JPS62268208A - レベルシフト回路 - Google Patents
レベルシフト回路Info
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- JPS62268208A JPS62268208A JP61110767A JP11076786A JPS62268208A JP S62268208 A JPS62268208 A JP S62268208A JP 61110767 A JP61110767 A JP 61110767A JP 11076786 A JP11076786 A JP 11076786A JP S62268208 A JPS62268208 A JP S62268208A
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- fet
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Landscapes
- Manipulation Of Pulses (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は半導体集積回路用のレベルシフト回路に関し、
特にGaAsMESFETを用いた集積回路に好適なレ
ベルシフト回路に関する。
特にGaAsMESFETを用いた集積回路に好適なレ
ベルシフト回路に関する。
従来のG a A s集積回路用レベルシフト回路とし
ては、例えば特開昭57−176837号等に開示され
ているように、ダイオードを使ったものがある。
ては、例えば特開昭57−176837号等に開示され
ているように、ダイオードを使ったものがある。
これはダイオードの順方向降下電圧が電流の増減に対し
てあまり変化しないことを利用したものであり、入出力
間における信号振幅の減衰があまり生じないようにしな
がら高いレベルシフト量を得ることができる。また、F
ETのしきい電圧やダイオードの順方向降下電圧のばら
つきを補償する機能を持たせたレベルシフト回路として
は、例えば特開昭59−99819号に開示されている
ように、電流を制御してレベルシフト量を調節できるよ
うにしたソースフォロワ回路を用いる方法がある。
てあまり変化しないことを利用したものであり、入出力
間における信号振幅の減衰があまり生じないようにしな
がら高いレベルシフト量を得ることができる。また、F
ETのしきい電圧やダイオードの順方向降下電圧のばら
つきを補償する機能を持たせたレベルシフト回路として
は、例えば特開昭59−99819号に開示されている
ように、電流を制御してレベルシフト量を調節できるよ
うにしたソースフォロワ回路を用いる方法がある。
ところで、温度が変化するとダイオードの順方向降下電
圧も変化する。例えば、G a A sのショットキー
バリア型ダイオードの場合、温度が約20℃から120
℃まで上昇すると順方向降下電圧は約100〜150m
V前後減少する。従って、特開昭57−176837等
に開示されているレベルシフト回路を使用する場合は、
この分を考慮して充分な動作マージンのある設計を行う
必要がある。特に、高いレベルシフト量を得るために複
数のダイオードを直列に接続して使用する場合には、レ
ベルシフ1〜量の温度変化がダイオードの個数倍に増え
るため、更に大きな動作マージンが必要となる。
圧も変化する。例えば、G a A sのショットキー
バリア型ダイオードの場合、温度が約20℃から120
℃まで上昇すると順方向降下電圧は約100〜150m
V前後減少する。従って、特開昭57−176837等
に開示されているレベルシフト回路を使用する場合は、
この分を考慮して充分な動作マージンのある設計を行う
必要がある。特に、高いレベルシフト量を得るために複
数のダイオードを直列に接続して使用する場合には、レ
ベルシフ1〜量の温度変化がダイオードの個数倍に増え
るため、更に大きな動作マージンが必要となる。
このために回路の動作速度等の性能が犠牲になることが
多い。
多い。
また、特開昭59−99819に開示されている補償機
能付きのレベルシフト回路は、制御用の信号を必要とす
るため制御回路や制御信号用の配線が必要となる。従っ
て、集積回路内の全ての回路をこの方式で補償しようと
すると、回路の種類の数だけ制御回路と制御用配線網が
必要となり、集積度向上の妨げとなる。
能付きのレベルシフト回路は、制御用の信号を必要とす
