JPS62268766A

JPS62268766A - 自動列車制御装置

Info

Publication number: JPS62268766A
Application number: JP11050186A
Authority: JP
Inventors: 末一矢田
Original assignee: Nippon Signal Co Ltd
Current assignee: Nippon Signal Co Ltd
Priority date: 1986-05-16
Filing date: 1986-05-16
Publication date: 1987-11-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は自動列車制御（ＡＴＣ）装置に関する。

（従来の技術〉ＡＴＣ装置は列車速度を制限する区域において、制限速
度以上になると自動的にブレーキが作用して減速し列車
速度を制御するものである。そして、この場合の速度制
限信号（以下、ＡＴＣ信号とする）は、前方の軌道条件
に応じて変化させて列車に送信する。

かかるＡＴＣ信号伝送装置の従来の一例を第５図に示し
説明する。

このものは、各軌道回路ＩＴ、２Ｔ、　　・・・毎にル
ープアンテナＩＡ、２Ａ、　　・・・を敷設し、ＡＴＣ
信号送信回路１１から送信される信号現示数例えば１１
０，１１．“４５”、“７０″の３種類に応じたＡＴＣ
信号波Ｆ　ｔ、　Ｆ　ｚ、　Ｆ　３を、ＡＴＣ信号切替
回路１１により、そのときの軌道回路条件に応じて各ル
ープアンテナＬＡ、ｚＡ、　　・・・に個別に切替送信
する構成である。

例えば、軌道回路ＩＴと５Ｔに列車ＡとＢがおり、図中
矢印方向に進行している場合、このときの軌道回路条件
信号によりＡＴＣ信号切替回路１１を介して各ループア
ンテナＩＡ、２Ａ、　　・・・には、それぞれ“Ｏ１２
（許容停止）、“４５”（制限速度４５ｋｍ／ｈ以下）
、“７０”　（制限速度７９　ｋｍ　／　ｈ以下）の信
号現示に対応するＡＴＣ信号波Ｆ、、Ｆ、、Ｆ、が図示
のように送信され、列車Ｂは信号現示が“７０”のＡＴ
Ｃ信号波Ｆ３を、搭載した車上受信アンテナＲ８で受信
してこれに基づいて列車速度が制御される。尚、Ｒ６は
列車への受信アンテナ、１２はマツチングトランスであ
る。

（発明が解決しようとする問題点〉ところが、上述の従来装置はＡＴＣ信号送信制御用機器
を一ケ所に集中して設け、そこから各ループアンテナへ
送信する構成をとっているため、大量のケーブルが使用
されコストが高い。また、ＡＴＣ信号切替のための論理
回路が必要であり、信号制御設備の構成が複雑である等
の問題がある。

本発明は上記の実情に鑑みてなされたもので、ＡＴＣ信
号切替用の論理回路を不用として装置構成が簡素化でき
かつケーブルの使用量を削減できるＡＴＣ装置を提供す
ることを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉列車に速度制限信号波の送信アンテナと受信アンテナを
設ける一方、分割した各軌道区間毎に、軌道に沿って車
上送信アンテナと相対する第１信号路と、車上受信アン
テナと相対する第２信号路とを敷設し、各第２信号路の
列車進行側端部に、常時は前方隣接軌道区間の第２信号
路側に接続し前記隣接軌道区間内に列車が存在するとき
のみ隣接軌道区間の第１信号路側に切替接続する信号路
切替スイッチと、前方の信号路から伝送される速度制限
信号波の入力により予め設定した周波数信号波を前記伝
送速度制限信号波に重畳する信号重畳回路とを配置する
構成とした。

く作用〉上記の構成によれば、ある軌道区間に列車がいると、そ
の軌道区間の第１信号路が信号路切替スイッチによって
、直後の軌道区間の第２信号路に接続される。従って、
列車の送信アンテナから第１信号路へ送信されたＡＴＣ
信号波は、後方の軌道区間の第２信号路へ伝送される。

そして、ＡＴＣ信号波が伝送された各第２信号路には、
その前端の信号重畳回路から発生する所定の周波数信号
波の重畳されたそれぞれの信号現示に対応するＡＴＣ信
号波が流れる。がかる第２信号路に流れるＡＴＣ信号波
を、後方の列車が受信アンテナで受信し列車速度が制御
されるようになっている。

〈実施例〉以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第２図は本発明の第１実施例を示し、軌道回路区間に適
用した例を示す。

