JPH09193800A - 地上装置 - Google Patents

地上装置

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JPH09193800A
JPH09193800A JP806296A JP806296A JPH09193800A JP H09193800 A JPH09193800 A JP H09193800A JP 806296 A JP806296 A JP 806296A JP 806296 A JP806296 A JP 806296A JP H09193800 A JPH09193800 A JP H09193800A
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Jiro Arai
二郎 荒井
Masanori Yamamoto
山本  正宣
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無絶縁軌道回路方式において、各区間毎に分
離して送信回路及びレールを含めた伝送系の良否を確認
し得る地上装置を提供する。 【解決手段】 無絶縁軌道回路1は、区間0T〜5Tに
区画されている。送信回路2は、区間0T〜5Tの境界
付近P10〜P15に接続され、区間選択信号S1によ
って選択された区間0T〜5Tに制御情報F10〜F1
5を伝送する。受信回路3は、区間0T〜5Tの境界付
近P20〜P25に接続され、区間選択信号S1によっ
て選択された区間0T〜5Tに伝送された制御情報F1
0〜F15を受信し、受信信号S21〜S25を出力す
る。処理回路4は、区間0T〜5Tの一つを順繰りに選
択する区間選択信号S1を発生して送信回路2及び受信
回路3に供給し、区間選択信号S1に応じた区間の受信
信号S21〜S25が入力されたときに、区間0T〜5
Tの伝送系が正常であると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無絶縁軌道回路を
介して地上から車上へ制御情報を送信する地上装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の無絶縁軌道回路を使用した地上装
置、例えば、自動列車制御装置(ATC装置)の地上装
置は、当該区間のATC信号が当該区間を越えてある距
離流れていく特性を有するので、各区間においてATC
信号を常時送信するように構成すると、ATC信号の混
信を起こす。そこで、従来は、列車の在線する区間にの
みATC信号を送信する、いわゆる踏込送信方式を採用
していた。
【0003】しかし、踏込送信方式は、送信器及びレー
ル(区間)を含めた伝送系にATC信号が常時送信され
ていないため、いざ送信を開始しようとした時に正常に
送信できるか否かが分らないという問題点を有してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、無絶
縁軌道回路方式において、各区間毎に分離して送信回路
及びレールを含めた伝送系の良否を確認し得る地上装置
を提供することである。
【0005】本発明のもう一つの課題は、無絶縁軌道回
路方式において、送信回路及びレールを含めた伝送系の
良否を常時確認し得る地上装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る地上装置は、無絶縁軌道回路と、送信
回路と、受信回路と、処理回路とを含み、地上側から車
上側へ制御情報を伝送する。前記無絶縁軌道回路は、複
数の区間に区画されている。前記送信回路は、前記区間
のそれぞれの進路前方の境界付近に接続され、区間選択
信号が入力され、前記区間選択信号によって選択された
前記区間に前記制御情報を伝送する。前記受信回路は、
前記区間のそれぞれの進路後方の境界付近に接続され、
前記区間選択信号が入力され、前記区間選択信号によっ
て選択された区間に伝送された前記制御情報を受信し、
受信信号を出力する。前記処理回路は、前記複数の区間
の一つを順繰りに選択する区間選択信号を発生して前記
送信回路及び前記受信回路に供給し、前記区間選択信号
に応じた前記区間の前記受信信号が入力されたときに、
前記区間の伝送系が正常であると判定する。
【0007】上述したように、無絶縁軌道回路は、複数
の区間に区画されている。送信回路は、区間のそれぞれ
の進路前方の境界付近に接続され、区間の一つを選択す
る区間選択信号が入力され、区間選択信号によって選択
された区間に制御情報を伝送する。受信回路は、区間の
それぞれの進路後方の境界付近に接続され、区間選択信
号が入力され、区間選択信号によって選択された区間に
伝送された制御情報を受信し、受信信号を出力する。こ
れにより、区間選択信号によって選択された区間の進路
前方の境界付近から伝送された制御情報がその区間の進
路後方の境界付近で受信され、無絶縁軌道回路方式にお
いて、各区間毎に分離して送信回路及びレールを含めた
伝送系が正常であることを確認することができる。
【0008】処理回路は、複数の区間の一つを順繰りに
選択する区間選択信号を発生して送信回路及び受信回路
に供給し、区間選択信号に応じた区間の受信信号が入力
されたときに、その区間の伝送系が正常であると判定す
る。これにより、無絶縁軌道回路方式において、送信回
路及びレールを含めた伝送系の良否を常時確認し得る地
上装置を得ることができる。
【0009】本発明の他の特徴及びそれによる作用効果
は、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る地上装置の構
