JP2018150647A - プリザーブドフラワーアレンジメント - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のプリザーブドフラワーに香りを付加する方法では、吸収された香り物質を、プリザーブドフラワーが発散できなかった。また、人間の嗅覚で感じとれる香りを付加することは難しかった。よって、香り付きのプリザーブドフラワーアレンジメントを制作することも難しかった。【解決手段】本発明は香りを付加し、発散させることが難しいプリザーブドフラワー自体には香りづけをせずに、副材としてアレンジメントを構成する立体成形されたリボンや、装飾用シナモンスティック、造花に香りを付加することで、プリザーブドフラワーを含むアレンジメント全体が香るようにした。【選択図】図1

Description

本発明は香料の香りがするプリザーブドフラワーアレンジメントに関する。
従来プリザーブドフラワーには香りづけが難しく、特許文献1特開2003-137701号公報の方法においても、長期間香りを保たせることが難しかった。よって、香りづけしたプリザーブドフラワーを使用したアレンジメントを作成することも、難しかった。
特開2003-137701号公報
本来香りのないプリザーブドフラワーに、香りを付加する方法として特許文献1の特開2003-137701号公報が知られているが、特開2003-137701号公報の方法では十分な効果が得られなかった。
特開2003-137701号公報の方法では、好ましい一例として、香りを保持する保留剤に植物素材を載置する工程において、エッセンシャルオイル(精油)などの液体の香り物質をあらかじめ粒状体の保留剤に浸透させ、浸透された香り物質が保留剤から植物素材に浸透するように、茎、葉の葉脈、花の花芯などの植物素材の先端を粒状体の保留剤に差して載置する。植物素材は、ドライフラワーなどのように乾燥させてあるために、生花のような吸水力はないものの、植物繊維が多くは茎などの方向に沿って配列しているために、特に液体の香り物質を用いた場合には、多孔質の素材、表面がざらついた保留剤及び保留剤同士の隙間に保持させられた液体の香り物質が、毛細管現象により素材植物素材の先端から植物繊維を伝わって素材全体に移りやすい、とある。
前記の方法でプリザーブドフラワーに香りを付加しても、人間の鼻であまり香りを感じられないのは、吸収された香り物質を、プリザーブドフラワーが発散できないためであると考えられる。よって、プリザーブドフラワー自体に香りを付加し、香りを発散させ、人間の嗅覚に訴えることは難しいと考えられる。
また、一度特許文献1特開2003-137701号公報の方法で作られた香り付きのプリザーブドフラワーを、花束や花器に入れたアレンジメントとして制作に使用してしまうと、香りが弱まった後に香りを追加することはできない。
よって、後からでも香りを追加できる、全体として香りがするプリザーブドフラワーを使用したアレンジメントや花束を実現するのが課題であった。本発明はプリザーブドフラワーアレンジメントに容易に香りづけすることができ、香りの追加も容易なプリザーブドフラワーアレンジメントを提供することを目的とする。

本発明に係るプリザーブドフラワーアレンジメントは、プリザーブドフラワーと副材とを備えたプリザーブドフラワーアレンジメントにおいて、前記副材は香料を含む液体をしみこませた含浸部材を取り付けたものか、又は副材自体に香料を含む液体をしみこませてあることを特徴とする。
本発明では、プリザーブドフラワーアレンジメントの制作過程において、好みの香りを簡単に香りづけできる。
また、香りは人間の鼻で約3週間感じ取られ、香りが弱まったと感じられた後からも、香りを追加することができる。
本発明の全体図である 前記の図1における符号4の装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4の形成方法をまとめた図である
以下図面を参照にして本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の全体図である。図中の符号1は、アレンジメント全体が集約されている容器である。このアレンジメント全体が集約されている容器1は例えば、陶器、プラスチック、木材、ガラス、ホウロウ、ワイヤー成形物、樹皮、アクリル又は蔓を素材として形作られたものである。アレンジメント全体が集約されている容器1は、一般的な花瓶やコップに等しい立体的な形状である場合もあれば、平面である場合もある。
前記のアレンジメント全体が集約されている容器1が立体的形状物である場合においてはその内部に、平面的形状である場合にはその上に、アレンジメントを構成する花材、資材を固定するためのフローラルフォーム2が設置されている。このフローラルフォーム2は、例えば、スポンジで形成されている。このドライ用フローラルフォーム2は、通常の市販されているプリザーブドフラワーアレンジメント固定用のスポンジであり、ワイヤーで留められた花材、資材を差して固定するものである。アレンジメントを構成する花材、資材を固定するためのフローラルフォーム2があることで、ひとつひとつの花材、資材が動かないように固定される。
