JPS62267268A - ピラゾロン誘導体の製造法 - Google Patents

ピラゾロン誘導体の製造法

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JPS62267268A
JPS62267268A JP11127986A JP11127986A JPS62267268A JP S62267268 A JPS62267268 A JP S62267268A JP 11127986 A JP11127986 A JP 11127986A JP 11127986 A JP11127986 A JP 11127986A JP S62267268 A JPS62267268 A JP S62267268A
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JP
Japan
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reaction
formula
yield
salt
ester
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JP11127986A
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English (en)
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Isamu Kasuya
糀谷 偉
Hideki Koto
古藤 秀城
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はピラゾロン誘導体の製造法に係り特に、α−シ
アノコハク酸又はそのエステルとp −スルホフェニル
ジアゾニウム塩との反応により、ピラゾロン誘導体を効
率的に製造する方法に関する。
[従来の技術] 下記式 (式中、Mは水素又はアルカリ金属を示す)で示される
ピラゾロン誘導体は、写真薬を合成するための中間体と
して用いられている。このピラゾロン誘導体は、α−シ
アノコハク酸又はそのエステルとp−スルホフェニルジ
アゾニウムillを、下記反応式の如く反応させること
により製造することができる。
+H20+N aOc2H−1+c2 H50H+CO
2[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記反応は反応速度が遅いため、非常に
長い反応時間を要するという欠点があり、また、副生物
の生成も多く、目的物を高収率で得ることは難しかった
例えば、この反応において、反応温度を40℃とすると
反応速度は速くなるものの、副生物の生成が著しく多く
なり、収率が低下する。副生物の生成を低減して収率を
ある程度維持するためには、反応温度は30℃以下に抑
制する必要があり、このような反応温度では、反応速度
が低減し、反応を完結させるまでに20時間近くもの長
時間を必要としていた。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明は上記
従来の問題点を解決し、α−シアノコハク酸又はそのエ
ステルとp−スルホフェニルジアゾニウム塩との反応に
より、ピラゾロン誘導体を効率的に製造する方法を提供
するものであって、 α−シアノコハク酸又はそのエステルとp−スルホフェ
ニルジアゾニウム塩とを苛性アルカリの存在下に反応さ
せて、下記式 (式中、Mは水素又はアルカリ金属を示す)で示される
ピラゾロン誘導体を製造する方法において、10〜30
℃で、α−シアノコハク酸又はそのエステルに対する前
記ピラゾロン誘導体の収率が30−50%の範囲になる
まで第1段目の反応を実施し、次いで、50〜80℃の
温度で第2段目の反応を実施することを特徴とするピラ
ゾロン誘導体の製造法、 を要旨とするものである。
即ち、本発明者らは、α−シアノコハク酸又はそのエス
テルとp−スルホフェニルジアゾニウム塩とを短時間で
効率的に反応させる方法につき、種々検討した結果、反
応初期における反応温度を10〜30℃とし、ある特定
の時期以降より反応温度を50〜80℃とすることによ
り、短時間でしかも高収率で、目的とするピラゾロン誘
導体を得ることができることを見出し、本発明を完成さ
せた。
以下、本発明につき詳細に説明する。
本発明の方法では、α−シアノコハク酸又はそのエステ
ルとp−スルホフェニルジアゾニウム塩とを反応させる
ものであるが、α−シアノコハク酸のエステルとしては
、例えば、α−シアノコハク酸メチル、α−シアノコハ
ク酸エチル、α−シアノコハク酸プロピル、α−シアノ
コハク酸ジメチル、α−シアノコハク酸ジエチル、α−
シアノコハク酸ジプロピル等のα−シアノコハク酸低級
アルキルエステルが挙げられる。
一方、p−スルホフェニルジアゾニウム塩は、通常、ス
ルファニル酸を水中にスラリー状態として、酸性下、低
温で亜硝酸ナトリウム水溶液を添加混合することにより
調整される。従って、このジアゾニウム塩は、通常、水
スラリーとして使用される。
反応に際し、α−シアノコハク酸又はそのエスチルとp
−スルホフェニルジアゾニウム塩との割合は1通常、α
−シアノコハク酸又はそのエステルをp−スルホフェニ
ルジアゾニウム塩に対して0.8〜1.2モル倍、好ま
しくは0.9〜1.1モル倍とするのが好適である。
本発明において、反応は苛性アルカリの存在下で実施さ
れるが、苛性アルカリとしては、例えば、苛性ソーダ又
は苛性カリが挙げられ、その使用量は、通常、α−シア
ノコハク酸又はそのエステルに対して1.5〜2.5モ
ル倍とする。
本発明の反応は、溶媒の存在下又は不存在下で実施する
ことができるが、一般には、ピリジン、メタノール、エ
タノール等の溶媒の存在下で実施するのが望ましい。こ
の場合、溶媒の使用量は、α−シアノコハク酸又はその
エステルに対して1〜5重量倍の範囲とするのが好まし
い。
本発明においては、上述の各成分を所定量反応系に仕込
んで反応を実施するに際し、まず、10〜30℃、好ま
しくは15〜25℃の温度で第1段目の反応を実施する
