886 A JP 11306886A JP 11306886 A JP11306886 A JP 11306886A JP S62271324 A JPS62271324 A JP S62271324A
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JP
Japan
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metal oxide
heavy metal
powder
shadow mask
cathode
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Application number
JP11306886A
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English (en)
Inventor
Morio Yamamoto
山本 盛男
Hiroshi Kimura
寛 木村
Masayasu Koitabashi
小板橋 正康
Katsuhiro Ono
克弘 大野
Hisakazu Nishiura
西浦 久和
Mutsumi Hattori
睦 服部
Kunio Takeoka
武岡 国生
Iwao Sato
佐藤 巖
Hiroshi Okuda
奥田 博志
Tetsuya Watanabe
徹也 渡辺
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明はシャドウマスクを有する陰極線管の製造方法に
関する。さらに詳しくは、シャドウマスク面上に設けら
れた重金属酸化物の被膜から放出されるガス澄を低減す
ることができる陰4f!線管の製造方法に関する。
[従来の技術] 第3図はたとえば特開昭55−76553号公報に開示
された従来の陰極線管の断面図である。第3図において
、(1)は内部を高真空に保つための外囲器、(2)は
3本の電子ビームを放出するための電子銃、(3)は色
選択電極を構成するシャドウマスクであり、電子ビーム
が衝突する面に電子ビームに対して反射率の大きな物質
よりなる重金属酸化物の被膜(7b)が設けられている
。 (41は外囲器(1)の一部を構成する透光性のガ
ラス前面板、(5)は蛍光スクリーンで、赤、緑、青に
発光する3種の蛍光体ス1−ライブがガラス前面板(4
)の内面に順次塗布されており、これらストライブ群の
それぞれは前記シャドウマスク(3)のスリット群のそ
れぞれに電子光学的に正確に対応するような位置関係に
設けられていう。(6)は内部磁気シールド板、また(
8)は偏向ヨークで3本の電子ビームを水平および垂直
に偏向させるためのものであり、(9)はゲッターで陰
極線管内を高真空に保つためのものである。
つぎに面記陰極線管の動作について説明する。
電子鏡(2)がら放出された3本の電子ビームは偏向ヨ
ーク(8)によって蛍光スクリーン(団の全面を走査す
るように偏向されてシャドウマスク(3)に達する。
このシャドウマスク(3)には3本の電子ビームがそれ
ぞれに対応する色の蛍光体ストライブだけを叩くように
させる色選別様能があり、シャドウマスク(3)のスリ
ットを通った3本の電子ビームに対してそのスリット群
と蛍光体ストライブ群の位置はそれぞれ電子光学的に正
確に設定されている。
したがって、シャドウマスク(3)のスリットを通った
電子ビームはそれぞれに対応する色の蛍光体ストライブ
だけを叩き、それらを発光させる。このとき、3本の電
子ビームの強さを電子銃(2)の制御電極に加える電気
信号で変化させれば、各蛍光体ストライブの発光輝度が
変えられ、任意の色がえられるので蛍光スクリーン(5
)上にカラー画像が映出される。
しかしながら、このばあい電子銃(2)から放出された
電子ビームのうち約80%がシャドウマスク(3)に衝
突してさえぎられ、シャドウマスク(3)に全く無意味
な熱エネルギーを与え、シャドウマスク(3)を昇温さ
せる。その結果、シャドウマスク(3)は熱膨張により
変形し、正確に対応していたシャドウマスク(3)と蛍
光体ストライブの位置関係がずれて色ずれの大きな要因
となる。
これらの問題点の解決手段として特開昭55−7655
3 号公報ではシャドウマスク(3)の電子ビーム照川
面にシャドウマスク(3)を構成する物質よりも電子ビ
ー・ムの反射率の大きな物質からなる被膜(7b)を設
けることや、また特公昭60−44459号公報では7
0をこえた原子番号を有する重金属の材料を含む溶液を
吹付は塗布して前記電子ビームを反射する被膜(7b)
を設けることが提案されており、前記重金属材料として
鉛、タングステンおよびビスマスがえらばれ、またこれ
らの炭化物、硫化物および酸化物についてもその有用性
が述べられている。
特公昭GO−14459号公報に開示された反射膜が設
