JPH0748201A - 感光性樹脂液を用いたドライフラワーの加工方法並びに製品 - Google Patents

感光性樹脂液を用いたドライフラワーの加工方法並びに製品

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JPH0748201A
JPH0748201A JP22970093A JP22970093A JPH0748201A JP H0748201 A JPH0748201 A JP H0748201A JP 22970093 A JP22970093 A JP 22970093A JP 22970093 A JP22970093 A JP 22970093A JP H0748201 A JPH0748201 A JP H0748201A
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JP
Japan
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photosensitive resin
flowering plant
dry flower
flowers
flower
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JP22970093A
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English (en)
Inventor
Matsumaru Kurumazuka
松丸 車塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、草花の表面及び裏面に感光性樹
脂液を噴霧して袋状の樹脂薄膜で草花を覆い被せ、該液
に紫外線を露光して化学変化を起こさせ硬化させた結
果、アレンジ作業中・搬送中の花びらの抜け落ちや損傷
が起こらなく成ったと共に袋状の薄膜が形成できたが
為、水分の吸収・蒸散ができなくなり、従来必需品であ
った防湿剤・密閉容器が不要となった。 又庭先や室内
を彩って役目を果たした身近な草花をドライフラワーに
して二度楽しみを味わう事ができる、感光性樹脂液を用
いたドライフラワーの加工方法並びに製品に関するもの
である。 【構成】 草花を必要な寸法に切り離して乾燥剤に埋
め込み、選択乾燥特性を有するマイクロ波を電子レンジ
で放射して加熱し乾燥させたものに、感光性樹脂液を全
面に噴霧した後、紫外線を全面に露光して該液を硬化さ
せ、草花を袋状の硬化樹脂薄膜で覆い被せた事を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔産業上の利用分野〕本発明は、従来必ず
使用していた防湿剤・密閉容器を使用せずに保存・展示
ができると共に、花・葉に柔軟性と弾力性を付与する事
ができたので、アレンジ作業中・運搬中に発生する損
傷,欠落が抑えられた。 又、庭先・室内に彩りを添え
て役目を果たした、身近にある草花をドライフラワーに
加工して、二度楽しめる、感光性樹脂液を用いたドライ
フラワーの加工方法並びに製品に係わるものである。
【0002】〔従来の技術〕従来、草花を長期に亘り保
存する方法にドライフラワーや押し花にする方法が広く
用いられている。 家庭で行われている自然乾燥法での
ドライフラワー作りでは、乾燥工程中に収縮・巻き込み
・変形等が起こり、又花・葉の色彩が失われてしまうと
共に、防湿剤・密閉容器を使用せずに保存・展示を行う
と、特に梅雨期中は忽ち吸湿してしまうが為に、製作し
た後の保存・管理が甚だ面倒である。又、密閉容器並び
に防湿剤を使用した、生花と見間違うドライフラワー作
りに用いられている急速凍結真空乾燥装置は、高額な資
本金を必要とするので一般的では無く、極く限られた専
門業者が使用するに止まっている。ドライフラワーは従
来から、押し花と同様、周知技術で有り、製作は容易で
あるが、製作した後、密閉容器を使用せずに保存・展示
する事の困難さが災いしてドライフラワー作りは押し花
と比べあまり普及していず、久しく新しい技術の開発が
望まれていた。
【0003】〔発明が解決しようとする課題〕従来のド
ライフラワーはアレンジ作業中・搬送中等に花びらの抜
け落ち・葉の損傷欠落が生じ易く、又湿気を吸収し易い
が為防湿剤や密閉容器を使用せずに展示又は保存して置
くと湿気を吸収して只の枯草花と化してしまい、商品価
値が激減してしまっていた。 又ドライフラワー作りに
使用していた草花は1分〜3分咲き程度のものであり、
それ以上開花したものは作成後に花びらが抜け落ちてし
まう等の欠点が有った。本発明は、上記欠点を克服する
方法を提供するものである。
【0004】〔課題を解決するための手段〕草花を必要
な寸法に切り離して乾燥剤に埋め込み、マイクロ波を放
射する電子レンジを用いて加熱し乾燥したものに、適当
濃度に調合した感光性樹脂液を草花の表面及び裏面に噴
霧した後、紫外線を全面に露光して該液に化学変化を起
こさせて硬化し、草花を袋状の硬化樹脂薄膜で覆い被せ
