JPS62265202A

JPS62265202A - ドライフラワ−の製造方法

Info

Publication number: JPS62265202A
Application number: JP10816986A
Authority: JP
Inventors: Kenzo Hayashi; 林　鍵三; Kozo Hayashi; 宏三林
Original assignee: Tokiwa Electric Co Ltd
Current assignee: Tokiwa Electric Co Ltd
Priority date: 1986-05-12
Filing date: 1986-05-12
Publication date: 1987-11-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は生花の本来の色彩、形態を損することなく、
かつ、芳香をも残し原形に近いドライフラワ−の製造方
法に関するものである。

（従来の技術）従来のドライフラワ−のＭ３方注によって得られたドラ
イフラワ−（＝生花の色彩、形状を保持しても少し触れ
た丈で花や葉が新店毀損したり、茎が折れ易い等取扱い
において扱い難いものが多かった。また、花は一本、二
本が飾られることは少なく多くの花を用いて色どりを楽
しむフラワーアレンジメントが多いことからばらばらと
花びらが敗ったり茎が簡単に折れたりてるドライフラワ
−は実用に同かない。市販のドライフラワ−をみても整
い植物体のものｉ！数多いがフラワーアレンジメントの
中心となり得るような色群やかで若干華奢な花は殆ど見
当らないことからも介意のドライフラワ−の弱点が作り
難さにあることがわかる。

最近、ソフトカスミという様々の色に着色され、また、
柔軟なドライフラワ−が市販されているがこれはドライ
フラワ−と云うよりもゴム製品のようで生花の面形が余
り感じられない。このように生花の花色、栗色及び形状
を保持し、がつ芳香ご残丁原形に近いドライフラワ−で
こわれ難いものは見当らないといっても過言ではない。

（発明の解決しようとする問題点）この発明（ま上述のドライフラワ−の弱点にかんがみて
元の生花に近い色、形状、香りを維持した上、取扱い、
飾りつけが容易な実用的なドライフラワ−のＷＡ造方法
を得んとするものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）この発明は上述の目的を達成するため咲きみちない生花
、例えば７〜８分咲きのものに各種の粘稠剤の水溶液を
用い水揚または注入すると共にスプレー加工して乾燥剤
による常温低湿乾燥法を適用するドライフラワ−の製造
方法である。

生花としては水揚中における開花生長を勘案し７〜８分
咲きのものを使用し、カルボキシメチル七ルローズナト
リウム（Ｎ＆０Ｍ０）、アルギン酸ナトリウム、ポリビ
ニルアルコール（２７人）、グリセリン等の粘稠剤の水
溶液の何れかを用い水揚又は点シ１注射する場合葉や花
びらの表面にスプレー罷工する場合と互に異なる粘稠剤
の水溶液の組合せを選択して使用下ることによって多様
な生花に適合した用途を開くと共に水迷期間を短網する
ため粘セ４剤の水溶液ヲ討入したカプセルを使用し乍ら
同時化Ｑする手段も実用的なドライフラワ−を得るため
の有力な手段とすることができる。

（作　用）この発明の製造方法による作用効果は従来のドライフラ
ワ−の弱点となっていた少し触れた程度で花や葉が新店
毀損したり工が折れ易い等の取扱上の難点を解消しフラ
ワーアレンジメント等において飾りつけに安心して使用
でさる効果が大ぎい上、自然のま＼原形に近い色彩と形
状と芳香が保持できるため人工的に色付けしたゴム製品
まがいのもの等とは石段の差が歴然としておりこれを使
用下ることによってドライフラワ−の艮ざを生花よりも
良朗間江スできる効果も著しい１．なお、ドライ７ラワ
ーの：ｊ！造期開期間縮するため粘稠剤の水溶戒ヲカプ
セル討入したものに生花を装入し・また、点滴注射し乍
らの生花を乾燥菌とに入れて同時に乾燥させることによ
る効果も大である。Ｓうに、カルボキシメチルセルロー
ズナトリウム。

アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール。

グリセリン等の粘稠剤の吸収、注入するものとスプレー
加工するものの組合せを変え、また、水溶液の恭度２変
えて処理下る生花に適した処理方法を選択できる効用も
ある。

（″Ａ施例）この発明の実施例を以下図面に基づいて説明する。

実五例１先ず、７〜８分咲きの黄色の小菊？採取し１０％グリセ
リン溶液を１〜２Ｂ水腸ぎせる。水Ｌ）ゴせている間に
も若干花の生長開花がある二め水揚完了時点で最も生花
として良好な状１を得ることをねらいとする。グリセリ
ン水溶液に浸漬されていた茎は茶色に変色するので変色
部分を切除する。