るため制御回路や制御信号用の配線が必要となる。従っ
て、集積回路内の全ての回路をこの方式で補償しようと
すると、回路の種類の数だけ制御回路と制御用配線網が
必要となり、集積度向上の妨げとなる。
本発明の目的は、温度変化による回路特性の変化を制御
信号を使わずに補償できるレベルシフト回路を提供する
ことにある。
信号を使わずに補償できるレベルシフト回路を提供する
ことにある。
上記目的は、温度が上昇するとレベルシフト量が増加す
るソースフォロワ回路を、ダイオードに付加することに
より達成される。このようなソースフォロワ回路は、例
えば、温度が上昇すると電流が増加する素子を負荷とし
て使用することにより実現できる。このような素子は、
例えば、しきい電圧があまり深くないノーマリオン型の
FETのゲート電極とソース電極を共通に接続して使用
することにより実現できる。
るソースフォロワ回路を、ダイオードに付加することに
より達成される。このようなソースフォロワ回路は、例
えば、温度が上昇すると電流が増加する素子を負荷とし
て使用することにより実現できる。このような素子は、
例えば、しきい電圧があまり深くないノーマリオン型の
FETのゲート電極とソース電極を共通に接続して使用
することにより実現できる。
前述のように、ダイオードの順方向降下電圧は温度が上
昇すると低くなる。一方、ソースフォロワ回路のレベル
シフト量は、回路を流れる電流を増加させることによっ
て高くすることができる。
昇すると低くなる。一方、ソースフォロワ回路のレベル
シフト量は、回路を流れる電流を増加させることによっ
て高くすることができる。
従って、温度が上昇した時に電流値が増加する素子をソ
ースフォロワの負荷として使用すれば、ソースフォロワ
回路のレベルシフト量の変化とダイオードの順方向降下
電圧の変化が互いに打ち消し合うことになり、回路全体
のレベルシフト量が温度変化に対してあまり変化しない
ようにすることができる。ここで、ソースフォロワ回路
のレベルシフト量の変化とダイオードの順方向降下電圧
の変化が丁度打ち消し合うようにするためには、FET
のしきい電圧の温度変化とダイオードの順方向降下電圧
の温度変化がほぼ等しくなることを利用して、ソースフ
ォロワ回路のレベルシフト量がFETのしきい電圧の約
−1倍になるようにすればよい。具体的にはFETのゲ
ート幅の最適化によって実現できるが、詳しくは実施例
の項で述べる。
ースフォロワの負荷として使用すれば、ソースフォロワ
回路のレベルシフト量の変化とダイオードの順方向降下
電圧の変化が互いに打ち消し合うことになり、回路全体
のレベルシフト量が温度変化に対してあまり変化しない
ようにすることができる。ここで、ソースフォロワ回路
のレベルシフト量の変化とダイオードの順方向降下電圧
の変化が丁度打ち消し合うようにするためには、FET
のしきい電圧の温度変化とダイオードの順方向降下電圧
の温度変化がほぼ等しくなることを利用して、ソースフ
ォロワ回路のレベルシフト量がFETのしきい電圧の約
−1倍になるようにすればよい。具体的にはFETのゲ
ート幅の最適化によって実現できるが、詳しくは実施例
の項で述べる。
本発明の一実施例を第1図を用いて説明する。
第1図において1−.2はそれぞれ第1および第2のノ
ーマリオン型FET、3はダイオード、4は容量性の素
子、5はダイオードに電流を供給するための高抵抗値の
負荷素子である。また、100は入力端、101は出力
端、110は高電位側の電源、120,125は低電位
側の電源である。
ーマリオン型FET、3はダイオード、4は容量性の素
子、5はダイオードに電流を供給するための高抵抗値の
負荷素子である。また、100は入力端、101は出力
端、110は高電位側の電源、120,125は低電位
側の電源である。
ここで便宜上、FETI、FET2のしきい電圧をVt
、に値をに、ゲート幅をそれぞれWl。
、に値をに、ゲート幅をそれぞれWl。
W2.ダイオード3の順方向降下電圧をVf、入刃端1
00の電圧をvi、出力端101の電圧をV o 、ソ
ースフォロワとダイオードの接続点102の電圧をVP
と表わすものとする。
00の電圧をvi、出力端101の電圧をV o 、ソ
ースフォロワとダイオードの接続点102の電圧をVP
と表わすものとする。
FETI、FET2が飽和条件(すなわち、高電位側電
源110の電圧がVi−Vtより高く、低電位側電源1
20の電圧がVP十Vtより低い)を満足する時もしく
