JPS6226193Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6226193Y2 JPS6226193Y2 JP1981132200U JP13220081U JPS6226193Y2 JP S6226193 Y2 JPS6226193 Y2 JP S6226193Y2 JP 1981132200 U JP1981132200 U JP 1981132200U JP 13220081 U JP13220081 U JP 13220081U JP S6226193 Y2 JPS6226193 Y2 JP S6226193Y2
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- JP
- Japan
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- basis weight
- layer
- urethane
- reinforcing material
- foam
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- Expired
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- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 20
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車輌シートのウレタン発泡成形用補強
材基布に関する。
材基布に関する。
車輌シート等に用いられるウレタン発泡成形物
は、現在成形物の形状と同じ形状の内面を有する
ように製作された発泡釜の内面に寒冷紗とスラブ
ウレタンを設置しておき、この中にウレタン液を
注入し、加熱加圧発泡させて成形されている。こ
のようにして得られる成形物の底部の最外側には
スラブウレタンが、その内側には寒冷紗が位置し
ているが、この寒冷紗は補強材として用いられて
いるものである。しかし、寒冷紗は目が粗いため
ウレタンの発泡段階でウレタン液が寒冷紗の目を
抜けてその外側に出て、発泡釜に設けられている
空気抜き孔を詰めてしまう。空気抜きは均一な発
泡体を得るために必要なものであるから、この詰
まりを防止することが是非必要であり、外側のス
ラブウレタンはそのために用いられる。つまり、
スラブウレタン層は寒冷紗からしみ出たウレタン
液のフイルターの役目をするものである。補強材
の使用目的は、発泡成形物のクツシヨンに張りを
持たせるためにその底部部分に面剛性を与えるこ
とと、底部に取りつけられるコイルバネに対し損
傷しないように保護を与えるためである。
は、現在成形物の形状と同じ形状の内面を有する
ように製作された発泡釜の内面に寒冷紗とスラブ
ウレタンを設置しておき、この中にウレタン液を
注入し、加熱加圧発泡させて成形されている。こ
のようにして得られる成形物の底部の最外側には
スラブウレタンが、その内側には寒冷紗が位置し
ているが、この寒冷紗は補強材として用いられて
いるものである。しかし、寒冷紗は目が粗いため
ウレタンの発泡段階でウレタン液が寒冷紗の目を
抜けてその外側に出て、発泡釜に設けられている
空気抜き孔を詰めてしまう。空気抜きは均一な発
泡体を得るために必要なものであるから、この詰
まりを防止することが是非必要であり、外側のス
ラブウレタンはそのために用いられる。つまり、
スラブウレタン層は寒冷紗からしみ出たウレタン
液のフイルターの役目をするものである。補強材
の使用目的は、発泡成形物のクツシヨンに張りを
持たせるためにその底部部分に面剛性を与えるこ
とと、底部に取りつけられるコイルバネに対し損
傷しないように保護を与えるためである。
現在補強材基布として用いられているこの寒冷
紗とスラブウレタンとの組み合わせは、第一に、
二つのものを準備して発泡釜中に設置するという
作業の煩雑さがあり、又、寒冷紗はウレタン発泡
体と単に貼り合わされているだけで、補強材とウ
レタン発泡体との一体化が完全でないため得られ
る底部部分の面剛性も十分でない。蓋し、十分な
面剛性は補強材の中にウレタン発泡体が充填され
両者が完全に一体化して初めて発揮されるものだ
からである。更に最近では車輌シートとして表面
が曲面をなす、又は表面に凹凸部を有する成形物
等が要望されているが、寒冷紗は伸びの少ない織
布であるため、この要望に答えるには不適当であ
る。
紗とスラブウレタンとの組み合わせは、第一に、
二つのものを準備して発泡釜中に設置するという
作業の煩雑さがあり、又、寒冷紗はウレタン発泡
体と単に貼り合わされているだけで、補強材とウ
レタン発泡体との一体化が完全でないため得られ
る底部部分の面剛性も十分でない。蓋し、十分な
面剛性は補強材の中にウレタン発泡体が充填され
両者が完全に一体化して初めて発揮されるものだ
からである。更に最近では車輌シートとして表面
が曲面をなす、又は表面に凹凸部を有する成形物
等が要望されているが、寒冷紗は伸びの少ない織
布であるため、この要望に答えるには不適当であ
る。
本考案の目的は、作業性が良く発泡成形物の底
部に十分な面剛性を与え得る補強材基布を提供す
ることである。
部に十分な面剛性を与え得る補強材基布を提供す
ることである。
この目的を達しうる本考案は、目付10〜30ｇ／
m2の薄く緻密な層と目付40〜100ｇ／m2の粗で嵩
高な層とを一体化した不織布からなることを特徴
とする車輌シートのウレタン発泡成形用補強材基
布に関するものである。
m2の薄く緻密な層と目付40〜100ｇ／m2の粗で嵩
高な層とを一体化した不織布からなることを特徴
とする車輌シートのウレタン発泡成形用補強材基
