JPS62268670A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、熱転写記録装置、特に、インクシートを用
いた熱転写記録装置に関するものである。

〔従来の技術〕

感熱記録装置のうち、例えば、溶融熱転写記録装置にお
いては、熱溶融性のインクをポリエステル等のプラスチ
ックフィルムに塗布して固化させたインクシートと記録
紙とを重ね合わせ、プラテンローラにより感熱記録ヘッ
ド（以下、サーマルヘッドという）に圧接した状態でサ
ーマルヘッドから記録情報に従った熱パルスを印加して
、ソリッドインクを溶融させて記録紙に転写を行なうつ
特に、溶融熱転写方式〇こおけるカラー画像記録は、イ
エロー、マゼンタ、シアンの各インクか連続して塗布さ
れたインクシートを使い、イエロー、マゼンタ、シアン
の各色ごとに記録紙に転写を繰返し、その色の合成によ
ってカラー画像を記録するものであり従って、インクシ
ートと記録紙の走行はイエロー、マゼンタ、シアンの各
色が記録される都度、インクシートの送りと、記録紙を
元の位置１こ戻す逆送とがくり返し行なわれる。

第３図は、このような従来の熱転写記録装置の一例を示
す断面図であって、特開昭６０−７５８１３８号公報に
示されている。

図において、符号（１）は記録紙、（２ａ）　、　（２
ｂ）は一定間隔に保持された一対の給紙ガイド、（３）
はプラテンローラ、（４）、（５）は上記プラテンロー
ラ（３）に所定の圧力で押し付けられているピンチロー
ラ、（６ａ）。

（６ｂ）は一定間隔に保持された一対の排紙ガイド、（
７）は発熱部（７ａ）を有するサーマルヘッド、（８）
は画像記録時上記サーマルヘッド（７）とプラテンロー
ラ（６）とを圧接するための圧縮ばねで常時サーマルヘ
ッド（７）をプラテンローラ（３）側へ押圧している。

（９）は丸穴（９ａ）を有する折曲片（９ｂ）を持ち、
上面に上記サーマルヘッド（７）が固定されている取付
板、（１ｏ）は丸穴（１Ｏａ）を有する折曲片（１ｏｂ
）を持っ押板で上記取付板（９）の丸穴（９ａ）と押板
（１ｏ）の丸穴（１ｏａ）とに嵌合する軸（１１）によ
り、基部（図示せず）に対して、取付板（９）、押板（
１ｏ）共に回転自在に軸支されている。更に、上記押板
（１ｏ）の他端（１ＯＣ）はコの字形状に形成されてお
り、その端部に上記取付板（９）の先端（９ｃ）が圧縮
ばね（８）の作用により係止するようζこ構成されてい
る。

また、符号（１２）は上記押板（１０）に接して、圧縮
ばね（８）および取付板（９）を介して上記サーマルヘ
ッド（７）を所定の位置まで上昇、下降させるためのカ
ム、Ｃ５）は基板に設けられた金具（１４）と上記押板
（１０）とを引き合う引張りばねであって、押板（１ｏ
）をカム（１２）に圧接させている。（１５）はインク
シートで一端が供給側ロール（１６）に、他端が巻取側
ロール（１７）に巻き付けられている。（１８）、（１
９）は画像記録時における前記プラテンローラ（３）と
インクシー　ト（１５）との適用巻付角を確保するため
のテンションローラで、基部に回転自在に軸支されてい
る。

次にこの従来装置の動作について説明する。

画像記録時には、まず、インクシート（１５）が駆動モ
ータ（図示せず）により第１色目の頭出しが行なわれた
後、記録紙（１）が給紙ガイド（１ａ）と（１ｂ）との
すき才を通って送り出され、上記記録紙（１）の先端が
、プラテンローラ（３）とピンチローラ（４）との矢・
部方向への回転によってサーマルヘッド（７）の発熱部
（７ａ）に入り、この発熱部（７ａ）を通りすぎる位置
まで送られた後、停止した状態となる。

次に、カム（１２）が、駆動モータ（図示せず）により
回転して、サーマルヘッド（７）が上昇し、プラテンロ
ーラ（３）にサーマルヘッド（７）が押圧された位置で
センサ（図示せず）が動作し、駆動モータを停止させ、
サーマルヘッド（７）の上昇がストップする。

次いで、インクシート（１５）と記録紙（１）を重ね合
わせた状態で、インクシート（Ｉｓ）と記録紙（１）と
がプラテンローラ（６）により送られ、サーマルヘッド
（７）が画像情報に従った熱パルスを印加してインクシ
ート（１５）のインクを溶融させて記録紙（１）への転
写を行ない、第１色目の印字を終了する。

次いで、カム（１２）が、上記駆動モータの駆動により
回転して、サーマルヘッド（７）を元の位置まで下降さ
せ、上記センサがその下降完了位置を検出することによ
って駆動モータの回転を停止し、プラテンローラ（３）
との圧接状態が解除される。

次にプラテンローラ（３）とピンチローラ（４）、Ｃ５
）とにより、記録紙（１）は記録開始の元の位置まで戻
されると、同時にインクシー１−　（１５）の第２色目
の頭出しが行なわれる。

以下、順次、記録紙（１）へインクシート（１５）のイ
ンクの転写が第３色目が終了するまで上記と同様に実施
され、終了後、記録紙（１）はプラテンローラ（３）と
ピンチローラ（５）とにより、排紙ガイド（６ａ）と（
６ｂ）とのすきまを通って排出されて記録紙（１）への
画像記録が完了する。