成を示すブロック図である。本発明に係る地上装置は、
無絶縁軌道回路1と、送信回路2と、受信回路3と、処
理回路4とを含み、地上側から車上側へ制御情報F1
(F10〜F15)を伝送する。実施例は、本発明に係
る地上装置をATC地上装置に適用した場合を示してあ
る。参照符号5は車両、aは車両5の進行方向を示して
ある。
【0011】無絶縁軌道回路1は、複数の区間0T〜5
Tに区画されている。区間0T〜5Tのそれぞれは、軌
道回路を構成し、境界部分が無絶縁となっている。
【0012】送信回路2は、区間0T〜5Tのそれぞれ
の進路前方の境界付近P10〜P15に接続され、区間
選択信号S1が入力され、区間選択信号S1によって選
択された区間に制御情報F1(F10〜F15)を伝送
する。例えば、区間選択信号S1が区間3Tを選択する
場合は、区間3Tの進路前方の境界付近P13に制御情
報F13を定められた時間だけ伝送し、区間選択信号S
1が区間2Tを選択する場合は、区間2Tの進路前方の
境界付近P12に制御情報F12を定められた時間だけ
伝送する。制御情報F1(F10〜F15)は、形態が
実際の車両制御に使用する制御情報(ATC制御情報)
と同等のものであればよく、チェック用として特別に設
けた制御情報であってもよい。
【0013】受信回路3は、区間0T〜5Tのそれぞれ
の進路後方の境界付近P20〜P25に接続され、区間
選択信号S1が入力され、区間選択信号S1によって選
択された区間に伝送された制御情報F1(F10〜F1
5)を受信し、受信信号S2(S20〜S25)を出力
する。例えば、区間選択信号S1が区間3Tを選択する
場合は、区間3Tの進路後方の境界付近P23において
区間3Tに伝送された制御情報F13を受信し、制御情
報F13に応じた受信信号S23を出力する。区間選択
信号S1が区間2Tを選択する場合は、区間2Tの進路
後方の境界付近P22において、区間2Tに伝送された
制御情報F12を受信し、制御情報F12に応じた受信
信号S22を出力する。
【0014】各区間の進路後方の境界付近P20〜P2
4と進路前方の境界付近P11〜P15とは、制御情報
F1(F10〜F15)の伝送経路を明確にする関係上
離れて示されているが、実際は同一の点に設けられる。
【0015】処理回路4は、複数の区間0T〜5Tの一
つを順繰りに選択する区間選択信号S1を発生して送信
回路2及び受信回路3に供給する。例えば、区間5T、
区間4T、区間3T、区間2T、区間1T、区間0Tの
順に選択する区間選択信号S1を発生する。処理回路4
は、区間選択信号S1に応じた区間の受信信号S2(S
20〜S25)が入力されたときに、その区間の伝送系
が正常であると判定する。例えば、区間選択信号S1が
区間3Tを選択する場合は、受信信号S23が入力され
たときに、送信回路2及び区間3Tを含めた伝送系が正
常であると判定する。処理回路4は、伝送系の異常を判
定したときに、異常検知信号S3を出力する。
【0016】図2は本発明に係る地上装置の動作を説明
するタイムチャートである。図は区間3T〜区間1Tの
伝送系の良否を判定する場合を示してある。
【0017】処理回路4は、定められた時間T1毎に区
間3T〜区間1Tを順繰りに選択する区間選択信号S1
を出力する。
【0018】時刻t1において、処理回路4は、区間3
Tを選択する区間選択信号S1を送信回路2及び受信回
路3に供給する。送信回路2は、制御情報F13を区間
3Tの進路前方の境界付近P13に伝送する。
【0019】時刻t11において、受信回路3は制御情
報F13を受信し、制御情報F13に応じた受信信号S
23を出力する。処理回路4は、受信信号S23が入力
され、送信回路2及び区間3Tを含めた伝送系が正常で
あると判定する。
【0020】時刻t12において、送信回路2は、制御
情報F13の伝送を停止する。
【0021】時刻t2において、定められた時間T1が
経過する。処理回路4は、区間2Tを選択する区間選択
信号S1を送信回路2及び受信回路3に供給する。送信
回路2は、制御情報F12を区間2Tの進路前方の境界
付近P12に伝送する。
【0022】時刻t21において、受信回路3は制御情
報F12を受信し、制御情報F12に応じた受信信号S
22を出力する。処理回路4は、受信信号S22が入力
され、送信回路2及び区間2Tを含めた伝送系が正常で
あると判定する。
【0023】時刻t22において、送信回路2は、制御
情報F12の伝送を停止する。
【0024】時刻t3において、定められた時間T1が
経過する。処理回路4は、区間1Tを選択する区間選択
信号S1を送信回路2及び受信回路3に供給する。送信
回路2は、制御情報F11を区間1Tの進路前方の境界
付近P11に伝送する。
【0025】時刻t31において、受信回路3は制御情
報F11を受信し、制御情報F11に応じた受信信号S
21を出力する。処理回路4は、受信信号S21が入力
され、送信回路2及び区間1Tを含めた伝送系が正常で
あると判定する。
【0026】時刻t32において、送信回路2は、制御
情報F11の伝送を停止する。
【0027】上述したように、無絶縁軌道回路1は、複
数の区間0T〜5Tに区画されている。送信回路2は、
区間0T〜5Tのそれぞれの進路前方の境界付近P10
〜P15に接続され、区間0T〜5Tの一つを選択する
区間選択信号S1が入力され、区間選択信号S1によっ
て選択された区間に制御情報F10〜F15を伝送す
る。受信回路3は、区間0T〜5Tのそれぞれの進路後
方の境界付近P20〜P25に接続され、区間選択信号
S1が入力され、区間選択信号S1によって選択された