はほぼ満足する時には各FETに流れる電流はゲート・
ソース間の電圧のみによってほぼ決まる。高抵抗値の負
荷素子5に流れる電流を無視すると、FETIとFET
2に流れる電流は等しく に−W1−(vi−vp−vt)2=に−W2・Vt2
・・・(1) となる、FETI、FET2はノーマリオン型すなわち
Vt<Oであるから、(1)式を解くととなる。Vtは
温度上昇に対して低くなることから、W2>Wlとして
おけばソースフォロワ回路のレベルシフト量V 3.−
V pは温度上昇に対して大きくなることになる。次
にノード102と出力端101の間にはダイオード1個
分の順方向降下電圧がかかつているからダイオードによ
るレベルシフト量は Vp Vo=Vf −(3
)となる。Vfも温度上昇に対して低くなることから、
ダイオードによるレベルシフト量は温度上昇に対して小
さくなることがわかる。(2)式と(3)式より第1図
の回路全体のレベルシフト量を求めると と表わされることになるが、ここで順方向降下電圧Vf
の温度係数とFETのしきい電圧Vtの温度係数はほぼ
等しいということを利用して、(4)式の括弧内が−1
となるように各FETのゲート幅を設計すればVfとV
tの温度変化は互いに打ち消し合うことになり、V i
−V oは温度に関係無くほぼ一定にすることができ
る。そのための条件は と表わされる。なお、この回路はFETIのゲート・ソ
ース間にかかる電圧がゲートとチャネルの間の順方向降
下電圧と同程度以上になると、ゲートから電流が流れ込
み、上述の補償機構が作用しなくなる。ゲートとチャネ
ルの間の順方向降下電圧をVf’ と表わすものとする
と、これを避けるための条件は ■1−vp<vf′ 川(6)と
表わされるが、この式は(2)式と(5)式を用いて Vt> −Vf’ ・
・・(7)となる。通常、G a A sのMESFE
Tでは室温(約20℃)における順方向降下電圧は約0
.6 V前後であり温度に対して−1,0〜−1,5
mV/’Cの割合で変化するから、120’c付近では
約0.45〜0.5v程度となる。従って、120℃付
近でのvtは−0,5〜−0,45V以上でなげればな
らない。ところが、Vtの温度係数も−1,0〜−1,
5mV/”Cであるから、室温におけるVtは−0,4
〜−0,3v以上ということになる。さらに、FET2
がノーマリオン型でなければ回路に電流が流れなくなっ
て上述の補償機構が作用しなくなることも明らかである
。従って、室温におけるV t、の範囲は −0,4〜−o、3 v<v t < OV
・(8)に制限される。
源110の電圧がVi−Vtより高く、低電位側電源1
20の電圧がVP十Vtより低い)を満足する時もしく
はほぼ満足する時には各FETに流れる電流はゲート・
ソース間の電圧のみによってほぼ決まる。高抵抗値の負
荷素子5に流れる電流を無視すると、FETIとFET
2に流れる電流は等しく に−W1−(vi−vp−vt)2=に−W2・Vt2
・・・(1) となる、FETI、FET2はノーマリオン型すなわち
Vt<Oであるから、(1)式を解くととなる。Vtは
温度上昇に対して低くなることから、W2>Wlとして
おけばソースフォロワ回路のレベルシフト量V 3.−
V pは温度上昇に対して大きくなることになる。次
にノード102と出力端101の間にはダイオード1個
分の順方向降下電圧がかかつているからダイオードによ
るレベルシフト量は Vp Vo=Vf −(3
)となる。Vfも温度上昇に対して低くなることから、
ダイオードによるレベルシフト量は温度上昇に対して小
さくなることがわかる。(2)式と(3)式より第1図
の回路全体のレベルシフト量を求めると と表わされることになるが、ここで順方向降下電圧Vf
の温度係数とFETのしきい電圧Vtの温度係数はほぼ
等しいということを利用して、(4)式の括弧内が−1
となるように各FETのゲート幅を設計すればVfとV
tの温度変化は互いに打ち消し合うことになり、V i
−V oは温度に関係無くほぼ一定にすることができ
る。そのための条件は と表わされる。なお、この回路はFETIのゲート・ソ
ース間にかかる電圧がゲートとチャネルの間の順方向降
下電圧と同程度以上になると、ゲートから電流が流れ込
み、上述の補償機構が作用しなくなる。ゲートとチャネ
ルの間の順方向降下電圧をVf’ と表わすものとする
と、これを避けるための条件は ■1−vp<vf′ 川(6)と
表わされるが、この式は(2)式と(5)式を用いて Vt> −Vf’ ・
