JPS62263457A - 尿素センサ用固定化ウレア−ゼ膜の製造方法 - Google Patents

尿素センサ用固定化ウレア−ゼ膜の製造方法

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JPS62263457A
JPS62263457A JP61108020A JP10802086A JPS62263457A JP S62263457 A JPS62263457 A JP S62263457A JP 61108020 A JP61108020 A JP 61108020A JP 10802086 A JP10802086 A JP 10802086A JP S62263457 A JPS62263457 A JP S62263457A
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JP
Japan
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urease
membrane
urea sensor
immobilized
immobilized urease
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JP61108020A
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English (en)
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Satoru Shiono
悟 塩野
Yoshio Hanasato
善夫 花里
Mamiko Nakako
中子 真美子
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医療での臨床計測、あるいはし尿処理場のプロ
セスコントロール等に用いる尿素センサ用の固定化ウレ
アーゼ膿の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
水素イオン感応性電界効果型トランジスタ(以下、pH
−l5FETという)を用いる半導体バイオセンサタイ
プの尿素センサ用の固定化ウレアーゼ膜を製膜する方法
として、従来、スチルバゾリウム基をペンダントとして
持つポリビニルアルコール(以下、PVAという)およ
びウレアーゼを含む固定化材料水溶液を用いて光反応を
行う方法が提案されている(宮原、去来、5eusor
s and Actuators。
”4e PPI〜10.1985) 。
この方法では固定化材料水溶液は紫外部の光によって3
次元架橋し、ρ1(−ISFET上に水に不溶な固定化
ウレアーゼ膜を形成する。この場合、ある1個のPVA
分子にあるスチルバゾリウム基が、光の照射により他の
PVA分子にある同じ反応基と縮合するため、3次元架
橋すると考えられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の尿素センサ用固定化ウ
レアーゼ膜の製造方法においては、単位体積あたりのウ
レアーゼの固定化量が低く、感度の低い尿素センサしか
製造できないという問題点があった。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされた
もので、固定化ウレアーゼ膜の単位体積あたりのウレア
ーゼ固定量が多く、高感度の尿素センサを得ることが可
能な尿素センサ用固定化ウレアーゼ膜の製造方法を提供
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の尿素センサ用固定化ウレアーゼ膜の製造方法は
、ポリビニルピロリドン(以下、pvpという) 、2
.5−ビス(4′−アジド−2′−スルホベンザル)−
シクロペンタノン2ナトリウム塩(以下、BASCとい
う)およびウレアーゼを含む固定化材料水溶液に光照射
して架橋反応を行う方法である。
PvPは固定化材料の主剤となるものであって。
分子景10,000〜1,000,000のものが好ま
しい、またBASCは光架橋剤であり、光照射による架
橋反応によって、PvPを3次元高分子化するものであ
る。
本発明で用いる固定化材料水溶液は、PVP、 BAS
Cおよびウレアーゼを必須成分として含むものであるが
、このほかに架橋補助剤として牛血清アルブミン(以下
、BSAという)やポリリジンのようなリジンを多く含
むポリペプチドを含んでいるのが好ましい、ポリリジン
としては分子量 5,000〜100.000のものが
適している。固定化材料水溶液中の各成分の濃度は、P
VP 2〜20重量%、[1ASC0,1〜5重量%、
ウレアーゼ1〜10重量%、ポリペブチ11〜10重量
%程度が好ましい。
架橋反応に用いる照射光としては紫外光が好適である。
 PH−ISFETを下地電極とした尿素センサに適用
する場合は、pH−l5F[!T上に上記固定化材料水
溶液を塗布して光照射を行い、微細な固定化ウレアーゼ
膜をp)I−ISFET上にパターニングすることがで
きる。この場合、パターニングに際して水または25重
量%以下のグルタルアルデヒド(以下、 GAという)
水溶液を現像剤として用いることができる。
〔作 用〕
上記固定化材料水溶液に光照射すると、光架橋反応によ
りPvPが3次元高分子化して、その中にウレアーゼが
固定され、固定化ウレアーゼ膜が形成される。この場合
BASCは光反応性が高く、高度に架橋した3次元高分
子が得られるため、単位体積あたりに固定化されるウレ
アーゼの量は増大する。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。各例中、%は
重量%を示す。
第1図は固定化ウレアーゼ材料を評価するために用いた
PH−ISFETベースの尿素センサの構造を示す斜視
図であり1図において、(1)はpH−l5FETチツ
プ、(2)はp)I−ISFETチップ(1)上に設け
たpH−l5FETエレメント、(3)は固定化ウレア
ーゼ膜、(4)は金電極、(5)はエポキシ樹脂板、(
6)はカードエッヂコネクター、(7)はリード線、(
8)はpH−l5FETエレメント(2)とリード線(
7)を接続するボンディングワイヤである。
実施例1 分子量300 、000のPVPIO%を含む水溶液を
調製し、それに1%のBASCを溶かした水溶液100
μQに7.5mgのウレアーゼおよび2 、5mgのポ
リーL−リジン(分子量25,000)を溶解させた。
このウレアーゼを含む水溶液をスピナーを用いて2.0
0Orpmの速度で第1図のpH45FETチツプ(1
)上に塗布した。その後露光機を用いて紫外部の光を第
1図の右側のpH−l5FETエレメント(2)のゲー
ト表面部に照射した。
続いてセンサのpH−l5FETチツプ(1)部を3%
のGA液に浸漬して現像し、右側のゲート表面部のみに
固定化ウレアーゼ膜(3)を得た。
このようにして作った尿素センサを容積0.4μΩのフ