。この第1段目の反応の反応温度が、30℃よりも高い
場合には、副生物の生成が著しく、高収率で目的とする
ピラゾロン誘導体を得ることができず、一方、10℃よ
りも低い場合には、反応が過度に遅延するようになる。
この第1段目の反応により、α−シアノコハク酸又はそ
のエステルに対する目的とするピラゾロン誘導体の収率
が30〜50%となった時点で、反応温度を50〜80
℃、好ましくは60〜70℃に舅温し、第2段目の反応
を実施する。この第2段目の反応の反応温度が80℃を
超える場合には、副生物の生成が多くなり、50℃未満
では十分な効果が得られない。この第2段目の反応は、
通常、α−シアノコハク酸又はその仝ステルに対する目
的生成物の収率が90%以上、好ましくは95%以上と
なるまで実施する。
本発明においては、このように反応を第1段目の反応及
び第2段目の反応により実施するが、それぞれの反応時
間は、通常、第1段目の反応が1〜8時間、第2段目の
反応が1〜4時間程間圧ある。
このような本発明の方法を実施するには、例えば、ピリ
ジン等の溶媒にα−シアノコハク酸又はそのエステルを
混合し、これに予め調整したジアゾニウム塩を含む水ス
ラリーを0〜5℃の温度で添加し、まず第1段目の反応
を行ない、更に、第2段目の反応を行なう。この際、反
応器は、1つのものを用いて引き続き反応を行なっても
よい。
このようにして反応を終えて得られた反応混合物は、通
常、水及びピリジンを減圧留去することにより3〜7倍
に濃縮し、次いで、0〜5℃に冷却晶析することにより
、目的生成物の結晶を析出させて回収する。
[実施例] 次に、実施例及び比較例を挙げて1本発明をより具体的
に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の
実施例に限定されるものではない。
実施例1 攪拌器及び温度調節器を備えた500mJlの反応器に
、15〜20℃でα−シアノコハク酸ジエチル9.96
g及びピリジン25mMを仕込み、これに、予め調整し
たp−スルホフェニルジアゾニウム塩11.04gを含
む水スラリー80+nJlを温度O〜5℃で添加した後
、20℃の温度で30分攪拌した。次いで、4%苛性ソ
ーダ水溶液100+nJ1を加え、20℃で攪拌下、6
時間、第1段目の反応を実施した。反応により、目的物
の収率が42%になった後、この混合物を60℃に昇温
し、更に攪拌下、4時間、第2段目の反応を実施した。
このようにして得られた反応混合物中の目的物、3−シ
アノ−1−(4−スルホフェニル)−5−ピラゾロン及
びそのナトリウム塩を液体クロマトグラフィーで分析し
て、そのシアノコハク酸ジエチルに対する収率を求めた
ところ、97%であった。
比較例1 実施例1の方法において、反応温度を変化させることな
く、20℃一定として、目的物の収率が実施例1と同じ
になるまで、反応を実施したところ、実施例1では合計
反応時間10時間であるのに対し、24時間の反応時間
を要した。
比較例2 実施例1の方法において、4%苛性ソーダ水溶液を加え
た後、混合物の温度を直ちに60”0に昇温し、6時間
反応を実施したところ、目的物の収率は63%であった
・ また、更に、同温度で5時間、反応を継続させたが、目
的物の収率の向上は見られなかった。
比較例3 実施例1の方法において、第1段目の反応開始1時間後
(目的物の収率16%の時点)に、反応・温度を60℃
に昇温し第2段目の反応を実施したところ、目的物の収
率は15時間反応後においても75%であった。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明のピラゾロン誘導体の製造法
は、α−シアノコハク酸又はそのエステルとp−スルホ
フェニルジアゾニウム塩とを苛性アルカリの存在下に反
応させて、ピラゾロン誘導体を製造するにあたり、10
〜30℃で、目的物が特定の収率になるまで第1段目の
反応を実施し、次いで、50〜80℃の温度で第2段目
の反応を実施するものであって、その反応時間は大幅に
短縮され、しかも、副生成物の生成も少なく、極めて高
い収率で目的とするピラゾロン誘導体を得ることができ
、工業的に極めて有利である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)α−シアノコハク酸又はそのエステルとp−スル
    ホフェニルジアゾニウム塩とを苛性アルカリの存在下に
    反応させて、下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Mは水素又はアルカリ金属を示す)で示される
    ピラゾロン誘導体を製造する方法において、10〜30
    ℃で、α−シアノコハク酸又はそのエステルに対する前
    記ピラゾロン誘導体の収率が30〜50%の範囲になる
    まで第1段目の反応を実施し、次いで、50〜80℃の
    温度で第2段目の反応を実施することを特徴とするピラ
    ゾロン誘導体の製造法。
  2. (2)第2段目の反応を、α−シアノコハク酸又はその
    エステルに対するピラゾロン誘導体の収率が90%以上
    になるまで実施することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の製造法。
JP11127986A 1986-05-15 1986-05-15 ピラゾロン誘導体の製造法 Pending JPS62267268A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02193975A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Konica Corp ピラゾール誘導体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02193975A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Konica Corp ピラゾール誘導体

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