JPS62267049A

JPS62267049A - 連続鋳造設備における鋳型振動装置

Info

Publication number: JPS62267049A
Application number: JP62046541A
Authority: JP
Inventors: Renpaa Haabaato; ハーバート・レンパア
Original assignee: Kobe Steel Ltd
Current assignee: Kobe Steel Ltd
Priority date: 1986-03-03
Filing date: 1987-02-26
Publication date: 1987-11-19
Also published as: JPH0362503B2; US4678022A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、連続鋳造設備において、鋳型壁と鋳片との間
の相対運動を発生させて、両者の間の付着を防止する鋳
型振動装置に関する。

（従来の技術）連続鋳造設備において、鋳型から鋳片を鋳造経路に沿っ
て引抜く場合に、鋳型を振動させろために、従来は第５
図に示す構成を採用している。すなわち、駆動軸に偏心
量（（目）を有して固着した偏心輪（１）に相対回動自
在なレバー（２）を外嵌し、このレバー（２）を鋳型も
しくは鋳型に取付けた鋳型テーブル（３）にビン（４）
を介して連結し、偏心軸（１）の回転に伴うレバー上下
運動を鋳型に与え、湾曲鋳造経路に沿う円弧振動あるい
は垂直鋳造経路に沿う垂直上下振動を生起していた。ま
た、偏心輪（１）の回転により発生する鋳型テーブル（
３）の溝方向変位をガイドとガイドロール（実公昭・１
９−４４８８８号公報）、あるいは仮バネ（実開昭５８
−１８９０５５号公報）で規制する方法が採られた。

（発明が解決しようとする問題点）しかるに上記鋳型振動装置によれば、偏心輪（１）の回
転運動中に含まれている横方向の変位量をレバー（２）
と鋳型テーブル（３）との接続部で吸収するため、該接
続部にビン（４）を用いねばならず、該接続部にレバー
（２）の揺動に伴う摺動が発生し、ビン等の摩滅のため
定期的な点検が必要となる。

また、従来の鋳型振動装置は、例えば１２０ないし２０
０振動／分のオーダーの制限されに振動周波数であるこ
とを特徴としていたので、ブッシング、ビン及び構造部
材のクリアランスの相互作用とそれによって生ずる不正
確な動作か障害となっていた。

（発明の目的）本発明はかかる問題点に鑑み、かかる摺動部を形成する
ことなく鋳型テーブルを２本の偏心軸により駆動できる
鋳型振動装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段）本発明は、駆動偏心軸に套嵌した偏心輪（軸受ハウジン
グ）の偏心回転運動により鋳型テーブルを振動させるに
あたり、該鋳型テーブルと偏心輪とをコネクティングビ
ームで固着かつ連結した連続鋳造設備における鋳型振動
装置を要旨とし、鋳型テーブルと、ベースフレームと、
第１及び第２駆動偏心軸と、該第１及び第２偏心軸の各
々に連結された駆動手段と、上記ベースフレームに連結
され、上記第１及び第２偏心軸をそれぞれ装着した第１
及び第２定置軸受／％’Ｊジングと、上記鋳型テーブル
に連結され、上記第１及び第２偏心軸をそれぞれ装着し
た第１及び第２可動軸受ハウジングと、上記鋳型テーブ
ルと上記第１及び第２可動軸受ハウジングとを連結し、
上記駆動手段による上記第１及び第２偏心軸の回転時に
鋳型テーブルを振動させるコネクティングビームとを備
えていることを特徴とする連続鋳造設備における鋳型振
動装置を備える構成からなる。