図中の符号3は、プリザーブドフラワーである。プリザーブドフラワー3とは、生花を脱水作用を持つ脱色液に浸け、生花本来の色を脱色させた後に、潤滑液入りの着色液に浸して人工的に着色し、乾燥させた花である。生花に似たみずみずしい外観を保っているが、上記の人工的な工程を経た花であり、水やりを必要としないで、長期間みずみずしい外観を保つ。
製造工程において脱水脱色するため、花粉や香りが一切なくなることを特徴とする。
1970年代の終わりに長寿な切り花として、ブリュッセル大学とベルリン大学、フランスのベルモンド社の共同研究からスタートし、1987年完成し、1991年ベルモント社がプリザーブド加工技術の国際特許を取得した。日本へは1993年「日本高級インテリア市場国際貿易展」に出品された。花粉と香りがなく、水やりの必要がなく枯れないため、病院へ持ち込む見舞い花、仏壇や会社、医院受付を飾る花、ウエディングブーケ、ウエディングリングピロー、ウエディングウェルカムボード利用、開業祝い、還暦祝い、長寿祝い、成人祝い、敬老の日利用、母の日利用、ホワイトデー利用、バレンタインデー利用、歓送迎会利用、退職祝い、卒業祝い、誕生祝い、結婚祝い、合格祝い、昇進祝い、結婚式両親贈呈花、入学祝い、入社祝い、出産祝い、新築祝い、改築祝い、引越し祝い、出演祝い、公演祝い、送別会利用、プロポーズ時のプレゼント、自宅を飾るインテリア花、楽屋花としての需要がある。
アルコール性溶液である着色液は人体に無害なものであり、外部圧力ではなく、生花が自分の力で着色液を吸い上げる。自然界の生花には存在しない色のアルコール性溶液である着色液を吸わせることができるため、生花にはない色合いのプリザーブドフラワー3が得られる。色のバリエーションが豊富である。
プリザーブドフラワー3は特殊な加工花であるため、生花と比較すると3から5倍の価格で流通している。一輪あたりの単価が高いことが特徴である。鑑賞期間は生花の数十倍であることも特徴である。
プリザーブドフラワー3は特殊な加工工程を経た花であるため、湿気と乾燥に弱い。湿度が高い場所に長時間置かれた場合、花弁が半透明になり、アルコール性溶液である着色液が花弁表面にしずく状に浮き上がってくることもある。乾燥した場所に移動させると、アルコール性溶液である着色液は再び花弁の中に吸い取られてゆく。可燃性のため、火気厳禁である。壁や床に直接触れるとアルコール性溶液である着色液が滲出して色移りすることもある。生花由来の加工花のため、虫やカビが付着することもある。最適な温度は15度から25度、最適な湿度は30%から55%である。10℃以上の急激な温度変化はプリザーブドフラワー3の変色の原因になり得る。色の変化は同系色である。加工直後に紫であればピンクに、水色であれば灰色になることがある。湿度30%以下になると乾燥が進み、花弁がひび割れ、欠けることがある。輸送中の振動によってもひび割れ、欠けは生ずる。ひび割れて欠けた部分が再びくっつくことはない。見栄えが悪い場合は、ハサミでひび割れ欠けた部分をカットして、ひび割れ欠けを目立たなくさせることもできる。経年劣化により、プリザーブドフラワー3全体がもろくなり、花弁が外れるようになった場合には、高温ノリで接着する工具グルーガンで、花弁を接着することもできる。長期間鑑賞にたえるという性質上、ホコリが花弁や萼に付着することも考えられる。ホコリが花弁や萼に付着した場合には、プリザーブドフラワー3上のホコリにドライヤーの冷風を当てて吹き飛ばすか又は、羽毛、筆を用いてホコリを払う。
生花に似た外観にもかかわらず、生花とは違う取り扱い注意事項があるため、ギフトとして利用される場合には、アレンジメント製品に取扱説明書を同封する方が良い。
プリザーブドフラワー3のプリザーブドという言葉は英語で、「保存された」という意味を持つが、日本人には聞きなれない言葉のため、「ブリザードフラワー」と間違って発音されることもある。ブリザードとは英語で「吹雪」を表し、「ブリザードフラワー」というものはない。
プリザーブドフラワー3は加工の工程において脱水脱色しているため、生花本来の香りと花粉がないことが特徴である。香りのないプリザーブドフラワー3に香りを付加する方法として特許文献1が知られているが、特許文献1では、香りを保つことができず、人の嗅覚ではほとんど香りを感じることができなかった。
プリザーブドフラワー3に適している花の種類は花弁の枚数の多いものである。バラとカーネーションが代表として挙げられる。花弁の枚数の少ない花、花弁が外れやすい花は加工過程で破損する可能性が高まるため、適さない。
図中の符号4は、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物である。リボンの材質は例えば、綿、ポリエステル、麻、ナイロン、ラメフィルム、ワイヤー、プラスチック、ポリプロピレンである。色とデザインは多岐にわたる。幅、長さもプリザーブドフラワー3アレンジメントのデザインの多様性に比例して、様々である。大きさはアレンジメント全体の大きさに比例して大きくなり、数はアレンジメント全体の大きさに比例して多くなる傾向にある。リボンの色はアレンジメント全体の配色を考慮し、プリザーブドフラワー3自体の色と同系色であることもあれば、インパクトのあるアレンジメントという印象を与えるために反対色である場合もあり、一定の制限はない。ワイヤーはプリザーブドフラワー3アレンジメント制作用の地巻きワイヤー、又は裸ワイヤーであり、太さはno.20からno.26である。本発明の装飾物4は、上記の装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げたものである。
