JPS62262911A

JPS62262911A - 切断具の上方に回転ドラムを有する草刈機

Info

Publication number: JPS62262911A
Application number: JP62108757A
Authority: JP
Inventors: ホルスト　ノイヤーブルク; ジャン−マルク　ユルゲンス
Original assignee: Kuhn SAS
Current assignee: Kuhn SAS
Priority date: 1986-05-02
Filing date: 1987-05-01
Publication date: 1987-11-16
Anticipated expiration: 2010-03-15
Also published as: EP0245186A1; HUT44116A; HU199645B; ES2026940T3; EP0245186B1; DK224887D0; US4809488A; DE3774484D1; ATE69354T1; JPH0722451B2; FR2598058A1; FR2598058B1; DK174119B1; DK224887A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は草刈機に関するものであり、さらに詳細には、
カバーを備える回転ドラムが載せられており、切断具を
備え、接続装置の少なくとも一部が回転ドラムの内部に
挿入されている回転切断装置を上記接続装置を用いて支
持するフレームと、軸と該軸に回転可能に接続され、切
断装置と回転ドラムが載せられて固定されているボスと
を備える、切断装置と回転ドラムの駆動装置とを備え、
軸とボスは少なくとも一部が回転ドラム内に延在し、回
転ドラム内に挿入されている接続装置の上記少なくとも
一部は切断装置の軸に接続されている草苅機に関するも
のである。

従来の技術ハウジングの上面で回転をガイドされる複数の切断装置
を備える上記のような草刈機が知られている。ハウジン
グの各端部に位置する切断装置の上には所定の体積を有
する回転ドラムが配置されている。切断装置と回転ドラ
ムの駆動装置および接続装置の切断装置をフレームに接
続する部分は、第１のドラムの上部を貫通してこのドラ
ムの内部に入り込んでいる。接続装置の別の部分である
切断装置をフレームに接続する部分は、第２のドラムの
上部をやはり貫通してこのドラムの内部に入り込んでい
る。この公知の草刈機のドラムは成形加工により形成さ
れる。このドラムは、対応する切断装置に溶接により固
定されて上方に何の拘束もなく延在している。

ドラムのカバーの成形の際に必要とされる製造公差と、
溶接の際にドラムの位置が対応する切断装置に対して変
形し、および／またはずれていることと、作業中にドラ
ムが衝撃を受けて変形することを考慮すると、ドラムの
上部が接続装置の軸線から大きくずれることがありうる
。

接続装置は固定されており、この接続装置の少なくとも
一部が内部に挿入されているドラムが回転可能であるた
め、接続装置とドラムの上部の間に所定のスペースを設
けて、いかなる場合にもドラム上部が接続部材のこのド
ラムの内部に収容されている部分と接触しないようにし
ていた。

上記の公知の草刈機が動作しているときには、両外側切
断装置の上にそれぞれ配置された２つのドラムは、刈草
が駆動装置および／または接続装置に付着しないように
するとともに、草刈機で刈られた刈草を一列にしてこの
列の幅を狭くする機能をもつ。ドラムにより動かされた
刈草は、ドラムに沿って積まれて、刈草の一部が接続装
置とドラムの上部の間のスペースからドラムの内部に侵
入する。さらに、刈草の種子や土埃がドラムの内部に入
り込む。

ドラムの回転速度が非常に大きいと、刈草の切れ端や埃
がドラムの内壁に累積して、最終的には非常に密でかな
り重い塊が形成される。すると、草刈機のバランスが大
きく崩れる。

バランスが崩れるとドラムが上に載せられた切断装置の
回転をガイドする軸受の負荷がかなり増大する。この結
果、軸受の寿命が非常に短くなる。

さらに、刈草の切れ端や土埃が累積すると非常に研磨力
のある塊が形成されるため、接続装置が急速に摩耗する
。

この現象は、ドラムの体積が大きいほどはなはだしく起
こる。

このため、刈草の切れ端と土埃がドラムの内部に侵入し
ないようにするいろいろな方法が開発されている。

開発された方法を用いると確かに事態は改善される。し
かし、作業条件（特に非常に乾燥した土）によっては、
ある程度作業を続けると必ずドラムが特ｊ＝埃で一杯に
なってしまうことがわかった。