けられたシャドウマスクを用いた陰極線管を製造するば
あい、いずれの重金汎材料を用いたばあいも、その微粒
子の平均粒径を1−以下にするのが好適どされており、
たとえば被膜材料として酸化どスマスをえらんだばあい
、通常数ρ〜数士虜程度の大粒径の粒子を粉砕して用い
る。
粉砕方法として通常ボールミル法を用いてJ3す、ボー
ルミル時に酸化ビスマス粉末と水ガラスおよび適量の水
な同時に加え、2〜7日間程度のボールミルを行ない、
再度適邑の水ガラスおよび水を加えてシャドウマスク上
に塗布し乾燥したのち陰極線管の通常の製造工程を経て
えられている。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の重金E酸化物の被膜(7b)は、重合、属酸化物
の粉末と水ガラスとの混合物を吹付は法などで形成され
ているために、製造工程における加熱および電子照射な
どによる被膜(7b)からのガス放出ff1(COおよ
びCO2ガスなど)が多くなり、陰極線管のカソードを
大きく被毒し、そのカソードのエミッションライフ特性
を低下させて前記陰極線管の寿命を短くさせるという問
題点があった。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされた
ものである。すなわら、重金属酸化物の被膜(7b)の
製造工程における加熱および電子照)jなどによって被
膜(7b)から放出されるガス最を低減するために、重
金属酸化物の粉末に高温熱処理を施すことにより、カソ
ードのエミッションライフ特性を良好に推持して長寿命
の陰極線管の製造方法をうろことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の陰極線管の製造方法は、シャドウマスク(3)
面上に形成された前記被膜(7b)の製造工程における
加熱および電子照射などによって被膜(7b)から放出
されるガス由を低減させるために重金属酸化物の粉末自
体に含有しているガス(強熱残漬成分と呼ばれている)
を、前記粉末の融点に近い温度で空気中またはチッ素雰
囲気中で熱処理することにより除去させたものである。
すなわち、本発明は重金属酸化物の粉末とバインダーと
の混合物からなる被膜を吹付は法またはD電塗装法でシ
ャドウマスク面上に形成する工程中で、重金属酸化物の
粉末に高温熱処理を施こすことを特徴とする陰極線管の
製造方法に関する。
[作 用] 本発明におけるシャドウマスク面上の被膜は、重金Rf
a化物の粉末自体に含有されているガスを除去するため
に、前記粉末に前記粉末の融点に近い温度で空気中また
はチッ素雰囲気中で熱処理を施しているので、被膜の製
造工程における加熱および電子照射などによる被膜から
のガス放出量が大幅に低減され、カソードへの被毒が軽
減され、良好なカソードエミッションライフ特性を有す
る長寿命の陰極線管をうろことがでる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。第1
図は本発明によってえられる陰極線管の一実施例を示し
、第2図は第1図の主要部であるシャドウマスク(3)
、ガラス前面板(4)、蛍光スクリーン(5)、電子ビ
ーム反射被膜(7a)の拡大図である。
(7a)はシャドウマスク(3)の電子ビーム照射面側
に設けられた電子ビーム反射被膜(重金属酸化物の被膜
)で、吹付は法あるいは静N塗装法で形成する前に、重
金属酸化物の粉末自体を前記粉末の融点に近い温度で空
気中またはチッ素雰囲気中での熱処理を施されたもので
ある。
以上の図の説明から明らかなように、本発明はシャドウ
マスク(3)面上に設けられた電子ビーム反射被膜(7
a)の製造工程における加熱および電子照射などによる
電子ビーム反射液1I(7a)からのガス放出量を前記
粉末自体に前記のような熱処理を施すことにより、大幅
に軽減できて良好なカソードエミッションライフ特性を
有する長寿命の陰極線管をうろことができる。
本発明に用いられる重金ぶ酸化物の粉末は電子ビームに
対して反射率の大きな物質であって、一般にシャドウマ
スク(3)の構成材である鉄板よりも高密度あるいは原
子番号の大きな元素を含有する金属酸化物よりなるもの
が好ましい。
電子ビームに対して反射率の大きな物質とは0.4以上
の反射率を有するものである。なお、シャドウマスクの
構成材である鉄板の反射率は約0.25である。
たとえば、前記粉末は、モリブデン、鉛、ビスマス、タ
ングステン、白金、金などの元素からなる金属酸化物が
あげられ、これらを適当な厚さ、たとえば乾燥俊の被膜
の厚さが2〜6廓、好ましくは約3ρとなるように形成
すればよい。なお、このばあい被膜の厚さは電子ビーム
が透過しないような厚さが望ましい。
前記重金8M化物の粉末は、以下のようにして高温熱処
理が施される。前記重金属酸化物の粉末を皿形の石英ボ
ートなどに、できるだけ広く浅くなるように入れる。つ