布に関するものである。
次に図面の実施例を示して本考案を説明する。
図面は、本考案の補強材基布の１例を示す模式
的断面図である。１は低目付（10〜30ｇ／m2）の
薄く緻密な層、２は高目付（40〜100ｇ／m2）の
粗で嵩高な層を示し、３，４は夫々の熱圧着凹部
を示し、５は接合部を示す。
的断面図である。１は低目付（10〜30ｇ／m2）の
薄く緻密な層、２は高目付（40〜100ｇ／m2）の
粗で嵩高な層を示し、３，４は夫々の熱圧着凹部
を示し、５は接合部を示す。
二つの不織布の積層は軽度のニードルパンチ又
は接着等で行なえばよく、取り扱い作業で剥離し
ない程度でよい。
は接着等で行なえばよく、取り扱い作業で剥離し
ない程度でよい。
目付40〜100ｇ／m2の粗で嵩高な層はウレタン
液が発泡する段階でよく充填され、ウレタン発泡
体と一体化して高度な面剛性を発泡成形体底部に
与えるのに寄与し、目付10〜30ｇ／m2の薄く緻密
な層は、発泡成形時の空気抜き孔の詰まりを防止
するフイルターの役割を果す。
液が発泡する段階でよく充填され、ウレタン発泡
体と一体化して高度な面剛性を発泡成形体底部に
与えるのに寄与し、目付10〜30ｇ／m2の薄く緻密
な層は、発泡成形時の空気抜き孔の詰まりを防止
するフイルターの役割を果す。
本考案に用いる不織布としては、スパンボンド
方式で作られる不織布、即ち熱可塑性長繊維から
なる均一ウエブを部分的に熱圧着して強度を与え
た不織布を用いることが好ましい。
方式で作られる不織布、即ち熱可塑性長繊維から
なる均一ウエブを部分的に熱圧着して強度を与え
た不織布を用いることが好ましい。
低目付（10〜30ｇ／m2）の層は、熱圧着凹部の
数が大で圧着が完全に近く行なわれたものが望ま
しく、融着面積率で10〜50％のものが良い。そし
て高目付（40〜100ｇ／m2）の層は、熱圧着凹部
の数が小で圧着がゆるく行なわれたものが望まし
く、融着面積率で２〜５％のものが良い。即ち、
低目付の層は繊維の分散が密で緻密なもの、高目
付不織布は繊維の分散が粗で嵩高いものが望まし
い。又繊維の太さは特に規定されず、単糸デニー
ル0.5〜2.0dの範囲から選べば良い。低目付の層
の方により細デニールのものを用いる方が好まし
い。
数が大で圧着が完全に近く行なわれたものが望ま
しく、融着面積率で10〜50％のものが良い。そし
て高目付（40〜100ｇ／m2）の層は、熱圧着凹部
の数が小で圧着がゆるく行なわれたものが望まし
く、融着面積率で２〜５％のものが良い。即ち、
低目付の層は繊維の分散が密で緻密なもの、高目
付不織布は繊維の分散が粗で嵩高いものが望まし
い。又繊維の太さは特に規定されず、単糸デニー
ル0.5〜2.0dの範囲から選べば良い。低目付の層
の方により細デニールのものを用いる方が好まし
い。
なお、熱圧着部は、できるだけ互に離れている
ように均一なパターンをなすように設けるのが、
一定の融着面積率で物性と成形加工性の良い不織
布が得られるので望ましい。
ように均一なパターンをなすように設けるのが、
一定の融着面積率で物性と成形加工性の良い不織
布が得られるので望ましい。
本考案の補強用基布は、ウレタン発泡成形時に
発泡釜の空気抜き孔を詰まらせることなく、ウレ
タン発泡成形物に高度な面剛性を与え、発泡成形
体の下に取り付けるコイルバネにも十分に耐え得
る発泡成形体を生成せしめると共に、更に変形が
自在なため、表面が曲面の、又は表面に凹凸部を
有する発泡成形体の製作にも問題がない等、従来
の補強材基布に比べて格段にすぐれたものであ
る。
発泡釜の空気抜き孔を詰まらせることなく、ウレ
タン発泡成形物に高度な面剛性を与え、発泡成形
体の下に取り付けるコイルバネにも十分に耐え得
る発泡成形体を生成せしめると共に、更に変形が
自在なため、表面が曲面の、又は表面に凹凸部を
有する発泡成形体の製作にも問題がない等、従来
の補強材基布に比べて格段にすぐれたものであ
る。
図面は、本考案の補強材基布の１例を示す模式
的断面図である。 １……低目付層、２……高目付層、３，４……
熱圧着凹部、５……上下層の接合部。
的断面図である。 １……低目付層、２……高目付層、３，４……
熱圧着凹部、５……上下層の接合部。
Claims (1)
- 目付10〜30ｇ／m2の薄く緻密な層と目付40〜
100ｇ／m2の粗で嵩高な層とを一体化した不織布
からなることを特徴とする車輌シートのウレタン
発泡成形用補強材基布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13220081U JPS5838433U (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 車輌シ−トのウレタン発泡成形用補強材基布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13220081U JPS5838433U (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 車輌シ−トのウレタン発泡成形用補強材基布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5838433U JPS5838433U (ja) | 1983-03-12 |
| JPS6226193Y2 true JPS6226193Y2 (ja) | 1987-07-04 |
Family