区間に伝送された制御情報F10〜F15を受信し、受
信信号S20〜25を出力する。これにより、区間選択
信号S1によって選択された区間の進路前方の境界付近
P10〜P15から伝送された制御情報F10〜F15
がその区間の進路後方の境界付近P20〜P25で受信
され、各区間毎に分離して送信回路2及びレールを含め
た伝送系が正常であることを確認することができる。
【0028】処理回路4は、複数の区間0T〜5Tの一
つを順繰りに選択する区間選択信号S1を発生して送信
回路2及び受信回路3に供給し、区間選択信号S1に応
じた区間の受信信号S20〜S25が入力されたとき
に、区間の伝送系が正常であると判定する。これによ
り、無絶縁軌道回路方式において、送信回路2及び区間
(レール)0T〜5Tを含めた伝送系の良否を常時確認
し得る地上装置を得ることができる。
【0029】図1に示す実施例では、無絶縁軌道回路1
は、軌道回路0T〜5Tのそれぞれが自己の区間内の車
両5の有無を示す車両検知信号0TR1〜5TR1を出
力する。
【0030】処理回路4は、車両検知信号0TR1〜5
TR1が入力され、車両検知信号0TR1〜5TR1に
基づいて車両5の在線する車両在線区間を求め、車両在
線区間に制御情報F1を伝送し、車両在線区間の前後の
数区間を除いた区間の一つを順繰りに選択する区間選択
信号S1を発生する。図1に示す具体的な例では、区間
4Tが車両「有」の車両検知信号4TR1を出力し、処
理回路4が車両検知信号4TR1に基づいて区間4Tを
車両在線区間とする。処理回路4は、例えば、区間0T
〜5Tが長い場合は、車両在線区間4Tの前後の区間3
T、5Tを除いた区間2T〜0Tの一つを順繰りに選択
する区間選択信号S1を発生し、制御情報F12〜F1
0を伝送する。区間0T〜5Tが短い場合は、車両在線
区間4Tの前後の2区間(3T、2T)、(5T、6T
[図示しない])を除いた区間1T、0Tを順繰りに選
択する区間選択信号S1を発生し、制御情報F11〜F
10を伝送する。
【0031】このため、車両在線区間4Tにおいて、車
両在線区間4Tの制御情報F14と区間2T〜0Tの伝
送系の良否を確認する制御情報F12〜F10との混信
を防止することができる。区間3Tの伝送系の良否は、
車両5が区間5Tに在線しているときに確認できる。ま
た、車両5の進行と共に、車両在線区間4Tの前方の区
間3Tを除いた前方の区間2T〜0Tの伝送系が正常で
あることを常時確認できるので、地上装置の保安性及び
信頼性を高めることができ、車両5が区間3Tに進入し
たときに、車上装置において不意に無信号となることを
防止できる。車上装置において無信号となった場合は、
車両5に非常停止ブレーキが掛けられるが、本装置を使
用することにより車上装置において不意に無信号となる
ことがないので、結果的に非常停止ブレーキが掛かるの
を防止できる。
【0032】図3は本発明に係る地上装置の別の実施例
の具体的な回路図である。本実施例は、隣接する2つの
区間毎の構成が複数備えられた構成となっている。
【0033】無絶縁軌道回路1は、隣接する2つの区間
(2T、3T)、(4T、5T)毎において、互いに隣
接する境界部分P13、P15に車両検知用送信器S2
3T、S45Tが接続され、両端側の境界部分(P1
2、P14)、(P14、P16[図示しない])のそ
れぞれに車両検知用受信器(R2T、R3T)、(R4
T、R5T[図示しない])が接続されている。
【0034】車両検知用送信器S23Tは、信号発生回
路111と、増幅器112と、ハイパスフィルタ113
とを含む。信号発生回路111は周波数f1の送信波T
D1を発生し、増幅器112は送信波TD1を増幅す
る。ハイパスフィルタ113は、送信波TD1を通過さ
せ、整合変成器133に供給する。整合変成器133
は、境界部分P13に接続され、送信波TD1を区間2
T、3Tに伝送する。
【0035】車両検知用送信器S45Tは、信号発生回
路121と、増幅器122と、ハイパスフィルタ123
とを含む。信号発生回路121は周波数f2の送信波T
D2を発生し、増幅器122は送信波TD2を増幅す
る。ハイパスフィルタ123は、送信波TD2を通過さ
せ、整合変成器135に供給する。整合変成器135
は、境界部分P15に接続され、送信波TD2を区間4
T、5Tに伝送する。
【0036】車両検知用受信器(R2T、R3T)、
(R4T、R5T)は、車両検知用送信器S23T、S
45Tの送信する送信波TD1、TD2を受信できない
ときに車両「有」とする車両検知信号(2TR1、3T
R1)、(4TR1、5TR1[図示しない])を出力
する。
【0037】車両検知用受信器R2Tは、ハイパスフィ
ルタ141と、増幅回路142と、軌道リレー2TRと
を含む。ハイパスフィルタ141は、整合変成器132
に接続され、整合変成器132で受信された送信波TD
1を通過させる。増幅回路142は、受信された送信波
TD1を増幅する。軌道リレー2TRは、送信波TD1
があるときに励磁され、接点2TR1が導通(閉成)す
る。
【0038】車両検知用受信器R3Tは、ハイパスフィ
ルタ151と、増幅回路162と、軌道リレー3TRと
を含む。ハイパスフィルタ151は、整合変成器134
に接続され、整合変成器134で受信された送信波TD
1を通過させる。増幅回路162は、受信された送信波
TD1を増幅する。軌道リレー3TRは、送信波TD1
があるときに励磁され、接点3TR1が導通(閉成)す
る。
【0039】車両検知用受信器R4Tは、ハイパスフィ
ルタ151と、増幅回路152と、軌道リレー4TRと