公知の草刈機においてもっとも露出している外側ドラム
の上部を接続装置を貫通させることをやめて、外側ドラ
ムを完全に封止してしまう方法がある。このように変形
された公知の草刈機においては、ハウジングの外端部は
、外側切断装置の上に載ったドラムの後方に延在するア
ーム状の接続装置を介してフレームに接続される。草刈
の条件によっては、この解決方法で不都合なことが起こ
る場合がある。例えば、刈草がアームに付着したままに
なる可能性がある場合にはドラムが詰る。

本発明の目的は、切断装置の上に載せられており、この
切断装置をフレームに接続する接続装置が内部に挿入さ
れている草刈機のドラムに刈草の切れ端や埃が詰る問題
を解決することである。

問題点を解決するための手段上記の目的を達成するために、本発明によれば、回転ド
ラムのカバーが互いに独立した複数の支柱により構成さ
れ、支柱同士は下部が下部接続部材により接続され、上
部が上部接続部材により接続されていることを特徴とす
る草刈機が提供される。

作用このような構成となっているため、草刈機の切断装置の
上に載せられ、上部にはこの切断装置とフレームを接続
する接続装置が挿入されているドラムには、刈草の切れ
端や埃がほとんど詰ることがない。刈草の切れ端や埃は
累積すると、非常に密で重く、しかも研磨力のある塊と
なる可能性がある。

例えば、従来の草刈機においてはできる限りドラムを気
密にして刈草の切れ端や埃がドラムの内部に侵入するの
を防ごうとしていた。これに対して本発明の草刈機では
、刈草の切れ端や埃がドラムの内部に侵入してもかまわ
ない。もちろん、この刈草の切れ端や埃は遠心力を利用
して再び外に放出する。従って、刈草の切れ端や埃は、
草刈機の大きくバランスを崩し、ドラムの内部に挿入さ
れている接続装置を摩耗させる作用がある密で重く、し
かも研磨力のある大きな塊を形成することはもはやない
。

従って、ドラムが載せされる切断装置の回転をガイドす
る軸受の寿命、およびドラムの内部に挿入されており、
切断装置をフレームに接続する接続装置の寿命は大きく
伸びる。

さらに、たとえ刈草の切れ端がドラムの内側に付着した
ままになっていることがあっても、このドラム内に簡単
に手を入れることができるので刈草の切れ端を取り出す
のは容易である。

切断装置をカゴ状のドラムにしてこのドラムのモーメン
トを小さくした草刈機が知られている。

しかし、この公知の草刈機のドラムには切断装置をフレ
ームに接続する接続装置が挿入されていない。さらに、
切断装置とドラムの駆動装置の少なくとも一部分がドラ
ムの内部に挿入されることもない。

本発明の別の特徴によれば、支柱間のスペースの幅は該
支柱の幅に少なくとも等しい。

従って、ドラムの内部に入り込んだ刈草の切れ端や埃は
容易に取り出すことができる。

本発明のさらに別の特徴によれば、支柱の前面は凸面で
構成され、この凸面の外接円の中心はドラムの外部に位
置する。

支柱の内側面は曲面であることが好ましい。

従って、ドラムの内部に侵入した刈草の切れ端や埃が支
柱の内側面に付着することはほとんどない。実際、ドラ
ムの回転速度が大きいので、内側面がこのような形状に
なっていると刈草の切れ端や埃はほぼ自動的に一掃され
る。

本発明の別の特徴によると、接続部材の少なくともひと
つは、切断装置とこの上に載るドラムの軸に対して回転
可能に装置されたボスで構成されている。このボスに対
してはこ゛の切断装置と、対応するドラムとが固定され
ている。