ここでのサーマルヘッド（７）の下降状態におけるイン
クシート（１５）とプラテンローラ（３）との位置関係
は、図に示すように、各々が接触し、インクシート（１
５）には張力が与えられた状態である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の熱転写記録装置においては、上記のように、サー
マルヘッド（７）が下降した位置でも、インクシート（
１５）とプラテンローラ（３）トカ接触しているため、
特に、プラテンローラ（３）に記録紙（１）が供給され
ていないインクシート（１５）の第１色目の頭出し時、
インクシート（１５）のインク面の傷付きの発生やイン
クシー１−　ＣｊＳ）の巻取抵抗の増加に伴う駆動モー
タのトルクの増大、および、インクシート（１５）がプ
ラテンローラ（３）を摩擦することによって生じる静電
気によるプラテンローラ（３）へのインクシート（１５
）の付着が生じ、インクシート（１５）の張力が低下し
た場合でも、インクシートはプラテンローラから剥離せ
ず、記録紙の供給時、プラテンローラ（６）が回転する
ことＩこよって、ピンチローラ又はプラテンローラに巻
き付き、印字を不可能をこするなどの問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたものでインクシートの傷付防止と駆動モータの小形
化を図ると共に静電気によるインクシートの巻込み防止
を可能とする熱転写記録装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る熱転写記録装置は、記録紙がプラテンロ
ーラに供給されず記録が行なわれない状態、すなわち、
サーマルヘッドとプラテンローラとの押圧が解除されて
いる状態にあっては、インクシートとプラテンローラと
が離れて接触しない状態に構成したものである。

〔作用〕

この発明における熱転写記録装置のサーマルヘッドとプ
ラテンローラとが押圧されていない状態でインクシート
に張力を加えた状態の場合には、インクシートはプラテ
ン口〜うに接触しない位置にインクシートがあり、かつ
、サーマルヘッドもインクシートに接触しない位置まで
下降する。

〔実施例〕

以下この発８Ａをその実施例を示す図に基づいて説明す
る。

図において、符号（１）〜（１７）に示すものは従来装
置を示した第６図に示すそれらと同等のものである。

第１実施例を示す第１図１こおいて、符号（２１）　ｓ
；よび（２２）は、記録時におけるプラテンローラ（３
）とインクシート（１５）との適正巻付角を保持するテ
ンションローラであるが、サーマルヘッド（７）が上昇
してプラテンローラ（３）に押圧されていない状態にあ
っては、上記インクシー１−　（１５）はプラテンロー
ラ（３）に接触しない位置にあるように、テンションロ
ーラ（２１Ｘ２２）は配設されている。

また、カム（１２）はその揚程量を増して、サーマルヘ
ッド（７）の先端かインクシートに接触しない所定位置
まで下降するように構成されている。

この上記実施例は、以上のように構成されているので、
サーマルヘッド（７）とプラテンローラ（３）との圧接
状態を解除させるために、カム（１２）を回転してサー
マルヘッド（７）を最低位置にまで下降させると、イン
クシート（１５）と上記サーマルヘッド（７）の先端と
が離れて接触しない所定の位置で停止する。

この状態では、インクシート（１５）もそのテンション
ローラ（２１Ｘ２２）の設置されている位置のために、
プラテンローラ（３）とインクシート（１５）とも離れ
て接触しない状態となる。

なお１上記第１実施例ではカム（１２）の揚程量を増し
、サーマルヘッド（ア）の先端がインクシート（１５）
に接触しないように構成したものを示した力ζ第２図に
示す第２実施例のように、プラテンローラ（３）にイン
クシート（１５）が接触しないようにテンションローラ
（２１）と（２２）を配置するとともに、サーマルヘッ
ド（７）の発熱体（７ａ）から先端を切断除去して発熱
体（７ａ）からインクシート（１５）ｆこ接触する先端
までの距離を小さくした形状にすることによって、カム
（１２）の揚程量の増大を押えてもよく、その場合も、
上記第１実施例と同様な効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明Ｉこよればサーマルヘッドが所
定の位置に下降した状態では、インクシートとプラテン
ローラとが接触していないようにインクシートを配置す
る構成としたので、インクシートのインク面の傷付きを
防止することができ、プラテンローラとのインクシート
の巻取抵抗および静電気の発生もなくなることによって
インクシートの巻込防止も可能であり、従って、駆動モ
ータも安価な小形品とすることができ、また、プラチン
ローラのインク面とのこすれによる汚れも防止すること
ができてプラテンローラの寿命も延ばすことのできる熱
転写記録装置が得られる効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例による熱転写記録装置を
示す断面構成図、第２図はこの発明の第２実施例を示す
要部断面構成図、第３図は従来の熱転写記録装置を示す
断面構成図である。 （す・・記録紙、（３）・・プラテンローラ、（７）・
・感熱記録ヘッド（サーマルヘッド）　、（１５）・・
インクシート、（２１）（２２）・・テンションローラ
。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）感熱記録ヘッドと、該感熱記録ヘッドに対向して
   配置されているとともに感熱記録ヘッドに対してインク
   シートおよび記録紙を重ねて押し付けるプラテンローラ
   とを備え、感熱記録ヘッドからの熱パルスに応じてイン
   クシートのインクを熱的に変化させて記録を行なう熱転
   写記録装置において、上記感熱記録ヘッドとプラテンロ
   ーラとの押圧が解除されている状態にあっては、上記イ
   ンクシートと感熱記録ヘッドとプラテンローラとが互い
   に離れて接触しないように構成されていることを特徴と
   する熱転写記録装置。
2. （２）インクシートと感熱記録ヘッドとプラテンローラ
   との離隔が、感熱記録ヘッドとプラテンローラとの間で
   この両者に接触しないようにインクシートを案内するテ
   ンションローラが設けられている特許請求の範囲第１項
   記載の熱転写記録装置。