JPS62261694A - グランドレスポンプ装置 - Google Patents

グランドレスポンプ装置

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JPS62261694A
JPS62261694A JP8670886A JP8670886A JPS62261694A JP S62261694 A JPS62261694 A JP S62261694A JP 8670886 A JP8670886 A JP 8670886A JP 8670886 A JP8670886 A JP 8670886A JP S62261694 A JPS62261694 A JP S62261694A
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pump
suction tank
liquid level
motor
flow rate
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Mitsuhiro Tamayama
玉山 光弘
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Teikoku Electric Mfg Co Ltd
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】 (産業上の利用分野) 本発明は、グランドレスポンプ装置に係り、吸込タンク
からグランドレスポンプのポンプ部に吸込んだポンプ取
扱液の一部を、循環液として前記グランドレスポンプの
モータ部を通過させた後、このモータ後端部から循環パ
イプを経て前記吸込タンクへと戻して循環させるリバー
スサーキュレーション方式によるグランドレスポンプ装
置の改良に関する。 (従来の技術) 一般に、キャンド型やウェツト型のモータを採用したモ
ータポンプであるグランドレスポンプにおいては、ポン
プ取扱液の一部を循環液として前記モータ部を通過させ
て循環させることにより、このモータ部の冷却と軸受の
rRWIとが行なわれている。 ところで、前記ポンプ取扱液が液化ガス等比較的蒸気圧
の高い液である場合、ポンプ吐出側のポンプ取扱液の一
部が循環液として循環パイプを経てモータ部へ流入され
た後、このモータ後端部からポンプ部へと戻って循環さ
れる構成のグランドレスポンプにおいては、前記モータ
部を通過する際にこのモータ部の熱を受けて一部気化し
た循環液がポンプ部へ戻されて再循環されるので、循環
液中のガス通が漸次増加してポンプ部にキャビテーショ
ンを生じ、およびモータ部の冷却と軸受のrR滑が不十
分となってポンプ運転不能に至る問題がある。 そのため、ポンプ取扱液が比較的蒸気圧の高い液である
場合は、第7図および第8図に示すように、吸込タンク
1からグランドレスポンプ2のポンプ′r83に吸込ま
れて付勢されたポンプ取扱液4の一部が循環液としてグ
ランドレスポンプ2のモータ部5に流入された後、モー
タ後端部6から循環パイプ7を経て前記吸込タンク1の
上部の気相部8へと戻って循環される構成のリバースサ
ーキュレーション方式とよばれるグランドレスポンプ装
置が採用されている。 この構成によれば、前記モータ部5を通過する際に一部
気化した循環液は吸込タンク1の上部の気相部8に流入
された際にガスと液とに気液分離されるため、ガスは再
循環されず、従って前記循環液流のがグランドレスポン
プ2の運転に必要な最少流量以上である限り前記循環液
がグランドレスポンプ2内で一部気化することに起因し
てポンプ運転が不能となることはない。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、前記リバースサーキュレーション方式によるグ
ランドレスポンプ装置においては、吸込タンク1の液面
レベルの高低差が大きな場合、この液面レベルの変化に
伴って前記循環液の流量が大きく変化して過大または過
少となり、あるいは循環液が全く流れな(なる問題があ
る。 これを特性図に基づき説明すると、第7図に示すように
吸込タンク1の液面がモータ後端部6との揚程差がhl
である最高液面レベルHにある時、循環液についてのモ
ータ後端部6における揚程曲線を第9図の01とし、循
環パイプ7の抵抗曲線を、モータ後端部6との揚程差が
hOである循環パイプ7の吸込タンク1への接続部9と
吸込タンク1の最高液面レベルHとの差である循環パイ
プ7についての実揚程(h6−hl)をヰ準レベルとし
て描いた第9図のrlとすると、循環パイプ7を流れる
循環液の流量は前記揚程曲I!JC1と抵抗面!!!r
1とが交わる点の流ff1q1となる。 次に、第8図に示すように吸込タンク1の液面がモータ
後端部6との揚程差がhlである最低液面レベルしにな
ると、グランドレスポンプ2への押し込み波頭が低下す
るため、揚程曲線は第9図のC1から02へと低下し、
かつ@環バイブ7についての実揚程が(ha −hz 
>に増えて抵抗曲線は第9図のrlから実揚程の増加分
(hl−hl)だけ縦軸方向に平行移動したrlどなっ
て、循環液の流量は前記揚程曲線C2と抵抗曲線r2と
が交わる点の流量qzと大幅に低下する。 従って、吸込タンク1の液面が最低液面レベルLにある
時の前記循環液の流ff1qzがモータ部5の冷却と軸
受の潤滑に必要な、すなわちグランドレスポンプ2の運
転に必要な最少流量に等しければ、吸込タンク1の液面
レベルが高くなるに連れて必要以上の循環液が流れて最
高液面レベルHでは相当過大な流jとなるので、ポンプ
送液に対する平均のポンプ総合効率が低下して運転コス
トが高くつき、逆に吸込タンク1の液面が最高液面レベ
ルHに近い時にしかグランドレスポンプ2の運転に必要
な最少8!量が得られない場合は、液面レベルが低下す
るに連れて循環液の流通が減少して最低液面レベルしで
は相当過少な流量となるので、モータ部5の冷却が不十
分となり、モータ部5が異常温度上昇して焼損され、お
よびこのモータ部5の異常温度上昇と循環液の流量不足
が相まってモータ部5における循環液の単位体積当りの
受熱1が激増されて循環液が大&に気化されることによ
り、軸受の温潤不良を招いて異常摩耗や焼付けを生じ、
ポンプ運転不能となる。 この場合、グランドレスポンプ2に補助インペラを設け
て循環液についてのモータ後端部6における揚程を高め
る手段が考えられるが、その分グランドレスポンプ2が
複雑となって割高につき、循環パイプ7についての実揚
程が高くなる分、循環液の循環に要する動力が増えるこ
とは勿論、前記補助インペラの損失分も加わるのでポン
プ送液に対する平均のポンプ総合効率が低下して運転コ
ストが高くつく。 また、前記[1fl液の流量が常にグランドレスポンプ
2の運転に必要な最少流量以上であっても、前記流量が
大きく変化するため、それに連れて軸推力も大きく変化
されて軸受寿命が極めて短くなる問題がある。 すなわち、前記循環液がモータ部5のステータと、ロー
タとの狭いIIJffi隙を通過する際の圧力損失によ
って前記ロータの前後に相当の圧力差が生じ、この圧力
差によって前記ロータをモータ後端部6側へ押す軸推力
が生じるので、このロータに作用する軸推力とポンプ部
3のインペラによる軸推力とをほぼ平衡させて前記循環
液の流量がグランドレスポンプ2の運転に必要な最少流
量となる時に前記両輪推力の不平衡分を受ける軸受のP
V値が所定値以下となるように前記インペラのバランス
ホイールなどにて軸推力調整がなされるものであるが、
前記ローラに作用される軸推力は前記循環液の流量増加
につれて増大されるため、この循環液の流通変化が大き
いと@推力の平衡が太きくくずれ、軸受のPV値が大幅
に増加して軸受寿命が短くなる。 本発明は上記問題点に鑑み成されたもので、前記従来の
リバースサーキュレーシミン方式によるグランドレスポ
ンプ装置の簡単な改良により、吸込タンクの液面レベル
の変化による循環液の流量変化が少なく、従って軸推力
の変化も少なく軸受のPV値の増加が少なくなって軸受