ID=29925737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13220081U Granted JPS5838433U (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 車輌シ−トのウレタン発泡成形用補強材基布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5838433U (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000313081A (ja) * | 1999-04-30 | 2000-11-14 | Nippon Petrochem Co Ltd | ウレタン発泡成形用補強材 |
| WO2013176176A1 (ja) | 2012-05-22 | 2013-11-28 | 三井化学株式会社 | 発泡成形用不織布積層体、該不織布積層体を用いたウレタン発泡成形体複合物、ならびに発泡成形用不織布積層体の製造方法 |
| WO2015034069A1 (ja) | 2013-09-06 | 2015-03-12 | 三井化学株式会社 | 発泡成形用不織布積層体、発泡成形用不織布積層体の製造方法、不織布積層体を用いたウレタン発泡成形体複合物、車両用シート、及び椅子 |
| JP2015512358A (ja) * | 2012-03-19 | 2015-04-27 | ジー−フォーム, エルエルシーG−Form, LLC | 内部補強材を有する衝撃吸収用保護構造体とその材料 |
| US10029444B2 (en) | 2010-07-13 | 2018-07-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Multilayer nonwoven fabric for foam molding |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11198332A (ja) * | 1998-01-07 | 1999-07-27 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フェノール樹脂発泡体積層板、その製造方法及びその施工方法 |
| JP5936848B2 (ja) * | 2011-11-18 | 2016-06-22 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シート及びその製造方法 |
| JP6215250B2 (ja) * | 2015-04-03 | 2017-10-18 | 旭化成建材株式会社 | 熱硬化型樹脂発泡板 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52117370A (en) * | 1976-03-29 | 1977-10-01 | Mitsuboshi Kk | Process for manufacture of hard polyurethane foam |
-
1981
- 1981-09-04 JP JP13220081U patent/JPS5838433U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52117370A (en) * | 1976-03-29 | 1977-10-01 | Mitsuboshi Kk | Process for manufacture of hard polyurethane foam |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000313081A (ja) * | 1999-04-30 | 2000-11-14 | Nippon Petrochem Co Ltd | ウレタン発泡成形用補強材 |
| US10029444B2 (en) | 2010-07-13 | 2018-07-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Multilayer nonwoven fabric for foam molding |
| JP2015512358A (ja) * | 2012-03-19 | 2015-04-27 | ジー−フォーム, エルエルシーG−Form, LLC | 内部補強材を有する衝撃吸収用保護構造体とその材料 |
| WO2013176176A1 (ja) | 2012-05-22 | 2013-11-28 | 三井化学株式会社 | 発泡成形用不織布積層体、該不織布積層体を用いたウレタン発泡成形体複合物、ならびに発泡成形用不織布積層体の製造方法 |
| WO2015034069A1 (ja) | 2013-09-06 | 2015-03-12 | 三井化学株式会社 | 発泡成形用不織布積層体、発泡成形用不織布積層体の製造方法、不織布積層体を用いたウレタン発泡成形体複合物、車両用シート、及び椅子 |
| US9694558B2 (en) | 2013-09-06 | 2017-07-04 | Mitsui Chemicals, Inc. | Multilayer nonwoven fabric for foam molding, method of producing multilayer nonwoven fabric for foam molding, urethane-foam molded complex using multilayer nonwoven fabric, vehicle seat, and chair |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5838433U (ja) | 1983-03-12 |
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