（作用）上記手段によれば、偏心軸の偏心回動によりアーク状に
湾曲した鋳造路を介して鋳型テーブルが上下方向に振動
される際、この偏心回転運動中に含まれている横方向へ
の変位」動をコネクティングビームの撓みで吸収するの
で、これが鋳型テーブルに伝達されることがなく、しか
し該吸収のためのビン枢着構造が不要なので摩滅等の損
耗部分がなくなる。特に小ストローク及び高振動周波数
をとらなう振動における不正確さをなくするため、鋳型
テーブルの各コーナーの下に−っの偏心輪をイｈ　ＡＷ
　太４＋Ｘ　十　ら１−−素の側１ｈ仁！市田干　ペ　
　　−、のナー払屈曲力を受けるビームまたは構成部材
の損傷がなくなる。四つの偏心輪は非常に精度、の高い
垂直方向動作を与えるので外側域の偏心輪は内側域の偏
心輪よりも大きな行程を有している。これによって鋳型
は正しく振動する一方、湾曲した鋳造路に沿うことにな
る。各餡心振動ンヤフトは減速機に連結した通常のモー
ター（例えば、ＤＣモータあるいはＶＶＶＦのＡＣモー
タ）によって駆動される。振動ストロークを通して鋳型
の正しい水平配置は一端が振動ベースに他端が鋳型テー
ブルに取り付けられたヂエツクロツドを使用することに
より行なわれる。鋳造方向とは９０度をなす方向への鋳
型テーブルの配置は一端ではベースフレーム内の両軸の
固定軸受けのスラストキャパンティをト１１用し、他端
では鋳型テーブル内の両軸の固定軸受けのスラストキャ
パンティを利用することにより行なわれろ。装置の両端
に固定軸受けを配置することによってヘース及びテーブ
ルの熱膨張によるいかなるシフトをら解消する。油潤滑
を必要としたり摩耗によって問題の生ずる軸受けを備え
るガイドローラーは使用しないでよい。上記チェックロ
ッドの調整によって鋳型テーブルの正しい位置決めが行
なわれる。

垂直方向の振動は、通常は、球状ブッシング又は軸受け
により鋳型テーブルに連結されるリンクを作動する偏心
輪によっておこなわれる。これらブッシングの非常に小
さな回転によって負荷域における油潤滑がむずかしい結
果、摩耗が早くクリアランスが過剰になる。この問題を
回避するために、本発明では、軸受けを介しては連結さ
れないリンクを利用し、その代わりにリンクを鋳型テー
ブルに溶着する。リンクが有する固有の弾性的たわみに
よって偏心軸の回転が自在となる。上記リンクは成るウ
ェブ厚みの標窄的な広幅フランジビームからなるので、
水平方向にはたわんで十分に応力を低減させるとともに
、垂直振動を伝達するための高いコラム強度を与えろ。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図乃至第４図を用いて説
明すると、鋳造スタンド（振動ペースフレーム）（５）
の上部に一対の被駆動偏心軸（６）が定置軸受ハウジン
グ（７）にそれぞれ支承されており、かつギヤボックス
（８）および図示しない駆動手段から出力される回転力
により回転可能に設けられる。これら駆動軸（６）の直
上部には、鋳型（９）を保持する矩形状の鋳型テーブル
（ｌＯ）か位置される。また、各被駆動偏心軸（６）の
対向端ＩＩ≦にはこれに相対回動自在にヘアリングを介
し外嵌した可動軸受ハウジング（１１）が設けられてい
る。

この可動軸受ハウジング（ｌ　Ｉ）（ｌ　Ｉ）間には縦
断面■形のコネクティングビーム（１２）が載架されて
固着されると共に、このコネクティングヒーム（１２）
の上端が鋳型テーブル（１０）下面にカモつけられて同
じく固着され、しかして鋳型テーブル（ｌＯ）はコネク
ティングビーム（１２）、可動軸受ハウジング（１１）
および被駆動偏心軸（６）を介し鋳造スタンド（５）に
支えられる。