ボスで構成されているのは下部接続部材であることが望
ましい。このようになっていると、上部接続部材がほぼ
厳密にボスと同軸となるドラムを実現することができる
。つまり、接続装置がドラムの内部に挿入される際の上
部接続部材のくり抜き穴とボスのくり抜き穴は非常に精
密に機械加工することができる。同様に、接続装置の、
上部接続部材の近傍に延在している部分は、切断装置の
軸を接続装置に接続する軸受とほぼ同軸になるように機
械加工することができる。さらに、ドラム上部は非常に
堅固であり、作業中に発生する可能性のある衝撃を受け
てもほとんど変形しない。上記のように、くり抜き穴を
正確に機械加工でき、ドラムは上部が堅固であるため、
上部接続部材と接続装置の、上部接続部材の近傍に延材
している部分との間のスペースを狭くするとともに、上
部接続部材と接続装置の間に優れた偏向部を形成するこ
とができる。この結果、接続装置の周囲に存在している
刈草の切れ端が上部接続部材内に巻き込まれる危険性が
小さくなる。

本発明の別の特徴によれば、支柱の、ドラムの回転方向
に対する前縁部には取りはずし可能な保護部材が取りつ
けられている。

この保護部材は、支柱の前縁部を取り囲んでいることが
好ましい。

この特徴により、支柱のもっとも力を受けやすい部分で
ある前縁部を保護することができる。保護部材が取りは
ずし可能となっているため、保護部材が摩耗したり破損
したりした場合にドラムを分解することなくこの保護部
材を単に取り換えるだけで支柱の前縁部を常に望ましい
状態にしておくことができる。

本発明の別の特徴によれば、支柱の少なくとも一部には
取りはずし可能な刈草誘導部材が取りつけられている。

このため、ドラムの刈草誘導力が大きくなる。

刈草誘導部材が取りはずし可能となっていることから、
刈草誘導部材が摩耗したとか破損した場合には交換する
ことができるし、必要な場合にはこの刈草誘導部材を除
去することもできる。

本発明の別の特徴によれば、切断装置は、下部接続部材
に対して取りはずし可能に固定された少なくとも２つの
区画で構成されている。

この特徴があるため、草刈機のドラム、ボス、それにハ
ウジングを分解することなく、ドラムを載せられた切断
装置に、変更を施すことができる。

本発明の他の特徴は、特許請求の範囲の他の従属項なら
びに図面を参照して説明する以下の２つの実施例につい
ての記述の中に現れる。ただし、本発明はこの２つの実
施例に限定されることはない。

実施例第１図に示した草刈機１は切断棒２を備えている。この
切断棒２は、接続装置３によりフレーム４に接続されて
いる。

切断棒２は、所定数の切断装置６．７．７′８を備える
ハウジング５により構成されている。各切断装置６．７
．７′８は、ハウジング５の上面に延在している。各切
断装置６．７．７′　８は、ハウジング５の上面９に固
定されたころがり軸受１０．１１．１２内でガイドされ
て回転する。つまり、各切断装置６．７．７′　８は、
上方、好ましくはほぼ鉛直方向を向いた軸線１３を中心
として回転する。

各切断装置６．７．７′　８には所定数の切断具１４が
取り付けられている。両端の切断装置６．８の上には、
ドラム１５が配置されている。この２つの切断装置６．
８は、それぞれねじ１６により対応するドラム１５に固
定されている。従って各ドラム１５は対応する切断装置
６．８と一体となって回転する。このため、ドラム１５
には刈り取られて切断棒２の後方に置かれた刈草の幅を
狭くする機能がある。この機能を果たす目的で、ドラム
１５には刈草誘導部材１７．１７１が取り付けられてい
る。

当業者には公知のように、切断装置６．７．７′８は、
切断棒２のハウジング５内で設置された駆動部材（図示
せず）により回転駆動される。この駆動部材を回転駆動
するには、第１の切断装置６の軸１８を用いる。この目
的で、軸１８は、上方に延長して動力伝達装置１９内に
挿入されている。この動力伝達装置１９は、ケース２０
と、このケース２０から第１の切断装置６に向けて下方
に延在する本体２１とを備える。従って、軸１８は、第
１の切断装置６の上方に配置されたドラム１５の上部を
貫通する。

