JPS62268583A - 羽子板人形体の面部構造 - Google Patents

羽子板人形体の面部構造

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JPS62268583A
JPS62268583A JP11250986A JP11250986A JPS62268583A JP S62268583 A JPS62268583 A JP S62268583A JP 11250986 A JP11250986 A JP 11250986A JP 11250986 A JP11250986 A JP 11250986A JP S62268583 A JPS62268583 A JP S62268583A
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勲 田口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、羽子板人形体の面部構造に関する。
押絵羽子板は文化、文数の頃に起り、左義長羽子板を押
絵を併用したものであった。
押絵の図柄には役者絵や浮世絵の人物が使わ扛、次第に
実用から鑑賞用に移行した。現在でも、その押絵羽子板
の技術は主に埼玉県内の業者によって伝承さnていて、
埼玉押絵羽子板として市販をれている。典型的な埼玉押
絵羽子板は下図に示す製造工程によって製品化される。
この植の押絵羽子板の技法は大まかにいって、人物、花
鳥などの形を厚紙で作シ、これに裂(きれ)を張ってそ
の間に綿を入れ、高低をつけたシして描彩し、この押絵
を桐材等の羽子板体に張ることによって作出できるもの
であ)、その種類は20数種に及び、鏡獅子、弁慶、助
六等をモチーフとする男物と、藤娘、娘道成寺、汐汲等
をモチーフとする女物とに大別される。
しかし上記のような押絵羽子板は、上図のように複雑多
岐にわたる伝統的製造工程を基本に作出されるから量産
に適さず価格面でも高価となシ、特に上図の製造工程中
、面相の出来映えは、押絵、羽子板の良否に影響を及ぼ
すから、面の押絵細工においては細かい神経と高度な技
術が必要とされる。
また、上記のような押絵技法によって作出される羽子板
の人形体の面相は、左右対称の目、まゆ毛の表情を決め
ているから消費者に見飽きた感じを与えることになυ漸
新性に欠け、このように従来−辺側の面相を有する押絵
羽子板は、昨今の多様化する消費者ニーズに対応できな
い難点がある。
本発明は上記の押絵羽子板あるいは木目込羽子板に下記
する新たな作風を導入することによって上記の諸欠点を
除去できる。
詳しくは本発明は、桐塑、石膏、素焼、合成樹脂で成形
された人形体顔面部が付随している羽子板であって、左
右非対称的な配置となシ、視線が右上向き、左上向きに
なるように設定される目とまゆ毛を含み、新規な面相と
なる羽子板人形体の面部構造を提供するものである。
また、本発明は従来周知の発泡スチロール等の合成樹脂
で一体に成形された羽子板人形体の顔、頚部に応当して
装着できる右上向顔形面体および右上向顔形面体を含む
羽子板人形体の面部構造を提供するものである。
以下、本発明の実施例を図面について説明する。
第1図へ)a3)は、本発明の構成要素となる羽子板人
形体の面部と、該人形体の面部の被貼着目的材料となる
羽子板人形体の上部材料とを分離した斜視図、第2図(
転)[F])は、本発明の他の構成要素となる羽子板人
形体の面部と、該人形体の面部の被貼着目的材料となる
羽子板人形体の上部材料とを分離した斜視図である。
本発明の羽子板人形体の面部1は第1図(Bに示す右上
向顔形面体2と第2図[F])に示す右上向顔形面体3
との二種類を有し、それぞれの顔形面体2゜3は桐塑、
石膏、素焼、合成樹脂等を主原材として、その特性を生
かし桐塑型抜き、石膏抜き法、泥焼成法、グラスチック
製法によって成形される。
桐塑型抜き、石膏抜き法、泥焼成法によって成形される
右上向顔形面体2と右上向顔形面体3の各表面には第3
図の断面図に示すように顔4の肉感を出すため平均厚の
胡粉層5が塗布形成される。
プラスチック製法によって成形される右上向顔形面体2
と右上向顔形面体3の各表面は樹脂特有のスベスベした
状態となるので、各表面にガラス粉末層6を吹き付けて
ホーニングする。第4図囚)ノ)に示すように右上向顔
形面体2と左上向顔形面体3には目7、鼻8、耳9、口
10がそれぞれのでき上シや高さやへこみに応じて設け