ぎに該粉末の融点に近い温度、好ましくは該粉末の融点
より200〜350℃低い温度のたとえば電気炉などの
炉に入れ、空気中またはチッ素雰囲気中で15〜90分
間加熱する。えられた粉末1部(重う部、以下同様)と
純水06〜0.8部をボールミル法などにより2〜7日
間混合する。えられた混合物にナトリウム系水ガラス、
カリウム系水ガラスなどのバインダー0.2〜0.4部
を加え1日間程度ローリングしたのち、吹付は法または
静電塗装法により、黒化処理を施したシャドウマスクの
電子ビーム照射面側に塗布する。
以下の工程は、通常の陰極線管の製造工程と同じである
。なお、本発明に用いられるシャドウマスクは、従来よ
り陰極線管に用いられているものでよく、なかでも黒化
処理を施されたものが好ましい。
実施例ま たとえば重金属の酸化物の粉末として酸化ビスマス粉末
を用いたばあいについて、以下に説明する。まず酸化ビ
スマス粉末自体が含有しているガスを除去するために高
温処理を加える。
酸化ビスマス粉末く融点二860℃) 3ooooを皿
形の石英ボートに入れてそのボートを600℃、チッ素
雰囲気の電気炉に入れて30分間保持した。
なお、酸化ビスマス粉末を石英ボートに入れるときは広
く浅くなるように入れてチッ素ガスが前記粉末表面を均
一に覆うようにする。
つぎに前記粉末と純水1.9fJの混合物をアルミナ製
ボールミルで3日間ボールミルを行ない、前記混合物に
カリウム系水ガラス750Qを入れて1日間ローリング
してスプレー塗液を製造した。この塗液を黒化処理が施
されているシャドウマスク(3)の電子ビーム照射面側
にエアスプレ一方式で塗布させて1子ビ一ム反射被膜(
7a)を形成させた。以下の工程は通常の陰極線管の製
造工程と同様にして90°偏向21インチ形カラー陰極
線管を製造した。
つぎにえられたカラー陰極線管のカソードのエミッショ
ンライフ特性および陰極線管の寿命を検討した結果につ
いて述べる。
電子ビーム電流0.9mA、電子ビーム加速電圧25k
V、ヒータ電圧6.3■でカソードのエミッションライ
フ特性を測定したばあい、本発明の製造方法によってえ
られたシャドウマスク(3a)を用いたカラー陰極線管
では最大エミッション電流のライフ特性が同形の従来の
カラー陰極線管に比べて約10%増の良好な結果がえら
れた。
このばあい、前記粉末自体に前記のような熱処理を施す
ことにより製造工程における加熱および電子照射などに
よる電子ビーム反射波pA(7a)からのガス放出量を
大幅に軽減できてカソードへの被毒が低減された。した
がって、カソードのエミッションライフ特性が従来に比
べて、良好に維持され、陰極線管の寿命を約10%長く
保持することができた。
[発明の効果コ 以上のように、本発明によればシャドウマスク面上に形
成された電子ビーム反射被膜(重金属酸化物の被膜)は
重金属酸化物が含有するガスを高温加熱処理で除去して
いるために、前記被膜からのガス放出jが低減されるこ
とからカソードへの被毒が軽減され、良好なカソードエ
ミッションライフ特性を有する長寿命の陰極i管をうる
ことができる。さらに、前記粉末自体を熱処理するため
にシャドウマスクの熱処理に比べて熱処理設備が小型に
でき、また安価な陰極線管がえられるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によってえられるカラー陰楡線管の一実
施例を示す断面図であり、第2図は第1図の主要部であ
るシャドウマスク(3)、ガラス前面板(4)、蛍光ス
クリーン(5)、電気ビーム反射被膜(7a)の拡大図
である。 第3図は従来のカラー陰極線管を示す断面図である。 (図面の主要符号) (3a) :シャドウマスク (4)ニガラス前面板 (5):蛍光スクリーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重金属酸化物の粉末とバインダーとの混合物から
    なる被膜を吹付け法または静電塗装法でシャドウマスク
    面上に形成する工程中で、重金属酸化物の粉末に高温熱
    処理を施こすことを特徴とする陰極線管の製造方法。
  2. (2)重金属酸化物の粉末が、電子ビームに対して反射
    率の大きな物質であつて、シャドウマスクを構成する物
    質よりも高密度あるいは原子番号の大きな元素を含有す
    る金属酸化物である特許請求の範囲第(1)項記載の陰
    極線管の製造方法。
  3. (3)バインダーが、ナトリウム系水ガラスまたはカリ
    ウム系水ガラスである特許請求の範囲第(1)項記載の
    陰極線管の製造方法。
  4. (4)高温熱処理が、前記粉末の融点に近い温度で、空
    気中またはチッ素雰囲気中で行なわれる工程である特許
    請求の範囲第(1)項記載の陰極線管の製造方法。
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