を含む。ハイパスフィルタ151は、整合変成器134
で受信された送信波TD2を通過させる。増幅回路15
2は、受信された送信波TD2を増幅する。軌道リレー
4TRは、送信波TD2があるときに励磁され、接点4
TR1が導通(閉成)する。
【0040】車両検知用受信器R1Tは、ハイパスフィ
ルタ141と、増幅回路172と、軌道リレー1TRと
を含み、区間1Tに伝送された送信波TD0を処理す
る。ハイパスフィルタ141は、整合変成器132で受
信された送信波TD0を通過させる。増幅回路172
は、受信された送信波TD0を増幅する。軌道リレー1
TRは、送信波TD0があるときに励磁され、接点1T
R1が導通(閉成)する。
【0041】ハイパスフィルタ141は、車両検知用受
信器R1T及び車両検知用受信器R2Tに共用される。
ハイパスフィルタ151は、車両検知用受信器R3T及
び車両検知用受信器R4Tに共用される。
【0042】送信回路23は、区間2T、3Tに制御情
報F12、F13を伝送する。具体的には、信号発生器
231、増幅器232、切換回路233及びローパスフ
ィルタ234、235を含んで構成される。信号発生器
231は、区間2T、3Tに伝送される制御情報F1
2、F13を発生する。増幅器232は、制御情報F1
2、F13を増幅する。
【0043】切換回路233は、接点23SC1、接点
2TR3、接点2CR3及び接点2CR4を含んで構成
される。接点23SC1は、リレー23SCの定反位接
点であり、リレー23SCが励磁されたときに定位N側
が閉成し、リレー23SCが励磁されなくなたとき反位
R側が閉成する。接点2TR3は、軌道リレー2TRの
定反位接点であり、軌道リレー2TRが励磁されたとき
に定位N側が閉成し、軌道リレー2TRが励磁されなく
なったときに反位R側が閉成する。接点2CR3は、チ
ェックリレー2CRの扛上接点であり、区間2Tが選択
され、チェックリレー2CRが励磁されたときに閉成す
る。接点2CR4は、チェックリレー2CRの落下接点
であり、チェックリレー2CRが励磁されているときに
開成し、区間2Tが選択されたときに制御情報F12を
境界部分P12側にだけ送信するための接点である。
【0044】定反位接点23SC1(N側)、定反位接
点2TR3(N側)及び落下接点2CR4は直列接続さ
れ、定反位接点23SC1の一端が増幅器232に接続
され、落下接点2CR4の一端がローパスフィルタ23
5に接続される。ローパスフィルタ235は、整合変成
器133に接続される。整合変成器133は、境界付近
P13に接続される。
【0045】定反位接点23SC1(R側)は、抵抗R
21に接続される。抵抗R21の他端は接地される。扛
上接点2CR3は、定反位接点2TR3(R側)に並列
接続され、一端が定反位接点23SC1(N側)に接続
され、他端がローパスフィルタ234に接続される。ロ
ーパスフィルタ234は、整合変成器132に接続され
る。整合変成器132は、境界付近P12に接続され
る。
【0046】送信回路24は、区間4T、5Tに制御情
報F14、F15を伝送する。具体的には、信号発生器
241、増幅器242、切換回路243及びローパスフ
ィルタ244、245(図示しない)を含んで構成され
る。信号発生器241は、区間4T、5Tに伝送される
制御情報F14、F15を発生する。増幅器242は、
制御情報F14、F15を増幅する。
【0047】切換回路243は、接点45SC1、接点
4TR3、接点4CR3及び接点4CR4を含んで構成
される。接点45SC1は、リレー45SCの定反位接
点であり、リレー45SCが励磁されたときに定位N側
が閉成し、リレー45SCが励磁されないときに反位R
側が閉成する。接点4TR3は、軌道リレー4TRの定
反位接点であり、軌道リレー4TRが励磁されたときに
定位N側が閉成し、軌道リレー4TRが励磁されなくな
ったときに反位R側が閉成する。接点4CR3は、チェ
ックリレー4CRの扛上接点であり、区間4Tが選択さ
れ、チェックリレー4CRが励磁されたときに閉成す
る。接点4CR4は、チェックリレー4CRの落下接点
であり、チェックリレー4CRが励磁されたときに開成
し、区間4Tが選択されたときに制御情報F14を境界
部分P14側にだけ送信するための接点である。
【0048】定反位接点45SC1(N側)、定反位接
点4TR3(N側)及び落下接点4CR4は直列接続さ
れ、定反位接点45SC1の一端が増幅器242に接続
され、落下接点4CR4の一端がローパスフィルタ24
5(図示しない)に接続されている。
【0049】定反位接点45SC1(R側)は、抵抗R
41に接続される。抵抗R41の他端は接地される。扛
上接点4CR3は、定反位接点4TR3(R側)に並列
接続され、一端が定反位接点45SC1(N側)に接続
され、他端がローパスフィルタ244に接続されてい
る。ローパスフィルタ244は、整合変成器134に接
続されている。整合変成器134は、境界付近P14に
接続される。
【0050】受信回路33は、区間2T、3Tに伝送さ
れる制御情報F12、F13を受信し、受信信号S2
2、S23を出力する。具体的には、ローパスフィルタ
235、抵抗R22、接点2CR1、受信処理回路33
1、ローパスフィルタ244、抵抗R23及び接点3C
R1を含んで構成される。接点2CR1は、チェックリ
レー2CRの扛上接点であり、区間2Tを選択したとき
に閉成する。接点3CR1は、チェックリレー3CRの
扛上接点であり、区間3Tを選択したときに閉成する。
ローパスフィルタ235は、抵抗R22及び接点2CR