鋳造スタンド（５）の−側部には該スタンド（５）から
被駆動偏心軸（６）に直角な方向にかつ上向きに延びろ
固定部材、すなわち前縁固定体（１３）か取着され、第
３図に示すように、その上端部が鋳型テーブル（Ｉ　Ｏ
）の外側へ至り、ここに、一対のタイロッド（チェック
ロッドＸ１４）の各一端（１・１ａ）が受合われて支持
されている。タイロッド（１４）は鋳型テーブル（１０
）の両側フレームを貫通し、その他端（＋４ｂ）は鋳型
テーブル（１０）に受合イつれて支持されている。（１
５）はこのタイロッド（１４）を支えるため鋳型テーブ
ル（ｌＯ）からのびるブラケットである。尚、このタイ
ロッド（１４ンは、可動軸受ハウジング（ｌ　Ｉ）の横
変位方向と同方向に向けられている。

従って、被駆動偏心軸（６）を、第・１図の駆動軸軸芯
（６ａ）を中心として回転させろと、可動軸受ハウジン
グ（ＩＩ）（その偏心ｆｆ１（ｄ２））を介して、その
偏心回転運動がコネクティングビーム（１２）に伝達さ
れ、偏心回転運動成分中の上下方向変位力により鋳型テ
ーブル（１０）が連続鋳造曲線アークに沿って上下に振
動されろ。第４図において（ｌＩａ）は被駆動偏心軸（
６）の偏心部中心を示し、偏心ｆｉｔ（ｄ２）は偏心ス
トロークを示す。可動軸受ハウジング、すなわち偏心軸
（ｌ　ｌ）はコネクティングビーム（１２）を介して鋳
型テーブル（１０）に取り付けられているので、各被駆
動偏心軸（６）の偏心中心（ｌｌａ）に従って鋳型テー
ブル（１０）に対し円形運動を伝達する。まノー、偏心
回転運動成分中の横方向変位力ら同じく鋳型テーブル（
ｌＯ）に伝達されようとするが、該鋳型テーブル（１０
）は萌期タイロッド（１４）で前縁固定体（１３）に連
結されているので、該伝達が阻止される。即ち、タイロ
ッド（ｔ４）は前縁固定体くＩ３）に受支されている一
端（１４ａ）を支点として上下に撓み可能であるから、
鋳型テーブル（１０）の前記した上下の振動運動は何ら
支障なく行なわれ、振動周波数は４０〜４００回／分の
範囲或いはそれ以上とすることができる。上記横方向変
位力はタイロッド（１１１）をその長手方向に圧縮し、
かつ引張る方向の軸力として作用するため横振動が阻止
されるのである。それ故、その阻止された横振動を生起
しようとずろ横方向変位力はコネクティングビーム（１
２）で吸収され、第４図鎖線の如きビームのたわみを生
ぜせしめる。このようにして、偏心回転運動成分中の上
下方向変位力のみが鋳型テーブル（１０）を駆動し、横
方向変位力はコネクティングビーム（！２）にてもっば
ら吸収される。

第４図及び第６図に示すように、スラブの広面に対し平
行に位置し、ギヤボックス（８）に位置する一対の低バ
ックラッンユギア減速機を介して図示しないＤＣミルモ
ータにより駆動される二つの被駆動偏心軸（６０６）に
より振動を発生させる。

この駆動系は振動装置の狭側端に位置し、スラブ厚み方
向における振動装置の幅を最小にしている。

第６図に示すように各被駆動偏心軸（６）は、軸受ハウ
ジング（７）（１１）内に収容された球状軸受１０６．
１０８に軸支され、それぞれに適合した一対の偏心部を
有する。これら一対の偏心部は鋳型の背面において、約
４ミリのストロークを生じさせる。実際の偏心量又は偏
心ストロークは、湾曲型鋳造経路を示す第１図の装置て
は当然のことながらその右側にある振動中心からみて振
動の内側半径及び外側半径上で被駆動偏心軸（６）、（
６）の位置に鋳型背面（下面）における所望のストロー
ク量をジ、９和させることによって決められる。（例え
ば、４ミリの振動ストロークは被駆動偏心軸を置き換え
るだけで変更可能である）。