第１図に示す発泡スチロール材からなる埋没乾燥箱２に
長目の網３をその内法に亘って箱の内面に沿って敷設し
その両端の地縁部４が少し箱から上方に出る程度とした
上、次に、網３の上に若干量の乾燥剤５　（ゼオライト
、シリカゲル等の粉末）を波状に敷きつめその上に第２
図及び第３図に示すように形が崩れないように植物体Ｉ
Ｐ′ｆ：置く、その花びらＨの間にも乾燥剤５を詰める
等丁寧に花全体″ｆ：第４図に示すように埋没させた上
、蓋６を密閉する。その際、乾燥剤５の側部から網３の
端縁部４が少し出るようにしておく。次に、２〜３日後
に蓋６をあけ網３の端縁部４をもってゆっくり引き上げ
ると網３の網目から乾燥剤５の粒が流れ落ちて柔軟性を
持ったドライフラワ−１となった黄色の小菊を元の姿の
ように奇麗な姿で取り出丁ことが出来る。なお、このド
ライフラワ−１の花びらＨの間など細部には乾燥剤５の
粉が付着しているのでこれを丁寧に落と丁ことが必要で
ある。

Ｏに植物体ｒの茎を装入しプラスチックフィルムからな
る帯状ヨ惜巻着して密封した植物体？を示すものである
。その乾燥方法−については実施例１の第２図〜第４図
に示す埋没乾燥又は上のせ乾燥による静的吸湿法により
乾燥剤の生成する低湿度の除湿空気によって乾燥ぎせる
。

なお、静的吸湿法による以外に常温下において乾燥剤を
充填した脱湿室において乾燥剤を充填した脱湿室におい
て除湿された乾気流を乾燥室に導入拡散した上再び循環
させて除湿ｆ、繰返丁常温低湿乾燥システムを利用丁れ
ばざらに効率的乾燥ができる。

なお、実施例１の場合と比べて実施例２によるときはそ
の製造期間を半減させることが出来た。

実施例３０．１〜０．３％のカルボキシメチルセルローズナトリ
ウムの水溶液を得るため、６０°〜８０℃の温水中に入
れて溶解した上冷却してなる水溶液を菊、スターチスに
数日間水扮キせ、ざらに、その途中において花全体にス
プレーして乾燥した結果は緑が非常に奇麗に出たドライ
フラワ−を得ることかできた。なお、表面に被膜された
のり状体によって長期間の品質保持を達成することがで
きた。

なお、粘稠剤をＰ、　Ｖ、　Ａ、及びアルギン酸ナトリ
ウムとした場合も同様の成果が得られた。

実施例４乾燥剤の埋没法又は、上のせ法によって乾燥された実施
例１のドライ７ラワーについて０．１〜０゜３％のカル
ボキシメチルセルローズナトリウム又は０．１％のＰ、
　Ｖ、　Ａ、Ｔｔスプレーし再び乾燥させることによっ
てのり状体による表面被膜を生じばりっとした感じの英
しい仕上げを得ることができる。

なお、上述の実施例以外にも水揚とスプレー加工に使用
する粘稠剤を異にした組合せで水揚後数回スプレー加工
することによって多様の美しい仕上げ結果を得ることが
できる。即ち、その組合せる粘稠剤は次表の通りとなる
。

別　　　表また、水揚の代わりに点滴のように注射針によって粘稠
剤水溶液を注入し逆だに吊して置く手段２用い同時に静
的脱ｃＩＬ法によって乾繰剤のなかに埋没するか、乾燥
室に吊して除湿した上、上述の別表に示す組合せの多様
の粘稠剤の水溶液によるスプレー加工を行なってもよい
。

つぎに、このｉ遣方法によって得られたドライフラワ−
を色差計にかけた実施例を説明する。

実施例５アペリアの茎を３０幅程に切ったものを５％と１０％の
グリセリン水溶液及び蒸溜水に浸けて３日間水揚した後
ゼオライトを乾燥剤として敷き詰めた上に植物体をおい
て上のせ法によって２日間乾燥だせ色差計にかけた。

第６図（′ｉ横軸に経過日数をとりな軸に（イ）図は色
差計の明度りの変ｐＨｌをコントロールのアベリアをＯ
Ｌ、５％のグリセリン水溶液のものを１５，１０％のグ
リセリン水溶液のものｋＬｌｏの曲線で示し、（ロ）図
は彩度ａの変動をフントロール（漂準）のアベリアをＣ
８，５％のものをＣ５，１０％のものを＆１Ｑで示し、
（ハ）図は色相すの変動をフントロールＯｂ、５％のも
のをｂ５，１０％のものを”１０で示す。実験開始が退
かったため採取しｔアペリアの明度りは低かったが三日
量水３２せた後の色差とゼオライト乾燥後の色差７！ｉ
：Ｃ２べてみるとコントロールと５％水溶液のものがＴ
ｒａｃｅ（か丁かに）というＮＦＳ単位の色差のレベル
から又１０％のものがＳＬ工Ｇ１１Ｔ　（わずかに）か
ら−気に＆ｐｐｒ６−ｃｉａｂｌ・（目立つ）へ移行し
たということになる。−１Ｑ　２３、色３Δ１！ｉ　（
１（ΔＬ　ｚ＋Δ＆　”　＋△ｂ　２　）（７）平方根
で与えられ２試料間のＦＥ４！が１１２−Ｌｌ−ΔＬ、
＆２−ａｌ−Δ＆、ｂ２−″ｏ１−Δｂを得た上、計算
される。