1を介して受信処理回路331に接続され、整合変成器
133で受信された制御情報F12を受信処理回路33
1に供給する。受信処理回路331は、制御情報F12
に基づき受信信号S22を出力する。ローパスフィルタ
235は、送信回路23及び受信回路33に共用され
る。
【0051】ローパスフィルタ244は、抵抗R23及
び扛上接点3CR1を介して受信処理回路331に接続
され、整合変成器134で受信された制御情報F13を
受信処理回路331に供給する。受信処理回路331
は、制御情報F13に基づき受信信号S23を出力す
る。ローパスフィルタ244は、送信回路24及び受信
回路33に共用される。
【0052】受信回路32は、区間0T、1Tに伝送さ
れる制御情報F10(図示しない)、F11を受信し、
受信信号S20(図示しない)、S21を出力する。ロ
ーパスフィルタ234は、抵抗R03及び接点1CR1
を介して受信処理回路321に接続され、整合変成器1
32で受信された制御情報F11を受信処理回路321
に供給する。受信処理回路321は、制御情報F11に
基づき受信信号S21を出力する。
【0053】受信回路34は、区間4T、5Tに伝送さ
れる制御情報F14、F15を受信し、受信信号S2
4、S25(図示しない)を出力する。ローパスフィル
タ245(図示しない)は、抵抗R42及び接点4CR
1を介して受信処理回路341に接続され、整合変成器
135で受信された制御情報F14を受信処理回路34
1に供給する。受信処理回路341は、制御情報F14
に基づき受信信号S24を出力する。
【0054】処理回路4は、選択回路41と、選択回路
42と、判定回路43とを含む。選択回路41は、車両
5の走行位置又は区間選択信号S1に応じて区間2T及
び区間3Tを選択する回路である。具体的には、接点3
TR2、接点2TR1、接点2TR2、接点1TR1、
接点3CR2、接点2CR2及びリレー23SCを含ん
で構成される。接点3TR2は、軌道リレー3TRの落
下接点であり、軌道リレー3TRが励磁されていないと
きに閉成する。接点2TR1は、軌道リレー2TRの扛
上接点であり、軌道リレー2TRが励磁されているとき
に閉成する。落下接点3TR2及び扛上接点2TR1
は、直列接続され、直列接続された一端が電源B(+2
4V)に接続され、他端がリレー23SCの一端に接続
される。リレー23SCの他端は電源C(0V)に接続
される。接点2TR2は、軌道リレー2TRの落下接点
であり、軌道リレー2TRが励磁されていないときに閉
成する。接点1TR1は、軌道リレー1TRの扛上接点
であり、軌道リレー1TRが励磁されているときに閉成
する。落下接点2TR2及び扛上接点1TR1は直列接
続され、直列接続された両端が落下接点3TR2及び扛
上接点2TR1の直列回路の両端に接続される。
【0055】接点3CR2は、チェックリレー3CRの
扛上接点であり、チェックリレー3CRが励磁されてい
るときに閉成する。接点2CR2は、チェックリレー2
CRの扛上接点であり、チェックリレー2CRが励磁さ
れているときに閉成する。チェックリレー3CRは、区
間3Tの伝送系の良否を確認するときに励磁される。チ
ェックリレー2CRは、区間2Tの伝送系の良否を確認
するときに励磁される。扛上接点3CR2及び扛上接点
2CR2の両端は、落下接点3TR2及び扛上接点2T
R1の直列回路の両端に接続される。
【0056】これにより、リレー23SCは、車両5が
区間3Tに在線し、かつ、区間2Tに在線しない場合、
車両5が区間2Tに在線し、かつ、区間1Tに在線しな
い場合、区間3Tを選択するためにチェックリレー3C
Rが励磁された場合、区間2Tを選択するためにチェッ
クリレー2CRが励磁された場合に励磁される。
【0057】この結果、定反位接点23SC1の定位N
側と接点2TR3の定位N側との直列回路により、制御
情報F13の区間3Tへの伝送経路が形成される。定反
位接点23SC1の定位N側と接点2TR3の反位R側
との直列回路により、制御情報F12の区間2Tへの伝
送経路が形成される。定反位接点23SC1の定位N側
と落下接点2CR4との直列回路により、制御情報F1
3の区間3Tへの伝送経路が形成される。定反位接点2
3SC1の定位N側と扛上接点2CR3との直列回路に
より、制御情報F12の区間2Tへの伝送経路が形成さ
れる。
【0058】選択回路42は、車両5の走行位置又は区
間選択信号S1に応じて区間4T及び区間5Tを選択す
る回路である。具体的には、接点5TR2、接点4TR
1、接点4TR2、接点3TR1、接点5CR2、接点
4CR2及びリレー45SCを含んで構成される。接点
5TR2は、軌道リレー5TRの落下接点であり、軌道
リレー5TRが励磁されていないときに閉成する。接点
4TR1は、軌道リレー4TRの扛上接点であり、軌道
リレー4TRが励磁されているときに閉成する。落下接
点5TR2及び扛上接点4TR1は、直列接続され、直
列接続された一端が電源Bに接続され、他端がリレー4
5SCの一端に接続される。リレー45SCの他端は電
源Cに接続される。接点4TR2は、軌道リレー4TR
の落下接点であり、軌道リレー4TRが励磁されていな
いときに閉成する。接点3TR1は、軌道リレー3TR
の扛上接点であり、軌道リレー3TRが励磁されている
ときに閉成する。落下接点4TR2及び扛上接点3TR
1は直列接続され、直列接続された両端が落下接点5T
R2及び扛上接点4TR1の直列回路の両端に接続され
る。
【0059】接点5CR2は、チェックリレー5CRの
扛上接点であり、チェックリレー5CRが励磁されてい
るときに閉成する。接点4CR2は、チェックリレー4