・・(7)となる。通常、G a A sのMESFE
Tでは室温(約20℃)における順方向降下電圧は約0
.6 V前後であり温度に対して−1,0〜−1,5
mV/’Cの割合で変化するから、120’c付近では
約0.45〜0.5v程度となる。従って、120℃付
近でのvtは−0,5〜−0,45V以上でなげればな
らない。ところが、Vtの温度係数も−1,0〜−1,
5mV/”Cであるから、室温におけるVtは−0,4
〜−0,3v以上ということになる。さらに、FET2
がノーマリオン型でなければ回路に電流が流れなくなっ
て上述の補償機構が作用しなくなることも明らかである
。従って、室温におけるV t、の範囲は −0,4〜−o、3 v<v t < OV
・(8)に制限される。
第2図は本発明の他の実施例を示す回路図であり、第1
図の回路に更にもう1段ソースフォロワを付加した構成
になっている。このように構成すれば、(8)式の制限
を緩和することができる。すなわち、FETII、FE
T12.FET21゜FET22のゲート幅をそれぞれ
Wll、W12゜W21.W22とすると(2)式、(
4)式はそれぞれ ・・・(9) となり、括弧内が−1となる条件は となる。仮りに、W11=Wi2.W21=W22とな
るように設計するものとすればVi−Vp=−Vt<2
XVf’ −(13)となり、(8)式の条
件は −0,8〜−〇、6V<Vt<Ov ・・・
(14)と緩和される。ソースフォロワを3段以上接続
すれば、更に緩和されることも明らかである。なお、(
8)式、 (14)式の条件は、それぞれ(5)式、
(1,2)式を満足させて温度補償を完全に行った場合
に必要な条件であり、完全に補償する程の必要がない時
には、(5)式、 (12)式の条件を多少崩して(8
)式、 (14)式の条件を緩和できることは言うまで
もない。また、ダイオードの個数を2個以上にしてレベ
ルシフト量を増すことも可能である。この場合、ダイオ
ードの個数をn、ソースフォロワの段数をmとすると(
5)式または(11)式に相当する式は ・・・(15) となる。但し、ここでWxs、W21はそれぞれ1段目
(i=1.2.・・・+m)のソースフォロワの第1お
よび第2のFETのゲート幅を表わすものとする。
図の回路に更にもう1段ソースフォロワを付加した構成
になっている。このように構成すれば、(8)式の制限
を緩和することができる。すなわち、FETII、FE
T12.FET21゜FET22のゲート幅をそれぞれ
Wll、W12゜W21.W22とすると(2)式、(
4)式はそれぞれ ・・・(9) となり、括弧内が−1となる条件は となる。仮りに、W11=Wi2.W21=W22とな
るように設計するものとすればVi−Vp=−Vt<2
XVf’ −(13)となり、(8)式の条
件は −0,8〜−〇、6V<Vt<Ov ・・・
(14)と緩和される。ソースフォロワを3段以上接続
すれば、更に緩和されることも明らかである。なお、(
8)式、 (14)式の条件は、それぞれ(5)式、
(1,2)式を満足させて温度補償を完全に行った場合
に必要な条件であり、完全に補償する程の必要がない時
には、(5)式、 (12)式の条件を多少崩して(8
)式、 (14)式の条件を緩和できることは言うまで
もない。また、ダイオードの個数を2個以上にしてレベ
ルシフト量を増すことも可能である。この場合、ダイオ
ードの個数をn、ソースフォロワの段数をmとすると(
5)式または(11)式に相当する式は ・・・(15) となる。但し、ここでWxs、W21はそれぞれ1段目
(i=1.2.・・・+m)のソースフォロワの第1お
よび第2のFETのゲート幅を表わすものとする。
更に、FETIの飽和条件を満足しやすくするために、
第3図に示すように、ダイオードをソースフォロワの前
段に接続することもできる。また、第4図に示すように
ソースフォロワの途中に入れることも可能である。また
、第5図に示すように、2箇所以上にダイオードを接続
することも可能である。いずれの場合にも、ダイオード
の総数をnソースフォロワの総段数をmとして(15)
式が成立する。
第3図に示すように、ダイオードをソースフォロワの前
段に接続することもできる。また、第4図に示すように
ソースフォロワの途中に入れることも可能である。また
、第5図に示すように、2箇所以上にダイオードを接続
することも可能である。いずれの場合にも、ダイオード
の総数をnソースフォロワの総段数をmとして(15)