ＮＢＳ単位（感覚的な差）　△Ｅ−色差ｔｒａｃｓ　　
（かすかに）　　　○〜０．５ｓｌｉｇｈｔ　　（わず
かに）０．５〜１．５ｎｏｔｉａｅａｂｌｅ　　（感知
できる）　　１．５〜３．０ａｐｐｒｅｃｉａｂｌｓ　
　（目立つ）３．０〜６．Ｏｍｕｃｈ　　　　　（大い
に）　　　　６．０〜１！、０ｖｅｒ７　ｍｕｃｈ　　
　（非常に）　　　１２．０以上グリセリン加工したア
ペリアは全体につやが？Ｈて生花よりも奇麗に見える上
、乾燥後に少し触れると花が散って了う普通のドライフ
ラワ−とは異なり非常に敗りにくくなった上、色もあま
り変らずグリセリン水溶液を２日又は３日水揚させるこ
とは有効であった。なお、これらの実施例から優れたド
ライフラワ−を＠造するには（１）ドライフラワ−と下
る生花は８分咲の頃が一番よくそれ以上のものを用いる
と花が散りやすいこと。（２）花の慾ぎ２色から加工方
法を見極めて難しいものでも１日又は２日適度な粘稠剤
水溶液の水揚、注入、スプレー加工によって花や葉の散
り難いばりっとした仕上げを得ることができること。（
３）ゼオライト！！９愉丁ふ協会、形の崩れ易い瓶のは
埋没解にｒりその他は上のせ法で処理し特に埋設する過
程に時間をかけて丁寧にゼオライトを入れないとあとで
取り出した時に変な形がつくことになる。なお、乾燥室
による除湿乾燥法が適用できれば効率的になる。（４）
ゼオライト乾燥は日数とゼオライト量に大きく左右され
るが多く丁れば早く乾燥するものでない必要最少２があ
ること。（５）このようにして出来上ってドライ７ラワ
ーは湿度の高い時期を除き３ケ月程は十分に形状１色を
保持しフラワーアレンジメントに用いることが出来る。

〔発明の効果〕

この発明は上述の構成を有するので下記の利点がある。

（１）従来のドライフラワ−の弱点となっていた取扱い
による損金のおそれがなく美しく仕上りフラワーアレン
ジメントの飾り付は等に安心して実用できること。

（２）　　色との生花に近い色彩、形状および芳香こ保
持し長期間生花同様に江賞下ることができること。

（３）粘稠剤の水溶液のカプセル封入又は点滴注射によ
って乾燥工程を並行して施行できるため製造期間が半減
するような製造手段もとることが出来るので使用する粘
稠剤の選択組合せによるスプレー加工ともあわせて生花
に適合した美しい仕上のできたドライフラワ−を早く製
造することができること。

【図面の簡単な説明】

第１ＦＡは埋没乾燥用箱の全体説明図（斜視図）、第２
図は同上に乾燥剤を一部充填の上生花を装入状態説明図
（断面図）、第３図は同上（側面図）、第４図は埋没乾
燥箱の密封状態説明図（断面図）、第５図はカプセルに
装入された植物体の部分説明図（正面図）、第６図はア
ペリアのグリセリン加工及び乾燥処理における色差分析
図、（イ）図は明度り、（ロ）図は彩度ａ、（ハ）図は
色相すを示すものである０（主要部分の符号の説明）１・・・ドライ７ラワー１・・・植物体（生花）ａ・・・カプセル

Claims

【特許請求の範囲】

（１）咲きみちないうちに採取した生花に、例えば、芳
香族多価アルコール系脂肪族、カルボキシメチルセルロ
ーズナトリウム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルア
ルコール等の粘稠剤の水溶液を用い水揚または注入する
と共にスプレー加工し常温常圧下における乾燥剤による
低湿乾燥法を適用してなることを特徴とするドライフラ
ワーの製造方法。
（２）７〜８分咲きの生花にカルボキシメチルセルロー
ズナトリウム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアル
コール或るいはグリセリンの何れかの水溶液を１〜３日
水揚吸収させる一方、カルボキシメチルセルローズナト
リウム、アルギン酸ナトリウム或るいはポリビニルアル
コールの何れかの水溶液をスプレー加工することを特徴
とする特許請求の範囲第（１）項記載のドライフラワー
の製造方法。
（３）第（２）項の粘稠剤の水溶液の何れかを封入した
カプセルに生花の茎を装入しそのまゝ水揚と同時に乾燥
させた上、スプレー加工し、さらに、乾燥させることを
特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のドライフラ
ワーの製造方法。
（４）第（３）項における水揚の代わりに点滴注射によ
って同時に埋没又は吊下げ乾燥させることを特徴とする
特許請求の範囲第（１）項、第（３）項記載のドライフ
ラワーの製造方法。