寿命が長くなると共にポンプ送液に対する平均のポンプ
総合効率が向上されて運転コストが安くつき、また吸込
タンクが径大で最高液面レベルと最低液面レベルとの差
が大きくても、補助ポンプを備えたグランドレスポンプ
を採用しなくともグラン・ドレスポンプの運転に必要な
循環液の最少流量が十分得られてグランドレスポンプが
廉価につき、さらにポンプ運転中およびポンプ停止の際
にグランドレスポンプ内で発生されるポンプ取扱液のガ
スも自動的にガス扱きされるグランドレスポンプ装置を
提供することを目的とするものである。 (発明の構成) (問題点を解決するための手段) 本発明のグランドレスポンプ装置は、吸込タンク11か
らグランドレスポンプ12のポンプ部13に吸込んだポ
ンプ取扱液の一部を、循環液として前記グランドレスポ
ンプ12のモータ部14を通過させた後、このモータ後
端部19から循環パイプを経て前記吸込タンク11へと
戻して循環させるリバースサーキュレーシミン方式によ
るグランドレスポンプ装置におシ1て、前記循環パイプ
を、前記モータ後端部19から少なくとも前記吸込タン
ク11の最高液面レベルと同じレベルに至るまでは31
続昇り勾配に形成して前記モータ後端部19から前記最
高液面レベルにある時にも気相部20となる前記吸込タ
ンク11の上部とを接続する第1の循環パイプ21と、
前記モータ後端部19と前記吸込タンク11の1ζ部と
を接続する第2の循環パイプ22とから構成し、前記循
環液が前記モータ後端部19から前記吸込タンク11へ
至る間の流路抵抗を、前記吸込タンクの11の液面が前
記最低液面レベルにある時に前記循環液の流山が前記グ
ランドレスポンプ12の運転に必要な最少流山以上でか
つこれに近い流量となるように設定してなるものである
。 (作用) 本発明のグランドレスポンプ装置は、吸込タンク11か
らグランドレスポンプ12のポンプ部13に吸込まれた
ポンプ取扱液の一部は、循環液としてグランドレスポン
プ12のモータ部14へ流入されてこのモータ部14の
冷却と軸受のamを行なった後、モータ後端部19から
第1の循環パイプ21と第2の −循環バイブ22の両
方をまたは第2の循環パイプ22のみを通って吸込タン
ク11へと戻されて循環され、そして、第2の循環パイ
プ22を流れる循環液は吸込タンク11の下部へ流入さ
れるので、吸込タンク11の液面レベルの変化に対して
第2の循環パイプ22についての実揚程は変化せずまた
は第1の循環パイプ21における実揚程の変化に比べて
相当少なくなってその流量変化も相当少なくなり、また
、第2の循環パイプ22についての実揚程が低いので、
循環液は第2の循環パイプ22を流れてグランドレスポ
ンプ12の運転に必要な最少流量が十分得られ、さらに
、グランドレスポンプ12の運転中および停止の際にこ
のグランドレスポンプ12内で発生されるポンプ取扱液
のガスは第1の循環パイプを介して自動的に吸込タンク
11の気相部20へとガス汰きされる。 (実施例) 次に、本発明の実施例を図面に基づき説明する。 第1図および第2図において、12はポンプ部13の上
側にキャンド型またはウェツト型のモータ部14を一体
に構成した縦型のグランドレスポンプで、前記ポンプ部
13のポンプ吸込口15は吸込配管16を介して吸込タ
ンク11の下底部に接続されており、前記ポンプ部13
のポンプ吐出口17には吐出配管18が接続されている
。 また、前記吸込タンク11内のポンプ取扱液Wの液面が
モータ後端部19との揚程差h1である最高液面レベル
Hにある時にも気相部20となる前記吸込タンク11の
上部とモータ後端部19とが第1の循環パイプ21にて
接続されており、この第1の循環パイプ21にて接続さ
れており、この第1の循環パイプ21は前記モータ後端
部19から少なくとも前記吸込タンク11の最高液面レ
ベルHと同じレベルに至るまでは連続昇り勾配に形成さ
れている。 そして、その第1の循環パイプ21の前記モータ後端部
19の近傍から分岐された第2の循環パイプ22が、前
記吸込タンク11内のポンプ取扱液Wの液面がモータ後
端部19との揚程差がh2である最低液面レベルLにあ
る時にも液相部23となる前記吸込タンク11の下部に
接続されており、前記両循環パイプ21.22の分岐点
24と前記モータ後端部19との間の前記第1の循環パ
イプ21の途中に、前記吸込タンク11の液面が最低液
面レベルしにある時に前記循環液の流量が前記グランド
レスポンプ12の運転に必要な最少流り以上でかつこれ
に近い流山となるように設定する流量設定部25が設け
られ、この流逗設定部25はオリフィス26にて構成さ
れている。 27は前記第1の循環パイプ21の前記吸込タンク11
への接続部である。 以上のように構成された実施例によれば、グランドレス
ポンプ12を運転すると、吸込タンク11内のポンプ取
扱液Wは吸込配管16を経てポンプ吸込口15からポン
プ部13へ吸込まれ、このポンプ部13にて付勢された
後、ポンプ吐出口11から吐出配管18へ吐出されて送
液されるが、前記ポンプ部13〜にて付勢されたポンプ
取扱液Wの一部は、循環液としてモータ部14に流入さ
れ、このモータ部14の冷却と軸受の潤滑を行ないなが
らモータ部14を通過し、モータ後端部19からオリフ
ィス26を経た後、両Wi環パイプ21.22を通って
吸込タンク11へと戻されて循環される。 そして、前記吸込タンク11内のポンプ取扱液Wの液面
レベルの変化による前記循環液の流ω変化については、
循環パイプが第1の循環パイプ21のみである場合には
前記従来例の場合と同じように、液面レベルの変化に伴
なうポンプ部13への押し込み波頭および第1の循環パ
イプ21についての実揚程の変化に起因して循環液の流
量が大きく変化され、また、循環パイプが第2の循環パ
イプ22のみである場合には、この第2の循環バイブ2
2が吸込タンク11の最低液面レベルLより低い位置に
接続されているので、液面レベルの変化に伴なうポンプ
部13への押し込み液面の変化の影響は受けるが第2の
循環バイブ22についての実揚程は零で変化がないため
、循環液の流聞変化は相当少なくなり、従って再循環パ
イプ21.22を並列に設けてその分岐点24とモータ
後端部19との間の第1の循環バイブ21の途中に、吸
込タンク11の液面が最低液面レベルLにある時に循環
液の流山がグランドレスポンプ12の運転に必要な最少
流量以上でかつこれに近い流量となるように設定したオ
リフィス26を設けた前記実施例においては、循環液の
全流量の変化は前記従来例の比べて少なくなる。 次に、これを第3図の特性図に基づぎ説明する。 まず、前記実施例において、オリフィス26が無い場合
の特性について説明する。 吸込タンク11の最高液面レベルHと最低液面レベルト
1吸込タンク11の液面が最高液面レベルHおよび最低
液面レベルしにある時の循環液についてのモータ後端部
19におけるill!i!曲線C1およびC2並びに第
1の循環バイブ21の抵抗曲線r1とR2をそれぞれ第
7図乃至第9図に示す前記従来例の場合と同じであると
し、第2のWi環バイブ22は吸込タンク11の最低液
面レベルしより低い位置に接続されていて第2の循環バ
イブ22についての実揚程が常に零であるので、第2の
循環バイブ22の抵抗曲線を実揚程零を基準レベルに描
いたroとすると、モータ後端部19から吸込タンク1
1へ至る間の合成抵抗曲線は、吸込タンク11の液面が
第1図に示すように最高液面レベルHにある時は抵抗曲
Par1とrQの和であるR1、第2図に示すように最
低液面レベルLにある時は抵抗曲線r2とr□の和であ
るR2どなる。 従って、前記オリフィス26が無い場合の循環液の全流
量は、吸込タンク11の液面が最低液面レベルLにある
時には、揚程曲II Czと合成抵抗曲線R2とが交わ
る点の流IQ2”となって前記従来例において吸込タン
クの液面が最低液面高さLにある時の流量q2より相当
多くなり、また、吸込タンク11の液面が最高液面レベ
ルHにある時には、揚程曲v!JC1と合成抵抗曲線R
1とが交わる点の流ff1Q1”とさらに大幅に増加す
る。 ところで、前記実施例においては、再循環バイブ21.