式が成立する。
なお、ここまではレベルシフト量が温度に対して変化し
ないようにするものとして説明してきたが、実際の使用
条件下では次段につなぐ回路の論理しきい電圧も温度に
対して変化するのが普通である。例えば、第6図に示す
ようにFET2個から成るインバータ回路をつないだ場
合、インバータを構成するFET6,7のしきい電圧を
vt’ 。
ないようにするものとして説明してきたが、実際の使用
条件下では次段につなぐ回路の論理しきい電圧も温度に
対して変化するのが普通である。例えば、第6図に示す
ようにFET2個から成るインバータ回路をつないだ場
合、インバータを構成するFET6,7のしきい電圧を
vt’ 。
ゲート幅をそれぞれW6.W7.インバータの論理しき
い電圧をvt h、下側の電源130の電圧をVssと
表わすものとすると となるが、動作マージンを確保するために普通はW7>
W6と設計するから温度が上昇すると論理しきい電圧v
thは下がることになる。従って、この分まで補償する
ためには、温度が上昇した時にレベルシフト回路全体の
レベルシフト量が増えるように設計する必要がある。こ
の分を含めて温度変化が丁度打ち消すようにするために
は(15)式の代わりに ・・・(17) が成立するようにゲート幅を設計することになる。
い電圧をvt h、下側の電源130の電圧をVssと
表わすものとすると となるが、動作マージンを確保するために普通はW7>
W6と設計するから温度が上昇すると論理しきい電圧v
thは下がることになる。従って、この分まで補償する
ためには、温度が上昇した時にレベルシフト回路全体の
レベルシフト量が増えるように設計する必要がある。こ
の分を含めて温度変化が丁度打ち消すようにするために
は(15)式の代わりに ・・・(17) が成立するようにゲート幅を設計することになる。
また、第6図においてFET6とFET7のしきい電圧
を異なった値に設計しFET7のしきい電圧がOv近く
になるようにした場合には、高いレベルシフト量を得る
必要はない。この時にはダイオード3と負荷素子5を取
り除き、ソースフォロワの出力を直接FET7のゲート
電極に接続することも可能である。この場合には、(1
7)式の代わりに ・・・(18) を用いて設計することになる。但し、K6.に7はそれ
ぞれFET6.FET7のに値を表わすものである。
を異なった値に設計しFET7のしきい電圧がOv近く
になるようにした場合には、高いレベルシフト量を得る
必要はない。この時にはダイオード3と負荷素子5を取
り除き、ソースフォロワの出力を直接FET7のゲート
電極に接続することも可能である。この場合には、(1
7)式の代わりに ・・・(18) を用いて設計することになる。但し、K6.に7はそれ
ぞれFET6.FET7のに値を表わすものである。
また、ここまではソースフォロワを構成するFETのV
tおよびに値は等しいものとして説明してきたが、必ず
しも等しい必要はない。例えば、第1図でFET1.(
7)VtをVtl、に値をKl。
tおよびに値は等しいものとして説明してきたが、必ず
しも等しい必要はない。例えば、第1図でFET1.(
7)VtをVtl、に値をKl。
FET2(7)VtをVt2.に値をに2と表わすもの
とすれば(4)式に相当する式は ・・・(19) と表わされることになる。ここで、Vf、Vtl。
とすれば(4)式に相当する式は ・・・(19) と表わされることになる。ここで、Vf、Vtl。
Vt2の温度変化は互いにほぼ等しく、K1とに2の比
も温度によってあまり変わらないことから(5)式およ
び(15)式に相当する式はそれぞれ・・・(zl) と表わすことができる。ただし、Klm、W2mはそれ
ぞれFET1m、FET2mのに値を表わすものである
。この場合には(6)式を満足するための条件が(8)
式や(14)式でなくなることは当然である。
も温度によってあまり変わらないことから(5)式およ
び(15)式に相当する式はそれぞれ・・・(zl) と表わすことができる。ただし、Klm、W2mはそれ
ぞれFET1m、FET2mのに値を表わすものである
。この場合には(6)式を満足するための条件が(8)
式や(14)式でなくなることは当然である。
更に、FET2の代わりに他の負荷素子を使用すること
も可能である。この場合、ソースフォロワによる信号振
幅の減衰を生じないようにするためには、その負荷素子
はFETのように印加電圧がある程度以上になると電流