られている。
目7は、義眼体を顔形面体2,3内面から顔4に開口し
た両眼部に嵌め込み定着させることで形成できる。
右上向顔形面体2の顔4に成形される目7と、黒色で描
出されるまゆ毛11は、第5図(社)の説明図に示すよ
うに右上向顔形面体2に表わされる水平標示MAよυ約
30°の斜角度線A′上において右上向きに設定され、
左右非対称的な配置を形成する。
すなわち、右上向顔形面体2の左目7aの目縁12とそ
の瞳13および左まゆ毛11aを右上向に配し、反対の
右目7bの目縁12aとその@13aおよび右まゆ毛1
1bを右上向に配すると共に右目7bの目録12aと右
まゆ毛11bが右上向顔形面体2の右唄の線14に接す
るよう右目7bを左目7aの半分形状に成形開眼させ、
その右まゆ毛11bを右まゆ毛11aの半分の長さにし
て描出する。
右上向顔形面体2の口10には口紅色の色材を左上向顔
形面体3の顔4に成形される目7と、黒色で描出される
まゆ毛11は、第5図[F])の説明図に示すように右
上向顔形面体3に表わされる水平標示線Aよシ約30°
の斜角度線A′上において、左上向きに設定され、左右
非対称的な配置を形成する。
すなわち、三上向顔形面体3の右目7bの目縁12&と
その締13aおよび右−まゆ毛1ik)を左上向に配し
、反対の左目7aの目縁12とその瞳13および左まゆ
毛11aを左上向に配すると共に左目7aの目縁12と
左まゆ毛111Lが左上向顔形面体3の左頬の線16に
接するよう左目7aを右目7bの半分形状に成形し開眼
嘔せ、その左まゆ毛11aを右まゆ毛11bの半分の長
さにして描出する。
右上向顔形面体3の口10には、口紅色の色材を塗シ、
赤い唇の美しさを顕現させる。髪の毛の生え際を表わす
線条15を黒く描出する。
なお図中17は、前記の右上向顔形面体2の顔4に連設
する頚部、18は、前記の左上向顔形面体3の顔4に連
設する頚部を示し、右上向顔形面体2と左上向顔形面体
3の各裏面は平面的に成形される。
第1図Nは上記、右上向顔形面体2の被貼着目的材料と
なる従来周知の羽子板人形体の上部材料の斜視図であシ
、第1図[F])は上記、右上向顔形面体3の仮貼着目
的材料となる従来周知の羽子板人形体の上部材料の斜視
図である。
第6図は羽子板人形体の上部材料の側面図であシ、上記
、羽子板人形体の上部材料19は頭髪を表わす線条を設
けた頭部20と顔部21、頚部22と前記頭部20の上
端から前記頚部22の下端に向つ1′#1次に傾斜する
ように連設した支持部23とを発泡スチロール等の合成
樹脂で一体に成形したものである。
なお、図中24は本発明の開発に当シ新規に創作した前
記の羽子板人形体の上部拐料19の頭部20と支持部2
3との間に設けた間隙部、25は羽子板体を示す。
上記の如く形成された羽子板人形体の面部を使用して羽
子板を作出すには、羽子板体25の表面に第1図へ)の
羽子板人形体の上部材料19を貼着載置しておき、その
顔部21と頚部22の表面、すなわち発泡スチロール等
の合成樹脂の表面へ右上向顔形面体2の背面を接着固定
させ、羽子板人形体の上部材料19の頭部20と支持部
23との間に設けた間隙部24に右上向顔形面体2の耳
9を嵌め込み定着させるようにして羽子板人形体の上部
材料19と右上向顔形面体2とを一体に形成する。その
後は、在来の押絵技法によって作出した人形衣裳材料あ
るいは木目込人形衣裳材料(図示しない。)等を羽子板
体25の表面に貼着、鋲着等により添着すれば、右上向
顔形面体2を表現主体とする羽子板ができ上る。第7図
(イ)は羽子板の完成斜視図である。また羽子板体25
の表面に第2図へ)の羽子板人形体の上部材料19を貼
着載置しておき、その顔部21と頂部22の表面、すな
わち発泡スチロール等の合成樹脂の表面へ左上向顔形面
体3の背面を接着固定させ、羽子板人形体の上部材料1
9の頭部20と支持部23との間に設けた間隙部24に
右上向顔形面体3の耳9を嵌め込み定着させるようにし
て羽子板人形体の上部材料19と右上向顔形面体3とを
一体に形成する。その後において在来の押絵技法あるい
は木目込技法によって作出した人形衣裳材料(図示しな
い。)等を羽子板体25の表面に貼着、鋲着等によシ添
着すれば、左−ヒ向顔形面体3を表現生体とする羽子板
ができ上る。
F、7図(B)は羽子板の完成斜視図である。
この方法によれば羽子板製作にあたシ、押絵技法による
面の製造工程や押絵細工による面相を使用する必要が全