次に、図2を参照にして、この装飾物4の製造方法について説明する。図2は布製リボン10を立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、これらをまとめ上げたことにより、装飾物4を形成する方法を示す図である。
図中の符号10は、装飾用布製リボンであり、その材質は例えば、綿、ポリエステル、麻、ナイロン、ラメフィルム、ワイヤー、プラスチック、ポリプロピレンである。色とデザインは多岐にわたる。幅、長さもプリザーブドフラワー3アレンジメントのデザインの多様性に比例して、様々である。
図中の符号11は、化粧用コットンパフを、装飾用布製リボン10の大きさに合わせてハサミで切り、香料12を染み込ませたコットンパフであり、含浸部材である。前記の装飾用布製リボン10の大きさに合わせてハサミで切ったコットンパフを、前記の装飾用布製リボン10の中央に載置する。そして前記の装飾用布製リボンを半分の大きさにたたむ。
前記の装飾用布製リボンの2つの端を、前記含浸部材を取り付けた中央部に向かってもう一度折り返す。
香料12を含む含浸部材であるコットンパフ11を挟み込んだまま、ワイヤー13を巻き付ける。なお、図1の追加用香料9は、装飾物4を製造する過程で使用する香料12を希釈したものとすることができる。
図中の符号5は、プリザーブドフラワー3のあじさいである。プリザーブドフラワー3アレンジメントは、構成のメインであるプリザーブドフラワー3自体が生花よりも高価であるため、全体のボリュームに欠け、寂しい印象を与えやすい。そこでアレンジメント全体にボリュームを持たせるため、多くの副資材を必要とするが、特に、全ての構成要素がワイヤーでまとめられ、アレンジメントを構成する花材、資材を固定するためのスポンジ2に差される足元の部分が、ワイヤーが見えやすく、見栄えに問題がある。そこでプリザーブドフラワー3のあじさい5を前記のワイヤーが見えてしまう部分を隠すために配置する。そのためプリザーブドフラワー3のあじさい5は、プリザーブドフラワー3、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4、後述のソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花、ドライフラワーよりも低い位置に配置される。プリザーブドフラワー3のあじさい5は、弾力性に富み、プリザーブドフラワー3の他の種類の花と違い、花弁がひび割れたり欠けることがほとんどない。よって、アレンジメントを作成する際に長く手に触れていても、その外観に変化はない。
このプリザーブドフラワー3のあじさい5を、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4の左右側面と後方に接触した状態で、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4よりも低い位置に配置する。
前記のプリザーブドフラワー3のあじさい5を装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4の左右側面と後方に接触した状態で、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4よりも低い位置に配置する配置により、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4に付加しておいた香り成分が揮発し、香りが弱くなった時にも、プリザーブドフラワー3のあじさい5を、手指で容易にかきわけ、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4のコットンが挟まれている下部に、後述の追加用香料を容易に垂らすことができ、一度弱くなった香りを再び強くできる。
図中の符号6は、装飾用シナモンスティックを布製リボンで結び合わせ、香料を付加した装飾物である。シナモンスティックとはシナモンの樹皮を薄くはいで乾燥させ、丸まって棒状になったものである。食することはできないが、シナモンスティック自体にシナモンの香りがあるため、料理の香りづけに利用されることもある。茶色くナチュラルでおしゃれな外観であるため、ボリュームに欠けるプリザーブドフラワー3アレンジメントの副資材として、プリザーブドフラワー3アレンジメントのボリュームアップのために用いられる。
図中の符号7は、ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花に香料を付加したものである。ソラの木はタイの水田地帯に生える木である。ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花は、様々な色に染色されて流通している。軽量で安価であるため、アレンジメントに用いても安全でボリュームアップに役立つ。前記のソラ木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花にも香料を付加することが可能であるため、プリザーブドフラワー3アレンジメント全体が香る印象を与えるために、ソラ木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花にも香料を付加する。