当業者には公知のように、ケース２０には動力伝達部材
が収納されている。この動力伝達部材は、たわみ継手２
２を介して第１の切断装置６の軸１８の上端に結合され
ている。動力伝達装置１９の内部に収納されている動力
伝達部材は、当業者には公知のように、作業中に本発明
の草刈機が接続されることになるトラクタ（図示せず）
の動力取り出し装置に結合したユニバーサルジヨイント
付軸２３により回転駆動される。

切断棒２のハウジング５の上方の所定の距離には、接続
装置３の一部分を構成する支持フレーム２４が延在して
いる。この支持フレーム２４は、梁部材２５と脚部材２
６とで構成されている。梁部材２５はハウジング５にほ
ぼ平行に延在しているのに対して、脚部材２６は外側切
断装置８の方向に向けて下方に延在している。つまり、
梁部材２５と脚部材２６は、切断装置６．７．７′　８
の回転軸線１３を含む平面内にほぼ収まる。

梁部材２５と脚部材２６は、円筒状関節接合手段２７を
用いて接続する。この関節接合手段２７の軸２８は、切
断装置６．７．７′　８の回転軸線１３を含む平面にほ
ぼ垂直である。

梁部材２５の脚部材２６から遠い方の端部は、固定装置
２９によりケース２０に固定されている。

従って、本体２１、ケース２０、梁部材２５、それに脚
部材２６で、切断棒２を草刈機１のフレーム４に接続す
る接続装置３を構成する。

切断棒２を接続装置３に接続するには、第１の切断装置
６の軸１８と外側切断装置８の軸３０を用いる。この目
的で、外側切断装置８の軸３０は上方に延長して脚部材
２６の内部に挿入されている。つまり、軸３０は一部分
が外側切断装置８の上方に配置されたドラム１５の内部
にあって、このドラム１５の上部を貫通している。脚部
材２６と軸３（１２）上部は、軸受３１を用いて接続す
る。この軸受３１には、脚部材２６内の外側切断装置８
の軸３（１２）上部の回転をガイドする機能と、軸３（
１２）上部を脚部材２６に対して軸方向に接続する機能
がある。第１の切断装置６の軸１８のほうは、軸受３２
により動力伝達装置１９の本体２１に接続される。この
軸受３２には、本体２１内の軸１８の回転をガイドする
機能と、この軸１８を本体２１に対して軸方向に接続す
る機能がある。

第１図にはフレーム４の一部分のみしか示していない。

フレーム４は、一端が接続装置３に接続されており、他
端にはこの草刈機が接続されるトラクタの連結装置（図
示せず）にフレーム４を接続する機構を備える。この機
構は図示していないが、当業者であれば、容易に理解で
きるものである。

第１図からはさらに、第１の切断装置６の上方に配置さ
れたドラム１５と外側切断装置８の上部に配置されたド
ラム１５は、それぞれドラム１５の上部を貫通し、この
ドラム１５の内部に挿入されている本体２１あるいは脚
部材２６がこのドラム１５に接続する位置に偏向部３３
を形成していることがわかる。

さらに、本発明のドラム１５は特殊な構造を有している
。すなわち、ドラム１５のカバー３４は、スペース３６
により互いに隔てられた複数の支柱３５で構成されてい
る。

第２図〜第５図に示した２つの実施例に基づいて、ドラ
ム１５のこのような構造を以下に説明する。

この２つの実施例のドラム１５は互いに非常に似通って
いる。このため、はぼ同一とみなすことのでる要素には
同一の参照番号を付す。さらに、第３図と第５図を見や
すくするため、および各装置を正確に記述するために、
この２枚の図面には、支柱に何も取り付けられていない
状態、刈草＝先導部材が取り付けられた状態を外側から
見た場合、刈草誘導部材が取り付けられた状態の断面図
がそれぞれ一枚の図面中に示されている。

