JPH0549833B2 - - Google Patents

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JPH0549833B2
JPH0549833B2 JP60228936A JP22893685A JPH0549833B2 JP H0549833 B2 JPH0549833 B2 JP H0549833B2 JP 60228936 A JP60228936 A JP 60228936A JP 22893685 A JP22893685 A JP 22893685A JP H0549833 B2 JPH0549833 B2 JP H0549833B2
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JP
Japan
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pump
canned motor
section
turbine
piping
Prior art date
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JP60228936A
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English (en)
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JPS6291693A (ja
Inventor
Kazuaki Hashimoto
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Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
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Publication of JPS6291693A publication Critical patent/JPS6291693A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はキヤンドモータポンプに係り、特に
ポンプより吐出された液の一部を回収してこれを
有効なエネルギーとして利用する動力回収形キヤ
ンドモータポンプに関する。
〔従来の技術〕
一般に、キヤンドモータポンプ等においては、
ポンプより吐出される液のエネルギーを回収する
ことは行われていない。
ところで、従来、通常の水を逆浸透膜を通すこ
とにより純粋化する逆浸透膜装置が知られてい
る。この種の装置は、第2図に示すように、原水
貯槽10に貯留された原水をポンプ装置12によ
つて逆浸透膜装置(RO装置)14に供給し、1
回の膜通過で約80%を純水化し、残りの約20%を
濃縮水(ブライン)として前記原水貯槽10へ還
流させて再循環するようシステム構成される。こ
の場合、逆浸透膜装置14の原水供給側圧力P1
濃縮水出口側圧力P2、純水出口側圧力P3は、一
例として次のように設定することができる。
P1:35Kg f/cm2G P2≒P1−3Kg f/cm2G P3=低圧 この場合、前記濃縮水出口側圧力P2のエネル
ギーは全て損失として消費されている。
そこで、従来この種のシステムにおいては、ポ
ンプPとモータMとを軸シール機構(スタフイン
ボツクス)Sを設けて接続したものを使用し、前
記モータMにさらに軸シール機構Sを介してター
ビンTを接続し、このように構成したポンプPと
タービンTとを第3図に示すように、原水供給系
と濃縮水還流系に接続する方式が提案されてい
る。このように構成することにより、還流濃縮水
がタービンTを通ることによつてそのエネルギー
をポンプPの運転エネルギーとして一部転換させ
ることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述したエネルギー回収システ
ムにおいては、モータMに対する軸シール機構S
の付加並びにタービンTの追加等により機構的に
複雑となるため、製造に手間が掛り製造コストが
増大するばかりでなく、エネルギーの回収効率も
低下する等の難点がある。また、本来混合しても
問題ない原水とブラインをわざわざ軸シール機構
にて隔離していることになり不合理である。
そこで、本発明においては、逆浸透膜装置の給
水システムにおいて使用するポンプとして、キヤ
ンドモータポンプを使用することにより、簡単な
構造でしかもエネルギー回収効率を高め、しかも
低コストで製造することができる動力回収形キヤ
ンドモータポンプを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る動力回収形キヤンドモータポンプ
は、ポンプ部とキヤンドモータ部とを接合したキ
ヤンドモータポンプ構造体からなり、前記キヤン
ドモータ部の後端部にタービン部を設け、このタ
ービン部の水車を前記キヤンドモータ部を挿通す
るロータ軸の延長部に取付け、前記タービン部に
前記ポンプ部における吐出液の一部を還流させる
と共にこの還流液の一部をキヤンドモータ部のロ
ータ室内に導入するよう構成し、さらにポンプ部
の吸込管部を原水供給源と配管接続すると共に吐
出管部を逆浸透膜装置の供給側に配管接続し、タ
ービン部の吸込管部を逆浸透膜装置の濃縮水吐出
側と配管接続すると共に吐出管部を前記原水供給
源側と配管接続するよう構成してなる動力回収型
キヤンドモータポンプにおいて、 前記タービン部はキヤンドモータ部に接合する
ポンプと同一構成で対称的に構成すると共に、タ
ービン部において供給され吐出される還流液はポ
ンプ部の吸込口に直接循環するよう構成すること
を特徴とする。
〔作 用〕
本発明の動力回収形キヤンドモータポンプによ
れば、ポンプ部から吐出した液の一部をキヤンド
モータ部と一体構成としたタービン部に還流して
吐出液の有するエネルギーをキヤンドモータポン
プの駆動力に一部転換することにより、ポンプの
運転効率を向上することができる。特に、本発明
においては、キヤンドモータポンプ構造体にター
ビン部を一体的に組込んだ構成としたことによ
り、タービン部への還流液はエネルギー回収に有
効となるばかりでなく、キヤンドモータポンプの
運転に必要なキヤンドモータ部のベアリングの潤
滑やモータの冷却にも有効利用され、この種ポン
プの経済的利点は極めて大きい。
〔実施例〕
次に、本発明に係る動力回収形キヤンドモータ
ポンプの実施例につき、添付図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
第1図は、本発明動力回収形キヤンドモータポ