図中の符号8は、ドライフラワーである。ドライフラワー8は、草花や果実を乾燥させたもので、室内装飾品として用いられる。プリザーブドフラワー3に比べ、外観の瑞々しさでは見劣りがするが、プリザーブドフラワー3に比べて製造工程が単純で安価であるため、プリザーブドフラワー3アレンジメントにボリュームを持たせたい時に使う。プリザーブドフラワー3アレンジメントの全体のデザイン性に合うドライフラワー8を用いて、プリザーブドフラワー3アレンジメントを制作することにより、プリザーブドフラワー3アレンジメントのバリエーションが増える。
図中の符号9は、追加用香料である。追加用香料9は、市販のポプリオイル、精油と無水エタノールと精製水を合わせたものを小型アトマイザーに注入したものである。人肌に触れても安全であり、香水としても使用できる。どのような香りのポプリオイル、精油を使用するかによって香りの種類が異なる。図1の香り付きプリザーブドフラワー3アレンジメントは、様々な良好な精神的作用を及ぼす室内装飾物として利用されるが、芳香成分は揮発性のものであるため、時間の経過とともに香りが感じられにくくなる。最終的に香りが消えてしまった後でも、プリザーブドフラワー3アレンジメントとしての外観は保っているため、香りなしで鑑賞することももちろんできるが、フレッシュな香りをそのまま楽しむためには、芳香成分を追加していく必要がある。追加用香料9は、香り付きプリザーブドフラワー3アレンジメントの制作方法について何も知らない人でも、容易に安全に芳香成分を追加できる。
そもそも香り付きプリザーブドフラワー3アレンジメントは、プリザーブドフラワー3をメイン花材として使用している室内装飾物であり、湿気に弱く、水分を直接かけてはいけないプリザーブドフラワー3に直接香りづけすることは特許文献1の方法でも難しかったため、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4、装飾用シナモンスティックを布製リボンで結び合わせ、香料を付加した装飾物6、ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花に香料を付加したもの7をプリザーブドフラワー3アレンジメントの構成要素として利用することが適切であった。前記の3構成要素装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4、装飾用シナモンスティックを布製リボンで結び合わせ、香料を付加した装飾物6、ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花に香料を付加したもの7がプリザーブドフラワー3の周りを囲むように配置されることによって、プリザーブドフラワー3アレンジメントの全体が香るように印象付けることができる。
特許文献1の方法では、香りが消えてしまった後のプリザーブドフラワー3アレンジメントに香りを追加する方法がなく、長くプリザーブドフラワー3アレンジメントの外観の美しさと香りを同時に楽しむことができない。
前記の3構成要素装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4、装飾用シナモンスティックを布製リボンで結び合わせ、香料を付加した装飾物6、ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花に香料を付加したもの7がプリザーブドフラワー3の周りを囲むように配置されることによって、プリザーブドフラワー3アレンジメントの全体が香るように印象付けることができ、なおかつ香りが弱まってしまった時にも香り成分を容易に安全に追加することによって、様々な良好な精神的作用を及ぼす室内装飾用品としてより長い期間鑑賞することができる。
追加用香料9は、前記の3構成要素装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4、装飾用シナモンスティックを布製リボンで結び合わせ、香料を付加した装飾物6、ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花に香料を付加したもの7のいずれにも噴霧可能ではあるのだが、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4のワイヤーでまとめた根本の部分にピンポイントで噴霧することが一番適切である。その理由は、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4のワイヤーでまとめた根本の部分は、ワイヤー部分が見えてしまうのを隠すために通常プリザーブドフラワー3のあじさい5の中に埋没しており、また、プリザーブドフラワー3のあじさい5は丈夫で衝撃に強くひび割れや欠けの心配がないので誰でも手指で容易にかきわけ、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4のワイヤーでまとめた根本の部分に追加用香料9を噴霧することが容易であるからである。装飾用シナモンスティックを布製リボンで結び合わせ、香料を付加した装飾物6、ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花に香料を付加したもの7の2構成要素は通常その表面を鑑賞する人の目線の方に向けて配置されているため、プリザーブドフラワー3のあじさい5の中に埋没していることはない。目立つ場所に配置されているので、追加用香料9のアトマイザーで噴霧しようとするとき、アトマイザーを遠くに離して噴霧してしまうと、噴霧される範囲が広範囲に渡ってしまい、周囲に隣接して配置されているプリザーブドフラワー3やプリザーブドフラワー3のあじさい5や、ドライフラワー8の表面に追加用香料が思いがけず噴霧されてしまう可能性があり、湿度を嫌うプリザーブドフラワー3にとっては良くないからである。