先に述べたように、切断装置６．８の上部に配置されて
いるドラム１５は、スペース３６により互いに隔てられ
た複数の支柱３５で構成されている。図面に示した実施
例では支柱の数は３である。もちろん本発明の範囲内で
この数を３以外にすることができる。しかし、支柱３５
間を隔てるスペース３６の幅は、少なくとも支柱３５の
幅と等しいことが好ましい。

支柱３５は上部同士が上部接続部材３７により互いに接
続され、下部同士が下部接続部材３８により互いに接続
されている。図面に示した実施例では、下部接続部材３
８はボス３９で構成されている。このボス３９の少なく
とも一部はドラム１５の内部に延在している。ドラム１
５と各切断装置６．８は、このボス３９を介してそれぞ
れ対応する軸１８．３０に接続されている。この接続は
、軸１８．３０が切断装置６．８と、対応するドラム１
５とを回転駆動できるよう回転可能な接続となっている
。この目的で、ドラム１５のボス３９のくり取き穴４０
には複数の溝４１が設けである。この溝４１には、対応
する軸１８．３０に設けた溝４２が咬合する。

従って、下部接続部材３８すなわちボス３９、支柱３５
、それに上部接続部材３７を、例えば鋳造により単一の
部材とすることができる。この場合の利点は、ドラム１
５の上部を貫通している本体２１または、（第４図に点
線が一部分を示した）脚部材２６の近傍に位置している
上部接続部材３７の部分４３を、非常に精密に機械加工
できることである。従って、上部接続部材３７の部分４
３と本体２１または脚部材２６とのすき間を最小にする
ことが可能である。この結果、上部接続部材３７の部分
４３と本体２１または脚部材２６とで偏向部３３を形成
することができる。この目的で、本体２１と脚部材２６
には機械加工により形成したセットバック部４４を備え
る。このセットバック部４４には、上部接続部材３７０
部分４３が一部入り込む。この結果、刈った草の切れ端
が巻き込まれる危険性が小さくなる。。

上部接続部材３８の内側面４５には、対応する切断装置
６．８が固定されている。各切断装置６．８は２つの区
画４６と４７からなる。各区画４６．４７は、ねじ１６
により下部接続部材３８の内側面４５に固定されている
。ねじ１６は、下部接続部材３８に設けられたねじ穴４
８にねじ締めされる。このような構成となっているため
、区画４６．４７が摩耗したとか破損した際に切断棒２
またはドラム１５を分解することな（この区画４６．４
７を容易に交換することができる。

支柱３５の形状、さらに詳細にはこの支柱３５の横断面
が第３図と第５図にはっきりと示されている。

すなわち、各支柱３５の内側面４９は凸面になっている
。この凸面の外接円５１の中心５０はドラム１５の外部
に位置する。この内側面４９は曲面であることが好まし
い。このような構成になっているため、支柱３５間のス
ペース３６からドラム１５の内部に侵入した草の切れ端
や埃が支柱３５の内側面４９に付着することはほとんど
ない。

先に述べたように、支柱３５には刈草誘導部材１７．１
７１が取りつけられている。この刈草誘導部材１７の第
１の実施例が第２図と第３図に示されている。

この２枚の図面かられかるように、刈草誘導部材１７は
、ねじ５２を用いて対応する支柱３５に固定されている
。このため、刈草誘導部材１７は、摩耗または破損した
場合に交換したり、あるいは、作業上の必要により除去
したりすることができる。

横断面図からは、刈草誘導部材１７がＷの形状であるこ
とがわかる。このＷは、２つの突起部５３．５４が引込
み部５５を介して互いに接続された構造である。Ｗの開
いた側は、支柱３５の外側面６９に設けられた溝５６内
に収容されている。溝５６は、この支柱３５の縦軸線５
７にほぼ平行に延在している。刈草誘導部材１７の２つ
の突起部５３．５４を接続する引込みＢ５５には、刈草
誘導部材１７を支柱３５に接続するねじ５２０頭部が収
まる。この目的で、支柱３５には表面が引込み部５５に
なっているへこみ５８が備えられている。へこみ５８に
はねじ穴５９が設けであるため、ねじ５２をねじ込むこ
とができる。引込み部５５があるために、突起部５３．
５４によりねじ５２の頭部を摩耗および／または衝撃か
ら効果的に保護することができる。