CRの扛上接点であり、チェックリレー4CRが励磁さ
れているときに閉成する。チェックリレー5CRは、区
間5Tの伝送系の良否を確認するときに励磁される。チ
ェックリレー4CRは、区間4Tの伝送系の良否を確認
するときに励磁される。扛上接点5CR2及び扛上接点
4CR2の両端は、落下接点5TR2及び扛上接点4T
R1の直列回路の両端に接続される。
【0060】これにより、リレー45SCは、車両5が
区間5Tに在線し、かつ、区間4Tに在線しない場合、
車両5が区間4Tに在線し、かつ、区間3Tに在線しな
い場合、区間5Tを選択するためにチェックリレー5C
Rが励磁された場合、区間4Tを選択するためにチェッ
クリレー4CRが励磁された場合に励磁される。
【0061】この結果、定反位接点45SC1の定位N
側と接点4TR3の定位N側との直列回路により、制御
情報F15の区間5Tへの伝送経路が形成される。定反
位接点45SC1の定位N側と接点4TR3の反位R側
との直列回路により、制御情報F14の区間4Tへの伝
送経路が形成される。定反位接点23SC1の定位N側
と落下接点4CR4との直列回路により、制御情報F1
5の区間5Tへの伝送経路が形成される。定反位接点2
3SC1の定位N側と扛上接点4CR3との直列回路に
より、制御情報F14の区間4Tへの伝送経路が形成さ
れる。
【0062】判定回路43は、区間1Tを選択する場合
にチェックリレー1CRを励磁し、扛上接点1CR1を
介して受信信号S21が入力されたときに、送信回路2
2(図示しない)及び区間1Tを含めた伝送系が正常で
あると判定する。同様に、区間2Tを選択する場合にチ
ェックリレー2CRを励磁し、扛上接点2CR1を介し
て受信信号S22が入力されたときに、送信回路23及
び区間2Tを含めた伝送系が正常であると判定する。区
間3Tを選択する場合にチェックリレー3CRを励磁
し、扛上接点3CR1を介して受信信号S23が入力さ
れたときに、送信回路23及び区間3Tを含めた伝送系
が正常であると判定する。区間4Tを選択する場合にチ
ェックリレー4CRを励磁し、扛上接点4CR1を介し
て受信信号S24が入力されたときに、送信回路24及
び区間4Tを含めた伝送系が正常であると判定する。
【0063】図4は図3に示す地上装置の動作を説明す
るタイムチャートである。図は踏込送信機能を説明する
ものである。図において、図3と同一参照符号は同一性
ある構成部分を示している。
【0064】時刻t1において、車両5が区間5Tに進
入する。扛上接点5TR1が開成し、落下接点5TR2
が閉成する。リレー45SCは落下接点5TR2及び扛
上接点4TR1の直列回路を介して励磁され、定反位接
点45SC1(N側)が閉成する。これにより、制御情
報F15が定反位接点45SC1(N側)、定反位接点
4TR3(N側)及び落下接点4CR4を介して区間5
Tに伝送され、区間5Tに対する踏込送信が行われる。
【0065】時刻t2において、車両5が区間4Tに進
入する。扛上接点4TR1が開成し、落下接点4TR2
が閉成する。定反位接点4TR3(N側)が開成し、定
反位接点4TR3(R側)が閉成する。これにより、区
間5Tに対する踏込送信が終了する。リレー45SCは
落下接点4TR2及び扛上接点3TR1を介して継続し
て励磁される。これにより、制御情報F14が定反位接
点45SC1(N側)、定反位接点4TR3(R側)を
介して区間4Tに伝送され、区間4Tに対する踏込送信
が行われる。
【0066】時刻t3において、車両5が区間5Tを進
出する。扛上接点5TR1が閉成し、落下接点5TR2
が開成する。リレー45SCは落下接点4TR2及び扛
上接点3TR1を介して継続して励磁される。
【0067】時刻t4において、車両5が区間3Tに進
入する。扛上接点3TR1が開成し、落下接点3TR2
が閉成する。リレー45SCの励磁は解除される。定反
位接点45SC1(N側)が開成し、定反位接点45S
C1(R側)が閉成する。これにより、区間4Tに対す
る踏込送信が終了する。リレー23SCは落下接点3T
R2及び扛上接点2TR1の直列回路を介して励磁さ
れ、定反位接点23SC1(N側)が閉成する。これに
より、制御情報F13が定反位接点23SC1(N
側)、定反位接点2TR3(N側)及び落下接点2CR
4を介して区間3Tに伝送され、区間3Tに対する踏込
送信が行われる。
【0068】時刻t5において、車両5が区間4Tを進
出する。扛上接点4TR1は閉成し、落下接点4TR2
は開成する。リレー23SCは継続して励磁される。
【0069】時刻t6において、車両5が区間2Tに進
入する。扛上接点2TR1が開成し、落下接点2TR2
が閉成する。定反位接点2TR3(N側)が開成し、定
反位接点2TR3(R側)が閉成する。これにより、区
間3Tに対する踏込送信が終了する。リレー23SC
は、落下接点2TR2及び扛上接点1TR1を介して継
続して励磁される。これにより、制御情報F12が定反
位接点23SC1(N側)、定反位接点2TR3(R
側)を介して区間2Tに伝送され、区間2Tに対する踏
込送信が行われる。
【0070】時刻t7において、車両5が区間3Tを進
出する。扛上接点3TR1が閉成し、落下接点3TR2
が開成する。リレー23SCは落下接点2TR2及び扛
上接点1TR1を介して継続して励磁される。
【0071】時刻t8において、車両5が区間1Tに進
入する。扛上接点1TR1が開成する。リレー23SC
の励磁は解除される。定反位接点23SC1(N側)が
開成し、定反位接点23SC1(R側)が閉成する。こ
れにより、区間2Tに対する踏込送信が終了する。
