JPS62266137A

JPS62266137A - カプセル製造方法およびその装置

Info

Publication number: JPS62266137A
Application number: JP10977986A
Authority: JP
Inventors: Akira Suzuki; 顯鈴木; Kazumi Kihara; 木原　一視; Keiichiro Ishizaki; 恵一郎石崎
Original assignee: Kirin Brewery Co Ltd
Current assignee: Kirin Brewery Co Ltd
Priority date: 1986-05-14
Filing date: 1986-05-14
Publication date: 1987-11-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、酵素、種子および植物組織雪をカプセル化す
るためのカプセル９Ａ３Ｂ方法おにびその装置に関する
。

（従来技術とその問題点）酵素、種子および植物組織等をゲル剤の中に包埋してカ
プセル化することが従来性なわれており、このカプセル
化のためには、筒状容器の下部の滴下口から前記酵素等
の被包埋物とアルギン酸ソーダ等のゾル状物質との混合
物を所定間隔で塩化カルシューム等の前記混合物をゲル
化するための溶液中に滴下づ−るいわゆる滴下法が実施
されている。

どころが、この滴下法においては、前記滴下口から１つ
ずつビーズを所定間隔で）丙下づ−るのでその製造能力
が低いばかりでなく、前記滴下口が詰まり易いという欠
点がある。

〔発明の目的〕

かかる点に鑑み、本発明は、短時間で人Ｇ１のカプセル
を製造できるばかりで１．’Ｋ　＜詰まり易い）＾下部
　　３　− 口を除去できるようなカプセル製造方法おＪ：びその製
造装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

この目的は、酵素、種子等の被包埋物とゾル状物質の混
合物を回転円盤上に連続供給し、この混合物のビーズを
円盤上で生ずる遠心力により円盤外周より飛散させて、
前記ゾル状物質をゲル化するための溶液中に落下せしめ
たカプセル製造方法おにび回転円盤ど、この回転円盤、
Ｆに酵素、種子等の被包埋物どゾル状物質の混合物を供
給するための混合物供給装置と、回転円盤の周囲から飛
散する前記混合物のビーズを受け、そのビーズをゲル化
するための溶液が貯溜されている受槽からイ【るカプセ
ル製造装置にＪ：って達成される。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、本発明のカプセル製造装ｆｆｔ’ｆＭ
は、酵素、種子、あるいは不定胚等の被包埋物とゾル状
物質、たとえばアルギン酸ソーダ、カルボキシメヂルセ
ルロース、カラギーナン、寒天、ゼラチン、ポリアクリ
ルアミド、ジ■ランガム（三乗化学工業の商標）ｅ９の
混合物を連続的に供給するための混合物供給装置１と、
この装置１０Ｆ方に位置して所定速庶で回転し、装Ｗｌ
　１から供給された混合物を遠心力で飛散ぽしめるため
の回転円盤２ど、この円盤２の下方に設（Ｊられ円盤２
から飛散された混合物ビーズを受【）、それをゲル化す
るための溶液を貯溜しておくための受槽３からなる。こ
の受槽３内には、使用するゾル状物質に対応して錯化剤
、架橋剤、温度調節した流動パラフ、ｆン等が貯溜され
ている。

前記混合物供給装置１は、所定圧を前記混合物に加えて
連続的に混合物を円盤上に落下せしめるために、第２図
に示すように絞られた滴下口１０を有する容器１１内に
押圧板１２を右するようなものでもよい。また、第３図
に示すように密閉筒状容器１３に混合物を収納せしめ、
この容器１３内にポンプ１４で圧力を加えてもよく、更
に、第４図に示す、Ｊ：うにスクリコ−１５によって混
合物４押出りＪ、うなりのでもよい。

前記混合物供給装置１による混合物供給ｈ１はビーズ中
の種子の数に影響を与えるものであり、１ヒーズ中に１
つの被包埋物を含ませるためには円盤２の速度、混合物
の密度あるいは混合物の押出１１等の関係からその条件
が適宜選定される。まＩこ、１ビーズ中に１つの被包埋
物を含まけるためには混合物中に供給される被包埋物の
密度が重要であり、密度が相であれば空ビーズの確率が
高まり、密であれば複数個の被包埋物が入ったビーズの
確率が高まる。したがって、装置能力、被包埋物の大き
さから密度を決定し、特にゾル状物質中で被包埋物が均
一に分散されていることおＪ：び供給時の分散状態がよ
いことが重要である。