さらに、刈草誘導部材１７の突起部５３．５４の自由端
が支柱３５の溝５６内に収まっているため、この突起部
５３．５４の自由端が障害物に引っかかったままになる
ことはない。もしも突起部５３．５４の自由端が引っか
かったままになると、この突起部５３．５４が変形する
恐れがある。

刈られた草を送る機能が正しく実行されるよう、刈草誘
導部材１７の前面部の突起部５３の正面６０は第１の切
断装置６と、対応するドラム１５０回転方向６１に対し
て後方を向いている。

さらに、ドラム１５の寿命が適当な長さとなるよう、支
柱３５の前縁部６２は中央部６３よりも厚くなっている
。このため、前縁部６２は、作業中に受ける可能性のあ
る衝撃に対して強い。

第３図からはさらに、各支柱３５と刈草誘導部材１７が
ドラム１５の軸線１３と支柱３５の縦軸線５７を含む平
面に対してほぼ対称であることがわかる。この結果、ド
ラム１５は、矢印６１の方向に回転する第１の切断装置
６の上にでも、逆方向６４に回転する外側切断装置８の
上にでも回転方向に無関係に配置することができる。こ
のような構成において、ドラム１５が外側切断装置８の
上に配置されている場合には、突起部５４の表面６５は
やはりドラム１５の回転方向６４に対して後方に向いて
いる。支柱３５の前縁部６６は、前縁部６２と同様に中
央部６３よりも厚い。

従って、前縁部６６はやはり衝撃に対する抵抗力がある
。

刈草誘導部材の第２の実施例が第４図と第５図に示され
ている。

この実施例ではドラム１５は第１の実施例と同じである
。異なるのは、刈草誘導部材１７１だけであるが、この
刈草誘導部材１７１　も刈草誘導部材１７と同じ部分を
備えている。すなわち、刈草誘導部材１７１　も、やは
り、ねじ５２により対応する支柱３５に固定されている
。ねじ５２は、支柱３５のへこみ５８内に設けられたね
じ穴５９にねじ締めされる。さらに、刈草誘導部材１７
１は、ねじ５２の頭部が収容される引込み部５５を備え
る。ねじ５２の頭部は、やはり、摩耗や衝撃から効果的
に保護される。最後に、刈草誘導部材１７１は、やはり
、上にドラム１５が配置されている切断装置６の回転方
向６１に対して前面６０が後方を向いた前部突起部５３
を備える。

第５図からは、支柱３５の前縁部６２に保護部材６７が
取りつけられていることがわかる。この保護部材６７の
役目は、支柱３５の前縁部６２が摩耗するのを防ぐこと
がある。従って、保護部材６７は前縁部６２を取り囲み
、さらには支柱３５の内側面４９の一部も覆っている。

この目的で、保護部材６７は外側フランジ６８と内側フ
ランジ７０を備えている。外側フランジ６８は、支柱３
５の、外側面６９の前縁部６２の近傍に位置する部分の
少なくとも一部分を覆う。これに対して内側フランジ７
０は、支柱３５の、内側面４９の前縁部６２の近傍に位
置する部分の少なくとも一部分をこの内側面４９とほぼ
接するように覆う。

図示した実施例においては、保護部材６７と刈草誘導部
材１７１とが単一の部材を形成している。このため、保
護部材６７もやはりねじ５２により支柱３５に固定され
て、摩耗した際に交換できるようになっている。本発明
においては、刈草誘導部材１７１と保護部材６７はそれ
ぞれ別の部材にして同一の支柱３５に固定することが可
能である。あるいは、支柱３５に保護部材６７のみを取
りつけることも可能である。しかし、いずれにせよ、保
護部材６７は支柱３５に取りはずし可能に取りつける。