【0072】時刻t9において、車両5が区間2Tを進
出する。扛上接点2TR1は閉成し、落下接点2TR2
は開成する。
【0073】上述のように、無絶縁軌道回路1は、隣接
する2つの区間(2T、3T)、(4T、5T)毎にお
いて、互いに隣接する境界部分P13、P15に車両検
知用送信器S23T、S45Tが接続され、両端側の境
界部分(P12、P14)、(P14、P16[図示し
ない])のそれぞれに車両検知用受信器(R2T、R3
T)、(R4T、R5T[図示しない])が接続されて
おり、車両検知用受信器(R2T、R3T)、(R4
T、R5T)が車両検知用送信器S23T、S45Tの
送信する送信波TD1、TD2を受信できないときに、
扛上接点(2TR1、3TR1)、(4TR1、5TR
1)が開成することにより車両「有」とする車両検知信
号(2TR1、3TR1)、(4TR1、5TR1)を
出力する。このため、車両検知用の送信器を少なくする
ことができ、安価な踏込送信式の地上装置を得ることが
できる。
【0074】図5は図3に示す地上装置の別の動作を説
明するタイムチャートである。図は区間2T、3Tの伝
送系の良否判定機能を説明するものである。図におい
て、図3と同一参照符号は同一性ある構成部分を示して
いる。
【0075】時刻t1において、選択回路41は、区間
3Tをチェックするためのチェックリレー3CRを励磁
する。扛上接点3CR2が閉成し、リレー23SCが励
磁される。同時に扛上接点3CR1が閉成する。このと
き、車両5は区間2Tに在線しないので、定反位接点2
TR3(N側)は閉成している。これにより、送信回路
23は、定反位接点23SC1(N側)、定反位接点2
TR3(N側)及び落下接点2CR4により区間3Tを
選択し、制御情報F13を区間3Tに伝送する。
【0076】時刻t11において、区間3Tに伝送され
た制御情報F13が受信回路33で受信され、受信信号
S23が扛上接点3CR1を介して判定回路43に入力
される。これにより、判定回路43は、送信回路23及
び区間3Tを含めた伝送系が正常であると判定できる。
【0077】時刻t12において、送信回路23は制御
情報F13の伝送を停止する。
【0078】時刻t2において、選択回路41は、区間
3Tをチェックするためのチェックリレー3CRの励磁
を解除し、区間2Tをチェックするためのチェックリレ
ー2CRを励磁する。扛上接点2CR1、扛上接点2C
R2及び扛上接点2CR3が閉成し、落下接点2CR4
が開成する。リレー23SCは、扛上接点2CR2を介
して継続して励磁される。これにより、送信回路23
は、定反位接点23SC1(N側)、扛上接点2CR3
により区間2Tを選択し、制御情報F12を区間2Tに
伝送する。このとき、定反位接点2TR3(N側)は閉
成しているが、落下接点2CR4が開成するので、区間
3Tへの制御情報F12の伝送は行なわれない。
【0079】時刻t21において、区間2Tに伝送され
た制御情報F12が受信回路33で受信され、受信信号
S22が扛上接点2CR1を介して判定回路43に入力
される。これにより、判定回路43は、送信回路2及び
区間2Tを含めた伝送系が正常であると判定できる。
【0080】時刻t22において、送信回路23は制御
情報F12の伝送を停止する。
【0081】他の区間でも同様である。
【0082】上述のように、送信回路23は、隣接する
2つの区間(2T、3T)において、車両検知信号1T
R1、2TR1、2TR2、2TR3、3TR2及び区
間選択信号2CR3、2CR4に応じて2つの区間(2
T、3T)の何れかを選択して制御情報F12、F13
を伝送する。受信回路33は、隣接する2つの区間(2
T、3T)において、区間選択信号2CR1、3CR1
に応じて2つの区間(2T、3T)の何れかを選択して
制御情報F12、F13を受信する。このため、送信回
路23及び受信回路33は、従来の踏込送信式の設備の
大部分を共用でき、安価な踏込送信式の地上装置を得る
ことができる。
【0083】図示はしないが、無絶縁軌道回路は、それ
ぞれの区間において、進路前方の境界部分に車両検知用
送信器が接続され、進路後方の境界部分に車両検知用受
信器が接続され、車両検知用受信器が車両検知用送信器
の送信する送信波を受信できないときに車両「有」とす
る車両検知信号を出力するように構成してもよい。
【0084】図6は処理回路の一般的な回路図、図7は
その動作を説明するタイムチャートである。図におい
て、図3と同一参照符号は同一性ある構成部分を示して
いる。
【0085】無絶縁軌道回路1は、0T〜nTの軌道回
路により構成されている。軌道回路0T〜nTのそれぞ
れは、自己の区間内に車両5が在線するときに軌道リレ
ーが無励磁となり、扛上接点0TR1〜nTR1が開成
する。軌道回路0T〜nTは、扛上接点0TR1〜nT
R1の開成した状態が車両「有」、閉成した状態が車両
「無」となる車両検知信号0TR1〜nTR1を出力す
る。
【0086】処理回路4は、車両検知信号0TR1〜n
TR1が入力され、車両在線区間を判断する。図7に示
す例では、扛上接点4TR1及び5TR1が開成してお
り、車両在線区間は区間4T及び5Tであると判断す
る。処理回路4は、区間4T及び5Tの前後の数区間を
除いた区間を順繰りに選択するために、チェックリレー
nCR〜8CR、1CR、0CRを順次励磁し、区間選
択信号S1を発生する。処理回路4は、チェックリレー
nCR〜8CR、1CR、0CRの扛上接点nCR1〜
8CR1、1CR1、0CR1を介して受信信号S2n
〜S28、S21、S20が順次入力され、送信回路2
