JPS62270798A - 電着塗装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ａ、　産業上の利用分野 本発明はハッシェマークの発生を防止し得る電着塗装方
法に関する。

ｂ、　従来の技術 塗料を収容した電着槽内に被塗装物を移動させながら電
着塗装を行なう連続塗装法においては、オーバーヘッド
コンベヤの吊下げ具に被塗装物を吊り下げて、一定コン
ベヤスピードで通電しながら入槽させる搬送形式が採ら
れている。

この場合、第３図（ａｌのように、コンベヤ１００に複
数の被塗装物１０１を吊り下げて搬送し、を着橿１０２
の塗料１０３内に浸漬させながら電着塗装を行なう通常
状態、あるいは第３図中）のように単一の被塗装物１０
１を電着槽１０２内で電着塗装を行なう場合には、問題
がない。

しかし、第３図ｔｅｌのように、被塗装物１０１の間隔
が開いていて、電着槽１０２から一方の被塗装物１０１
が出槽するときに、他方の被塗装物１０１が入槽するよ
うな場合には、入槽時に、被塗装物１０１の一部分に、
ハツシュマーク（または段付き）と呼ばれる塗膜欠陥（
ピンホール状の凹み）が生じる。

これは第３図ｆａｔの場合には、被塗装物１０１が多数
存在することから、被塗装物ｌｏｔ　に電流が集中する
ことはなく、第３図（ｂ）の場合には、ソフトスタート
を行なうことができることがら、ハツシュマークの発生
を防止できる。

Ｃ０発明が解決しようとする問題点 ところが、第３図ｔｅｌのような場合には、入槽時の被
塗装物１０１には塗膜が形成されていないため、抵抗が
低く、多量の電流が流れることから、ハツシュマークが
発生する。

本発明は、上記問題点を解決し、ハツシュマークの発生
を防止し得る電着塗装方法を提供することを目的とする
。

ｄ、　問題点を解決するための手段 本発明は、コンベヤによって被塗装物を搬送しながら塗
料を収容した槽内に浸漬して電着塗装を行なう電着塗装
方法において、槽内の入槽状況に応じて上記被Ｖ！装物
の入槽速度を加速することにある。

００作用 コンベヤによって搬送されてきた被塗装物を、電着槽に
入槽する際に、槽内の被塗装物の入槽状況を自動的に検
知する。そして、被塗装物の入槽速度を通常の搬送速度
より、上げることによりハツシュマークの発生を防止す
る。

ｆ、　実施例 以下、図示の実施例を参照しながら本発明の詳細な説明
する。

第１図および第２図は、本発明の電着塗装方法に用いる
塗装装置を示したもので、ｌは塗料２を収容した電着槽
である。３は被塗装物４を搬送する主コンベヤであり、
これは一定間隔で設けられた吊下げ具５に被塗装′＃Ｊ
４を吊り下げ、図示しない駆動装置で一定速度で駆動さ
れるものである。

６は上記被塗装物の入槽区間ｉに対応して上記主コンベ
ヤ３に並設された補助コンベヤであり、この補助コンベ
ヤ６は図示しない駆動装置により主コンベヤ３の速度よ
りも高速で駆動されるものである。この補助コンベヤ６
が並設される区間ｌでは、主コンベヤ１の経路をスプロ
ケット７を介して変更し、この区間ｌでの被塗装物４の
搬送は、補助コンベヤ６を介して行なうようにしである
。

８．９は被塗装物４を押し出すエアーシリンダであり、
８は補助コンベヤ６の手前に配！されて主コンベヤ３か
ら補助コンベヤ６に被塗装物４を押し申すもので、９は
入槽位置の手前に配置されて、補助コンベヤ６から主コ
ンベヤ３に移し代えるものである。補助コンベヤ６は、
２段階の速度に可変できるもので、通常は主コンベヤ３
の速度に同期している。そして、高速時は、この補助コ
ンベヤ６によって被塗装物４の垂直方向の入槽スピード
をｌ曽ハｅｃ以上、好ましくは１．５　ｍ／ｓｅｃ以上
に設定する。

１０は、直流電源であり、これは、電圧コントロール１
）を介して正側を電着槽１に接続し、負側を主コンベヤ
３の上方に配置したブスバー１２に接続しである。

次に、上記塗装装置に基づいて塗装する場合の！！！’
Ｊ方法について説明スル。

前処理を終えて主コンベヤ１によって搬送されて来た被
塗装物４は、設定位置のストッパーによって停止し、フ
リー状態となる。

一方、図示しない検知手段によって槽内における被塗装
物４の入槽状況を検知し、被塗装物４がなければ、補助
コンベヤ６を高速で作動する。そして、エアーシリンダ
８を介して主コンベヤ３がら被塗装物４を補助コンベヤ
６に移し、補助コンベヤ６によって高速で搬送する。補
助コンベヤ６は主コンベヤ３より高速で被塗装物４を搬
送し、被塗装物４を入槽させる。このとき、被塗装物４
の表面には、電流が集中するが、入槽速度が速いので、
ハツシュマークが生じない、そして、入槽し終ると、被
塗装物４はエアーシリンダ９によって再び主コンベヤｌ
に移し替えられて搬送され電＠塗装が施される。なお、
被塗装物４の加速方法としては、吊下げ具５の上端部を
主コンベヤ３に対して摺動可能に支持させ、一方、補助
コンベヤ６に吊下げ具５の押圧手段、たとえばアームを
突設し、このアームを吊下げ具５に係合させて圧送して
もよい。

ｇ、　発明の効果 以上述べたように本発明による電着塗装方法によると、
槽内における被塗装物の入槽状況に応じて被塗装物の入
槽速度を通常の搬送速度より加速するので、ハツシュマ
ークの発生を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明による電着塗装方法の一実
施例を示し、第１図は概念図、第２図は第１図の入槽区
間を拡大して示す平面図、第３図＋ａ＋　（ｂ）　ｔｃ
）は電着塗装方法の塗装Ｂ様を示す概念図である。 ｌ・・・電着槽、　　　　　　２・・・塗料、３・・・
主コンベヤ、　　　　　４・・・被塗装物、５・・・吊
下げ具、　　　　　　６・・・補助コンベヤ。 特許出願人　　鈴木自動車工業株式会社Ｆ・コ （ほか２名）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）コンベヤによって被塗装物を搬送しながら塗料を
   収容した槽内に浸漬して電着塗装を行なう電着塗装方法
   において、上記被塗装物の入槽速度を加速する手段を設
   け、槽内における被塗装物の入槽状況に応じて入槽速度
   を加速するようにしたことを特徴とする電着塗装方法。
2. （２）上記電着槽内における被塗装物の入槽状況を検知
   して、上記加速手段を作動させるようにしたことを特徴
   とする特許請求の範囲第（１）項に記載の電着塗装方法
   。
3. （３）上記被塗装物の入槽区間に対応して上記コンベヤ
   に補助コンベヤを並設し、被塗装物の入槽状況に応じて
   入槽区間だけ補助コンベヤによって搬送することを特徴
   とする特許請求の範囲第（１）項または第（２）項に記
   載の電着塗装方法。
4. （４）上記被塗装物の入槽区間に対応して上記コンベヤ
   に補助コンベヤを並設し、この補助コンベヤの速度を主
   コンベヤの速度よりも加速すると共に該補助コンベヤに
   設けられた押圧手段によって上記入槽区間における被塗
   装物の搬送速度を加速することを特徴とする特許請求の
   範囲第（１）項又は第（２）項に記載の電着塗装方法。