22の分岐点24とモータ後端部19との間に、吸込タ
ンク11の液面が最低液面レベルLにある時に循環液の
流量がグランドレスポンプ12の運転に必要な最少流量
以上でかつこれに近い流量となるように設定したオリフ
ィス26を設けているので、吸込タンク11の液面が最
高液面レベルHおよび最低液面レベルしにある時のm点
液についてのオリフィス26の直後における揚程曲線は
、それぞれ揚程曲線C1およびC2からオリフィス2G
の流路抵抗を差し引いたDlおよびDlとなり、従って
循環液の全流量は、最高液面レベルHの時には揚程曲線
D1と合成抵抗曲!l5R1とが交わる点の流量Q1、
R低液面レベルしの時には揚程曲線D2と合成抵抗曲線
R2とが交わる点の流量Hz(=02 )となって、そ
の変化幅は前記従来例のq1〜q2の場合に比べて相当
小さくなり、従って、軸推力の変化も少なく軸受のPV
[の増加が少なくなって軸受寿命が長くなると共にポン
プ送液に対する平均のポンプ総合効率が向上されて運転
コストが安くつく。 なお、前記循環液は、第3図に示す特性図においては、
吸込タンク11の液面がR高液面レベルHにある時には
再循環パイプ21.22を流れるが、最低液面レベルし
にある時には第2の循環バイブ22のみを流れる。 また、第2の循環バイブ22を設けたことによって、モ
ータ後端部19から吸込タンク11へ至る間の流路抵抗
が大幅に減少して循環液の全流量が大幅に増加するのを
前記オリフィス26を設けて適正流量に、すなわち吸込
タンク11の液面が最低液面レベルLにある時にグラン
ドレスポンプ12の運転に必要な最少流沿に絞る必要が
あることからも、明らかなように、第1の循環バイブ2
1についての実揚程がモータ後端部19における揚程よ
り高い場合にも、第2の循環バイブ22についての実揚
程が低いため、循環液は第2の循環パイプ22を流れて
グランドレスポンプ12の運転に必要な最少流量が十分
得られ、吸込タンク11が径大でR’t5液面レベルし
と最低液面レベルLどの差が大きい場合に、前記従来の
ように、補助インペラを設けて循環液についてのモータ
後端部19における揚程を高めたグランドレスポンプ1
2を採用しなければ、吸込タンク11の液面レベルの低
下に連れて循環液の流量が不足してモータ部14の冷却
が不充分となり、モータ部14が異常温度上昇して焼損
され、およびこのモータ部14の異常温度上昇と循環液
の流量不足が相まってモータ部14における循環液の単
位体積当りの受熱旦が激増されて循環液が大口に気化さ
れることにより、軸受の潤滑不良を招いて異常摩耗や焼
付けを生じ、ポンプ運転不能に至ることがない。 また、グランドレスポンプ12の運転中に、このグラン
ドレスポンプ12内で循環液の一部が気化して発生した
極めて受層のガスは、循環液が両循環パイプ21.22
を流れる時には循環液に運ばれて両循環パイプ21.2
2から吸込タンク11へ流入され、その際にこの吸込タ
ンク11内で気液分離されて気相部20へ至ることは勿
論であるが、循環液が第2の循環パイプ22のみを流れ
る時には循環液に運ばれて第2の循環パイプ22から吸
込タンク11へ流入され、同様に気液分離されると共に
、第1の循環パイプ21がモータ後端部19から少なく
とも吸込タンク11の最高液面レベルHと同じレベルに
至るまでは連続昇り勾配に形成されて吸込タンク11の
上部の気相部20に開放されているので、ポンプ取扱液
Wとの比重差によって第1の循環パイプ21内を上昇さ
れて吸込タンク11へ流入され、また、グランドレスポ
ンプ12の停止の際にモータ部14やポンプ部13の潜
熱によってグランドレスポンプ12内に停滞しているポ
ンプ取扱液Wが気化して発生した犬山のガスは、同様に
ポンプ取扱液Wとの比重差によって第1の循環パイプ2
1を上昇されて吸込タンク11へ流入され、自動的にガ
ス抜きが行なわれる。 なお、流量設定部25として前記実施例ではオリフィス
26を用いたが、弁機構を用いてもよい。 また、前記実施例においては、第2の循環パイプ22を
吸込タンク11の最低液面レベルLにより低い位置に接
続したが、第4図に示すように、前記最低液面レベルL
より高い位置の吸込タンク11の下部に接続してもよい
。 しかし、この場合、第2の循環パイプ22の吸込タンク
11への接続部に対して、吸込タンク11の液面レベル
が高い時には液面レベルの変化に関係なく第2の循環パ
イプ22についての実揚程は零であるが、吸込タンク1
1の液面レベルが低い時には液面レベルの変化に伴って
第2の循環パイプ22についての実揚程が変化し、その
分循点液の全流山の変化が第1図及び第2図に示す前記
実施例に比べて大きくなるので、第2の循環パイプ22
は装置の構成に支障のない限り吸込タンク11の最低液
面レベルLより低い位置または高くともこれに近い位置
に接続するのが好ましい。 また、前記各実施例においては、吸込タンク11の液面
が最低液面レベルしにある時に循環液の流量をグランド
レスポンプ12の運転に必要な最少流量以上でかつこれ
に近い流量に設定するために、両循環バイブ21.22
の分岐点24とモータ後端部19との簡にオリフィス2
6を設けたが、これに代えて第5図に示すように、モー
タ後端部19にそれぞれ直接接続した両循環パイプ21
.22の途中にそれぞれオリフィス26.26を設けて
もよい。 この場合、吸込タンク11の最高液面レベルHと最低液
面レベル上1吸込タンク11の液面が最高液面レベルH
および最低液面レベルLにある時の循環液についてのモ
ータ後端部19における揚程曲線C1およびC2、並び
にオリフィス26がない場合の第1の循環パイプ21の
抵抗曲線r1とC2および第2の循環パイプ22の抵抗
曲線rQをそれぞれ第1図乃至第3図に示す前記実施例
の場合と同じであるとすると、両循環パイプ21.22
の途中にそれぞれオリフィス26.26を設けて流路抵
抗を増したことにより、例えば第6図に示すように、第
1の循環パイプ21の抵抗曲線がr1′およびr 21
 と、第2の循環パイプ22の抵抗曲線がro′となっ
てモータ後端部19から吸込タンク11へ至る間の合成
抵抗曲線は、吸込タンク11の液面が最高液面レベルH
にある時は抵抗曲線r1′とro′の和であるR1’ 
と、最低液面レベルLにある時は抵抗曲線r2′とr 
oIの和であるR2’ となり、従って、循環液の全流
量は、最高液面レベルHの時には揚程曲線C1と合成抵
抗曲線R1’ とが交わる点の流rIiQ1’ 、m低
液面レベルLの時には揚程曲線C2と合成抵抗曲線Rz
’ とが交わる点の流IQz ’ となって、その変化
幅は第7図乃至第9図に示す前記実施例のq1〜q2の
場合に比べて小さくなる。 なお、再循環パイプ21.22の途中それぞれオリフィ
ス26.26を設ける代わりに、再循環パイプ21、2
2の口径をそれぞれ小さくして、流路抵抗を増してもよ
く、この場合の特性は前記第6図と同様にして求められ
る。 以上の各実施例の他、一方の循環パイプ21(または2
2)のみの途中にオリフィス26(または弁)を設け、
一方の循環パイプ21(または22)のみの口径を小さ
クシ、一方の循環パイプ21(または22)の途中にオ
リフィス26(または弁)を設けて他方の循環パイプ2
2(または21)の口径を小さくし、あるいはこれらに
、再循環パイプ21.22の分岐点24とモータ後端部
19との闇に設けたオリフィス26(または弁)を組み
合わせるなど、循環液がモータ後端部19から吸込タン
ク11へ至る間の流路抵抗を吸込タンク11の液面が最
低液面レベルLにある時に前記循環液に流3がグランド
レスポンプ12の運転に必要な最少流量以上でかつこれ
に近いFEffiとなるように設定する各種の組合せが
可能であるが、第3図と第6図の特性図の例からも示唆