以上のように、本発明の香り付きプリザーブドフラワー3のアレンジメントは、プリザーブドフラワー3単体に香りを付加しようとするものではなく、プリザーブドフラワー3を含む香るアレンジメントとして、全体を構成している。本来香りがなく、また、特許文献1の方法でも香りを付加することが難しいプリザーブドフラワー3を囲むようにして隣接して配置された3つの構成要素、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4、装飾用シナモンスティックを布製リボンで結び合わせ、香料を付加した装飾物6、ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花に香料を付加したもの7があることで香り付きプリザーブドフラワー3アレンジメントを実現できた。更に、時間の経過とともに揮発性の香り成分が弱まったときに、追加用香料9を用いることで、香り付きプリザーブドフラワー3アレンジメントの制作工程を知らない人でも、容易に安全に香り成分を追加できることを特徴とする。
プリザーブドフラワー3は染色技術の進歩によって、多様な色のプリザーブドフラワー3が市場に流通している。一般的にプリザーブドフラワー3アレンジメントのメイン構成要素としてまずはどんな色のプリザーブドフラワー3を選ぶかは全体のデザインに大きな影響を及ぼす。同様に、プリザーブドフラワー3を囲むように配置されている副資材についても、どれを選んで配置するかは全体のデザインに影響を及ぼす。よって、意図するデザインにそぐわない時には、図中の符号4,6,7,8の全ての副資材を使用するわけではない。
しかし香り付きプリザーブドフラワー3アレンジメントに限って言えば、できる限り図中の符号4,6,7の副資材を使用することが香りを感じやすくするためには望ましい。だが、装飾用シナモンスティックを布製リボンで結び合わせ、香料を付加した装飾物6、ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花に香料を付加したもの7は、ナチュラルな外観を特徴としているため、例えば結婚式のブーケなどのプリザーブドフラワー3アレンジメントには用途にそぐわず利用しづらい。先の理由から、香り付きプリザーブドフラワー3アレンジメントは、装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物4が構成要素として必須であることを条件とする。
1:アレンジメント全体が集約されている容器
2:アレンジメントを構成する花材、資材を固定するためのドライ用フローラルフォームと呼ばれるスポンジ
3:プリザーブドフラワー
4:装飾用布製リボンを立体成形し、ワイヤーでまとめる際に香料を染み込ませたコットンを挟み込み、まとめ上げた装飾物
5:プリザーブドフラワー3のあじさい
6:装飾用シナモンスティックを布製リボンで結び合わせ、香料を付加した装飾物
7:ソラの木の皮を乾燥させ、花の形に形成した造花に香料を付加したもの
8:ドライフラワー
9:追加用香料

Claims (5)

  1. プリザーブドフラワーと副材とを備えたプリザーブドフラワーアレンジメントにおいて、前記副材は香料を含む液体をしみこませた含浸部材を取り付けたものか、又は副材自体に香料を含む液体をしみこませてあることを特徴とするプリザーブドフラワーアレンジメント。
  2. 前記副材として装飾用リボンを立体成形し、このリボンに前記含浸部材を取り付けたものを含むことを特徴とする請求項1に記載のプリザーブドフラワーアレンジメント。
  3. 前記副材としてシナモン樹皮に前記香料を含む液体をしみこませたものを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリザーブドフラワーアレンジメント。
  4. 前記副材として前記香料を含む液体をしみこませた造花を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリザーブドフラワーアレンジメント。
  5. 前記プリザーブドフラワー及び/又は前記副材を固定するためのフローラルフォームを有し、このフローラルフォームには、前記香料を含む液体をしみこませてあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリザーブドフラワーアレンジメント。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7383401B2 (ja) 2019-05-27 2023-11-20 株式会社Egサイクル 任意染色植物の製造方法及び任意染色植物の製造装置並びに真空チャンバ

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