図において、軌道を走行する列車２１．２２にはそれぞ
れ送信アンテナ２１ａ、２２ａと受信アンテナ２１ｂ、
２２ｂが設けられている。分割された軌道区間としての
各軌道回路ＩＴ、　　２Ｔ、　　・・・には、前記送信
アンテナ２１ａ、２２ａと相対する第１信号路２３ａ、
２３ｂ、　　・・・及び前記受信アンテナ２１　ｂ　。

２２ｂと相対する第２信号路２４ａ、２４ｂ、　　・・
・がそれぞれ軌道に沿って敷設されている。そして、各
第２信号路２４ｂ、２４ｃ、　　・・・の前端部に前方
側の軌道回路条件、即ち列車がいるが否かにょって切替
動作する切替スイッチ２５ａ、２５ｂ、　　・・・と、
前方側信号路から伝送されたＡＴＣ信号波の入力によっ
て予め設定した周波数の信号波を伝送ＡＴＣ信号波に重
畳する信号重畳回路３０．４０．　　・・・と、前記伝
送ＡＴＣ信号波を増巾する増巾器２６が配置されている
。尚、第２信号路２４ａの図示しない前端部も同様に構
成されていることは言うまでもない。

更に述べれば、前記各切替スイッチ２５ａ、２５ｂ。

・・・は、前方軌道回路ＩＴ、２Ｔ、　　・・・の列車
検知装置（図示せず）からの信号に基づいて、通常の列
車が存在していないときは、前方軌道回路ＩＴ、２Ｔの
第２信号路２４ａ、　２４ｂ、　　−・−側に接続し、
列車がいるときには、第１信号路２３ａ。

２３ｂ、・・・側に接続する。

また、信号重畳回路３０．４０．５０は伝送されてきた
ＡＴＣ信号波を受信する受信回路３１．４１．５１と該
受信回路３１．４１．５１からの信号により予め設定し
た所定周波数信号波を発生して伝送ＡＴＣ信号波に重畳
する発振回路３２．４２．５２とで構成されている。

そして、本実施例では信号現示を“０２″（絶対停止）
、“０１”（許容停止）、“４５”（制限速度４５ｋｍ
／ｈ以下）及び“７０”（制限速度７０　ｋｍ　／　ｈ
以下）の４つとしている。

この場合、ＡＴＣ信号には、４つの異なる周波数の信号
波ｆ１〜ｆ４を使用し、信号現示“０２”に対応させた
信号波ｆ４を列車側から第１信号路２３ａ、２３ｂ、　
　・・・へ送信し、順次それぞれの信号波ｆ、、ｆ、、
ｆ、を重畳している。従って、２つの信号波が重畳され
たＡＴＣ信号波は、信号現示“Ｑ　、ＩＩに対応し、３
つのものは信号現示“４５”に対応し、４つのものは信
号現示″７０”に対応するようにしている。尚、ＡＴＣ
信号波が流れていない無信号状態のときは信号現示“Ｏ
２”に対応させている。

次に第１図及び第２図を参照しながら作用を説明する。

今、軌道回路ＩＴ、４Ｔに列車２１．２２がいる場合、
切替スイッチ２５ａ、２５ｄはそれぞれ第１信号路２３
ａ、２３ｄ側に接続する。これにより、前方の列車２１
の送信アンテナ２１ａを介して第１信号路２３ａへ伝送
されるＡＴＣ信号波は、図中点線で示すように、後方の
軌道回路２Ｔ〜４Ｔまでの区間では、切替スイッチ２５
ａを介して第２信号路側へ伝送され後方の列車２２へ受
信アンテナ２２ｂを介して取り込まれる。そして、この
際のＡＴＣ信号現示は次のようにして制御される。

まず、列車２１からは信号現示“０□”に対応する信号
波ｆ４が第１信号路２３ａに伝送され、軌道回路ＩＴの
列車２１より後方区間の信号現示が“０２”となる。前
記信号波ｆ４が軌道回路２Ｔの第２信号路２４ｂへ伝送
されると、信号重畳回路３０により前記信号波ｆ４に別
の信号波ｆ、を重畳する。これにより、軌道回路２Ｔの
区間ではｆ、＋ｆ、となり信号現示が“０．“となる。