されるように、再循環バイブ21.22の両方または一
方ににオリフィス26(または弁)を設け、あるいは再
循環バイブ21.22の両方または一方の口径を小さく
するよりも、再循環パイプ21.22の分岐点24とモ
ータ後端部19との間にオリフィス26(または弁)を
設けた方が、一般に吸込タンク11の液面レベルの変化
に対する循環液の流量変化幅が小さくなるので好ましい
。 以上、本発明を地上設置型の縦型グランドレスポンプを
採用した実施例につき説明したが、地上設置型の横型グ
ランドレスポンプおよびビットパレス型のグランドレス
ポンプを採用したリバースサーキュレーション方式によ
るグランドレスポンプ装置にも適用できる。 〔発明の効果〕 本発明によれば、吸込タンクからグランドレスポンプの
ポンプ部に吸込まれたポンプ取扱液の一部は、循環液と
してグランドレスポンプのモータ部へ流入されてこのモ
ータ部の冷却と軸受の潤滑を行なった後、モータ後端部
から第1の循環パイプと第2の循環パイプの両方をまた
は第2の循環パイプのみを通って吸込タンクへと戻され
、そして、第2の循環パイプを流れる循環液は吸込タン
クの下部へ流入されるので、吸込タンクの液面レベルの
変化に対して第2の循環パイプについての実揚程は変化
せずまたは第1の循環パイプにおける実揚程の変化に比
べて相当少なくなってその流j変化が少なくなり、従っ
て軸推力の変化も少なく軸受のPV[iffの増加が少
なくなって軸受寿命が長くなると共にポンプ送液に対す
るポンプ総合効率が向上されて運転コストが安くつき、
また吸込タンクが径大で最高液面レベルと最低液面レベ
ルとの差が大きくてもグランドレスポンプの運転に必要
な循環液の最少流准が十分得られるので、この循゛点液
の流量不足によるモータ部や軸受の損傷などによりポン
プ運動不能に至ることがなく、従ってiyr記両液面レ
ベルの差に拘わらず循環液を加圧するための補助インペ
ラを設けたグランドレスポンプを採用する必要がなくて
グランドレスポンプが廉価につき、さらにグランドレス
ポンプ内でポンプ運転中およびポンプ停止の際に発生さ
れるポンプ取扱液のガスも自動的に吸込タンクの気相部
へとガス抜きされてこのガスによるポンプ運転の不具合
が生じないなど、a単な改良で優れた効果を奏するリバ
ースサーキュレーション方式によるグランドレスポンプ
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明のグランドレスポ
ンプ装置の一実施例を示す構成図、第3図はその特性図
、第4図は本発明の他の実施例を示す構成図、第5図は
本発明のさらに他の実施例を示す構成図、第6図はその
特性図、第7図および第8図はそれぞれ従来のグランド
レスポンプ装置の構成図、第9図はその特性図である。 11・・吸込タンク、12・・グランドレスポンプ、1
3・・ポンプ部、14・・モータ部、19・・モータ後
端部、20・・気相部、21・・第1の循環パイプ、2
2・・第2の循環パイプ、24・・分岐点、25・・流
量設定部。 手続ネm正書(自発) 昭和61年05月20日 1、事件の表示 昭和61年特許願第86708号 2、発明の名称 グランドレスポンプ装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 株式会社帝国電機製作所 4、代理人 東京都新宿区新宿4丁目3番22号(突膝ピル)5、補
正命令の日付 な し 6、補正の対象   明細書中「発明の詳細な説明」の
關及び図面7、補正の内容 (1)  明細書第4頁第20行に「循環液流量」とあ
るを、「循環液の流量」と訂正する。 (2)  明細書第8頁第7行から第8行に「ステータ
と、ロータとの」とあるを、「ステータとロータとの」
と訂正する。 (3)明細書第8頁第16行から第17行に「バランス
ホイール」とあるを、「バランスホール」と訂正する。 (4)  明細書第8頁第18行に「前記ローラ」とあ
るを、「前記ロータ」と訂正する。 (5)  明細書第12頁第3行に「第1の循環パイプ
」とあるを、「第1の循環パイプ21」と訂正する。 (6)  明細書第24頁第9行に「循環液に」とある
を、「循環液の」と訂正する。 (7)明細書第24頁第14行に「一方にに」とあるを
、「一方に」と訂正する。 (8)  図面中第5図、第6図、第8図を別紙のとお
り訂正する。 手続補正書(白側 昭和62年05月28日 1、事件の表示 昭和61年特許願第86708号 2、発明の名称 グランドレスポンプl1ff 東京都新宿区新宿4丁目3番22号(突膝ビル)電F、
!i  03−352−1561  (代)5、補正命
令の日付 な し 6、補正の対象   明細書全文及び図面明     
  [1書 1、発明の名称 グランドレスポンプ装置 2、特許請求の範囲 (1) 吸込タンクからグランドレスポンプのポンプ部
に吸込んだポンプ取扱液の一部を、循環液として前記グ
ランドレスポンプのモータ部を通過させた後、このモー
タ後端部から循環パイプを経て前記吸込タンクへと戻し
て循環させるリバースサーキュレーシ3ン方式によるグ
ランドレスポンプ装置において、 前記循環パイプを、前記モータ後端部から少なくとも前
記吸込タンクの最高液面レベルと同じレベルに至るまで
は連続昇り勾配に形成して前記モータ後端部と前記最高
液面レベルにある時にも気相部となる前記吸込タンクの
上部とを接続する第1の循環パイプと、前記モータ後端
部とfit記吸込タンクの下部とを接続する第2の循環
パイプとから構成し、前記循環液が前記モータ後端部か
ら前記吸込タンクへ至る間の流路抵抗を、前記吸込タン
クの液面が前記最低液面レベルにある時に前記循環液の
流量が前記グランドレスポンプの運転に必要な最少流量
以上でかつこれに近い流量となるように設定したことを
特徴とするグランドレスポンプ装置。 (2) 第2の循環パイプを第1の循環パイプのモータ
部近傍から分岐し、この分岐点と前記モータ後端部との
間の前記第1の循環パイプの途中に流a設定部を設けた
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のグランド
レスポンプ装置。 (3) モータ後端部にそれぞれ直接接続した第1の循
環パイプおよび第2の循環パイプの少なくともいずれか
一方の途中に*i設足部を設けたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載のグランドレスポンプ装置。 3、発明の詳細な説明 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、グランドレスポンプ装置に係り、吸込タンク
からグランドレスポンプのポンプ部に吸込んだポンプ取
扱液の一部を、循環液として前記グランドレスポンプの
モータ部を通過させた後、このモータ後端部から循環パ
イプを経て前記吸込タンクへと戻して循環させるリバー
スサーキュレーシコン方式によるグランドレスポンプ装
置の改良に関する。 (従来の技術) 一般に、キャンド型やウェツト型のモータを採用したモ
ータポンプであるグランドレスポンプにおいては、ポン
プ取扱液の−・部を循環液として前記モータ部を通過さ
せて循環させることにより、このモータ部の冷却と軸受
の潤滑とが行なわれている。 ところで、前記ポンプ取扱液が液化ガス等比較的蒸気圧
の高い液である場合、ポンプ吐出側のポンプ取扱液の一
部が循環液として循環パイプを経てモータ後端部からモ
ータ部へ流入されてモータ前端部からポンプ部へと戻っ
て循環される構成のグランドレスポンプにおいでは、前
記モータ部を通過する際にこのモータ部の熱を受けで一
部気化した循環液がポンプ部へ戻されて再循環されるの
で、循環液中のガス通が漸次増加してポンプ部にキ1?