値があまり増加しない特性(すなわち飽和特性)を持っ
ていることが必要である。また、温度上昇によってソー
スフォロワ回路のレベルシフト量が増えるようにするた
めには、その負荷素子に流れる電流が温度上昇によって
増加することが望ましい。例えば、第1図においてFE
T2を他の負荷素子に置き換え、その素子に流れる電流
を工oと表わすものとすると(1)式に相当する式は に−W]、(Vj Vp−Vt)”=Io −・−
(2z)と表わされることになり、ソースフォロワによ
るレベルシフト量は となる。温度上昇によってVtは低くなるから、左辺が
増えるようにするためには第2項の増加がVtの低下を
上回るようにする必要がある。従って、IOは温度上昇
によって増加することが望ましい。第2図以降の回路に
ついてもFET2゜2]、、22を他の負荷素子に置き
換え得ることは言うまでもない。
も可能である。この場合、ソースフォロワによる信号振
幅の減衰を生じないようにするためには、その負荷素子
はFETのように印加電圧がある程度以上になると電流
値があまり増加しない特性(すなわち飽和特性)を持っ
ていることが必要である。また、温度上昇によってソー
スフォロワ回路のレベルシフト量が増えるようにするた
めには、その負荷素子に流れる電流が温度上昇によって
増加することが望ましい。例えば、第1図においてFE
T2を他の負荷素子に置き換え、その素子に流れる電流
を工oと表わすものとすると(1)式に相当する式は に−W]、(Vj Vp−Vt)”=Io −・−
(2z)と表わされることになり、ソースフォロワによ
るレベルシフト量は となる。温度上昇によってVtは低くなるから、左辺が
増えるようにするためには第2項の増加がVtの低下を
上回るようにする必要がある。従って、IOは温度上昇
によって増加することが望ましい。第2図以降の回路に
ついてもFET2゜2]、、22を他の負荷素子に置き
換え得ることは言うまでもない。
なお、各図における容量性素子4は入力信号の高周波成
分を素通りさせるためのものであり、これによって補償
回路による信号遅延を殆ど生じさせないようにすること
ができる。
分を素通りさせるためのものであり、これによって補償
回路による信号遅延を殆ど生じさせないようにすること
ができる。
以上述べたように、本発明によれば制御信号を使わずに
レベルシフト量の温度補償をすることが可能である。
レベルシフト量の温度補償をすることが可能である。
第1図〜第5図は、それぞれ本発明の一実施例を示す回
路図、第6図は第1図の回路の一応用例を示す回路図で
ある。 1.11.12,1m−第1のFET、2,21゜22
.2m−第2のFET、3,31,32゜33.34・
・・ダイオード、4・・・容量性素子、5゜51、.5
2・・・高抵抗値の負荷素子、6,7・・・インバータ
を構成するFET、100・・・入力端、101・・・
レベルシフト回路の出力端、103・・・インバータの
出力端、110,111,115・・・高電位側電源、
120,121,125,126゜130・・・低電位
側電源。 1\、 再/図 第2−ロ 緩ゆQ
路図、第6図は第1図の回路の一応用例を示す回路図で
ある。 1.11.12,1m−第1のFET、2,21゜22
.2m−第2のFET、3,31,32゜33.34・
・・ダイオード、4・・・容量性素子、5゜51、.5
2・・・高抵抗値の負荷素子、6,7・・・インバータ
を構成するFET、100・・・入力端、101・・・
レベルシフト回路の出力端、103・・・インバータの
出力端、110,111,115・・・高電位側電源、
120,121,125,126゜130・・・低電位
側電源。 1\、 再/図 第2−ロ 緩ゆQ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ゲート電極に入力信号を受けソース電極から出力信
号を取り出す第1のFETと、一端を電源に接続され他
端を上記第1のFETのソース電極に接続された負荷素
子とからなるソースフォロワ回路を少なくとも1段以上
含むレベルシフト回路において、上記ゲート電極とソー
ス電極との間にかかっている電圧が温度上昇とともに増
加することを特徴とするレベルシフト回路。 2、少なくとも1個以上のダイオードを含み、上記ダイ
オードは上記ソースフォロワ回路の前段または後段また
は上記第1のFETのソース電極と上記負荷素子の他端