前記回転円盤２は第１図に示ｉ１−’Ｊ：うに、４Ｓｌ
＋　１６に支持され、この軸１６はギヤ機構１７を介し
てし一夕１８に連結されている。前記円盤２は第５（ａ
）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）図に示すように平担形、逆
Ｖ形、Ｖ形、逆（」形のうち、適宜の形状が選択される
。

なお、１ビーズ中に１ケの被包埋物を含むカブレルの確
率を高めるために円盤周囲にビーズのガイド通路を設り
ている。ｉｌなわ１う、第６（ａ）図に示すように、円
盤外周にピン１９．１９．・・・１９を所定間隔でＮ１
設せしめ、ピン間を通ってビーズを飛散せしめるように
してもよいし、第６（ｂ）図に示すＪ：うにピンの代り
に多数のプレートフィン２０．２０．・・・２０を放用
状に立設けしめてもよい。また、第６（Ｃ）図に示づ゛
ように、円盤外周に外周壁２１を立設し、その内側に円
孔２２．２２．・・・２２を所定間隔で形成し、この円
孔２２を通してビーズを落下せしめるようにしてもにい
し、更に第６（ｄ）図に示すようにリイクロイドプレー
ト２３，２３．・・・２３を渦状に立設することも考え
られる。これに加λて、円盤外周に放向４方向に断面三
角形状の三角材フィン２４゜２４、・・・２４を放射方
向に所定間隔て・配設してもよい。また、第６（ｆ）、
（０）図に示すように、三角月フィン２／１．．２４．
．・・・２４間にスリットＳ。

Ｓ、・・・Ｓを設け、被包埋物が入っていないビーズ１
）２をスリットＳから落下せしめ、被包埋物が入ってい
るビーズｂ１を三角フィン２４間のガイド通路Ｐを通し
て飛散Ｉしめるようにしてもよい。

１ビーズ中に１つの被包埋物を含ませる確率を高めるた
めには、円盤２から飛び出すときの初速が重要な要因を
なし、その初速に及ばず影響としては、円盤２の直径、
回転速度および円盤２上の滑り性が考えられる。この場
合、滑り性に関しては円盤２表面にワセリン等の滑り剤
を塗布することにＪ：りほぼ一定とすることができ、こ
のにうな状態において最適な円盤２の直径および回転速
度が選択される。

なお表は、実験結果を示すものであり、６種の円盤を準
備し、円盤スピードおよびアルギン酸ソーダ中の種子密
面を変化させたときに、１ビーズ（カプセル）中に含ま
れる種子数、その確率およびそのときのビーズの直径を
測定したものである。

使用された６種類の円盤は第９（ａ）図乃至第９（ｆ）
図に示されている。表に示したＮα１の円盤は第９（ａ
）図に示したものであり、その円盤は２００ｍ＋径の平
らなものである。表に示したＩｌｏ、　２の円盤は第９
（ｂ）図に示したものであり、その円盤は角度θが３０
度で中央が隆起した表面を有している。表に示したＮｏ
、　３の円盤は第９（Ｃ）図に示したものであり、その
円盤は角度θが１０度の隆起表面を有するとともにその
周囲に８２個の艮ざ３０Ｍの板フィン７０を有している
。表に示したＮα４の円盤は第９（ｄ）図に示したもの
であり、その円盤は角度θが４５度の隆起表面を有する
とともにその周囲に７８個の円形開孔７１が形成された
周壁７２を有している。表に示した１１０５の円盤は第
９（ｅ）図に示したものであり、その円盤は径が３００
＃ｌｌｌ＋で、その周囲に長さ４５姻の９４個の三角フ
ィンを備えている。表に示したＮ０６の円盤は第９（ｆ
）図に示したものであり、その円盤は径が４５０ａｕ＋
で、その周囲に長さ７５ｍ＋の１３５個の三角フィン７
４を備えている。このデータによればＮα６の円盤の場
合が最良の結果が得られた。このときには、被包理物と
しての種子はブロッコリが使用された。被包埋物の種類
に、よつて円盤の初速は変更寸べきであり、概ね初速は
５０〜１５０ｃｍ／ｓｅｃの範囲が選定される。

被包埋物が種子や不定胚の場合は、１つのビーズ中に含
まれる数がある数量（例えば、かぼちゃ種子は０〜１個
、けし種子は０〜３個）の範囲に納まる。

前記受槽３は下部がロート状をなし、その中央部には受
槽３内でゲル化したカプセルが排出される排出口３ａが
形成され、この排出口３ａからは受槽３内の溶液も排出
され、溶液は出口管３０を通って、カプセルはシュート
３１を介して回収される。前記受槽３の中央部には筒状
の仕切り３２が設けられ、この筒状仕切り３２からは円
盤２の外周から飛散されないで落下した不良ビーズが出
１’ｌ　３２　ａを介して排出される。