ビテーションを生じ、およびモータ部の冷却と軸受のr
IU′fRが不→−分となってポンプ運転不能に至る問
題がある。 そのため、ポンプ取扱液が比較的蒸気圧の高い液である
場合は、第7図および第8図に示すように、吸込タンク
1からグランドレスポンプ2のポンプFJ3に吸込まれ
て付勢されたポンプ取扱液4の一部が循環液としてグラ
ンドレスポンプ2のモータ部5に流入された後、モータ
後端部6から循環バイブ7を経て前記吸込タンク1の上
部の気相部8へと戻って循環される構成のリバースサー
キュレーション方式とよばれるグランドレスポンプ装置
が採用されている。 この構成に5よれば、前記モータ部5を通過する際に一
部気化した循、点液は吸込タンク1の上部の気相部8に
流入された際にガスと液とに気液分離されるため、ガス
は再循環されず、従って前記循環液の流量がグランドレ
スポンプ2の運転に必要な最少流出以上である限り前記
循環液がグランドレスポンプ2内で一部気化することに
起因してポンプ運転が不能となることはない。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、前記リバースサーキュレーション方式によるグ
ランドレスポンプ装置においては、吸込タンク1の液面
レベルの高低差が大きな場合、この液面レベルの変化に
伴って前記循環液の流量が大きく変化して過大または過
少となり、あるいは循環液が全く流れなくなる問題があ
る。 これを特性図に基づき説明すると、第7図に示すように
吸込タンク1の液面がモータ後端部6との揚程差がhl
である最高液面レベルHにある時、循環液についてのモ
ータ後端部6における揚程曲線を第9図のC1とし、循
環バイブ7の抵抗曲線を、循環バイブ7の吸込タンク1
への接続部9(モータ後端部6との揚程差がha)と吸
込タンク1のa高液面レベルHとの差である循環バイブ
7についての実揚程(ho−ht)を基準レベルとして
描いた第9図のrlとすると、循環バイブ7を流れる循
環液の原遺は前記揚程曲線C1と抵抗曲線r1とが交わ
る点の流量 qlとなる。 次に、第8図に示すように吸込タンク1の液面がモータ
後端部6との揚程差がhlである最低液面レベル1にな
ると、グランドレスポンプ2への押し込み波頭が低下す
るため、揚程曲線は第9図のC1からC2へと低下し、
かつ循環バイブ7についての実揚程が(ha −hz 
)に増えて抵抗曲線は第9図のrlから実揚程の増加分
(hl−hz>だけ縦軸方向に平行移動したC2となっ
て、循環液の流Rは前記揚稈曲’fmC,zと抵抗曲線
r2とが交わる点の流量Qzと大幅に低下する。 従って、吸込タンク1の液面が最低液面レベルLにある
時の前記循環液の流出q2がモータ部5の冷却と軸受の
rA沿に必要な、すなわ1ラグランドレスポンプ2の運
転に必要な最少流量に等しければ、吸込タンク1の液面
レベルが高くなるに連れて必要以上の循環液が流れて最
高液面レベル[1では相当過大な流出となるので、ポン
プ送液に対する平均のボン1総合効率が低下して運転コ
ストが高くつき、逆に吸込タンク1の液面が最高液面レ
ベルHに近い時にしかグランドレスポンプ2の運転に必
要な最少流量が得られない場合は、液面レベルが低下す
るに連れて循環液の流量が減少して最低液面レベルLで
は相当過少な流出となるので、モータ部5の冷却が不」
−分となり、モータ部5が異常温度上品して焼損され、
およびこの七−タ部5の異常温度上昇と循環液の流量不
足が相まってモータ部5における循環液の単位体積当り
の受熱量が激増されて循環液が大量に気化されることに
より、軸受のillll良不良いて異常摩耗や焼付けを
生じ、ポンプ運転不能となる。 この場合、グランドレスポンプ2に補助インペラを設け
て循環液についてのモータ後端部6における揚程を高め
る手段が考えられるが、その分グランドレスポンプ2が
複雑となって割高につき、循環バイブ7についての実揚
程が高くなる分、循環液の循環に要する動力が増えるこ
とは勿論、前記補助インペラの損失分も加わるのでポン
プ送液に対する平均のポンプ総合効率が低下して運転コ
ストが高くつく。 また、前記循環液の流量が常にグランドレスポンプ2の
運転に必要な最少流量以上であっても、前記流量が大き
く変化するため、それに連れて軸推力も大きく変化され
て軸受寿命が極めて短くなる問題がある。1 すなわら、前記循環液がモータ部5のステータとロータ
との狭い間隙を通過する際の圧力損失によって前記ロー
タの前後に相当の圧力差が生じ、この圧力差によって前
記【l−夕をモー0111部6側へ押す軸推力が生じる
ので、この〇−夕に作用する軸推力とポンプ部3のイン
ペラによる軸推力とをほぼ平衡させて前記循環液の流量
がグランドレスポンプ2の運転に必要な最少流猷となる
時に前記両輪推力の不平衡分を受ける軸受のpviが所
定値以下となるように前記インペラのバランスホールな
どにて軸推力DI整がなされるものであるが、前記ロー
タに作用される軸推力は前記循環液の流量増加につれて
増大さ・れるため、この循環液の流通変化が大きいと軸
推力の平衡が大きくくずれ、軸受のPV値が大幅に増加
して軸受寿命が短くなる。 本発明は上記問題点に鑑み成されたもので、前記従来の
リバースサーキュレーション方式によるグランドレスポ
ンプ装置の凹型な改良により、吸込タンクの液面レベル
の変化による循環液の流量変化が少なく、従って軸推力
の変化も少なく軸受のPV値の増加が少なくなって軸受
寿命が長くなると共にポンプ送液に対する平均のポンプ
総合効率が向上されて運転コストが安くつぎ、また吸込
タンクが径大cR高液面レベルと最低液面レベルとの差
が大きくても、補助ポンプを備えたグランドレスポンプ
を採用しなくともグランドレスポンプの運転に必要な循
環液の最少流船が十分得られてグランドレスポンプが廉
価につき、ざらにポンプ運転中およびポンプ停止の際に
グランドレスポンプ内で発生されるポンプ取扱液のガス
b自動的にガス抜きされるグランドレスポンプ装置を提
供することを目的とするものである。 〔発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) 本発明のグランドレスポンプ装置は、吸込タンク11か
らグランドレスポンプ12のポンプ部13に吸込lυだ
ポンプ取扱液の一部を、循環液として前記グランドレス
ポンプ12のモータ部14を通過させた後、このモータ
後端部19から循環パイプを経て前記吸込タンク11へ
と戻してf+環させるリバースサーキュレーション方式
によるグランドレスポンプ装置において、前記循環パイ
プを、前記モータ後端部19から少なくとも前記吸込タ
ンク11の最高液面レベルと同じレベルに至るまでは連
続昇り勾配に形成して前記モータ後端部19と前記最高