第４図と第５図には、矢印６１の方向に回転する第１の
切断装置を図示した。これとは反対方向６４に回転する
外側切断装置８の場合、刈草誘導部材１７１と保護部材
６７は第１の切断装置６におけるのとは異なる。実際、
刈草誘導部材１７１は支柱３５の前縁部６６の側に延在
する前面を備えており、保護部材６７がこの前縁部６６
を覆っている。

第２図と第４図からはさらに、刈草誘導部材１７．１７
１　と保護部材６７がドラム１５の高さのほぼ全体にわ
たって延在していることがわかる。

上記の実施例では各支柱３５に刈草誘導部材１７．１７
１がひとつ取りつけであるが、本発明の範囲内で支柱３
５の一部のみに刈草誘導部材１７．１７１が取りつける
ように変更することもできる。

本発明の範囲から出ることな（、上記の実施例に対して
様々な変更を施すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の草刈機を作業方向後方から見た部分
断面図であり、第２図は、第１図の草刈機の第１の切断装置とその上に
配置されたドラムの正面図であり、第３図は、第２図の
切断装置とドラムを一部分切断線■−■に沿って切断し
て上方から見た図であり、第４図は、第１図の草刈機の第１の切断装置のドラムの
別の実施例の正面断面図であり、第５図は、第４図の切
断装置とドラムを一部分切断線■−■に沿って切断して
上方から見た図である。（主な参照番号）１・・・草刈機　　　　２・・・切断棒３・・・接続装
置　　　４・・・フレーム５・・・ハウジング　　　・６．７．７′、８・・・切断装置１５・・・ドラム　　１７．１７１　　・・刈草誘導部
材１９・・・動力伝達装置　２２・・・たわみ継手３３
・・・偏向部　　　　３５・・・支柱　　。３６・・・スペース　　　３７・・・上部接続部材３８
・・・下部接続部材　３９・・・ボス４０・・・くり抜
き穴　　４１．４２・・・溝５３．５４・・・突起部　
　６２．６６・・・前縁部６７・・・保護部材　　　６
８・・・外側７ランジ７０・・・内側フランジ特許出願人　　クーン　ニス、アー。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カバー（３４）を備える回転ドラム（１５）が載
せられており、切断具（１４）を備え、接続装置（３）
の少なくとも一部（２１、２６）が回転ドラム（１５）
の内部に挿入されている回転切断装置（６、８）を上記
接続装置（３）を用いて支持するフレーム（４）と、軸
（１８、３０）と該軸（１８、３０）に回転可能に接続
され、切断装置（６、８）と回転ドラム（１５）が載せ
られて固定されているボス（３９）とを備える、切断装
置（６、８）と回転ドラム（１５）の駆動装置とを備え
、軸（１８、３０）とボス（３９）は少なくとも一部が
回転ドラム（１５）内に延在し、回転ドラム（１５）内
に挿入されている接続装置（３）の上記少なくとも一部
（２１、２６）は切断装置（６、８）の軸（１８、３０
）に接続されている草苅機（１）において、上記回転ド
ラム（１５）のカバー（３４）は互いに独立した複数の
支柱（３５）により構成され、支柱（３５）同士は下部
が下部接続部材（３８）により接続され、上部が上部接
続部材（３７）により接続されていることを特徴とする
草刈機（１）。
（２）上記支柱（３５）間のスペース（３６）の幅は、
少なくとも支柱（３５）の幅に等しいことを特徴とする
特許請求の範囲第１項に記載の草刈機。
（３）上記支柱（３５）の内側面（４９）は凸面であり
、該凸面の外接円（５１）の中心（５０）は上記回転ド
ラム（１５）の外部に存在することを特徴とする特許請
求の範囲第１項または第２項に記載の草刈機。
（４）上記支柱（３５）の内側面（４９）は局面である
ことを特徴とする特許請求の範囲第３項に記載の草刈機
。
（５）上部接続部材（３７）と下部接続部材（３８）の
少なくとも一方はボス（３９）で構成されていることを
特徴とする特許請求の範囲第１〜４項のいずれか１項に
記載の草刈機。