ローセルに装着した時の応答を第2図に示す。第2図に
おいて、矢印は試料を添加した時間を、曲線に付記した
数字は試料の尿素濃度(mg/d)を示し、第2図では
試料の尿素濃度として5゜10、30.50mg/dQ
 のものに対する応答が重ねて示されている。第2図か
ら明らかなように、このセンサは尿素に対して高感度の
応答を与えている。
またこのセンサは2,000回の使用に耐えた。第3図
はこのセンサの検量線を示す。
実施例2 実施例1においてポリ−し一リジンの代りに5.0mg
の[lSA を加え、また5%のGA液を現像液として
同様に固定化ウレアーゼ膜(3)をパターニングした。
このようにして作った尿素センサは実施例1の応答量と
ほぼ同程度の応答量を与え、1,000回以上の使用に
耐えた。
実施例3 分子量so、oooのpvpを15%含む水溶液に、5
%のBASCを加え、この水溶液100μQに10m)
Hのウレアーゼを加えて、実施例1と同様にスピンコー
ティング、紫外線照射を行った。現像は水に浸漬して行
った。このようにして作った尿素センサは、100mg
/准の尿素溶液に対して、約18mVの応答を与え、繰
返しての使用には約100回耐度耐えた。
実施例4 分子1930,000 (7)PVP 2%水溶液ニ0
.3%のRASCを加え、この水溶液100μQに10
mgのウレアーゼおよび3mgのBSAを溶解させ、実
施例1と同様にスピンコーティングおよび紫外線照射を
行い、現像は1%のGA液を用いた。このようにして得
られた尿素センサの10mg/ clQ の尿素液に対
する応答は約16mVで、かつ約100回の使用に耐え
た。
実施例5 分子ff115,000(7)PVP20%水溶液に5
%(7)BASCを加え、この水溶液100μQに5m
gのウレアーゼおよび分子−1i100,000のポリ
ーL−リジン5mgを加えた。
現像液に15%のGA液を用いて実施例1と同様に、p
H−l5FET上に固定化ウレアーゼ膜(3)をパター
ニングした。Long/dQ の尿素に対する応答は約
5mVで、約700回使用できた。
実施例6 分子ff1450,000 (7)PVP8%水溶液ニ
o、1%ノrlAscを加えた水溶液100μΩに、S
tagのウレアーゼおよび分子量10,000のポリー
L−リジンを加えた。現会液に2%のGA液を用い、実
施例1と同様にウレアーゼを固定化した。得られた尿素
センサは10mg/dllの尿素溶液に対し約11mV
の応答を与え、繰返し使用には約100回耐えた。
0なお前記実施例1〜6では、2個のpH−ISFIE
Tエレメント(2)をもつpH−l5FETチツプ(1
)を用いた例について述べたが、3個以上のpH−IS
FETエレメント(2)をもつものでも同様の効果を奏
する。また1個のPH−ISFIETエレメント(2)
シか持たないPH−ISFETチップ(1)を2個以上
用いてセンサを作ることも当然できるが、この場合には
固定化ウレアーゼ膜(3)のパターニングは不要で、片
方のpH−l5FETチツプ(1)全面に固定化ウレア
ーゼ膜(3)−をつけてもよく、同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、BASCを加えたPvP
水溶液をウレアーゼ固定化材料に用いて光照射を行うよ
うにしたので、ウレアーゼの固定化量の多い固定化ウレ
アーゼ膜が得られ、高感度の尿素センサを製作できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における尿素センサの構造を示
す九斜視図、第2図は実施例1により製造された尿素セ
ンサの尿素水溶液に対する応答を示す入面線図、第3図
は同尿素センサの検量線図である。 図において、(1)はPH−ISFETチップ、(2)
はPH−ISFETエレメント、(3)は固定化ウレア
ーゼ膜、(4)は金電極、(5)はエポキシ樹脂板、(
6)はカードエッヂコネクター、(7)はリード線、(
8)はボンディングワイヤである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリビニルピロリドン、2,5−ビス(4′−ア
    ジド−2′−スルホベンザル)−シクロペンタノン2ナ
    トリウム塩およびウレアーゼを含む固定化材料水溶液に
    光照射して架橋反応を行うことを特徴とする尿素センサ
    用固定化ウレアーゼ膜の製造方法。
  2. (2)固定化材料水溶液がポリビニルピロリドン2〜2
    0重量%、2,5−ビス(4′−アジド−2′−スルホ
    ベンザル)−シクロペンタノン2ナトリウム塩0.1〜
    5重量%、およびウレアーゼ1〜10重量%を含むこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の尿素センサ用
    固定化ウレアーゼ膜の製造方法。
  3. (3)ポリビニルピロリドンが分子量10,000〜1
    ,000,000のものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項または第2項記載の尿素センサ用固定化
    ウレアーゼ膜の製造方法。
  4. (4)固定化材料水溶液がポリペプチド1〜10重量%
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれかに記載の尿素センサ用固定化ウレアーゼ
    膜の製造方法。
  5. (5)ポリペプチドが牛血清アルブミンまたは分子量5
    ,000〜100,000のポリリジンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の尿素センサ用固定
    化ウレアーゼ膜の製造方法。
  6. (6)架橋反応が水素イオン感応性電界効果型トランジ
    スタを下地電極とし、その上に微細な固定化ウレアーゼ
    膜をパターニングするものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の尿素
    センサ用固定化ウレアーゼ膜の製造方法。
  7. (7)パターニングが水または25重量%以下のグルタ
    ルアルデヒド水溶液を現像剤として行うものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第6項記載の尿素センサ用
    固定化ウレアーゼ膜の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5200051A (en) * 1988-11-14 1993-04-06 I-Stat Corporation Wholly microfabricated biosensors and process for the manufacture and use thereof
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