液面レベルにある時にも気相部20となる前記吸込タン
ク11の上部とを接続する第1の循環パイプ21と、前
記モータ後端部19と前記吸込タンク11の下部とを接
続する第2の循環パイプ22とから構成し、前記循環液
が前記モータ後端部19から前記吸込タンク11へ至る
間の流路抵抗を、前記吸込タンクの11の液面が前記最
低液面レベルにある時に前記循環液の流量が前記グラン
ドレスポンプ12の運転に必要な最少流量以上でかつこ
れに近い流量となるように設定してなるものである。 (作用) 本発明のグランドレスポンプ装置は、吸込タンク11か
らグランドレスポンプ12のポンプ部13に吸込まれた
ポンプ取扱液の一部は、循環液としてグランドレスポン
プ12のモータ部14へ流入されてこのモータ部14の
冷Wと軸受の潤滑を行なった後、モータ後端部19から
第1の循環パイプ21と第2の循環パイプ22の両方を
または第2の循環パイプ22のみを通って吸込タンク1
1へと戻されて循環され、そして、第2の循環パイプ2
2を流れる循環液は吸込タンク11の下部へ流入される
ので、吸込タンク11の液面レベルの変化に対して第2
の循環パイプ22についての実揚程は変化せずまたは第
1の循環パイプ21における実揚程の変化に比べて相当
少なくなってその流量変化も相当少なくなり、また、第
2の循環パイプ22についての実揚程が低いので、循環
液は第2の循環パイプ22を流れてグランドレスポンプ
12の運転に必要な最少流Mが十分19られ、さらに、
グランドレスポンプ12の運転中および停止の際にこの
グランドレスポンプ12内で発生されるポンプ取扱液の
ガスは第1の循環パイプ21を介して自動的に吸込タン
ク11の気相部20へとガス後ぎされる。 、(実施例) 次に、本発明の実施例を図面に基づき説明する。 第1図および第2図において、12はポンプ部13の上
側にキャンド型またはウェツト型のモータ部14を一体
に構成した縦型のグランドレスポンプで、前記ポンプ部
13のポンプ吸込口15は吸込配管16を介して吸込タ
ンク11の下底部に接続されており、前記ポンプ部13
のポンプ吐出口11には吐出配管18が接続されている
。 また、前記吸込タンク11内のポンプ取扱液Wの液面が
モータ後端部19との揚程差がhlである最高液面レベ
ルi」にある時にも気相部20となる前記吸込タンク1
1の上部とモータ後端部19とが第1の循環パイプ21
にて接続されており、この第1の循環パイプ21は前記
モータ後端部19から少なくとも前記吸込タンク11の
最高液面レベル■と同じレベルに至るまでは違vc¥f
り勾配に形成されている。 そして、その第1の循環バイ°プ21の前記モータ後端
部19の近傍から分岐された第2の循環パイプ22が、
前記吸込タンク11内のポンプ取扱液Wの液面がモータ
後端部19との揚程差がh2である最低液面レベルLに
ある時にも液相部23となる前記吸込タンク11の下部
に接続されており、前記両循環パイプ21.22の分岐
点24と前記モータ後端部19との間の前記第1の循環
パイプ21の途中に、前記吸込タンク11の液面が最低
液面レベルしにある時に前記循環液の流量が前記グラン
ドレスポンプ12の運転に必要な最少流量以上でかつこ
れに近い流量となるように設定するl1liEfn設定
部25が設けられ、この流量設定部25はオリフィス2
6にて構成されている。 27は前記第1の循環パイプ21の前記吸込タンク11
への接続部である。 以上のように構成された実施例によれば、グランドレス
ポンプ12を運転すると、吸込タンク11内のポンプ取
扱液Wは吸込配管16を経てポンプ吸込口15からポン
プ部13へ吸込まれ、このポンプ部13にて付勢された
後、ポンプ吐出口17から吐出配管18へ吐出されて送
液されるが、前記ポンプ部13にて付勢されたポンプ取
扱液Wの一部は、循環液としてモータ部14に流入され
、この七−タ部14の冷却と軸受の潤潰を行ないながら
モータ部14を通過し、モータ後端i19からオリフィ
ス26を経た後、両循環パイプ21.22を通って吸込
タンク11へと戻されで循環される。 そして、前記吸込タンク11内のポンプ取扱液Wの液面
レベルの変化による前記循環液の流量変化については、
循環パイプが第1の循環パイプ21のみである場合には
前記従来例の場合と同じように、液面レベルの変化に伴
なうポンプ部13への押し込み液頭および第1の循環パ
イプ21についての実揚程の変化に起因して循環液の流
量が大きく変化され、また、循環パイプが第2の循環パ
イプ22のみである場合には、この第2の循環パイプ2
2が吸込タンク11の最低液面レベルしより低い位置に
接続されているので、液面レベルの変化に伴なうポンプ
部13への押し込み液頭の変化の影響は受けるが第2の
循環パイプ22についての実揚程は零で変化がないため
、循環液の流量変化は相当少なくなり、従って両循環パ
イプ21.22を並列に設けてその分岐点24とモータ
後端部19との間の第1の循環パイプ21の途中に、吸
込タンク11の液面が最低液面レベルしにある時に循環
液の流口がグランドレスポンプ12の運転に必要な最少
流量以上でかつこれに近い流量となるように設定したオ
リフィス26を設けた鈴記寅施例においては、lfi環
液点液流量の変化は前記従来例に比べて少なくなる。 次に、これを第3図の特性図に基づき説明する。 まず、前記実施例において、オリフィス26が無い場合
の特性について説明する。 吸込タンク11のR高液面レベル1]と最低液面レベル
し、吸込タンク11の液面が最高液面レベル[1および
最低液面レベルLにある時の循環液についてのモータ1
1端部19における1q程曲42C1およびC2並びに
第1の循環パイプ21の抵抗曲線r1とC2をそれぞれ
第7図乃至第9図に示ず前記従来例の場合と同じである
とし、第2の循環パイプ22は吸込タンク11の最低液
面レベルLより低い位置に接続されていて第2の循環パ
イプ22についての実揚程が當に零であるので、第2の
循環パイプ22の抵抗曲線を実揚程零を基準レベルに描
いたrQとすると、モータ後端部19から吸込タンク1
1へ至る間の合成抵抗曲線は、吸込タンク11の液面が
第1図に示すように最高液面レベル1]にある時は抵抗
曲線r1とr、)の和であるR1、第2図に示すように
最低液面レベルしにある時は抵−杭曲線r2とrQの和
であるR2どなる。 従って、前記オリフィス26が無い場合の循環液の全流
量は、吸込タンク11の液面が最低液面レベルLにある
時には、揚程曲線C2と合成抵抗面IRzとが交わる点
のfR猷Qz”となって前記従来例において吸込タンク
の液面が最低液面高さLにある時の流量qzより相当多
くなり、また、吸込タンク11の液面が最高液面レベル
Hにある時には、1u程曲n C1と合成抵抗面!!!