及び区間nT〜8T、2T、1Tを含めた伝送系が正常
であると判定する。
【0087】処理回路4は、伝送系の異常を判定したと
きに、異常リレーWRを励磁し、扛上接点WR1により
異常検知信号S3を出力する。
【0088】処理回路4は、監視出力によって監視リレ
ーKRを励磁する。扛上接点KR1は、チェックリレー
0CR〜nCRに直列に接続されている。このため、処
理回路が故障して監視出力がなくなった場合は、チェッ
クリレー0CR〜nCRが励磁されることがなく、フェ
ールセーフ性を得ることができる。
【0089】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)無絶縁軌道回路方式において、各区間毎に分離し
て送信回路及びレールを含めた伝送系の良否を確認し得
る地上装置を提供できる。 (b)無絶縁軌道回路方式において、送信回路及びレー
ルを含めた伝送系の良否を常時確認し得る地上装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地上装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明に係る地上装置の動作を説明するタイム
チャートである。
【図3】本発明に係る地上装置の別の実施例の具体的な
回路図である。
【図4】図3に示す地上装置の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【図5】図3に示す地上装置の別の動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図6】処理回路の一般的な回路図である。
【図7】図6に示す処理回路の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
1 無絶縁軌道回路 0T〜5T 区間 2 送信回路 3 受信回路 4 処理回路 F11〜F15 制御情報 S1 区間選択信号 S2 受信信号 S3 異常検知信号 0TR1〜5TR1 車両検知信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無絶縁軌道回路と、送信回路と、受信回
    路と、処理回路とを含み、地上側から車上側へ制御情報
    を伝送する地上装置であって、 前記無絶縁軌道回路は、複数の区間に区画されており、 前記送信回路は、前記区間のそれぞれの進路前方の境界
    付近に接続され、区間選択信号が入力され、前記区間選
    択信号によって選択された前記区間に前記制御情報を伝
    送するものであり、 前記受信回路は、前記区間のそれぞれの進路後方の境界
    付近に接続され、前記区間選択信号が入力され、前記区
    間選択信号によって選択された区間に伝送された前記制
    御情報を受信し、受信信号を出力するものであり、 前記処理回路は、前記複数の区間の一つを順繰りに選択
    する区間選択信号を発生して前記送信回路及び前記受信
    回路に供給し、前記区間選択信号に応じた前記区間の前
    記受信信号が入力されたときに、前記区間の伝送系が正
    常であると判定する地上装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された地上装置であっ
    て、 前記無絶縁軌道回路は、それぞれの区間が自己の区間内
    の車両の有無を示す車両検知信号を出力するものであ
    り、 前記処理回路は、前記車両検知信号が入力され、前記車
    両検知信号に基づいて前記車両の在線する車両在線区間
    を求め、前記車両在線区間に前記制御情報を伝送し、前
    記車両在線区間の前後の数区間を除いた区間の一つを順
    繰りに選択する前記区間選択信号を発生する地上装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された地上装置であっ
    て、 前記無絶縁軌道回路は、それぞれの区間において、進路
    前方の境界部分に車両検知用送信器が接続され、進路後
    方の境界部分に車両検知用受信器が接続され、前記車両
    検知用受信器が前記車両検知用送信器の送信する送信波
    を受信できないときに車両「有」とする前記車両検知信
    号を出力する地上装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載された地上装置であっ
    て、 前記無絶縁軌道回路は、隣接する2つの区間毎におい
    て、互いに隣接する境界部分に車両検知用送信器が接続
    され、両端側の境界部分のそれぞれに車両検知用受信器
    が接続され、前記車両検知用受信器が前記車両検知用送
    信器の送信する送信波を受信できないときに車両「有」
    とする前記車両検知信号を出力する地上装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された地上装置であっ
    て、 前記送信回路は、隣接する2つの区間毎において、前記
    車両検知信号または前記区間選択信号に応じて2つの区
    間の何れかを選択して前記制御情報を伝送するものであ
    り、 前記受信回路は、隣接する2つの区間毎において、前記
    区間選択信号に応じて2つの区間の何れかを選択して前
    記制御情報を受信するものである地上装置。
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