同様にして、軌道回路３Ｔ区間では信号波ｆ２の重畳に
よりｆ、＋ｒｔ＋ｒ４となり信号現示が“４５”となり
、軌道回路４Ｔ区間では、信号波ｆ、の重畳によりｆ、
＋（ｔ＋１．＋ｆａ　とな、り列車２２）受信アンテナ
２２ｂを介して取り込まれるＡＴＣ信号波の信号現示が
“７０”となる。従って、列車２２に対する制限速度の
指示を７０ｋｍ／ｈ以下とする速度制御が行われる（第
２１図参照）。

尚、後方の列車２２が軌道回路５Ｔ以後に存在するとき
は、本実施例では再び信号波ｒ、、ｒ、、ｒ。

が順次重畳されるため、ＡＴＣ信号波としてはｆ。

＋ｆ、＋ｆ、＋ｆ４のままで変化せず信号現示は“７０
″となる。

このように構成すれば、従来のＡＴＣ信号切替用論理回
路が不用となり、また、地上側の設備構成が簡素化する
。更に、必要な地上設備を各軌道区間毎に分散配置でき
るため、信号路との接続に用いるケーブル量が大幅に削
減できる。

更に加えて、信号波を順次重畳していく構成として、重
畳する信号波が多い方を安全側としているため、故障時
に出力が停止する回路構成にしておけば、仮に、信号重
畳回路が故障して重畳信号波が減少した場合に、列車を
停止させる方向に制御するフェールセーフな構成にでき
る。

次に第２実施例として駅構内等を含む区間に適用する場
合を第３図に示す。

この場合は、ポイント切替等を行う関係から前述の軌道
回路区間のように前方の列車の有無だけで自動的に制御
できず、手動操作となる。

即ち、駅構内の状態に応じて人間かでこスイッチ７１で
図示しない信号機を操作し、信号機の現示に応じてリレ
ー接点７２を切替えて軌道回路２Ｔの第２信号路２４ｂ
へ、信号波ｒ４又は３つの信号波ｆ４とｒ、とｆ、を重
畳したＡＴＣ信号波を図中点線で示すように伝送するよ
うに構成する。

これにより、信号波ｆ４を伝送したときは、後方の軌道
回路２Ｔ〜４Ｔ区間で順次信号波ｆ、、ｆ、。

ｆ、が重畳され第４図囚に示すような信号現示となり、
一方、ｆ、＋ｆ、＋ｆ４の信号波を伝送したときは、第
４図■に示すような信号現示となり駅構内に向かう列車
２１の速度を制御する。

かかる第２実施例も第１実施例と同様の効果を有する。

尚、上記の各実施例は、４種類の信号波を使用したが、
これに限らず、信号現示数に対応して使用する信号波の
数を増減することは言うまでもない。

〈発明の効果〉以上述べたように本発明によれば、ＡＴＣ装置における
地上側設備が簡素化できると共に、複雑な論理回路が不
用となり装置構成が容易となる。

また、各軌道区間毎に制御回路を分散できるため、軌道
に沿わせて設ける信号路との接続用ケーブルを大幅に削
減できコストの低減が図れる。更には、順次別の信号波
を重畳することにより安全側に移行する構成としたので
、故障時、重畳信号波数の減少によって列車停止側に移
行するフェールセーフ構成を簡単に実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の概略構成図、第２図は同
上実施例の信号現示状態を示す図、第３図は本発明の第
２実施例の概略構成図、第４図は同上実施例の信号現示
状態を示す図、第５図は従来例の概略構成図である。２１、２２・・・列車　　２１ａ、２２ａ・・・送信ア
ンテナ２１ｂ、２２ｂ・・・受信アンテナ　　２３ａ〜
２３８・・・第１信号路　　２４ａ〜２４８・・・第２
信号路　　２５ａ〜２５ｄ・・・切替スイッチ　　２６
・・・増巾器３０、４０．５０・・・信号重畳回路　　
７１・・・てこスイッチ７２・・・リレー接点

Claims

【特許請求の範囲】

列車に速度制限信号波の送信アンテナと受信アンテナを
設ける一方、分割した各軌道区間毎に、軌道に沿って前
記送信アンテナと相対する第１信号路と、前記受信アン
テナと相対する第２信号路とを敷設すると共に、前記各
第２信号路の列車進行側端部に、常時は前方隣接軌道区
間の第２信号路側に接続し前記隣接軌道区間内に列車が
存在するときのみ隣接軌道区間の第１信号路側に切替接
続する信号路切替スイッチと、前方の信号路から伝送さ
れる速度制限信号波の入力により予め設定した周波数信
号波を前記伝送速度制限信号波に重畳する信号重畳回路
とを配置して構成したことを特徴とする自動列車制御装
置。