JR1とが交わる点の流ff1Qt“とさらに大幅に増
加する。 ところで、前記実施例においては、両循環パイプ21.
22の分岐点24とモータ後端部19との間に、吸込タ
ンク11の液面が最低液面レベルしにある時に循環液の
itがグランドレスポンプ12の運転に必要な最少流量
以上でかつこれに近い流量となるように設定したオリフ
ィス26を設けているので、吸込タンク11の液面が最
高液面レベルHおよび最低液面レベル[、にある時の循
環液についてのオリフィス26の直後における11曲線
は、それぞれ揚程曲lIC1およびC2からオリフィス
26の流路抵抗を差し引いたDlおよびD2となり、従
って循環液の全流量は、最高液面レベルHの時には揚程
曲線D1と合成抵抗曲線R1とが交わる点の流量Q1、
最低液面レベルLの時には揚程曲線D2と合成抵抗面1
i1Rzとが交わる点の流ff1Qz(・・qz)とな
って、その変化幅は前記従来例のq1〜q2の場合に比
べて相当小さくなり、従って、軸推力の変化も少なく軸
受のPV値の増加が少なくなって軸受X7命が長くなる
と共にポンプ送液に対する平均のポンプ総合効率が向上
されて運転コストが安くつく。 なお、前記循環液は、第3図に示す特性図においては、
吸込タンク11の液面が最高液面レベルHにある時には
両循環パイプ21.22を流れるが、最低液面レベル[
、にある時には第2の循環パイプ22のみを流れる。 また、第2の循環パイプ22を設けたことによって、を
−9侵端部19から吸込タンク11へ至る間の流路抵抗
が大幅に減少して循環液の全流量が大幅に増加するのを
前記オリフィス26を設けて適正流量に、すなわら吸込
タンク11の液面が最低液面レベルしにある時にグラン
ドレスポンプ12の運転に必要な最少流量に絞る必要が
あることからも、明らかなように、第1の循環パイプ2
1についての実揚程がモータ後端部19における揚程よ
り高い場合にも、第2の循環パイプ22についての実揚
程が低いため、1115環液は第2の循環パイプ22を
流れCグランドレスポンプ12の運転に必要な最少流量
が十分得られ、従って吸込タンク11が径大で緑高液面
レベルI(と最低液面レベルしどの差が大きい場合に、
前記従来のように、補助インペラを設けて循環液につい
てのモータ後端部19における揚程を高めたグランドレ
スポンプ12を採用しなくとも、吸込タンク11の液面
レベルの低下に連れで循環液の流量が不足してモータ部
14の冷却が不充分となり、モータ部14が異常温度上
界して焼損され、およびこのモータ部14の異常温度上
界と循環液の流母不足が相まってモータ部14における
循環液の単位体積当りの受熱量が激増されてV&環点液
大量に気化されることにより、軸受の潤滑不良を1Gい
て異常摩耗や焼付けを生じ、ポンプ運転不能に至ること
がない。 まl;、グランドレスポンプ12の運転中に、このグラ
ンドレスポンプ12内C循環液の一部が気化して発生し
た極めて少量のガスは、循環液が両循環パイプ21.2
2を流れる時にはWi環点液運ばれて両循環パイプ21
.22から吸込タンク11へ流入され、その際にこの吸
込タンク11内で気液分離されて気相部20へ至ること
は勿論であるが、循環液が第2の循環パイプ22のみを
流れる時には循環液に運ばれて第2の循環パイプ22か
ら吸込タンク11へ流入され、同様に気液分離されると
共に、第1の循環パイプ21がモータ後端部19から少
なくとも吸込タンク11のR高液面レベル11と同じレ
ベルに至るまでは連続昇り勾配に形成されて吸込タンク
11の上部の気相部20に開放されているので、ポンプ
取扱液Wとの比’Jlによって第1の循環パイプ21内
を上昇されて吸込タン、り11へ流入され、また、グラ
ンドレスポンプ12の停止の際にモータ部14やポンプ
部13の潜熱によってグランドレスポンプ12内に停滞
しているポンプ取扱液Wが気化して発生した大同のガス
は、同様にポンプ取扱液Wとの比重差によって第1の循
環パイプ21を上昇されて吸込タンク11へ流入され、
自動的にガス扱ぎが行なわれる。 なお、流量設定部25として前記実施例ではオリフィス
26を用いたが、弁機構を用いてもよい。 また、前記実施例においては、第2の循環パイプ22を
吸込タンク11の最低液面レベルしにより低い位置に接
続したが、第4図に示すように、前記最低液面レベルL
より高い位置の吸込タンク11の下部に接続してもよい
。 しかし、この場合、第2の循環パイプ22の吸込タンク
11への接続部に対して、吸込タンク11の液面レベル
が高い時には液面レベルの変化に関係なく第2の循環パ
イプ22についての実揚程は零であるが、吸込タンク1
1の液面レベルが低い時には液面レベルの変化に伴って
第2の循環パイプ22についての実揚程が変化し、その
分循点液の全流量の変化が第1図及び第2図に示す前記
実施例に比べて大きくなるので、第2の循環パイプ22
は装置の構成に支障のない限り吸込タンク11の最低液
面レベルしより低い位置または高くともこれに近い位置
に接続するのが好ましい。 また、前記各実施例においては、吸込タンク11の液面
が最低液面レベルE、にある時に循環液の流量をグラン
ドレスポンプ12の運転に必要な最少流量以上でかつこ
れに近い8i量に設定するために、両循環パイプ21.