ンプの一実施例を示すもので、そのポンプ構造と
流路系の接続構成を示すものである。すなわち、
本実施例のキヤンドモータポンプは、従来のキヤ
ンドモータポンプのキヤンドモータ部の後部にポ
ンプ部のインペラ同様共通のロータ軸に水車を設
けたことを特徴とするものである。第1図におい
て、参照符号20はポンプ部、22はキヤンドモ
ータ部を示し、ポンプ部20にはインペラ24を
設けたポンプ室26内に連通する吸込管部28と
吐出管部30とを備え、前記インペラ24はモー
タ部22のロータ軸32の延長端部に取付けられ
ている。一方、モータ部22はステータ組立34
とロータ組立36とからなり、ロータ軸32はそ
れぞれ前部ベアリング38と後部ベアリング40
とにより支承され、ロータ組立36の両端部にそ
れぞれ前部ロータ室42と後部ロータ室44とが
対称的に形成されている。なお、ポンプ部20と
キヤンドモータ部22との接合部におけるインペ
ラ24の背面とこれに対向するライナデイスク面
にはオリフイス構造からなる自動スラストバラン
ス機構46が設けられている。
しかるに、本発明キヤンドモータポンプにおい
ては、キヤンドモータ部22の後部にタービン部
48を設けるものである。このタービン部48
は、タービン室50内にロータ軸32の延長後端
部に水車52を設けるものであり、本実施例にお
いてこの水車52はポンプ部20のインペラ24
と同一構成からなるものを使用している。従つ
て、この場合、タービン部48は、水車52の外
周部に設けられた管部54より流体を吸込み、そ
の中心部に設けられた管部56より流体を吐出す
るよう構成されている。なお、タービン部48と
キヤンドモータ部22との接合部における水車5
2の背面とこれに対向するライナデイスク面には
オリフイス構造からなる自動スライドバランス機
構58が設けられている。
このように構成されたキヤンドモータポンプ
は、ポンプ部20の吸込管部28に原水供給源を
配管接続すると共に吐出管部30を逆浸透膜装置
60の原水供給側に配管接続する。この逆浸透膜
装置60で取出される濃縮水(ブライン)はター
ビン部48の吸込管部54に供給するよう配管接
続する。そして、前記タービン部48の吐出管部
56より得られる濃縮水は、ポンプ部20の吸込
管部28側へ配管供給して逆浸透膜装置60に再
循環させて純水化を行うようにする。また、この
場合、タービン部48に導入された濃縮水の一部
は、水車52の背面から後部ベアリング40を潤
滑させながら後部ロータ室44、ステータ組立3
4とロータ組立36との間隙、前部ロータ室42
を経てモータ部の冷却を行い、さらに前記ベアリ
ング38を潤滑させながらポンプ室26内へ案内
される。
なお、本実施例において、タービン部48の水
車52をポンプ部20のインペラ24と同一構成
のものを使用した場合、水車52側の方が圧力が
低く軸スラストの発生が異なるが、サーキユレー
シヨンによる圧力変化を利用することにより、軸
スラストをバランスさせ易くなる。
〔発明の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本発明に
よれば、従来のキヤンドモータポンプ構造におい
て、キヤンドモータ部の後部にポンプ部と同一構
成で対称的に構成したタービン部を設け、しかも
このタービン部において供給され吐出される還流
液をポンプ部の吸込口に直接循環するよう構成す
ることにより、タービン部に供給される流体のエ
ネルギーをポンプ部の運転エネルギーに有効に転
換し得ると共に、このタービン部に供給される流
体をキヤンドモータ部の運転に際してのベアリン
グの潤滑とモータの冷却に利用し、コンパクトな
設計でエネルギー回収効率の優れたキヤンドモー
タポンプを低コストに製作することができる。
なお、タービン部へ供給する流体の移送方式と
してロータ軸内に貫通孔を設けてポンプへ還流さ
せたり、あるいはキヤンドモータ部のステータ組
立の外周にジヤケツトを設けてこのジヤケツト内
に前記流体を案内してステータ組立の冷却を行い
ながらポンプ部へ還流させることも可能である。
以上、本発明の好適な実施例について説明した
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の設計変更をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動力回収形キヤンドモー
タポンプの一実施例を配管系と共に示す側断面
図、第2図は従来の逆浸透膜装置の基本系統図、
第3図は従来の逆浸透膜装置に適用された動力回
収形キヤンドモータポンプの構成配置図である。 10…原水貯槽、12…ポンプ装置、14…逆
浸透膜装置、20…ポンプ部、22…キヤンドモ
ータ部、24…インペラ、26…ポンプ室、28
…吸込管部、30…吐出管部、32…ロータ軸、
34…ステータ組立、36…ロータ組立、38…
前部ベアリング、40…後部ベアリング、42…
前部ロータ室、44…後部ロータ室、46…自動
スラストバランス機構、48…タービン部、50
…タービン室、52…水車、54…管部、56…
管部、58…自動スラストバランス機構、60…
逆浸透膜装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポンプ部とキヤンドモータ部とを接合したキ
    ヤンドモータポンプ構造体からなり、前記キヤン
    ドモータ部の後端部にタービン部を設け、このタ
    ービン部の水車を前記キヤンドモータ部を挿通す
    るロータ軸の延長部に取付け、前記タービン部に
    前記ポンプ部における吐出液の一部を還流させる
    と共にこの還流液の一部をキヤンドモータ部のロ
    ータ室内に導入するよう構成し、さらにポンプ部
    の吸込管部を原水供給源と配管接続すると共に吐
    出管部を逆浸透膜装置の供給側に配管接続し、タ
    ービン部の吸込管部を逆浸透膜装置の濃縮水吐出
    側と配管接続すると共に吐出管部を前記原水供給
    源側と配管接続するよう構成してなる動力回収型
    キヤンドモータポンプにおいて、 前記タービン部はキヤンドモータ部に接合する
    ポンプ部と同一構成で対称的に構成すると共に、
    タービン部において供給され吐出される還流液は
    ポンプ部の吸込口に直接循環するよう構成するこ
    とを特徴とする動力回収型キヤンドモータポン
    プ。
JP22893685A 1985-10-16 1985-10-16 動力回収形キヤンドモ−タポンプ Granted JPS6291693A (ja)

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