（６）下部接続部材（３８）がボス（３９）で構成され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の
草刈機。
（７）上部接続部材（３７）は、回転ドラム（１５）の
内部に挿入されている接続装置（３）の上記一部（２１
、２６）とで偏向部（３３）を形成することを特徴とす
る特許請求の範囲第１〜６項のいずれか１項に記載の草
刈機。
（８）上記回転ドラム（１５）の回転方向（６１、６４
）に対する上記支柱（３５）の前縁部（６２、６６）に
は取りはずし可能な保護部材（６７）が取りつけられて
いることを特徴とする特許請求の範囲第１〜７項のいず
れか１項に記載の草刈機。
（９）上記保護部材（６７）は、支柱（３５）の前縁部
（６２、６６）を取り囲んでいることを特徴とする特許
請求の範囲第８項に記載の草刈機。
（１０）上記保護部材（６７）は、支柱（３５）の外側
面（６９）の、前縁部（６２または６６）の近傍に位置
する部分の少なくとも一部を覆う外側フランジ（６８）
と、支柱（３５）の内側面（４９）の、前縁部（６２ま
たは６６）の近傍に位置する部分の少なくとも一部を覆
う内側フランジ（７０）とを備えることを特徴とする特
許請求の範囲第９項に記載の草刈機。
（１１）上記保護部材（６７）の内側フランジ（７０）
は、該内側フランジ（７０）が覆う支柱（３５）の内側
面（４９）の一部分と形状がほぼ一致していることを特
徴とする特許請求の範囲第１０項に記載の草刈機。
（１２）上記支柱（３５）の少なくとも一部に取りはず
し可能な刈草誘導部材（１７、１７１）が取りつけられ
ていることを特徴とする特許請求の範囲の第１項〜第１
１項のいずれか１項に記載の草刈機。
（１３）刈草誘導部材（１７１）と保護部材（６７）と
が単一の部材に構成されていることを特徴とする特許請
求範囲の第８項および第８〜１１項のいずれか１項に記
載の草刈機。
（１４）刈草誘導部材（１７）を備える支柱（３５）の
外側面（６９）は、支柱（３５）の縦軸線（５７）に平
行に延在する溝（５６）を備え、該溝（５６）には刈草
誘導部材（１７）の一部が収容されることを特徴とする
特許請求範囲の第１３項に記載の草刈機。
（１５）上記刈草誘導部材（１７、１７１）の前面（５
３または５４）は、回転ドラム（１５）の回転方向（６
１または６４）に対して斜め後方を向いていることを特
徴とする特許請求の範囲第１２〜１４項のいずれか１項
に記載の草刈機。
（１６）刈草誘導部材（１７、１７１）および／または
保護部材（６７）を支柱（３５）に固定する固定部材（
５２）は、刈草誘導部材（１７、１７１）および／また
は保護部材（６７）の引込み部（５５）内にあって、刈
草誘導部材（１７、１７１）および／または保護部材（
６７）の前面（５３または５４）により保護されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第８〜１５項のいずれ
か１項に記載の草刈機。
（１７）上記支柱（３５）の前縁部（６２または６６）
は、該支柱（３５）の中央部（６３）よりも厚いことを
特徴とする特許請求の範囲第１〜１６項のいずれか１項
に記載の草刈機。
（１８）上記支柱（３５）は、回転ドラム（１５）の軸
線（１３）と支柱（３５）の縦軸線（５７）に対してほ
ぼ対称であることを特徴とする特許請求の範囲第１〜１
７項のいずれか１項に記載の草刈機。
（１９）上記刈草誘導部材（１７）は、回転ドラム（１
５）の軸線（１３）と支柱（３５）の縦軸線（５７）に
対してほぼ対称であることを特徴とする特許請求の範囲
第１２項または第１４〜１８項のいずれか１項に記載の
草刈機。
（２０）上記切断装置（６、８）は、回転ドラム（１５
）の下部接続部材（３８）に対して取りはずし可能に固
定された少なくとも２つの区画（４６、４７）で構成さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第１〜１９項
のいずれか１項に記載の草刈機。