また、本発明装置は第７図に示すように、円盤４０を多
段に形成し、各円盤４０に対して混合物供給装置４２を
設けるとともに受１ｆｆ４１を設けるようにしてもＪ：
＜、更に第８図に示すように、円１５０を多段に配直し
、各円盤５０に混合物供給装置５１を設（′ｊ１各円盤
５０毎に処即すべき被包埋物を変化せしめ、飛距離の相
違を利用して異なる受槽５２．５３に種類の異なるカプ
セルを収納させてもよい。

（発明の効果）本発明は以上のように構成したので、混合物の粘性、表
面張力あるいは回転円盤の遠心力を適宜選択することに
よりビーズ径を決定して１つのビーズ（カプセル）に１
つの被包埋物を含んだカプセルの確率を高めることがで
き、短時間で多聞のカプセルを製造でき、滴下法のよう
に被包埋物がノズル中に詰まるような装置の故障がなく
なるという効果を奏する。

表

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカプセル製造装置の斜視図、第２図乃
至第４図は混合物供給装置の断面図、第５図（ａ）乃至
（ｄ）は円盤の形状説明図、第６図（ａ）乃至（ｆ）は
各種円盤の斜視図、第６図（０）は第６図（ｆ）のＡ斜
視図、第、７図および第８図は回転円盤を多段に形成し
た装置の構成図、第９図は実験に使用した円盤の形状説
明図である。１・・・混合物供給装置、２・・・回転円盤、３・・・
受槽、１８・・・モータ。出願人代理人　　佐　　藤　　−雄第５図（ａ）　　　　　　　　　　　　　　（ｂ）（ｃ）　　
　　　　　　　　　　　（ｄ）第６図莞７図５Ｉ第８図（ａ）　　　　　　　　　　　（ｂ）　　　　　　　　
　　　　（ｃ）第９図

Claims

【特許請求の範囲】１、酵素、種子等の被包埋物とゾル状物質の混合物を回
転円盤上に連続供給し、この混合物のビーズを円盤上で
生ずる遠心力により円盤外周より飛散させて、前記ゾル
状物質をゲル化するための溶液中に落下せしめたことを
特徴とするカプセル製造方法。２、前記回転円盤には前記混合物の飛散をガイドするガ
イド通路を設け、このガイド通路に沿って混合物のビー
ズを飛散させることを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載のカプセル製造方法。３、回転円盤と、この回転円盤上に酵素、種子等の被包
埋物とゾル状物質の混合物を供給するための混合物供給
装置と、回転円盤の周囲から飛散する前記混合物のビー
ズを受け、そのビーズをゲル化するための溶液が貯溜さ
れている受槽からなることを特徴とするカプセル製造装
置。４、前記回転円盤の周囲には所定間隔で断面三角形の三
角フィンが放射方向に設けられ、この三角フィン間にビ
ーズを案内するためのガイド通路を形成したことを特徴
とする特許請求の範囲第３項記載のカプセル製造装置。５、前記三角フィン間にスリットを形成したことを特徴
とする特許請求の範囲第４項記載のカプセル製造装置。６、前記回転円盤の周囲にはピンが所定間隔で植設され
たことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載のカプセ
ル製造装置。７、前記回転円盤の周囲にプレートフィンを放射方向に
所定間隔で形成し、これらプレートフィン間にビーズを
案内するためのガイド通路を形成したことを特徴とする
特許請求の範囲第３項記載のカプセル製造装置。８、前記回転円盤の外周にビーズが飛び出す円孔を所定
間隔で形成した外周壁を立設したことを特徴とする特許
請求の範囲第３項記載のカプセル製造装置。９、前記回転円盤上にはサイクロイドプレートを渦状に
配設したことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の
カプセル製造装置。１０、前記回転円盤は平形、逆Ｖ形、Ｖ形および逆Ｕ形
のいずれか１つの形状を有していることを特徴とする特
許請求の範囲第３項乃至第９項のいずれかに記載のカプ
セル製造装置。１１、前記回転円盤上にはワセリンが塗布されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第３項乃至第１０項のい
ずれかに記載のカプセル製造装置。１２、前記混合物供給装置は、前記混合物を一定圧で押
出すようになっていることを特徴とする特許請求の範囲
第３項乃至第１１項のいずれかに記載のカプセル製造装
置。