て成る、感光性樹脂液を用いたドライフラワーの加工方
法並びに製品。
【0005】〔作用〕上記の如く構成に依れば、草花の
花・葉・茎の全面に噴霧した感光性樹脂液が花・葉・茎
を覆い被せて硬化し固定したので、下記の如き作用があ
る。 1,花びらの付け根がガクに密着して硬化し固定してい
るので、満開の花で作ったドライフラワーでも、アレン
ジ作業中・搬送中花びらは抜け落ちない。 2,硬化した袋状の樹脂薄膜が花・葉・、茎にある毛細
管・気孔口等を覆い被せた結果蒸発機能が失われ、水分
の吸収及び蒸発が全くできなくなったが為に、従来必ず
使用していた防湿剤及び密閉容器が不要になった。 3,従来ドライフラワーを作るには、1分〜3分咲きの
花のみを使用していたが、袋状の硬化樹脂薄膜で花びら
を固定したが為、花びらの抜け落ちるのを防止する事が
できたので、一旦庭や室内に彩りを添え役目を果たした
身近な草花を、更にドライフラワーに加工して二度楽し
みを味わう事ができる。
【0006】〔実施例〕以下、本発明の実施例に付いて
説明する。 1,路地植え・鉢植え又は花瓶に挿してある草花の汚れ
を落とし、又不要な花・葉を取り除いて整形する。 2,路地植え・鉢植え又は花瓶に挿してある草花を、必
要な寸法で切り離す。 3,耐熱容器に草花を入れ自然形をこわさぬように充分
注意しながら、乾燥剤を流し込む。 4,乾燥剤に埋め込んだ草花を電子レンジで加熱して乾
燥させる。 〈マイクロ波の放射時間は草花の種類及び数量により違
いがあるが、1分30秒〜3分である。〉 5,乾燥工程終了後、草花が完全に冷却してから、草花
に付着している乾燥剤を筆又は羽毛で丁寧に取り除いて
形を整える。 6,整形した草花の表面のみ、又は裏面のみ、或いは両
面に適当な濃度に調合した感光性樹脂液を、スプレーを
用いて均等に噴霧する。 特に花びらの付け根には入念
な噴霧が必要である。 噴霧に要する時間は1本に付き約4秒〜15秒間 噴霧する距離は草花から約30cm離れて行う 7,乾燥済みの草花に感光性樹脂液を噴霧すると、柔ら
かくなり、原形の自然形が失われ易いので充分に注意し
ながら元の形に硬化するように努める。 8,草花の表裏を同時に、又は表と裏と2回に分けて太
陽から放射している紫外線で露光し、感光性樹脂液に化
学変化を起こさせ、硬化し草花を固定する。 該液が硬化する時間 夏期 30分(片面15分) 冬期 60分(片面30分) 春・秋40分(片面20分) 以上で電子レンジを用いたドライフラワー作りの作業を
終了する。
【0007】〔発明の効果〕従来のドライフラワー作り
と異なり、感光性樹脂液を草花の表面及び裏面に噴霧
し、紫外線で該液に化学変化を起こさせ、袋状の硬化樹
脂薄膜を形成させた結課下記の如き効果が得られた。 1.花びらの表面及び裏面に該液が密着して硬化してい
るので満開となった花でもガクから花びらが抜け落ちな
い。 2.形成した袋状の樹脂薄膜が草花の毛細管、気孔口等
を覆い被せたので、必需品であった防湿剤・密閉容器等
を使用せずに展示又は保存して置いても水分を吸収しな
い。 3.一旦庭先や室内に彩りを添えて、役目を果たした草
花を更にドライフラワーに加工して、同一の草花で2度
楽しみを味わう事ができる。 4.草花の花・葉・茎の表面及び裏面に樹脂液が密着し
て硬化し固定したのと、乾燥剤の自重・加圧とによる相
乗効果で花・葉・茎の収縮・巻き込み・変形等が最小限
に抑制できた。 5.制作してから2〜3ケ月以内のドライフラワーに、
該液を吹き掛けて紫外線に露光し硬化させると、今まで
消滅していた柔らかさと弾力性とを蘇らせる効果がある
(薄い花びらに該液を噴霧すると、収縮が起こるので
注意が肝要である)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 草花を乾燥剤に埋め込み、マイクロ波
    を用いて加熱し、乾燥させた草花の全面に感光性樹脂液
    を噴霧した後、紫外線を全面に露光して化学変化を起こ
    させ硬化して成る、感光性樹脂液を用いたドライフラワ
    ーの加工方法並びに製品。
JP22970093A 1993-08-05 1993-08-05 感光性樹脂液を用いたドライフラワーの加工方法並びに製品 Pending JPH0748201A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107114360A (zh) * 2017-06-23 2017-09-01 仲恺农业工程学院 一种唐菖蒲平面干燥花粉色还原的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107114360A (zh) * 2017-06-23 2017-09-01 仲恺农业工程学院 一种唐菖蒲平面干燥花粉色还原的方法
CN107114360B (zh) * 2017-06-23 2020-07-07 仲恺农业工程学院 一种唐菖蒲平面干燥花粉色还原的方法

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