くなく、羽子板人形体の面部作出を少ない工数で容易に
製作することができると共に型を用いるだけで簡単に、
しかも精巧に大量提供することが可能となる。
また羽子板体の表面に貼着載置される羽子板人形体の上
部材料の顔、頂部に対して右上向顔形面体が応当して接
着固定され、この接着固定と相俟って羽子板人形体の上
部材料の頭部と支持部との間に設けられている間隙部へ
前記、右上向顔形面体、右上向顔形面体の耳が完全に嵌
め込み定着して装着されるから、羽子板人形体の上部材
料への面体装着は一層、確実なものとなる。
さらに人形体面部の顔は、左右非対称的な成形配置とな
シ視線が右上向き、左上向きになるように成形される目
等を含む美人面相となるから審美性、立体感に優れ友人
形体の面相を得ることができると共に左右対称的な目の
線、まゆ毛の線および細面の顔形、髪の生え際の線条、
頬の線等の表現相乗によって色の白い髪の濃い襟足の長
い美人画のL辻界を彷部させる面相を含む羽子板を作出
できる諸効来がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、・′麻1図(ハ)は不発
明の羽子板人形体の面部の被貼着目的材料となる羽子板
人形体の上部材料の斜視図、第1図(B)は、本発明の
右上向顔形面体の斜視図、第2図式)は不発明の羽子板
人形体の面部の被貼着目的材料となる羽子板人形体の上
部材料の斜視図、第2図(J3)は本発明の右上向顔形
面体の斜視図、第3図は不発 −明の右上向顔形面体、
右上向顔形面体の断面図、第4図(イ)は、本発明の右
上向顔形面体の斜視図、第4図卸は、本発明の右上向顔
形面体の斜視図、第5図IA)は、本発明の右上向顔形
面体の説明図、第5図[F])は、本発明のE上向顔形
σ「体の説明図、第6図は、羽子板人形体の上部材料の
側面図、第7図式)は羽子板の完成斜視図、第7図[F
])は羽子板の完成斜視図である。 1  : 羽子板人形体の面部 2  : 右上向顔形面体 3  : 右上向顔形面体 4 :顔 5  : 胡粉層 6  : ガラス粉末層 7 :目 7a : 左目 7b : 右目 8 :鼻 9 :耳 10:口 11 : まゆ毛 11a:  左まゆ毛 11b:  右まゆ毛 12   :   目   録 12a   :   目   表丈 13  :  瞳 13a  :  諦 14 : 右頬の線 15 : 線 条 16 : 左頬の線 17:頂部 18:頂部 19 : 羽子板人形体の上部材料 24 : 間隙部 25 : 羽子板体 特許出願人  有限会社田口人形店 第1 図L4)     第 1図(B)第3図 第4図(B) 第5図(,4) 第5図CB> 第7図(,4) 第7図(B) 1つ 手続補正書 昭口161 年 8171日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1.  (1)桐塑、石膏、素焼、合成樹脂等を主原材として
    成形された顔形面体であつて、該顔形面体は右上向顔形
    面体を形成し、前記、右上向顔形面体の顔に成形される
    左右の目と左右のまゆ毛を右上向きに設定し、右上向頭
    形面体の右目を左目の半分形状に成形開眼すると共に右
    まゆ毛を左まゆ毛の半分の長さにして描出し、前記、右
    目と右まゆ毛を右上向顔形面体の右頬の線に接するよう
    成形、配置したことを特徴とする羽子板人形体の面部構
    造。
  2. (2)桐塑、石膏、素焼、合成樹脂等を主原材として成
    形された顔形面体であつて、該顔形面体は左上向顔形面
    体を形成し、前記、左上向顔形面体の顔に成形される左
    右の目と左右のまゆ毛を左上向きに設定し、左上向顔形
    面体の左目を右目の半分形状に成形開眼すると共に左ま
    ゆ毛を右まゆ毛の半分の長さにして描出し、前記、左目
    と左まゆ毛を左上向顔形面体の左頬の線に接するよう成
    形、配置したことを特徴とする羽子板人形体の面部構造
  3. (3)発泡スチロール等の合成樹脂で一体に成形される
    羽子板人形体の顔、頚部に応当して装着される顔、棚部
    を具備する右上向顔形面体および左上向顔形面体を含む
    羽子板人形体の面部構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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