との間のうち少なくとも1箇所以上に接続されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項のレベルシフト回
路。 3、上記ソースフォロワ回路を、少なくとも2段以上含
むことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
のレベルシフト回路。 4、上記ソースフォロワ回路内の負荷素子は飽和特性を
持った抵抗性の素子であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項、第2項、または、第3項のレベルシフト回
路。 5、上記ソースフォロワ回路内の負荷素子は、温度が上
昇すると電流が増加することを特徴とする特許請求の範
囲第1項、第2項、第3項、または第4項のレベルシフ
ト回路。 6、上記ソースフォロワ回路内の負荷素子はゲート電極
とソース電極を共通に接続した第2のFETであること
を特徴とする特許請求の範囲第1図、第2項、第3項、
第4項、または第5項のレベルシフト回路。 7、上記第2のFETのゲート幅は、上記第1のFET
のゲート幅より大きいことを特徴とする特許請求の範囲
第6項のレベルシフト回路。 8、上記第2のFETのゲート幅と上記第1のFETの
ゲート幅の比の平方根の総和が、上記ソースフォロワ回
路の段数と上記ダイオードの個数の和におおむね等しい
ことを特徴とする特許請求の範囲第6項または第7項の
レベルシフト回路。 9、上記第2のFETのゲート幅と上記第1のFETの
ゲート幅の比の平方根の総和が、上記ソースフォロワ回
路の段数と上記ダイオードの個数の和、および、それに
1を加えた数の間にあることを特徴とする特許請求の範
囲第6項、第7項、または、第8項のレベルシフト回路
。 10、上記レベルシフト回路の入出力間に容量性の素子
を接続したことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第
2項、第3項、第4項、第5項、第6項、第7項、第8
項、または第9項のレベルシフト回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61110767A JPS62268208A (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | レベルシフト回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61110767A JPS62268208A (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | レベルシフト回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62268208A true JPS62268208A (ja) | 1987-11-20 |
Family
ID=14544061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61110767A Pending JPS62268208A (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | レベルシフト回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62268208A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63142713A (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-15 | Nec Corp | レベルシフト回路 |
-
1986
- 1986-05-16 JP JP61110767A patent/JPS62268208A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63142713A (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-15 | Nec Corp | レベルシフト回路 |
JPH0758885B2 (ja) * | 1986-12-04 | 1995-06-21 | 日本電気株式会社 | レベルシフト回路 |
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