22の分岐点24とモータ後端部19との間にオリフィ
ス26を設けたが、これに代えて第5図に示すように、
モータ後端部19にそれぞれ直接接続した両循環パイプ
21.22の途中にそれぞれオリフィス26.26を設
けてもよい。 この場合、吸込タンク11の最高液面レベルHと最低液
面レベル11、吸込タンク11の液面が最高液面レベル
Hおよび最低液面レベルしにある時の循環液についての
モータ後端部19における揚程曲線C1およびC2、並
びにオリフィス26がない場合の第1の循環パイプ21
の抵抗曲線r1とC2および第2の循環パイプ22の抵
抗面1!j r oをそれぞれ第1図乃至第3図に示す
前記実施例の場合と同じであるとすると、両循環パイプ
21.22の途中にそれぞれオリフィス26.26を設
けて流路抵抗を増したことにより、例えば第6図に示す
ように、第1の循環パイプ21の抵抗曲線がC1′およ
びC2′と、第2の循環パイプ22の抵抗曲線がr o
L となってモータ後端部19から吸込タンク11へ至
る間の合成抵抗曲線は、吸込タンク11の液面がi高液
面レベルHにある時は抵抗曲線r1′ とro′の和で
あるR1′と、最低液面レベル1−にある時は抵抗面J
@rz’ とro′の和であるR2’ となり、従って
、循環液の全流@は、R高液面レベル)1の時には揚程
曲線C1と合成抵抗的IIR+’ とが交わる点の流f
f1Q1’ 、最低液面レベルLの時には揚程曲線C2
と合成抵抗曲線R2’ とが交わる点のR@Qz ’ 
となって、その変化幅は第7図乃至第9図に示す前記実
施例のq1〜q2の場合に比べて小さくなる。 なお、両循環パイプ21.22の途中それぞれオリフィ
ス26.26を設ける代わりに、両循環パイプ21、2
2の口径をそれぞれ小さくして、流路抵抗を増してもよ
く、この場合の特性は前記第6図と同様にして求められ
る。 以上の各実施例の伯、一方の循環パイプ21(または2
2)のみの途中にオリフィス26(または弁)を設け、
一方の循環パイプ21(または22)のみの口径を小さ
くし、一方の循環パイプ21(または22)の途中にオ
リフィス26(または弁)を設けて他方の循環パイプ2
2(または21)の口径を小さくし、あるいはこれらに
、再循環パイプ21.22の分岐点24とモータ後端部
19との間に設けたオリフィス26(または弁)を組み
合わせるなど、循環液がモータ後端119から吸込タン
ク11へ至る間の流路抵抗を吸込タンク11の液面が最
低液面レベルLにある時に前記循環液の流量がグランド
レスポンプ12の運転に必要な最少流山以上でかつこれ
に近い流量となるように設定する各種の組合せが可能で
あるが、第3図と第6図の特性図の例からも示唆される
ように、再循環パイプ21.22の両方または−・方に
オリフィス26(または弁)を設け、あるいは再循環パ
イプ21.22の両方または一方の口径を小さくするよ
りも、再循環パイプ21.22の分岐点24とモータ後
端部19との間にオリフィス26(または弁)を設けた
方が、一般に吸込タンク11の液面レベルの変化に対す
る循環液の流量変化幅が小さくなるので好ましい。 以上、本発明を地上設@型の縦型グランドレスポンプを
採用した実施例につき説明したが、地上i[型の横型グ
ランドレスポンプおよびピットバレル型のグランドレス
ポンプを採用したリバースサーキュレーション方式によ
るグランドレスポンプ装とにも適用できる。 〔発明の効果〕 本発明によれば、吸込タンクからグランドレスポンプの
ポンプ部に吸込まれたポンプ取扱液の一部は、循環液と
してグランドレスポンプのモータ部へ流入されてこのt
−傘部の冷却と軸受の潤滑を行なった後、モータ後端部
から第1の循−バイブと第2の循環パイプの両方をまた
は第2の循環パイプのみを通って吸込タンクへと戻され
、そして、第2の循環パイプを流れる循環液は吸込タン
クの下部へ流入されるので、吸込タンクの液面レベルの
変化に対して第2の循環パイプについての実揚程は変化
せずまたは第1の循環パイプにおける実揚程の変化に比
べて相当少なくなってその流量変化が少なくなり、従っ
て軸推力の変化も少なく軸受のPV値の増加が少なくな
って軸受寿命が長くなると共にポンプ送液に対するポン
プ総合効率が向上されて運転コストが安くつぎ、また吸
込タンクが径大で最高液面レベルと最低液面レベルとの
差が大きくてもグランドレスポンプの運転に必要な循環
液の最少IIが十分前られるので、この循環液の流量不
足によるモータ部や軸受の損傷などによりポンプ運転不
能に至ることがなく、従って前記両液面レベルの差に拘
わらず循環液を加圧するための補助インペラを設けたグ
ランドレスポンプを採用する必要がなくてグランドレス
ポンプが廉価につぎ、さらにグランドレスポンプ内でボ
ン1運転中およびポンプ停止の際に発生されるポンプ取
扱液のガスも自動的に吸込タンクの気相部へとガス抜き
されてこのガスによるポンプ運転の不具合が生じないな
ど、@甲な改良で優れた効宋を奏するリバースサーキュ
レーション方式によるグランドレスポンプ装置を提供す
ることができる。 4、図面の簡単な説明 第1図および第2図はそれぞれ本発明のグランドレスポ
ンプ装置の一実施例を示す構成図、第3図はその特性図
、第4図は本発明の他の実施例を示す構成図、第5図は
本発明のさらに他の実施例を示す構成図、第6図はその
特性図、第7図および第8図はそれぞれ従来のグランド
レスポンプ装置の構成図、第9図はその特性図である。 11・・吸込タンク、12・・グランドレスポンプ、1
3・・ポンプ部、14・・モータ部、19・・モータ後
端部、20・・気相部、21・・第1の循環パイプ、2
2・・第2の循環パイプ、24・・分岐点、25・・流
出設定部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸込タンクからグランドレスポンプのポンプ部に
    吸込んだポンプ取扱液の一部を、循環液として前記グラ
    ンドレスポンプのモータ部を通過させた後、このモータ
    後端部から循環パイプを経て前記吸込タンクへと戻して
    循環させるリバースサーキュレーシヨン方式によるグラ
    ンドレスポンプ装置において、 前記循環パイプを、前記モータ後端部から少なくとも前
    記吸込タンクの最高液面レベルと同じレベルに至るまで
    は連続昇り勾配に形成して前記モータ後端部と前記最高
    液面レベルにある時にも気相部となる前記吸込タンクの
    上部とを接続する第1の循環パイプと、前記モータ後端
    部と前記吸込タンクの下部とを接続する第2の循環パイ
    プとから構成し、前記循環液が前記モータ後端部から前
    記吸込タンクへ至る間の流路抵抗を、前記吸込タンクの
    液面が前記最低液面レベルにある時に前記循環液の流量
    が前記グランドレスポンプの運転に必要な最少流量以上
    でかつこれに近い流量となるように設定したことを特徴
    とするグランドレスポンプ装置。
  2. (2)第2の循環パイプを第1の循環パイプのモータ部
    近傍から分岐し、この分岐点と前記モータ後端部との間
    の前記第1の循環パイプの途中に流量設定部を設けたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のグランドレ
    スポンプ装置。
  3. (3)モータ後端部にそれぞれ直接接続した第1の循環
    パイプおよび第2の循環パイプの少なくともいずれか一
    方の途中に流量設定部を設けたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のグランドレスポンプ装置。
JP8670886A 1986-04-15 1986-04-15 グランドレスポンプ装置 Granted JPS62261694A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138796A (ja) * 1983-01-29 1984-08-09 Nikkiso Co Ltd キヤンドモ−タポンプ
JPS60178993A (ja) * 1984-02-27 1985-09-12 Idemitsu Kosan Co Ltd キャンドモータポンプのガス抜き装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138796A (ja) * 1983-01-29 1984-08-09 Nikkiso Co Ltd キヤンドモ−タポンプ
JPS60178993A (ja) * 1984-02-27 1985-09-12 Idemitsu Kosan Co Ltd キャンドモータポンプのガス抜き装置

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