内径側の被駆動偏心軸は振動高さ又はストロークの半分
より小さなストロークであるが外径側の被駆動偏心軸は
振動高さ又はストロークよりも大きなストロークをＨす
る。

偏心ストロークはスピリット軸受ブロックを有ずろ球状
軸受を介して各一対の被駆動偏心輪に装着される構造的
に広幅のフランジビームによって、鋳型（９）及び鋳型
テーブル（１０）に伝達される。

振動する鋳型テーブルと被駆動偏心軸に対するリンクと
して使用される上記広いフランジビーム間の剛体的連結
構造は、銅部材の弾性を有効に利用することで可能とな
る。そして、従来形式の振動装置において振動部材のリ
ンクに対する連結のため通常使用されている非回転型振
動軸受を用いなければならないという困難性を完全に解
消することができる。また、一対の調整可能な平行ヂエ
ックロツド（１４８１４）は振動ベースフレーム（５）
と鋳型テーブル間のテンション部材として利用される。

このチェックロッド）によって鋳造アーク半径に沿って
、鋳型に対し正確な振動路を保障する。偏心軸支持軸受
は振動ベースの四つのコーナーに位置し、内部フレーム
及び鋼構造の変形を最小にする。据付中は振動装置は支
持鋼構造上にシム付アライメントブロックにより位置決
めされる。

鋳型本体を載置すると同時に鋳型本体との全ての連結を
行う。

（発明の効果）以上のようにして本発明は、鋳型テーブルと偏心輪との
間に介在させたコネクティングビームの撓みにより、該
偏心輪の運動力に含まれる横方向変位力を吸収して、上
下方向変位力のみが鋳型テーブルの振動に寄与すべく構
成して、ピン等にょる摺接接続部を不要にしたからその
分鋳型振動装置の保守点検作業が簡易化されるメリット
がある。

上記教示するところにより、本発明は種々修正変更可能
であり、それ故、本発明の要旨を逸脱することなく本発
明は上記具体例に示す以外の形態で実施可能であること
は言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は
鋳型振動装置の縦断側面図、第２図は第１図の半断面正
面図、第３図はタイロッド構造部分を示す縦断面図、第
４図は動作説明図である。第５図は従来構造を示す要部図面で、第６図は駆動偏心
軸、静止軸受はハウジング及び可動軸受はハウジングの
詳細図である。（５）・・・ベースフレーム、（６）・・・被駆動偏心
軸、（７）・・・定置軸受ハウジング、（１０）・・・鋳型テーブル、（ＩＩ）・・・可動軸受ハウジング、（１２）・・・コネクティングビーム。特許出願人　株式会社神戸製鋼所代　理　人　弁理士　青白　葆　ほか２名茗３コ第６Ｚ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）鋳型テーブルと、ベースフレームと、第１及び第
２駆動偏心軸と、該第１及び第２偏心軸の各々に連結さ
れた駆動手段と、上記ベースフレームに連結され、上記
第１及び第２偏心軸をそれぞれ装着した第１及び第２定
置軸受ハウジングと、上記鋳型テーブルに連結され、上
記第１及び第２偏心軸をそれぞれ装着した第１及び第２
可動軸受ハウジングと、上記鋳型テーブルと上記第１及
び第２可動軸受ハウジングとを連結し、上記駆動手段に
よる上記第１及び第２偏心軸の回転時に鋳型テーブルを
振動させるコネクティングビームとを備えていることを
特徴とする連続鋳造設備における鋳型振動装置。
（２）上記コネクティングビームがＩ形縦断面をなす特
許請求の範囲第１項記載の鋳型振動装置。
（３）上記ベースフレームからのびる固定部材、すなわ
ち前縁固定体と、上記鋳型テーブルの両端において平行
にのびる第１及び第２チェックロッドすなわちタイロッ
ドとをさらに備え、各チェックロッドの第１端が上記固
定部材に連結されるとともに第２端が鋳型テーブルに連
結されてなる特許請求の範囲第１項又は第２項記載の鋳
型振動装置。
（４）上記チェックロッドの各々が上記可動軸受ハウジ
ングの横変位方向に指向している特許請求の範囲第３項
記載の鋳型振動装置。